小樽市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月13日
小樽市における消防力について
2016年9月13日、小樽市議会の一般質問で、中村誠吾議員が「小樽市における消防力について」質問し、市長 森井秀明、総務部長 前田一信が答弁しました。
- 質問者
- 中村誠吾 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明、総務部長 前田一信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 17番 中村誠吾
代表質問の最後に、小樽市における消防力について質問いたします。東日本大震災、そしてこのたびの熊本県、大分県の大地震等、大変大きな災害が市民の生命、財産を奪いました。改めて、私たちはでき得る限りの備えをしなければならないことを痛感したわけですが、そのような非常時にみずからの命を省みず、市民の皆さんの生命を守る大変崇高な任務を行うのが、私たちの身近な消防職員の皆さんであり、民間人の皆さんも消防団として大変な犠牲の中で、最後まで崇高な任務を果たしていただいていたことは、記憶に新しいところです。そのことを基本に、改めて、消防力とその体制のあり方、組織を維持・強化していくことを基本に何点か質問します。先ほど総合戦略について質問しましたが、災害、火災、救急においてもビジョンがなくては、市民の安心・安全計画とはならないと考えます。適正配置計画にかかわることになると思います。これは市長がかわっても体制がかわるものではないので、市長の公約が云々ということで質問しているわけではないということはまず理解しておいてください。そこでまずお聞きしたいのが、国でのいわゆる消防力の基準が消防庁で作成されていると思いますが、消防力の基準によれば、小樽市の消防力の現状はどのような実態にありますか。人口規模がほぼ似通っている、そして同じく大都市札幌市に隣接しているということで、江別市と比較してお聞かせください。次に、江別市と比較して小樽市の特性と顕著な違いをお聞かせください。次に、その特性や違いがあることが、現在の消防力にどのように反映されていますか。なぜならば、職員数の配置も含め、個々の情勢による自治体の責任ということであり、国の基準に合致しなくても地域の実情に応じた消防力を整備することが大切だと考えますが、市長の見解をお聞かせください。それでは、現実の対応についてお聞きしますが、現在、火災出動や救急出動は通報から現場に到着する時間を何分と想定していますか。また、それらを担保していく場合、小樽市は東西に長いという特性から、東は札幌市と石狩市、西は余市町との連携が必要と考えますが、その体制はどのようになっていますか、お聞かせください。次に、お聞きしたいのは、このたび、仮称オタモイ出張所が建設されています。長橋、塩谷両出張所のこれまでの位置づけについても議論されたとお聞きしています。そこで、次に課題となってくるのは、手宮出張所と高島支所の今後のあり方と、早急な建てかえの必要についての市長の見解をお聞きします。両出張所等がカバーする地域の人口が減少しているからといって、その統合も含めて考えるべきといっているのではありません。慎重に考えなければならないことは当然です。しかし、現行2カ所の建物は耐震構造にもなっていない。限界に来ていると私は多くの関係者からも御指摘をいただいています。いざというときを使命、任務とする施設としてはやはりもう検討しなければいけないと私は考えます。このように言うと、次に財政的負担の議論になるのですが、私は自治体の財政を担当した方から説明を受けたのですが、消防施設の建設費等は決してコストの面からは高いものではなく、建設費等の補助もメニュー化されているのだそうです。私は財政の専門家ではありませんので、今、この場ではこの程度の説明しかできませんが、私が最も言いたいのは、市民の命を守る最前線にある消防の維持・強化は最重要課題であり、伴う消防設備の近代化は十分市民に説明できる、いや、むしろ歓迎される施設だと考えています。手宮出張所と高島支所の今後のあり方と早急な建てかえの必要について市長の見解をお聞きします。消防力については、まだまだ聞きたいところがありますが、時間もありませんので、以降の委員会に持ち越すこととして、これまでの質問について再質問を留保して、私の代表質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
