小樽市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月8日
小樽市総合戦略について
2016年3月8日、小樽市議会の一般質問で、面野大輔議員が「小樽市総合戦略について」質問し、市長 森井秀明、教育長 林秀樹が答弁しました。
- 質問者
- 面野大輔 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明、教育長 林秀樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 16番 面野大輔
第2項目め、小樽市総合戦略についてお伺いします。当初予算における重点施策、1番、「あずましい暮らしプロジェクト」の中から何点か質問いたします。新規事業であり、市長公約となっているのは、鉄道駅バリアフリー化設備等整備事業費補助金、バリアフリー基本構想策定事業費の2点です。バリアフリー化に対する事業は、JR銭函駅とJR南小樽駅との優先順位を考え取り組んでいくことは理解できますが、森井市長が先に銭函駅のバリアフリー化事業に取り組んだ明確な理由は、どのようなことが挙げられますか、お示しください。次に、平成 28 年度中の整備を目指すとのことでありましたが、JR銭函駅のバリアフリー化の工事が着工する時期、また完成する時期のめどをお聞かせください。次に、JR銭函駅とJR南小樽駅のバリアフリー化に関しては、以前から市民の強い要望と議会議論がなされてきたと思いますが、長い時間を経て、平成 28 年度JR銭函駅のバリアフリー化整備事業に取りかかる予定とのことですが、28 年度予算で計上されておりますJR南小樽駅のバリアフリー基本構想に関して、基本構想策定からどの程度時間をかけて整備事業に着手するお考えなのか、事業者であるJR北海道との協議の進捗状況も含め、お聞かせください。次に、移住促進事業経費、この事業の内容は、小樽市への移住を促進するためワンストップ窓口を設置するとともに、首都圏でのプロモーション活動やホームページによる情報発信などを実施する事業とあり、その詳細は物産展開催時にコンシェルジュデスクを設置するほか、スキーリゾート地での短期滞在者向け移住相談会や、起業希望者向けの空き店舗ツアーを実施となっております。ホームページによる情報発信とは、小樽市のホームページにおいて、どのような情報発信をしていくのでしょうか、お聞かせください。次に、昨年 11 月に「北海道暮らしフェア 2015(東京会場)」に参加したようですが、イベントに参加した結果、相談・問い合わせ数は何件あったのでしょうか。また、フェア参加後に感じられた課題や移住促進への効果的なヒントなどがありましたら、お聞かせください。次に、物産展開催時にコンシェルジュデスクを設置とありますが、その概要をお聞かせください。次に、スキーリゾート地での短期滞在者向け移住相談会とありますが、現在、該当する短期滞在者はどれほどいて、どこに滞在しているのか、どのような不満を持ち、小樽に住むメリットとしてどのような点を売り込み、移住の促進を行っていくかなどの調査が必要と考えますが、リゾート地短期移住者に対し、どのように移住促進を進めていくのかは具体的に決まっているのでしょうか、お聞かせください。次に、空き家対策事業について、小樽市総合戦略の資料によると、空き家に関する相談の解決件数の目標値が、平成 31 年度で累計 50 件と数値目標が立てられておりますが、これから目標達成に向けて、どのように取り組んでいく考えなのかをお示しください。次に、拡大事業として示されておりますが、平成 27 年度の空き家に関する予算額とその内容をお示しください。次に、昨年5月から完全施行されている空家等対策の推進に関する特別措置法がありますが、今定例会の議案第 27 号小樽市空家等対策会議条例案の空家対策会議の組織構成は、建築士、弁護士、学識経験者とありますが、そのほかの構成員はどのように考えていますか、お示しください。次に、2番、「樽っ子プライド育成プロジェクト」について、総合戦略の数値目標が設定されている地域子育て支援センター事業、母子保健推進事業、こんにちは赤ちゃん事業、乳幼児医療助成事業のいずれも現状値と平成 31 年度の目標値が同じである理由をお聞かせください。