みんなの議会

小樽市議会 平成17年第3回定例会 2005年10月5日

(1)体育館館長不在について/(2)体育館アスベスト落下時の経過について/(3)教育委員会一部制について/(4)花園小学校放課後児童クラブ開設について/(5)戦後60年小樽市の平和事業について/(6)交通記念館について/(7)体育館管理問題と指定管理者制度について/(8)子育て支援事業について/(9)サマータイム試行について1 0その他

2005年10月5日、小樽市議会の一般質問で、斎藤博行議員が「体育館館長不在について」「体育館アスベスト落下時の経過について」「教育委員会一部制について」「花園小学校放課後児童クラブ開設について」「戦後60年小樽市の平和事業について」「交通記念館について」「体育館管理問題と指定管理者制度について」「子育て支援事業について」「サマータイム試行について1 0その他」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。

質問者
斎藤博行 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 菊譲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 16番 斎藤博行

一般質問を行います。まず最初に、体育館の館長配置についてお尋ねします。私は、アスベスト問題で多くの市民の皆さんと議論してまいりました。その際に体育館の利用状況や、また最悪の場合、休館の影響などを聞こうとしたとき、体育館の館長が配置されていないため大変苦労しました。また、多くの市民も、市の施設なのに館長が配置されていないことを不思議がっておりました。お尋ねします。従来、体育館には専任の館長や兼務の館長が配置されていたと思います。いつ、どのような議論がなされ、館長を廃止したのか、議論経過を示してください。次に、体育館の使われ方は、成人式の会場や選挙の開票場などいろいろあると思います。その中でやはり中心的役割は、小樽市民に子供からお年寄りまで運動をするための場を提供することだと思います。昨年1年間の利用者数は、個人や団体合わせて 15 万 3,000 人です。このような施設において安心・安全な館運営に果たす館長の役割は大切と思いますが、見解を示してください。次に、道内の市立体育館で正職員、兼務、嘱託職員など形はいろいろあると思いますが、館長不在の体育館はあるのでしょうか。具体的に示してください。次に、今回のアスベスト落下時の経過についてお尋ねします。体育館の前の道は私の通勤コースに当たります。8月1日の朝も体育館の前を通りました。お母さんと一緒に男の子が体育館に入っていきました。私は、これだけ連日の新聞報道があっても利用しに来る人がいるのだな、そう思いながらすれ違いました。私は再びはく離落下が起きる危険性を指摘し、専門業者による点検を求めておりましたが、まさか前日の夜、はく離落下があったなどとは夢にも考えませんでした。8月1日に体育館を利用した市民の皆さんも、認識は同じだったと思います。事実、体育館の前はいつもと全く変わりはなかったのです。その後の結果として体育館を一時閉鎖し、除去工事を実施するとの判断は支持しますが、中間の部分も大切です。まず最初に、今回のアスベストはく離についてですが、落下していたアスベストの処理経過を教えてください。次に、今回のアスベストはく離に当たって、教育委員会の事実把握の経過を、情報の伝達の推移に合わせて人と時間とで示し、次に教育委員会の中で閉鎖を決定するまでの経過を示してください。次に、8月1日、体育館閉鎖決定まで半日ほど開館していたわけですが、当日利用者の実態把握はされていますか。その後のフォローはされていますか、お聞かせください。次に、教育委員会1部制についてお尋ねします。昨年4月から実施された学校教育部と社会教育部との統合から1年半たちました。私はスリムでコンパクトな市役所に反対するものではありませんが、その前提には過重な労働集約や処理スピードの遅れなど、市民サービスの低下があっては意味がないと考えます。小学校適正配置計画、アスベスト問題など多くの課題を抱える中で、教育委員会の職員は一生懸命頑張ったのだろうと思います。二つの部が合併されたので、当然それぞれの部で従来からかかわっていた会議や委員会は、そのままの形で引き継がれたのだろうと思います。その意味では合併の支障はないのかもしれません。しかし、そうした経過がない、それ以外の新しい課題で教育委員会との話合いを持ち、検討結果や判断を待っていた市民からはいろいろな意見が寄せられました。お尋ねします。実施された学校教育部と社会教育部の統合の目的は何だったのですか。次に、1足す1が2にならないで1におさまるためには、大変な事務事業の見直しが必要になります。当然、今回の合併に際してそうした角度から検討はされたと思いますが、1年半たっての実際面での機能評価の結果を示してください。次に、本来、学校教育部と社会教育部は、対象も考え方も役割も違う部であったのではないかと思います。合併による教育委員会内部でのトラブルはありませんでしたか、お知らせください。この項最後ですが、1年半を振り返り、今回の合併の目的と成果を考えたとき、2部制に戻すことを検討すべきと思いますが、見解を示してください。次に、花園小学校放課後児童クラブ開設問題について質問します。今年2月、学校適正配置等調査特別委員会での資料を見て驚きました。その資料では、量徳小学校の父母への説明の中で、花園小学校での放課後児童クラブ開設を検討するとなっていました。現在、花園小学校の子供は、1キロほど離れた勤労女性センターにある放課後児童クラブに通っています。私は、すべての子供は安全で安心して放課後を過ごす権利があると考えます。こうした考えに立つ私ですが、今回の花園小学校開設は唐突すぎて驚きでした。お尋ねします。適正配置計画を理解してもらう議論、父母から出された不安解消策など、適正配置の議論は大変だったろうと思います。そうした過程で示されたとはいっても、花園小学校の父母にとっては驚きでした。花園小学校関係者、放課後児童クラブ利用者、さらには市民部とどのような議論の結果、開設を検討するとの方針は示されたものなのか、お示しください。次に、適正配置をめぐる議論での戦術対応としての花園小学校での放課後児童クラブ開設ではなく、子供の安全な放課後保障の立場からの議論が求められると思います。つまり適正配置計画が白紙になったから花園小学校の放課後児童クラブの話も白紙というのでは、花園小学校の父母の理解は得られません。勤労女性センターが定員オーバーな状態で運営されている現状を考慮して、改めて花園小学校での開設を検討すべきと考えますが、見解をお聞かせください。次に、戦後 60 年、小樽市の平和事業についてお尋ねします。私は、今年初めて広島で開催された原爆死没者慰霊式・平和祈念式に出席しました。被爆者の高齢化が進む中、被爆体験、戦争体験を後世に継承していくことの大切さを多くの人が指摘しておりました。私はこれからの被爆体験、戦争体験を継承していく作業における私たちの年代、つまり戦中派ではない戦後直後に生まれ育った 50 歳代の役割が重要だと考えます。私たちから私たちの子供たちへ、さらに子供たちから私たちの孫へ継承していくことが大切だと思います。そうした中、全国から実にたくさんの子供たちが広島に集まっていることに驚きを覚えながらも、他方で心強く感じました。聞くところによると、全国では毎年広島に子供を送っている自治体もあるそうです。今年は小樽の子供たちも非常に暑い中、式典に参加している姿をかいま見ました。私も子供たちも付添いの職員も暑さでへとへとでしたが、大変意義あることだと思いました。お尋ねします。今回行った子供の広島派遣の意義と成果についてお聞かせください。次に、小樽市の平和事業として少人数でも定着を図るべきと考えますが、見解をお聞かせください。次に、交通記念館の扱いについてお尋ねします。今年の第2回定例会で、指定管理者制度への移行を検討している施設が議論されました。その中で、銭函の福祉施設と交通記念館が逆の意味で注目されました。指定管理者制度の対象に上がっていない、どうするつもりなのか、直営に戻すのだろうか。そうした中での第2回定例会での質問でした。今回、改めて聞きます。というのも、そろそろ一定の方向を示すことが求められているのではないか、そう思うからです。そもそも交通記念館に関し、市役所内に検討組織がつくられた直接の契機は何であったのか、お聞かせください。