ただいま、本市の消防力についての御質問がありました。まず、本市の消防力の現状はどのような実態にあるかについてですが、市町村の消防力につきましては、平成 12 年消防庁告示第1号、消防力の整備指針によりその基準が示されております。平成 27 年4月1日現在における本市の消防力は、職員数は基準数 310 人に対し 250 人、署所は基準数7カ所に対し9カ所、消防車両は基準数 19 台に対して 19 台となっております。また、江別市との比較につきましては、江別市は職員数が本市より 120 名少ない 130 名、署所数は5カ所少ない4カ所、消防車両は8台少ない 11 台となっております。次に、江別市と比較しての小樽市の特性と顕著な違いにつきましては、本市の特性といたしましては、本市の地形は東西約 36 キロメートル、南北約 20 キロメートルと東西に長く、海岸線の総延長は約 69キロメートルにも及んでおり、三方を山に囲まれた坂の多い地形であります。また、江別市と本市との顕著な違いにつきましては、本市は住居が市内各地域に点在し、起伏に富んだ地形であるのに対し、江別市は江別、野幌、大麻地区に市街地が集中し、平坦な地形であることが挙げられます。次に、本市の特性や江別市との違いがあることが、現在の消防力にどのように反映されているかにつきましては、ただいま述べましたとおり、本市は東西に長い地形を有しており、また江別市とは異なり、住居も市内各地域に点在しております。そのため、一定程度の消防力を維持するためには、署所を国の整備指針で示す基準より多く配置しているところであります。次に、地域の実情に応じた消防力の整備につきましては、消防力の整備指針は標準的な基準を示すものでありますが、その一方で、市町村がみずからの消防力を判断するに当たっては、それぞれの地域の実情を加味した上で、決定することとされておりますので、本市の持つ特性など、地域の実情を十分に考慮し、適正な消防力の整備に努めてまいりたいと考えております。次に、火災出動や救急出動の現場に到着する時間につきましては、火災出動は国の整備指針では火災出動から放水開始までの所要時間を6分 30 秒以内と示しており、これに基づき本市では通報から現場に到着するまで6分 30 秒以内を想定しております。また、救急出動につきましては、平成 26 年の全国平均である8分 30 秒以内を想定しております。次に、札幌市、石狩市、余市町との連携につきましては、札幌市とは昭和 55 年、石狩市を含む石狩北部地区消防事務組合とは昭和 51 年、余市町を含む北後志消防組合とは昭和 53 年に応援隊を相互に派遣することを文書で申し合わせております。次に、消防署手宮出張所と高島支所の今後のあり方と早急な建てかえの必要性につきましては、消防署所の整備は、これまで消防長期構想に基づき計画的に進めてきているところでありますが、手宮出張所と高島支所はいずれも建築後 45 年以上経過し、老朽化が進んでいる施設で、早い段階での整備が必要であると認識しておりますので、現在、策定中の小樽市公共施設等総合管理計画とも整合性を図りながら、今後必要な検討をしてまいりたいと考えております。(「議長、17 番」と呼ぶ者あり)
再質問 17番 中村誠吾
何点か再質問を簡潔に行いたいと思います。まず一つは、先ほどの人事異動についての質問をいたします。このように言われてきました。内申はなかったのです。でも、事前に土壇場で相談はありましたとか、本当に異動発令までわかりませんでした。また、決まっていました。市役所で、市長が勝手に昇任させていいのか、調整や合議の判断を超えているのではないかということであります。これについては、8月9日の総務常任委員会でも、明確に参考人が相談、調整はできておりませんと言っています。任命権者が知らない昇任などあり得るのですか。(「ありません」と呼ぶ者あり)そこで、私はあえてお聞きします。市長、一つとして、このような方を昇任し、配置し、上げることにしました。よろしく。これは、お知らせですよね、ただの。もしくは二つ目、このような人を上げたいと考えています。私の培った情報でもこのように聞いていますので、よろしく。100 分の1ぐらいは、もしかしたら調整なのかもしれない。そこで、お聞きしますが、このようなことも含めて、市長、27 年度当時の人事異動で、調整ということは、具体的にどのようなことをしましたか、お答えください。これがまず一つ目です。(「虚偽答弁だ」と呼ぶ者あり)次に、監査委員に質問させていただきます。ただいま、監査委員からお話がありました。私は違法か否かに対してお答えしていただきたいということで質問したのですが、ただいまの監査委員のお話で、権限とは何かということもお聞きしましたので、一定の理解はしたつもりです。それで、このようにおっしゃっているのでしょうか。一般論で言うと、事務事業がルールに従っているかどうかについて見ます。判断することになります。そのように判断して見ますが、当然、市長の、要するに、執行者ですけれども、裁量権の妥当性は監査上できないということをおっしゃっているのかなとも聞いています。ただ、住民訴訟として争われた判例について、私はお話を示しましたが、監査委員もそのことは御存じだとおっしゃいました。通常の監査においては、内部統制、これは市長みずからが身を律していくことというふうに私は聞いているのですが、必要だと私は考えますし、ただいまの監査委員のお話からも、私はそういうふうに聞いたのですが、内部統制のことを改めてお聞きします。もう一つ、参与の報酬の予算についてもお聞きしました。