みんなの議会

小樽市議会 平成18年第2回定例会 2006年6月15日

(1)障害者自立支援法実施に伴う諸問題について/(2)旧マイカル小樽をどうするのか/(3)稲穂1丁目再開発地区から、政策投資銀行が撤退した問題について

2006年6月15日、小樽市議会の一般質問で、北野義紀議員が「障害者自立支援法実施に伴う諸問題について」「旧マイカル小樽をどうするのか」「稲穂1丁目再開発地区から、政策投資銀行が撤退した問題について」について質問し、市長 山田勝麿、福祉部長 中町悌四郎、経済部長 安達栄次郎、総務部長 山田厚が答弁しました。

質問者
北野義紀 議員
答弁者
市長 山田勝麿、福祉部長 中町悌四郎、経済部長 安達栄次郎、総務部長 山田厚

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 22番 北野義紀

一般質問を行います。障害者自立支援法施行に伴う現状と問題点について。最初は、この3月までの支援費制度での有料負担者の割合は、3月の第1回定例会で説明のあったとおりであります。4月から応益負担の導入によって市内の障害者の実態がどうなっているか、施設サービス、居宅サービスごとに説明してください。2点目は、自立支援法実施に伴う施設利用者の深刻な実態についてです。4月以降退所した障害者は何人中何人か、その理由についてどう掌握されているか。また、退所を検討している障害者は何人おられるか、その理由は何かについてもお知らせください。同様に通所ではどうなっているかについてもお答え願います。三つ目は、サービスを断念した後、どのように障害者は生きていくのか。退所した障害者の実態、通所を断念した障害者の実態をどう掌握されているか報告してください。4点目、この10月から導入する認定区分について。認定の結果、入所者が施設から退所せざるを得なくなるおそれはないのか。その可能性についてどのように掌握されているのか。家庭で生活できないから施設に入所しているのに、自宅に帰らざるを得なくなったら、受け入れた家族は働きに行けなくなる方も生まれ、生存権のはく奪にも等しい事態が生まれることを懸念します。市長の障害者自立支援法に関する基本的見解をお聞かせください。1次判定は、介護保険の要介護認定の79項目を基本に、障害の特性を判断するために新たに27項目が追加されています。この判定で正しい判定ができるのかが問題です。既に広く指摘されているのは、区分判定の項目の8割が介護認定と同じで、知的障害者の実態が十分反映されていない。1種1級の最重度障害者で電動いす利用者が、要介護認定では要介護3の介護度になる。全盲とかろうあ者は非該当、自立になる。これでは知的障害者や精神障害者が正しく判定されるのか。これらの疑問や意見が多く出されています。1次判定の結果と医師の意見書を基に、2次判定の審査会での結果は違うことはあり得るでしょうが、指摘した1次判定の結果は、あまりにも実態とかい離することが予想されますので、見直しを政府に要請すべきではありませんか。2次判定に異議のあるときは道の審査会に申し立てできますが、できればそんなことにならないことがベターです。見解をお聞かせください。次は、施設入所者の認定についてです。認定の結果、認定3以下の50歳未満の入所者は、施設から退所せざるを得ません。5年間の経過措置がありますが、大きな問題です。政府は新たにケアホームを創設して施設からの退所者の受皿とするようですが、10月からグループホーム、ケアホームの単価も下がってしまいます。小樽市ではどうするつもりでいるのか。我が子が障害を持つ高齢の親は、この先どうなるかを心配しているのは当然です。説明を求めます。北海道宏栄社では、50数名の入所者のうち入所と認定されるのは、このままだったら3名ぐらいになるのではないかと聞いています。宏栄社は2年前に建て替えたばかりの青葉寮を福祉ホームに移行することは認められるのでしょうか。宏栄社の現在ある福祉ホームは定員20人、定員いっぱいの入所ですから、仮に退所する方が出られても、ここを利用することはできません。小樽市の地域生活支援事業で5年後を見通して退所者の受皿として福祉ホームを立ち上げることは必要と考えますが、市長の見解を求めるものです。これと関連して10月から実施される小樽市の地域生活支援事業のメニューは何々か。義務づけられている事業と選択事業に分けてお答えください。次に、認定4以上の方は、引き続き入所することができますが、認定の重い方を入所させれば単価は高いでしょうが、施設側のサービス提供は多くなります。そこで働く人の確保など、施設側の困難も伴います。施設側ではどう対応されようとしているかお聞かせください。何よりも施設、事業所に対する報酬単価が4月から引き下げられたことが施設の運営に重大な影響を与えています。支払方式も月額制から日額制に変更されたため、施設側は前年比軒並み減収になっています。このため、職員の労働条件の低下、賃金切下げ、人員削減、職員のパート化などを余儀なくされています。小樽市の施設、事業所の実態はどうなっているか説明してください。また、知的と精神の障害者を入所させているグループホームですが、世話人の給与単価が下がっていることもあり、これまでのサービスを継続することが困難になっています。障害の重い人が引き続き入所してサービスを受けるためにも、国と道の負担金を増額して事業者側も経営が成り立つように国と道に要請する必要があると考えますが、いかがでしょうか。この問題とも関連して、障害者自立支援法は雇用の拡大を大きな柱にしていますが、施設から退所するということは工賃がなくなるか少なくなることを意味します。こういう心配に照らして、障害者自立支援法が本当に雇用の拡大につながるのか、小樽の実態がどのように展開されると把握しているのでしょうか。また、市長として企業に積極的に働きかけを行うべきと考えますが、見解をお聞かせください。また、障害ゆえにかかる経費について、市は具体的にどのように掌握しているかも説明してください。次は、減免制度について伺います。国の低所得者対策として負担上限額の設定、個別減免、社会福祉法人減免が設けられました。市長は3月議会で、この減免制度について障害者団体から「不十分との意見があるが、制度を安定的に維持していくためにやむを得ない」と答弁しています。そこでお尋ねしたいのは、負担上限額の設定、個別減免、社会福祉法人減免の内容について、まずそれぞれ説明してください。減免を受けるには所得認定が必要で、市は資産調査を行うことになっています。どのように資産調査を行って所得を認定するのか、具体的に説明してください。ここでも資産調査によって減免を受けられず、サービスの利用を断念する障害者が出てくる心配があります。さらに障害者を持つ家庭で、将来親亡き後の不安から、生活を切り詰め、こつこつとためた一定の預貯金がある場合が少なくありません。このために減免から外されてしまうのではないかとの不安も広がっています。このケースは減免の対象としないように要求するのが当然と思いますが、いかがでしょうか。