小樽市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月13日
森井秀明市長の政治姿勢について
2017年6月13日、小樽市議会の一般質問で、斉藤陽一良議員が「森井秀明市長の政治姿勢について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤陽一良 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 斉藤陽一良
平成 29 年第2回定例会に当たり、公明党を代表して質問いたします。森井秀明市長の政治姿勢について、伺います。まず、行政運営全般についてであります。我々公明党は、これまで議論されてきた多くの問題、具体的に言えば、ドリームビーチの市営開設、参与の任用、平成 27 年6月1日の人事異動、副市長の選任おくれ、除雪共同体の構成員数変更、貸出ダンプ制度の見直し、後援会通信、公用車の私的使用、高島観光船事業、議員の議会発言への名誉毀損訴訟の提起とそれへの市長発言、市長の排雪現場への介入、商工会議所や議員の各種協議会や審議会からの排除など、どの問題をとっても、何か先入観を持って森井市長をいじめてやろうとか、森井市長を市長の座から引きずりおろそうなどとの意図をもって攻撃したというものは一つもありません。我々が考えて、こうあるべきという市民全体の利益に照らして、プラスになるのかマイナスになるのかという是々非々の立場から判断して議論を行ってきたところであります。むしろ、5者体制云々とありもしない幻想をつくり上げ、ドン・キホーテよろしくはた迷惑に所構わず大なたを振り回し続けているのは森井市長のほうであります。森井市長は、市長として、ある案件について、それを議会などに問題提起し、最終的に一定のコンセンサスに導くプロセスにおいて、多くの人を納得させるに足る独自の見識、あるいは方法論を必ずお持ちだと思います。それについてお示しください。ある案件について、関係者に事前説明を行い、そこで意見を聴取して、やりとりの後、たたき台などを示し、部分修正などが必要であればそれを行った上で正式な議論に進むというのがほぼ一般的な方法と考えます。これに対して森井市長のやり方は、これまで見ていると、決定すべき内容それ自体が多くの市民から賛同を得ることが難しい特定の人の意見や利益に基づくため、あえて反対が予想されるような事前説明や意見聴取を行わず、殊さらそれを避けて決定を先行させるために、議論が後手に回って紛糾するというケースが多いように見受けられます。(「そうだ」と呼ぶ者あり)森井市長には、今後、政策決定に際しては、みずからの後援会関係者などの特定の意見や利益に配慮するのではなく、多くの市民、小樽市民全体の立場に立った意思決定や行政運営を期待したいと思いますが、見解をお示しください。次に、議会対応についてであります。本年第1回定例会の冒頭、森井市長は、今後の議会対応はもちろん、市政運営におきましても気を引き締め取り組んでまいりたいと述べられました。前段申し上げましたように、我々公明党は、森井市長が議論をコンセンサスに導くプロセスを踏まえ、市民全体の立場に立った議会対応と行政運営を切に期待するものであります。しかし、本年第1回定例会最終日の3月 22 日に可決された森井秀明市長に対し正確な議会答弁と適正な 市政運営を求める決議にも指摘されているように、森井市長の実際の議会への対応や行政運営は、言に相違して改善どころか、相変わらず不適切きわまりないものであります。しかのみならず、今回の議会事務局職員の人事異動への対応は、まさに発言とは真逆の対応と言わざるを得ません。平成 28 年第4回定例会をめぐる2者会談の折に、森井市長が前議長に対して職員人事について打診を行ったとか、副市長が正式に協議を行って承諾を得たつもりだったとか、何かのついでやつもりで済まされる問題と考えたのか、明確な答弁を求めます。どこが気を引き締め取り組んだのか、全く理解できません。議論を提起して一定のコンセンサスへ導くプロセスを全くわきまえることのない暴挙と言わざるを得ません。そもそも、市長と議会の信頼関係が崩れている中での議会事務局職員の異動に関する問題については、念には念を入れ、慎重の上にも慎重に、一点一点了解事項を確認しながら進めるなど、徹底した丁寧さが求められていたと考えますが、なぜそうしなかったのか、お示しください。