次に、乳幼児等医療費助成事業について質問です。森井市長の重点課題である小学生までの医療費を無料化にするという公約の先駆け的事業でありますが、これまで対象外だった医療実績のデータ把握など検討材料が多ければ、より正確な扶助費推計の算出ができるようになり、恒久性のある事業へと完成する道筋が立てやすくなると考えます。しかし一方で、小樽市の財源不足を勘案すると、助成拡大が難しくなることも予想されます。平成 28年度予算において、入院外についての助成拡大がなされ、一歩前進があったと理解しますが、やはり本制度に求められるさらに拡大された最終形、小学校6年生までの医療費無料化があると思います。先ほど述べたとおり、財源確保の課題もあり、今後の議論となると考えますが、将来的な展望、また他都市の動きも含めてどうお考えか、お示しください。次に、「小樽イングリッシュキャンプ」関係事業について、国際交流を深めることにより、小・中学生の国際感覚を育成したり、英語漬けの時間を過ごすことによって語学の発達など、教育分野、教養、国際交流など、さまざまな点で子供たちの育成によい経験ができるイベントだと思います。総合戦略の目標値は 100 人と設定しておりますが、現状値は、67 人と3分の2程度となっております。現在、少子化が進む中で目標値を達成するための今後の取組を、どのように行うのか御説明ください。次に、周産期医療について、平成 28 年度の当初予算の中に、周産期医療支援事業費補助金が計上されておりませんが、この項にて質問させていただきます。これまで小樽市では、安定した周産期医療体制の維持、確保を目的とした周産期医療支援事業費補助金を予算計上してきました。また、昨年の第2回定例会の冒頭で、森井市長は、周産期医療について「人口減少への対策は最重要課題であることから、周産期医療の安定化に向けた取組」「安定した周産期医療の実現に向けては、医師の確保が何よりも重要であることから、地域周産期母子医療センターとして認定されている小樽協会病院や、周産期医療に携わられている方々などから情報収集を行うほか、北海道をはじめとした関係機関との対話を進め、現状をしっかり把握した上で、産婦人科医の働きやすい環境を整え、支援を強化できるよう、できることから一つ一つ取り組んでまいりたいと考えております」と述べられておりました。全国的な医師不足の中、医師の確保が難しい状況にあることは十分承知しておりますが、安心して子供を産み育てることのできる環境づくりは行政の責務であり、地域住民の願いでもありますので、周産期医療体制の維持、確保にかかわる支援は行っていかなければならないものと考えます。また、周産期医療体制については、以前から議会でも何度も取り上げられ、会派を越えて周産期医療について議論がなされ、さらには有志の方々が、周産期医療体制の継続を求める署名活動を行った結果、5万人を超える署名を集め、団体の方々が北海道庁を訪問し、北海道知事代理へ直接署名を手渡し、署名運動の趣旨、後志における周産期医療の厳しい現状を説明してきたということも耳にしています。また、新聞でも何度も取り上げられ、本市を含む近隣町村の住民や行政、議会、メディアなどさまざまな分野の方々が、安定した周産期医療体制の復活を待ち望んでいます。私自身も日々活動する中で、たくさんの方々に周産期医療に対し尋ねられることも多く、私自身も事の重要さを身を持って体感しているところです。今定例会では、1点質問いたします。今回、当初予算に周産期医療支援事業費補助金にかかわる予算が計上されなかった理由をお聞かせください。次に、3番、「にぎわい再生プロジェクト」について質問します。一つ目に、新規事業であるふるさと納税関係経費について質問いたします。全国的に利用者の多い制度であると理解しておりますが、2008 年から本制度の運用が始まり、実績を見てみますと、2013 年中の寄附金税額控除適用者は 13 万 3,928 人、2012 年中は 10 万 6,446 人、2011年中は 74 万 1,677 人、2008 年から 2010 年中は約3万 3,000 人と横ばいの実績でありました。