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小樽市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月12日

子育て支援から児童福祉法改正について

2016年9月12日、小樽市議会の一般質問で、山田雅敏議員が「子育て支援から児童福祉法改正について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。

質問者
山田雅敏 議員
答弁者
市長 森井秀明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 23番 山田雅敏

子育て支援から児童福祉法改正についてお聞きいたします。厚生労働省は、全国一律で縦割りとなっている高齢者や障害者、子供向けの福祉サービスなどを地域全体で一体に支える地域共生社会の実現を目指し、検討を始めました。その中で児童虐待の問題がありますが、ことし児童相談所が対応する児童虐待が平成2年からの統計調査以来ふえ、昨年初めて 10 万件を超えました。また、児童福祉法が改正され、急増する児童虐待への対応が強化され、首都圏を中心に23 区で児童相談所の設置が認められ、市区町村の体制強化も盛り込まれました。最初に、全国の児童相談所の相談対応件数の直近5年間の推移と本市の状況をお聞かせください。また、児童相談所や市町村の虐待対応体制の強化と聞きますが、具体的にどのような内容なのかお聞かせください。さらに、今後少しでも児童虐待を減らすための小樽市の取り組みをお聞かせください。次に、保育制度改革についてお聞きいたします。厚生労働省は、待機児童の解消に向けた認可保育施設などの入園予約制の導入を促す方針を決めたと聞きます。これは、施設に入れない待機児童の多い都市部では、認可保育施設の定員枠にあきがなく、年度途中からの入園が難しいためで、1歳児の枠は0歳児からの進級でほとんど埋まり、そのために保護者が新年度に合わせて育児休業を切り上げ、子供が0歳のうちから入園を申し込む例が多いためと聞きます。最初に、育児・介護休業法から、本市の労働実態調査で育児休業の取得状況及び保育所などの入所待ち児童数について直近の状況をお答えください。この入園予約制は、自治体の認可保育施設などで子供が1歳になったときに入園できる仕組みで、年度途中でも入園が可能になると聞きます。また、先駆的に導入している自治体や検討して見送った自治体があると聞きますが、本市で入園予約制を取り入れる予定があるかどうかお答えください。この項最後に、政府は、待機児童の解消の観点から、企業が主に従業員向けに整備する企業主導型保育所を本年4月から創設しました。現在、小樽市内にこのような企業主導型保育所はありますか。あれば件数をお示しいただいた上、現在ある認可保育所との違いをお知らせください。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

ただいま、子育て支援について御質問がありました。初めに、児童福祉法改正についてですが、まず、全国の児童相談所の相談対応件数の直近5年間の推移につきましては、平成 23 年度は5万 9,919 件、平成 24 年度は6万 6,701 件、平成 25 年度は7万 3,802件、平成 26 年度は8万 8,931 件、平成 27 年度は速報値で 10 万 3,260 件となっております。また、本市の現状につきましては平成 23 年度は 41 件、平成 24 年度は 70 件、平成 25 年度は 56 件、平成 26 年度は 79 件、平成 27 年度は 46 件となっております。次に、児童福祉法改正に伴う児童相談所や市町村の虐待対応体制強化の内容につきましては、まず、児童相談所におきましては、増加する相談対応件数に対応するため、児童福祉司の配置基準を見直し、増員を図るほか、児童心理司、保健師等を増員することや複雑、困難なケースに対応するため、法律に関する専門的知識を有する弁護士を配置することなどであります。また、市町村におきましては、要保護児童対策地域協議会の調整機関である市町村に専門職として保育士などを配置し、研修を受講することが義務づけられたことや、在宅を中心とする支援体制を一層充実するため、実情の把握、情報提供、相談・指導、関係機関との連絡調整等の支援を一体的に提供する拠点の整備に努めることとなりました。次に、少しでも児童虐待を減らすための本市の取り組みにつきましては、これまでも保健師等による新生児訪問や乳幼児健診などにおいて虐待の発生予防、早期発見の観点から十分注意を払い、虐待のリスクや兆候がある場合には、関係機関と連携しながら早期対応に努めてまいりました。また、新たな取り組みとして、今年度から子育て支援課内に相談支援係を設置し、相談対応体制の強化を図ったほか、特に支援が必要と認められる家庭などに対して保健師による訪問支援に加えヘルパーを派遣し、育児・家事援助を行う養育支援訪問事業を開始いたしました。今後も引き続き、関係機関との連携を密にし、取り組んでまいりたいと考えております。次に、保育制度改革についてですが、まず、本市の労働実態調査における育児休業の取得状況及び保育所等における入所待ち児童数につきましては、本市における育児休業の取得状況は市内の全事業所を対象とした調査を実施しておりませんが、平成 27 年度小樽市労働実態調査によりますと、育児休業の問いに回答があった 259 事業所のうち平成 26 年度中に育児休業を取得した男性は2名、女性は 72 名となっております。また、保育所等の入所待ち児童は、本年9月1日現在で 44 名となっております。次に、本市で入園予約制を取り入れる予定につきましては、導入済みの自治体に確認したところ、保護者にとって安心して育児休業を取得しスムーズに職場復帰することができるメリットがある一方で、自営業など育児休業を取得できない方は、この制度を利用することができないなどの課題があると伺っておりますので、今後、国の動向を注視するとともに、他市の状況を調査した上で入園予約制の導入の可否を判断したいと考えております。次に、市内における企業主導型保育所の件数及び認可保育所との違いにつきましては、企業主導型保育所は8月末時点では市内にはございません。また、認可保育所との主な相違点は、都道府県知事の認可を受けずに開設することが可能で、開設に当たって知事への届け出を行う認可外保育施設に分類されること、主として保育所を設置する事業者の従業員の児童を預かる施設であり、定員の 50%以内で地域住民の児童を受け入れることができること、保育従事者の半数以上が保育士資格を有する者で足りること、入所の申し込みは市町村ではなく直接施設に申し込むことなどが挙げられます。

出典:小樽市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月12日 議事録 PDF(43ページ) 間違いを知らせる