小樽市議会 平成25年第4回定例会 2013年12月10日
24時間健康・医療相談サービスの導入について
2013年12月10日、小樽市議会の一般質問で、松田優子議員が「24時間健康・医療相談サービスの導入について」質問し、市長 中松義治が答弁しました。
- 質問者
- 松田優子 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 松田優子
5項目め、24 時間健康・医療相談サービスの導入について伺います。現在、各自治体で頭を悩ませているのが、救急車の不適正利用です。そこで各自治体では、救急車適正利用促進リーフレットを作成したり、人目につく場所にステッカーを張り出したりするなど、救急車の適正利用促進に取り組んでおります。小樽市も例外ではありません。昨年9月 28 日の決算特別委員会で小樽市における救急車の不適正利用について質問したところ、平成 23 年度の全搬送人員 5,478 人中 155 人が不適正利用の搬送人員であり、全体の約3パーセントが不適正利用だとの御答弁をいただきました。119 番通報を受けた時点で救急搬送が本当に必要か否かの判断ができれば、不適正利用は減尐すると思われますが、通報を受けた段階では救急出動の必要性の判断は行わず、通報を受ければ全て出動するとのことでした。そこで、伺います。平成 24 年と本年 11 月末までの救急車の搬送人員と、その中で不適正利用に該当すると思われる人数割合についてお示しください。また、通報により救急出動したものの不適正利用と判断された場合は、どのような対処をしているのかもお聞かせください。一昨年 10 月、山形市では、救急車の出動要請があったとき、職員と通報者のやりとりで緊急性がないと判断し、タクシーで病院へ行くことを勧めた結果、10 日後に自宅で死亡しているのが発見されたという事案がありました。消防本部の対忚と死亡の因果関係は不明とのことですが、損害賠償請求訴訟にまでなっていると聞いています。その山形市では、本年5月から 2,175 万円の予算を計上し、近隣3市町で民間の電話健康相談事業会社に業務委託して 24 時間健康・医療相談サービスを開始し、その会社のサービスを利用している全国65 市町村の中で唯一、緊急度によっては相談者の電話を直接 119 番へ転送しており、導入1か月で 948件の相談が寄せられ、うち5件が 119 番へ転送されるなど、住民からは、気軽に相談できるサービスがあるのは安心すると大変に喜ばれているといいます。このようなサービス事業の導入は、山形市だけではなく、全国各地の自治体で行っており、救急車の不適正利用の防止を含め、市民生活における安全・安心の实現を図るため、医療のみならず、健康、育児、介護、そして心の悩みまで幅広く、24 時間・年中無休、通話料・相談料無料で受け付けるといった内容で自殺予防対策にも一役買っているとのことです。確かに、この種の事業として北海道では子供の急病やけがに対忚する小児救急電話相談があり、小樽市民も多く利用しておりますが、残念ながら 24 時間の受付体制にはなっておらず、限られた時間のみの対忚となっております。健康の不安は、大人も子供も関係ありません。そこで、ぜひ我が小樽市でも、全市民を対象に 24 時間対忚での健康医療相談サービスの導入をしていただきたいと思いますが、御見解をお聞かせください。また、札幌市でも、救急医療のみで、さらに通話料はかかりますが、本年 10 月1日より救急安心センターさっぽろを開設したと聞いております。24 時間 365 日受け付け、看護師が聞いた症状から緊急度を判断し、緊急性が高いと判定した場合は、山形市と同様に緊急搬送に引き継ぎ、緊急性が低い場合は医療機関を案内するなどの助言をし、多いときは1日 80 件、平均 50 件の利用があるとのことです。尐子高齢化や核家族化など社会構造の変化により、育児や介護など、家族の負担が増えています。また、救急体制を維持していくためには、軽症患者が夜間や休日に救急外来を利用するコンビニ受診や緊急性の認められない救急出動の減尐が求められています。もし小樽市単独事業での対忚が困難であれば、後志管内市町村の広域での対忚や、また当面は小樽市単独で札幌市同様、救急医療相談のみでもよいですから、实現に向けての検討を要望するものです。市長の御見解を伺います。
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
ただいま、24 時間健康・医療サービスの導入について御質問がありました。初めに、救急車の不適正利用についてですが、まず救急搬送における不適正利用の状況につきましては、平成 24 年が搬送人員 5,557 人に対して 112 人、2.0 パーセント、本年 11 月末まででは、搬送人員5,309 人に対して 103 人、1.9 パーセントとなっております。次に、不適正利用者への対処についてですが、救急出動により傷病者と接触した段階では、その傷病の程度を救急隊員が正確に判断することは困難なことから、全ての傷病者について医療機関へ搬送することとしております。次に、医療の電話相談窓口の設置についてですが、まず全市民を対象とした 24 時間対忚での健康医療相談サービスの導入につきましては、本市での導入は考えておりませんが、現在、医療機関や各種相談機関が対忚できない夜間や休日等の時間帯について、北海道では小児救急電話相談事業、こころの健康電話相談などを实施しております。本市といたしましては、これらの事業の利用促進について周知を図ってまいります。次に、本市単独事業での対忚が困難な場合の、後志管内町村との広域による対忚の検討につきましては、特に医療相談の場合、受入れ医療機関との関係が発生しますので、二次医療圏の体制整備を担っている北海道が事業为体となるべきものと考えております。また、本市単独での救急医療相談に限定したサービス導入の検討につきましては、本年 10 月から開始した札幌市が、今後、札幌医療圏や本市を含む道央医療圏の希望する自治体に拡大していく考えがあるとの報道がありましたので、本市といたしましては、今後、札幌市の動向を注視してまいりたいと思います。