また、今、何が問題になっているのか、あわせてお聞かせください。次に、第2回定例会予算特別委員会での質疑以降の議論の進ちょく状況はどうなっていますか、お聞かせください。次に、体育館管理の不手際と指定管理者制度の責任体制についてお尋ねします。今年3月にアスベストのはく離落下が起き、第2回定例会で体育館の安全性が議論されました。その後、クボタなどにおけるアスベスト問題について連日のようにマスコミ報道があり、次第に問題の大きさ、広がり、深刻さが多くの市民にも知れ渡るようになりました。その中で7月 31 日のはく離落下が起きたのです。起きたこと自体は心配していたことが現実のものとなり、大変残念としか言いようがありません。しかし、起きた後のことはきちんと整理しておく必要があると考えます。お尋ねします。今回のような緊急事態に関して小樽市と委託業者との間でどのような契約が結ばれていたのか、お示しください。次に、委託業者はどのような体制で業務を行っていたのか、そこには明確な責任体制は確立していたのか、お示しください。次に、連絡が遅れた理由はどこにあるのか調査しましたか。また、連絡が遅れた原因は委託業者に問題があるのか。つまり契約違反だったのか、それとも契約を含めたシステムに問題があるのか、見解を示してください。今回の体育館の運営の仕方は、指定管理者制度における全面管理が持つ危険性を顕著に示していると私は考えますが、見解をお示しください。指定管理者制度において直接的な人身事故やすぐ警察を呼ぶような事件ではない、今回のような社会的に重大な問題発生に対する指定管理者の認識不足をどうしたら補完できるのか。体育館の管理委託をお願いするときには、このような対応をする業者とは考えていなかったと思います。指定管理者制度では、こうしたことが起きないシステムをあらかじめ確立すべきと考えますが、見解をお示しください。次に、子育て支援事業の現状とこれからの方向性についてお尋ねします。少子高齢化が進む中、日本の人口がいよいよ減少に転じる可能性が高まっています。子供を産むことを誘導することはできません。子供を産み育てようとする気持ちを持ってもらうしかありません。人口問題は外国の成功例などを参考にして、長期的な展望を持って、国の政策として展開される必要があります。そして、具体的には自治体で地域でのきめ細かな子育て支援施策が求められています。そうした施策を考える際の一つの課題として、保育所などを利用せずに子供を育てている人たちへの支援があります。そうした観点から、何点かお尋ねします。最初に、奥沢保育所と赤岩保育所に併設されている子育て支援センターげんきと風の子の役割をお聞かせください。次に、子育て支援センターげんきと風の子の昨年度の年間事業と利用者数をお示しください。次に、今年初めて2か所で試行を始めた「げんきがまちにやってくる」という事業の目的と、今回の試行の結果を教えてください。最後に、サマータイム試行結果についてお尋ねします。今年の夏、小樽市をはじめとする自治体やデパートや銀行など多くの企業も参加して、サマータイムの試行が行われました。私は、サマータイムの実施についてはきちんとした説明と準備が必要だと思います。言われている省エネ効果についても十分な検証が必要です。とはいっても、私自身はサマータイムそのものに反対するものではありません。しかし、今年行われた試行については、テスト的要素、つまり本格実施に向けた問題点の洗い出しなどの要素が少なく感じ、キャンペーン的にしか見えませんでした。そうした考えを持ちながら質問します。最初に、今回、小樽市役所が自治体として試行に参加した目的はどこにあったのか、お聞かせください。次に、小樽市役所としてどのような体制で試行を行ったのか、お示しください。次に、小樽市役所が試行に参加していることについて、市民の反応はどのようなものでしたか、お聞かせください。次に、試行結果等について、市民、職員の意見集約体制はどうなっていますか、お示しください。最後に、今回の試行結果の総括とこれからの取組予定などがありましたら、お聞かせください。以上、再質問を留保し、私の質問を終わります。(拍手)(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

