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小樽市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月8日

おたるドリームビーチについて

2015年9月8日、小樽市議会の一般質問で、佐々木秩議員が「おたるドリームビーチについて」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。

質問者
佐々木秩 議員
答弁者
市長 森井秀明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 18番 佐々木秩

おたるドリームビーチ海水浴場について質問します。8月14日、あれだけ話題になり、さまざまな方に心配をおかけしているドリームビーチ海水浴場の現状がどうなっているのか気になって、出かけました。結構暑い日で、閉鎖の情報を知らない海水浴客がたくさん来ているのではないかと心配をいたしました。道路は駐車場手前で封鎖されています。車は入れません。数台の車が違う入り口付近の路上に駐車をしていました。ドリームビーチはほとんど人がいない状態です。ごみ等もボランティアの方々のおかげでしょうか、思ったより目立ちません。一方、小樽寄りのサンセットビーチ銭函は、食品の営業許可を受けている海の家もあり、海水浴場として開かれているので、車で来場している人が結構います。現在のところ、私が見た範囲では、大きな混乱や危険な状態はないようでした。これは、関係者の皆さんの広報等の御努力や、結果としてメディアで大きく取り上げられたことで周知が進んだためと思われます。このまま平穏のうちにシーズンが終了し、その後、このビーチの来年に向けての改善策の検討が進むよう願うものです。まず、お聞きしますが、シーズンを終えた現在の市としての状況把握と分析、市長の感想、心境についてお聞かせください。次に、来シーズンに向けての市の方針について伺います。市長は、将来的には誰もが安心して楽しめる海水浴場を目指すと意思も示されていますが、専門家として小樽の海水浴場ビジョンをはっきりとお持ちのはずです。どのようなビジョンなのか、具体的にお示しください。市長は、第2回定例会で林下議員への答弁で、この夏を何とか乗り越えて、来年に向けて条件整備、対策を講じて、あの地域をより活用できるような環境を整えていきたいと答えられました。シーズンを終え、緊急避難的措置の必要がなくなった今、市が来年度に向けて進めていくべきことは何ですか。来シーズンはドリームビーチが海水浴場として開設されるのでしょうか。また、開設される場合、市としてすべきことはどのようなことを想定されていますか。前提として、建築基準法に違反する建築物である海の家の除却は、どう進めるのですか。条件整備は、市の制定する海水浴場についての条例が中心になるはずです。制定についてのお考えを示してください。市長のビジョン実現のために、単なる形だけの理念条例では現状を打破するものにはなりません。実効性のある条例を施行するべきです。4人が死傷した昨年7月の飲酒ひき逃げ事件の発生とも強く関係をしています。二度と同様の事件、事故を起こさないためにも、条例制定によるルールづくりは不可欠です。条例制定の必要性は、前回、林下議員も訴えておられましたし、新聞でも他自治体での状況が報告、報道されています。例えば、「鎌倉市海水浴場のマナーの向上に関する条例」では、基本理念として、「海水浴場に関わる全ての人が「他人を思いやり、お互いが快適に楽しめる海水浴場」を目指し、海水浴場におけるマナーの向上に努めるものとする。」と定め、具体的に市や店舗営業者、海水浴場利用者の責務を明記、また、禁止事項も具体的に挙げ、違反者には市が指導又は勧告をすることができるとしています。また、同市では、「海の家の営業に関するルール」で、営業時間の設定、クラブ化形態の営業の禁止、イベント開催の規定、風紀上の対策を具体的に定めています。本市においても、現状に顧み、風紀の乱れを憂いておられた市長の思いを形にするためにも、このようなルールづくりを急ぐべきではないでしょうか。お考えをお示しください。また、その際は、当然、警察や当事者である店舗営業者、市民の皆さん等さまざまな分野の関係者との協議や意見交換が必要と考えますが、いかがでしょうか。他自治体では、ただ規制するだけではなく、行政が積極的にイメージ一新のためや地域の活性化のために、海水浴場を活用するアイデアを募集し、実行しているところがあります。本市においても、将来のビジョンに基づいて活用策を探るべきですが、いかがでしょう。具体的には、市長は、石狩湾における人工構造物のない砂浜の海岸線という貴重な環境の保護・活用、将来的に小樽市民にとっても効果的になるようなビジョンなど、環境保全、効果的活用についても述べられていますが、その施策の反映はどのようにされるのでしょうか。将来的には、恵まれた貴重な自然環境や、おたる水族館、小樽市総合博物館に蓄積されている学術的資産を生かして積極的にドリームビーチ一帯の保護、活用策も検討していくことはよいことだと思います。しかし、今のままでは、バギー等が乱入し、せっかくの環境が破壊され尽くしてしまいます。それを防ぐためには、やはり条例等で定めることが必要と考えます。小樽市域のみならず、道や近隣自治体との海水浴場をめぐる協議が必要です。大勢の市民が利用する札幌市との協議が特に重要と考えます。札幌市としては、市民レクリエーションの場として開設を望んでいるとお聞きします。話合いの場を設定してはどうでしょうか。違った観点や発想で解決策を探れる可能性もあると思います。この項最後に伺います。サンセットビーチ銭函の扱いについて、行政のちぐはぐさが指摘されています。今後の対応はどうなるでしょうか。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

