小樽市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月19日
新夜間急病センターと救急車の転院搬送について
2013年6月19日、小樽市議会の一般質問で、成田祐樹議員が「新夜間急病センターと救急車の転院搬送について」質問し、市長 中松義治が答弁しました。
- 質問者
- 成田祐樹 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 成田祐樹
通告に従い、一般質問をいたします。新夜間急病センターと救急車による転院搬送について伺います。本市においては、7月より夜間急病センターが南小樽地区に独立型で新たに移転開設し、また済生会小樽病院も築港地区に移転することによって、市内医療機関の構図が大きく変わります。そのような中で、当然ながら救急搬送という部分でも、搬送する病院の位置が変わり、若干なりとも影響が出てくることと思い、質問をさせていただきます。本市においては、急病センターから病院、又は病院から病院など、救急車で患者を転院搬送する際には看護師の同乗が義務づけられていると聞きますが、北海道内の人口10万人以上の他都市で、転院搬送時に看護師の同乗が必ずしも行われていない市が何市存在するのか、伺います。また、転院搬送時に同乗した看護師は、転院搬送後はどのようにしてもとの病院まで帰らなければならないのか、救急車に同乗できるのか、自力で帰らなければならないのか、その方法をお示しください。また、帰る際の同乗看護師の交通費の負担等はどうなっているのかも、あわせてお示しください。新夜間急病センターは、入院施設がないことから、入院が必要な患者は必ず転院搬送が必要になります。その際には、協会病院や小樽病院など、極めて近い距離の病院であっても必ず看護師の同乗が必要になるのか、見解をお聞かせください。新夜間急病センターは、独立型になることから、済生会小樽病院に併設されていたときのように、すぐに転院するという措置ができません。よって、今後、転院搬送する際に、急病センターから救急車に同乗する看護師が多くなれば、一時的に急病センターの医療体制に影響が出ると思われます。深夜に札幌などに患者が転院搬送されれば、当然ながら、同乗する看護師は2時間近くは戻ってくることができない場合ということが考えられます。急病センターの看護師は4名ですから、1名でも欠けると戦力はダウンしますし、2名欠けると半分になるわけです。それでも転院搬送時には必ず看護師が同乗する必要があるのでしょうか。もし、転院搬送時の同乗により、急病センターの看護師数が少なくなったことが原因で救急受入れなど、対応ができなくなった場合には、開設者である市は、これをどう受け止めるのか、見解をお聞かせください。夜間急病センターに限らず、夜間当番病院や休日当番病院でも、どの病院においても少人数の看護師で運営していると聞きます。当然ながら、現状では、そういった場合でも転院搬送に看護師がとられてしまっていたわけです。今後においては、夜間急病センター、夜間当番や休日当番病院においては、骨折などによって入院が必要になる患者など、重症ではなく容体の変化がないと思われる患者の転院搬送については、担当医師との話合いの中で看護師の同乗が必要かどうかを決定するなど、本市は柔軟な対応をしていく必要があると思いますが、市の見解をお聞かせください。以上、再質問を留保して、質問を終了いたします。(拍手)
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
成田議員の御質問にお答えいたします。新夜間急病センターと救急車の転院搬送について、何点か御質問がございました。まず、医療機関から医療機関への転院搬送時に看護師が必ずしも同乗していない道内10万人以上の他都市についてですが、札幌、旭川、函館、釧路、苫小牧、帯広、北見、江別の8市となっております。次に、転院搬送のため、救急車に同乗した看護師がどのようにして自分の医療機関まで戻っているのかという御質問でありますが、急病センターの場合、タクシーで戻っており、費用は指定管理者である医師会が負担していると聞いております。次に、新夜間急病センターから極めて近い医療機関への転院搬送時においても、必ず看護師の同乗が必要なのかとの御質問でありますが、本来、救急隊が行う転院搬送は、総務省消防庁の見解では、当該医療機関において治療が困難で、かつ他に搬送する手段がないなど、救急隊でなければ傷病者の移動が困難な場合に限定され、医師の同乗を遵守することとなっております。救急業務としての転院搬送については、搬送時間や距離に関係なく、医師あるいは看護師に同乗していただくことを原則と考えております。次に、転院搬送時に必ず看護師を同乗させる必要があるのかとの質問ですが、救急隊員のみの転院搬送は、いったん医師の管理下に置いた患者を医師の管理下外で搬送することであり、また救急車内は病院に比べて医療設備が限られるなど、患者にとっては少なからずリスクを伴うことから、医師や看護師の同乗は必要と考えております。次に、万が一、急病センターでの患者対応ができなくなった場合には、との質問でありますが、1次救急施設である急病センターとしての機能は優先されるべきものと考えております。次に、新夜間急病センターや休日当番病院からの転院搬送時には柔軟な対応が必要ではとのことでありますが、救急業務としての転院搬送は、消防法の規定や国の見解が示されておりますので、今後とも医師等の同乗については必要であると考えております。しかしながら、休日等の当番病院につきましては、開院する病院数が少ないことから、医師が搬送に医師等の同乗の必要がないと判断した場合には、その旨を搬送時に提出する依頼書に明記していただくことにより同乗を緩和しているところであります。また、新夜間急病センターに関して、重症ではなく容体の変化がないと思われる患者の転院搬送についてでありますが、夜間、寝たままで患者を移動させる搬送手段が市内にないことなどを考慮すると、救急車による転院搬送は必要と考えておりますので、今後、医師等の同乗の要・不要を含む諸条件の整理などを行い、関係機関と協議を進め、市民の安全・安心の確保に努めてまいりたいと考えております。(「議長、5番」と呼ぶ者あり)
再質問 5番 成田祐樹
いつもなら再質問等をさせていただくところなのですが、その柔軟な対応という部分は今後検討されるということで御答弁いただきましたので、何でもかんでも看護師を乗せなくてもいいわけではなくて、こういった夜間の急病センターなど重要な機関、休日といったところだけしっかり御対応いただければと思いますので、あと詳しい話は委員会でさせていただきたいと思います。