みんなの議会

小樽市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月12日

(1)ふれあいパス事業について/(2)除排雪について

2017年9月12日、小樽市議会の一般質問で、千葉美幸議員が「ふれあいパス事業について」「除排雪について」について質問し、市長 森井秀明が答弁しました。

質問者
千葉美幸 議員
答弁者
市長 森井秀明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 千葉美幸

第4項目め、ふれあいパス事業について伺います。本事業は、高齢者の生きがい対策事業として、小樽市では 20 年にわたって事業が続けられてきました。高齢者の社会参加を促し、健康と生きがいづくりに寄与することを目的としている、ふれあいパス事業は、70 歳の対象年齢になった市民から小樽市や事業者が負担してくれていることに対する感謝の声がたびたび聞かれます。しかし、小樽市としては、今後、高齢者の増加に伴い、事業費の増大が見込まれるため、事業継続に向けた見直しを図るためのアンケート調査や、その結果をもとに議論も継続して行われてきているところです。利用者、小樽市、そして事業者の負担の協力の中で成り立ってきた事業でありますが、年度途中の補正予算が計上されていることに不信感を抱いておりますので、今までの経緯も含め、何点か伺います。初めに、ふれあいパス事業の負担見直しについて、平成 24 年度に施行された行政評価で、見直しが必要である特定事業として位置づけられたことや、平成 25 年度には北海道中央バス株式会社から負担軽減の申し入れがあり、平成 26 年度のふれあいパス事業の負担について検討がなされました。この時点でのバス事業者からの申し入れは、どのような内容だったのでしょうか。お聞かせ願います。また、現行の負担である利用者 120 円、市 70 円、事業者 30 円となった協議の経緯について説明願います。この後、本市では平成 27 年9月に、小樽市ふれあいパス利用状況調査結果及び制度の見直し検討を議会に報告しています。この中で、事業予算1億 5,000 万円を目途に、事業設計見直しを行うと報告があったと記憶しておりますが、この予算金額の根拠について説明してください。今回、議案として提出された、ふれあいパス事業費の補正予算は、バス事業者の負担をゼロにするものです。この平成 29 年度のふれあいパス事業実施の件について、バス事業者と本市の協議の経過はいつどのように話がなされ、最終的に事業者負担の見直しがされたのか、概要については説明を受けました。しかし、これまでの議会議論の内容からも、バス事業者負担をなくする提案は余りにも唐突であり、我が党としては安易に容認はできないものと考えております。その理由の一つに、この補正予算は利用者負担はふえないものの、市民負担がふえることにつながるからであり、このような事態になった交渉の経緯について聞かなければなりません。まず、平成 29 年に入ってから、北海道中央バス株式会社が本市に求めた負担軽減について、ゼロ負担を求められた時期についてお答えください。次に、具体的な提案内容についてですが、赤字路線が多い本市のバス路線について、バス事業者が負担の軽減や撤廃を求めてくるのは、民間企業として当然のことであると考えます。しかし、自治体としては市民負担を少しでも軽くし、制度を維持、継続できるようしなければなりません。この両者の考えの最終地点をどこで折り合いをつけていくのか、本市の交渉カードが幾つか必要であったと考えます。本市では、どのような負担軽減の提案をなさったのか、内容をお聞かせ願います。最終的に、10 月から来年3月までの事業者負担をゼロとし、今定例会には 2,670 万円の補正予算が計上されています。補正額の内訳と試算内容について説明願います。また、利用者負担 120 円を変えずに、本市負担 100 円とした場合、平成 30 年度予算はどのぐらい負担がふえ、全体の予算額はどのぐらいと試算されるのか説明願います。今回の交渉で来年度以降の負担については、どのような協議がなされたのか、本市が考えていた案についてもお聞かせ願います。お聞きした協議内容の対応では、バス事業者から平成 29 年3月、例年どおりの協定内容だと事業への協力は難しい、5月には今年度からの事業者負担を撤廃、または軽減すること、6月には具体的な金額の提示はなかったものの、今年度からの減額と予算を補正しての対応を求められ、それを条件に協定を締結する要望が出ています。市側が交渉するたびに、条件のニュアンスが厳しくなっていると思いますが、この要因について市長はどのような見解をお持ちなのかお聞かせ願います。そもそも毎年度事業者との協定を結ぶ事業であるにもかかわらず、協議が調っていないこと、その中で協定を結ぶに至っていなかったことが当初予算を議決した第1回定例会にも、その後の第2回定例会にさえ、一切報告が議会になされなかったことは、大きな問題と考えています。これは、予算審議に当たって、必要な情報を議会に伏せたまま当初予算の議決を得ることになりますが、そのような意識はなかったのか、理由についても伺います。以上、4項目めの質問を終わります。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

ただいま、ふれあいパス事業について、御質問がありました。まず、平成 25 年度時点での北海道中央バス株式会社からの負担軽減の申し入れにつきましては、平成26 年度の事業者負担の見直しがなされない場合、今後の事業継続困難であるとの強い申し入れが、平成25 年 10 月にあったところであります。次に、現行の負担が利用者 120 円、市 70 円、事業者 30 円となった協議の経緯につきましては、平成26 年3月までバス運賃は 210 円、負担割合は、利用者 110 円、市 60 円、事業者 40 円でした。バス事業者から平成 25 年に事業継続が困難であるため、負担を減額してほしいという強い申し入れがあり、協議した結果、事業者負担分の 10 円と、運賃改定の分の 10 円を利用者と市、それぞれに転嫁いたしました。次に、平成 27 年9月に事業予算1億 5,000 万円を目途に、事業設計の見直しを行うとした金額の根拠につきましては、平成 26 年度に負担割合の見直しを行ったことにより、事業費が大幅に膨らんだこと、今後も高齢者の増加に伴い、ふれあいパスを含め高齢者対策に係る事業費が増大していくことが見込まれたことから、今後も制度を維持していくためには、市が将来にわたり負担できるめどとして、当時の決算額をベースに設定したというのが根拠であります。次に、平成 29 年に入ってから、北海道中央バス株式会社が本市にゼロ負担を求めた時期につきましては、7月 10 日であります。次に、本市が北海道中央バスに対して提案した負担軽減の内容につきましては、実務者レベル協議の中で、平成 28 年度に本市が実施したアンケート調査の結果を勘案しながら、平成 30 年度以降の事業実施につき、負担軽減の協議をしたいと申し入れたところであります。次に、2,670 万円の補正額の内訳と、試算内容につきましては、事業者負担割合が変更予定である平成 29 年 10 月から平成 30 年3月までの6カ月間の利用回数を予測するに当たり、平成 29 年4月から7月の利用実績数と平成 28 年の4月から7月の利用実績数を比較して、利用割合の増減率を算出し、その増減率を平成 28 年 10 月から平成 29 年3月の利用実績に乗じて、平成 29 年 10 月から平成 30 年3月の利用枚数を算出いたしました。その値に、各バス事業者の負担軽減額を乗じたものが今回、提案した額となっております。次に、利用者負担 120 円を変えずに、本市負担を 100 円とした場合、年度予算はどのくらい負担がふえ、全体の予算額はどのくらいと試算されるのかにつきましては、平成 30 年度については、対象者が増加することもあり、JR券も含め全体として2億 1,000 万円程度になるものと推計しております。平成29 年当該事業の当初予算は、1億 5,684 万 8,000 円ですので、約 5,300 万円の予算増になると見込んでおります。次に、今回の交渉で、来年度以降の負担についてどのような協議がなされたのか、また、本市が考えている案につきましては、現在、来年度以降の事業実施についての協議は行っておりませんが、この制度を維持していくためには、市としての負担が大きいことから、負担軽減に向けて制度変更も含め検討することが必要であり、新たな制度を構築するまでは、負担割合については、今回提案している市の負担 100 円という内容のまま続けざるを得ないものと考えております。