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小樽市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月13日

「森井市政1年」を振り返ってと職員人事について

2016年6月13日、小樽市議会の一般質問で、千葉美幸議員が質問し、市長 森井秀明が答弁しました。

質問者
千葉美幸 議員
答弁者
市長 森井秀明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 千葉美幸

平成 28 年第2回定例会に当たり、公明党を代表して質問いたします。初めに、「森井市政1年」を振り返ってと職員人事についてです。森井市長初当選から1年がたちました。昨年の第2回定例会で森井市政のスタートに当たり、政治姿勢や公約について質問したことが思い出されます。この1年は、職員人事の件や後援会幹部であった方に政策アドバイザーとして参与職を与え、任用し続けたこと、除雪委託業者の構成員数を突然変更し、雪が降ってもおかしくない時期まで除雪担当JVが決まらなかったことなど、議会としていまだに納得できる説明をいただいていないと感じています。また、市長みずからの発言による混乱は議会だけでなく、報道機関との信頼関係をも失いかけている状況は非常に残念であり、今後の市政運営に与える影響を懸念しているところです。そこで、まず初めに、市長として1年を振り返り、どのように感じられているのか、所感をお伺いいたします。市長は、就任の挨拶で「「住みよいまち小樽」「人に優しいまち小樽」の実現に向けて、市役所職員の皆さんとともに一丸となって取り組んでいきたいと思っております」と発言し、昨年6月の広報おたるに市長の思いや決意が掲載されました。市長は、この1年、公約実現に向け取り組まれてきましたが、進捗状況について御自身の評価と今後の課題についてお聞かせ願います。次に、職員人事についてです。昨年6月、私は、森井市長の就任後初めて行った職員人事に関して質問させていただきましたが、市長御自身が人事に関して相談したとされた方が相談されていないことが発覚、内申書がない人事についても問題視されました。さらには、適材適所を心がけた人事であるはずが、みずから降任願を提出した職員が複数出たことも記憶に新しいところです。それらを考えますと、この1年、職員人事について市長の思いとは違う結果になっていると感じますが、見解をお聞かせ願います。地方分権が進み、自治体職員の仕事は質の高度化と仕事量の増大が進んでいると言われています。市長がおっしゃっているように、適材適所を心がけた人事は今後ますます重要であり、複雑化する行政の分野においてはプロフェッショナルな職員の人材育成にも取り組むことが求められます。そこで、今後の職員人事に関して職員の適正な把握と適性に合った配置についてどのように行っていくのか、お考えをお聞かせ願います。また、人材育成の取組についてはいかがですか。説明願います。現在、職員人事に関して大きな問題だと感じているのは、総務部長と保健所長が不在だという件についてです。特に、総務部長に関しては、本市行政の事務分掌を見てもわかるように、重要なポストであり、あけておくこと自体、異常とも言えます。そもそも総務部長となる予定の幹部職員が内示を固辞した時点で再考し、ほかの対応が可能だったと思いますが、いかがですか。見解を求めます。組織や団体での総務部長ポストの空席は、民間企業であれば要注意の企業に当てはまるそうです。また、地方自治体で総務部長が不在の事例を聞いたことがなく、この事態を森井市長自身はどのように受け止められているのでしょうか。見解を求めます。また、市長は、我が会派の議案説明時において、総務部長の選任について鋭意努力しているが決定する段階に至っていない趣旨の発言をなさいました。具体的に決定する段階に至っていない理由について説明願います。定例記者会見では、いつまで総務部長を選任するかについて言及を避けたと伺っておりますが、現在、職務を代行している副市長が総務部長の職務も担うことは大変困難だと考えております。仕事のしわ寄せを副市長以下の職員が負うことになり、それらが重大なミスへとつながることがないよう、業務上どのように事務が遂行されているのか伺います。さきに述べたことからも、現在、不在となっている総務部長、そして保健所長についても同様に、職員の不安材料を取り除き、集中して仕事ができるよう、選任できる時期についてはめどを示すべきと考えます。示せないとすれば、人選すら進んでいないのではと疑念を抱かれる懸念があります。市長の見解を求めます。以上、第1項目めの質問を終わります。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