2011 年の適用者が突出しているのは、東日本大震災の被災地への復興を願う寄附ということで、ふるさと納税を利用した方が多くいたことから、2011 年は大幅に実績が上がっているということでした。ふるさと納税制度自体に賛成意見、反対意見があることは承知しておりますが、小樽市がふるさと納税制度を実施するに当たり、考えられるメリットとデメリットはどのように認識されていますか。小樽市では、現状でもありがたいことに小樽ファンが支えるふるさとまちづくり資金基金に 1,000 万円以上の寄附をいただいておりますが、1,000 万円以上の経費を使い、どれほどの歳入の増加を見込んでいるのでしょうか、具体的人数と寄附金額をお聞かせください。次に、ふるさと納税の特徴として、お礼品目当ての利用者も決して少なくないのは皆さんも周知の事実です。実際に、「ふるさと納税」とインターネットで検索してみると、トップに出てくるサイトは、まるでインターネットショッピングサイトのようなレイアウトデザインで構成されています。また、最近ではあまり見かけなくなりましたが、テレビでふるさと納税の特集を見ていたころも、返礼品のブランド力、ネームバリュー、オリジナリティーなどの高い特産品が取り上げられていた記憶があります。現実は、商品力を競い合う熾烈な争いが行われている半面を持っている制度だとも考えられます。その中で、後発的に本事業に参加するに当たり、どのような姿勢で取り組んでいくのか御説明願います。次に、小樽の特産品精査方法と精査の公平性を保ちつつ事業に取り組んでいかれるのかについてお聞きいたします。小樽の特産品はもちろん、製造業者も多数小樽市内には存在しています。その中で、特産品をどのように選択すべきなのかということは、非常に難しい問題だと思いますが、現在、どのように考えているのかお聞かせください。次に、小樽市が本事業に取り組んでいることを、全国の方々に周知する方法をお聞かせください。小樽市民がふるさと納税を行うことで、小樽市への市税収入が減少している実態を把握しているのか、現在、確認できる範囲でお聞かせください。次に、国内外観光客受け入れ環境整備事業について質問します。現在、本市に観光目的で訪れる外国人観光客が増加しております。2014 年度には、宿泊客数ベースで約 10 万人もの外国人観光客が訪れたというデータもあります。また、小樽市総合戦略の中でも、「アジアを中心に海外からの観光客が増加していることから、観光案内所に外国語対応の通訳を配置するほか、特に外国人のニーズが高いWi-Fi環境の整備を行うことで、利便性やホスピタリティーの向上と、観光拠点への誘導による外国人観光客の回遊性を高め」と記載されております。まず初めに、外国人に対応した観光案内所は、市内に何か所設置されているのか、また、各観光案内所の開設者やスタッフの配置についてもお聞かせください。次に、運河プラザに設置されている案内所だけが国際インフォメーションセンターとされておりますが、国際インフォメーションセンターの設置目的と、ほかの観光案内所との違いについてお聞かせください。また、国際インフォメーションセンターや観光案内所に訪れる外国人観光客の主な問い合わせの内容についてお聞かせください。次に、国際インフォメーションセンターや観光案内所に訪れる観光客を観光拠点へ誘導し、回遊性を高めるために、スマートフォンやモバイル端末を利用した観光情報の入手や、小樽市内の観光をリアルタイムでSNSなどにアップして、情報を発信できるようにWi-Fi環境整備が求められております。国際インフォメーションセンターや観光案内所のWi-Fi環境の整備状況についてお聞かせください。また、私は、先月開催された小樽雪あかりの路のお手伝いをさせていただきましたが、本部のある文学館・美術館に市で設置している移動式Wi-Fiの環境が整備されており、数多くの韓国人や中国人のボランティアと交流する中で、小樽雪あかりの路会場でWi-Fiがつながると便利であるという声を聞きました。そこで、移動式Wi-Fi環境は、総合戦略の目標値では、平成 31 年度に設置日数を30 日としておりますが、この目標を達成するために設置場所や期間は、どのように想定されているのかお聞かせください。4番目、「あんしん絆再生プロジェクト」についてお伺いします。日本は、自然災害大国とも称されるように、地震をはじめ台風、大雨、大雪、洪水、土砂災害、火山噴火、津波などの自然災害が発生しやすい国土です。時には、多くの人の生命を奪い、災害の大きな爪跡を残し、復興に多大な時間と費用をかけなければならない事態に陥ることもあります。自然災害は、突然訪れ、人間の力が及ばないほどの恐ろしいものです。もしもの災害に備え、個人個人が防災への関心を高めることが求められておりますし、行政として防災について、対策を講じなければいけません。そこで、防災関係経費について、質問します。平成 27 年度予算は 1,451 万 7,000 円でしたが、28 年度予算は 1,045 万 8,000 円と減少をしております。防災は地域住民の意識や近隣の住民のつながりなど、一概に費用をかければ災害に対応ができるというものでもない一面を持っているとは理解しますが、重点施策中にある避難所機能強化事業について、平成 27 年度は 750 万円の予算が計上されておりましたが、28 年度は 630 万円と 120 万円減額しています。その一方で、基金繰入金は平成 27 年度よりも増加しているのはなぜですか。本事業では、備蓄品の整備と備蓄食料の更新ということですが、なぜ重点施策であり、また市長公約でもある予算が減額されているのかお聞かせください。次に、福島第一原発事故を踏まえ、小樽市地域防災計画に原子力防災対策を盛り込みますと明言していますが、本年度予算は、原子力防災関係事業費は平成 27 年度とほぼ横並びです。平成 27 年度の予算執行状況と 28 年度の事業内容に何か変更点はあるのでしょうか、お聞かせください。2月 19 日の北海道新聞の記事ですが、小樽市地域防災計画に原子力防災計画が追加されたという報道がありましたが、市長は、原子力防災計画には関心を持ち、対応していくということを以前から述べられておりましたが、現時点では原子力防災計画は最終形と考えますか。また、これから市民の皆様への周知は、どのようにお考えなのかお聞かせください。二つ目の項目については、以上です。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
ただいま小樽市総合戦略について御質問がありました。初めに、「あずましい暮らしプロジェクト」についてですが、先に銭函駅のバリアフリー化事業へ取り組んだ理由につきましては、平成 26 年度の1日当たりの駅乗降者数が、銭函駅は約 5,300 人、南小樽駅は約 3,600 人で、銭函駅の利用者数がより多いことが要因の一つであるとともに、整備の検討を同時に行い始めた両駅において、南小樽駅のほうが周辺を含めて面的な整備に時間を要すると判断したことから、銭函駅を先行して整備をすることとなったものであります。次に、銭函駅のバリアフリー化の工事の着工、完成時期につきましては、平成 28 年度の整備事業として、本駅が国に事業採択された場合を前提にお話をさせていただきますと、JR北海道より工事の着工は、本年6月ころ、完成、使用開始は、来年3月ごろと聞いております。次に、南小樽駅のバリアフリー基本構想策定から整備、事業着手までに要する時間につきましては、南小樽駅のバリアフリー化は、平成 28 年度に策定を予定している駅及び周辺のバリアフリー基本構想に基づき実施されるものであります。本市と北海道運輸局、事業者であるJR北海道による協議会では、銭函駅の整備終了後、引き続き、南小樽駅を整備することで一致しておりますので、基本構想策定後、直ちに整備事業に着手できるよう今後も協議を進めてまいりたいと考えております。次に、本市の移住ホームページにおいて、どのような情報を発信しているのかにつきましては、小樽への移住をお考えの方に、まちの様子を知っていただくため、今年度制作した小樽を紹介する移住プロモーション映像を掲載しているほか、移住、起業希望者の小樽体験ツアーの募集や通年型の体験移住、いわゆる「ちょっと暮らし」の施設案内など、実際に小樽の暮らしを体験することで、スムーズな移住に結びつくような情報発信を心がけているところであります。