施設入所者は、食費等について手元に毎月2万5,000円ほど残すよう補足給付されたとはいえ、これまでより生活レベルを低下せざるを得ず、厳しい事態に追い込まれます。市長は3月議会で、国の減免制度のかかわりで先ほど指摘した肯定的な答弁をされていますが、障害者自立支援法が施行されて2か月間の実態に照らして、3月議会の市長の答弁でいいと現在でもそう考えているのか、改めて見解をお聞かせください。障害者自立支援法実施に伴う小樽市の負担減少額は、本年の3月議会で2億円と答弁しています。我が党の市独自の減免制度を立ち上げることの要求に対し、当時の福祉部長は、10月から実施される地域生活支援事業などで幾らかかるか見極めなければならないこともあるので検討させてほしいとの答弁でした。いつになったら市独自の減免制度について見解を明らかにするのか、お答えください。大きな二つ目は、築港地区をどうするかについてです。最初は、小樽ベイシティ開発、以下OBCと呼ばせていただきますが、この民事再生計画から3年、再生計画の示された方向がどのように進められてきたのか。最近の進ちょく状況について、その全容は議会にさえ明らかにされておりません。OBCの民事再生計画の目標、課題の進ちょく状況について、最初に説明してください。二つ目ですが、最近、OBCの役員人事の変更に関して、今後の同地区の再建方向に関する新聞記事が連続して報道されています。今後の築港地区をどうするのか、市長の見解を伺います。OBCの役員体制で、社長の人事の変更と取締役の増員補強、その後の2人の取締役の辞任を受けて、新しい役員体制で築港地区をどうするのか、新たな動きが出てくるのではないかとの観測や期待と不安も生まれています。我が党に旧マイカル小樽の固定資産税など市税滞納を指摘され、市税納入に力を入れつつあることはわかります。同時に、市長は何が何でも市立病院を築港地区に建設するなど、市長の基本姿勢、先ほど与党の一員である平成会からも独断専行という言葉で指摘を受けているぐらい築港地区優先、大企業優先の税金の使い方だけは隠しようもなく明らかですが、築港地区を具体的にどうするかについては見えてきません。このこともあって、ちまたではまことに悲観的な話も流れています。何人かから伺いましたが、OBCは早晩2次破たんする。そうなればOBCに百数十億円の債権を持っているポスフールも倒産だろう。イオンがポスフールの実権を握っているとはいっても、果たして築港地区の債権にイオンはどんな出方をしてくるのか見えてこない。OBCやポスフールが倒産してから、イオンは自分の都合のいいように乗り出してくるのではないかという心配であります。また、やめた前社長は、テナントを誘致するリーシングも兼務していましたが、新体制ではだれが担当するのか。市長は、これらを含むさまざまな不安に対してどう説明されるのか、先ほど指摘した、ちまたの不安にも触れて説明してください。また、旧ビブレ棟、現在のシーブ棟は物販施設としては過大であったことは、だれもが認めることになっています。マイカル倒産の折、旧ビブレ棟を小樽市で引き取ってもらいたいとの話があったときに、小樽市長は話の入り口でこれを断りました。OBCの新体制の下で再び旧ビブレ棟を小樽市に引き取ってもらいたいと要請があったら、市長はどうするつもりか、念のために見解を伺っておきます。大きな3点目。中心街対策、なかんずく稲穂1丁目の再開発の地区から政策投資銀行が撤退した問題についてであります。政策投資銀行は、稲穂1丁目再開発区域の小樽開発株式会社に対する約23億円の債権をジー・インベストメント・アセット有限会社に譲渡し、同社は取得した債権の回収をプレミア債権回収株式会社に委託したとのことですが、どうしてこうなったのか、この間の経緯を説明してください。次は、政策投資銀行は、旧マイカルの債権をまじめに回収しようとせず、ポスフールに格安の価格で譲渡し、築港地区から撤退しました。譲渡された旧マイカル立ち上げの責任企業の一つであるポスフールは、旧マイカルの債権をどうするかよりも、自己の利益を優先し、譲渡価格以上の債権をマイカルエネルギー、ホテルヒルトンから回収し、特別利益を上げていたことは、我が党が既に指摘したところです。これに続いて優良再開発事業と言われた稲穂1丁目再開発事業の金融債権66億円のうち37億円を融資した当時の北東公庫、その後政策投資銀行となりましたが、現在の残高41億円のうち23億円を占めていましたが、本年3月にジー・インベストメント・アセット有限会社に譲渡してしまいました。今後、ほかの債権者である北陸銀行、株式会社整理回収機構、それに新たな債権回収を引き受けたプレミア債権回収株式会社と小樽開発の4社で返済について協議することになりますが、プレミア債権回収株式会社は金融機関ではありませんから、丸井今井小樽支店の跡のテナント探しなど、これまで以上の困難が生まれると懸念するものです。政策投資銀行は、政府の進める政府系金融機関の改革対象銀行として2008年には特殊会社に移行し、事実上の民営化になり、2013年から2015年には完全な民営化となります。このため、不良債権の削減を迫られていることもありますが、小樽の重要な事業に資金を融資した社会的な責任がありながら、最後まで責任を全うせず、いとも簡単に国民の税金で融資した債権をまじめに回収しようともせず、責任を放棄するのか。金融機関としての役割を果たさない無責任きわまる対応をするのか。しかも小樽の重要な事業で続けて責任放棄を行ったことは許されません。政策投資銀行は一体幾らで債権を譲渡したのかを含めて、市長の見解をお聞かせください。ジー・インベストメント・アセット有限会社に移譲され、同社から債権の回収を委託されたプレミア債権回収株式会社は、小樽開発にどんな方針で臨んできているのか説明してください。小樽開発はテナント料で返済する以外に方法はありませんから、丸井今井撤退後の新しいスポンサーが入居するまで収入はないはずですが、丸井今井にかわるスポンサーはどうなっているのか。特に新聞報道でもありますが、最近のこういう債権回収会社というのは、本州で利益を上げる物件がなくなったから地方に乗り出していると。こういう矢先に小樽が真っ先にねらわれています。丸井今井にかわるスポンサー探し、市長の努力も含めて、この間の経緯と現状を説明してください。築港地区と稲穂1丁目地区の再生は、小樽のまちづくりの基本にもかかわるものです。二つを切り離して個別の再建を進めようとしても、関係者の合意を得ることはできないと考えます。市長は19億円の赤字予算編成を余儀なくされたとき、マスコミに小樽の歴代市政の問題点を指摘していました。歴代の市長のようにならないためにも、この際、商工会議所をはじめ関係機関、関係者等ともよく協議して、小樽のまちづくりをどのようにするのか、基本をしっかりと据えながら二つの地区の再建を進めることが必要と考えます。市長の見解をお聞かせください。再質問を留保して終わります。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