ただいま、おたるドリームビーチについて御質問がありました。初めに、市条例の制定についてですが、まず、シーズンを終えた現在の市としての状況把握と分析、感想、心境につきましては、第2回定例会における議論が数多く報道されたため、市民の皆様はもとより道民の皆様に、今夏のドリームビーチの危険性について幅広く周知がされたことや、7月18日から8月31日までの期間、海上保安、北海道、警察と連携し、プレジャーボートの規制、水難事故防止及び不法投棄防止の対策を強化するための巡回パトロールなどを行ったことなどにより、結果的に来場者の抑制につながったものと考えております。今夏のドリームビーチは、多くのボランティアの皆様の御協力や関係機関の連携により、大変積極的に来場者の水難事故防止や清掃活動などを行っていただいたことによって、無事にシーズンを終えられたものであり、私といたしましても安堵しているところであります。しかしながら、海の家については、8月31日現在、9棟が除却されていることを確認しておりますが、依然として28棟が残っている中で、1棟が一時的に解体の目的以外で使用された事案が発生したこともあり、これらを除却することが課題と考えております。次に、海水浴場のビジョンにつきましては、現在は違法建築物などの課題がありますが、将来的には安全・安心な海の利用ができるルールをつくり、この恵まれた海岸線を有する本市の特性を生かしたマリンレジャーやイベントなどによる観光振興を図って、本市に経済波及効果をもたらすような取組を進めてまいりたいと考えております。次に、市が来年度に向けて進めていくべきことにつきましては、まずは違法建築物の除却をしっかりと進めていかなければならないものと考えております。次に、来夏、ドリームビーチが海水浴場として開設されるのか、また、開設される場合、市としてすべきことはどのようなことを想定しているのかにつきましては、いまだ除却が完了していないことから、開設を前提とした御質問にはお答えできる段階にはないものであります。次に、海の家の除却につきましては、ドリームビーチ協同組合に対して、建物を除却するよう、4月2日付けで勧告文書を送付し、その後、口頭による指導を繰り返し行っております。また、組合だけではなく、個々の組合員に対しても、7月30日付けで同様の勧告文書を送付し、その後、口頭による指導を行っているところであります。今後も、速やかに全棟が除却されるよう、引き続き強く指導してまいりたいと考えております。次に、海水浴場についての条例制定につきましては、今夏、市内ではドリームビーチのほかに6か所、海水浴場が開設されており、各海水浴場によって特徴や課題が異なっております。このため、少し時間はかかるかもしれませんが、これらの課題等をしっかり整理した上で、今後の海水浴場のあり方について検討していきたいと考えております。次に、ルールづくりを急ぐべきではないかとのことにつきましては、確かにルールづくりの必要性については認識をしておりますが、先ほど答弁させていただいたとおり、本市海水浴場の課題等をしっかり整理した上で、対応していかなければならないものと考えております。次に、海水浴場のルールづくりの際の関係者との協議や意見交換の必要性につきましては、現在も海水浴場の管理・運営に関するさまざまな問題を協議する場として、海上保安、警察などの関係機関や海水浴場開設者などの関係者で構成されている小樽市海水浴場管理運営協議会を開催しております。今後、ルールづくりを検討する際には、この協議会をはじめ近隣自治体、市民の皆様などとも協議や意見交換を行う必要があるものと考えております。次に、海水浴場を活用する将来ビジョンなどにつきましては、今後、海水浴場のあり方を検討する際に、そのような他の地域の事例などについても調査研究をしてまいりたいと考えております。次に、環境保全、効果的活用についての施策への反映につきましては、石狩湾の海岸線は人工構造物がなく、全国的に見ても大変美しい天然の海浜であり、石狩川河口から銭函までの海岸は、北海道の自然環境保全指針の中で、保全を図るべきすぐれた自然地域に指定されているところです。将来的には道や近隣自治体と連携し、安全・安心な海の利活用ができるルールをつくり、環境保全などに取り組むとともに、マリンレジャーやイベントなどによる観光振興を図ることによって、効果的な活用を推進してまいりたいと考えております。次に、ドリームビーチ開設にかかわる札幌市との話合いにつきましては、札幌市からはそのような要望を直接は伺っておりませんが、今後、海水浴場のあり方を検討するに当たり、御意見を聞いてまいりたいと考えております。次に、サンセットビーチ銭函の対応につきましては、おたるドリームビーチと異なり、当該ビーチの海の家が民有地に建築されていたことから、所有者確認に時間を要し、除却の是正指導通知が7月となり、結果的に営業が続けられたものであります。今後も速やかに全棟が除却されるよう、引き続き強く指導してまいりたいと考えております。また、食品衛生法に基づく営業許可につきましては、違法建築物であることをもって不許可にはできないとの国の通知に基づき、保健所ではサンセットビーチ銭函を含めた海の家の許可をしておりましたが、現在は関係法令を遵守した上で営業許可を取得するよう指導をしております。その他の法令の遵守についても、関係機関の連携強化を図り、適切に対応してまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月8日 議事録 PDF(92ページ) 間違いを知らせる