みんなの議会

小樽市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月9日

(1)Free Wi-Fi スポットの増設について/(2)子供の家庭学習時間について

2016年3月9日、小樽市議会の一般質問で、髙橋龍議員が「Free Wi-Fi スポットの増設について」「子供の家庭学習時間について」について質問し、市長 森井秀明、教育長 林秀樹が答弁しました。

質問者
髙橋龍 議員
答弁者
市長 森井秀明、教育長 林秀樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 髙橋龍

一般質問に先立ちまして、一言申し上げます。御承知の方も多いとは思いますが、ただいま議員インターンシップということで、私に小樽商科大学の学生が同行し、今定例会の議会議論や長きにわたる空転、又はその前段の議案説明等から市政の動きを見させていただいております。御協力を賜りました議員の皆様、市長及び関係理事者の皆様にも、この場をおかりして深く御礼申し上げる次第です。また、そのインターン生の目線から、小樽の問題点、課題を挙げてもらい、一緒に質問を作成いたしました。これまでの議論の中で重複する部分もございますが、通告どおり質問をさせていただきます。まず、小樽の観光事業にかかわり、Wi-Fiスポットの増設に関して質問をいたします。本市において、観光業は重要な基幹産業であり、より多くの観光客に本市を訪れてもらうことは、経済の活性化を図る点からも不可欠です。近年の観光客の入り込み数を見ても、毎年数十万人、割合としては数パーセントずつ増加をしており、今後、数年にわたっても、さらに増加の傾向が見られることも容易に予想されます。特に、インバウンドの観光客の伸びは顕著であり、宿泊を伴う外国人客も伸び率が 32.8 パーセントと東京にも劣らない数字であると言えます。そのような中、訪日外国人の方々の旅行にとって重要なのは、Wi-Fi接続のできる場所です。かねてよりほかの議員も質問をされていましたが、小樽においては公共の場における無料のWi-Fiスポットが不足している現状があります。海外、国内でも有名な観光地では、かなりの数の設置が進められている中、本市ではJR小樽駅においてもWi-Fi設備の活用がうまくなされておらず、観光客の満足度をより向上させるためにも、一層の拡充が望まれるところであります。そこで、本市における現在のWi-Fi環境については、どのようにお考えでしょうか。また、現在の状況を維持するのか改善をしていくのかの方針と、改善をするのであれば、具体の案をお示しください。次に、小樽駅の観光案内所に加え、駅コンコース内に窓口を新設すると伺っておりますが、それに伴いWi-Fi設備を設置してもらえるよう、観光協会への働きかけを行っていただきたいと考えておりますが、いかがでしょうか。また、設置される際に懸念される点があれば、あわせてお知らせ願います。現状、浅草橋などの観光案内所では、パスワードのカードを配布し、14 日間無料で利用できる形となっているようですが、利用状況などは把握されていますか。また、周知のための宣伝などはどのように行っていますか。次に、子供の家庭学習時間に関して質問をいたします。先般、本市においての家庭学習時間が問題となっており、その背景には、インターネットやスマートフォン、ゲームなどと接する時間が非常に多いという現状が挙げられます。特に、1日のうち4時間以上、それらに接する中学生が全国平均の2倍近くにも上るということで、平成 28 年度の教育行政執行方針の中でも、インターネットやスマートフォン、ゲームの利用時間を短くするための、いわゆる小樽市のルールの策定を行うと伺っております。また、何より学習意欲を向上させるための仕組みづくりが重要であると考えておりますが、そのために何が必要であるかを、今後、より具体化させていくことは不可欠であります。それらを踏まえ、何点かお伺いいたします。まず、小樽市のルールとは、どのような流れで策定し、その特徴はどのような点ですか。また、それに何を期待しているのでしょうか。ネットなどの時間の規制が主なのか、又は学力の向上を目指すのか、どちらでしょうか。ネット等の利用時間の減少が単純に学力の向上に結びつくというよりは、家庭学習時間の確保が問題であると考えます。学校側も、より児童・生徒に対してさまざまな経験の機会を提供して興味を向けさせることが不可欠です。例えば、学力が高い他都市の事例でいくと、秋田県のリレーノートという取組があります。クラスの中でリレー形式でノートを回していき、成績のよい児童のノートも見ることができるというものです。家庭学習の定着や質の向上にもつながると考えられます。ぜひ、このような新たな取組も小樽市のルールとは別に本市教育行政に生かしていただきたいと考えますが、御所見をお示しください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

髙橋龍議員の御質問にお答えいたします。フリーWi-Fiスポットの増設について御質問がありました。まず、フリーのWi-Fiスポットの現況と今後の方針につきましては、本市を訪れる外国人観光客が急増する中、Wi-Fi環境の重要性は十分に認識しており、昨年度は移動式Wi-Fiを購入し、クルーズ客船の寄港時等に活用したところであります。しかしながら、広範囲の設置については、イニシャルコストやランニングコスト等費用負担の問題や、京都市で懸案となった個人情報セキュリティに対する課題などがあるものと認識しております。現在、市内各商店街において設置を検討している動きもあり、市といたしましても、観光協会や観光事業者と連携し、まちなか観光にぎわいづくり調査事業の調査結果を活用して、外国人ニーズやWi-Fi環境整備の必要性を検証し、国の補助メニュー等の情報提供を行うなどにより、観光都市としてWi-Fi環境の充実を図っていくとともに、セキュリティ対策についても研究してまいりたいと考えております。次に、小樽駅のWi-Fi環境整備につきましては、JR小樽駅には、既にJR北海道が設置しているフリーWi-Fiがあり、その利用促進についてJR側からも協力依頼がありました。今回、駅コンコース内に観光案内所の窓口を新設し、外国語通訳職員を配置することにより、Wi-Fiの存在や利用方法等を直接外国人観光客に説明をすることが可能となり、従来に比べ利用頻度の増加が期待され、観光客の満足度向上につながるものと考えておりますので、現時点で小樽駅構内に新たなWi-Fiを設置することは考えておりません。次に、観光案内所で配布しているWi-Fi用IDパスカードの利用状況につきましては、平成 27年1月から 12 月の発行枚数で浅草橋観光案内所 1,707 枚、運河プラザの国際インフォメーションセンター1,709 枚と把握しております。フリーWi-Fiスポットの周知方法といたしましては、現在、各スポット付近に告知ステッカーを掲示しておりますが、今後、平成 28 年度に刷新される外国人観光客向けの観光マップやウエブサイトにWi-Fiスポットのマーク等を表示するなど、市としても観光協会等と連携をし、より一層利用促進が図られるよう努めてまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

髙橋龍議員の御質問にお答えいたします。ただいま、子供の家庭学習時間について御質問がございました。まず、小樽市のルールを策定するまでの流れと、その特徴についてでございますが、教育委員会では、昨年 11 月に各学校に対して児童・生徒や保護者が話し合う場を設け、市内でどのようなルールが必要か、また、そのルールを守るためにどのような取組が必要かについて協議し、本年2月末までに報告するよう通知したところでございます。その報告を基に、教育委員会では、小樽市小中学校情報モラル対策委員会と連携し、ルールの原案を作成した上で、その原案をもう一度各学校に提示し、児童・生徒や保護者から改めて意見を求め、その意見を参考にして小樽市のルールを決定し、5月をめどに公表する予定としております。策定された小樽市のルールにつきましては、各学校において、児童・生徒に対し、全校集会や学級指導等を通じてルールの遵守を徹底させるとともに、保護者に対しては、学校だよりや保護者会等で周知し、家庭での指導を依頼してまいりたいと考えております。また、このルールの特徴は、児童・生徒や保護者が課題や必要性を共有しながら主体的に作成することにあり、その取組が自分たちでつくったルールだからみんなで守っていこうという意識の醸成につながるものと考えております。次に、小樽市のルールに期待することについてでございますが、インターネット等の利用が長時間に及ぶことで、生活習慣の乱れはもとより、いじめや犯罪等に巻き込まれる危険性が危惧され、また、家族と触れ合う機会や家庭で学習する時間の減少により、学力にも影響するものと考えられます。教育委員会としては、インターネット等の利用に関する小樽市のルールを策定することにより、まずは本市の児童・生徒の望ましい生活習慣を確立し、あわせて学校から示される宿題の量や家庭学習の時間を増やす取組と連動させることで、学力向上にもつなげてまいりたいと考えております。次に、家庭学習時間の確保と児童・生徒に興味を向けさせる取組についてでございますが、教育委員会では、ノート指導に関する教員向けの指導資料や全国学力・学習状況調査の調査結果報告書を発行し、児童・生徒の学習意欲を高めるための取組例などを示しながら家庭学習の定着を図るよう指導をしております。各学校におきましても、家庭学習の内容や時間、分量などを示した手引を作成し、保護者の協力を得ながら取り組んでいるところでございますが、本市におきましては、依然として全国と比べて家庭等での学習時間が短いという課題も見られますことから、今後も御指摘のような秋田県の事例などの先進的な取組を学校に情報提供するなどして、家庭学習の充実につなげてまいりたいと考えております。(「議長、3番」と呼ぶ者あり)

質問 3番 髙橋龍

質問ではなく要望としてお話をさせていただこうかなと思うのですが、まずWi-Fiの件について、セキュリティなどに課題があるということももちろん承知はしておりますけれども、我々日本人が思っている以上に、海外の方はWi-Fiの設備などを求めている傾向にあると考えております。また、国、総務省でも、自治体向けのガイドブックを作成するなど推進しているところでもありますし、同様に総務省の行ったアンケートでも、特にアジア圏の旅行者のニーズが強いというデータもありますので、また実際、自治体主導でのWi-Fi整備というものは、大阪ですとか沖縄、仙台だったり、インバウンド客の多い観光都市では意欲的に進めているということなので、ぜひ小樽もより整備を進めていっていただきたいなというふうにも考えております。また、補足ですが、そういった自治体主体で進めているところでは、防災だったりとか減災というものにも活用可能であると考えられているということですので、そちらも含めて観光だけではなく全庁的に活用できるものというところを探っていただければなと思っております。また、教育に関してですが、非常に前向きな取組をお示しいただきましてありがとうございます。新たな取組をたくさん取り入れていただけますよう、林教育長の手腕には大いに期待をしておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

出典:小樽市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月9日 議事録 PDF(191ページ) 間違いを知らせる