次に、市側が交渉するたびに、条件のニュアンスが厳しくなっている要因についての、私の見解につきましては、事業者との負担割合の協議は、制度開始以降、長年の課題となっておりました。平成 26年度に事業者負担軽減を行ったのを最後に、協議が進展しなかったことから、今回の踏み込んだ要請につながったのではないかと想像いたします。次に、予算審議に当たって必要な情報を議会に伏せたまま、当初予算の議決を得ることになるという意識がなかったのかどうかにつきましては、北海道中央バス株式会社からは、3月9日に負担割合変更の申し入れがありましたが、もし、変更する場合においても、市としてすぐに判断できるものではなく、その申し入れに対して事業者との十分な協議や庁内議論を経て、議会に報告できるものと考えておりましたし、また、市としては、当初の案のとおりに協定締結に向けて協議を進めていたことから、何かを故意に伏せていたというような意識はございませんでした。

質問 2番 千葉美幸

5項目め、除排雪について伺います。初めに、今年度の除排雪の内容について伺ってまいりたいと思います。今年度の除雪費補正予算 12 億 9,700 万円が計上されています。今回の補正予算の委託費算出は、累計降雪量が異なる主に過去5カ年の除排雪の作業量を分析し、算出したとの説明ですが、除雪回数、排雪量について、過去5カ年の作業量と今年度予算の基礎とした作業量をお示し願います。次に、共同企業体の構成員数について伺います。森井市長は就任後、より多くの事業者に参加していただき、企業の育成を図るなどしていきたいと、議会の猛反発を受けながらも構成員数を2社以上から4社とし、入札不調の失態を犯し、市民に不安を与えたこともありました。今回、競争入札等参加申請に必要な要件である構成員数を地域総合除雪業務等について、3社以上とすることを検討中としています。検討中にする必要があるのか、理由について明確にお答え願います。共同企業体除雪業務代表者要件の変更案が示されましたが、関連している道路除雪等業務の登録要件も変更しています。その中の事項に、審査基準日から過去5年間、毎年、除排雪業務の実績があることとありますが、この除排雪業務とは、具体的にどのような業務なのか説明願います。次に、代表者要件の適格性を判断するY点の導入についてです。以前から、条件としていた小樽市指名競争入札参加資格名簿において、工事種別、土木、または舗装で登録され、かつ、土木A1、A2ランク、もしくは舗装の総合評点 1,100 点以上の者と、企業の経営状況を示す一要素であるY点 700 点以上の者となりました。Y点 700 点以上とした根拠と意味について説明願います。また、総合評点ではないため、判断基準として問題があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。問題がないというのであれば、その理由についてもお聞かせ願います。次に、排雪の考え方についてです。排雪作業は、職員や除雪業者がパトロールを行い、道路脇の雪山が大きくなり、これ以上の対応が困難になった時点で、必要な時期、必要な箇所に排雪作業を実施していると繰り返し答弁なさっております。これにより、排雪路線でありながら、一度も排雪に入らなかった路線では、要望や苦情がふえたのは明らかで、市内を走るバス路線の一部では、道幅が狭くなり、運行ができなくなる事態が発生し、市民生活にも大きな影響が出ました。また、特に配慮が必要な通学路では、そのことに配慮せず、排雪作業の実施判断をするのは、子供たちの安心や安全を確保できず問題です。ことしの排雪路線、バス路線、通学路の排雪作業実施の判断について、それぞれ説明願います。また、除雪対策本部で行っている排雪作業実施までの流れを聞くと、排雪のタイミングにタイムロスがあることや、必要なときに業者でダンプが手配できないなどの課題があると聞きます。効率的に業務が流れるよう、地域の状況を把握している各ステーションに判断を任せるなど、業務フローの見直しを検討すべきと考えますが、市長の見解を伺います。