千葉議員の御質問にお答えをいたします。ただいま、「森井市政1年」を振り返ってと職員人事について御質問がありました。まず、市長として1年を振り返り、どのように感じているのかにつきましては、この1年、市民の皆様にお約束をした政策を一日でも早く実現したい気持ちで、私のまちづくりに対する思いなどを職員に伝えながら、具体的な施策づくりに全力で取り組んでまいりました。当初理解していた以上に厳しい財政状況など、多くの課題もありますが、私の思いや公約を市政に反映させる第一歩となる予算編成を通して一つ一つ実行に移すことで、少しずつ変化を感じてもらえているのではないかと思っております。そして、2年目を迎え、自然や歴史といったすばらしい素材を磨き上げ、よりこのまちの可能性を広げていけるように、市民の皆様とともに公約実現に向けて一層努力をしていく決意を新たにしたところであります。次に、公約の進捗状況についての評価と今後の課題につきましては、まず、進捗状況の評価については、まちづくりエントリー制度の創設、除雪の拠点増設や出動基準見直し及び路面整正、市の施設へのAED設置の拡大、子供の医療費助成の拡大、銭函駅のバリアフリー化、小学校英語教育推進事業の実施と外国語指導助手の増員、日本遺産の認定に向けた歴史文化基本構想策定事業、ふるさと納税を行った方への特産品の贈呈などが実行や予算化に至っており、全体としては着実に進捗しているものと感じております。また、今後の課題としては、既に進捗しているものについては検証と見直しを行い、よりよい施策にしていくこと、駅前広場の再開発や中心市街地への市営住宅建設など、いまだ進捗していないものについてはそれぞれに困難を抱えていることから、これをいかに創意工夫して一つずつ乗り越え、実現していくかであると考えております。次に、この1年間の職員人事に関する見解につきましては、このたびの人事異動に当たりましては、私は職員が能力を発揮できる環境を整えることを念頭に、昨年同様、適材適所の配置に努めたところであります。確かに予期せぬ出来事はありましたが、異動となった職員は新しい職務にそれぞれ邁進しており、その働きは私としても評価をしているところでありますので、組織としての機能は十分に果たされているものと考えております。次に、今後の職員人事についての考えにつきましては、私の人事異動に対する基本的な考え方を申し上げますと、人事異動は職員の適性、さまざまな業務を経験することによる個々のレベルアップなどの個人的な要素のほか、職場における年齢構成や男女比、職場全体の底上げなどの組織的な要素も加え、総合的な判断の下、行われるべきものと考えております。地方公務員法の改正により、今年度から人事評価が義務化されましたことから、職員の能力や業績もより把握しやすくなると考えられますので、ただいま申し上げましたような観点の下、引き続き、適材適所の配置に努めてまいりたいと考えております。次に、人材育成の取組につきましては、小樽市職員研修規程に基づき、新規採用職員研修や管理者研修などの基本研修、法制研修や危機管理対応研修など、専門的な知識及び技術を向上させるための特別研修、北海道市町村職員研修センターなどへの派遣研修、各部単位で行う職場研修などを実施しております。今年度の特徴といたしましては、管理者のための部下育成研修、プレゼンテーション研修、AED取扱研修を新設したほか、札幌市が実施する職員研修に小樽市職員の受講枠を新たに設けていただきましたので、希望する職員を受講させたいと考えております。このほか直接的な研修ではありませんが、その一環として職員に広い視野を持ってもらうことを目的に、今年度、国土交通省北海道運輸局、北海道経済部観光局、さらには北海道経済連合会にそれぞれ1名職員を派遣いたしました。また、今年度から本格実施となりました人事評価制度の運用におきましても、評価者と被評価者の面談等において、適切な指導・助言を行うことで効果的な人材育成を図ってまいりたいと考えております。次に、総務部長予定者が内示を固辞した時点での対応につきましては、今年の4月1日付け人事異動の内示は3月 28 日に行ったものでありまして、その内示後、突然、総務部長予定者から退職の意向が示されましたので、私も御本人に直接その理由、事情等をお伺いし、慰留に努めたところでありますが、結果的にその事情についてやむを得ないと判断したところであります。その判断から、発令日までのわずかの間に、改めて適性を考慮した上で選任し直し、それによって新たに生じる空席の穴埋めをするということは、極めて困難な状況であったものであります。次に、総務部長不在に対する見解につきましては、不在に伴う事務処理上の不都合がないよう、その職務については速やかに副市長事務取扱としたところでありますが、通常業務を遂行していく中では、副市長のスケジュールもタイトでありますことから、日々の打合せ等に不便があるということも聞いております。また、副市長はもちろんのこと、総務部の職員の負担も過重になっているという状況もございますので、不在による影響が生じているものと認識をしております。また、市役所外部の方からもいろいろと御心配をいただいているということは耳にしておりますし、この不在が続くことは決して好ましいことではありませんので、一日も早い選任に努めているところであります。次に、総務部長の選任に至っていない理由につきましては、現在まで内部、外部に縛られることなく、幅広く人選を行ってきているところであり、また、北海道に対しましても、職員派遣の要請をさせていただいている経過もありますことから、最終的なところまではまだ絞りきれていないというのが現状であります。次に、総務部長の職務の遂行状況につきましては、事務取扱者であります副市長が基本的にその職務を担っておりますが、事務専決規程上、総務部次長につきましても、総務部長の代理者となり得ますことから、副市長も繁忙であり、その負担軽減を図る必要もありますので、職務の内容に応じた事務分担に配慮しながら、現在、総務部長の職務を遂行している状況にあります。次に、総務部長及び保健所長の選任の時期につきましては、まず、総務部長につきましては、先ほど選任に至っていない理由の中で御答弁申し上げましたとおりの状況にありますので、現時点で選任の時期を明確に申し上げることはできません。また、保健所長につきましては、法令上、厳しい資格要件があり、選任に向け鋭意検討を行っているところではありますが、全国的にも保健所長となる医師の確保に苦慮している現状が見受けられる中で、明確な時期を申し上げることは難しいものと考えております。

出典:小樽市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月13日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる