みんなの議会

小樽市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月8日

日本遺産について

2015年9月8日、小樽市議会の一般質問で、佐々木秩議員が「日本遺産について」質問し、教育長 上林猛、市長 森井秀明、建設部長 相庭孝昭、財政部長 前田孝一が答弁しました。

質問者
佐々木秩 議員
答弁者
教育長 上林猛、市長 森井秀明、建設部長 相庭孝昭、財政部長 前田孝一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 18番 佐々木秩

最後に、日本遺産について質問します。小樽市では、運河保存運動を皮切りに、このまちの代表的な文化資産である歴史的建造物や運河、港、鉄道関係遺構や車両等の保存・活用にこれまでも取り組んできた歴史があります。その先人の努力の成果が、今の小樽の観光産業だけでなく、まちづくり、市民生活、さらにまちへの愛着や誇りを支えていると言ってもよいのではないでしょうか。市民の皆さんが小樽の歴史・文化にとても誇りを持っている、関心が高いことは、さまざまな場面でお聞きしているところです。しかし、課題として、現在、それら文化資源の維持・管理、保存が市の財政難等により非常に難しくなっていること、また、活用という観点では、いつまでも観光の隆盛という現状が続くという保証はありません。観光地というのは、はやり廃りがあり、飽きられればそこまでという例は、全国のどこにでも見られる悲しい現状です。さらに、市民にとっては、このまま歴史的建造物が朽ち果てていくのを座視し続けることは、このまちへの思いや将来にも諦めの気持ちを抱かせてしまうのではないでしょうか。ほかのまちにはない傑出した歴史・文化を残すこのまち自体が観光客から飽きられ、過去の遺産を失い、よその無味乾燥で特徴のないまちと同じになってしまう前に、本市の歴史・文化資源の維持・活用のために、新しい視点に立ったこれらの再発見、再構築していく取組が必要な時期に来ていると考えます。そして、その歴史・文化を小樽のアイデンティティーにしていくことを明確に小樽市の方針として位置づけていくべきです。例えば、観光では、これまでと違う切り口に立った観光資源の発掘、再構築をしたり、地域研究の事例から、これまでの個々のコンテンツを新しいストーリーの中で再配置して結びつけていくことなどが小樽商科大学の教員から提案をされています。また、歴史・文化の活用という視点は、人口減少問題という本市最大の課題解決の重要な鍵になり得ます。市民が行政と協働で歴史・文化をまちづくりの一環として積極的に参画していくことで、この愛着あるまちに住み続けたいという市民の思い、シビックプライドを育てる絶好の機会と捉えるべきです。そこで、そのきっかけ、起爆剤になると考えられるのが、地域の歴史・文化資源や伝統文化を通じた地域の活性化を図るために創設された文化庁の新事業である日本遺産事業で、その認定を目指すことを提案するものです。日本遺産は、単なる世界遺産の国内バージョンではありません。文化庁が2015年度から始めた新たな認定制度で、地域の歴史・文化資源を生かして地域を活性化し、観光振興に活用することを目的としており、2020年までに100件の認定を目指しています。その選考基準は、歴史的建造物や伝統芸能など、有形・無形にかかわらず、その地域に点在する歴史・文化資源を日本の魅力として海外に発信できることなどとなっています。日本遺産とこれまでの文化財行政との大きな違いは、そのコンセプトです。歴史的な資産そのものを点として指定し、保存を重視する既存の姿勢に対し、日本遺産は、それらの点を空間的、時間的に結んだ面として活用、発信します。資産の歴史的経緯や地域に受け継がれる風習、伝承に根差したストーリーを重視するのです。認定されると、国から補助が受けられ、日本遺産コーディネーター、ガイドの人材育成配置、PRイベントの開催、多言語のホームページの作成、案内板やトイレの整備などを進めることができます。地域全体としての一体的な整備・活用、いわばソフトパワーの強化が可能になります。申請者は市町村で、申請の条件としては、国指定・選定の文化財が必ず一つは含まれること、歴史文化基本構想又は歴史的風致維持向上計画を策定済みであることなどです。第1回目の認定は2015年4月21日に決まりましたが、今回初めて認定された日本遺産18件の分布を見ると、北海道と沖縄、それに東北地方からの認定がありませんでした。北海道は、そもそも申請が1件もありませんでした。こうした日本遺産事業を検討すればするほど、本市にとって日本遺産に認定されることは大変メリットが大きいことがわかります。歴史的建造物保存と観光活用、人材育成、市民のまちへの思い入れを深めること等、はかり知れません。現状、本市の有利な点として、北海道からまだ申請がないこと、小樽を代表する明治、大正、昭和初期の近代化遺産を対象とした認定がまだないこと、本市には申請条件である国指定重要文化財として旧日本郵船株式会社小樽支店、旧手宮鉄道施設が既にあること、小樽商科大学をはじめ博物館、図書館等の文化的・学術的蓄積、人的資源、運河保存運動以後の官民さまざまな取組の成果をストーリー構築、歴史文化基本構想策定に活用できること、申請までに関係者の最大限の努力は必要ですが、あまり費用を必要としないこと、2022年に小樽市政施行100周年を迎えますが、そのいい弾みとなること。なお、今年5月の新聞報道では、市教委としては、基本構想策定に何年もかかるので申請は未定とのことでしたが、今述べたようなメリットを最大活用すれば、十分クリアできる課題です。以上、本市が日本遺産認定を目指すことの意味、認定された場合の効果等について訴えてきましたが、おいしい話ばかりでは決してありません。認定の取組でも道内他自治体でも、今後、多数申請する模様で、激戦が予想されます。また、2020年までという期限があるので精力的に進めていく必要があること、また、認定されたとしても、いまだ日本遺産の評価は定まっていないため、効果は未知数です。しかし、認定後の推進の取組は本市の頑張り次第ですし、何より日本遺産認定が目的の全てではなく、小樽のアイデンティティーを明確にするということが重要なのですから、チャレンジする価値は十分あると確信をしています。そこで、質問します。日本遺産について、教育長としての基本的見解と日本遺産認定の小樽市にとっての意義、効果などについて、所見をお示しください。小樽市として日本遺産認定を目指すこと、また、これを契機に歴史文化を小樽市のアイデンティティーに位置づけていくべきと考えますが、いかがですか。その際、自治基本条例に沿って、広く市民の皆さんをはじめ産官学民、オール小樽で進めていくべきですが、いかがでしょうか。どうか本市の将来を切り開く一つのチャレンジとして、積極的な姿勢をお示しくださるようにお願いをするものです。以上、再質問を留保して、質問を終わります。

答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)

佐々木議員の御質問にお答えいたします。ただいま、日本遺産について御質問がありました。初めに、日本遺産についての基本的見解などについてでありますが、日本遺産とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて、我が国の文化伝統を語るストーリーを国が日本遺産に認定するとともに、そのストーリーを語る上で不可欠な魅力ある有形・無形の文化財群を地域が主体となって総合的に整備活用し、国内外に戦略的に発信することによって、地域の活性化を図ることを目的としているものと認識しております。本市は歴史的背景から、鉄道、港湾をはじめとした数々の文化財などに恵まれ、これらを資源とした固有の物語を持ったまちであり、日本遺産の認定となれば、これを契機に本市の魅力を国内外に発信することで、観光都市小樽のさらなるアピールにつながるものと考えております。次に、日本遺産の認定を目指すことについてでありますが、ただいま答弁いたしましたが、文化財等の保護、活用を通して、本市の新たな魅力のアピールにつながるなど、まちづくりとの関連もありますので、今後、市長部局と十分連携しながら進めてまいりたいと考えております。次に、今後の進め方についてでありますが、本市の有形・無形の文化財の保護に限らず、物語性が求められておりますので、大学をはじめ郷土史家など、できるだけ多くの市民の英知を結集して進める必要があると考えており、今後、その組織体制などについても検討を行ってまいりたいと考えております。(「議長、18番」と呼ぶ者あり)

再質問 18番 佐々木秩

それでは、再質問をさせていただきます。まず、除雪についてですが、試算を先ほど出していただきました。585センチメートルの場合、17億3,000万円という試算でございます。それで、昨年度585センチメートル、実際に降ったときの予算が17億1,000万円、そしてそれに、市長公約分は1億400万円あるわけですから、これは単純に合計しても18億1,400万円になるわけですよ。そうすると、先ほど17億3,000万円だという試算と大分開きがあるのですけれども、この試算の根拠、内訳、そこのところをもう少しお示しください。それからもう一つ、経常収支比率の話が決算のところでも出ております。97.2パーセントから昨年度98パーセントへと財政の硬直化が進んでいるという中です。その中で、この除雪の部分を今後さらに進めていくと、さらに硬直化、お金が自由に使える部分、市長がさまざまな公約の中でチャレンジしていこうというふうに思っても、実際に使えるお金がどんどんなくなっていくということが心配をされますし、そしてほかの市民サービスについてもしわ寄せが行ってしまうのではないかというところが心配されますけれども、やはりそういうところで中・長期的な今後の見通し、これは大丈夫なのだというところをもう一度御答弁いただきたいと思います。参与についてです。私たちもいろいろなその後の判断をするために、この参与については、副市長とともに並べておく必要はないのではないかということを主張させていただいておりますけれども、先ほど仮に否決された場合、参与をそれでも置き続けるのかどうかというところについては、具体的な御返答がございませんでした。引き続き御理解いただけるように努めていくというような中身の御答弁だったと思うのですけれども、これについてやはりきちんと、否決された場合でも置き続けるのか、それとも報酬の裏づけがないので身を引いていただくのか、はっきりとお答えをいただけないかということをお願いいたします。副市長についてお伺いします。やはり市長が先ほどからおっしゃっておられる整合性に関するお答えというのは、どうしても納得のできないところがあります。私たちの会派は、副市長については、前定例会からもやはり市政に滞りが生じるので早く置くべきだというふうに主張してまいりましたけれども、そして副市長は、誰であれ絶対認めないというようなことを言っているわけでも決してありません。ただ、この納得できないという理由は、これまでほかの会派の方も主張しておられますように、やはり選挙戦で政治資金規正法違反問題に関係した方、それから5者相乗り体制を厳しく批判をしてこられた。ところが、選挙後になってから、副市長人事は複数候補者がいるというような中で、結局この方を指名されたという。私、ここのところで、今、ずっと話を聞いていると、選挙前からここに関係していた方々、団体の処分というのは、既にその段階で選挙前にもう終わっています。それから、はっきり言わせていただくと、反省もしました。それから、4月に公民権停止が解除されるということもわかっていたはずです。こういう人事をもしするのであれば、選挙のときから政治資金規正法違反問題については、先ほど市長がおっしゃられていたように、あくまでそれにかかわっていたかいないかではなく、公約の実現に向け、同調できる方とともに頑張りますというふうに選挙のときにおっしゃるべきではなかったのかというふうに思うのです。そうでなければ、やはり今、なぜか市長のところには行っていないようですけれども、私たちの会派におかしいだろう、だまされたという電話がかかってきますが、そういう意見は、きっと出なかったはずなのですね。ですから、やはり市長から、そこら辺の整合性について、もう一度お話をしっかり伺いたい。市民の皆さん方が裏切られた思いをしているという部分についてのお答えをいただきたいなというふうに思います。それから、これについても一度伺っておかないとなりませんが、体質について、市長は答弁をされました。政治資金規正法違反問題を起こした市役所の体質、恥部というふうにも表現をされておりましたけれども、それは具体的にはどのような体質のことをおっしゃっているのか、そしてそのような体質になってしまった原因はどこにあるのか、そして今後、その体質をどんどん直していくということであるので、その体質改善の方法をどのように進めていこうと考えておられるのか、お聞かせください。次に、先ほどの話の中では、参与と副市長においては全く別の仕事なのだと、重なる部分はないという趣旨の御答弁をいただいておりました。しかし、例えば小樽市除雪対策本部規程というのがあります。その第4条の3に、本部長は副市長をもって充てるとなっています。これによると、必ずこの除雪対策本部には副市長がいるわけですね。そしてさらに、そこに参与もおられる。もっと言うと、そこに副本部長として建設部長もおられる。さらに、本部次長は建設部次長を充てるというふうに、オールスターでここへそろっているわけですよ。そこまで本当に、ここのところに重複はないと言いきれるのでしょうか。やはり私は、ここのところ、これ一つとっても重複はある、そこまで必要はない、きちんと今いる現有勢力でしっかりとこの業務、市長がおっしゃっておられるようなこともやれるのだというふうに考えますが、この重複の部分について、お答えをお願いいたします。ドリームビーチについてお伺いをします。これはずっとお話を聞いていると、市長から、ルールを、だから条例は必要ですという御回答が言葉としてなかったように思うのですが、ルールについては必要なのだというような趣旨のお話、そしてつくらないとも何か言っていない、検討はしていくというようなお話があったと思うのですけれども、ここはやはりきちんと条例が必要であるというところについて、その時期はともかくとして、条例は将来的に必要であると考えているということであれば、そこのところをしっかりお答えいただけないかなというふうに思います。いかがでしょうか。官製ワーキングプアについて1点だけ、細かい数字もお答えいただきましたので、これは別の機会でさせていただきますけれども、一つだけお伺いをしたい。市長は、これまでの人事の中で、日の当たらない職員に日を当てるというふうにおっしゃっておられました。日の当たらない職員というのは、きっと今までのところを見ますと、いろいろな実力はあるにもかかわらず、実力を発揮する場が与えられなかった人たちのことを言って、その方にきっと今回の市の人事の中で光を当てたよという意味なのだと思うのですけれども、私は光の当たらない職員という中に、非正規職員の皆さんのことも入っている、ぜひここのところに光を当てるということが、市長が日ごろおっしゃっておられることの本当の意味になるのではないかなというふうに思うのです。市長、やはり本当に一度、調査はしないということではあったのですけれども、ぜひ本当にその非正規職員の皆さんがどういうお考えで毎日仕事をされておられるのか、例えば本当に厳しい方も私はいると聞いています。いや、自分で好き好んでここに来ているのでしょうというお答えでしたけれども、そんなことはないですよ。本当にここしかなくて来たという方もいらっしゃるのです。そういう方とまずは直接お話をしていただくだとか、そういう機会を持っていただくことから始めていただきたいなというふうに考えますが、いかがでしょうか。日本遺産については、スタートラインに立つと、これから進めていくというお答えをいただきました。これは要望ということでお話をさせていただきますが、これから歴史文化基本構想策定に当たってもいろいろなことをされていかれる、非常に道のりとしても大変ではありますが、先ほどのお答えのとおり頑張っていただきたいと思います。協力できることはしていきたいと思います。ただ、ここの中で1点だけお願いをしたいのですけれども、これはかかわっていた小樽商科大学の教員をはじめ何人かの方から伺ったことではありますが、やはり小樽市の構造的な問題として、さまざまな関係部局が出てきたときに、なかなか縦割りのところを突破できずに連携が進まず、大変なことがたくさんある。要は、縦割り行政の支障についておっしゃっておられると思うのですが、市教委が中心となってその辺のところを突破しながら、しっかりと進めていただければ、私たちは最大限、協力をしていきたいというお返事をいただいていますので、そこのところをよろしくお願いしたいと思いますが、一言もしあればお願いいたします。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

佐々木議員の再質問にお答えをいたします。私が答弁したこと以外においては、各担当部長より答弁をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。私からは、まず、参与の件において、否決された場合というお話だったかと思いますけれども、現状においては、可決でお願いしたいというふうに考えているところだったので、否決されたときにおける状況については、まだ何も考えていないというのが正直なところでございます。これが1点目です。2点目で、副市長のことで、体質、体制のお話があったかと思いますけれども、さまざまな場面で体質について変えたいというお話をさせていただいているところでございますけれども、市役所におけるその体質も、そのような体制が背景に、そうせざるを得ないとか、また、長きにわたって続いたことによって、本来であればあしき出来事だったにもかかわらず気づかないとか、そのような状況であったというふうに報告書等を読む限りだと感じております。選挙戦そのものにおける体制が変わらない中で、それがまたその後も続くのではないかということに対し、私は変えたいということで訴えさせていただき、選挙戦を戦ったということでございます。そしてまた、その中で、その体質を改善するためにというお話の中では、私は市政をオープン化させていただき、市役所職員の皆様に、市民の皆様の立場に立つ、そういう目線で取り組んでいただきたいということで、変えてまいりたいというふうに考えております。また、例えば除排雪ということで、副市長と参与の関連等でのお話かと思いますけれども、今回の制度設計においては、参与を含めてかなりアドバイスをいただいて、形にさせていただいているところでございます。その取り組んでいる状況を、実際にそのように取り組まれているかどうかということに関しては、やはり参与が一番把握できるのであろうと思いますし、ただしそんな中で、その除排雪業務に対しては、執行していくという意味でのトップは副市長でございます。副市長がその執行をしていく中で必要な取組又は改善策等を含めて行っていく中で、アドバイスを参与から受けながら取り組んでいくということは、私が公約に掲げさせていただいている除排雪の改善において、大変重要な体制であると私自身は考えており、お話をさせていただいているところです。それと、ドリームビーチ、ルール化をということで、私自身はそのルール化について大変必要だと感じております。ただ、説明させていただいた中で、海水浴場がドリームビーチ以外にも六つありまして、それぞれの海水浴場の地域性、特徴、また、抱えている課題などが全てばらばらというか、違いがあると思っております。その課題を整理するためには、やはり少し時間がかかるのではないかと感じておりますので、その意味合いを含めた答弁であったということで御理解をいただければと思います。そして、最後にワーキングプアについて御指摘いただきました。先ほど申し上げさせていただいたように、現状においては法制度上の縛りがあって、また、市内の民間企業の賃金水準等も考慮するという必要があると思っておりますので、今すぐ非常勤の職員の勤務条件について見直しを進めるという状況には至っていないものだというふうには考えております。しかしながら、私といたしましても、非正規職員の勤務条件には課題もあると認識しておりますので、他市の状況を踏まえたり、また、どのような取組を行っていらっしゃるのか、そのようなこともいろいろと鑑みながら、見直しをする状況に至った際には、そのような職員の皆様からの声に対し、耳をしっかり傾けてまいりたいというふうに思います。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

答弁漏れ、大変申しわけございません。私自身も、都度、それぞれ皆様と、今回の副市長の件に限らずですけれども、御提案をさせていただき、たくさんの方々とそのことについてお話をさせていただいてきているところでございますが、当然に私自身、この選挙戦でそのように訴えさせていただいておりますので、そのような御指摘等を受ける場合もあると思います。それについては、先ほどの答弁の繰り返しになるかもしれませんけれども、やはり選挙戦を終えた以上は、これからはたとえその選挙戦において敵であろうと味方であろうと、さまざまな状況又はいろいろなことがあろうとも、この4年間、この小樽の再生に向けて、また、市民の皆様の期待に応えるために、しっかり取り組んでいかなければならないということが第一であると私自身思っておりますので、市民の皆様からそのような御指摘をいただいたときにも、そのようにお話をさせていただきたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 相庭孝昭(建設部長は2017年3月まで)

佐々木議員の再質問にお答えいたします。私からは、17億3,000万円の試算をどうやったのかということでお答えさせていただきます。これは、先ほど市長からの答弁にもありましたとおり、なかなか毎年、条件というのは一致しません。同じ冬にはなりませんので、仮に昨年の実績、これはデータとしてございますので、それを今年の積算単価に置きかえたらどうなるかということで積算をいたしました。したがいまして、その積算単価の中には、例えば軽油代ですとか、ドライバー、オペレーターの人件費、こういったものが変動、そういったものを全て反映したという形で積算、試算をいたしたところでございます。その中で、17億3,000万円になったということでございます。その内訳といたしましては、いわゆるステーションごとの地域除雪といたしましては8億9,600万円、それから中央ふ頭ほかの雪堆積場、これにつきましては1億8,500万円、その他の委託料として7,600万円、それからロードヒーティングの電気代等、委託料以外がございます。これにつきまして5億7,200万円ということで、100万円の数字が端数整理の関係で合わないかもしれませんけれども、こういう内訳となっているということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 財政部長 前田孝一(財政部長は2020年2月まで)

私からは、除雪費の関係で、経常収支比率が上がっている中、今後使えるお金がなくなるという件についてでございます。市長から答弁がありましたとおり、あくまでも予算編成と申しますのは、市税なり地方交付税といったところの財源の動向を十分に見極めながら、必要な歳出につきましては、事業効果あるいは優先順位を十分見極めた中で予算編成を行う、これが予算編成の大原則でございます。そういった中で、先ほど議員からもお話がございました中・長期的見通しにつきましては、私どもも、来月末には平成28年度の予算編成方針を出すようなことになります。それに向けて、現在、担当部として中・長期的見通しについても試算に取りかかっておりますので、そういったことを通じまして庁内の共通認識の下で今後は予算編成を進めていく、そうした中でさまざまな事業についての取捨選択を進めていく、そういうふうな考えでございます。

答弁 建設部長 相庭孝昭(建設部長は2017年3月まで)

大変失礼いたしました。先ほど申し上げましたとおり、単価を置きかえて、昨年度の部分で17億3,000万円ということでまず一つございます。それから、1億400万円につきましては、これについては、今年度の平穏な天気でなった場合ということでやっています。新たな公約分について、これについては今年度の単価で当然算定しておりますけれども、なかなか……(発言する者あり)ええ、そういうことです、入っていないということで御理解いただきたいと思います。なかなかそこら辺の条件が変わるという部分の積算が難しいものですから、あくまでも17億3,000万円は昨年度の実績、それから1億円の増については、今年度の平穏な天気で積算しているということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)

佐々木議員の再質問にお答えいたします。旧日本郵船株式会社小樽支店など文化財を所管する教育委員会として、小樽にふさわしい文化の香りのするまちづくりの視点に立って、日本遺産への登録を目指したいと考えており、歴史的建造物や観光資源などと密接な関連もありますので、今後、市の施策の総合調整権を持つ市長と十分な意思の疎通を図りながら、日本遺産登録に向け、しっかり取り組んでまいりたいというふうに考えております。(「議長、18番」と呼ぶ者あり)

再々質問 18番 佐々木秩

再々質問をさせていただきます。先ほどの試算の件なのですけれども、そうすると要は17億3,000万円プラス1億400万円なのですね。1億400万円の中には、585センチメートルになった部分は入っていないと、そういうことになりますでしょうか。そうだとすると、雪が降った場合、18億1,400万円プラスアルファという分の予算になる。これはもう史上最高額を大幅にまた上回るというようなことになるわけですよね。そういうもので、先ほど財政部長からお話のあったところでやっていけるのかどうかということを、本当にみんな見通しを持てるのかどうかというのが非常に不安です。その辺のところについて、市長、その金額での説明というのは、今、聞いたから初めてわかったような感じなのですが、それで本当に大丈夫かどうか、最後にもう一回だけお返事をお願いしたいというふうに思います。それから、これは本当に意見になってしまうのかもしれないですし、質問といえばあれなのですけれども、先ほど、副市長、参与の件、いろいろお答えをいただいたのですけれども、どうも体質の改善を行うと、先ほど言ったようなところを変えていくというようなお話がありつつ、今、この参与、それから副市長人事については、その体質改善等は少なくとも逆方向に向かってしまうのではないかというふうに危惧をいたします。本当に市民の皆さんも、先ほどおっしゃったように、思っているというふうに思いますし、それから職員の皆さんにお話をひそかに伺っても、この件について、本当にいいと、認めるというふうにおっしゃっているようには聞こえてこないのです。やはりチームとして、私は、市長を中心として副市長をはじめ、先ほどお話のあったような市長の施策をしっかりと進めていくチームであるべきだというふうに考えます。当然、信頼関係がなければ、それはできていきません。こういう話をしていいのかわかりませんが、プロ野球を見ても、どこかのチームみたく外国人をお金でばんばん連れてきて、生え抜きの選手が力を発揮できないというようなチームと、しっかりと育成システムをつくって伸びてきたチームと、どちらがそういうチームとしてきちんと機能していくのかということを考えれば、もうおのずと明らかだと思うのです。小樽市というチームがどういうチームを目指すのかというのは、まさしく市長のかじ取りにあるというふうに私は思うのですけれども、その辺のところがこの人事のところに表れているというふうに考えます。どうか市長につきましても、その辺のところをよくお考えいただきたいというふうに考えます。何かそれで一言あればあれですけれども、なければ終わります。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

佐々木議員の再々質問にお答えいたします。除排雪は大丈夫なのかということかと思います。その試算のことについては、原課、原部からお話を聞いて、昨年度の除雪費の増大の部分も含めて、現在の人件費だったり燃料代、その他さまざまな要因で、500センチメートルの状態であっても、かなりの予算になってしまうというようなお話を聞いて、私自身も危惧を感じているところであります。そんな中で、それを何とか大きな予算をかけることのないように、今後において永続的に行っていくためにも、先ほど職員配置のことであったりとか又は雪置場のお話等をさせていただいておりますが、現状の中で無駄がないのか、業者の皆様とさまざまな連携ができないのか、そういうことも含めて効率的にしっかり今まで以上に行えないかということをやはり探っていくことが第一であろうというふうに思っております。また、今年度、調査における費用も今回計上させていただいておりますけれども、その調査によって、今までの除排雪の中で、よりこのように取り組めることができないかということを探っていこうというふうに思っております。今年度においてはおっしゃるように心配な部分が全くないとは言えないものではありますが、何度も答弁の繰り返しになりますが、それが永続的に、しかも市民の皆様の期待にしっかり応えていくためにも、財政のことに鑑みながらしっかり取り組んでまいりたいと思っておりますので、御理解をいただければというふうに思います。もう一点、チームとしてやっていくべきだということのお話だったかと思います。全職員の皆様の能力であったりやる気であったり、そういうものをしっかり生かせるように、私自身も市役所職員と対応しながら目を配り、そのような環境を整えられるように最大限努力をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

出典:小樽市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月8日 議事録 PDF(100ページ) 間違いを知らせる