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小樽市議会 平成26年第1回定例会 2014年3月3日

平成26年度小樽市教育行政執行方針について

2014年3月3日、小樽市議会の一般質問で、鈴木喜明議員が「平成26年度小樽市教育行政執行方針について」質問し、教育長 上林猛、市長 中松義治が答弁しました。

質問者
鈴木喜明 議員
答弁者
教育長 上林猛、市長 中松義治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 鈴木喜明

平成26年度小樽市教育行政執行方針についてお聞きします。上林教育長は、この中で「家庭・学校・地域が一体となって各般施策を着実に実行していくことが重要である」、また、「義務教育においては、子供たちの進学や就職を常に念頭に置きながら、厳しい現実の社会の中をたくましく生き抜いていける基礎基本の学力をしっかりと身につけるなど、知・徳・体のバランスのとれた人材を育成することが求められている」と述べられておりました。全く同感であります。本市では、義務教育の三本柱、知・徳・体で一番油断をしていた「体」が、平成25年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査で劣っているとの結果が出ました。また、執行方針の中でも触れられておりましたが、「知」では、昨年の全国学力・学習状況調査で残念ながら、小学校では算数A以外は全道平均を下回り、中学校では全て全道平均を下回る結果と聞いております。「徳」については、昨年度の同方針の中で、平成25年度は、いじめ・不登校、体罰などの諸課題の解決に向けて、教職員間、各学校を取り巻く人や関係団体それぞれの連携が不可欠であり、これらの活動を通し、引き続き教育の活性化に努めてまいりますと述べられておりました。教育には時間がかかることは十分承知しています。教育長が感じられた昨年から改善されたことや、知・徳・体それぞれに対する効果的な施策を、平成26年度の施策の中から、それぞれお示しください。本市では、新年度予算案で、「小樽イングリッシュキャンプ」、市内小・中学生の国際感覚を育むため、外国人との活動や宿泊生活、外国人観光客への観光案内など、英語漬けの時間を過ごすプログラムの実施を掲げています。特に小学校の英語教育では、外国の人々に対し物おじしない態度や積極的に人とかかわりコミュニケーションを図ろうとする態度、英語の基礎的運用能力、すなわち聞く・話す・読む・書く能力、みずからの意見を表現する能力を育むことが大切であると考えます。昨年、道教委、小樽ユネスコ、小樽商科大学の留学生の協力の下、行われたオタル・イングリッシュ・デイは、児童・生徒にも大変好評で、この事業も楽しみなプログラムとなりそうです。しかし、小学校外国語教育は、現行の学習指導要領では、学校の判断により、総合的な学習の時間の国際理解に関する学習の一環として、外国語会話等に取り組むことができることとされており、児童が外国語に触れたり、外国の生活や文化などになれ親しんだりするなど、小学校段階にふさわしい体験的な学習が行われるようにすることのみを示しており、それぞれの小学校間で英語活動の取組に差があり、外国語、英語学習なのか、国際理解の学習なのか、必ずしも明確ではないという課題をはらんでいます。そこで、この「小樽イングリッシュキャンプ」の内容とその位置づけ、今後の本市の小学校での外国語教育の目標について御説明ください。また、新年度予算案ではデジタル教材整備費が計上されており、実物投影機としてプロジェクターを整備し、ICTを活用し、学習環境の整備を行うとのことです。ICTの活用で写真や図表を大きく提示して指示を明確にすることや、見せながら話して、わかりやすく説明やまとめをすることなど、児童・生徒が理解しやすく教育効果が高まることが知られています。もちろんこの機具だけでは不十分で、しっかりとしたシステムを構築しなければならないと考えます。ハード面では教員みずから機器を使いこなす技術、ソフト面では学習教材の効果的な使い方などを理解し、応用することが必要となります。教員の研修、実技指導については、どのようにお考えかをお示しください。また、ICTは常に進化し更新を続けるものであり、常に身近に置かなければ、その効果は薄いと考えます。新年度の主要施策等一覧では、各小学校で既存のものを含め最低1台配置されるように整備とありましたが、本市の児童・生徒の基礎学力習得状況の危機感から考えて、本来、1クラス1システムの整備が望まれます。せめて1学年1システムの整備が必要と考えます。今後の小・中学校のICT整備計画等についてお答えください。以上、再質問は留保し、質問を終わります。

答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)

