小樽市議会 平成24年第4回定例会 2012年12月12日
(1)シルバー人材センターの労働災害に対する労災保険の適用について/(2)小樽市の食品放射性物質検査について/(3)再生可能エネルギーの普及に向けた取組について/(4)景気動向と雇用対策について
2012年12月12日、小樽市議会の一般質問で、林下孤芳議員が「シルバー人材センターの労働災害に対する労災保険の適用について」「小樽市の食品放射性物質検査について」「再生可能エネルギーの普及に向けた取組について」「景気動向と雇用対策について」について質問し、市長 中松義治、教育長 上林猛、生活環境部長 前田孝一が答弁しました。
- 質問者
- 林下孤芳 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治、教育長 上林猛、生活環境部長 前田孝一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 16番 林下孤芳
一般質問を行います。まず、シルバー人材センターの労働災害に対する労災保険の適用について質問いたします。私は、3年ほど前に、シルバー人材センターに紹介された冬囲いの作業中に、脚立から転落して骨折した当事者から、労災保険の適用も国民健康保険の適用も受けられず、多額の医療費の負担と休業を余儀なくされ、どこからも補償を受けられず大変な苦労をされた経験を踏まえて、改善を求める訴えがあり、初めてこの制度の問題点を知ることとなりました。シルバー人材センターは、30 年ほど前に高齢者の生きがいづくりを目標に、当時の労働省の所管で全国的につくられ、今日に至っておりますが、発足時からの社会情勢は、年金制度や退職年齢の引上げなどによって大きく変化しており、現在は生きがい以上に年金の不足を補う、老後の生活費を確保するといった理由から登録されている方が多くなってきていると言われています。法律的には高年齢者等の雇用の安定等に関する法律によって定められた高齢者の自主的な団体で、地域ごとに1か所設置され、社団法人として運営され、労働者派遣事業などにおいて特典も与えられていますが、国、都道府県、市町村が運営しているわけではなく、あくまで運営は社団法人としての会員が自主的に行っているとされています。保険制度の不備は 30 年前の発足当初から指摘されてきた問題であり、厚生労働省が今日まで検討を先送りし続けてきたことは、行政としての責任を厳しく問われなければなりません。シルバー人材センターの設置の経過や、現在も厚生労働省の補助事業であること、国や地方自治体の多くの退職者がこの事業にかかわってきたことから、制度の問題点を放置してきた責任は受け止めなければならないと考えます。私どもも、この間、国会議員を通じて改善を求めてきましたが、9月 25 日に厚生労働大臣が改善に向けた検討を指示したとされています。今後の改善策に資するために、小樽市シルバー人材センターの現状について幾つかの質問をいたします。まず、小樽市シルバー人材センターに登録されている会員数と平均年齢についてお知らせください。次に、請け負う仕事の内容については細かく規定されているとのことですが、小樽市シルバー人材センターの請け負う仕事の種類と小樽の特徴的な仕事があればお知らせください。次に、高齢者が働くことを考慮して危険有害な仕事、万一の際に多額の損害賠償が発生するおそれのある仕事は引き受けないとされていますが、実態としてこの規定に該当する仕事はどのような業務ですか。新聞報道によれば、道内では過去5年間で4人が死亡し、昨年1年間で 10 人が1か月以上の入院をする事故に遭われているとのことです。小樽市シルバー人材センターの管内では、事故の実態についてどのような把握をされているか、お知らせください。また、こうした不慮の事故に備えて、各センターが独自の保険に加入するなどの対策をとっているところもあると言われています。小樽市シルバー人材センターはどのような対策をとられていますか。最近は高所作業の需要も多いといわれますが、小樽市の実態はどうなっていますか。また、厚生労働省は労災保険や国民健康保険が適用されないシルバー人材センターの労働者を救済できるよう、制度を見直す方針を決めたと言われています。私としてはそれは一歩前進と受け止めておりますけれども、本来は健康保険の適用ではなく、労災保険の適用が妥当との認識を持っておりますが、小樽市としての考え方をお聞かせください。次に、小樽市が始めた食品の放射性物質検査について伺います。小樽市の食品放射性物質検査が 2012 年 11 月1日から開始されて1か月半が経過しました。