特にプロモーション映像を掲載してから、アクセス件数の伸びは著しく、今年度は、問い合わせ件数も増えていることから、今後も効果的な情報の発信に努めてまいりたいと考えております。次に、北海道暮らしフェアにおける相談件数や問い合わせは何件あったか、またフェア参加後に感じた課題や移住促進のヒントにつきましては、主催者発表による本市ブース訪問者は 40 人であり、全 76ブース中、第2位という結果でした。実際に相談を受けた件数は 35 件であり、相談の中心は、仕事と住居で、関心の高い方が興味を示していたのは不動産物件の折り込みチラシでしたので、こうした情報を充実させることについて課題を感じました。相談は、「ちょっと暮らし」施設に関する内容が多いことがヒントとなり、避暑を兼ねて北海道で過ごす方も多いことから、今後ここから完全移住につなげていく可能性についても見いだしてまいりたいと考えております。次に、物産展開始時に設置するコンシェルジュデスクの概要につきましては、本年 12 月に、西武池袋百貨店などで開催を予定している小樽物産展の期間中において、会場内にコンシェルジュデスクを設置し、期間中に本市の移住担当者を派遣することで、本市が来年2月に開催を予定している市内での起業を希望する方向けの空き店舗ツアーの参加募集についてもPRを行いながら、移住に関する相談に応じるというものであります。次に、スキーリゾート地での短期滞在者向け移住相談会で、どのように移住促進を進めていくかにつきましては、冬期間はリゾート地で働き、仕事のない夏期間は、本州などに帰ってしまう方について、夏期間の仕事を周辺市町村においてマッチングをするのが移住相談会の主な目的であります。本市としましては、将来的には、地元への移住を視野に入れつつも、スキーリゾート地や近隣町村に配慮し、当面は、夏期間の仕事のマッチングに力を入れながら、移住に関する相談に対応してまいりたいと考えております。次に、総合戦略で示している空き家対策事業の目標達成に向けての取組につきましては、昨年6月に建設部内に空き家対策担当職員を3名配置して、ワンストップ相談窓口を設け、市民の皆様からの相談に対応しているところですが、新年度には、空家等対策計画の策定の中で、空き家の利活用や危険な空き家への対応についての検討を進めてまいりたいと考えております。次に、平成 27 年度の空き家に関する予算額と、その内容につきましては、市内全域を対象とした空家実態調査事業費として 800 万円を計上しております。そのほか、空き家対策事業費として、現地調査等に使用する専用車両のリース代や、セーフティコーンの購入費などの安全対策に係る経費など、60 万円を計上しております。次に、小樽市空家等対策会議のその他の構成員につきましては、市内の不動産、福祉、防犯などの団体に推薦をお願いするほか、小樽まちづくりエントリー制度や一般公募を通じて市民の皆様に参加をしていただきたいと考えております。次に、「樽っ子プライド育成プロジェクト」についてですが、まず地域子育て支援センター事業、母子保健推進事業、こんにちは赤ちゃん事業、乳幼児医療助成事業の現状値と目標値の設定根拠につきましては、地域子育て支援センター事業の数値は、人口減少や出生数の減少により、利用人数等は減少傾向で推移することが予測されますが、現状値の維持を表すことで、サービスの水準の維持を示すこととしたものであります。母子保健推進事業、こんにちは赤ちゃん事業の数値は、既に実施率や受診率が9割を超える高い水準であり、現状維持を図ることで子育てしやすい環境づくりにつながるものとして設定したものです。また、乳幼児医療助成事業の数値は、総合戦略策定時では、当該事業に係る拡大の規模や内容が未定であったため、平成 26 年度の数値を置いたものであります。次に、乳幼児医療助成事業の拡大に係る今後の展望につきましては、私の公約の最終形は、小学生までの医療費自己負担の無料化であります。