鈴木議員の御質問にお答えいたします。ただいま、平成26年度小樽市教育行政執行方針について御質問がありました。初めに、知・徳・体における昨年度からの改善点と来年度の施策についてでありますが、「知」の部分につきましては、昨年、西陵中学校において、秋田大学の教授を招き公開授業を行いましたが、1回の取組では限られた人数での研修となり、広がりが見られないという反省から、来年度については、共同研究として市内2校の中学校で、年間を通して授業研修を継続し、その成果を公開研修会で多くの教員に広げることで、小樽の中学校の授業力の向上につなげていきたいと考えております。また、昨年、日帰りの日程で実施したオタル・イングリッシュ・デイは、英語を使って活動する時間が短く、英会話の習得につながらなかったことから、来年度は1泊2日の日程で実施し、日常生活を通しての実践力を身につけられるよう取り組んでまいります。さらに、小学生の保護者を対象として、早い段階から家庭の中で進路について考え、学習意欲の高揚につなげることを目的として実施した高等学校合同進路説明会については、子供も参加させて話を聞かせたいなどの声が寄せられたことから、来年度は対象者を市内の小・中学校の児童・生徒及び保護者にも広げて開催することにいたしました。次に、「徳」の部分については、これまでのいじめ防止キャンペーンなどの継続的な取組により、いじめの認知件数や不登校、問題行動などについては、おおむね減少傾向にあるものの、一方でインターネット上のいじめなどの問題も見られていることから、来年度については、全校に位置づけいたしました小樽市小中学校情報モラル対策委員が一斉に行うネットパトロールを強化し、ネットトラブルに対する抑止効果を高めていきたいと考えております。次に、「体」の部分につきましては、これまで学力の向上に重点的に取り組んできましたが、今回の体力調査の結果、子供たちの体力が予想以上に低下していることから、来年度は学力に加え、体力の向上にも意を配り、体育の授業改善や1校1実践の取組などを進めてまいりたいと考えております。次に、「小樽イングリッシュキャンプ」と今後の本市の小学校における外国語活動についてでありますが、このキャンプは、昨年初めて実施したオタル・イングリッシュ・デイをさらに発展させたものであり、おたる自然の村での1泊2日の宿泊体験を通して、1日目は「「Good morning.」から「Good night.」まで」を合い言葉に生きた英語を学ばせ、2日目は、前日の学習を生かして小樽運河周辺で外国人観光客に英語で小樽を紹介する時間を設け、自分の言葉が伝わる喜びや英語で交流できる楽しさを体験してほしいと考えております。今後、本市の小学校における外国語活動については、外国人観光客が多く訪れるまちならではの特色ある英語教育を行い、国際感覚にすぐれた人材の育成を目指してまいりたいと考えております。次に、このたび整備します実物投影機を活用した教員の研修、実技指導についてでありますが、近年、ICTを活用して子供たちに情報活用能力を育成する教育が求められておりますが、その中でも実物投影機は操作が簡単で効果が大きいということから、授業改善を図り、学力の向上につなげるため、全校に配置することといたしました。今後は、市内の教職員を対象に、効果的な使い方などを学ぶ実技研修会を開催するとともに、実際に活用する様子を見せる公開授業などを通し、教職員の指導技術の向上を図ってまいります。次に、ICT整備の計画につきましては、教職員の研修を通じ、各学校での実物投影機を活用した授業改善の成果などを十分に検証するとともに、教育委員会として他の施策との優先度なども考慮して検討してまいりたいというふうに考えております。(「議長、12番」と呼ぶ者あり)

再質問 12番 鈴木喜明

1点だけ再質問させていただきます。まず、その前に、コンパクトシティを目指して集住という考え方を取り入れていただくということを確認いたしましたので、ありがとうございます。それと、小樽港の一般貨物の増加施策として、ロシア極東貿易並びに雪氷倉庫の件を俎上にのせていただいたというふうに理解しておりますので、ありがとうございます。お聞きしたいのは、1点だけでございます。先ほど、財政調整基金の残高が3億3,000万円とおっしゃっておりまして、万が一ということでございまして、もう、うららかですからたぶんないとは思いますけれども、そうなりますと残りが3億3,000万円で、1回分、この前の予算の補正が3億5,000万円でございますので、最悪ここから吹雪がありますと、1回分はあるという理解でよろしいでしょうか。それだけお聞かせください。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

今、鈴木議員がおっしゃるように、補正が出ないように期待しているところでありますけれども、どういう状況になるかわかりません。昨年度は、本市の財政上、やはり除雪費としては最大の15億円という数字でございました。今回は、先ほど、専決処分で、後ほどまた御承認いただかなければいけないのでありますけれども、3億5,000万円補正いたしまして15億円ということでございますので、今の状況から考えますと降雪量は多少多いのでありますが、何とか昨年度並みにおさまっていただきたい、多少願望も含めております。ですから、現実的にはそうではなくなったときには、先ほどは何とか財政調整基金の範囲内でという話をしましたけれども、そのときはまた検討していきたいと思いますが、何とか財政調整基金の今の残りの約3億円の中でできればと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。

出典:小樽市議会 平成26年第1回定例会 2014年3月3日 議事録 PDF(44ページ) 間違いを知らせる