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小樽市議会 平成27年第2回定例会 2015年6月23日

北海道新幹線開業に向けた2次交通の確立について

2015年6月23日、小樽市議会の一般質問で、林下孤芳議員が「北海道新幹線開業に向けた2次交通の確立について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。

質問者
林下孤芳 議員
答弁者
市長 森井秀明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 19番 林下孤芳

次に、北海道新幹線開業に向けた2次交通の確立について質問いたします。市長は、就任早々に北海道新幹線建設促進後志・小樽期成会会長に就任され、活動を始めておられますが、既に札幌延伸に向け管内でも工事が着手されるなど、札幌延伸に向けた動きも本格化してきました。しかし、5年間短縮されたとはいえ、開業まで15年の工期はいかにも長すぎて、もっと短縮をすべきとの声は日増しに高まっております。それは、北陸新幹線は既に金沢駅まで営業運転を開始し、九州新幹線西九州ルートも早期の開業が見込まれていることから、札幌延伸の立ちおくれが際立っていることに対する市民、道民のいら立ちの表れと思われます。私どもは、工期の短縮は当然のことと受け止めていますが、来年3月開業する北海道新幹線の新函館北斗駅までの開業に向けた、小樽・後志を経由する新函館北斗駅からの2次交通の整備を早急に進めるべきと、この間、訴え続けてまいりました。北海道においても、昨年9月に、新函館北斗駅でおりた利用者が道内各地に向かう乗り継ぎの交通手段の需要を探るなどの二次交通動態調査を実施していますが、その基本は、函館方面へのアクセスの改善やJR札幌駅への輸送力の改善を中心とするものでありました。国土交通省なども同様の調査を実施しておりますが、新函館北斗駅からどこの観光地を経由し、最終的にどこに向かうのかとのアンケートによりますと、第1位は札幌、第2位が函館、第3位に小樽・倶知安・ニセコが選ばれております。しかし、室蘭を経由する札幌-函館間では、JRの特急列車や都市間バスなどが相当数運行されているのに対し、小樽・後志経由のこれまでの交通手段はJRの普通列車しかなく、しかも直通列車は全くありませんでした。どこかの駅で乗り継ぎをしながらの旅行もありますが、一般的には乗換えなしの交通体系は必要であります。昨年5月21日、後志総合振興局は、小樽・後志の各自治体や商工会議所など121団体で構成する北海道新幹線しりべし協働会議を設立して、リゾート列車の誘致や2次交通の充実・強化について検討を始めました。また、JR北海道は、リゾート列車ニセコエクスプレスの車両を利用して、期間限定ながら、小樽経由、札幌-函館間のヌプリ、ワッカとして運行を実施しました。所要時間は5時間余り要するものの、常に満席状態であったと聞いています。JR北海道は、路盤の整備に多額の設備投資が必要となるため、特急列車を毎日定期運行することには否定的ですが、北海道は来年3月の北海道新幹線開業に向けて、効果を道内全域に広げるために函館-倶知安間や倶知安・後志経由の函館-札幌間の都市間バスを今年の観光シーズンに合わせて臨時運行する方針であることを明らかにしております。これまで、小樽市、余市町、積丹町、倶知安町、ニセコ町の観光協会とJR北海道、北海道中央バスで構成する北後志・ニセコエリア広域観光推進協議会が観光誘致に向けた取組を進めてきましたが、この間の動きを見る限り、北後志の2次交通は具体策が見いだされないままに置き去りにされる危険があります。私どもは、北海道新幹線の新函館北斗駅までの開業を見据えて、一つとして、1日当たり1万人の利用者を少しでも小樽に直接引き込むことこそ経済効果を最大限に引き出すことになる、二つ目としては、小樽-新函館北斗間の2次交通の実現は、小樽観光の弱点であった通過型観光から滞在型観光へと転換する大きなチャンスである、三つ目として、自然あふれる風景と特色ある観光地は、札幌延伸までの間にたくさんのリピーターを増やすことになり、新幹線新小樽(仮称)駅の開業後のリピーターにもなることなどから、早期に都市間バスの運行の実現を求めてまいりました。また、既に交通政策基本法制定に伴い地域公共交通活性化再生法が改正されていますが、過疎化や少子化の影響により、小樽を除く北後志の公共交通は大変厳しさを増していると言われています。そこで、このたびの法改正の趣旨は、地域の活性化につながる公共交通の利便性の確保、向上を地域が主体となって展開し、それを国が支えるという方向性を明確にしたものと言われております。そうした意味でも、この都市間バスは、観光客のみならず、北海道新幹線を利用する公共交通として広く地域の住民の足として、法改正の趣旨にも合致するもので、国の支援策も得られるものと思います。残された時間は極めて限られておりますが、北後志の自治体と連携をして、新幹線新函館北斗駅と後志・小樽間での都市間バスの運行の実現に向けた取組を早期に実施するよう、市長の決断を求めるものであります。市長の見解を求め、4項目めの質問を終わります。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

ただいま、北海道新幹線開業に向けた2次交通の確立について御質問がありました。経済効果を最大限に引き出すことについてですが、新函館北斗駅と後志・小樽間の都市間バスの運行につきましては、後志地域が新幹線の開業効果を最大限に享受するためには、道南地域との都市間バスを含めた2次交通網の充実・強化が必要であることは認識をしております。昨年度から、北海道や後志地域の自治体などで構成される後志地域二次交通検討会議で、都市間バス等の必要性について議論をしてきており、今年度には北海道が都市間バスなどの実証運行を行うこととなりました。この実証運行を踏まえた上で、本市にとっても開業効果を最大限に享受できるよう、事業化に向けた方策などについて引き続き検討会議で議論を深め、オール後志で取り組んでまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 平成27年第2回定例会 2015年6月23日 議事録 PDF(103ページ) 間違いを知らせる