小樽市議会 平成21年第1回定例会 2009年3月4日
(1)職員の退職と新規採用計画について/(2)市民活動サポートセンターについて/(3)建設リサイクル法と産業廃棄物処分事業について/(4)自治基本条例の制定について
2009年3月4日、小樽市議会の一般質問で、斎藤博行議員が「職員の退職と新規採用計画について」「市民活動サポートセンターについて」「建設リサイクル法と産業廃棄物処分事業について」「自治基本条例の制定について」について質問し、市長 山田勝麿が答弁しました。
- 質問者
- 斎藤博行 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 17番 斎藤博行
一般質問を行います。最初は、職員の退職と新規採用計画についてです。小樽市は平成20年度より勧奨退職の適用年齢を55歳から53歳に引き下げました。この引下げの目的はどこにあったのか、お示しください。次に、看護職についてです。看護師の退職が相次ぎ、募集をかけても充足できない状況が続いていると聞いております。改めて昨年4月から12月までに看護師は何人退職し、何人採用しましたか。今年の1月から3月31日までに看護師は何人退職しますか。その退職者のうち、定年退職によらない退職者は何人ですか。採用の努力を続けていることは理解しております。新年度に向け、既に看護師資格がある人だけではなく、今年の春に看護師の資格試験を受ける新卒者も採用していると思います。しかし、それでも必要数を確保できないとも聞いております。4月1日、5月1日の欠員数を小樽病院、第二病院に分けてお示しください。こうした状態は数の問題だけではなく、質の問題、つまり配置された職場での指導、教育体制に影響が出てくるのではと心配です。看護師の異動や教育、訓練に問題は生じていませんか。さらに、患者サービスの変更などは計画されていませんか、お示しください。次に、消防についてです。消防職員の採用については、昨年8月の段階で新規採用なしと決定され、ホームページに載せられました。その後に朝里出張所の移転新築の話が浮上し、地域住民の要望にこたえるために、救急車の配備も決まりました。救急車は現在の手宮支署からの移管とのことです。しかし、現在、手宮支署には2台の救急車が配置されておりますが、そのうち1台の隊員は消防隊のポンプ車の隊員との兼務体制となっております。朝里出張所の新体制はどうなるのでしょうか。朝里出張所では、その対象地域の広さ、家の数、出動件数などを考えると、いわゆる乗換えによる兼務は難しいのではないでしょうか。御見解をお示しください。また、兼務体制にしないのであれば、新規採用をせずに朝里出張所の救急車の隊員を確保することは難しいのではないかと考えますが、どのように対処をする計画なのか、お示しください。次に、事務職員についてです。昨年4月から今年の2月末までの中途退職者は何人ですか。また、3月末の退職者は何人ですか。職制ごとに定年退職と勧奨退職と自己都合退職に分けてお示しください。小樽市が、今年度の事務職員の採用試験をしないと、ホームページに載せたのも8月上旬でした。そのときに平成20年度の退職者数は何人と想定しておりましたか、お聞かせください。山田市政は、10年が終わろうとしています。この10年間の事務職員の採用数と退職者数とその増減をお示しください。私は事務事業の見直しを伴わないあまりにも急激な職員の減少により、職場や職員の健康などに影響が出てきているのではないかと心配しております。調査をしてみてはいかがでしょうか。今後の事務職員の採用計画についてです。平成22年度採用の考えがあるのか。さらには、年度途中の社会人採用などは考えられないのか、お聞かせください。次に、市民活動サポートセンターについてです。現在、策定中の第6次小樽市総合計画の基本計画を見ますと、市政運営の三つの基本姿勢が書かれております。その最初に、「参加・協働によるまちづくりの推進」があります。その基本姿勢として、「透明性の高い市政運営」、「地域コミュニティの強化」、「民間企業や大学等との連携」が書かれております。しかし、ここに市長が参加協働の相手と考えている市民に関する考えがありません。確かに、全体を見ますと、市民、町会、ボランティア、NPOなどの表現はあります。また、福祉、環境、教育、文化、まちづくりなどの分野での活動を認めています。ここで求められているのは、福祉、環境、教育、文化、まちづくりなどの分野で活動する市民や町内会やボランティアやNPOと市長や行政組織のかかわり方です。そうした市民活動の形態や課題や方向性は多種多様です。