北野議員の御質問にお答えいたします。初めに、障害者自立支援法実施に伴う諸問題について御質問がございました。まず、4月からの応益負担の導入によって市内の障害者の実態はどうなっているかとの御質問でありますけれども、5月1日現在の数字で申し上げますと、手帳の交付人数は、身体7,515名、知的905名、精神361名の合計8,781名となっております。このうち障害福祉サービスを受けている方は、身体は施設サービス75名、居宅サービスは延べ416名の合計491名、知的は施設サービス468名、居宅サービスは延べ197名の合計665名、両障害を合わせまして1,156名となっております。この障害福祉サービス利用者のうち有料負担の割合は、施設サービスで87.7パーセント、居宅サービスで87.0パーセントとなっております。次に、入所・通所施設での退所者等についてでございますけれども、5月末時点で市内の入所施設5か所及び通所施設11か所にお聞きしましたところ、入所施設は108名の利用者のうち対象者は1名、通所施設は184名の利用者のうち通所をやめた方は1名で、ともに応益負担導入の影響と聞いております。また、入所施設1か所、通所施設1か所で、退所又は通所を取りやめることを検討している方がそれぞれ一、二名程度いると伺っております。次に、施設を退所した障害者、通所を断念した障害者の実態でありますけれども、入所施設を退所した方は現在自宅に戻っておりますが、本年中に再入所の予定と聞いております。また、通所を取りやめた方につきましては、把握いたしておりません。次に、障害者自立支援法に関する基本的な見解でありますけれども、身体障害者授産施設や知的障害者更生施設は、本来、企業就労に向け、また、社会復帰のために利用される通過施設であると認識しておりますが、入所者の高齢化や障害の重度化により長期間の入所者が増えているのが現状と認識しております。障害を持っている方が真に必要なサービスを受けられなくならないように、法の目的に沿ってその有する能力及び適性に応じ、自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう、必要な障害福祉サービスに係る給付、その他の支援を行うことが重要であると認識しております。次に、1次判定の見直しの関係ですけれども、施設が独自に1次判定ソフトを使いまして試行したところでは、特に精神障害や知的障害の方については、実態にそぐわない結果となるとの指摘があると聞いております。しかし、1次判定の基になる調査項目だけでは、障害程度区分の判定は難しい部分があることから、医師の意見書などによる審査会の2次判定があるものと認識しております。今後、実際の審査判定においてどのような結果になるのかよく見極めた上で、問題があるのであれば国に要望すべきものは要望してまいりたいと思います。次に、施設から退所せざるを得ない方についての御質問でありますけれども、各施設の新体系への移行には5年間の経過措置の期間がございます。このため、各施設がいつの時点で新体系に移行するのか、また、これに伴いどの程度の方が退所されるのか、現時点ではわかりませんが、市内には福祉ホームが2か所ありますので、今後の推移を見ながら、この施設の利用や定員増、在宅サービス、通所サービスの充実などを検討してまいりたいと考えております。次に、5年後を見通しての退所者の受皿としての福祉ホームの問題ですけれども、新たに福祉ホームを設置することは、補助制度や本市の財政事情を勘案しますと難しいものと考えております。なお、地域生活支援事業は、社会福祉法人などの団体に委託することができることから、現在、市内にあります福祉ホームの活用や、身体障害者授産施設及び知的障害者更生施設などのうち、福祉ホームへの移行の可能性などについて施設側と協議をしながら検討していく必要があるものと認識しております。次に、地域生活支援事業についてでありますが、市町村に義務づけられている事業といたしましては、相談支援事業、コミュニケーション支援事業、日常生活用具給付等事業、移動支援事業、地域活動支援センター事業があります。また、選択事業といたしましては、福祉ホーム事業、盲人ホーム事業、訪問入浴サービス事業、身体障害者自立支援事業、重度障害者在宅就労促進特別事業、更生訓練費・施設入所者就職支度金給付事業、知的障害者職親委託制度、生活支援事業、社会参加促進事業、障害児タイムケア事業、生活サポート事業があります。今後10月に向けまして障害者のニーズを把握しながら、現在、市又は法人等が実施している事業を中心に実施事業を決めてまいりたいと考えております。次に、障害の認定区分の違いによる報酬単価とサービス量の違いから、働く人の確保などの困難が伴うということでございますが、これまでも3段階の区分によって報酬単価が異なっており、提供するサービスの量なども異なっておりました。同様に、障害者自立支援法も障害程度区分により報酬単価は異なっており、また、提供するサービス量なども異なることから、施設が特別の対応を考えることはないものと今のところ考えております。次に、報酬単価の引下げによる市内の施設、事業所の実態でありますが、すべての施設、事業所について調査を行ったわけではありませんが、今のところ施設、事業所の体制について特に変化はないと聞いております。しかし、今後、正規職員が退職した場合のパート対応あるいは新体系に移行する際の体制の見直しなどを検討することになるというお話は伺っております。次に、障害者を入所させているグループホームへの支援でありますけれども、グループホームにつきましては、これまで補助事業として実施してきました精神障害者のグループホームと支援費制度で実施してきました知的障害者のグループホームが障害者自立支援法の訓練等給付に一本化されました。グループホームは障害のある方が地域で生活するために欠くことができない施設であることからも、障害者自立支援法での費用の基準でグループホームの経営が成り立つのかどうか、その実態を十分に把握してまいりたいと考えております。次に、障害者自立支援法が雇用の拡大につながるかという御質問でありますけれども、これまで授産施設で行われてきた働く場や訓練の提供が、障害者自立支援法では就労移行支援、就労継続支援という訓練等給付に移行していくことになります。利用者が施設から受け取る工賃と訓練等給付に要する自己負担との関係により、これまでの訓練等の回数を減らすなどの懸念があるとのお話を伺っておりますが、今後その実態について調査をし、ハローワークなどとの連携や市内企業へ障害者雇用についての理解を深めるよう働きかけながら雇用の拡大に努めていく必要があるものと考えております。次に、障害ゆえにかかる経費の問題でありますけれども、この問題につきましては市としては把握いたしておりませんけれども、NPO法人大阪障害者センター、障害者生活支援システム研究会が平成16年度に実施した調査によりますと、障害があるゆえに必要となる特別な経費として、ガソリン代が41.3パーセント、外出経費26.4パーセントなどとなっており、移動に係る経費が多いものと認識しております。次に、負担上限額減免制度についての御質問でありますけれども、最初に自己負担の負担上限月額につきましては、生活保護世帯はゼロ、市民税非課税世帯で収入が80万円以下、いわゆる低所得者1の場合は1万5,000円、それ以外の市民税非課税世帯、いわゆる低所得2の場合2万4,600円、一般世帯3万7,200円となっております。