今後の展望といたしましては、2年程度継続をしながら子供の医療需要などを分析するとともに、現在、国が設置している子どもの医療制度の在り方等に関する検討会において示される方向性や本市の財政状況を踏まえ、公約の最終形である小学生までの自己負担無料化の実現に向けた判断をしてまいりたいと考えております。また、他都市の動向については、旭川市、釧路市、北見市が、平成 28 年度に新たな拡大を目指していると聞いております。次に、周産期医療支援事業費補助金を予算計上しなかった理由につきましては、現時点においても、分娩再開に向けて関係機関と継続して協議を重ねているところであることから、当初予算への計上は見送ったものでありますが、協議を進める中で、支援の内容を固められる状況になりましたら、改めて予算を計上したいと考えております。次に、「にぎわい再生プロジェクト」についてですが、まずふるさと納税制度を実施していく上での本市のメリットにつきましては、まちづくり施策に対する賛同者の増加を促し、本市に対するイメージの向上が図られることや、地場産品を買い上げることによる地域経済への波及効果と地場産品のPR、さらには、本市来訪のきっかけづくりになるものと考えられます。また、デメリットにつきましては、本市に限ったことではありませんが、市民が他都市へ寄附をした場合には、市税収入の減少につながることや確定申告が不要となるワンストップ特例制度による事務量の増加が考えられます。次に、具体的な人数と寄附金額につきましては、寄附者の人数は、年間で 2,000 人を見込んでおります。また、寄附金額につきましては、返礼品が贈呈される対象金額を考慮すると、最低でも 2,400 万円と見込まれます。次に、ふるさと納税に対しどのような姿勢で取り組んでいくのかにつきましては、返礼品は、他の自治体と商品力を競い合うものではなく、寄附を通して本市の施策に賛同していただいた方への感謝の気持ちとして表すものと考えており、高価ではなくとも小樽らしさをPRできる品物を贈ることを基本に取り組んでまいります。次に、特産品をどのように選択すべきかにつきましては、まずは現在、小樽市のホームページに掲載されているお墨つきの小樽ブランドの商品を考えております。次に、ふるさと納税の周知方法につきましては、現在もホームページやチラシなどを活用し、本市への寄附を募っておりますが、市のホームページのリニューアルや注目度の高い外部サイトを活用した周知を図るほか、北海道暮らしフェアや物産展などさまざまな機会を捉えて、さらなるアピールを図ってまいりたいと考えております。次に、市税収入が減少している実態の把握につきましては、小樽市民がふるさと納税を活用して、市民税の税額控除を受けた人数及び金額は、平成 26 年度当初賦課において 56 人、約 235 万円となっております。平成 27 年度当初賦課においては 200 人、約 286 万円と把握しております。次に、外国人に対応した観光案内所につきましては、市内4か所の観光案内所があるうち、2か所に通訳を配置しており、一つは、小樽観光協会が開設している国際インフォメーションセンターで、英語、中国語、韓国語を話せるスタッフ3名がおり、そのうち2名と日本語スタッフ1名が窓口に配置されております。二つ目は、堺町通り商店街が開設している堺町通り観光案内所で、英語と韓国語を話せるスタッフ1名と英語スタッフ1名が配置されております。次に、国際インフォメーションセンターの設置目的につきましては、急増する中国、台湾、韓国などの外国人観光客の受入れ態勢を強化するため、平成 24 年4月に設置したものです。他の観光案内所との違いにつきましては、英語ばかりではなく中国語、韓国語に対応できるスタッフを配置しているところで、各観光案内所を訪れた外国人観光客にも、電話を通じて応対するなど、本市の総合案内所の役割を果たしているものであります。次に、外国人観光客からの主な問い合わせ内容につきましては、目的地への交通アクセスや所要時間など、観光ルートに関する問い合わせが最も多く、次いで観光施設、土産店、飲食店等の情報提供依頼となっております。