みんなの議会

小樽市議会 平成19年第2回定例会 2007年6月25日

(1)「ふれあいパス」について/(2)「健診制度」について/(3)臨時市道整備にかかわる市民周知について/(4)市のパークゴルフ場利用減少について

2007年6月25日、小樽市議会の一般質問で、中島麗子議員が「「ふれあいパス」について」「「健診制度」について」「臨時市道整備にかかわる市民周知について」「市のパークゴルフ場利用減少について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲、建設部長 嶋田和男、市民部長 佃信雄、保健所長 外岡立人が答弁しました。

質問者
中島麗子 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 菊譲、建設部長 嶋田和男、市民部長 佃信雄、保健所長 外岡立人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 中島麗子

一般質問をします。最初に、ふれあいパスについて質問します。平成9年度から高齢者が積極的に社会参加し、触れ合い、もって心身の健康の保持と生きがい創出に資することを目的として開始された事業です。ちょうど10年たち、今年度は11年目を迎えます。小樽市の高齢化率は平成9年度20.64パーセント、平成18年度は27.55パーセント、この10年間で大幅に進みました。ふれあいパスの対象者は70歳以上で、10年間で約7,400人増加しています。しかし、パスの交付率は、初年度82.2パーセントが平成18年度70パーセントと年々低下しています。とりわけ平成16年度、これまで無料だったふれあいパスが1回100円に有料化されて、前年比3.3パーセント減、平成17年度は回数券方式が導入されて、前年比3.8パーセント減と、2年間で7.1パーセントも交付率を下げました。その原因は有料化と使いにくさではないでしょうか。先日、バスの中で数人の女性たちが話していました。「お金は天下の回りものでどこでも使えるはずなのに、ふれあいパスで使えないのはおかしいよ。」「回数券でないと絶対だめだと言われたけど、忘れることもあるし、1,000円札がないこともある。」「回数券のことをいつも気にして頭が疲れる。」率直な、また多くの方の声だと思いました。市長はこの市民の声をどのように感じましたか。また、交付率の低下についてもやむを得ないと考えているのか、何とか多くの高齢者に利用してほしいと考えているのか、御意見をお聞かせください。我が党は、これまでも回数券方式から現金使用に切り替えるよう求めて質問してきましたが、回数券方式の導入は利用実態を明らかにするためと聞いています。17年度、18年度と2年間のふれあいパス事業で、市民の負担額、市そしてバス事業者の負担額はそれぞれ幾らでしたか、お聞かせください。回数券を導入して具体的にどのような成果があったのでしょうか。また、利用実態を把握するためなら、この間2年間の実績で判断できないでしょうか。市民にとっては1回乗車料金の5割、100円払うことは変わらないわけです。むしろバス券は大変使いづらい。現金を利用したい。強い希望があるのはさきの報告のとおりです。本来なら高齢者の健康増進、生きがい対策ですから、無料ですべてのお年寄りに実施してほしい事業です。せめて利用しやすい制度への改善がなされるべきではないでしょうか。今後、増加するお年寄りの皆さんが元気で生き生き生活していく応援として、現金の使用をぜひとも実現していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。次に、健診制度について質問します。平成4年度から老人保健法に基づく基本健診として、小樽市が40歳以上の市民を対象に行ってきたさわやか運河健診も今年で終了します。過去最高時受診者数は、平成14年度1万1,227人でした。平成15年に有料化して以来減少し、昨年度は8,367件で、最高時の74.5パーセントの実施率です。小樽市の保健行政平成18年度版によりますと、基本健診の診査結果では、異常なしはわずか14.3パーセントにすぎません。医療機関の受診が必要と判定された数は1,316人、そのうち実際に受診した件数は172件とありますが、これは保健所で健診を受けた対象者だけの調査で、市内医療機関で検診を受けた要受診者へのフォローは報告されていません。なぜ全体の結果を出していないのか、お聞かせください。標準化死亡比という指標があります。高齢者が多い地域では死亡率が高くなるのは当然で、そのままの死亡率の比較では実態が不正確なために、年齢構成を勘案した死亡指標になります。標準は100、高いほど悪いのですが、この指標で平成5年から10年までの道内保健所別で小樽市の実態を見ると、悪性新生物、いわゆるがんと脳血管疾患、いずれも道内一高いのです。とりわけ大腸がんは男性が145、女性が124.2と、道内それぞれ1位、2位で、乳がんも第1位です。子宮がん・乳がん検診は、平成17年度からこれまで毎年実施してきたものを2年に一度に変更しました。他都市に比べて高いがん発生率に対して対策をどうするのでしょうか、質問します。2008年度から、これまでの自治体健診を廃止し、各保険者による健診制度に変更するといいますが、その内容についてお聞かせください。