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小樽市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月7日

市長に求められる資質及び市政に対する基本理念について

2015年9月7日、小樽市議会の一般質問で、山田雅敏議員が「市長に求められる資質及び市政に対する基本理念について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。

質問者
山田雅敏 議員
答弁者
市長 森井秀明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 23番 山田雅敏

本日は、我が会派の濱本議員が代表質問を行う予定でありましたが、身内の不幸により質問を行うことができなくなりました。これに伴い、質問者の交代などについて議会運営委員会で御協議いただき、会派から新たに質問者を立てさせていただくことに御同意いただいたことに対し、まずもって各会派の御理解に感謝いたします。それでは、濱本議員が予定していた質問の趣旨に従い、私が代表質問をさせていただきます。自由民主党を代表して、質問いたします。初めに、市長に求められる資質について伺います。さきの第2回定例会の予算特別委員会において、市長の資質などについて自民党からも質問しましたが、明確な答弁がなかったので、改めて質問いたします。初めに、市長は平成14年7月のNPO法人ドットジェイピーのインタビューで、大好きな海の現状をよくしたいとの思いを実現する手段として、市議会議員になったと答えています。また、5年後、10年後も市議会議員でいたいとも答えています。さらに、議員であった平成15年第3回定例会の一般質問において、市議会議員選挙に出馬したきっかけは、海岸における諸問題を少しでも改善できればという思いからであったと発言しています。恵庭市で生まれ、北広島市の高校、そして北海道教育大学札幌校教育学部体育学科を卒業した市長が、なぜ小樽市の市議会議員という選択をしたのでしょうか、お聞かせください。また、インタビュー当時は、5年後、10年後も市議会議員でいたいと答えていましたが、平成19年には市長選挙に立候補しています。その動機についても詳しくお聞かせください。あわせて、平成23年、27年の立候補の動機についてもお聞かせください。市議会議員から市長へと求める先を変えたとき、二元代表制を前提としている地方自治においては、当然、市議会議員に求められる資質、能力、見識などと市長に求められるそれらとは共通するもの、しないもの、いろいろあると理解していますが、市長はどのようにお考えでしょうか。より具体的な見解をお伺いいたします。また、市長に適任か否かの判断をするときに、その人の経歴を一つの要素として判断します。例えば、山田元市長は市の職員としての豊富な経歴があります。また、中松前市長においては、銀行の支店長、市の収入役、そして小樽商工会議所の専務理事などの多様な経歴があります。元市長、前市長にはその豊富な、そして多様な経歴から市長としての適格性を理解しましたが、残念ながら、森井市長の経歴からは市長としての適格性を理解しかねます。市長という職責を全うするための資質、能力、見識などをどのような経歴の中で培ったのでしょうか、お聞かせください。次に、市長の市政に対する理念について伺います。二元代表制の一翼を担う市長には、政治家としての側面と行政組織の長としての側面が存在します。政治家としては理念を語り、行政組織の長としてはその理念を実現する役割を担う存在として認識しています。市民、そして議会に対して市長としての理念を説明し、理念を具現化する施策を体系的に、また、優先順位を明らかにして提案する責任があります。第2回定例会の市長提案説明の冒頭で、市長は、今後4年間の市政運営、まちづくりについての一端について述べますと前置きし、小樽市の現状、課題、公約について述べていましたが、我々には市長の市政に対する理念がよく理解できませんでしたし、一端だけでは議会に対する説明責任を果たしていないと言わざるを得ません。市長は議員であった平成16年第3回定例会の一般質問で、当時の山田市長に私と同じ質問をしていました。山田市長の答弁は大変わかりやすく、現時点でも決して色あせてはいません。森井市長の市政に対する理念について一端ではなく100パーセントの明確な答弁、そして中松前市長の理念と対比しての答弁を求めます。米沢市や国分寺市においては、市長がその年度の市政運営方針を議会に対して明確に説明しています。米沢市の構成は、1番目は市政運営に当たっての基本的な考え方、2番目は6項目の分野別の主要施策、3番目に新年度予算の概要、4番目に結びとなっており、体系的、そして具体的です。国分寺市においても同様です。森井市長が今期初めて市長に就任したことを踏まえると、第2回定例会において、これからの在任期間4年間の基本方針、工程表、そして初年度である今年度の方針を市民、議会に対して体系的、具体的に表明する責任があったはずですが、その責任を十二分に果たしたとは思えません。市長はどのように認識していますか、お答えください。あわせて、改めて基本理念に基づいた市政の基本方針についても米沢市、国分寺市と同様に体系的に、そして具体的にお答えください。関連して、市長が初めて議会と向き合った第2回定例会は、提出議案の否決、議会の空転、会期の延長など間違いなく順風満帆とは言えませんでしたが、市長の第2回定例会に対する所感をお伺いいたします。以上、第1項目について終わります。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

