小樽市議会 平成24年第1回定例会 2012年2月29日
(1)市営住宅の家賃減免について/(2)おたる運河ロードレースについて
2012年2月29日、小樽市議会の一般質問で、中島麗子議員が「市営住宅の家賃減免について」「おたる運河ロードレースについて」について質問し、市長 中松義治、教育長 上林猛が答弁しました。
- 質問者
- 中島麗子 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治、教育長 上林猛
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 20番 中島麗子
一般質問をします。初めに、市営住宅の家賃減免について質問します。平成 23 年4月1日時点で、小樽市の市営住宅は 39 団地 3,451 戸、道営住宅は 16 団地 1,305 戸、合計55 団地 4,756 戸です。入居世帯数は、市営住宅 2,720 世帯、道営住宅は 1,182 世帯、合計 3,902 世帯です。市営住宅条例では、公営住宅法に基づき家賃の減免又は家賃徴収を猶予することができるとあります。小樽市は、年に1度、入居者の収入認定等の通知時に家賃減免のお知らせをしていますが、平成 22 年度の家賃減免世帯数は 283 世帯でした。減免には一般減免と特別減免があると聞きますが、その世帯内訳及び減免理由をお知らせください。今年の1月、市営住宅に住むIさんから、市営住宅の家賃が安くならないかと相談がありました。Iさんは 70 歳、先天性の右目失明の障害があり、50 歳の時に脳幹部出血で下半身麻痺となり、車いす生活になりました。69 歳の妻と 40 歳の息子と3人暮らしです。息子は、うつ病で通院中のため無職、これまで同居していたIさんの母親が死亡してその年金がなくなり、現在、収入はIさんの特別障害者手当月額2万 6,340 円のみです。市営住宅の管理委託を受けている協和総合管理は、Iさんは障害者だから家賃減免できるのに、息子さんが車を持っているから対象にならないと説明しています。小樽市の市営住宅使用料・敷金減免取扱要綱によると、自家用車を持っていると減免になりません。しかし、自家用車の保有が認められる場合として、第9条に次のように記載されています。1、収入の大部分を得るための手段として自動車を保有している場合。2、1級、2級、3級若しくは4級以上の障害者手帳を有し、公共輸送機関を利用することが困難な入居者等がみずからの通勤・通院のために保有する場合。3、入居者等に1級若しくは2級以上の障害者手帳を有し、公共輸送機関を利用することが困難な障害者がおり、専ら障害者のために使用する場合。Iさんは、この3番目に該当しますが、通院回数が少ないと認められませんでした。なぜ住宅家賃減免の条件にこのような車保有条件が必要なのか、説明してください。生活保護では、生活用品としての自家用車の保有は認められていませんが、通勤や障害者の通勤・通院、公共交通機関の利用が困難な場合等は、一部、車保有を認めています。しかし、公営住宅の家賃減免は、生活保護申請とは違います。ここまでの条件が必要でしょうか。本市の各部署では、さまざまな減免項目がありますが、就学援助制度や保育料、固定資産税・都市計画税など生活保護基準を参照にしていますが、車を持っているという理由で減免の対象外にはしていません。また、市内の道営住宅にも同じように家賃減免制度がありますが、車保有については問いません。道内の人口 10 万人以上都市の中で、市営住宅の家賃減免基準に車保有を認めない条件があるのは、小樽、室蘭、苫小牧の3市のみです。その他の都市は、車を持っているために減免しないところはありません。Iさんのように収入が減少して暮らせず、下半身麻痺で3階に住んでいる方が、通院のために息子が車を持っていることも認めないことは、減免制度の項目としては適切でしょうか。私は、市営住宅の家賃減免の基準から車保有の項目を削減すべきと考えますが、市長の見解をお聞きします。次に、おたる運河ロードレースについて質問します。第6次小樽市総合計画の基本計画では、「多くの市民が気軽にスポーツ・レクリエーション活動に親しめるよう、市民体育大会や各種スポーツ教室を開催するとともに、体育施設や学校施設の利活用を推進します」とあり、スポーツ大会事業として、おたる運河ロードレースが挙げられています。この大会は、平成元年に小樽港開港 90 周年記念事業として開催され、平成 23 年度で第 23 回目になります。参加者は、第1回目が 498 人でしたが、昨年は最高の 2,541 人となり、一時期減少傾向だった参加者が増加しています。全国的にマラソンブームでマラソン愛好家が増加し、北海道マラソンや札幌マラソンをはじめとして、各地域ごとの御当地マラソンが多く開催され、小樽の運河ロードレースも運河マラソンとして定着してきました。今回、参加者の皆さんから要望や御意見を聞く機会があり、小樽観光と結びつけたまちづくりとして発展するよう期待されていることがわかりました。この立場から、何点か質問します。第1に、「受付は前日からしてほしい」。運河ロードレースの受付は、当日の午前7時 30 分から8時25 分まで色内埠頭公園大会会場で行っていますが、多くの大会では前日から受付をしています。家族ぐるみで小樽に宿泊し、おいしいものを食べたいと計画する人も増えると思います。年々参加者も増えており、当日 55 分間の受付時間では不十分です。二つ目、「スタート地点が狭いために、成績に自信のある人でも集団を抜け出してトップグループになかなか入れない」という意見がありますが、改善できないでしょうか。3点目、「参加条件のタイムが厳しすぎる」という意見がありました。運河ロードレースの参加条件は、ハーフで2時間 10 分、10 キロメートルで1時間 20 分、5キロメートルで 35 分、2.5 キロメートルで 20 分以内です。自主申告ですから厳密に調べるわけではありませんが、参加しようとする方には目安になります。ランナーの中ではタイム制限が厳しくてなかなか出場できないと言われている北海道マラソンで、ハーフで男子は1時間 50 分、女子は2時間ですから、比べてみてももう少し緩和してはどうでしょうか。地域の市民マラソンとしては、自分でも出てみようかなと思える参加者を広げていくためにも、タイムを緩和する必要があると思います。4点目、このほか「受付のときに小樽のパンフレットをもらうけれども、持って走るわけにいかないため、みんな置いていく。走り終わってから渡してほしい」「せっかく小樽に来たから、おいしいおすしでも食べていきたいので紹介してほしい」「ほかのマラソン会場には、生ビールをはじめ、たくさんの食べ物の出店が出るのに小樽にはない」。家族連れの参加者も多く、運河ロードレースの会場を利用して小樽観光売出しのあんかけ焼きそばなどを出店して、食の提供を検討してはいかがでしょうか。また、「市内の銭湯や温泉の入浴券などをサービスしてほしい」など、さまざまな御意見が寄せられました。以上の意見・要望について、教育長の答弁を求めます。再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
中島議員の御質問にお答えいたします。市営住宅の家賃減免について、何点か御質問がありました。まず、平成 22 年度の家賃減免世帯 283 世帯の一般減免世帯と特別減免世帯の内訳と減免の理由についてでありますが、市営住宅の家賃は世帯の収入により八つの区分に分かれており、一般減免はそのうち最も収入の低い区分に属する世帯が対象となります。平成 22 年度の一般減免世帯は 247 世帯であり、減免の主な理由は世帯の収入が低額であったり、収入が減少したことによるものです。一方、特別減免は残る7区分に属する世帯が対象となり、平成 22 年度の特別減免世帯は 36 世帯であり、減免の主な理由は収入等が減少した結果、収入区分が変わり、家賃が減額となった世帯であります。次に、家賃減免に当たっての車保有条件についてでありますが、家賃減免の算定に当たりましては、生活困窮者に対し生活保障を定めた生活保護基準を準用して実施しているところです。生活保護受給者の認定に際しては、原則、車保有を認めていませんが、障害者の通勤・通院や公共交通機関の利用が困難な場合などには一部車保有を認めていることから、家賃減免についても同様の扱いをしているところです。次に、家賃減免の基準の見直しについてでありますが、家賃減免の算定は生活保護基準に準じて行っておりますが、近年における車社会の進展に伴い、生活保護受給者でない減免申請者に当該受給者に対する車所有の要件を適用することはなじまなくなってきていることから、基準の見直しの検討をしているところであります。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)
中島議員の質問にお答えいたします。初めに、おたる運河ロードレースの受付時間についてでありますが、現在の参加者は 2,500 人ほどで、かつ参加者のうち約8割が札幌近郊から参加されていることから、受付時間は1時間程度で支障なく終えておりまして、当日受付で十分対応可能と判断をしております。今後、参加者の増加などに伴い当日の受付が困難になる場合には、その時点で前日受付を検討するようにしてまいりたいと思います。次に、スタート地点の混雑解消についてでございますが、これまでもできるだけスムーズなスタートができるよう、スタート場所や出発時間を工夫してきております。昨年の大会では、スタート場所を2か所に分けることや各種目のスタート時間に時間差をつけること、またハーフと 10 キロメートルのスタート場所では、ランナーの走力に合わせて配列に協力をいただくなどの手だてをとっているところであります。次に、ハーフの制限タイムの緩和についてでございますが、このコースは観光スポットである運河周辺から祝津海岸線をめぐるコースであり、参加者からは大変喜ばれております。制限時間を緩和することに伴って交通規制の時間が長くなることは、一般観光客への影響が予想されますので、現状では制限タイムを緩和することは難しいものと考えております。最後に、運河ロードレースと小樽観光についてでございますが、観光パンフレットは参加者に受付のときにゼッケンやプログラムなどと一緒にお渡ししております。各競技の終わる時間が違うことや参加者が三々五々帰路につくことから、ゴール後に観光パンフレットをお渡しすることは難しいものと考えております。また、会場での出店やさまざまなサービスにつきましては、これまでも協賛事業者からスポーツドリンクや景品の提供をいただいているほか、飲食やスポーツ用品の出店なども行われております。今後も、教育委員会といたしましては、観光振興室とも連携をし、小樽観光協会を通して観光事業者や旅行エージェントに運河ロードレースの周知を図り、小樽観光のイベントの一つとなりますよう取り組んでまいりたいと考えております。(「議長、20 番」と呼ぶ者あり)
再質問 20番 中島麗子
再質問です。住宅家賃の減免については、最初から前向きの御答弁をいただきまして、大変うれしく思っております。いろいろ再質問を準備いたしましたけれども、前向きな検討がされるということで私も期待しております。ただ、今回いろいろ調べてみましたら、車保有の場合はだめと言っているほかの都市でも、苫小牧市では障害者の場合は認めていますとおっしゃっていますし、室蘭市もケース・バイ・ケースですと、人工肛門をつけているような方で公共交通機関を使うのはちょっと気の毒だという方は車を持っていても認めていますなど、かなり状況に配慮した対応をされているのです。そういう問題と、同じ公営住宅でも市内で道営住宅の方は問題ないけれども市営住宅だけはだめという、こういうアンバランスの問題もありますし、これはやはり改善する中身だと私は思います。早期の改善を期待しております。おたる運河ロードレースのほうですけれども、当日からで別に不都合はないという御答弁ですけれども、今こういう時間帯の受付だったら、近郊の札幌から来る方が8割というのは当然のことですよね。この時間帯に受付しようと思ったら遠くから来る人はできないわけですから、やはり間口を広げるという意味では、前泊をして、そして参加するというふうにしないと、遠隔地の人はなかなか来られないのですよ。そういうことを目的にしようと思ったら、前日受付をやってほしいという要望だと思うのです。そこの趣旨をぜひ理解していただきたい。そして、パンフレットも前日に渡せば捨てていくわけにはいかないということになりますし、検討する余地はあると思います。私も今回、おたる運河ロードレースの経過をいろいろ調べてみましたら、この間もいろいろ問題点があったのです。例えば、最初のころは赤信号でとまるということもあったと聞きますし、荷物を預ける場所がなくて、小樽駅前のロッカーに入れてランナー姿で会場についている人がいるとか、こういう御要望があったり、それから、前年参加者に対する当年の御案内というものは、どこでもやっているのですけれども、そういうものも出さないということで、おたる運河ロードレースについてはいろいろ苦情も聞いておりましたけれども、そういう問題もこれまで解決してきたのです。そういう意味では、今また新しい段階の課題が出ているのではないかと思います。特に、運河ロードレースは実行委員会形式で、役員の名前を見ましたら観光協会も幹事として入っています。ただ、実行委員メンバーではありませんけれども、ぜひ宿泊観光をもっと広げたいという、そういう要望を繰り返し聞いておりますけれども、こういう機会に前泊、そして遠隔地からも小樽の観光を兼ねて来られる、こういう機会を利用して拡大するのが私はすごくいいと思うのですが、ぜひ観光部門の皆さんとの積極的な提携で拡大を検討していただきたいと思いますが、再度の御答弁をお願いします。
答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)
再度の御要望でございますけれども、ただいま申し上げた前日の受付、それから制限時間の緩和などにつきまして、再度実行委員会のほうで協議していただくようにしてもらいたいというふうに考えます。(「議長、20 番」と呼ぶ者あり)
再質問 20番 中島麗子
ぜひ、お願いしたいと思います。タイムのことですけれども、この原稿を書いた後に再度、地域の近隣のマラソンで制限タイムがどうなっているかということで調査もしてみましたけれども、ハーフマラソンということで見ますとおたる運河ロードレースは2時間 10 分です。春一番の伊達ハーフマラソンというのがあるのですけれども、これは2時間 30 分。きたひろしまエルフィンロードハーフマラソン、これも2時間 30 分。余市味覚マラソン、お隣ですけれども、ここもハーフは2時間 30 分なのです。皆さん2時間 30 分なのに小樽だけ2時間 10 分。そして、さらに厳しいと言われている北海道マラソンのハーフタイムも1時間 50 分だったのですけれども、参加者を広げていこうということで、今年あたりから2時間 20 分以内に緩和しているのです。これが流れなのですよ。こういう中で2時間 10 分でいいというふうにはならないのではないかと思いますので、実行委員会の中での御検討をお願いしたいと思います。答弁は要りません。これで終わります。