任用の説明と同じく、財務と行政監査という観点からいうと、この間の第4回定例会でも議論してきたとおりですが、市長も私ども市議会議員も、市民から選ばれた代表ということで、その中で確認していくものであり、第三者機関としては判断はいたしませんとおっしゃっているように聞こえますが、これについて再度そういうことなのかということもあって、所見があれば、最後にいただきたいと思います。次に、総合戦略について市長にお聞きしますが、私は基本的に優先順位をどのように考えているかということを質問しているつもりです。それで、指摘された点も含めて、一定程度見直すという回答だったと思うのですけれども、端的に聞きますが、国も政府も、これは幸せどころではない国の重要な課題として待機児童の問題を取り扱っているのですよ。経過は知っています。待機児童の定義をどうするか。しかし、44 人もの子供が待機しているのです。大変なのは子供と保護者なのですよ。そして、女性の社会進出も阻んでいるのです。そして、札幌市も江別市もできたのに、なぜそのような回答になりますか。見直すというのであれば、これはもう1年と少したっていますね。3年後まで見直すというのは、それは見直すと言いませんから。早急に見直すと言ってください。子供と保護者、母親たちのことを考えてください。総合戦略ありきで待っていてくださいなんて、そのような回答は許されません。ですから、タイムスケジュールを明確に言ってください。そして、これからの指摘なのですが、私が言いましたのは、総合戦略に関して、もうこれ以上言いませんけれども、原部、原課とのマネジメント、振興、運営、管理というのはどうなっていますか。余りにも手薄ではなかったのでしょうか。そのことについても、今、どのように考えているか、お聞かせ願って、そこの改善策について明確にお答えください。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
中村誠吾議員の再質問にお答えいたします。私が答弁したこと以外に関しましては、各担当より答弁させていただきます。私は、1点目の質問に対して答弁させていただきます。大変恐縮ですけれども、その個別案件を具体的にということは、この場ではそれぞれの個別の人事にかかわることになりますので、答弁は差し控えさせていただきますけれども、先ほども答弁させていただいたように、任命権者との調整につきましては、平成 27 年度におきましても、従前同様の規定にのっとって最終的な調整は行ってきているところでございますので、御理解をいただければと思います。(発言する者あり)(「議長」と呼ぶ者あり)
質問 監査委員 菊池洋一
中村誠吾議員の再質問にお答えいたします。先ほども申し上げましたが、監査委員は職務権限として認められていないもの、なじまないものの監査は行うことができないものでございまして、現在、監査委員の監査のあり方等については、国レベルで見直しに向けた議論がされているとお聞きしておりますが、改正されるまでには至っておりません。私といたしましては、民間の立場から識見監査委員を拝命して以来、市長から独立した機関として公正不偏の考え方を念頭に置いて、適正な監査の執行を通して、少しでも市政のお役に立てればとの思いで監査委員の職務に携わってきたところでありまして、今後におきましても、与えられた権限の中で、監査の実効性を高めることができるよう努めてまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 総務部長 前田一信(総務部長は2018年2月まで)
中村誠吾議員の再質問にお答えいたします。現在、KPIにつきましては、これまでもいろいろと見直しをかけますようお話ししてきてございますけれども、特にこの待機児童につきましては、今、議員御指摘のとおり、喫緊の課題であるというふうに認識しておりますので、外部の有識者の会議であります人口対策会議というようなものもございますので、そういった中でいろいろな意見をいただきまして、できればこの年度内にそれを目途に改定を図っていきたいというふうに考えてございます。(「議長、17 番」と呼ぶ者あり)
再々質問 17番 中村誠吾
再々質問を1点だけいたします。私は、平成 27 年度の人事異動について、先ほど市長からありましたが、今、ここで本当かと、そのような議論をする気はありません。ただ、私が考えるには、この市長の最大の権力の実施です。これだけの混乱を起こしたということも含めて、市長は混乱していないと言いますけれども、いろいろな問題が惹起されたという中で、私はあの平成 27 年度人事異動を違法とか言いません、無効だと思っています。そのほうがいいと言ったのなら、いいと思います。それで、御自身の責任ということは考えられないのですか。その1点だけです。お聞かせください。(発言する者あり)
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
中村誠吾議員の再々質問にお答えいたします。市長としての責任を考えられないのかという御指摘だったと思いますけれども、私自身はその責任を感じたからこそ、このように取り組ませていただきましたので、その責任を感じて行った結果でございます。(発言する者あり)