次に、国際インフォメーションセンターや観光案内所のWi-Fi環境の整備状況につきましては、国際インフォメーションセンター、浅草橋観光案内所、堺町通り観光案内所にWi-Fi設備が設置されており、案内所スタッフが利用方法等の説明に当たっております。今回、JR小樽駅コンコース内に、観光案内所窓口を新設することにより、JR北海道が設置しているWi-Fi設備についても、観光案内所スタッフが利用のサポートを行うことが可能となりますので、Wi-Fiの利便性が向上するものと考えております。次に、移動式Wi-Fi環境の総合戦略の目標値につきましては、外国人客が乗船しているクルーズ客船が小樽港に寄港する接岸岸壁において、延べ 20 日間、市内で開催される二大イベント、おたる潮まつりでは、会場である第3号ふ頭基部に3日間、小樽雪あかりの路では、本部事務所に近い旧手宮線会場に 10 日間のうち悪天候日を除く7日間、合計 30 日間設置することを想定しております。次に、「あんしん絆再生プロジェクト」についてですが、まず防災関係経費に関して、避難所機能強化事業の来年度予算額が本年度に比べ減額となっている一方で、基金の繰入額が増額となっていることにつきましては、基金の使途が非常用食料等の購入費用に限られており、来年度に更新が必要となる非常用食料が、今年度に比べ多いため、繰入金額が増額となっております。次に、避難所機能強化事業は重点施策であり、市長公約である事業の予算がなぜ減額されているのかにつきましては、避難所機能強化事業では、東日本大震災を踏まえ、平成 24 年度から5年間で防寒、トイレ対策などの備蓄品や避難所標識の整備などを進めてきたところであります。平成 27 年度は、15 か所の避難所に備蓄品を整備いたしましたが、最終年度となる 28 年度は9か所に減るため予算減額となりますが、今後は避難所機能強化事業を継続しながら、備蓄計画の作成に向け検討してまいりたいと考えております。次に、原子力防災関係事業費の事業内容につきましては、本事業は北海道の補助を受け、泊発電所における原子力災害に備え、円滑な応急活動や市民の安全確保のほか、古平町住民の受入れ支援のために必要な通信機器や広報車などの資機材等の整備を行うものでありますが、平成 27 年度は安全ベストなど応急活動を行う職員の装備品や、避難に支援が必要な方のデータを地図上で管理する地図情報ソフトを導入したところであります。平成 28 年度は、一時滞在場所等において、古平町住民に情報提供を行うための機器や、物質表面の放射能汚染測定に用いる測定器を新たに購入する予定としております。次に、このたび追加された原子力防災計画が最終形のものであるかということにつきましては、この計画は各関係機関に御検討をいただきながら策定作業を進め、先日の小樽市防災会議において追加することが決定されたところでありますが、防災計画は常に最新の知見等による見直しや内容の検討を行い、必要な修正、新たな項目の追加を行っていくべきものであり、防災への取組に終わりはないものと考えております。また、市民への周知につきましては、ホームページへの掲載とともに、まち育てふれあいトークなども活用し、周知を図ってまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
面野議員の御質問にお答えいたします。ただいま小樽イングリッシュキャンプの目標値を達成するための今後の取組について御質問がございました。本事業は、外国人との宿泊を伴った活動や英語による外国人観光客への観光案内等の体験を通じて、観光都市小樽のグローバル化を担う人材の育成を目的に平成 26 年度から実施をしており、これまでは英語を用いた挨拶やゲームなど、小・中学生が同じ内容で実施をしてまいりました。しかしながら、小学生と中学生とでは、英語でのコミュニケーション能力に差が見られますことから、児童・生徒の能力等に応じて活動を分けて実施することで参加しやすい環境を整え、参加者の増加を図ってまいりたいと考えております。また、外国語指導助手、いわゆるALTを2名増員することとしておりまして、外国人との英語でのコミュニケーションの機会を増やし、内容の充実を図ることで本事業の魅力を伝え、目標値の達成を目指してまいりたいと考えております。