個別減免は、グループホームの入居者又は20歳以上の施設入所者で低所得1又は低所得2の方が、その所有する資産が350万円以下の場合に、収入月額が6万6,667円以下の場合は自己負担額はゼロ、収入月額が6万6,667円を超える場合は、その収入の種類や超える額に応じて超える額のおおよそ15パーセント又は50パーセントが自己負担額となります。社会福祉法人減免につきましては、社会福祉法人がこの制度を適用する場合に限りますけれども、低所得1又は低所得2の方で、一定の不動産以外の固定資産を所有せず、単身世帯の場合は収入が150万円以下で預貯金額が350万円以下の場合に、居宅介護利用者又は20歳未満の施設入所者は負担上限月額が2分の1、通所施設又はデイサービス利用者は負担上限月額が7,500円となります。次に、減免を受ける際の所得認定の具体的な方法でありますけれども、本市では障害年金等の受給状況が確認できる年金通知書や年金振り込み通知書、振り込みに利用している通帳あるいはこれらの写しが必要となります。特別児童扶養手当や特別障害者手当などを受給している場合は、その状況が確認できる支払通知書、認定通知書、振り込みに利用している通帳あるいはこれらの写しが必要となります。また、社会福祉法人減免の場合は、固定資産の状況を確認できる納税通知書あるいはこの写しなどにより資産の確認を行っているところであります。次に、将来のために生活を切り詰めてためた預貯金も減免判定のための対象財産になるかという御質問でございますけれども、個別減免につきましては、サービスを利用される方本人の預貯金等が対象となりますので、親などが障害のある子供の将来のために自分の預貯金としてためているものについては対象とはなりません。また、社会福祉法人減免につきましては、世帯の方の預貯金等が対象となりますが、その基準額は世帯員が1人増えるごとに100万円が加算されることになっております。次に、国の低所得者対策としての減免制度の考え方ですが、障害者自立支援法の目的の一つに安定的な財源の確保ということがあります。これまでも支援費制度での国の補助金という不安定なものから、国、地方自治体の負担を明確化し、利用者の皆様にも一定の負担をしていただき、制度を安定的に維持していくという考え方の下で国において低所得者に配慮した減免制度であると理解しております。次に、市の独自減免についての御質問でありますけれども、障害者自立支援法が10月1日に本格実施となることにより、障害福祉サービスの多くのメニューや市が実施主体となる地域生活支援事業がスタートいたします。このため、現在、各事業所の新体系への移行希望調査や地域生活支援事業として実施する事業について検討を進めております。また、これら事業の実施には多額の経費が見込まれますので、必要な予算についても検討を進めているところであります。このようなことから、市の独自減免制度につきましては、これら障害者自立支援法に係る経費全体の中で、一般財源の必要額がどの程度になるのか、それらを含めて慎重に検討しなければならないと考えております。次に、旧マイカルについての御質問でございますけれども、初めに小樽ベイシティ開発の民事再生計画についてでありますが、OBCの自主再建を目的とした再生計画が平成14年7月3日に東京地方裁判所により認可決定され、OBCはこれまでその計画の遂行に努めてきたところであります。再生計画の進ちょく状況でありますが、第1に、約292億円の再生債権のうち98.5パーセントの免除を受け、1年以内に免除額の金額を一括返済することとされていることから、平成15年7月3日に約4億3,000万円を一括返済しております。第2に、コスト削減等を行うとともに、新たなリーシング等により収益の改善を図ることとしており、コスト削減については光熱水費等の管理経費の削減を行い、リーシングについては大型書店や家具店などを誘致しております。第3に、別除権者と弁済額、弁済方法について協定を結ぶこととしておりますが、これについてはOBCの収益が改善された段階で協定を締結することとしております。第4に、資本金については100パーセントの減資を行い、新たな出資を得て新体制を築くとしており、減資実施後、地元企業を中心に19社から出資を得て資本金1億1,700万円で再生を開始したものであります。以上のとおり再生計画が遂行されたことにより、平成17年3月10日、東京地裁より再生手続の終結通知を受けております。次に、OBCの役員体制と旧ビブレ棟の引取りの要請でありますけれども、5月30日の定時株主総会で新たに5人の取締役が選出され、6月6日開催の取締役会で社長の交代があったと聞いております。まだ新社長とお会いしておりませんので、まずは新社長とお会いしまして今後の経営方針をお聞きした上で、市として対応すべきものがあれば検討していきたいと思っております。次に、稲穂1丁目の丸井今井の跡利用でありますけれども、初めに政策投資銀行が小樽開発に対する債権を譲渡した経緯についてでありますが、小樽開発によりますと、政策投資銀行は小樽開発に対する債権の管理回収業務を整理回収機構に2年間委託をし、その中で新たなスポンサー探しをしておりました。しかし、実現に至らなかったため、債権を平成18年3月、お話にありましたジー・インベストメント・アセットに譲渡したものであります。現在このジー・インベストメント・アセットは、取得した債権の管理回収業務をプレミア債権回収に委託しているとのことであります。次に、政策投資銀行の債権譲渡でありますけれども、政策投資銀行は、いわば債権回収の専門機関であります整理回収機構に回収業務を委託し、回収に努力してきましたが、契約に至らなかったため、やむを得ず債権を譲渡したものと聞いております。なお、譲渡金額につきましては、秘密保持契約があるため、明らかにできないとのことであります。次に、プレミア債権回収の小樽開発に対する方針でありますが、現在、小樽開発の顧問弁護士を交えて施設や経営状況について説明をしている段階であり、今のところプレミア債権回収から小樽開発に対して具体的な方針は示されていないと聞いております。次に、丸井今井にかわるスポンサーの状況でありますけれども、昨年10月に丸井今井小樽店が閉店となり、その後、商業者の強い要望を受け、地権者などが中心となって11月にサンモール・ネオを立ち上げ、地下及び1階で営業を再開したところであります。新たなスポンサーの誘致につきましては、国や道に協力を要請するとともに、債権者である金融機関や顧問弁護士と協議を続けてまいりました。現状では幾つかの企業が出店の意向を示しているものの、ワンフロア当たりの面積が狭いことや駐車場の改善を求められていることなど難しい課題があるため、出店契約には至っていない状況にあると聞いております。次に、築港地区と稲穂1丁目地区についてでありますが、築港地区の開発につきましては、これまでも経済団体や関係機関の意見を聞きながら進めてきたところであり、また、稲穂1丁目地区を含めた中心市街地の活性化についても、商店街や商工会議所など関係団体と協議しながら進めてきたところであります。本市のまちづくりにとって築港地区と中心市街地の活性化はともに重要な課題であることから、今後とも経済団体や関係機関と連携しながら進めてまいりたいと考えております。(「議長、22番」と呼ぶ者あり)