次に、小樽市の除雪費の抑制に向けた取り組みについてですが、市長は、雪押し場の拡充と業務管理体制の強化による効率的な除排雪の執行を進めているとおっしゃっています。市長就任から2年間で拡充された雪押し場の箇所数と抑制の効果についてお示し願います。また、管理体制の強化によって、どのような効果が出ているのかお示しください。この2年間の議会議論や除雪業者、市民の声を聞いて感じるのは、除雪費の抑制について排雪を行わない、抑制をすることを進めていると考えますが、市長の見解を伺います。次に、昨年度試行的に実施した第3種路線、いわゆる生活道路の一部における除雪作業強化の取り組みについてです。市内 821 カ所、延長 127 キロメートルのうち、60 カ所 10.8 キロメートルを対象に圧雪管理としていたところを 15 センチメートル以上の降雪が見込まれる場合に、除雪作業を行いました。この路線の平均出動回数、予算に対する決算額について説明してください。また、試行により排雪経費の増加や貸出ダンプの利用箇所数について変化はなかったのか伺います。さらに、昨年度試行された 60 カ所の今年度の対応について、お考えをお聞かせ願います。第2回定例会、我が党の斉藤議員の会派代表質問で、今後も検証を続けるとともに、さらなる改善を図っていくと御答弁されていますが、具体的に検証の内容について説明してください。また、改善を図っていかなければならない課題についてお聞かせ願います。第3種路線については、市民から除雪要望が多い道路ですが、今年度の試行箇所は 176 カ所、延長については 29.13 キロメートル予定し、昨年度よりも拡大して試行されます。今回試行される第3種路線の選定理由について、また、補正予算 1,220 万円について説明願います。今後の本格実施に向けて、除雪可能な全ての第3種路線を対象とすることも視野に入れ、検証を進めているのかお聞かせ願います。また、その場合、予算規模をどのくらいと見込んでいるのかについてもお示しください。次に、貸出ダンプ制度について伺います。昭和 54 年度から始まった貸出ダンプ制度は、町会等が自主的に生活道路の排雪を行う際に、市が無償でダンプを派遣し、運搬処理を行う制度ですが、本制度は昨年度より見直しが進められ、特例として認めてきた空き地などに積んでおいた雪の貸出ダンプ利用を廃止しました。これは、利用していた市民に大きな影響が出たと考えられます。昨年度、この特例の廃止により、利用できなくなった雪堆積場の状況について説明願います。また、利用していた団体からは、どのような要望が届いているのかについてもお聞かせ願います。市は、堆積場の雪の中に、住宅敷地内の雪も含まれ、色分けができないと説明し、対象外としました。利用道路の幅員と距離、貸出ダンプの利用日までの降雪量などをもとに、利用可能な運搬量を算出するなどし、雪堆積場の利用法を検討できないのか市長の見解を伺います。この質問の最後に、今年度から対象外とされる排雪第2種路線について伺います。市が行う排雪と重複箇所があることから、昨年度の実績で 27 カ所が対象外となるそうです。市がしっかり除排雪を行うそうですが、対象外となる路線の延長と予想される排雪量、増加する排雪予算を幾らと見込んでいるのかお伺いいたします。以上、5項目めの質問を終わります。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

ただいま、除排雪について御質問がありました。初めに、今年度の除排雪の内容についてですが、まず、過去5カ年の作業量と今年度予算の基礎とした作業量につきましては、除雪第1種路線の平均除雪回数の実績は、平成 24 年度は 33 回、25 年度は 25回、26 年度は 23 回、27 年度は 30 回、28 年度は 27 回で、平成 29 年度予算の基礎としたのは 29 回であります。次に、除雪第2種路線の平均除雪回数の実績は、平成 24 年度は 22 回、25 年度は 17 回、26 年度は 15回、27 年度は 21 回、28 年度は 19 回で、平成 29 年度予算の基礎としたのは 21 回であります。次に、排雪量の実績は、平成 24 年度は約 73 万立方メートル、25 年度は約 72 万立方メートル、26 年度は約 77 万立方メートル、27 年度は約 27 万立方メートル、28 年度は約 38 万立方メートルで、平成 29年度予算の基礎としたのは、33 万 7,000 立方メートルであります。