検査対象があくまで一般市民が持ち込むものや学校給食などの特定産地の特定食材に限定されていることから、検査機器がフル稼働までに至っていないのが現状と思いますが、一般市民から持ち込まれた検査食品も福島県を含む、東北、関東などの 17 都県で生産された野菜、果物などの生鮮食品、非流通品は生産地と生産者の名前が、流通食品は生産地や購入日、購入店と住所がわかるもの、食べられる部分で 1.5 キロ程度の重量が必要などの条件によって、市民の関心が高いわりに検査に持ち込めないのではないかと思いますが、どのようにお考えですか。検査機器が導入されても、総体の職員が増えているわけではありませんから、毎日フル稼働で検査にかかりきりになる余裕はないのが保健所の実態ではないかと思いますが、食品の放射性物質検査は市民の健康、安全・安心の最後のとりでとして大変期待されていると思いますので、これからも保健所一丸となって頑張っていただきたいと思います。そこで、検査対象を市民が持ち込むものから市内の事業者にも拡大できないものか、御答弁をお願いしたいと思います。次に、学校給食食材の放射性物質検査について伺います。これまで、小樽市保健所の検査で厚生労働省の新基準である 100 ベクレルパーキログラムを超える結果は出ていないとのことであります。むしろ低い数値で安心が広がっているのかと思いますが、最近、地方自治体で独自の基準を設定しているところが出てきているとの報道がなされています。そもそも厚生労働省の新基準を学校給食などに適用するには無理があるとの指摘は当初からあるものの、まだ多くの自治体が厚生労働省の新基準に従っています。一方で、神奈川県産の冷凍ミカンから 9.1 ベクレルのセシウムが検出され、横浜市と鎌倉市は国の基準以下ではあるが、学校給食の特性と子供への配慮を理由に使用を中止し、川崎市の阿部孝夫市長は記者会見の席上、「危険の中で生活していることを子供たちが知ることも大事だ」「このレベルでびくびくする教育が間違い」と発言して騒動になっているとのことであります。自治体ごとの判断の違いにより、微量であってもあらゆる食材から放射性物質をより長い期間取り込んでいく可能性のある子供たちには、できるだけ汚染されていないもの、より汚染の少ないものを与えることは私たちの責任であると考えます。主な学校給食の検査基準値を自治体ごとに見ますと、札幌市は4ベクレル以上は使用を控える、福島県福島市は 20 ベクレル以上は不使用、東京都江東区は 25 ベクレル以上は不使用、神奈川県藤沢市は 40ベクレル以上は不使用、長野県松本市は 40 ベクレル以上は不使用となっています。最新の情報では、基準の見直しをする自治体が増えているのかもしれませんが、これらの地方では、今、子育て中の母親が多く、厚生労働省が発表している食品中の放射性物質の検査結果についてや自治体による測定結果、緊急モニタリング、福島県の測定結果など毎日公表される膨大な資料を丹念に分析しており、これらに基づく資料は信頼性も高く、自治体や議会を動かす原動力になっています。小樽市においても、これまでの検査結果から判断しても、学校給食の上限値 10 ベクレルは小樽市の検査機器の精度から限界があるのかもしれませんが、札幌市の基準などを参考に見直すべきと考えますが、教育長の見解を伺います。次に、小樽市が 2012 年 10 月 30 日に開催した食の安全を考える講演会について伺います。この講演会に参加された方々から、次々と疑問の声が寄せられています。それは食品の放射能汚染の現状と課題、不適切な情報に惑わされないためにと題する講演で、科学ライターの松永和紀氏は、100ミリシーベルトの低い線量の放射線を受けたときの体への影響は、ほかの要因と区別できないくらいリスクが小さい、放射能汚染ゼロではなく、ほどほどでもいいとする説明を繰り返し行い、100 ミリシーベルト以下では安全であると強調し、他の説は不適切で情報災害とまで言いきっており、大変に一方的な見解であり、小樽市が主催する講演会の講師として適切であったのかとの指摘であります。私も以前に小樽市医師会が開催した講演会に参加して、実際に放射線を扱う医療機関の大学教授のお話を聞きましたが、微量であってもいろいろな食品を食べることによって体内に蓄積された放射性物質は、自然に排泄することは困難で、体内被曝は極めて高いリスクが伴うとの講演とあまりにも内容が違うことを指摘され、大変驚いております。小樽市保健所が食品の放射性物質検査を開始する前々日に、食の安全を考える講演会を開催した意義と目的に疑問が生じますが、市長の見解を伺います。また、食品中の放射性物質の影響は医療関係者や専門の研究者でも、いまだに未解明なところもある中で、安全性のみを殊さら強調するような講師をなぜ選任したのか、その経過に疑問が生じるところであります。市長の見解を伺います。次に、再生可能エネルギー普及について伺います。福島第一原発事故の教訓を踏まえて、再生可能エネルギーへの転換を求める声は日増しに高まっております。小樽市議会におきましても、各会派から普及に向けた意見や提言などさまざまな議論がなされてきましたが、小樽市での普及は残念ながら進んでいません。特に再生可能エネルギーの主力である太陽光発電については、道東での普及は目覚ましいものがあると言われていますが、電力の大量消費地である都市部での設置が進んでいないと言われ、特に日本海側の 23 市町村がゼロ件で、積雪の多さと日照時間の短さのために投資効果が上がらないとの見方があるためとされています。小樽市議会でもこの1年間、各会派から実際に設置している方の発電実績なども紹介され、設置を促進するための補助金制度を求める意見やさまざまな提言がありました。小樽市ではこの1年間で設置は何件増えましたか。また、1,000 世帯当たりの設置件数は何件になりましたか、お知らせください。振興局別ではオホーツクが 17.0 件、十勝 13.7 件、根室 10.9 件、釧路 10.2 件など、道東での設置は札幌市 3.0 件、旭川市 3.5 件、函館市 3.4 件と比較しても、その差は歴然であります。設置が全道一進んでいる小清水町は 1,000 世帯当たり 73.9 件で、町では 2009 年から太陽光発電設置1件につき最大で28 万円を独自に補助し、予算がオーバーしたときは補正予算を組んで対応する徹底ぶりだと報じられています。設置が進んでいる自治体の多くが、国とは別に独自の補助金制度をつくり、太陽光発電普及を積極的に推進していることが明らかになっています。小樽市としてもこうした事例を参考に市独自の補助金制度を検討すべきときと考えますが、市長の見解を伺います。次に、景気動向と雇用対策について伺います。市長は 11 月上旬、企業立地トップセミナーを開催し、首都圏の企業 33 社、45 名の参加があり、港湾、高速道路、新幹線の延伸計画などの物流環境のよさ、市の条例による優遇税制、近郊の各種研究機関などの小樽の魅力を訴え、工場進出をアピールしたと新聞にも大きく取り上げられ、一定の成果と評価したいと思います。特に、既に小樽市に進出いただいている企業の方々から、従業員の定着率がよく、ここ数年やめる人もいないと言っていただいたことは、今後の企業進出や労働力確保の魅力として極めて印象深い講演であったと思います。一方で、小樽市では、若者の人口流出が続いており、工業団地に進出した企業に就職しても、札幌などに転居するケースが大変多いとのことであります。先般、石狩湾新港地域の東洋水産の工場を視察させていただいた折に、交通アクセスと冬季の除雪について厳しい指摘がありました。この地域の周辺は横から雪が降ると言われるほど風が強く、冬には吹きだまりによる交通障害が発生し、自家用車での通勤が困難になる、手稲駅からの路線バスはアクセスが大変悪いとの指摘がありました。石狩湾新港地域への企業誘致の促進と小樽市の雇用拡大、若い労働力の小樽への定着のためには、小樽市内からの通勤アクセスの改善が不可欠と考えますが、市長の認識はいかがですか。また、石狩湾新港地域の各企業においては、バスを利用した通勤方法として、企業が独自にバスを手配するか、本数の限られた手稲駅からの路線バスを利用するのが一般的な交通手段となっていると聞いています。この地域に進出する企業にとって、独自に通勤用の送迎バスを確保することは大変大きな負担となるため、できる限り公共交通を確保することが望ましいと考えるのは当然であると思います。今後の企業誘致を進めていく上で、小樽市内から新港地域の工業団地へ向けたバスなどの運行を検討できないものか、また小樽市としてバス運行に対する支援を検討できないものか、市長の見解を求めます。次に、雇用情勢について伺います。全国的には雇用情勢は引き続き改善傾向にあるとのことですが、この間、道内や小樽市では波及効果が見られない、実感がないと言われてきましたが、来春の新規高卒者の求人・求職状況については、北海道労働局のまとめによると、10 月末現在の就職内定率は昨年同期と比べ、5.1 ポイント増加して 42.8パーセントとなり、10 月末の時点では過去 15 年間で最も高い水準と報道されています。新規高卒者の求人数は 24.9 パーセント増の 7,132 人と大幅に増加しているものの、求職者は 9,202 人となっていることから、今後の推移を注意深く見守っていく必要があると思いますが、小樽管内における 10 月末現在の新規高卒者の求職者数と求人数、就職率の状況をお知らせください。また、道内の雇用失業情勢については、10 月末の有効求人倍率は 0.61 倍、新規求人数も 21.1 パーセント増加しています。小樽管内における 10 月末時点での有効求人倍率と新規求人数をお知らせください。内定が早まっていることは厳しい就職戦線を見越して学校などが早めの準備をしていることや、ここ数年採用を控えてきた企業が採用を再開していることが大きな要因とされています。しかし一方で、内閣府の景気動向指数が後退局面に入ったとされており、家電や自動車産業などのリストラが始まったことにより今後の雇用情勢に悪影響が心配されます。小樽市として回復傾向の雇用情勢をしっかりと生かした取組が求められると思いますが、今後の取組をお示しください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