質問 22番 北野義紀

最初に、障害者自立支援法にかかわってお尋ねします。一つは、この4月からの応益負担の導入にかかわって小樽市独自の減免制度をつくるべきだと3月議会で我が党が指摘したときに、市長は、障害者団体からは不十分だとの声もあるけれども制度維持のためには仕方がないと、こういうふうに答弁されていましたね。その上に立って今聞いたわけです。しかし、障害者自立支援法の実施によって市内の事業者、施設側がどんな実態になっているのかとか、あるいは障害者の実態がどうなっているかということについては、承知していないとか、調べていないとか、こういうお話なのです。そうすると、今でもそういう現状ですから、市長は障害者自立支援法実施にかかわって直接影響を受ける障害者や事業者、施設側の実態を調べることなく、独自減免は要らないと。いわゆる障害者のこの自立支援法の制度を維持するために、あの程度の減免ではやむを得ないと、こういうふうにおっしゃっているのです。だから、事実を調べもしないで、どうしてそういう答えをするのかというのが私の最大の疑問です。お答えください。それから、二つ目ですが、小樽市独自の減額・免除制度についてであります。今いろいろとどれぐらいお金がかかるか検討しているという答弁でありました。仮に支援費から障害者自立支援法に変わったために負担が出てきた小樽市内の障害者、これらの方々を丸ごと何らかの小樽市独自の制度で救済する、支援するということになれば、いかほどのお金がかかると推計していますか。それから、10月からの地域生活支援事業の選択すべき事業を何々でスタートさせるのかということでしたけれども、これはいろいろ事業名を挙げられましたけれども、その中から何と何を地域生活支援事業の小樽市独自の選択事業として取り入れていくのか。もう絞り込んでいかないと、時間的に間に合わないと思うのです。どのようにスタートさせるのか、地域生活支援事業の選択事業、事業名でお答えをいただきたい。それからもう一つは、いわゆる事業者側との調整という問題ですが、10月から実施される障害程度区分認定で5年間の経過措置があるとはいえ、退所を余儀なくされる方が出るということは市長もお認めになっていると思うのです。そこで、市長の答弁を聞いていたら、事業者側で既に福祉ホームを立ち上げたりしているところがあるから、そこに委託して、簡単に言えば小樽の支援事業の一つを既に福祉ホームなどを行っている事業者に委託をして、小樽市の生活支援事業の一つだというふうに説明をされたと思うのです。私はそう受け取りました。しかし、問題なのは、新たに施設から退所せざるを得ない方が出るわけですから、だから新たな福祉ホームを新設しないと受入れにはならないわけです。だから、既存の事業者に事業を委託しても、人数を全部受け入れるというふうにはならないから、小樽市独自の福祉ホームを何らかの形で立ち上げたらどうかということで聞いているわけで、その辺についてお答えをいただきたいというふうに思うのです。それから、いわゆる小樽市の認定区分にかかわって、10月以降、いろいろと実態が出てくるわけですから、これを調べて矛盾があれば国に要求していくというお話です。しかし、介護保険のとき以上に、この障害者自立支援法の認定区分については、初めから問題ありということで、各方面から指摘があるのです。私は代表的な例を先ほど引用いたしました。ですから、10月の認定区分を待って1次判定と実態のかい離についてその実態を調べて、それから国におもむろに言うなんていう、まあそれも一つの方法でしょうけれども、いかにも消極的だと思うのです。もう全国でいろいろ指摘があるわけですから。だから、市長が調べていないのが一番の問題だと思うので、この点についていち早く国に判定のあり方について、実態とのかい離がないように、2次判定のことを持ち出して1次判定の矛盾をこ塗するわけにはいきませんので、この点について伺います。二つ目、稲穂1丁目の再開発、政策投資銀行の撤退についてであります。今の市長の答弁を聞いていて私はちょっとびっくりしたのですが、政策投資銀行はこの間、債権の回収をRCCに委託して2年間努力したと。しかし、契約がうまくいかなかったから、先ほど指摘したファンドに売ったと。政策投資銀行というのは金融機関なのですから、自分の貸したお金を融資先が何かの事情で経営に困難を来したら、その経営をよくするように手を出して、手をかして、そして国民の税金である資金を回収すると、こういう仕事があるはずなのです。ところが、貸して何かこけたら今度はRCCに何とかしてくれと頼んで、そこもうまくいかなかったら、さっさと民間のファンドに債権を売って事業から撤退すると。こんなことだったら、初めから政策投資銀行は、国民のお金である債権の回収をまじめにやっていないということでしょう。以前、政策投資銀行は合併いたしましたけれども、その一つの北東公庫は、私たちはいろいろな業者から聞いていますが、幹部が乗り込んできていかに、特に北海道の新しい事業にお金を貸しているわけですから、その事業がよくなるように知恵も力もかして、そして債権の回収に最後まで努力していた、北東公庫はそういう金融機関です。ところが、開発銀行と合併したら、そういうことをしなくていいということになったのかと。そんなことではないです。RCCに債権の回収を委託したぐらいですから、債権の回収を行う責任のある金融機関です。マイカルに続いて今度は稲穂1丁目再開発、小樽の重要な事業で2度も政策投資銀行は小樽市を見捨てていると、とんでもない金融機関だということになるのです。このことについて、マイカルのときも私は市長に意見を述べなくていいのかということを言いましたけれども、それと同じことが今市長に問われていると思うのです。しかも、マイカルのときも公金を投入していますが、稲穂1丁目再開発も優良再開発事業として、国、道、小樽市の資金を投入していたと思うのです。幾ら投入しましたか。だから、そういう公金を投入している事業だけに、市長としても首長として、この政策投資銀行の無責任なやり方を黙っているという方はないと思うのです。御意見をお聞かせいただきたい。それから、小樽開発とこれからRCCの話合いもあると思うのです。