小樽市は、国民健康保険の保険者として国保加入者の健診に責任を持つことになりますが、小樽市の国民健康保険では、昨年9月更新時で資格証明書460件、短期保険証942件が発行されています。これらの皆さんを、保険料の支払程度に応じて健診も内容を変えたり、受診対象から外すことはあるのでしょうか。また、健康保険に加入していない市民は対象外なのでしょうか、お答えください。新制度は各保険者が被保険者対象に実施する健診ですが、何点か問題があります。小樽市民は加入している保険別に健診を受けるわけです。自治体として住民全体の健康状態の把握はできず、自治体としての責任があいまいになります。また、各保険者が被保険者の疾病で就業できないときの医療保険制度に予防健診活動を組み込むのは妥当でしょうか。予防活動は国の仕事として予算化すべき内容です。現在、さわやか運河健診の費用は、国・道・市の3分の1ずつの負担です。各保険者で実施するとなれば、保険料は事業主と被保険者で拠出するわけですから、公的負担割合はなくなります。国の負担減らしになるのではありませんか。健診内容は、糖尿病などの発生や重症化予防のため、メタボリックシンドローム該当者に対する保健指導が中心になります。長い間、疾病の早期発見、早期治療の従来型の健診を実施してきたのですから、続けたいという希望もあります。市としてこれまでのような健診活動を続けてほしいと思いますが、いかがでしょうか。もう一点お聞きします。健診実施に当たっては指標が示され、達成率が悪いときは国が交付する後期高齢者医療支援金を減らし、成績のよい保険者については加算するとしています。つまり成果主義の導入です。健診の結果、療養指導をしても、例えば体重を減らすように働きかけても、指導を受けたそれぞれの皆さんの受止め方や生活、労働環境の制約が大きく、必ずしも指導成果に結びつかないこともあるわけです。指導をどれくらい実施したかではなく、結果だけで成果を判断する機械的な成果主義の導入は医療保健予防活動になじまないと考えます。市長の見解はいかがでしょうか。次に、臨時市道整備事業にかかわる市民周知の問題です。道路改良、側溝改良などの事業は市民の生活に直接かかわる身近な事業で、それだけに関心も高いものです。先日、緑町の住民から、道路工事のため小樽市から測量調査が入った。しかし、その後何も連絡がないまま、今年いきなり工事が始まり、当然自分たちの家の前も対象になると思っていたら、途中で終わるという。どうなっているのだという問い合わせがありました。以前にも妙見川の護岸・河床工事を実施するとき、工事の実施箇所に面した市民宅にしか連絡しなかったために、同じ川の上に居住する市民から、説明がない、どうしてこちらはやらないのかとの声が出ました。以前はよく回覧板でお知らせしていましたが、最近はあまり見受けられません。自分のすぐ近くでなくても、地域の中でどんな工事が実施されるのか、皆さんによく了解していただく必要があると思います。なぜ回覧板をやめたのでしょうか。知らせたら他の工事希望が出されて困るので、あまり知らせないようにしているのではないでしょうか。工事にかかわるお知らせはだれがどのように実施しているのか、小樽市の指導責任はないのか、明らかにしてください。同一道路に面して居住する市民で、まして測量調査までしていたなら、説明対象にすべきです。今後、改善を図るためにもきちんと要綱をつくり、市民周知の実施も点検すべきと考えますがいかがでしょうか。パークゴルフ場の積極的な活用のために質問します。中高年に人気のパークゴルフですが、最近、余市町に新しい施設ができ、小樽からも多くの方が参加しています。小樽市の施設はおたる自然の村と銭函パークゴルフ場がありますが、いずれも毎年、利用者数が減少しています。おたる自然の村は平成15年度1万人以上の利用があったのに、昨年度は5,800人を下回り、同時期銭函は約2万4,000人が1万8,000人と下回り、両施設合わせて1万人以上の減少です。この理由は何ですか、説明してください。市長への手紙などで、昨年度までの5年間でパークゴルフ場に関して寄せられた意見としては、11件中9件までが芝の整備などについての意見です。とりわけおたる自然の村に対する意見はすべて整備改善方を求める要望です。これまで実施した対策をお聞かせください。銭函は市内中心部から遠く離れ、おたる自然の村は山の上で、地理的条件はよくありません。小樽以外の他地域の施設を利用している人も多いのです。私の参加している小樽友の会もパークゴルフサークルが盛んで、40人ほどのメンバーが年間計画を立て、月1回赤井川、岩内、仁木などを回りますが、小樽市内は年に1回ほどです。これは行事ですから、いろいろなところを楽しむ面があります。しかし、ふだんは身近な施設で楽しみたいはずです。中心部にもう一か所、新しく設置してはいかがでしょうか。せめて現在ある施設の有効活用を図るべきです。銭函パークゴルフ場とおたる自然の村の施設を比較すると、同じ400円の料金でおたる自然の村は高すぎるのではないでしょうか。使用料金を無料にする、あるいは100円とか200円にして利用拡大を図り、市民サービスに努めてはいかがでしょうか、御意見を伺います。再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

