小樽市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月15日
(1)既存街路防犯灯LED化推進事業について/(2)地域公共交通について
2017年6月15日、小樽市議会の一般質問で、山田雅敏議員が「既存街路防犯灯LED化推進事業について」「地域公共交通について」について質問し、市長 森井秀明、建設部長 上石明が答弁しました。
- 質問者
- 山田雅敏 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明、建設部長 上石明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 23番 山田雅敏
平成 29 年第2回定例会において、一般質問を行います。今までの質問の中で、項目内容の重複があると思いますが、通告どおり質問を行います。初めに、本年度で3カ年計画の最終年度を迎える、既存街路防犯灯LED化推進事業についてお聞きいたします。この既存街路防犯灯LED化推進事業の全体の申請団体数と、計画灯数をお答えください。次に、街路防犯灯の維持費は、前年の9月から本年の8月までの電気料金支払額に対して、各町会などが加盟している小樽市街路防犯灯組合連合会を通じて、町会へ支払いをしていると聞きます。数度にわたる電気料金の改定で、一概に比較は難しいと考えますが、この事業が始まる前の平成 26 年度と比較して、平成 27 年度、28 年度の維持管理費助成金は、どのようになっているのかお答えください。次に、地域の地形による自然状況の変化が機器に与える影響で、故障頻度の差があると思いますが、この事業でLED化した街路防犯灯の更新や修理について、従来どおりの助成制度とするのか、変更するのか、お答えください。この後、本年度で更新事業が全て完了し、事業の総括が行われると考えますが、この3年の間、隣接する町会の街路防犯灯の所有が二重登録になっていたり、新興住宅地で、既に設置された街灯が町会のものなのか、市のものなのか区別がつかない問題や、福祉団体敷地に設置しているが、町会で電気料金を負担している問題など、不自然で曖昧など、さまざまな問題が、この事業で浮き彫りになったと思います。では、地域には、街路防犯灯や道路灯、市営住宅内や公園の街灯など設置されていますが、今後、町会と市の街路灯の情報共有のあり方について、どのように考えているのかお答えください。次に、町会では、少子高齢化とともに、役員の退会や都市への人口流出で、役員の減少や電気工事店の廃業などで街路防犯灯の維持管理業務に負担がかかっています。この項、最後に、この事業が完結した後、市内一円における街路防犯灯の市による一括管理、例えば電気事業組合などに修理や更新、管理を任せることによるスケールメリットや、地域年間を通した更新計画の作成ができるなどが考えられます。市内一円の市による一括管理について、御所見をお聞かせください。次に、地域公共交通について、お聞きいたします。本年4月 26 日、国土交通省で行われた地域公共交通懇談会では、これからの地域交通を取り巻く社会の変化について、このように述べています。地域公共交通は、地域住民の通勤、通学、買い物、通院といった日常生活上必要な移動を支えるとともに、趣味や余暇のための移動など、お出かけの需要を満たし、生活の質を高め、地域住民の活動を活発化させる役割を担い、単なる移動手段にとどまらず、街のにぎわいの創出や、国内外の観光客を含む地域内外の交流人口の増加などを通じ、地域経済を支える機能も備えている。さらに、過度なモータリゼーションによりもたらされた交通渋滞や環境負荷の緩和、地域住民の活動の活性化による健康増進等にも寄与している。加えて、地域公共交通は、土地の利用を誘導しつつ、都市機能の骨格を形成する機能もある。このように、地方公共交通はさまざまな分野で大きな効果をもたらすものであり、地域社会全体の活力の維持、向上のための重要な要素として捉える必要があると述べられています。最初に、これらの地域公共交通について、本市ではどのような問題があるのか。押さえている点をお答えください。また、市内バス路線について、利用者からどのような要望が寄せられているのか、押さえている範囲でお答えください。次に、平成 19 年 10 月1日に施行された地域公共交通の活性化及び再生に関する法律では、今までの道路運送法の対象は、バス、タクシー事業者に限られていたが、地方公共交通を構成する公共機関は、鉄道や船舶などもあり、これらの見直しには、これらの機関の充実や、バスとの連携強化などについても検討が必要なため、従来の道路運送法、鉄道事業法、軌道法、海上運送法という縦割り型の法制度を包括し、地域公共交通を活性化、再生するための新しい枠組みが必要とする認識のもと、つくられたと聞きます。ともすれば、これまでの公共交通計画は民間事業者の事業運営に任せ切りで検討されてきたが、この枠組みを見直し、地域の総合行政を担う地方公共団体が中心となる改正が、平成 26 年 11 月 20日に施行されたと聞きます。では、なぜ、改正されたのか。また、この改正法では、具体的にどの点を考慮し改正されたのか、お答えください。次に、地域公共交通網形成計画の策定に向け、先進地視察調査を進めていると聞きます。