RCCは、これは拓銀の債権を受けてやっていることだと思うのですが。そこで、RCCの札幌の職員、破たんした拓銀のスタッフが多数採用されていると聞いているわけです。こういうことで客観的な回収ができるのかどうかということをお伺いしたいと思うのです。実際に札幌のRCCの出先の部門で拓銀出身者は何人いるのですか。それから、この問題の三つ目ですが、ジー・インベストメント・アセット有限会社はどういう会社かと。また、委託を受けて実際に回収するプレミア債権回収株式会社はどういう会社なのか。業務の内容にも触れて説明してください。特にスポンサー探しをこれらの会社の業務の一つにしているのかどうか、ここには触れて答弁いただきたい。それから、政策投資銀行の債権を譲渡されて回収することになったプレミア債権回収株式会社と小樽開発の話合いはどうなっているのかということなのです。私は、ジー・インベストメント・アセット有限会社がどういう会社かインターネットでいろいろ調べ、赤坂の住所とプレミア債権回収株式会社の住所が一緒だということだけはわかるけれども、ジー・インベストメント・アセット有限会社の会社の実態がわからないので、これは市長の方でわかっていると思うので説明をしていただきたいと思うのです。だから、私は、このプレミア債権回収株式会社というのは、新しい法律に基づき成立された会社だと、認可を受けている会社だと思いますから、ここの債権を回収することを唯一の目的にしている会社が、丸井今井跡のスポンサー探しに力をかしてくれるのだろうかという心配があるのです。だから、債権が政策投資銀行から今言った会社に譲渡されたら、スポンサー探しがより困難になるのでないかというふうに心配しているのです。それについてお答えをいただきたい。最後は、築港地区についてです。市長の答弁を聞いていて、いわゆる小樽ベイシティ開発の民事再生計画、東京地裁から認可された課題は何かということと、それからその課題について現状どこまで進ちょくしているのかというのを区別した答弁でなかったように、区別したところもありますけれども、よくわからないところがあるのです。例えば別除権協定を結ぶというのは東京地裁で、当時は日本政策投資銀行とポスフールですが、この2社と別除権協定を結びなさいと。そして、債権の返済について協定を結びなさいと、こういうことなのですね。ところが、市長の先ほどの答弁は、それに続けてOBCの経営がよくなったら契約を結ぶとなっているのでしょう。だから、東京地裁がOBCの経営がよくなったら別除権協定を結ぶというふうに言っていたのかどうか、これがよくわからない。それから、小樽ベイシティ開発の経営が改善していくということが再生計画の柱の一つになっているのですが、ここの会社の経営が改善されたというふうに見ているのでしょうか。小樽市に固定資産税の一部が払い込まれれば、経営が改善されたと簡単にはそう言い切れませんからね。それから二つ目は、ポスフールの経営状況についてです。これは昨年、我が党の古沢議員が昨年10月のポスフールの中間決算、これを基にして指摘をしたところなのですが、今年2月期の決算、個別財務諸表の概要というのが4月13日に公表されています。これによれば、昨年2月期は9,500万円のマイナスだったけれども、今年は7億700万円の黒字になっています。ところが、損益計算書を見ますと、特別利益が18億3,900万円と出ているのです。そして、先ほど言った当期の利益が出ているわけですから、差し引くと10億円以上の赤字なのです。いわゆるマイカルエネルギーとか、それからヒルトンから債権を譲渡価格よりも上回って回収したその分が入っているから黒字になっているのであって、17年の2月期と特別利益を除けば、ポスフールの経営はより悪化しているということは明白だと思うのです。だから、こういうことで築港地区の再建がなるのだろうかということが疑問として出ているわけです。それからもう一つは、市長だから率直に言いますけれども、口の悪い人と私は断りますけれども、このビブレ棟に関してこうやって言っているのです。市長は、今度小樽ベイシティ開発から旧ビブレ棟をもらってくれと言われたら、もらって取り壊して、市税の対象を少なくして半分ぐらいにしてしまうのではないかと、こういうことを言う人もいるのです。だから、市長の真意をここではっきりしておいた方が市長の名誉にもなると思うので、改めて説明してください。それから、パブリックコメントということを先ほど来他党の方にも答弁して、市政の重要案件でパブリックコメントなどをしてきたというふうに市長はお答えになっていますが、しかし先ほど指摘したように、築港の病院建設、私はきつい言葉で指摘しましたが、与党からでさえ独断専行とかトップダウンとか、こうやって言われるぐらいなのです。だから、病院の問題では、改めてパブリックコメントをきちんと行ったということをやる必要があるのではないかと。私は、市長が他党の方にも病院問題でいろいろお答えになっているから、その経過は承知しているのです。しかし、平成11年に基本構想の作業に入ったと先ほども改めて説明がありました。しかし、私は、もう8年切っていますが、7年半前の市長選挙の市長の公約で病院の建替えということを初めて打ち出したのです。具体的な公約は、このときの公約がこれがただ一つだったのです。それから3年後、平成14年に、何回も言いますが、我が党は量徳小学校を廃校になった旧住吉中学校跡に新築・移転させて、そこに今の量徳小学校と病院でもって、病院のところに新しい病院を建てたらどうかという提案をしているのです。いや、私は、質問でこれに触れていますからね。いいですか。だから、そういう市長のとった態度については、私も経過は何回も聞いているし、それはそうだと思うのです。しかし、市長のお答えになる、説明になるのは、市長にとって都合いいことだけを述べているに過ぎないと。我が党は何回も指摘していますが、自分にとって都合の悪いことは触れないということは、公平性に欠けるのではないかというふうに思うのです。この点についてお答えをいただきたい。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

私から答えた以外は福祉部長から答えさせますけれども、独自減免の関係につきましては、先ほどもお答えしましたとおり、10月から本格実施されるわけですから、そういった経費がどのぐらいかかるのか、これから試算していくわけですけれども、その中で一般財源がどの程度必要なのか、そういうものも見極めた上でそういったものも検討しなくてはいけないのかなというふうにお答えしています。それから、福祉ホームの関係で市として建てるべきだというお話がありましたけれども、現状ではなかなか今すぐ福祉ホームを建てるというふうになりませんので、既存の福祉ホームで増築ができないのかどうか、それからいろいろな授産施設、そういったことが福祉ホーム的なものに転用できないかどうかと、そういうこともあわせて検討していきたいと、施設側と協議をしていきたいと、そういうことです。それから、国への要請ですけれども、1次判定について施設の方でソフトを使って試行的にやってみたけれども、やはり不都合があるのではないかという話は聞きましたので、本格的には2次判定まで持っていって、どういう状況になるのかまだわからないわけですから、それを基にして不都合があればそのことについて国に要請をしていくということにしたいというふうに思っています。それから、稲穂1丁目のこの再開発の関係ですけれども、投資銀行の関係についてはいろいろ問題があるというふうには思っています。それから、RCCの関係は、私もお会いしたことがあるのですけれども、これは札幌ではなくて東京のRCCが担当しているということで東京の人が見えました。今回のこの案件については、非常に全国的に見ても難しい案件であるというふうに言っておりました。したがって、なかなか2年間の中で回収ができなかったというふうに聞いておりますので、御理解いただきたいと思います。それから、スポンサー探しの関係は、私はまだ債権回収会社の方とお会いしたことはありませんし、初めて聞いたのですけれども、今、顧問弁護士が中に入っていろいろやっていますので、そことはいろいろお話や情報交換をしていますので、顧問弁護士も今何とかスポンサー探しに努力したいというふうに聞いていますので、それに期待をしているということで、その他の問題については経済部長の方から説明をさせたいと思います。それから、築港の問題でOBCの経営の改善の問題ですけれども、非常にすっきり改善されているというふうには言えないと思います。もちろんいろいろ未払いのものがあるわけですから。したがって、何とかそういう状況を一日も早く脱してほしいという願いでいろいろ交渉しているということでございますので、御理解願いたいと思います。ポスフールの関係は、ちょっと私の方はそういう情報を持っていませんので控えさせてもらいます。それから、最後に病院の問題がありましたけれども、この病院の問題というのは、平成11年、確かに地方統一選挙のときに私も含めて3人が立候補されまして、たしか公約として、それぞれが病院の問題、統合新築の話を出していました。ですから、相当病院の統合新築については、基本的には皆さん合意されているのだろうというふうに思っています。したがって、この間7年、もう8年目になりますか、ずっと特別委員会も設置されて議論をしてきましたから、そういう意味ではかなり議論が尽くされてきていると私は理解しておりますし、これはだれのためにやるのかというと市民のためにやるわけですから、そういう市民の健康、命を守るために新しい病院、療養環境を整えていくという、そういうために、ぜひ一日も早くやっていきたいという気持ちでいっぱいでございますので、ぜひその点は御理解をいただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 福祉部長 中町悌四郎(福祉部長は2008年3月まで)

私の方から、10月から実施します小樽市の地域生活支援事業、選択事業についていろいろなメニューがあるのですけれども、その中で現在予定している事業をお話し申し上げます。一つは福祉ホーム事業、それから二つ目に訪問入浴サービス事業、それから三つ目に更生訓練費というのがあります。それから、四つ目として社会参加促進事業。最後になりますけれども、生活支援事業のうちの生活訓練等事業というものを考えています。いずれもこれらは現在も市又は市内の法人、団体等が実施している事業、そういったものを中心に考えていこうと、そういうふうに今予定しております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 経済部長 安達栄次郎

まず、稲穂1丁目地区の再開発の関連につきまして、ジー・インベストメント・アセット有限会社につきましては、私どもとしてもインターネットなどを使いながら情報の収集に努めているのですけれども、たまたままだその会社の情報がないと、掲載されていないということで、私どもとしては、これは把握はしておりません。しかし、プレミア債権回収株式会社につきましては、先ほど言いましたように、このジー・インベストメント・アセット有限会社と同じ赤坂に住所のある会社でございまして、これについてはネット上に掲載されているということでございますので、わかる範囲でということでございますので、このプレミア債権回収株式会社は1999年に設立されて、債権回収に関する特別措置法という法律に基づいた債権回収業者としての免許を取得しているということでございます。そして、これにつきましては、2001年にGMACコマーシャル・ホールディング・アジアの100パーセントの子会社ということでございますので、100パーセントこの外資が入っているということで把握をしてございます。それから、主な業務ということでございますけれども、この債権回収に係る例えば資金管理、担保分析、支払、レポーティング、それから顧客に対する継続的かつ効果的な回収を確保する、その他の業務を行うということでございます。今の段階はそこまででございますが、現在については、このスポンサー探しについては小樽開発の顧問弁護士を中心にして今行われているので、このプレミア債権回収がそこまでの業務をしているかどうかということについては、現在の段階では把握はしてございません。それから、築港地区との関連で別除権者との協定についてでございますけれども、この別除権等の協定については、いわゆる現在別除権者そのものがポスフールになっていると思いますけれども、弁済額、弁済方法についての協定を結ぶということですから、当然このOBCの収益がやはりある程度改善されていかなければ、なかなかこの協定を結ぶことはできないだろうということで、市長からこのような答弁をさせていただいたところでございます。(「1年以内だろう」と呼ぶ者あり)1年をめどにという言い方はされておりました。しかし、1年以内という限定ではないというふうに私は理解しております。それから次に、先ほどRCCの札幌支店に拓銀の出身者が何人いるのかということについては、これについては現在のところ私の方では把握をしておりません。それから、ポスフールの財務諸表との関係ですけれども、実は先ほどちょっと入手をしてみました。確かに北野議員がおっしゃるように、特別利益との関連の中で、結果としては収益が前年度に比べてよくなっていますけれども、特別利益があることで逆にマイナスになっているのではないかということの意味はわかりますけれども、この財務諸表につきましては、やはりもう少し時間をかけて中身を私どもも見なければ、ポスフールそのものの収益が改善しているかどうかということについては判断できないところでございます。(「議長、22番」と呼ぶ者あり)