次に、共同企業体除雪業務の構成員数につきましては、本年度の地域総合除雪業務の入札に参加することが可能な業者を9月 22 日までに道路除雪等業務に登録された業者としており、構成員数を決めるためには、この登録状況等も勘案することが必要であることから、検討中としたものであります。次に、除排雪業務の内容につきましては、例えば道路や駐車場等での除雪作業や排雪作業であります。次に、共同企業体除雪業務の代表者要件の変更につきましては、道路除雪等業務の登録要件をこれまで建設業の一部の業者のみが登録できたものを、今年度から一定の要件を備えた業者が登録できるようにしたことから、建設業以外の業者も代表者になれるよう、要件の変更を検討したものであり、その中の一つの要件として、経営状況分析評点Yに相当する点数、いわゆるY点を 700 点以上としております。Y点を採用するのは、代表者になる企業が一定程度の経営状況であることが必要であると考えたからであり、700 点を採用したのは、経営事項審査では 700 点が平均点になるようにY点が設定されていることや、代表者要件の一つにY点 700 点を採用している都市があったことなどを総合的に勘案したものであります。また、経審の総合点については、公共事業の入札のランクづけに使用されるなど、重要な指標ではありますが、建設業以外の業者が総合点を算出することができないことから、これまでの小樽市指名競争入札参加資格者名簿における工事種別、土木または舗装のランク等による要件のほかに、Y点の要件を加えたもので、特に問題はないものと考えております。次に、ことしの排雪作業実施の判断につきましては、限られた財源の中で全ての排雪路線で作業を行えるような予算を確保することは困難であります。そのため、職員や地域総合除雪業者がパトロールを行い、まず、かき分け除雪や拡幅除雪を行い、道路脇の雪山が大きくなり、これ以上の対応が困難になった時点で、排雪作業を実施する一連の手順に沿って判断してまいります。なお、バス路線については、バス事業者と学校周辺については教育委員会と連携をより密にして、現地の確認や除排雪作業の判断をしてまいりたいと考えております。次に、排雪作業を実施する一連の手順につきましては、これまで同様に、排雪作業に関する一連の手順に基づき、計画的に進めてまいりますが、排雪作業に急を要する場合は、道路の交通量や沿道状況にもよりますが、これまでの実績にとらわれない作業時間やダンプトラックの規格等を選択するなど、迅速な対応ができる体制について、市としての方針を固め、今年度の地域総合除雪に反映してまいりたいと考えております。次に、雪押し場につきましては、雪押し場の確保の取り組みについては、除雪懇談会や、広報おたるなどで雪押し場の提供を呼びかけているほか、昨年度は第1・第5ステーション管内の町会に情報の提供等をお願いしているところであり、本年度は第7ステーション管内の町会に情報提供をお願いする予定であります。平成 28 年度は、約 450 カ所確保できましたが、所有者の都合等により、平成 26 年度に比べ約 20 カ所減少しております。また、雪押し場の確保による除雪費の抑制につきましては、雪押し場の使用は効率的な除雪作業を行う上で効果があるものと考えておりますが、雪押し場の位置、広さ、沿道の除雪頻度等、条件が多様であることから、この効果を数値でお示しすることはできません。次に、業務管理体制の強化による効果につきましては、七つのステーション業務と、雪処理場管理業務を平成 27 年は担当職員8人、車両4台で管理しておりましたが、平成 28 年度はこれを強化して、担当職員 13 人、車両8台で管理したことから、パトロール体制の強化が図られ、除排雪作業の適切な管理につながっているものと考えております。次に、排雪作業につきましては、限られた財源の中で、全ての排雪路線で作業を行えるような予算を確保することは困難でありますが、例年の通年ベースの予算と比較をしても、排雪抑制と言われるような予算計上はしておらず、その中で適正な予算執行に努めてまいりたいと考えております。