中島議員の御質問にお答えいたします。まず、ふれあいパスに関する市民の声でありますけれども、ふれあいパスは平成17年度から、利用者、市、そしてバス事業者の負担割合を明確にするため、回数券方式を導入いたしました。バス事業者から協力できる負担は2割までとの申入れがなされており、利用実態が把握できる方式での実施が必要でありますので、市民の皆さんにも御理解いただきたいと考えております。また、高齢者のライフスタイルも多様化しており、必ずしも回数券方式への変更だけが交付率低下の原因ではないと考えておりますが、高齢者の社会参加や健康保持、生きがいづくりのための制度でございますので、多くの方に利用していただきたいと考えております。次に、ふれあいパス事業の負担額でありますけれども、17年度決算では、利用者の負担となる回数券購入代金は約2億6,000万円、市の負担は約1億6,000万円、バス事業者の負担は約1億円となっております。18年度の決算見込みでは、利用者負担は約2億4,000万円、市の負担は約1億5,000万円、バス事業者の負担は約9,000万円となっております。次に、回数券方式を導入したことによる成果でありますけれども、まず利用実態を把握することができるようになったこと、そして利用実態に基づいて利用者、市、そしてバス事業者の負担割合を明確にすることができたことが具体的な成果であります。また、利用実態につきましては、回数券方式の導入初年度である17年度と18年度では大きく変動しており、この2年間だけの実績では判断はできないものと考えております。次に、ふれあいパスの現金使用でありますけれども、回数券方式はバス事業者から利用実態に即した負担を求められ、実績を把握するために導入したという経緯がございます。今後、高齢者が増加していく状況にありますので、バス事業者と市双方が適正な負担をしていくためには、実績を把握できる方式での実施が必要であり、実績を把握することができない現金方式に戻すことは難しいものと考えております。次に、健診制度についての御質問でありますが、初めに小樽市民の健康に関する御質問ということでありますが、医療機関で健診を受け、要受診と判定された方への保健指導やその後の経過把握についてでありますが、対象者は各医療機関において健診結果の説明と指導を受け、そして受診者の希望により、健診を受けた病院、又はかかりつけの病院において治療を受けているものと考えられます。保健所が健診後の経過を把握するために、各医療機関に対しまして調査を継続することになりますけれども、このことが大変難しいという状況の中でありますので、御理解をいただきたいと思います。次に、小樽市のがん対策でありますけれども、標準化死亡率で判断する限り、すべてのがんにおいて高い傾向にあります。その理由についてはさまざまな原因が考えられるところでありますが、明確な原因は把握できておりません。しかしながら、がんの発生に深く関与すると言われている喫煙や、食生活をはじめとする生活習慣の指導を行ってきており、今後も多方面から対策を強化していきたいと考えております。また、乳がん・子宮がん検診の受診回数につきましては、2年に一度と回数は減りましたが、回数を多くしても、がんの発見率や死亡率に影響がないことが医学的に確認されていると聞いております。次に、新しい健診制度の内容でありますけれども、平成20年度から市町村国保や健康保険組合、共済組合などの各保険者に対し、40歳から74歳までの被保険者、被扶養者を対象として、内臓脂肪型肥満に高血圧や高血糖などが重なるメタボリック症候群に着目した、特定健診及び特定保健指導の実施が義務づけられたところであります。健診の項目としては、従来と同じ身長や体重、血圧、肝機能検査などのほかに、メタボリック症候群の判定基準の腹囲や、いわゆる悪玉コレステロールであるLDLコレステロールの量の検査が新たに追加されることとなります。また、保健指導に重点が置かれていることから、検診と問診の結果により、受診者を危険度の高い順に積極的支援、動機づけ支援、情報提供の三つのレベルに分類し、それぞれに応じた保健指導を行うこととなっております。次に、健診の対象でありますけれども、現時点では国保料の納付状況によって健診の内容を変えたり、受診対象から外すということにはなっておりません。また、各医療保険者がその健康保険に加入している40歳から74歳までの被保険者、被扶養者を対象に健診を行うことになりますので、健康保険に加入していない方がいる場合には、対象にならないものと考えております。次に、従来型の健診の継続についてでありますけれども、現行の基本健康診査であるさわやか運河健診は生活習慣病、すなわちメタボリックシンドロームに起因した病気の早期発見を目的として実施してまいりました。健診における検査項目に関しましては、成果を上げるためにこれまで何度か見直されてきましたが、糖尿病をはじめとするメタボリックシンドローム由来の疾患の増加や、死亡者数には改善が見られませんでした。来年以降実施される特定健診は生活習慣病の予防対策を充実し、強化することを目的としています。メタボリックシンドローム及びその予備軍のより早い段階での発見を目的として、関連ある幾つかの検査項目に限定して厳しい正常値が決められ、それに基づいて指導が行われる予定であります。このようなことから、さわやか運河健診がなくなるのではなく、より一層病気の発見につながる方向へ基本健康診査が変更されるということであります。次に、成果主義の導入でありますけれども、来年度から始まる特定健診は、メタボリックシンドロームを効果的に予防するための方策として、国により受診率等に数値目標が設定されております。数値目標が設定されるということは、保険者には効率的で実効性のある指導が求められ、これまで以上に厳しい役割が課せられることになります。現在の基本健診では、要受診及び要指導と判定された受診者の健康相談への受診率が低いため、その後の保健指導の継続が難しい結果となっています。それが健診による生活習慣病抑制効果につながらない一因と考えられます。目標達成のためには、対象者個々の生活状況及び労働環境等を考慮した上で、個別的な保健指導が重要であることは言うまでもありません。国による成果主義が導入されることになりますから、保険者と被保険者が協力し合いながら、地域におけるメタボリックシンドロームの発症が減少するよう心がけていくことが重要であると考えております。次に、臨時市道整備に係る市民周知でありますけれども、初めに回覧板による住民への工事に関する周知でありますが、工事の安全や事業の円滑化の推進を図るため、本市では大規模な道路造成工事や道路新設工事などでは、住民説明会や回覧板などでお知らせをしております。臨時市道整備のように小規模な側溝整備や道路改良につきましては、お知らせのチラシを地先の各家庭に配布し、周知しております。次に、お知らせの作成や本市の指導責任でありますが、お知らせのチラシは、工事の安全確保と住民の理解を得るために、土木工事共通仕様書に基づき請負業者が作成し、配布を行っております。本市の工事監督員はその内容を確認し、必要に応じて指導を行っているところであります。次に、市民周知の要綱作成につきましては、これまでも工事の規模などにより周知の範囲を異にしており、今後も同様の取扱いを行ってまいりますが、町会への説明を行うなどより一層周知に努めてまいりたいと考えております。次に、パークゴルフ場についての御質問でありますけれども、初めにおたる自然の村パークゴルフ場利用者の減少理由でありますが、近年小樽周辺にパークゴルフ場が新増設され、利用者の選択範囲が広がり、それぞれの施設に分散したことによるものではないかと思っております。次に、おたる自然の村のパークゴルフ場の整備でありますけれども、市長への手紙では主に芝の整備に関する御意見をいただいております。芝につきましては毎年の積雪状況や天候、利用頻度により変化しますが、利用者に継続的にプレーしていただくため、散水等の日常的な整備のほか原則として月曜日を休場とし、定期的な芝刈りや施肥を行い、さらに芝の傷みが激しい箇所については補植するなど、管理に鋭意努めているところであります。しかし、本年については現在のところ好天が続いているため、残念ながら芝の生育が好ましい状況ではないものと聞いております。次に、おたる自然の村パークゴルフ場の利用料金でありますけれども、利用料金につきましては、平成17年度から道内10万人以上の都市の平均程度を基本とし、中学生以下は無料、高校生と高齢者は大人料金の半額とする料金の改定を行ったところであります。パークゴルフ場を維持管理するためには利用者に御負担をいただくことが必要であり、現行の料金体系を維持していきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