質問 22番 北野義紀

最初に、障害者自立支援法の問題ですけれども、一つだけ小樽市独自の減免制度についてですけれども、福祉部長が最後にお答えになった、いわゆる小樽が選択する地域生活支援事業、これにかかわっては、当然のことですが、財政の負担については検討を開始していると思うのですよ。10月実施ですからね。だから、検討している事業ごとでいいですから小樽市の負担はどれぐらいになるのか、あるいは国その他からどれぐらいの援助があるのか、これについて事業ごとにお知らせいただきたいということです。それから、稲穂1丁目の問題についてですけれども、ジー・インベストメント・アセット有限会社という、政策投資銀行が債権を売り渡した会社が、あなた方がインターネットで調べてもわからないと。これは特別法律に基づいて政府が認可した会社だから、私はいいかげんな会社ではないというふうには思うのです。しかし、どういう会社か、業務内容が何かということがわからなかったら判断のしようがないから聞いているのです。皆さんだって同じ思いだと思いますよ。だから、もしわからないというのであれば、売り払った一方の当事者である政策投資銀行に聞いてみるというのは当たり前ではないですか。そういうこともやっていないのですか。あなた方が債権を売り渡したジー・インベストメント・アセット有限会社というのはどういう会社なのですかということを政策投資銀行に聞いていないのですか。ちょっと丸井今井跡の再建にまじめに取り組んでいるとは私は思われませんけれどもね。いかがでしょうか。それから、ポスフールの問題で、18年2月の決算について指摘したら、経済部もそういう決算は入手して、いろいろ見ているというお話だったですね。先ほど経済部長が答弁されたとおりです。そうすれば、ポスフールの経営がどうなっているか、公表された範囲で、特に実権を握っているイオン、今ポスフールの社長はイオンから来ているのですから、このイオンの社長がどういうふうにしてポスフールの再建について援助をし、立て直しを図ろうとしているのかということが決算上見えてこないから、先ほどのような表現で質問したのです。だから、私どもはわからないけれども、市長をはじめ理事者の皆さんがそういうことを知っているのであれば明らかにしていただきたいということです。それから、小樽ベイシティ開発の再生計画について、結局、別除権協定を結びなさいというのが東京裁判所の課題だったわけですね。ところが、そこで皆さんの話を聞いたら、経営がよくなったら協定を結ぶと。今は弁済について話し合うような経営状況でないというふうに受け取ったのですが、そういうことでよろしいですか。

答弁 経済部長 安達栄次郎

まず、ジー・インベストメント・アセット有限会社がどういう会社かということについての政策投資銀行との関係についてですけれども、これについてはたしか私どもの担当者が政策投資銀行の方にも問い合わせをしたと思いますけれども、それがどういう会社かということについての個別の案件についてはお答えできないと、こういったお話を一部承っております。(「政策投資銀行が答えられないと言ったの」と呼ぶ者あり)答えないと。個別な案件には答えないということです。そういったことで私は聞いております。それから、2点目のポスフールとイオンの社長の姿勢の問題ですけれども、これにつきましても、先ほど市長が答えましたとおり、今新たに新役員体制が決まった中で、まだ社長ともお会いしておりませんし、また、イオンから来た社長ともまだ個別の話合いなり、まだお会いはしていないというふうに聞いておりますので、また今後、このOBCの姿勢等も含めてお話は聞いていくことになるだろうというふうに思っております。それから、別除権は総務部長の方からです。

答弁 総務部長 山田厚(総務部長は2007年2月まで)

昔の話なので私の方からある程度経過を追って説明させていただきますけれども、平成14年3月29日に記者会見を弁護士がやっているのですね、弁護団として。そのときの内容というのは、先ほどお話が若干あったように、いわゆる1.5パーセント相当額の認可決定確定額というのは1年以内に一括弁済をするというのがあるのです。しかしながら、別除権債権については、再生計画認可後、別除権者、この当時は日本政策投資銀行とポスフールの差入保証金が61億円ありましたから、この二つ分が別除権というもので設定されていますので、この二つ、別除権者との別除権協定を締結するための交渉を行うという中身になっているのです。ですから、あくまでも交渉を行いながら別除権の整理はしていく。したがって、金が払えない契約といいますか、協定を結べませんから今日まで話をしているわけですけれども、この間、政策投資銀行の別除権債権がポスフールが、幾らかわかりませんけれども、その権利を取得したということで、結果的に現在ポスフールが別除権債権をすべて持っていると、こういうことなのです。御承知のように、ヒルトンが民事再生をやりエネルギー会社が借財の整理をする中で、いわゆるポスフールが日本政策投資銀行から借りた金を、これも幾らかわかりませんけれども、買い取っているわけです。その総額を、北野議員がおっしゃっているように、エネルギーとヒルトンが幾らで整理をしていったのか、株式会社イシン・ホテルズ・グループに転売するときとか、それから今のエネルギー会社、北ガス中心の会社に処理するときに、幾らで処理したのかというのが私どもとしては直接正確には聞いておりませんけれども、前回、前々回の議会の中でいわゆる決算なりなんなりを見ると、特別利益ということで、その債権の売却というものの数字が出てきていると。これが先ほどおっしゃったような全体の決算の中で数字が出ているのだろうというふうに推測はしております。したがいまして、別除権協定そのものは、先ほど経済部長が話したように、これからのOBCの経営の中でどういうふうに整理をしていくか。これはいろいろなお話は聞いていますけれども、会社の中の内情でございますので、こういった中で話すのは適切ではないと思いますので、どのように整理するのか、これも公式の話ではなくて、一定程度こんな方向でポスフールと話をしているという程度のお話しか聞いていませんので、具体的にはやはりOBCの再生といいますか、そういったものにどういった力を入れていくのか、結果的にそれでいわゆる別除権の処理をどうするか、これにかかってくるかなというふうには思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 福祉部長 中町悌四郎(福祉部長は2008年3月まで)

先ほどの障害者自立支援法の地域生活支援事業、10月からの市の選択の予定の事業なのですけれども、正直なところ、そういった予算額がわかれば話したいところなのですが、実はこの10月から実施、これもそうなのですけれども、まだほかのメニューがいろいろあるのですけれども、これの基準単価というのが国の方、政令等でまだ示されていないのです。そういったことで、まだ、どれくらいかかるかという金額や予算を出すことができないというところが、実際です。ですから、今後、国の方からそういった政令等で、基準単価が示されますので、それに合わせて一斉に、ほかのメニューもございますけれども、そういった事業費がどのぐらいかかるかということを予算をつくっていきたいと、そういうふうに考えております。

出典:小樽市議会 平成18年第2回定例会 2006年6月15日 議事録 PDF(112ページ) 間違いを知らせる