林下議員の御質問にお答えいたします。初めに、シルバー人材センターについて何点かお尋ねがありました。まず、登録されている会員数と平均年齢についてでありますが、本年 10 月末現在の会員数は 503 名、平均年齢は 70.6 歳と聞いております。次に、センターの請け負う仕事の種類についてでありますが、植木の剪定などの技術を必要とする分野、チラシ配布などの折衝・外交分野、毛筆・筆耕などの事務整理分野、清掃作業などの軽作業分野、駐車場管理などの管理分野、食事の支度などの家事援助サービス分野などがあります。また、小樽の特徴的な仕事についてでありますが、個人の墓地の除草作業などがあると聞いております。次に、危険・有害な仕事についてでありますが、クレーン、フォークリフト、プレス機械等の重量機器の操作、高所作業、皮膚疾患を伴う有害物質の取扱い作業などの高齢者にふさわしくないと判断される作業や重大な災害に結びつくおそれのある作業が該当し、多額の損害賠償が発生するおそれのある業務については車両の運転作業が該当すると聞いております。次に、昨年1年間の小樽市内での事故についてでありますが、屋内清掃業務で通院2件、入院を伴うもの1件と聞いております。また、不慮の事故に備えた対策についてでありますが、会報を通じての会員に対する安全就業の周知や安全パトロールの実施、安全意識の高揚を図るための安全標語の募集、除草、剪定、冬囲いの講習時の安全就業の呼びかけ、通院入院保障のための傷害保険への加入などを行っていると聞いております。次に、高所作業等の小樽市内の実態についてでありますが、平成 23 年度の実績で植木の剪定は 611件、冬囲いは 649 件と聞いております。次に、労災保険や健康保険が適用されない労働者を救済するための制度の見直しについてでありますが、シルバー人材センター事業は請負に当たるとされており、会員はセンターと発注者のいずれとも雇用関係がなく、労働者に該当しないため現状では労災保険の対象とはならないものと考えております。現在、厚生労働省が健康保険の適用対象とする救済方針を取りまとめ、今後、社会保障審議会の部会で法律改正の必要性などを検討の上、年内に結論を出すと聞いておりますので、その動向を注視してまいりたいと考えております。次に、本市の食品放射性物質検査についてお尋ねがありました。まず、市民から持ち込まれた食品の放射性物質検査の条件についてでありますが、保健所に設置された簡易型の放射線測定器は機器の性能上、検体が 1.5 キログラム必要であり、また基準値を超えた場合は回収命令等の対象になることから、生産地や購入店の情報が必要となります。なお、17 都県で生産された生鮮食品に限定している点につきましては、これまでも行われた検査結果を踏まえて、当面の検査対象としているものです。今後につきましては、放射性物質による食品の汚染動向や市民ニーズを注視しながら検討してまいります。次に、検査対象を事業者にも拡大できないかとのことについてでありますが、保健所に配置された検査機器は、消費者庁より貸与されたものであり、その目的は地方自治体における住民が消費する食品等の放射性物質検査体制整備を支援するとなっていることから、消費者サイドに立った検査が基本となっております。このため、食品工場や販売店等の事業者からの依頼は検査の対象外としておりますが、事業者の中で私立の学校や保育所等につきましては、拡大する方向で検討したいと考えております。次に、食の安全を考える講演会についてですが、まず 10 月 30 日という講演会日程については、会場の確保や講師の日程調整の関係で第2回定例会で補正予算議決後に直ちに決定したものであり、一方、11 月1日から開始した食品の放射性物質検査は、4月時点で消費者庁から放射性物質検査機器の第4次配分として測定器が配備されることは伝えられていましたが、配置の具体的な日程は9月下旬に連絡があったものですので、講演会の日程との関係はありません。また、講師の選任に当たっては、主催者である市、小樽消費者協会、小樽市食品衛生協会が協議をして全国の自治体や生活協同組合などで幅広く講演の実績がある科学ライターの松永和紀氏にお願いしたものであります。次に、再生可能エネルギーの普及に向けた取組についてですが、まず小樽市内の太陽光発電設備の設置状況ですが、北海道電力によりますと、平成 23 年度末の設置件数は 100 件で1年前と比較して 40 件増加しております。また、1,000 世帯当たりの設置件数は平成 22 年の国勢調査による世帯数で算出しますと、1.7 件となっております。次に、太陽光発電の補助制度についてですが、現時点では市としての補助制度を創設することは考えておりませんが、さまざまな観点から再生可能エネルギーを推進することは必要と考えており、また道内では9月現在で 72 自治体で独自に太陽光発電システム導入への支援制度が整備されている状況であると承知しておりますので、再生可能エネルギーの推進に向け、今後ともどのような取組ができるか、検討してまいりたいと考えております。次に、景気動向と雇用対策について何点か御質問がありました。まず、石狩湾新港地域における通勤アクセスについてでありますが、この地域への企業誘致や本市の雇用拡大を図るためには、交通アクセスの向上は重要であると考えており、特に雇用拡大のためには市内から石狩湾新港地域への通勤アクセスの改善も課題の一つであるととらえております。次に、市内から石狩湾新港地域の工業団地へ向けたバスの運行等についてでありますが、平成 20 年に本市を含む石狩湾新港地域開発連絡協議会がバス事業者に対し、この地域の路線バスの増便や運行ルートの検討など、利便性の向上に関する要望活動を行っておりますが、バス事業者からは路線の拡充は困難である旨の回答が寄せられたところであります。また、市内からのバス運行に対する市の支援についてでありますが、バス事業者への支援は本市の厳しい財政状況から難しいものと考えておりますが、工業団地の操業環境の改善については今後とも企業の皆さんと話し合ってまいりたいと考えております。次に、小樽管内における新規高卒者の求職者数と求人数、就職率についてでありますが、10 月末現在の求職者数は 399 名、求人数は 508 名となっており、就職率は 40.1 パーセントとなっております。また、小樽管内の有効求人倍率は 10 月末現在で 0.63 倍、新規求人数は 916 名となっております。次に、本市の今後の雇用に対する取組についてでありますが、雇用の場を確保するためには、何より地域経済の活性化が重要であると認識しており、地元企業の振興が必要であると考えております。今後につきましても、地元企業の活性化に向けた支援策や企業誘致に向けた新たな取組を進め、地域経済を活性化することで雇用の場の確保につながる施策に取り組んでまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)
林下議員の質問にお答えいたします。学校給食用食材の放射性セシウムの基準値についてでありますが、小樽市では学校給食用食材の放射性セシウムの検査をこの6月より実施しております。検査の際の上限値につきましては、食品衛生法における基準値の中で最も低い飲料水の値を参考として 10 ベクレルパーキログラムといたしましたが、この値は他の自治体との比較でも低いほうであることや、小樽市保健所の検査機器の測定の限界が 10 ベクレルまでであることから、現在のところこの上限値について見直すことは考えておりません。(「議長、16 番」と呼ぶ者あり)
再質問 16番 林下孤芳
1点だけ再質問させていただきます。ただいま講演会の講師の選任について、いろいろな団体との協議あるいは講師の今までの講演内容などを参考に決めたという御答弁でしたけれども、そういうことであれば、こうしたあまりにも一方的な意見を申し述べるような講師というのは、非常に不適切ではなかったかと。こういうことで小樽市がこの講演内容について本当に責任を持てる、市民からいろいろな疑問が呈されているという状況を担保できるのか、その点だけ御答弁をお願いしたいと思います。
答弁 生活環境部長 前田孝一(生活環境部長は2014年12月まで)
講師を選定した経過につきましては、先ほども申しましたとおり、市と特に小樽消費者協会といろいろな数ある候補者の中から選んだというふうな経過でございます。中身につきましては、私どもはあくまでも松永氏の講演内容というのは、国が示している 100 ミリシーベルトという部分に着目した講演だったと理解してございまして、それがあくまでもその国の基準がこういうような考え方でやっているということが主な講演内容だったのかというふうに理解してございますので、それは受け取る方によっては違う受け取り方をされた方もいるかとは思いますけれども、私どもとしましてはいろいろと関係団体とも協議した中で、適切な講師の選定だったというふうに理解してございます。(「議長、16 番」と呼ぶ者あり)
再質問 16番 林下孤芳
今の御答弁でも私としては納得しかねるのですけれども、予算特別委員会で再度取り上げたいと思いますので、これで質問を終わります。