みんなの議会

小樽市議会 平成22年第1回定例会 2010年3月3日

(1)消防査察業務について/(2)小樽市の平和行政について/(3)自治基本条例について

2010年3月3日、小樽市議会の一般質問で、斎藤博行議員が「消防査察業務について」「小樽市の平和行政について」「自治基本条例について」について質問し、市長 山田勝麿、消防長 会田泰規、教育部長 大野博幸が答弁しました。

質問者
斎藤博行 議員
答弁者
市長 山田勝麿、消防長 会田泰規、教育部長 大野博幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 17番 斎藤博行

一般質問を行います。最初は、消防の査察業務についてです。近所で消防自動車を見ました。話を聞くと、空き家の調査とのことでした。大変御苦労なことだと思いました。改めて、平成19年度と20年度の事務執行状況説明書を見ました。予防課と消防署がさまざまな予防査察を行っていました。初めに、消防職員の消火活動の立入り権限をお示しください。次に、各種査察に関する消防職員の権限をお示しください。また、査察に関する法的な根拠などがありましたらお示しください。次に、予防課の危険物施設査察についてです。製造所、19年度ゼロ件、20年度2件、貯蔵所、19年度492件、20年度338件、取扱所、19年度184件、20年度140件となっています。また、防火対象物の査察、19年度575件、20年度486件となっています。これらの査察の目的と項目と査察方法をお聞かせください。次に、消防署の予防査察についてです。消防署も防火対象物の査察が19年度2,041件、20年度1,799件とありますが、査察の目的、項目、方法は予防課と同じものでしょうか、お示しください。また、予防課と消防署とでは、どのような分担がなされているのでしょうか、お聞かせください。次に、一般防火対象物、19年度1万3,717件、20年度1万5,876件、また危険物施設等、19年度235件、20年度183件となっています。これらの査察について、対象、目的、項目、方法等について、お聞かせください。次に、特別査察についてです。焼死火災防止強調運動で、19年度3,069件、20年度5,014件と報告されています。この強調運動の期間、査察の方法などについてお聞かせください。次に、シルバーふれあい防火週間査察です。19年度1,618件、20年度1,518件となっております。焼死火災防止強調運動も、シルバーふれあい防火週間も災害弱者を対象と記載されていますが、対象者について何か違いがあるのでしょうか、お示しください。また、この防火週間の期間、査察の方法などをお聞かせください。次に、空き家特別査察についてです。19年度421件、20年度479件と報告されています。査察の方法等についてお聞かせください。次に、少子高齢化の進む小樽市では、独居高齢者、高齢者世帯が増加しています。また、人口の減少が続いていますので、空き家も増加しています。今お聞きしたそれぞれの査察について、単年度ですべての地域、すべての対象者について査察することは極めて困難なことと思います。しかし、すべてを網羅しなければならないのも現実であります。対象者や査察地域について、どのような年次計画をお持ちなのか、お示しください。次に、査察で得られた情報は、どのような形でデータベース化されて管理されていますか、お示しください。また、実際に消火活動に出動する市内のそれぞれの支署、出張所にどのように情報提供されていますか、お示しください。小樽市において、独居高齢者や空き家の問題は、消防だけの問題ではないと思います。空き家情報も独居高齢者や高齢者世帯の情報は、いずれも安心・安全なまちづくりに大切なものです。庁内のこれらの情報の提供や共有について現状をお聞かせください。また、庁内の独居高齢者や空き家情報を消防のほうへ提供できる体制を確立してもらいたいと考えますが、見解をお示しください。この項最後の質問です。消防職員は、平成8年4月1日の293人をピークに年々減少し、平成21年4月1日では241人、平成22年4月1日には240人になります。53人、18パーセントの減少です。人員削減に対処するため、いろいろな対策がとられています。例えば、消防自動車と救急車がそれぞれ1台ずつ配置されています。それを見た市民の皆さんは、大変心強く思うと思います。しかし、その人員は、1台分しか配置されていないケースが見受けられます。また、蘭島支所のように塩谷出張所で一体的に管理されているケースもあります。実際の火災等には影響が出ないバックアップ体制は用意されていると聞いています。しかし、査察対象地域などは大きな変化はなく、また査察業務は消防職員が個別に行うもので、合理的対処は極めて難しいと思います。消防職員が減少する中、市内の消防署と出張所ごとの対象世帯数と管内の状況の把握をどのようにしているのか、お示しください。こうした職員の減少が消防の日常業務に影響し、査察体制の弱体化や逆に目標達成のため、職員への負担増になっていないかが心配です。どのようにして査察業務の体制が確保されているのか、お示しください。次に、小樽市の平和行政について何点かお聞きします。2月5日、猛烈に雪の降る中、ブルーリッジが勝納ふ頭に接岸しました。小樽市はこの間、米軍艦船の入港に際し、繰り返し外務省とアメリカ領事館に核兵器の搭載の有無について文書による照会を行ってきました。いわゆる小樽方式と言われる3条件の設定は、市民の安心・安全を守る市長として、また民間商業港の港湾管理者として当然のことだと思います。それに対し外務省からは、事前協議がないので核兵器の持込みはないとの回答が繰り返されていました。しかし、昨今、核密約問題の報道がなされ、政府もこの問題の正式調査を進めています。小樽市は、今回も1月19日に外務省に対し文書照会をしています。市長は、今回の照会に際し、核密約報道についてどのように考えたのか、お聞かせください。また、外務省からは1月25日に回答が来ました。ブルーリッジと艦船名を明記し、核兵器の搭載能力はないと記載するなど、従来の回答とは違うものでしたが、市長はこの回答文を受け取って読まれて、どのような感想を持たれたか、お聞かせください。小樽港へのたび重なる米軍艦船の入港は突出していると思います。道内の重要港湾への米軍艦船の入港状況を1997年の新ガイドライン策定から13年間についてお示しください。小樽港は3度の米軍空母入港をはじめ、たび重なる入港が繰り返されています。私は、このことは有事の際の米軍艦船の民間港の優先使用に向けた地ならし、つまり港湾管理者の権限と責任の形がい化のためではないかと心配しております。市長は、道内のほかの港湾と比較してみたとき、小樽港の状況について、どのような認識をお持ちなのか、お聞かせください。小樽市長は、昨年10月、平和市長会議に加盟しました。市民の生命、財産、福祉に直接の責任を持つ市長として、また市民に一番近い政治的存在としての市長が戦争に反対し、核兵器廃絶に取り組むのは、当たり前のことではないか、こうした思いからスタートしたのが平和市長会議で、1982年、昭和57年6月の第2回国連軍縮特別総会において、当時の荒木武広島市長が「世界の都市が国境を越えて手を携え、ともに核兵器廃絶への道を切り開こう」と提唱し、広島市と長崎市が世界各国の市長に呼びかけたのが始まりです。昨年、平和市長会議に加盟する決意をされた市長の思いをお聞かせください。平和市長会議が取り組んでいる課題は、大きく分けて二つあります。その一つは、核兵器廃絶運動の推進です。そして、もう一つが被爆体験の継承です。被爆から65年が経過し、被爆者の高齢化が進み、その平均年齢は75歳を超えようとしています。将来、被爆者にかわり、どうやって被爆体験を伝えていくのか、いろいろな取組が続けられています。その中の一つに、原爆展の開催があります。昨年4月のアメリカのオバマ大統領のプラハ演説は、大統領選挙運動中に訪れたシカゴのデュポール大学で開催されていた原爆展を見たことが強く影響していると言われています。唯一の原爆投下国の道義的責任という言葉は、写真展で被爆写真を見たから出てきた言葉だと思います。小樽市では、従来から市役所庁舎などで、原爆パネル展を8月に開催してきました。核兵器廃絶平和都市宣言を持つ小樽市として、核兵器の非人道性や被爆者の悲惨な状況を多くの市民の皆さんに知らせようとするものだと考えます。そのこと自体は評価するものですが、対象者は市役所に用事があって来られた方に限られます。もっと多くの市民の皆さんに見てもらうための工夫も必要だと思います。その一つとして、他の市の施設での開催を検討していただきたいと思います。また、次の世代を担う子供たちのため、市内の中学校で原爆写真展の開催を検討してもらいたいと思います。見解をお示しください。次に、自治基本条例について質問します。この問題は、ほかの会派の方もそれぞれの観点で取り上げておりますが、私もこの間、地域主権時代に対応できる自治体を目指し、その運営能力を高めるため、市民に開かれた議論による政策の決定、今の行政意思決定システムの整理と、市民、行政、議会の共通ルール化などを中心に据えた自治基本条例の制定を求め質問してきました。今回も、昨年の第3回定例会の代表質問での議論を踏まえて質問させていただきます。最初に、自治基本条例庁内研究会についてです。昨年9月の時点では、1月に立ち上げ、有識者2名のアドバイスを得ながら、他都市の先進的な取組の調査や研究を行い、条例の必要性、あり方、策定方法について議論し、整理しているとのことでしたが、庁内研究会の作業は終了し、しかるべき報告書が出されたと考えます。自治基本条例庁内研究会の報告書の内容をお聞かせください。次に、庁内研究会の報告を受けて、有識者と市民から成る懇話会を立ち上げ、市民の皆さんとの議論をスタートさせるとの御答弁でした。また、懇話会は、有識者と各種団体の推薦委員で構成し講演会やワークショップなどの開催を通じて啓発活動を進めていただき、また条例制定の準備の段階から幅広い市民参加を得られるような作成体制などについても検討していただきたいとの考えも示されていました。懇話会のメンバーを推薦していただく団体は決まったのでしょうか、お示しください。メンバーが決まり、懇話会が立ち上がるのはいつごろになりますか、お示しください。前の御答弁では、平成21年度中に懇話会から提言をいただき、22年度から条例策定委員会を設置したいとのことでした。多くの市民の皆さんに参加いただき、準備段階から丁重に作業を進めていくことに異議はありませんが、予定より少し作業が遅れているように感じられます。自治基本条例は、市民、行政、議会にかかわる条例です。札幌市の自治基本条例では、その第3章「議会及び議員」で「議会の役割及び責務」「市民に開かれた議会」「議員の役割及び責務」が定められています。私たち議会サイドの心づもりもあります。改めて、条例制定までの今後のスケジュールをお示しください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

斎藤博行議員の御質問にお答えいたします。初めに、消防職員が消火や延焼防止のため、立ち入る権限でありますけれども、これは消防法第29条第1項を根拠としております。また、各種査察に関する消防職員の権限は、火災予防のため、防火対象物や危険物施設に立ち入ることができる立入検査権をはじめ、資料の提出権、報告聴取権、質問権などが与えられておりまして、消防法第4条及び第16条の5を根拠としております。次に、消防本部予防課が行う危険物施設査察は、一定数量以上の危険物施設に立ち入り、施設の保安管理面について必要な指示、指導を行うことを目的としております。項目と査察方法については、タンク本体からの漏えいの有無や構造の確認などを行い、関係者に対して適切な保守点検について指導しているところであります。また、予防課が行う防火対象物の査察につきましては、ホテルや病院など不特定多数の人が利用し、火災の発生による人命危険が高い施設について防火管理を自主的に図らせることを目的とした立入検査を、消防用設備などの維持・管理や消防計画に基づく訓練や防火管理状況について確認をし、関係者に対し必要な指導を行っております。次に、消防署が行う予防査察でありますが、査察の目的、項目、方法は予防課と同様でありますが、査察対象については、用途、規模などにより分担されております。具体的には、個人住宅などの一般防火対象物や予防課が行う以外の危険物施設については、消防署が行っております。次に、焼死火災防止強調運動の期間は、毎年2月21日から3月20日までの1か月間、またシルバーふれあい防火週間は、毎年9月14日から20日までの1週間となっております。査察の内容につきましては、独居高齢者世帯への防火訪問や災害弱者が居住する木造共同住宅の特別査察を通じて、火気取扱いや火災時の早期避難の指導などを行っており、対象者はいずれも独居高齢者を中心として行っております。次に、空き家特別査察でありますけれども、年2回集中的に実施しているほか、消防車による業務出車や広報パトロールなどにより、火災予防上の観点から継続して建物の状況を確認しております。なお、建物状況により管理良好、管理不良、倒壊危険の3種に分類し、関係者に必要な指導をしております。次に、独居高齢者と高齢者世帯に対する査察の年次計画でありますが、当該世帯に対しては、毎年訪問することを目標として実施しております。増加が予想される独居高齢者、高齢者世帯に対しましては、他の業務と調整しながら年間計画を定めて実施するほか、署所間の協力により対応してまいりたいと考えております。また、独居高齢者のデータにつきましては、データベース化し、災害弱者の情報として、厳格な管理の下、火災や災害対応活動時に役立てるよう職員に周知しているところであります。次に、市内の空き家、独居高齢者、高齢者世帯に関する庁内における情報は、現在、各部で業務の必要性からそれぞれデータを保有しております。火災など、いち早く対応する消防に対しては、居住者の人命保護や財産保護の観点から、各部の保有するデータを提供し、可能な限り共有できるよう体制づくりを進めてまいりたいと考えております。次に署所管内ごとの対象世帯数は、平成20年12月末現在において、消防署9,765世帯、銭函支署6,159世帯、手宮支署8,418世帯、高島支所4,593世帯、花園出張所1万4,288世帯、朝里出張所1万2,565世帯、長橋出張所7,320世帯、塩谷出張所4,044世帯、蘭島支所667世帯、合計6万7,819世帯となっております。また、管内の状況につきましては、査察や防火広報、パトロールなどにより把握に努めております。次に、職員減少による査察業務体制の確保でありますけれども、現在は、出動態勢を維持しながら車両単位で実施しておりますので、従来、職員が徒歩で行っていた査察に比べ、移動時間が短縮され、職員の負担軽減とともに効果的、効率的な査察が可能となっております。次に、平和行政についての御質問でありますが、まず核密約報道についてでありますが、米国海軍艦船の小樽港入港に際して、核兵器の搭載の有無につきましては、これまでは外務省からの米国から核持込みについて事前協議が行われない以上、米国による核持込みがないことについて政府として疑いを有していませんとの回答から入港を判断してまいりました。しかしながら、政府において、核持込みに関する核密約問題で調査が行われている状況の中で、これまでの回答では判断できないと考えました。このため、1月19日付けの外務省への照会文書については、今後、核持込みに関する密約問題で調査が行われている状況の中で、これまでの回答に対する根拠が揺らぎ、50隻を超える米国海軍艦船を受け入れてきた本市としては、大変憂慮している旨を記載し、2月5日に小樽港に入港が予定されていた米国海軍艦船ブルーリッジの核搭載の有無にかかわる明確な回答を要請いたしました。いずれにいたしましても、核密約問題については、調査委員会で徹底的な調査を行い、事実を明らかにした上で、政府としての核問題についての考え方を示してもらいたいと考えております。次に、外務省からの回答でありますけれども、この回答文書を受け取る前に、私自身、別件で東京に出張した際、外務省に出向きまして、武正外務副大臣に直接会う機会がありましたので、今回、入港が予定されているブルーリッジの核搭載の有無についての明確な回答について強く申入れをいたしました。その際、副大臣からは、政府としてブルーリッジに核搭載能力がない以上、核兵器搭載がないことに疑いは有していないことを文書で回答することと、私からの申入れについては岡田外務大臣にもしっかり伝える旨の話がありました。1月25日に受け取りました外務省からの回答は、これまでの回答より踏み込んだ内容であり、政府としての見解も示されたものであると思っております。次に、日米防衛協力のための指針、いわゆる日米ガイドラインの見直しが行われた平成9年以降の道内の重要港湾への米国海軍艦船の入港状況でありますが、小樽港が17隻、函館港が11隻、室蘭港が8隻、石狩湾新港が2隻、苫小牧港が1隻となっております。次に、小樽港への入港の状況でありますけれども、小樽港は大型の艦船が接岸できる施設を有していることのほかに、大都市札幌市に近いという地理的条件にあること、さらに市街地に近接していることなど、乗組員にとって利便性が高いということが米国海軍艦船の入港要請が多いものと考えております。次に、平和市長会議への加盟でありますけれども、平和市長会議は、広島、長崎の悲劇が再び繰り返されることなく、市民が安全かつ文化的な生活が営める環境を確保し、世界の都市が国境を越えて連帯し、世界の恒久平和の実現に寄与することを目的に組織され、国連においてもNGOとして登録されている団体であります。昨年7月に平和市長会議から加盟についての依頼があり、昭和57年6月に市議会において核兵器廃絶平和都市宣言を行っている本市といたしましても、平和市長会議の基本理念や活動趣旨に賛同できることから、加盟することにしたものであります。次に、被爆体験を伝えていく取組でありますが、本庁舎の渡り廊下での原爆パネル展の実施のほか、平成20年度からは市民センターにおいて、指定管理者が自主事業として平和関連の映画上映などとともにパネル展を実施しております。平成22年度につきましては、さらに多くの市民の方々に見ていただくため、駅前第2ビルの公共プラザでの実施を予定しております。また、市内中学校での開催につきましては、教育委員会と協議をしてまいりたいと思います。次に、自治基本条例についてでありますが、まず初めに自治基本条例庁内研究会の報告書の内容についてでありますが、庁内研究会は、昨年の1月から10月までの間に、計11回開催し、他都市の先進的な取組も参考にしながら、条例の必要性、あり方、策定方法の基本的な考え方について議論や検討を行い、昨年10月末に報告を受けたところであります。報告書では、自治基本条例が制定されている背景や本市における市民協働の取組の現状について触れ、今後、条例を制定するに当たり、十分にその意義を認識し、本市にふさわしい条例のあり方や条例策定の過程から幅広い市民参加を得られる体制づくりの検討など、市民参加の行政のあり方について取りまとめられたところであります。次に、懇話会のメンバーを推薦していただく団体と懇話会の立ち上げの時期でありますが、市内の経済団体、女性団体、産学官で構成している異業種交流団体から各1名推薦をいただき、有識者2名を加えた計5名から成る懇話会を本年1月に立ち上げたところであります。次に、自治基本条例制定までのスケジュールでありますけれども、懇話会からの提言は、当初の予定より約半月ほど遅れていますが、平成22年度の早い時期に条例の必要性や条例に盛り込むべき内容、策定委員会における進め方などについて御意見をいただきたいと考えております。また、条例の策定に当たっては、8月ころをめどに、市民の皆さんと議論をスタートさせるための策定員会を立ち上げたいと考えております。(「議長、17番」と呼ぶ者あり)

再質問 17番 斎藤博行

2点ほど再質問をさせていただきたいと思います。最初は、消防の査察の関係なのですけれども、私の質問の仕方にも若干反省するところがあるのですけれども、今回、査察では独居高齢者とか空き家の問題を中心に質問をさせてもらいました。その中で、消防の管内には、当然寝たきりの方とか、それから万が一火災になったときに、逃げるのに非常に困難を伴う方などがいると思うのですけれども、そういったそれぞれの署の管内の寝たきりの方とか体の不自由な方についての情報をどういうふうに押さえているのか、そのことについて1点お聞きしたいと思います。それから、2点目は、平和行政に関してであります。平和市長会議に昨年から参加されている意義については、了解いたしました。平和市長会議は、私達で言うと運動方針を持った団体でありまして、それぞれ年次計画を立てて、核兵器廃絶の問題、それから被爆体験の継承というものを世界レベルで展開している団体であります。そういったところに加盟した以上は、やはり今まで以上に積極的な取組をお願いしたいと思っているところです。本年は駅前第2ビル公共プラザでも行うということですし、教育委員会のほうに中学校での開催について協議していきたいということですので、教育委員会のほうでは、小樽市からの申入れを受けて、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思うのですけれども、もしこの部分で教育委員会のほうで何か考えがあったらお聞かせいただきたいと思います。それから、小樽港への米軍艦船の入港について、市長はどう思いますかと聞いているわけなのですが、私ども、市長が言っているのは小樽はいい港だとか、札幌が近いという、入港が繰り返されるその原因みたいなところはお話しいただいていると思うのです。便利な港だと。ただ、問題は、小樽市長として、そういうふうにアメリカの海軍といいますか、そこで小樽港が便利な港だ、使いやすい港だと位置づけられていることについてどう思いますかと聞いているわけですので、いい港だと思っているということだけではちょっと違うのではないかと思いますので、その辺について、消防本部と教育部及び市長から答弁をお願いしたいと思います。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

米軍艦船の問題で小樽港が利用されているということについては、もう再三再四アメリカの領事館に行ったり、いろいろと話を聞いていますけれども、その中で言われるのは、いつも乗組員はぜひ小樽に行きたいと。小樽はいいまちだし、景観もいいし、便利なまちだし、ぜひ小樽港で受け入れてくれと、そういう声を絶えず私は聞いているものですから、そういう答弁をしました。確かによその港から見ましたら、非常に便利だということはもう間違いないわけですから、そういう面では、反対している方もいらっしゃいますけれども、多くの皆さんは歓迎しているというふうに思っていますので、これからもそういう気持ちでいきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 消防長 会田泰規(消防長は2010年3月まで)

斎藤博行議員の再質問にお答えいたします。私どもの査察時におきましては、独居高齢者世帯などにつきましては把握しておりますけれども、ただ体に不自由のある方やいわゆる寝たきりの方のすべては把握しておりませんので、先ほど市長が答弁を申し上げましたとおり、今後、関係各部の保有するデータを可能な限り共有できるような体制づくりを進めてまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育部長 大野博幸(教育部長は2011年7月まで)

斎藤博行議員の再質問にお答えいたします。広島、長崎の原爆の関係なのですけれども、中学校については、小樽市内の中学校で使っている教科書の中でも、国際平和に関する項目の中で広島、長崎の原爆は写真も含めて取り扱われております。また、文部科学省が定めております中学校の学習指導要領の解説の中でも、日本国内各地への空襲、沖縄戦、広島、長崎への原子爆弾の投下など、我が国の国民に大きな戦火を受けたことなどから大戦が人類全体に惨禍を及ぼしたことを理解させ、国際協調、国際平和の実現を求めることが大切である。このことを授業の中で生徒に気づかせることが、この国際平和の指導要領のポイントになっておりますので、各学校でも社会科の時間でこういうことについての学習が行われていると思っております。ですから、それぞれの学校の中で、授業でこのパネル展等の活用といった部分があれば、私どももその実態をお聞きしながら、資料等については総務部のほうからお借りするという、そんなこともあるだろうと思っております。

出典:小樽市議会 平成22年第1回定例会 2010年3月3日 議事録 PDF(108ページ) 間違いを知らせる