中島議員の御質問にお答えいたします。銭函パークゴルフ場の利用者減の理由についてでありますが、平成15年度から18年度までの4年間の利用者の減少数6,172人の内訳を見ますと、市外からの利用者が7,443人減少したのに対し、小樽市内の利用者は1,271人増となっております。近隣市町村からの入込みが減ったのは、恐らく札幌市手稲区や石狩市など隣接市に大型のパークゴルフ場がオープンしたことなどによるものと考えております。次に、この5年間に銭函パークゴルフ場に対して寄せられた市長への手紙についてでありますが、昨年度までの意見11件のうち、銭函パークゴルフ場に対するものは7件で、そのうち5件が整備に関しての内容であり、いずれもオープン直後の平成14年度と15年度のものでありました。内容につきましては、隣接するコースとの間の防護ネットや水飲み場、休憩施設の設置、バンカーならし用具の軽量化などの要望であり、すべてについて設置や改善をしたところであります。また、特にカップ周辺の芝生整備についての意見が寄せられておりましたが、芝生の専門業者に維持管理を依頼したことから、現在のところ苦情は解消されております。次に、市中心部への新しいパークゴルフ場の設置についてでありますが、現在、市の施設として銭函パークゴルフ場とおたる自然の村パークゴルフ場の2か所、また、民間の施設として朝里川温泉に2か所と銭函4丁目の計3か所、合わせて市内に5か所のパークゴルフ場があります。また、近隣の札幌市、石狩市、余市町、仁木町、岩内町、赤井川村にもさまざまなコースがあります。パークゴルフを楽しむ多くの愛好家の皆さんは、市内はもとより近隣のパークゴルフ場を利用することにより、趣向の異なったコースで技術の向上に努められ、一方、交流、親ぼくを図られプレーを楽しんでいるものと考えており、新たな中心部へのパークゴルフ場の設置につきましては、引き続き利用者の推移を見てまいりたいと考えております。(「議長、8番」と呼ぶ者あり)

再質問 8番 中島麗子

再質問をいたします。私は小樽市の財政も大変だということで、あまりお金のかからない改善策を中心として今回質問を組み立てたのですけれども、それにも増して大変冷たい答弁だと思いました。ふれあいパスの回数券の問題ではいろいろありますけれども、パスを出すのと同時に券を出すという、この操作が多くの高齢者の方にはなかなか手間取る内容なのです。券は薄い紙切れで頼りないものであり、見えにくく紛れやすい、そういう問題も何回か出ていると思います。二つ目には、中央バスのターミナルとバス内でしか購入できない。バスの中でなかなかうまく買えないというのもあるのです。70歳ならともかく80歳、90歳近い方もいらっしゃいます。3点目は利用者が1,000円分をまとめて購入できないという実態があるわけです。パスを持っていても、100円、200円なら出すけれども、1,000円札がない。市立病院にかかるときにこういうお話を聞きました。パスがあっても利用できない方がいる。市長は多くの人に利用してほしいのだと、今そうお答えになりました。しかし、こういう理由で何とか現金を使わせてほしいという声があったのは、私がお話ししたとおりなのです。ふれあいパスの現金使用はまだできないと言いますけれども、やる気がない、これから先もやる必要がない、ずっとこのままでいく、そういうことですか。ここをまずはっきり聞かせてください。これまでも、平成17年第4回定例会には、全国生活と健康を守る会の後志・小樽本部の方や勤医協おたる友の会から、現金を利用できるように陳情が出されていました。この間の話合いで、理事者の皆さんも、回数券の実施は1年では判断できない、平準化した判断をするのだから少し時間をくれと、こういう話も出ていたではありませんか。今のお話でしたら全くこういう話合いの経過はなし、今までどおりずっとやるのだというふうに聞こえましたけれども、もう一回はっきりお答えいただきたいと思います。健診の問題です。重要な問題は、この健診の対象にならない市民がいるということです。健康保険に加入していない生活保護世帯の方、あるいは今健康保険に加入できていない、仕事を離れて次の仕事を探す間の方など、本来なら健診を一番受けなければならない皆さんが対象にならない。これに対して、市として具体的な対策を立てる気があるのかどうか、お聞きしたいと思います。さらに健診の中身は変わらないと、こうおっしゃっていますけれども、実際には貧血の検査や胸部レントゲン、これは外されますし、検尿における潜血検査もなくなる。第1次健診から心電図もなくなるのです。早期発見・早期治療を目的とした健診内容ではなくなるのです。この問題について、私たちは今まで長い間やってきたこの健診を趣旨として実施しようと思うのだったら、内容についてはもっと検討するべきではないか。国がやらないというのなら、小樽市は検討する余地があるのではないかという点でお話ししているのです。この点についてもお答えください。がんについては高いということをお認めになりましたけれども、2年に一度でも別に問題ないのだとこうおっしゃいました。しかし、さわやか運河健診を有料化するときにもはっきり言っていましたね、有料化したからといって受診率は下がらないと。今の数字でこのお答えが間違っていたことがはっきりしたではありませんか。実際にがんになりたくなくて早く見つけてほしいという希望を持っている方に、2年で大丈夫だと。これは医学的な見地からではなくて、財政的な対応ではないですか。私はこうは思いませんけれども、もう一度お聞かせください。あと市民周知の問題では、町会などにもお話をしていきますとおっしゃいましたけれども、地先のチラシを配る対象者が適切ではなかったのではないかと私は指摘しているのです。その点について改善する気があるのかどうかもお答えください。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

私がお答えした以外の問題はそれぞれ担当の方からお答えいたします。ふれあいパスの回数券の問題ですけれども、私もずっとバスに乗ってきまして、お年寄りの回数券の出し方をずっと見てきました。大体パスの中に1枚ずつ切ってちゃんと入れてあるのです。おりるときにちゃんと両方持ってやっていましたから、そう心配ないのではないかと私は思っておりますので、引き続きこのまま継続していきたいと思っています。それから、健診の対象外の問題です。これも私はちょっと疑問があったので担当の方に聞きましたけれども、政府の方はまだ方針が決まっていないというふうに今日担当の方から聞きましたので、対象外というものがないように、ただ健康保険に加入していない人は、どうしてもこれは加入していただかなければならないと思うのですけれども、特に生活保護の場合はこれから方針が出ると思いますので、よく注視していきたいとこういうふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 嶋田和男(建設部長は2009年3月まで)

中島議員の再質問にお答えをします。臨時市道整備事業に係る市民周知の関係でございますけれども、工事の内容だとか、そういったものによって周知の範囲は異なると思っております。先ほど市長から答弁申し上げましたように、地先の方にはチラシを一軒一軒にお配りをし、周知をしています。当然それから漏れた方につきましては、近くに工事標識を立てて、工事名、工事期間、連絡先を書いたものを掲示してございますので、そういう中でクリアをしていこうというふうに考えています。それで、今後その周知を確実にするという点で、町会にも今後はお話をしながら周知に努めたいというふうに考えてございますので、やはり工事の大きさ、そういった内容によって異なりますので、その辺は御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 市民部長 佃信雄

中島議員の再質問にお答えをいたします。先ほど健診の対象者のことで御質問がございましたけれども、私どもが今知り得ている情報から申しますと、生活保護世帯は先ほどから答弁申し上げておりますとおり、各医療保険者の責任において実施をするわけではなくて、別な形で生活保護者については健診を受けていただくということで、私どもの方としては理解をしております。ただ、議員が先ほどおっしゃったように、もしも保険に入っていない方がいるとなりますと、先ほど来申し上げておりますとおり、当然これは各医療保険者に対して義務づけられているものですから、私どもとしては国民皆保険というような考え方もございますので、ある意味で漏れている方がどの程度いるのかは私どもとしてはつかまえきれませんけれども、そういった方がいらっしゃれば当然この健診の対象から外れると、そんなふうに理解をしております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 保健所長 外岡立人(保健所長は2008年6月まで)

中島議員の再質問にお答えします。物すごく難しいところに踏み込まれてきているのですけれども、ただ質問の内容は大体解決しているのです。例えば貧血とか胸部写真とか尿潜血、心電図、これがなくなるのだと。そして、これで早期発見・早期治療ができなくなるのではないかという御意見ですけれども、この辺は厚生労働省の専門部会でこの数年間相当検討しています。昔で言うところの成人病、その後の生活習慣病、そして今で言うところのメタボリックシンドローム、それを見つけるのに何が重要なのか。そして、ふるいにかけていって、要するに重要でないものというのもかなり健診の中で出てきたのです。それをある程度外したのが今回の検査項目です。ただ、そのとき診た医師の考えによっては、心電図などを取り入れる。ただ、今回の心電図をとる基準が以前よりかなり厳しくて、ほぼ100パーセントとることになるのではないですか。以前は大体86パーセントぐらいの対象者が心電図をとっていました。そういった意味では必ずしも検査項目から外れるから、生活習慣病の早期診断ができなくなるということではなくて、早期診断をより鋭くするために基準がつくられてきたのです。それと、がんの問題なのですけれども、確かに私も2年に一度でいいのかなとは最初思いましたけれども、ではなぜ2年に一度にしたのかというあたりを調べていくと、結局、ではがん検診というのは本当に早期発見するのだったら毎日でもやればいいのかというと、そうではないですね。では、10年に一度やればいいのか、そうではない。では、どの辺で一度やればいいのかというのを、これは相当いろいろ吟味はされているのです。そして、乳がん・子宮がん検診は大体2年に一度。それよりも早く毎年やっても、差が出ないこともわかっています。あとほかの健診は年に一度というのはありますけれども、だからかなり科学的な根拠に基づいているのは間違いないです。そして、今回のメタボリックシンドロームを中心とした早期発見に関するこの健診内容、私はこの取組はすごいと思っています。たぶん日本の健康寿命は世界一ですけれども、要するに75歳以上になったときにどんどん増えてきている糖尿病とか、そういうものを減らすために日本が今これを始めているというのは、これは相当世界的に注目されていますし、私はある程度指導がきちんといったら、これは成功すると思います。(「議長、8番」と呼ぶ者あり)