自分たちのやり方のずさん、手抜かりであるにもかかわらず、あたかも議会の責任であるかのように記者会見などで言い募る市長、副市長の態度はまことに見苦しいの一語に尽きます。なぜ了解の確認を得てもいないものについて、協議はあったなどと一方的に主張をしたのか。もし了解を得たと主張するのであれば、どのようにして了解を得たのか。あるいは、了解を得ることなしに協議は調ったと判断したのか。そうだとすれば、その根拠は何なのか。その経緯と理由について、明確な説明を求めます。ましてや、「人事の状況を盾にして、出向させないという取り組みにおいては、正直、行き過ぎ」「全く協議をしていなかったと言われる、その議長のお言葉に対して、私は、非常に不信感を持っている」「そのような経過がしっかりある中で、出向辞令を拒否されるというのは、正直、信義にもとる」など、平成 29 年4月5日の市長定例記者会見における市長発言については、前議長は人事権を盾にして異動を拒否しているわけでは全くなく、人事に関する協議は調ったとは言えないと指摘しているだけであり、明確に事実と異なるものであります。これは明確な事実誤認であり、前議長と議会に対する冒瀆でもあります。森井市長に対しこの発言の取り消しと謝罪を求めるものであります。いかがですか。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
斉藤議員の御質問にお答えをいたします。ただいま、私の政治姿勢について御質問がありました。初めに、行政運営全般についてですが、まず、コンセンサスを得るためのプロセスに対する私の見識等につきましては、私といたしましても、斉藤議員が述べられたとおり、関係者への事前説明、たたき台の提示や意見聴取、案の修正などを得て正式な議論に進むという流れが合意形成の定石であるものと認識をしております。しかし、最終的に意見の相違や考えの不一致があった場合には、それぞれが持つ権能の中で適切に判断されるものと考えております。次に、今後の政策決定に際しての意思決定や行政運営につきましては、これまでも常に市民の皆様全体の立場に立った意思決定や行政運営を行ってきたところであり、御指摘のような特定の意見や利益だけに偏った判断をしたことは一度もありません。政策決定に際しては、市民の皆様に対して、まちづくりに関する情報の積極的な発信や市政へ参加する機会の提供に努めるとともに、政策の立案、実施及び評価の各段階において、できる限り多くの市民の皆様の御意見を反映できるよう取り組んできたところであり、今後とも同様に取り組んでまいりたいと考えております。次に、議会対応にかかわっての議会事務局職員の人事異動についてですが、まず、前議長への打診や協議につきましては、今回の議会事務局職員の人事異動内示に当たっては、1月下旬に前議長とお会いした際、私から事務局職員2名について異動させたい旨をお伝えし、3月上旬には副市長が正式に協議を行うため、アポイントをとった上で前議長を訪問したところであります。その協議の中で改めて事務局職員2名を異動させたい旨をそれぞれ異動の理由を含めてお伝えをしたところ、そのうち1名だけは残留をさせてほしいとのお話がありましたので、その意を酌んで1名は残留させることとし、内示を行ったものであります。このように、協議が調った上で内示をしたところでありますので、御指摘のようなことを考えたものではありません。次に、議会事務局職員の人事異動における丁寧さにつきましては、先ほど申し上げたとおり、議会事務局職員の人事異動に当たっては、事前に私が打診をし、その上で副市長が正式に協議を行っておりますので、通常の手続より丁寧に対応したと考えております。次に、事前協議の経緯と理由につきましては、繰り返しになりますが、議会事務局職員2名の異動に当たっては、事前協議の中でそれぞれの理由を述べて異動させたい旨をお伝えしたところ、そのうちの1名についてのみ残留させたいとの意向を酌んだものでありますので、協議は調っており、御指摘については当たらないと考えております。次に、定例記者会見に係る私の発言の取り消しと謝罪につきましては、何度も申し上げているとおり、議会事務局職員の人事異動についての協議が調っている中で、なぜ突然に前議長が執行辞令を拒否されたのか、理解しがたい心境でありましたので、そのことを記者会見で述べたものであり、取り消す理由も謝罪する理由もないと思っております。