みんなの議会

小樽市議会 平成23年第2回定例会 2011年7月6日

(1)市営住宅環境の改善について/(2)「ふれあいパス」について/(3)文学碑について

2011年7月6日、小樽市議会の一般質問で、川畑正美議員が「市営住宅環境の改善について」「「ふれあいパス」について」「文学碑について」について質問し、市長 中松義治、教育長 上林猛、建設部長 竹田文隆、福祉部長 中村浩、教育部長 大野博幸が答弁しました。

質問者
川畑正美 議員
答弁者
市長 中松義治、教育長 上林猛、建設部長 竹田文隆、福祉部長 中村浩、教育部長 大野博幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 川畑正美

一般質問を行います。最初に、市営住宅環境の改善について質問します。北海道勤労者医療協会小樽診療所、同小樽在宅総合センター、同小樽友の会が、安心して住み続けられるまちづくりの第一歩として、地域住民の生活と健康状態、要求を把握することを目的に、昨年 10月から 11 月にかけて、塩谷地域の市営・道営住宅を訪問し、アンケート調査を実施しております。その調査の結果、塩谷地域の市営住宅は、小樽市の中でも最も高齢化が進み、入居世帯の多くは生活保護受給世帯、低年金生活者などの低所得者が居住し、高齢化とともに核家族化が進んでいる状況であると報告しております。塩谷地域には 1,819 世帯がありますが、うち市営住宅の管理戸数が 520 戸と伺っております。まず、そのうち、現在の入居世帯数を教えてください。次に、高齢化の実態として、小樽市全体の高齢化率と塩谷全域の高齢化率及び市営塩谷住宅居住者の高齢化率を教えてください。調査では、入居世帯の多くは経済的弱者であるとのことです。市としても、各世帯の収入状況を掌握されていることと思います。そこで、市営塩谷住宅居住者における年金収入世帯の割合と生活保護受給世帯の割合を教えてください。次に、市営塩谷住宅の居住年数も 20 年、30 年以上という人が多く、長く住み続けているとのことです。市が掌握している主な理由を教えてください。次に、調査報告によると、市営塩谷住宅居住者の切実な願いとしては、医療に関することや買物難民など幅広くありましたが、中でも住宅に対する苦情、改善要望は数多くあったとのことです。担当部署にも寄せられ、掌握されていることと思いますが、主なものをお知らせください。当面の要望として、浴槽の高さが 75 センチメートル以上もあり高くて使えないでいる、浴室内が寒いなどでバスでまちの銭湯に行っているなどと、切実な訴えを聞いております。高齢者や障害を持っている入居者には早急な対応が必要であり、浴槽に合う高さのすのこを設置することを求めます。現在の高齢者はかつての小樽を支えてこられ、今日の小樽を築き上げられた人たちであります。感謝を込めて改善を進められることをお願いいたします。また、外壁はリフォームされたが、室内の壁を塗りかえてほしい、ふすまや畳をかえてほしい、足腰が弱くなり灯油を運び込めない、エレベーターが欲しい、当番制をとっているけれども、除雪が苦痛になっているなどの要望も強くあります。市営塩谷住宅が古くなっていることから、建替えを積極的に進めてもらいたい。御見解をお伺いいたします。次に、ふれあいパスについて質問します。ふれあいパス制度は、小樽市の高齢者が人口の5分の1を占めた 1997 年でありますが、小樽市ふれあいパス交付規則が制定され、現在に至っています。この規則が制定された経過は、20 年前から、新日本婦人の会を中心とした市民運動が起こり、生活と健康を守る会の粘り強い運動の中で、署名簿をつけて請願してきた経過があります。1994 年には、ふれあいパスを実現する会が署名活動を進め、当時の新谷市長も2万 4,000 人の署名を重く受け止めたいと発言し、みずから、翌年、市長選挙での公約にも掲げたと伝えられております。まさに、20 年来の市民の悲願が実現したものでありました。制度実施から 14 年経過しております。パスの交付については、当初、対象者2万 3,392 人に対して1万 9,227 人に交付され、交付率は 82.2 パーセントでした。直近では、2010 年現在でありますが、対象者3万 2,910 人に対して2万 1,602 人に交付され、交付率は 65.6 パーセントに下がっております。この原因については、幾つか考えられますが、これまでの特別委員会などの記録から、高齢者のライフスタイルの多様化で 70 歳以上の方も自家用車を利用するようになった、あるいは介護施設で充足した生活ができる、ヘルパーの利用でみずから買物をしなくて済むなどと記録されております。しかし、私は、最も大きな要因は利用者負担にあると思います。当初は利用者にとって無料でありましたが、2004 年には 100 円ワンコインとなり、翌年、2005 年には回数券制度が導入され、2009 年には金額も 110 円に引き上げられました。また、回数券制度について、市は利用者が5割、市が3割、バス事業者が2割という、バス事業者と市の負担を明確にすることで、より正確な精算ができるため、回数券方式を続けているとしています。しかし、これは市の財政のみを考えた立場の発想だと思います。ふれあいパスの利用者は、低所得者が多い現状にあります。年金支給日直前は、1,100 円のふれあい回数券代を一度に払えない、ふれあいパスを持っていても、回数券がないために利用できない、回数券を車内で購入するには年寄りのため手間取って周りの人に迷惑をかけてしまうので、バスターミナルまで行って購入している、あるいは以前のようにパスと 100 円硬貨だけで使えるようにしてもらえないのか、こういう切実な声が寄せられております。回数券制度を導入して7年間経過しています。ふれあいパス回数券の利用実績や事業者に対する市の負担額も年々下がり続け、直近では、平成 18 年度の約1億 5,000 万円から 22 年度の1億 4,000 万円と、約 1,000 万円下がっている状況です。これまでの経過から、市やバス会社においても、ふれあいパス利用実績を把握されていることと判断されます。その前提で、切実な市民の願いを優先させたいと考えています。利用者負担を 110 円から 100 円にすることで、市が負担する額は幾らになるか、教えてください。利用者負担を 110 円から 100 円に引き下げ、ふれあいパスと 100 円ワンコインで利用できるように変更するよう申し入れます。市長の見解をお聞かせください。最後に、伊藤整文学碑についてお伺いします。私の自宅は伊藤整文学碑の近くにあります。朝の散歩時や天気に恵まれた夕どきなどに訪れることがありますが、朝の登校時には塩谷中学校の生徒が登校前に一休みをしているところを見かけることがあります。小林多喜二や伊藤整の知名度は全国的にも知られているところであって、小樽市民にとって誇り高いことであります。東日本大震災による市内経済への影響に関する調査特別委員会が、堺町にぎわいづくり協議会や小樽観光協会と行った懇談会においても、小樽市は観光都市宣言をしているが、観光を基幹産業ととらえていないとの話もありましたが、知名度の高い文学者を活用した事業も大切にすべきではないでしょうか。函館市や釧路市は、石川啄木を競って観光に活用しております。インターネット上の伊藤整の口コミの欄には、場所は見晴らしのよい高台にあります、国道からわきに少しそれるだけですが、訪れる人は少ないというメッセージがあります。国道からの入り口の表示は目立たなく、狭い道路で文学碑の敷地は狭く、駐車場は1台がやっとのスペースです。その狭い敷地内は、市の担当部の管理によって清掃されておりますが、周りの雑木林に埋もれている状態であります。周りを整備することによって、左には積丹半島、右には塩谷漁港を有し、オタモイに匹敵する絶景を見下ろすことができるわけであります。毎年、伊藤整文学賞の受賞で話題を呼んでおります。今年は授与式で、御長男の伊藤滋氏が講演いたしました。このような催しに対比しても貧弱な記念碑ではないかと心を痛めている次第であります。近くの住民からも、文学碑の周辺を公園として整備してほしい、文学碑に通じる道路を広げてほしいとの声が届けられております。記念碑の周辺は私有地ととらえておりますけれども、現状は雑木林となっております。市が借上げ、若しくは所有者の御理解、御協力を得ることで整備が可能だと思います。御見解をお願いいたします。再質問を留保して、終わらせていただきます。(拍手)

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

川畑議員の御質問にお答えいたします。最初に、市営住宅環境の改善について何点かお尋ねがありました。初めに、塩谷地域における市営住宅入居世帯数についてですが、5月末現在で、管理戸数 520 戸に対し、436 世帯の方が入居されております。また、小樽市の高齢化率につきましては、5月末現在で 31.6 パーセントであり、塩谷地域につきましては、35.8 パーセントとなっております。塩谷住宅入居者の高齢化率は、37.5 パーセントであります。また、塩谷住宅の入居者に占める年金収入世帯の割合についてですが、遺族年金等は非課税であるため、受給世帯の把握は困難ですが、おおむね3割強の世帯が年金収入世帯と考えております。また、生活保護受給世帯の割合は、25 パーセントでございます。次に、塩谷住宅に長く住み続けている人が多い理由についてでありますが、塩谷住宅はまちなかからやや離れた位置に立地しているため、家賃が他の住宅と比較し低廉であること、またなれ親しんだ地域に住み続けたいという愛着心などから転居も少なく、長期にわたって居住しているものと考えております。次に、塩谷住宅に対する苦情及び改善要望についてでありますが、主なものは、結露がひどくカビが発生する、エレベーターがなくて階段の上りおりがつらい、畳替えをしてほしい、階段室内部やバルコニーの天井の塗り替えをしてほしいなどの苦情や改善要望が寄せられております。次に、浴槽に合う高さのすのこの設置についてでありますが、入浴時や使用時の補助となる浴室やトイレの手すりについては、それぞれの使い勝手に合わせて種類や取付け位置を決定し、入居者の負担により設置しているところであります。浴室のすのこについても、これらの手すりと同様に、それぞれの使い勝手に合わせて入居者の負担で設置していただきたいと考えております。次に、塩谷住宅の建替えについてでありますが、本市では、平成 22 年3月に、既存住宅の長寿命化を図るため、市営住宅の計画的な建替え、改善、用途廃止などを進め、更新に係る事業費及び事業量の平準化を図ることを目的とした小樽市公共賃貸住宅長寿命化計画を策定しており、この計画に基づき、建替えや改善などを進めております。塩谷住宅につきましては、2階建て以下の住宅は用途を廃止し、4階及び5階建ての住宅は長寿命化を図るため、屋根、外壁、断熱などの改善を行う計画となっており、建替えの予定はありません。次に、ふれあいパスについて、市が 10 円を負担し、利用者負担を 110 円から 100 円にした場合の影響額についてでありますが、23 年度予算において、約 24 万冊のふれあい回数券の販売を見込んでおりますので、これをベースにいたしますと、約 2,400 万円の負担増となります。次に、利用者負担を 10 円引き下げ、現行の 110 円から、ワンコインとなる 100 円に変更するようにとのことでございますが、利用者負担を引き下げるためには、それ見合いの負担をどのように対処するのか、御質問にもございますが、確かにここ数年の市の負担額は減少傾向にありますが、本市の財政状況やバス事業者の経営状況、また利用者の御意見等を総合的に勘案し、慎重に判断しなければならないものと考えております。また、ワンコインについてでありますが、このふれあいパスは、利用者、市、バス事業者の三者が利用実績に対し、おおむね5対3対2の割合で負担、実施している事業であります。ワンコインにすると、一般の利用者との区別がなくなり、ふれあいパスの利用実績の把握が困難となりますので、ワンコインへの変更は難しいものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)

川畑議員の御質問にお答えいたします。伊藤整文学碑についてでございますが、文学碑は昭和 45 年に建立され、平成5年、国道の拡幅工事に伴い、20 メートルほど山側に移転をした経緯がございます。約 500 平方メートルの土地を市が購入し、その敷地にあずまや、ベンチ、解説板などを設置するとともに、周辺に植栽などが施されております。これまで市立小樽文学館が維持・管理をしておりまして、定期的に清掃などを行っておりましたが、敷地周辺の個人所有地にイタドリが茂りまして、一部眺望を損ねていることもありますので、所有者の理解を得て、今後、除草などを行い、環境整備に努めてまいりたいと考えています。なお、文学館では、市内の文学碑の紹介コーナーを設けまして、来館者に文学碑ガイドを配布するなど、小樽の文学碑についての周知啓発に努めてもおります。(「議長、8番」と呼ぶ者あり)

再質問 8番 川畑正美

再質問をさせていただきます。まず、順序が逆になりますが、文学碑の件で、前向きな回答だととらえています。ただ、残念なことに、イタドリの除草だけでは足りないと思います。やはり車1台置く場所ではなくて、四、五台置けるようなスペース、そして雑木林が邪魔になって景観が見えないという状況もあります。その辺でぜひ検討を続けていただきたいと。今年は小樽商科大学の 100 周年ということもありますので、できれば早急に取りかかっていただければ幸いに思います。もう一つ、この文学碑の件ですけれども、先ほど言ったように、東日本大震災における市内経済への影響に関する調査特別委員会が、堺町にぎわいづくり協議会と懇談を行っているわけですけれども、その中で、小樽の観光産業を盛んにするには小樽市民みずから小樽のよさを発信できることが大切だという意見もありました。そんなことで市民の観光への関心も高まることになるのではないかと思いますので、この後も市民対象の文学散歩の一環として進めてきた文学碑めぐり、あるいはバスツアーの催しなども相乗効果が生まれると確信しておりますので、どうぞ続けていただきたいというふうに思います。それから、市営住宅の関係でありますが、御答弁いただいた件数と、私どもが把握した状況と件数的には、大きな乖離はないと思います。ただ、道営住宅もあわせて調査していますので、その中では年金収入世帯率が、私どもの調べでは6割近くあったというふうに報告されています。そして、生活保護受給世帯についても、これはむしろ市営住宅のほうが 25 パーセントということで、私どもの把握から見れば 10 パーセントほど高くなっているという状況であります。先ほど、市長のほうから御答弁をいただきましたけれども、まず、先ほどの御答弁の中にもあったように、市営住宅に入っている方々は家賃が低いことで長く住んでいると、そういうことが主な理由であります。ですから、逆に言えば家賃が高ければ入っていられないという状況もあるわけであります。それで、今、小樽の公共賃貸住宅長寿命化計画では、市営住宅の活用手法として、用途廃止あるいは改善、維持・管理に区分されておりますけれども、塩谷にある市営住宅は、用途廃止と改善の区分された住宅だけであるわけであります。私も直接訪問して、実態を拝見させていただいたわけですけれども、居住者が入れ替わっているところは畳やふすまを張り替えなどしてくれているようですけれども、長く居住している場合、入居して 20 年経過していても畳の表替えやふすまの張り替えもされていないというのが実情です。まさに、古い家であればあるほど、こういうところに配慮して改善することが必要ではないかと私は思います。また、先ほど市長の御答弁の中で2階建て以下の建物については、用途廃止という区分になっておりますけれども、現在住んでいる方々が、建物がいびつになっていて風が入り寒いだとか、ふろの窓にビニールを張らなければとても寒くて入れないという実情もある。そしてまた、これからの季節には南京虫が出て、アレルギーのために苦労しているという声も聞いています。やはりそこに居住している方々の生活を改善する、居住改善を何としてもやっていただきたいというふうに思っていますが、市長の考えを聞かせていただきたいと思います。本定例会で、市長提案説明では、七つの重点公約の一つとして、高齢者や障害者の方が安心して暮らせる支援体制をつくることを挙げていました。そしてまた、長寿命化計画で挙げている住宅を長寿命化させることが大切でありますけれども、そこに住んでいる人の居住環境改善をぜひ進めていただきたいと。とりわけ、先ほど言ったようなふろの改善、内装、畳、ふすまなどの張り替えを小まめにやっていただきたいと。市長がこの間も信条としているスピード感を持って対処したいというお言葉がありましたけれども、そのことを期待しておりますので、何としてもそういう対応をお願いしたいと思います。それから、ふれあいパスについてでありますが、パスの利用者は感謝して利用させていただいているという声が多くあります。回数券の発行を本年 24 万冊予定しているということですから、利用者負担を110 円から 100 円にすることで 2,400 万円市の負担が増えるとのことです。金額的には高齢者支援の立場からいっても、決して大きな負担とは考えられないと思います。一般会計も黒字になっていることですから、市民サービス復元に取り組む第一歩にしていただきたい。利用者の利便性からも、100 円ワンコインで利用できるような取り計らいをぜひお願いしたいと思います。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

私の公約であります高齢者、障害者の皆さん、それから全市民の皆さんが安心して安全に暮らせる、そういうまちづくりということについては、今後とも一生懸命に取り組んでまいりたいというふうに思います。ただいまの市営塩谷住宅の問題、それからふれあいパスの問題については、それぞれ建設部長と福祉部長から答弁をさせたいと思いますので、よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 竹田文隆(建設部長は2011年7月まで)

川畑議員の御質問にお答えしたいと思います。市営塩谷住宅の関係ですけれども、市営住宅全般の改善については、今、議員の御質問にありましたように、現在、長寿命化計画の中でそれぞれの住宅を位置づけて進めているところであります。これは市全体の市営住宅ですけれども、畳の表替え等もその中で計画的に進めていくということでありますので、その時期が来たときにはきちんと対応させていただこうと思っております。ただ、話にありましたふすまの張り替えについては市営住宅に入居するとき、入居者の皆さんに説明をしておりますけれども、要するに経年変化や入居する中で汚れたり破れたりするということがありますので、それは入居者負担ということでお願いをしているところであります。それから、おふろが非常に寒いといった問題がありますけれども、そういった場合にはどういったことができるのかということを個別に御相談いただければ、その部分については助言なりしていけるかと思っております。南京虫の問題についても、なかなか平屋では発生するというのは聞いたことがないのですが、中層の市営住宅ではたまにあります。その原因を調べていくと、やはり住み方の問題というのが結構あります。そういった中では、住み方の指導だとかそういったこともしておりますし、それから場合によっては消毒を行ったこともございますので、これについても個別にどういうところで発生してどうなるかということを御相談いただければと思っております。そういった中で、今、市長が答弁しましたように、市民の大切な財産ですので大事に使っていこうということと、入居者の方にも大事に使っていただきたい。そのために、言うなれば協働していろいろな形で市営住宅の改善を進めていきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 福祉部長 中村浩(福祉部長は2011年7月まで)

ふれあいパスについての再質問にお答えいたします。利用者の立場についてまずお話がございましたけれども、この7月1日付けで事業者である中央バスの担当部長もかわられまして、このことについての意見交換をする機会がございました。バス事業者の立場も考えてくださいというお話がありまして、あと、当然、市の財政のことも考えなければならないわけですから、そういう意味で、ふれあいパスが高齢者の方々が外に出るためのツールになっていることは間違いございませんので、介護予防の観点ですとか、あるいは引きこもり防止ということからも、福祉セクションの政策としては継続をしてまいりたいのですけれども、今のような財政的な利用者の負担、事業者の負担、それから市の財政の負担、この事業は単独費でございますので、先ほど 2,400 万円ぐらいだからというお話がありましたけれども、補助金の入っているほかの事業とは大きくその負担の度合いが違います。単独費で1億数千万円というのはほかにはほとんどない事業でございますので、そのあたりも含めて、先ほど市長の答弁にもありましたように、慎重に対応してまいりたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育部長 大野博幸(教育部長は2011年7月まで)

文学碑の関係で何点か再質問がございました。議員の御指摘のとおり、小樽には、小林多喜二あるいはこの伊藤整を含めまして 30 ほどの文学碑が市内あちらこちらにございます。これまでも文学館を中心にして、こうした文学的な財産といったものを活用した取組を進めております。たしか一昨年になると思いますけれども、全国的に多喜二ブームがございまして、中央バスのほうでもそのツアーを組むという事業がありました。市の学芸員も文学館を訪れたそのツアーの参加者に、一定程度時間を割いて説明をする機会も設けさせていただきました。そのほかにも文学館では、毎年、文学碑だけということではないのですけれども、小樽の文学にまつわるいろいろな切り口で、公募による文学散歩という事業もやっております。そういった意味では、さまざまな形での取組をしていかなければならないと思っております。また、御指摘のありました伊藤整文学碑の駐車スペースの件ですけれども、確かにちょうど高台といいますか、上りきったところにそのスペースがあるものですから、十分な駐車スペースが用意されているということではございません。ただ、私も何度か訪れておりますけれども、路肩に車をとめるのがいいかどうかは別にしまして、道路沿いというか、入り口の右側のほうに三、四台の駐車スペースはあるというふうには思っております。ただ、利用状況がどの程度なのか、たくさん車が来て道路を通れないですとか、御近所の方に御迷惑をかけるですとか、そういった実態があるのかどうかも含めて調査をさせていただきたいと思っております。(「議長、8番」と呼ぶ者あり)

再質問 8番 川畑正美

市営住宅の関係で、先ほど答弁の中に、市のほうに申し入れてくれればという話がありました。確かに居住者で担当している住宅管理公社のほうに直接言える人、あるいは市のほうに直接言える人はいます。しかし、私の回った中では、そういうことが言えないという人もいるのです。ですから、アンケートなどをとって市が実態を直接把握することが必要ではないかと思うのです。そこで具体的な対処を個別にしていくことが必要だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

答弁 建設部長 竹田文隆(建設部長は2011年7月まで)

住宅管理公社では、日常的にそういった苦情相談を受け付けております。そういった中で、今、議員の御質問にありましたように、なかなか言えないという方もいらっしゃるのかもしれませんけれども、そういった場合についても、我々も少しアンテナを張って入居者の御意見を伺ってまいりたいと思っています。

出典:小樽市議会 平成23年第2回定例会 2011年7月6日 議事録 PDF(128ページ) 間違いを知らせる