再々質問 8番 中島麗子

再々質問ですが、ふれあいパスの問題では、利用する皆さんの使い勝手や困難よりも、中央バスに出すお金を正確にはじき出すために続行すると、そういうふうに私は受け止めましたけれども、何とかこれはやはり検討して、お金がかかる問題ではないですし、多くの市民の皆さんの希望なのです。現金がどうして利用できないのだと。それでなかったら、1枚ずつ券を売るようにしてください。それならば問題ないと思います。そのことも含めて検討してはいかがですか。もう一度お答えください。もう一点、今度の健診はへその周りをはかるということになるのだそうですけれども、かえって健診するのを遠慮する方が増えるのではないかと私は心配していますが、新しい特定健診を否定するものではありません。早期発見・早期治療という、こういう従来の理念に沿った健診がやはりきちんと継続されることを強く願っているということをつけ加えて質問を終わります。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

ふれあいパスの回数券導入のときには相当中央バスとやり合ったのです。中央バスから言われたのは、そんなに言うのであれば事業をもうやめてもいいと、そういうことまで言われたのです。ですから、それを何とか回数券で頼むということで、中央バスにお願いしてやってもらったわけですから、これをさらに変えるとなったら、それこそまた同じことを言われる可能性がありますので、それはぜひ御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 保健所長 外岡立人(保健所長は2008年6月まで)

腹囲の測定をやるようになると、みんな怖がって集まらないのではないかと。私も心情的にはそう思います。ただ、この腹囲の測定というのはすごく画期的な話で、何となく一般的にこの辺の脂肪がつくのではなくて、へそ周りに脂肪がつくのを、例えば成人病だ、生活習慣病だというような感じでとらえているかもしれないですけれども、これは違っていて、内臓にたまる脂肪ではなくて内臓にたまる脂肪細胞、それがどんどん増えてくると、結果的にインシュリンに対して抵抗作用を獲得するようなホルモンが出てくる。血管の動脈硬化を促すホルモンが出てくる。そういったことで、内臓にたまっていく、増えてくる脂肪細胞の数、これが悪いのだというのがここ数年の科学的発見なのです。それはどうやって調べたらいいのか。CTで脂肪を調べればいいのかとか、いろいろな方法はあるのですけれども、でも腹囲で見ると大体これは当たるということで、それで腹囲測定なのです。ですから、何となく一般的に何か太って格好悪いのをチェックしているのではないかとか、そういうあれがあるのですけれども、実はこの腹囲を測定して、男性85センチ、女性90センチ以上は、そういった細胞が多くて糖尿病になる可能性が高いのだという科学的な根拠があるのです。ところが、その辺が意外とわからないで、格好の悪さを何かチェックしているのではないかとちょっととらえているのですけれども、実はそうではない。でも、非常に簡単な方法で生活習慣病をチェックして、予備軍をチェックできるということで、私は、これはやはりすごいと大分勉強してから気がつきました。

出典:小樽市議会 平成19年第2回定例会 2007年6月25日 議事録 PDF(134ページ) 間違いを知らせる