みんなの議会

小樽市議会 平成26年第1回定例会 2014年3月4日

固定資産税の誤賦課、市税等の還付加算金漏れ等の不祥事問題について

2014年3月4日、小樽市議会の一般質問で、高橋克幸議員が「固定資産税の誤賦課、市税等の還付加算金漏れ等の不祥事問題について」質問し、市長 中松義治が答弁しました。

質問者
高橋克幸 議員
答弁者
市長 中松義治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 高橋克幸

次に、固定資産税の誤賦課、市税等の還付加算金の支払漏れ等の不祥事問題についてであります。平成25年12月25日、財政部、医療保険部より、固定資産税の誤賦課、市税等の還付加算金の支払漏れについて報告がありました。この事件の報道後、多くの市民から厳しい意見が寄せられました。また、現在、小樽市では財政健全化を最重要課題として取り組んできたところであり、大変大きな問題であると認識しており、この事件により信頼低下と失望感を与えた責任は、まことに大きなものがあります。さらに2010年、高額療養費の未請求問題があり、原因究明と再発防止への議論経過の後、さまざまな対策が出されてきたことを考えますと、この教訓を生かせていないことはまことに遺憾であります。まず、今回の事件に対してどのように受け止めておられるのか、市長の見解を伺います。さて、今回の原因にかかわって何点か質問いたします。この事件と同様のものが他都市でも判明しているようでありますが、今回の主たる原因としてどのように考えられているのか、見解を伺います。当時の償却資産係の担当者についてでありますが、この件の業務への認識、人員の配置、引継ぎなどについてお示しください。また、組織体制としての担当の係長、課長のチェック機能はどのようになっていたのかお答えください。次に、再発防止についてであります。原因についてさまざまな調査や検討が必要と考えますが、今後の再発防止策についてどのように考えられているのか。また、今回の問題について、一部局だけの問題ではなく、市全体の行政組織にわたる見直しも急務と考えます。市職員の意識改革やスキルアップ、チェック体制や組織内でのコミュニケーションのあり方、組織の職責別、役職別の研修などの検討や計画、実施について早急に対策が必要と考えますが、今後の予定や考え方をお示しください。次に、責任の所在に関してであります。調査及び協議などの時間経過は必要と考えますが、組織としての責任についてどのように考えられているのか、市長の見解を伺います。4項目めの質問を終わります。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

ただいま、固定資産税の誤賦課等について御質問がありました。初めに、今回の件に対する私の見解につきましては、職員は公務員として法令等に基づき公正な事務の執行に努めなければならず、また常に厳正でなくてはならない地方税の課税業務等におきましてこのような誤った事務処理をしたことは、多くの市民の方々に御迷惑をおかけし、また市民の皆様の信頼を損なうこととなり、大変申しわけなく思っております。次に、今回の主たる原因についてですが、償却資産の誤賦課につきましては、税制改正により耐用年数が見直されているにもかかわらず適用していなかったこと、家屋の誤賦課につきましては、実地調査において母屋を主に調査していたため、物置や車庫などの附属屋の取壊しを見落としていたこと、市民税等の還付加算金の支払漏れにつきましては、確定申告の提出と所得税の更正を混同し、地方税法の規定の適用を誤ったことによるものです。いずれも法令に基づき事務を行わなければならないところ、その法令と異なる処理を行っておりました。前任者から引き継いだ業務について疑問を持たず、みずから勉強し、わからないことは調べるといった基本ができていなかったことにあると考えております。次に、当時の償却資産係の担当者等についてですが、償却資産係の職員3名のうち、償却資産を担当する職員は1名で、税制改正による耐用年数の見直しについて認識はしておりましたが、歴代の償却資産の担当者が、前任者から、申告書の内容について市では修正できないと口頭で引継ぎを受けていたため、改正前の耐用年数をそのまま適用し、賦課決定しておりました。また、当時の担当係長、課長は、税制改正による耐用年数の見直しを認識しておらず、組織としてのチェック機能は働いておりませんでした。次に、再発防止策についてですが、このたびの固定資産税の誤賦課と市税等の還付加算金の支払漏れについては、第1に職員の法令等の理解不足が大きな要因であり、第2には組織としてのチェック体制が欠けていたと考えております。今後は、法令の正しい解釈とその適用に努め、組織として法令改正等について逐一チェックを行い、情報の収集や共有に努めるとともに、制度改正に対応した業務マニュアルを作成し、再発防止を図ってまいります。次に、職員の意識改革等に対する今後の予定や考え方についてですが、昨年12月26日付けで業務事故防止について注意を促す庁達を副市長名で出したところであり、法令等の確認や制度改正に合わせたマニュアルの作成、さらには情報の共有や自己研さんの必要性について、職員に通達いたしました。また、新年度には、これまでの職責等に応じた基本研修に加え、新たにチームワーク向上研修や危機管理対応研修、アイデア・発想力向上研修の実施を予定しているほか、パソコンやスマートフォンなどのインターネットを利用して、職場や自宅、通勤時など都合のよい時間に受講できるeラーニングの実施も予定しており、これらの研修を通じてコミュニケーション能力の向上や意識改革、スキルアップなどを図ってまいりたいと考えております。次に、組織としての責任についてですが、今回の件につきましては、いずれも長期間、適正に事務処理ができていなかったことから、管理監督者としての責任があろうものと認識しております。私自身も指導力が不足していたものと考えております。

出典:小樽市議会 平成26年第1回定例会 2014年3月4日 議事録 PDF(81ページ) 間違いを知らせる