答弁の前に議長に確認をさせていただきたいのですけれども、よろしいでしょうか。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

ただいま代表質問の中で経歴から適格性を理解される。そして私に対して適格性を認識させるだけの経歴が見られないという旨の発言がありました。私は、さきの選挙戦を通し、市民の皆様からの負託を得てこの場にいます。それは私の経歴を含めたさまざまな要因に対して市民の皆様が考え、決断された結果であります。この御質問は私個人ばかりか、その負託をしてくれている市民の皆様の投票行為に対しての否定にもつながりかねないもので、民主主義の根底にも触れかねない重大な発言だと感じております。しかも、会派代表質問であり、この発言が会派意思として統一されている見解だとすると、さらに残念で仕方ありません。私は、前定例会において突発的な発言へのルール化とともに、議会にそぐわない発言に対しての改善を図られるよう、議長、副議長に申入れをしたところです。議会は個人のパーソナルな部分を追及する場ではなく、政策議論を行う場であると私は信じており、議員の皆様においても同じ思いであると思います。この発言に対しての議長への見解を求めるとともに、前定例会において正副議長に申入れをしたことに対して回答をいただいておりませんので、それを確認させていただいた上で答弁させていただきたいと思いますので、議長よろしくお願い申し上げます。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

それでは、今のお話を受けましたので、答弁を行わせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。山田議員の御質問にお答えいたします。ただいま、市長に求められる資質及び市政に対する基本理念について御質問がありました。初めに、市長に求められる資質についてですが、まず、なぜ小樽市議会議員を選択したかにつきましては、小樽地域の海岸線においてとうとい命が奪われる光景を目の当たりにし、この事故をなくしたい、海の現状をよくしたいとの思いが湧き出たことからこれを実現しようと思ったためであります。次に、市長選挙への立候補の動機につきましては、市議会議員活動を通じ、市政の現状を変えたい、しがらみを断ち切りたいとの思いからであります。次に、市議会議員及び市長に求められる資質、能力、見識につきましては、共通するものもあり、違うものもあるかと思いますが、市民の皆様の目線に立つことが一番の共通点であると考えます。市議会議員と市長との立場に違いはありますが、双方が両輪となり、市民の皆様の期待に応えていくことが理想であると考えております。次に、市長の職責を全うするための資質、能力、見識につきましては、私はさきの選挙において公約や経歴なども含めて市民の皆様から負託を得てこの市長というお役目につきました。今後4年間の取組において、市民の皆様に判断をしていただくのが市長としての姿であり、その市民の皆様の期待に応えていく所存であります。次に、市長の市政に対する基本理念についてですが、まず市政に対する理念につきましては、この場で全てを申し上げることには限界がございますが、再度述べさせていただくならば、元気なまち小樽を取り戻し、小樽の再生を果たすことが市民の皆様から私に託された最大の使命であると思っております。本市を取り巻く環境は、人口減少や少子高齢化の進行、多くの公共施設の老朽化や厳しい財政状況など、さまざまな課題に直面しておりますが、住みよいまち小樽、人に優しいまち小樽を目指してまいります。また、小樽には先人が築き上げた誇るべき歴史と伝統があり、すばらしい地域特性や資源がたくさんあります。中松前市長の認識と一部重なる部分もありますが、これらの貴重な財産をしっかりと活用し、まちの魅力向上と地域経済の活性化に向けて努めてまいりたいと考えております。次に、第2回定例会での提案説明につきましては、本市を取り巻く環境の認識や市政運営に対する基本的な姿勢のほか、元気なまち小樽を取り戻すための五つの公約に基づき、私の考え方をできるだけ御理解いただけるよう努めたものであります。基本方針としましては、市民の皆様が住んでいてよかったと思えるまちづくりを進めることが何より重要であると考えておりますので、住みよいまち小樽、人に優しいまち小樽の実現に向け、公約としたものであります。御質問にあります米沢市や国分寺市とは異なりますが、公約の体系としましては、安心で安全なまちづくりとして、除排雪体制の充実や防災対策などを、人口減少に歯止めをかけるための子育て支援と高齢者対策の充実では、小学生までの医療費と第3子以降の保育料の無料化や安定した周産期医療の実現、JR駅のバリアフリー化などを、中心市街地の再開発と空き家対策では、空き家の活用や既存借上公営住宅制度の検討などを、教育の取組では、心身の健やかな成長を目指した豊かな教育環境づくりや新・市民プールの整備などを、まちが元気になる経済対策では、トップセールスの実施やふるさと納税の推進などをお示ししたものであります。次に、第2回定例会に対する所感につきましては、お互いに市民から選ばれました二元代表として大変緊張感のある定例会であったと思います。市民の皆様の期待に応えていくためにも、今定例会においても活発な議論をお願いするものであります。

出典:小樽市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月7日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる