みんなの議会

小樽市議会 平成27年第2回定例会 2015年6月23日

議案第1号にかかわって

2015年6月23日、小樽市議会の一般質問で、安斎哲也議員が「議案第1号にかかわって」について質問し、市長 森井秀明が答弁しました。

質問者
安斎哲也 議員
答弁者
市長 森井秀明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 安斎哲也

新風小樽を代表し、質問いたします。この時間になりまして、皆様お疲れのことと思いますが、最後まで通告どおり質問させていただき、かんかんがくがく再質問、再々質問まで行きたいと思っておりますので、御容赦願いたいと思います。(「頑張れ」と呼ぶ者あり)初めて代表質問に立ったときは、周りの方々からこのような応援をいただけませんでしたが、今回初めて応援いただくことによって、さらに質問を強めていきたいと思っております。質問に先立ちまして、一言申し述べます。我々新風小樽は、無所属会派として結成し、政策次第でいいものはいい、悪いものは悪い、是々非々の判断をしてまいります。選挙後の第2回定例会では、これまで新市長の政策予算が計上されてきましたが、このたびの森井市長が計上したものはおたるドリームビーチ市営開設にかかわる予算で、さらに先議を求めてのものとなりました。ほかの補正予算では、制度内では森井市長の考え方が盛り込まれているようですが、そのほとんどが中松体制で当初、計上留保していた予算で、森井市長の公約に伴った政策予算ではございません。また、定例会初日の市長提案説明の中で所信表明をされておりましたが、公約パンフレットに盛り込んだ言葉を散らばせているものの、中松前市長が読んでもあまりかわりばえしない内容というのが私の感想でございます。さらに、昨日からの代表質問に対する答弁でも、第2回定例会では間に合わず、今後の定例会に向けて協議を進めていかれるということでございますが、今回の代表質問では、先議が求められているおたるドリームビーチとともに公約に沿った形で質問をさせていただき、今定例会中に森井市長の政治姿勢について理解を深めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ただし、質問順番が最後のため、これまでの代表質問で議論がなされていることから重複することも多いと思いますが、通告をしておりますので質問させていただきます。まず、議案第1号にかかわって、おたるドリームビーチの市営開設のための予算1,290万円について質問させていただきます。ドリームビーチを海水浴場として開設しない場合でも、多数の観光客が見込まれるため、今夏は緊急避難的に市が海水浴場を開設するとのことですが、市営開設でなければならない理由をまずお示しください。安全確保や海浜の環境保全の対策を講じるだけならば、市営開設とせずに、救護監視業務管理費と施設設置費のある程度の予算で済むことではないでしょうか。市営開設しない場合でも、市長の言うように海水浴客の利用者があると思いますし、プレジャーボートの侵入も予想されます。市営開設しないと、プレジャーボートの区域設定はできないのでしょうか。また、今年に限っては、そもそも海水浴客がドリームビーチを利用しないよう道路の閉鎖などはできないのでしょうか。市長は、我々への議案説明の際に、観光都市としての取組ではなく、緊急避難的な安全対策とお話しされていましたが、4月30日の市長記者会見では「小樽市の観光素材の一つに海というものがあると思っており、ドリームビーチもその一環であります」と述べられています。矛盾をしていませんでしょうか。ドリームビーチは市長にとっては観光政策であると考えられるのですが、どのようにお考えなのでしょうか。逆に言うと、観光対策ではないというならば、観光入り込みにも入れるべきではないと断言します。見解をお示しください。もしも観光対策ということであれば、小樽市内全体で考えていくべきかと思います。小樽には、ほかに六つの海水浴場があり、蘭島、塩谷、東小樽、銭函など市民の憩いの空間として毎年にぎわっています。市長だけでなく、私も、ライフセーバーではございませんが、救助員として蘭島、塩谷で救助活動を行っています。この事実も、現状も、森井市長とともに存じておる一人だと思います。これらをトータル的に考えていくべき問題かと思いますが、いかがでしょうか。ほかの海水浴場には最低限の対策費で我慢してもらっているのに、今夏のみ緊急避難的にとはいえ1,290万円の金額を予算づけするということは、市民の中には理解できないという声が私に届いております。今回の予算措置のほか、ドリームビーチを含んで海水浴場運営経費として予算が計上されていますが、海水浴場運営経費の金額、内容、ほかの海水浴場とドリームビーチとの比較を数字でお示しください。ドリームビーチには、これまでもほかの海水浴場よりも予算措置が行われておりました。これまで、ドリームビーチはどのような目的があって予算措置されていたのかお聞かせください。市長の方針として今夏のみの安全対策であるということは、来年以降、組合がどのような状況にあっても予算措置はしないとお考えなのでしょうか、見解をお聞かせください。小樽観光の素材の一つに海があると明言されています。その海ですが、小樽の海は海水浴場だけが海ではございません。ヨットハーバーがあったり、観光船が運航されていたり、クルーズ船がたびたび寄港するなど直接税収のある観光要素があったり、少なくはなってきてはいますが貨物船の出入りのある商業港湾の機能があったりと、ほかの都市にはない素材が幾つもあります。市民の利用が少ないとされ、しかもたった1か月しかないですし、直接税金も入るわけではないドリームビーチへの予算投下だけで議論するのではなく、小樽の資源を最大限活用した観光対策についてしっかり理念を持って政策展開をしていただきたいと思います。見解をお聞かせください。なお、ドリームビーチを利用する人たちが市外の人であるならば、そこで小樽にとっての経済活動ができるような対策を講じるのも一つではないでしょうか。ただ、市街地に隣接しているわけではございませんので、銭函や東小樽、蘭島などとは全く条件が違い、難しいとは思います。しかし、まず今年、組合が責任を持って違法建築物を撤去することを前提に、来年以降、ドリームビーチがにぎわうことによる住民福祉の向上のため、ただ予算を投げ捨てるだけではないことをお約束していただきたいと思いますがいかがでしょうか。1項目めの質問を終わります。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

