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小樽市議会 平成27年第2回定例会 2015年6月23日

議案第1号平成27年度一般会計補正予算(おたるドリームビーチ)について

2015年6月23日、小樽市議会の一般質問で、林下孤芳議員が「議案第1号平成27年度一般会計補正予算(おたるドリームビーチ)について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。

質問者
林下孤芳 議員
答弁者
市長 森井秀明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 19番 林下孤芳

次に、議案第1号平成27年度一般会計補正予算、おたるドリームビーチに関して質問をいたします。おたるドリームビーチは、かつて駐車場の造成をめぐりドリームビーチ海水浴場協同組合と大変困難なトラブルが生じ、現在もなお課題を抱えていると先輩議員から聞かされておりました。私は、JR北海道バス勤務時代に、JR星置駅-おたるドリームビーチ間の夏季の臨時輸送の交渉に携わった経験しかなく、当時は、人里離れたへんぴな場所で、若者がちょっと羽目を外すことができるのが人気の理由でもあるかなという程度の認識しかなかったのですが、昨年の飲酒による死亡ひき逃げ事故以来、小樽市の道路管理のあり方までが問われることとなり、改めて問題の根深さを認識させられました。小樽市は、直ちにこの管理道路を通行止めの措置といたしましたが、管理組合は、この措置に反して、民有地とはいえ、道路の拡張工事を強行するなど、行政との協調や、遺族や市民感情に配慮する姿勢は残念ながら見られませんでした。その後も飲酒の摘発や飲酒による事故が続き、おたるドリームビーチは社会問題として取り上げられることとなりました。コンプライアンス委員会の指摘により、海の家の建物が10年以上にわたって違法に使用されていることが明らかになり、小樽市は、協同組合に対して建物の撤去を求め、違法状態の解消をしない限り営業は認めないとし、以来今日まで協議が続けられてきたものと認識をいたしております。私たちは、小樽市の取組を評価し、違法状態の解消と海水浴場として適正な秩序が保たれるような対策が必要との見解を示してきたところであります。このたび提案されたドリームビーチ海水浴場を小樽市が開設する理由について、協同組合は違法建物の全てを撤去できず、結果的に協同組合による海水浴場の開設ができなくなったために、来場者の安全の確保や海浜の環境保全のために市営海水浴場を開設することとしたと説明しておりますが、コンプライアンス委員会の指摘している違法建物の撤去は、現在もほとんど進んでいないと言われ、至るところに不法に投棄された大型ごみが散乱していると指摘されている中で、市営海水浴場を今年度限り開設しても、来シーズンまでに問題点が解消されるという保証を見いだすことは困難ではないかと思います。また、安全対策や秩序を維持する対策などが不十分なままに小樽市営海水浴場の開設をした場合、万が一の事故や事件などのリスクは相当高くなると想定されますが、どう考えているのか、見解をお示しください。地方自治法第244条の2によると、「普通地方公共団体は、法律又はこれに基づく政令に特別の定めがあるものを除くほか、公の施設の設置及びその管理に関する事項は、条例でこれを定めなければならない」とされています。公の施設の設置、管理及び廃止については、まず条例で定める必要があると理解されますが、他の自治体の事例では、設置及び管理に関する条例や事故防止条例などがあり、神奈川県でも海水浴場に関する条例を設けています。小樽市でも、廃止条例が昭和59年3月23日に可決されておりますが、そのときの記録を見ますと、施設の規則に、公序良俗に反したものは利用を取り消す、利用をさせないという議論がなされております。そうした事例を参考に、秩序を維持するためには条例化を急ぐべきと考えます。また、開設経費の内訳を見ますと、現場運営管理費、救護監視業務管理費、施設設置費など全般的に協同組合の協力を前提とした内容と受け止められます。例えば救護監視業務管理費として491万4,000円が計上されていますが、1日当たり15万8,516円になり、何人雇用されるのかが示されておらず、一方でライフセーバーは162万円で、延べ150人、1人当たり1万800円と、容易に計算をできるシステムになっております。項目別に見ると、調達品はリースが多く、協同組合からリースをするとすれば、撤去を求めておきながらリース契約をすることには矛盾があると思いますが、見解を伺います。こうした実情に鑑み、まずは建物の撤去を完了させ、海水浴場として適正な秩序を回復するための条例の制定が必要であると考えます。そうした対策を優先しなければ、事故や事件の再発が懸念され、来年新たな海水浴場としてスタートすることも危ぶまれます。市長は、ライフセーバーの経験もあり、海への思いが大変強いとも伺っていますが、誰もが親しみ、安心して楽しめる海水浴場とするために慎重に条件整備をした上で、時間をかけて開設すべきと考えますが、所見を伺います。以上、2項目めの質問を終わります。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

ただいま、おたるドリームビーチについて御質問がありました。初めに、市営海水浴場を開設した場合の事故や事件等のリスクにつきましては、本来、海や海岸は誰もが自由に利用できる場所であり、基本的に危険回避は利用者の自己責任となりますが、海水浴場を開設している以上、開設者が来場者の安全を図る一定の義務が生じるものと考えております。このため、市が開設する場合は、道が定める海水浴場の管理運営に関する指導要綱に基づいて必要な施設の設置や人員の配置を行い、事故や事件等の防止に取り組んでまいります。次に、協同組合とのリースにつきましては、除却を求めている違法建築物を利用するものではなく、組合が所有している監視台や放送機器などの備品であり、組合からのリースが他社と比較して安価な場合や放送用電柱などの特殊な備品に限るものと考えております。次に、条件整備をした上での海水浴場開設につきましては、本来であれば、適正な秩序を維持するため、慎重に条件整備をした上での開設が望ましいものでありますが、仮に開設をされなかったとしても相当数の海水浴客の来場が見込まれ、無秩序な状態になることが想定されるため、来場者の安全確保や海浜の環境保全の対策等を目的とし、緊急避難的な措置として市で海水浴場を開設するものであります。将来的には、誰もが安心して楽しめる海水浴場に向けた取組が必要であるものと考えております。

出典:小樽市議会 平成27年第2回定例会 2015年6月23日 議事録 PDF(100ページ) 間違いを知らせる