現在、行われた調査の内容と、道内の主な自治体の地域公共交通網形成計画の策定状況について、お答えください。さらに、本市の一つの問題例として、本市を代表するバス事業者が運航している地域間幹線系統確保維持事業に該当する路線バスの昨年の新聞記事からです。内容は、国からの補助金が打ち切りになり、赤字経営、事業縮小、撤退などの心配をしましたが、後日、例年どおりに補助金が交付されると聞き、ほっと安堵をしたことを思い出しました。その後、このバス事業者に聞き取りや情報交換はしていますか、お答えください。次に、国土交通省では、地域公共交通調査等事業を進め、地域公共交通調査事業や、地域公共交通再編推進事業を支援する制度があると聞きます。本市で、この制度の活用について検討はされていますか。お答えください。最後に、(仮称)第7次小樽市総合計画策定資料集が配布されました。第6次小樽市総合計画の評価点検の項目、安全で快適な住みよいまち、6)交通では、まだ触れられていません。そこで、第7次総合計画の各施策へ、地域公共交通網の考え方が、どのようにかかわっていくのか、お聞かせください。以上、再質問を留保し、一般質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
山田議員の御質問にお答えいたします。初めに、既存街路防犯灯LED化推進事業について御質問がありました。まず、3年間の申請団体数と計画灯数につきましては、本年5月末現在では、申請団体数は 168 団体、計画灯数は1万 1,054 灯となります。次に、維持管理費助成金につきましては、平成 26 年度は 5,488 万 7,000 円、平成 27 年度は 6,128 万円、平成 28 年度は 4,710 万 5,000 円となっております。この助成金は、前年9月から本年8月までの電気料金に対する助成となっていることから、平成 27 年度は、事業の初年度のこともあり、事業効果の期間が短く、また、電気料金の値上げの影響もあり、平成 26 年度より増加をいたしました。また、平成28 年度においては、1年間を通した事業の効果が反映されたこともあり、平成 27 年度と比較しても減少しており、想定どおりの事業効果があらわれているものと考えております。次に、LED化した街路防犯灯の更新や修理の助成制度につきましては、現在実施している更新事業は、維持管理している団体と市が相互に電気料金の負担軽減を図ることとしていることから、現時点では、従来の制度を活用していただきたいと考えております。なお、今後において、LED化が終了した機器の耐用年数や耐久性などを検証した上で、制度について検討したいと考えております。次に、町会と市の街路防犯灯の情報共有のあり方につきましては、この事業を進める中で、町会などで把握されていないものや、市で管理しているものなどが確認されたことから、課題の整理ができたものと考えており、今後も町会と連携しながら、維持管理する上で必要な情報共有を図ってまいりたいと考えております。次に、市で街路防犯灯を一括管理することにつきましては、町会の労力や経費の負担軽減、更新時の一括発注することは、一定のスケールメリットが考えられます。しかし、街路防犯灯の設置及び維持管理を市民と共同で行っていくことは、地域の実情を把握する町会みずから、地域の安全確保や防犯意識を高め、会員相互の連帯意識を築いていくことにつながるものと考えていることから、今後も引き続き、町会が維持管理を行っていくことが望ましいものと考えております。また、街路防犯灯の設置費や維持管理費の助成及び町会の負担軽減については、今後も検討してまいりたいと考えております。次に、地域公共交通について、御質問がありました。まず、本市における地域公共交通の問題につきましては、本市においては、人口減少、少子高齢化に伴い、公共交通の利用者が減少しているほか、バス事業者からは、乗務員などの担い手が不足しているなど、将来にわたり地域公共交通の維持確保が難しい状況になっているものと認識しております。また、市内バス路線について、利用者からの要望につきましては、高齢者の乗り継ぎの負担を解消するため、塩谷海岸からぱるて築港までの路線新設や、鉄道とバスの相互の乗り継ぎを円滑にするため、小樽築港駅停留所の移設などの要望が寄せられております。次に、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律の改正につきましては、平成 25 年 12 月に、交通に関する施策を総合的かつ計画的に推進する目的として制定された交通政策基本法の基本理念にのっとり改正されております。この改正法では、持続可能な地域公共交通網の形成に資する取り組みを推進することを加えるとともに、地方公共団体が中心となり、まちづくりと連携し、面的な公共交通ネットワークを再構築することとなっております。次に、本市の行った調査の内容などにつきましては、今後、行政が中心となり、まちづくりと連携し、面的な公共交通ネットワークの再構築に取り組まなければならないことから、行政として地域公共交通に対する役割や責務、課題などを把握するため、函館市、帯広市、千歳市など6市に訪問し、協議会の委員の選定や運営、網形成計画策定などについて調査をしたものであります。また、道内の主な自治体の地域公共交通網形成計画の策定状況につきましては、平成 29 年3月末現在で、函館市や千歳市など、10 市町で策定されております。次に、バス事業者への聞き取りなどにつきましては、定例会議としては、平成 24 年度から市とバス事業者との間で開催をしており、ダイヤ改正、ふれあいパス、ノンステップバス導入、市内バス路線の課題などについて意見交換を行ってきたところであります。次に、本市で地域公共交通調査等事業の制度の活用につきましては、地域公共交通網形成計画の策定に当たっては、本市の地域公共交通の現状や課題を把握するため、データの収集、分析、アンケート調査などが必要となることから、制度を活用してまいりたいと考えております。次に、次期総合計画へ地域公共交通網の考え方がどのようにかかわっていくのかにつきましては、地域公共交通網のあり方については、今後の重要課題の一つであると認識をしておりますので、次期総合計画にも何らかの形で登載していくものと想定をしており、その内容等につきましては、今後の策定作業の中で検討してまいりたいと考えております。(「議長、23 番」と呼ぶ者あり)
再質問 23番 山田雅敏
それでは、再質問をさせていただきます。まず、御答弁のあった街路防犯灯です。町会で今までどおりの管理をしてくれということですが、町会としても、いろいろと役員のなり手、また、市による一括メリットもあるので、そういった点では、再度、その管理のあり方について、もう一度御答弁をお願いいたします。それと、地域公共交通についてです。中央バスと、いろいろバス事業者とお話をされているというのは、よく聞きましたけれども、この中で、私が聞いている範囲では、平成 26 年以降からいろいろと要望を出しているということなのです。それで、27 年、市長が就任された後、このような要請はなかったのか。これが2点目の質問。それから、28 年に入って、11 月、運輸局に市長が訪問されているということを聞いております。このときには、どのような方とどのようなお話をしたのか、それを聞かせていただきたい。それが3点目。それと、いろいろとバス事業者と協議をされているという、そういうものがあります。その中で、実際に5月 10 日に事業者に対しては、このアンケート調査やセミナー、また、国の施策の動向の把握など、そういうことを回答しています、そのバス事業者とですね。なぜ、それでは、この3項目が突然、この5月 10 日に出されたのか。それと、この出されたときには、設立を後へずらす、そういう意図があったのではないか。それが4項目。それと、今回の小樽市が単独事業で銭函ということで前回、佐々木議員にもお話をされたと思いますが、これについて、この銭函、もし、言えるのであれば、どうして決められたのか、その項目をお答えください。
答弁 建設部長 上石明(建設部長は2019年2月まで)
山田議員の再質問にお答えいたします。初めに、街路防犯灯についてですけれども、この事業は、昭和 36 年に、防犯灯等整備対策要綱というのが閣議決定されまして、全国的に明るいまちづくり運動を開始したのがきっかけになっております。それで、小樽市も昭和 37 年に設置助成の規則を制定し、事業が始まったというものになっております。この事業につきましては、やはり市が設置をする場合、さまざまな制約が出るため、希望された場所への設置が必ずできるとは限らない。また、そのため、地域住民の自治意識に基づいた設置を、市が支援することが望ましいということで取り組んでいるものであります。また、やはり市民と共同で行っているということは、先ほど、市長からも答弁がありましたとおり、夜間における犯罪の抑制、抑止効果はもちろんですが、地域の実情も把握する自治体みずからが、地域の安全確保や防犯意識を高め、会員相互の連帯意識を築いていくということが、最初の目的として始まっているものでありますので、現在も今後も引き続き、この地域の皆様で維持管理をしていただきたいというふうに、現在は考えております。ただ、先ほど、議員からも御質問がありましたとおりに、今回、この3カ年で1回整備を終えた後、確かに、人口減少の中で負担が、今回、LED化することによって減ると思いますけれども、やはり人口も減るということは、町会の人たちも、一人一人の御負担もふえていくのではないかなということは、想定されますので、今後、1回この事業が終わった後、やはり市としても、この3カ年で3億円を超える事業というふうになっておりますので、そういったこともきちんと検証した後に、今後、この街路防犯灯のあり方という部分は、再度検討する必要があるのではないかというふうに考えております。また、中央バスの関係ですけれども、27 年度に要請はなかったかと御質問なのですけれども、申しわけありません、私が把握しているところでは、28 年に入ってから、中央バスから要請という形は来ております。その以前に、確かに、それ以前からは、中央バスから協議会の設置の要望は確かにありましたけれども、27 年度については、なかったかなというふうには記憶をしているところであります。(「議長、23 番」と呼ぶ者あり)
再質問 23番 山田雅敏
あと、細かい点については、予算特別委員会で行いますので、質問は終わります。