小樽市議会 令和元年第2回定例会 2019年6月17日
地域経営について
2019年6月17日、小樽市議会の一般質問で、濱本進議員が「地域経営について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。
- 質問者
- 濱本進 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 22番 濱本進
次に、地域経営について伺います。地域経営における重要な経営資源の一つである観光について伺います。平成 29 年4月に策定された、第二次小樽市観光基本計画において、小樽の観光資源を生かした主要施策の中に、日本遺産認定に向けた活動の推進が記載され、小樽市は平成 30 年5月にシリアル型の日本遺産、北前船寄港地・船主集落に追加認定されました。また、本年5月には同じくシリアル型の日本遺産、炭鉄港が認定されました。そして現在、来年1月に小樽市単独の地域型日本遺産の認定申請を目指して、小樽市歴史文化基本構想の策定を終え、この後の作業を進めていると思いますが、現在の進捗状況、見通しについてお聞かせください。日本遺産認定の目的は、魅力あふれる有形・無形のさまざまな文化財群を地域が主体となって総合的に整備、活用して地域の活性化を図ることが目的であり、その効果は地域の認知度が高まるとともに、地域のブランド化などにも貢献して地方創生に資するとあります。つまり、日本遺産認定は一つのゴールであると同時に、新たなるスタートであると理解しております。小樽市は、道内では唯一、シリアル型で二つの認定を受けていますが、それぞれの今後の取り組みについて、具体的な事業などが予定されているのであればお聞かせください。また、地域型の認定を得られた場合、その後の取り組みについて、現時点での展望があればお聞かせください。あわせて、小樽が参考とすべき取り組みの事例があればお聞かせください。次に、同じく小樽における地域経営の大事な資源である港湾について伺います。戦前、戦後の一時期までは小樽港の役割の大部分は物流でありました。現在は、残念ながら物流の役割は減少して、クルーズ船の来航に象徴されるように、観光面の役割が増加、拡大していると理解しています。これからの小樽港の整備の方針は、今まで以上に観光に目を向けることと考えております。第6次総合計画、小樽港将来ビジョン、観光基本計画、第7次総合計画などにおいても、小樽港の位置づけ、将来の姿について、観光面の整備の必要性、可能性について言及しています。民間においても小樽港第3号ふ頭及び周辺区域の整備について提言がなされています。さらに、第2次小樽市都市計画-17-マスタープランの素案において、小樽港第3号ふ頭及び周辺区域を自然景観などの特性を生かした魅力ある空間をつくる区域に位置づけています。市長は、第3号ふ頭及び周辺区域の将来像の実現についてどのようにお考えなのでしょうか、お聞かせください。また、第3号ふ頭及び周辺区域の整備に関しては民間との連携が必要と考えますが、何か具体的に取り組んでいるものがあればお聞かせください。次に、国土交通省は市町村や港湾管理者、特定非営利活動法人などによって港づくりとまちづくりを連携させて、港とまちづくりを目指すためにみなとオアシス制度をスタートしています。道内の港湾においても、函館港、江差港、室蘭港、稚内港などが既に認定されています。小樽港でも令和2年度の申請を目指したいとのことですが、どのような状況なのかお聞かせください。以上、再質問を留保して終わります。(拍手)
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、地域経営について御質問がありました。初めに、地域型日本遺産の認定申請に向けた進捗状況と見通しにつきましては、本年3月に第1回小樽市日本遺産推進協議会を開催し、申請に向けた体制などを協議した結果、ストーリーと地域活性化計画を検討する二つのワーキンググループの設置を決定し、5月 31 日に第1回目のストーリー検討ワーキンググループを開催したところであります。今後、地域活性化計画検討ワーキンググループを並行して開催する中で、それぞれのワーキンググループの原案をまとめ、協議会での協議・決定と文化庁への事前相談を経て申請書として取りまとめ、来年1月の期限までに申請を行う予定であります。次に、シリアル型日本遺産で取り組む事業につきましては、北前船の今年度実施する事業としましては、北前船日本遺産推進協議会において、旅行情報誌への北前船情報の掲載や、インターネットにより無料で受講ができる北前船オンライン講座のコンテンツ制作を予定しております。また、市が独自に実施する事業といたしましては、本年 10 月に石狩市と共同で開催する北前船寄港地フォーラムや、舞鶴便のフェリーでの北前船船上講座などを予定しております。また、炭鉄港では炭鉄港推進協議会の地域活性化計画において、構成文化財を案内するためのマニュアル作成と講習会の開催、日本遺産の認知度向上と地域の気運醸成を図るためのフォーラム開催、炭鉄港関連資料を残すためのデジタルアーカイブ構築などを予定しているとともに、市が独自に実施する事業といたしましては、炭鉄港ストーリーと構成文化財を活用した教育旅行誘致や、小樽港の開港 120 周年を記念するパネル展など、五つの事業を予定しております。次に、地域型日本遺産における取り組みの展望と参考とすべき取り組み事例につきましては、まず、取り組みの展望では、現在、ストーリー及び地域活性化計画の原案がまとまっていないためお示しできる段階ではありませんが、歴史や文化は本市の強みでありますので、その魅力を活用することで地域の活性化に結びつくような取り組みとしてまいりたいと考えております。また、地域型の地域活性化計画策定に当たっては、市が昨年実施した日本遺産シンポジウムの際に紹介された、宿泊客をふやす取り組みである「日本一の朝プロジェクト」や、尾道市で開催された北前船寄港地フォーラムにおいて提案がありました、北前船の寄港地を現代の名産品でつなぐ取り組みなどがありますので、こうした事例を参考にしながら検討してまいりたいと考えております。-18-次に、第3号ふ頭及び周辺区域につきましては、小樽観光の新たな魅力づくりとして、平成 26 年度に第3号ふ頭及び周辺再開発計画を策定したところであります。しかしながら、計画全体の実現につきましては、物流機能の移転・再配置、財政負担、さらには民間活力の導入など課題も多いことから、段階的に進めていく必要があると考えております。このため、第1段階として、現在、大型クルーズ船対応の岸壁整備を進めているほか、去る6月4日には経済界や観光業界との意見交換の場として、第3号ふ頭を核とした魅力づくり連絡会議を開催し、今後、上屋への旅客ターミナル機能の導入や駐車場の整備、さらには第3号ふ頭基部の整備について御議論をいただくことになっております。私としても、本件は港湾振興、観光振興の両面から重要な案件と捉え、先進地の視察を重ねているところであり、前向きに取り組んでまいりたいと考えております。次に、みなとオアシスにつきましては、登録後の運営等に当たっては、民間事業者との連携が不可欠であり、先ほど述べた第3号ふ頭を核とした魅力づくり連絡会議において、みなとオアシスの運営主体や構成施設、活動計画などについて意見交換を行い、市として課題を整理した上で令和2年度の申請を目指してまいりたいと考えております。(「議長、22 番」と呼ぶ者あり)
質問 22番 濱本進
市長、御答弁ありがとうございました。何点か聞きたいことはありましたけれども、この後の予算特別委員会等でお伺いしたいと思いますので、私はこれで終わります。