そのため、職員や地域総合除雪業者がパトロールを行い、まず、かき分け除雪や拡幅除雪を行い、道路脇の雪山が大きくなり、これ以上の対応が困難になった時点で、排雪作業を実施する一連の手順に沿って進めており、結果として排雪に至らない路線が生じたものであり、御指摘のような排雪を抑制したものではありません。次に、試行的に実施した除雪第3種路線の一部での除雪作業の強化につきましては、平均出動回数は15 回であり、平成 28 年第3回定例会後の時点でのこの施策に係る予算は 750 万円であり、決算見込み額は 620 万円であります。次に、除雪第3種路線の試行路線と排雪経費等の変化や今年度の対応につきましては、当該試行路線60 カ所のうち、路線排雪作業を実施したのは、平成 28 年度は 19 カ所であり、試行前の平成 27 年度に比べ1カ所ふえており、貸出ダンプ制度の利用においては、平成 28 年度は 18 カ所であり、試行前の平成 27 年度に比べ1カ所減っております。この試行は、除雪回数を増加させただけのものであり、排雪経費や貸出ダンプ制度の利用に変化を及ぼすものではないため、試行によるこれらの変化をお示しすることはできません。また、この 60 カ所につきましては、今年度も試行を継続してまいりたいと考えております。次に、試行で実施した第3種路線の除雪作業の検証や改善につきましては、除雪第3種路線の一部において、これまで主に圧雪管理としていたところを、15 センチメートル以上の降雪が見込まれる場合に、除雪作業を行ったことで、がたがた路面やわだちが解消されるなど、道路状況の改善が見られたことから、おおむね効果があったものと検証しております。また、改善点としましては、これらの路線の中には、路上駐車のため、除雪回数が少ない路線があったことなどから、沿線の方々に除雪作業への協力を要請してまいりたいと考えております。次に、今年度、除雪作業の強化の試行を予定している除雪第3種路線の選定などにつきましては、昨年度実施した 60 カ所のほかに、道路幅員や勾配、昨年度の除雪回数を考慮して選定しております。また、この施策に係る予算額 1,220 万円は、選定した路線で7回の除雪作業が増加することを想定し、算出したものであります。次に、今後の除雪第3種路線での除雪作業の強化につきましては、本施策は昨年度から除雪第3種路線の全延長の約1割の延長で試行しているものであり、除雪可能な路線等を確定するには、作業実績を検証し、課題を整理し、解決していくことを繰り返すことが必要であり、除雪作業を強化する路線を拡大したいとの思いはありますが、現時点でどの程度まで拡大できるかは不明であるため、予算規模についてもお示しすることはできません。次に、貸出ダンプ制度についてですが、まず、雪堆積場の状況等につきましては、昨年度から利用を制限したことにより、みずからの費用で排雪を実施したことで負担増となった利用団体があったと聞いております。また、昨年 11 月の除雪懇談会やその後の個別の問い合わせなどのときに寄せられた主な意見は、「道路の雪しか堆積していないのに、対象外とされた」「道路幅が狭く、雪堆積場はどうしても必要である」「利用者の経済的な事情に配慮していない」などであります。次に、雪堆積場の利用方法の検討につきましては、貸出ダンプ制度は、長年運用されてきた中で特例が拡大解釈され、本来対象外である道路以外の雪が排雪されるようになってきたことから、生活道路の交通を確保するという制度の原点に立ち返り、真に市民の皆様のために公平に活用されるよう、制度の見直しを行ったものであり、今後とも制度本来の目的に沿った運営に努めてまいりたいと考えております。また、御提案いただきました利用方法は、現場条件が多岐にわたり、利用可能な運搬量の算定や、現場確認に膨大な労力が必要となることから、直ちに実施することは難しいものと思われます。次に、対象外となる排雪第2種路線の延長と、排雪量などにつきましては、平成 28 年度の利用実績で見ますと、該当する 27 カ所の路線総延長は約8キロメートル、排雪量は約1万立方メートル、この分を市の地域総合除雪で排雪する予算は、雪処理場までの距離によって単価は変わりますが、平均単価で試算いたしますと、約 800 万円を見込んでおります。

出典:小樽市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月12日 議事録 PDF(83ページ) 間違いを知らせる