安斎議員の御質問にお答えいたします。ただいま、議案第1号について御質問がありました。初めに、市営開設理由と非開設の場合の対応についてですが、まず海水浴場が市営開設でなければならない理由につきましては、あくまで今夏については、相当数の海水浴客の来場が見込まれ無秩序な状態になることが想定されるため、来場者の安全確保や海浜の環境保全の対策等を目的とし、緊急避難的な措置として対応しているところでございます。組合が対応できず誰も管理していない状態をそのまま放置しておくということができないことから、市で海水浴場を開設する必要があると考えたところであります。次に、海水浴場における安全確保や環境保全対策につきましては、道の開設要綱に基づいて海水浴場を開設し、安全対策と環境保全対策を実施することが最も望ましいものと判断したものであります。市営で開設しない場合には、この予算措置を行う理由がなくなるものと考えており、また、市営開設の場合は、救護監視や施設設置だけでは責任ある対応にはなり得ないものであると考えております。次に、プレジャーボートの区域設定につきましては、本来、海水浴場が開設された場合、その遊泳区域とプレジャーボートが航行するエリアを区分するためのものではありますが、仮に海水浴場が開設されない場合でも届出は可能であると聞いております。次に、道路の閉鎖などについてですが、道路は一般交通の用に供されることを目的としていることから、道路管理者が行うことのできる通行禁止の措置は、道路法第46条で規定されているとおり、道路の破損等により交通が危険である場合及び道路工事のためやむを得ない場合に限られております。このため、ドリームビーチにアクセスする道路を閉鎖することは困難であると考えております。次に、おたるドリームビーチは観光政策ではないか、ほかの海水浴場との整合性についてですが、まずドリームビーチは観光政策ではないかにつきましては、小樽市としては今まで海水浴客を観光客と見ていた事実がありますが、それに伴う経済効果はあまり大きくありませんでした。今後においては、良好な海岸の活用により多くの観光客が訪れ、経済効果をもたらすことを期待し、将来的にそのような方向を目指していくためにも、今年はこの課題を乗り越えていかなければならないと思っておりますので、緊急避難的措置として開設をするものであります。次に、観光対策として、市内のほかの海水浴場もトータルで考えるべきではにつきましては、財政的に余裕があるならば、海水浴場の魅力の向上に向けての支援についても検討したいところですが、現時点では困難でありますので、今後は関係者の方々などと話し合いながら、将来的にどの海水浴場にもより安全で魅力的な場所となるよう取り組んでまいりたいと考えております。次に、海水浴場運営経費の内容につきましては、安全対策費として、合計410万円で、内訳は、報償費が日赤関係出勤謝礼延べ770人分で146万3,000円、消耗費が日赤薬品等消耗品で16万5,000円、光熱水費が日赤詰所電気料で7,000円、通信運搬費が日赤詰所電話料、日赤用具車両運搬費で15万円、手数料が日赤用洗濯代で4万円、委託料が水難事故防止等注意看板設置撤去業務、日赤放送設備設置撤去業務、海水浴場監視救護業務で106万5,000円、使用料及び賃借料が日赤詰所賃貸借、日赤詰所家屋賃貸借、日赤救護詰所放送設備共架料で120万4,000円でありますが、この中にドリームビーチへの負担分はありません。また、環境整備として合計484万3,000円で、内訳は、消耗品費がごみ袋、水域表示用ブイ、事務用品等で20万円、修繕料が公衆トイレ修繕で5万円、委託料が海水浴場ごみ収集業務、海水浴場藻刈り業務で179万円、使用料及び賃借料が仮設トイレ貸借35基分、保健管理費、ごみ箱賃借35台分、公衆トイレ敷地賃借で280万3,000円となっております。ほかの海水浴場とドリームビーチの比較につきましては、この環境整備費予算全体の約29パーセントをドリームビーチが占めております。なお、これらの予算については、既に第1回定例会で予算措置をされているものであります。次に、ドリームビーチの予算措置につきましては、例えば海水浴場運営経費の環境整備費については、ほかの海水浴場より海水浴客が多いため、ごみ収集などに係る経費を多く予算措置しております。このように、海水浴場に係る予算措置につきましては、各海水浴場における来場者数や開設期間、広さなどを考慮して行っているところであります。次に、来年以降の予算措置につきましては、違法状態にある海の家を全て除却していただくためにも、今回、海水浴場開設経費を予算化したものであり、来年は組合による健全な運営をしていただくよう市として対応していく必要があると考えております。次に、ドリームビーチだけでなく小樽全体の観光対策につきましては、所信表明でも申し上げましたが、本市にはすばらしい地域特性や資源があり、地域経済の活性化に向けて、この小樽特有の地域資源や知名度など強みを最大限に活用したいと考えております。小樽の海もその一つであると捉えしっかりと取り組んでまいります。次に、来年以降ドリームビーチがにぎわうことによる住民福祉の向上につきましては、私も御提言と同様の考え方でありますので、今年度、この課題を乗り越えて、将来的には海水浴場がさらに魅力的なものになり、経済効果にも結びつけてまいりたいと考え、今回、海水浴場開設経費を予算化したものであります。

出典:小樽市議会 平成27年第2回定例会 2015年6月23日 議事録 PDF(112ページ) 間違いを知らせる