小樽市や行政の思いを体現するものもありますし、実践しているものもあります。もちろんそうでないものもあります。しかし、市民一人一人がお金を出し合い、時間を割いて、だれに指図されることもなく自立して活動をしています。有権者、納税者といった従来の小樽市や行政に対する向き合い方とは違う形で、社会的に、若しくは政治的に登場する市民活動は新しい市民民主主義の重要な形だと思います。何もかにも小樽に関することは市役所が受け持つような時代は終わろうとしています。私はこれからのいろいろな問題を考え、そして対処をしていくときには、こうした自立した市民の活動の力や知恵をかり、経験に学び、ともに議論をしていくことが非常に大切になると考えております。市長は市民との協働を語っておりますが、その際、協働の相手方である市民の自立した市民活動について、どのような御見解をお持ちなのか、お示しください。札幌市には「市民活動の総合的な促進を図ることにより、活力ある地域社会の実現に寄与するため、札幌市市民活動サポートセンターを設置する」とした札幌市市民活動サポートセンター条例が平成15年に施行され、現在、札幌エルプラザの2階に札幌市市民活動サポートセンターが開設されています。そこでは、市長の承認を得た個人や団体が一部有料で打合せコーナー、会議コーナー、印刷作業室、事務ブース、団体ロッカーコーナーを利用しています。また、印刷作業室では印刷機、コピー機、帳合機、紙折り機、裁断機、シュレッダーなどが備えられ、打合せコーナーにはパソコンやスキャナーも用意されています。こうした施設が運営される根底には、札幌市自治基本条例とそれを受けた札幌市市民まちづくり活動促進条例があります。小樽市内では、多くの市民団体がいろいろな分野で活動をしています。そこに共通する思いは、今の小樽、そしてこれからの小樽を自分たちの手で少しでもよくしていきたいという思いです。しかし、その多くは活動に必要な機材などを備えていません。また、小樽市のこうした活動に対する機材の貸出しなどの支援体制も整備されておりません。私は小樽市においても活力ある地域社会の実現を目指し、市民が自立して行う市民活動を支援する政策が求められていると考えます。それは、ただ単に物やお金を提供するだけでなく、その活動の総合的な発展を協働の相手方の発展として、ともに目指すものでなければならないとも考えております。小樽市においても市民活動サポートセンターを開設すべき時期に来ていると考えます。市長の御見解を求めます。次に、建設リサイクル法と産業廃棄物処分事業についてです。平成12年に建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律、いわゆる建設リサイクル法が制定されました。最初に、この法律の制定に至る背景とこの法の目的についてお示しください。次に、この法ではリサイクルが義務づけされる対象面積が床面積が80平方メートル以上の建築物の解体工事、床面積が500平方メートル以上の建築物の新築・増築工事、1億円以上のリフォーム工事、500万円以上の土木工事とされております。こうした条件が設定された理由はどのようなものなのですか、お示しください。次に、平成19年度実績で小樽市内で先ほどの四つの条件についてリサイクルが義務づけられた工事は何件ありましたか。また、逆にリサイクルが免除された工事は何件ありましたか。仮に、リサイクルが免除されたとしても、昔のように一気にショベルカーで壊してしまうようなことが行われているとも考えにくいのですが、実際の工事はどのように行われているのか、わかる範囲でお示しください。次に、小樽市の産業廃棄物処分事業についてお聞きします。平成14年5月30日に建設リサイクル法が完全施行されております。当然、その影響といいますか、法律の目指した効果が出てくると考えますので、再資源化が義務づけられる前の平成13年度と法が完全施行された平成15年度の埋立処分量を法の対象項目ごとにお示しください。昨年11月に配布された小樽市産業廃棄物等処分事業業務状況説明書によりますと、建設木くずが年間処分量の合計2万1,084トンのうち7,544トンと、全体の3分の1強を占めています。これは現状ではやむを得ないものなのでしょうか。ほかの都市では、資源リサイクルの推進の立場から、建設木くずの削減のための工夫が行われている例はありませんか、お示しください。次に、この処分場の寿命についてです。先ほどの小樽市産業廃棄物等処分事業業務状況説明書では、平成20年度の年間処分予定量を4万8,500トンとしております。今後の埋立量の見通しと今の処分場の使用期限はあと何年くらいなのか、お示しください。小樽市は次の処分場が必要となったときには、小樽市の責任で土地の確保や運営を続ける考えなのか、御見解をお示しください。最後に、自治基本条例についてです。私は2年前から、つまり前回の選挙が終わってから、小樽市における自治基本条例の制定を求めて議論を重ねてきました。私は今日の自治体を取り巻く状況が、自治基本条例の制定を求めていると考えております。その理由は、第1に、自治体財政の問題があります。今後、一層増大するであろう市民ニーズに対して、すべてこたえることはできません。どちらを選ぶのか、どこを我慢するのか、市民に開かれた議論による政策の厳しい吟味や選択が必要になります。第2には、自治体運営の基本に自己責任と説明責任が一層求められ、この間、市役所の中で開発され整備されてきた政策決定システムや各種委員会への市民公募などの市民参加システムなどを整理し、行政と市民と議会とが同じルールを手にして自治体運営に参加することが求められているからです。こうした立場からの議論の過程で、市長は「市政の現状や課題についての情報を積極的に公開し、市民とともに考え、行動する協働の市政運営を推進する。そして、その協働の市政運営のルールとして自治基本条例の制定を考えている」さらに、「自治基本条例のポイントは、情報の共有と市民参加であると理解しており、まちづくりの主役は市民であるということを念頭に、条例の制定に向け準備に入りたい。地方自治体では組織の制度や仕組みについての規定はありますが、市民参加や協働のあり方についての言及はなく、自治基本条例はそうした観点からのルールを定めるものと理解しております」などと御答弁しております。また、昨年の第3回定例会の予算特別委員会での質疑で、今後の制定に向けた作業として、年度内に庁内に勉強会を立ち上げたいとの考えも示されました。最初に、この庁内勉強会についてです。いつ立ち上げられましたか。名称と目的をお示しください。これまでに何回開かれていますか。勉強会の内容については、参加している職員段階でとめておかずに、全庁的な情報の共有も必要と考えますが、どのように処理されていますか、お示しください。この勉強会はその目的にもよるとは思いますが、いつまでをめどに取り組もうとしているのですか。最終的に勉強会の成果は、どのように全庁化されるのですか。最後に、この勉強会の成果を受け、次はどのような作業を計画しているのか、お示しください。再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
斎藤博行議員の御質問にお答えいたします。初めに、退職者と新規採用についての御質問でありますけれども、まず勧奨退職年齢の引下げにつきましては、その理由として近年における中途退職者の増加傾向や職員の健康管理上の問題を考慮し、さらには早期退職を促す効果も期待できると考えたためであります。次に、市立病院における看護師の採用、退職でありますけれども、昨年4月から12月までの間では、退職した看護師数は、小樽病院で22名、第二病院で10名、合計32名で、採用した看護師数は、小樽病院で7名、第二病院で16名、合計23名となっております。次に、今年1月から3月までに退職又は退職予定の看護師数は、小樽病院で21名、第二病院で10名、合計31名となっておりますが、このうち、定年退職以外の理由で退職する看護師数は、小樽病院で20名、第二病院で8名、合計28名となっております。次に、市立病院における看護師数の確保でありますが、新年度に20名の看護師を採用する予定ですが、定数に対しましては4月には小樽病院で44名、第二病院で19名の欠員が、5月には小樽病院で39名、第二病院で7名の欠員が生じる見込みとなっております。なお、看護師定数について新年度に向けて実態に合わせた見直しを検討しているところであります。次に、看護師の欠員による職場での指導体制などでありますが、これまでも欠員に対しましては、全体の看護体制の見直しや看護助手の増員などによる看護師の負担軽減などにより、対処をしてきているところであります。今後とも職場での指導、教育体制や患者サービスが低下することのないよう、努めてまいりたいと考えております。次に、消防についてでありますけれども、平成21年度に建設する消防署朝里出張所には、地域住民の要望と市内の救急出動バランスを考慮し、救急車を配置することとしております。朝里出張所に配置する救急車は、現在、手宮に2台配置されている救急車のうち、1台を移管するもので、朝里地区の対象地域の広さや出動件数などから救急隊を専任体制にしたいと考えております。また、救急隊員は、手宮支署の救急隊員を配置換えする方向で考えており、手宮支署の体制につきましては、今後消防長期構想に基づき、消防全体の中で調整してまいりたいと考えております。次に、本年3月末までの事務職の退職者数でありますけれども、定年退職者が部長職1名、次長職1名、課長職6名、係長職5名、主任・一般職5名、合計18名、勧奨退職者が、次長職1名、係長職7名、主任、一般職3名、計11計、死亡を含む自己都合退職は部長職1名、係長職1名、主任・一般職1名、計3名、合計は32名となっております。なお、今年2月末までの中途退職者は14名であります。次に、事務職採用試験を今年度行わないと決定したときの退職者数の想定でありますけれども、昨年7月の時点において、年度内のその後の中途退職者数を想定することは難しいものがありますので、その時点で了知していた定年退職予定者18名及び再任用職員の中途退職者1名の合計19名と想定しておりました。次に、平成11年度から20年度までの10年間の事務職員の採用者数と退職者数でありますが、平成11年度は採用者なし、退職者17名、増減数は17名の減であります。12年度は採用者7名、退職者23名で16名の減、13年度は採用者15名、退職者27名で12名の減、14年度は採用者21名、退職者24名で3名の減、15年度は採用者なし、退職者28名で28名の減、16年度は採用者なし、退職者17名で17名の減、17年度は採用者13名、退職者12名で1名の増、18年度は採用者なし、退職者16名で16名の減、19年度は採用者なし、退職者26名で26名の減、20年度は採用者8名、退職者32名で24名の減となっております。次に、職員数の減少が職場や職員に与える影響ということでありますが、確かに平成11年4月1日現在2,315人の職員数が平成20年4月1日では1,834人と481人減少しております。しかし、この間再任用職員や臨時・嘱託職員を配置してきておりまして、さらには財政健全化計画を踏まえて、民間委託化や指定管理者の導入に努めてきたことや、組織・機構の再編を通じて業務の見直しを行うなど、事務事業の効率化に積極的に取り組んでまいりました。また、これまでさまざまな見直しを行うに当たっては、常に業務量と職員数の検証を行ってきておりますので、現状も業務量に見合った職員配置になっているものと考えております。次に、平成22年度に向けての考え方ですが、特に近年の中途退職者の増加や職員の年齢構成バランスなどを踏まえれば、新規採用を実施する必要があるものと考えておりまして、社会人枠の採用も含めて早急に検討してまいりたいと思っております。次に、市民活動サポートセンターについての御質問でありますけれども、まず市民活動に対する見解でありますが、現在、ボランティア活動やコミュニティ活動、文化、スポーツなどのサークル活動など、さまざまな市民活動が行われております。みずからのことはみずからの手によって行うことは自治の本旨であり、市民が個人として、また協働して自主自立の観点に立って努力と創意を重ねながら活動を維持、継続していくことが地域社会においては大切なことだろうと考えております。次に、市民活動サポートセンターの開設というお話でありますが、市民と行政が協働してまちづくりを進める上で、市民活動と行政との連携は重要なことと受け止めておりますが、本市が大変厳しい財政状況にある中で、現段階では新たなサポートセンターを開設することは難しいと考えており、今後の課題としたいと考えております。次に、建設リサイクル法と産業廃棄物処分事業についての御質問でありますけれども、初めに建設リサイクル法の制定に至る背景と目的についてでありますけれども、建設廃棄物は産業廃棄物全体の約2割を占めており、この大量の建設廃棄物の処理において、最終処分場の不足や不法投棄の多発などの問題が発生していたことや、循環型社会を形成するために、建設廃棄物の排出抑制やリサイクルなどの適正な処理が求められていたことなどであります。次に、法の目的についてでありますけれども、コンクリート塊、アスファルト、木材などの建設資材については、分別、解体等及び再資源化等を促進することにより、再資源の十分な利用及び廃棄物の減量等を図り、生活環境の保全及び国民経済の健全な発展に寄与することとされております。次に、対象工事の条件が設定された理由でありますが、国から示されております資料によりますと、建築物の解体工事、新築・増築工事及びリフォーム工事につきましては、分別解体及び再資源化を実施する上での費用対効果、平均的な1件当たりの廃棄物排出量、基本方針に定めた平成22年度のリサイクル率の目標値である95パーセントの達成など、これら3点を総合的に判断し、基準となる床面積や工事の請負代金の額が設定されております。また、土木工事等につきましては、そのほとんどが公共工事であることから、高い再資源化率を確保できる基準として、工事請負代金の基準額を500万円としたものと承知しております。次に、平成19年度におけるリサイクルが義務づけられた工事の件数でありますけれども、床面積が80平方メートル以上の解体工事が267件、床面積が500平方メートル以上の新築、増築工事が16件、1億円以上のリフォーム工事が3件、500万円以上の土木工事等が107件、合計で393件の届出がありました。また、リサイクルが免除された工事の件数でありますが、解体工事については、建築基準法に基づく除去届で床面積が80平方メートル未満のものが35件、新築、増築工事については、建築確認申請の受付件数で床面積が500平方メートル未満のものが362件となっております。なお、基準以下のリフォーム工事及び土木工事等の件数については、届出の必要がありませんので、把握はしておりません。次に、リサイクルが免除された工事が実際にどのように行われているかという御質問でありますが、建設リサイクル法の対象とならない工事の実態は把握しておりませんが、事前に窓口等で建設リサイクル法に関する相談や届出に関する問い合わせ等があった場合には、できる限り分別解体及び再資源化を実施していただくようお願いをしているところであります。次に、本市の産業廃棄物最終処分場における建設リサイクル法施行の効果でありますが、この法律の対象となるがれき類と建設木くずの2品目について埋立処分量で申し上げますと、がれき類については完全施行前の平成13年度は、2万3,089トンであったのに対し、完全施行後の平成15年度は1万5,779トン、また建設木くずについては、平成13年度、2万2,166トンに対し、15年度は9,742トンでありました。次に、埋立処分量のうち、建設木くずの割合が多いということについてでありますけれども、市内には建設木くずのチップ化を行う民間施設はありますけれども、合板類など再資源化が難しい建設木くずについては、これを受け入れる産業廃棄物の焼却施設が市内にないため、結果的には直接埋め立てせざるを得ない状況にあります。次に、他都市における建設木くず削減の事例でありますけれども、民間の産業廃棄物処理業者が再資源化可能な建設木くずをチップ化して、燃料や家畜の敷きわらとしたり、ペレット化して固形燃料とするなどの活用事例は承知しております。しかしながら、産業廃棄物の処理責任は排出事業者にあり、本市のように専用の産業廃棄物最終処分場を運営している都市は、全国にもほとんどないことから、削減の取組事例については承知をしておりません。次に、産業廃棄物最終処分場の処分量の見通しと、供用可能年限についてでありますが、産業廃棄物や土砂の排出量は経済活動の動向に大きく左右されるため、単年度の処分量については算出しておりますが、中長期の処分量についてはその見通しを立てることは難しい状況にあります。また、供用可能年限については、平成10年に策定した埋立計画では、平成39年度まで供用可能と推計しておりますが、計画と現状の処分量について大きなかい離が見られることから、平成21年度において処分場内の現地測量を行い、正確な残容量調査を実施した上で、使用可能年限の推計を行う予定であります。次に、次期産業廃棄物最終処分場に対する市の考え方でありますけれども、現在の最終処分場については、民間の施設が使用できなくなった昭和59年当時、業界の強い要請を受け、本市が開設したものであります。本来、廃棄物処理法においては、産業廃棄物の処理責任は排出事業者にあるとされております。次の産業廃棄物最終処分場について考える上では、この法の考えと、これまでの経過や現在の処分場の供用開始年限、さらには民間施設の設置動向などを見極めながら、今後、関係業界と検討する必要があるものと考えております。次に、自治基本条例の制定についてですが、自治基本条例の制定を検討するに当たり、1月に庁内に自治基本条例研究会を立ち上げました。この設置目的は、条例が必要か否かなど基本的な考え方を整理することで、具体的には先進市の調査や制定に当たっての問題点の整理、さらには庁外会議との調整などであり、これまで3回開催したところであります。次に、研究会の全庁的な情報の共有でありますけれども、研究会は全庁的な広がりを持たせるため、各部からのメンバーで構成をしておりまして、また今後、庁内LANにおいて、全職員に向け研究会の情報を提供することを検討しております。次に、研究会の取組目途と周知でありますけれども、研究会の当面の作業としては、今年の夏までには調査した内容を取りまとめることを予定しておりまして、その周知については、庁内においては庶務担当課長会議などで周知するとともに、市のホームページに掲載したいと考えております。最後に、研究会後の進め方でありますけれども、研究会での議論の内容によっては流動的な面もありますが、現時点で想定しているスケジュールとしては、本格的に市民との協働で条例を制定するために設置する委員会の前に、その準備会として有識者と市民からなる懇話会を年内に立ち上げ、研究会の委員とともに市民の皆さんとの議論をスタートしたいと考えております。(「議長、17番」と呼ぶ者あり)
再質問 17番 斎藤博行
2点ほど再質問をさせていただきます。最初に、採用試験の関係であります。今の市長の御答弁では、平成22年度に向けての採用試験については、やるということだろうというふうに受け止めております。その中で、一緒にくくられてお話しいただいたのですけれども、社会人採用というか、年度途中の試験の部分について、少し考え方をお聞きしたいと思います。私は、分けて言っているつもりなのです。来年の4月1日に向けた新規採用試験と今年度中のしかるべき時期に社会人採用試験をやったらいかがでしょうかというふうに言ったつもりでおります。特に社会人採用の部分は、昨今の雇用問題といいますか、就職の問題が地域的に小樽でも発生しているだろうというふうに思います。もう一つは、この間、先ほどの御答弁にもありましたけれども、ゼロ採用だった時期の年代というのは、これからもいないままずっと年をとっていくわけですから、そうすると今も発生しているのですけれども、職員構成上、ある年齢の部分がすっぽりいないような状況が、これから何年か先に予想されるわけですから、そういったことが今後の市役所という職場の職員構成上どうなのかという心配もあります。そういった意味では、例えば採用の年齢なども考慮して、一定程度社会で活躍した方の採用というものを、例えばよく言う10月1日とか、時期は別としても、そういう二面性、従来のゼロ採用のひずみみたい部分を補正する意味と、それから昨今の雇用の問題に対処する小樽市的な施策として、社会人採用というのを別個に考えてもらえないかというふうに質問をさせていただきましたけれども、先ほどの御答弁では、くくって全体的な形でやるというお話だったので、もし可能なら分けてお聞かせいただきたいというふうに思います。それからもう一つは、市民活動サポートセンターなのですけれども、私も今の小樽の情勢、財政状況の中でいろいろ思うところはあります。ただ、札幌のエルプラザなどでも、建物の中には消費者センターとか消費者協会とか男女参画の担当部署だとかそういったものも混在するような形で建物を使っている現状があります。小樽には似たような市民活動のサポートということを仕事にする職場はないかもしれませんけれども、今、言っているような消費者協会にせよ、男女共同参画にせよ、青少年対策にせよ、女性対策にせよ、既存の施設の中で、何か工夫して市民活動をサポートできるような施策というのは打ち出していけないのかと、そんな思いもあるものですから、この二つの部分についてもう一度御答弁をお願いしたいと思います。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
職員採用の問題で社会人枠の採用ですけれども、先ほども申し上げましたとおり、採用していない年があり、年齢構成のバランスがかなり崩れているという感じがありますので、それと今の雇用情勢等を考えまして、時期はわかりませんけれども、社会人枠を採用したらどうかということは、今、総務部長のほうに検討を指示しております。それから、サポートセンターの関係は、市の業務に関係のある部分で、今、お話があったように勤労女性センターでは女性団体の皆さん方が使っているとか、勤労青少年ホームでは青少年団体、分庁舎のほうでは消費者関係団体というのはあるのですけれども、全体としてそういったものをサポートする体制がなく、確かに必要なものだとは認識しておりますが、現状で今すぐどこかにつくるというわけにはいきませんので、今後の検討課題としてできればそういった市の施設があれば活用をしていくとか、またどこかの施設を利用するとか、将来的には新規に建てるとか、そういったことはこれから課題として残るだろうと思っています。