斎藤博行議員の御質問にお答えいたします。初めに、平和事業の関係からお答えいたしますけれども、今年の8月に実施いたしました子供たちの広島市派遣でありますけれども、この事業は都市間交流推進事業として、未来を担う子供たちに他都市の児童との交流を通してまちづくり意識を醸成すること、さらには戦後 60 年という節目の年に当たることから、平和の尊さを認識するよい機会となるよう、小樽青年会議所と市と教育委員会が実行委員会を組織して、市内の小学校5、6年生 33 名を尾道市と広島市に派遣したものであります。広島平和記念式典への出席の意義と成果でありますけれども、式典への出席、広島平和記念資料館の見学を通して、核兵器の恐ろしさ、被爆の実態を知ることで、命の尊さ、平和であることの大切さというものを子供たちが実感することができたものと考えております。次に、この事業の定着でございますけれども、今年は戦後 60 年という節目の年であることから、都市間交流事業の一環として子供たちを広島市へ派遣いたしました。今後、平和事業として子供たちの広島市派遣を毎年継続的に実施することは難しいと考えておりますが、戦争や原爆の被害を多くの市民に知っていただき、命の尊さ、平和であることの大切さを次の世代に引き継いでいくことは重要なことであると考えておりますので、今後とも平和事業を実施し、平和に対する認識、思想の普及を図ってまいりたいと考えております。次に、指定管理者制度における全面管理委託が持つ問題点でございますけれども、施設管理の安全性を確保するためには、従来の管理委託制度と同様に、市と指定管理者の両者が危機管理の意識の共有化を図ることが重要であると認識しております。このため緊急時には必要な措置を講じ、市に速やかに報告する旨を協定書に規定するとともに、施設管理において意識の共有化を図るため、指定管理者とその従事者、市との間の情報連絡体制を徹底し、緊急時には指定管理者へ迅速に指示を行ってまいりたいと考えております。次に、子育て支援事業についてでございますけれども、初めに奥沢保育所と赤岩保育所に併設している子育て支援センターげんきと風の子の役割でありますが、両センターとも子育て家庭に対する育児不安等についての相談指導や、子育てサークル等の育成支援などを行うことにより、地域の子育て家庭に対する育児支援を行うものであります。主な事業内容としましては、育児相談をはじめ子育て中の親子が気軽に来て子供を遊ばせ、親同士の交流を図るセンター開放事業、親子の触合いを重視した遊びを中心に実施する事業、育児サークルの立ち上げや、日常的に活動している場所に出向き、直接的な遊びの指導をする育児サークル支援などを実施しております。昨年度の利用者数は、親の人数で、げんきが5,413 人、風の子が 539 人となっております。次に、今年度試行で実施している「げんきがまちにやってくる」についてでありますけれども、支援センターの利用率の低い地域へセンターの保育士が出かけていき、より身近な地域で気軽に子育て家庭の親子が楽しく集い、子育ての悩みを話し合ったり、情報交換できる場を提供することを目的として、山手地区の富岡公民館と長橋地区の共睦会館で実施したところであります。結果につきましては、利用者数では親子で富岡公民館が 31 組、共睦会館が 27 組となりました。次に、サマータイムの試行についてでございますけれども、札幌商工会議所が中心になりまして、昨年から3か年の実験的試行を通じて、本格導入に向けての問題点などを検証する目的で実施されております。今回は、小樽商工会議所を通じて市役所として試行参加の要請がありましたので、試行参加の可能性を検討した結果、一定の参加が見込めましたので、サマータイム導入時の問題点を検証する意味から実施をいたしました。実施の体制でありますけれども、変則勤務時間の病院、消防、保育所などの職場や市民サービスの窓口関係職場、利用時間の定まっている施設関係職場を除外し、課単位で7月1日から 31 日までの1か月間に1週間以上試行参加できる職場において、午前8時から午後4時 30 分までを勤務時間として実施をいたしました。結果的に 25 室課、197 名が参加し、各職場においては交代制や保安要員を置く形で業務に支障がないよう対応をとりました。市民の反応でありますけれども、市民対応に影響を及ぼさない形での試行でしたので、特に苦情などはありませんでした。また、試行に係る意見集約でありますけれども、参加した課のほか、窓口業務のある課を含めてアンケート調査を実施いたしました。その結果でありますけれども、サマータイムの北海道での導入については、全道一斉実施であれば観光などの経済効果も認められ、導入することに賛成の意見が多く、今回の試行については一部実施による時間差のため、職場や家族との対応で不都合が生じたという意見や、試行が短期間であり、時間差に対応するための体調コントロールに苦労したという意見が多くありました。総括といたしましては、一部試行で本格導入の検証をすることはなかなか難しいと考えますが、やはり時間的には全国でも北海道が最適地であり、早朝の勤務時間や退庁後の時間を有効活用できた部分もあり、試行に当たっての問題点も検証されましたので、試行の意義はあったものと思っております。なお、来年の試行参加につきましては、試行期間や試行職場の拡大などを検討し、早い時期に決めていきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

斎藤博行議員の御質問にお答えいたします。初めに、総合体育館の館長の配置についてでありますが、教育委員会としてスポーツ部門全般の事務事業について見直しを図る中で、体育館については平成 15 年度から、より効率的な管理運営を維持するため、館の運営全般を熟知している公的な団体に管理委託することといたしました。その際、館長兼務であったスポーツ担当主幹が、業務全般について委託先の管理責任者との連絡調整を担うことといたしました。次に、市民に利用しやすい施設づくりやサービスの向上を図るためには、館長の果たす役割は重要であり、委託先の管理責任者がその職務を全うすべく鋭意努力してきたところであります。今後、平成 18年度から指定管理者制度を導入いたしますが、指定管理者側において館長の職務を担う者を配置して、その館長の下、より効率的で質の高いサービスの提供が図られていくものと考えております。次に、道内他都市における館長の配置状況についてでありますが、旭川、苫小牧の2市は市が直営で管理しており、いずれも専任若しくは兼務の館長を配置しております。また、管理委託している7市は、本市と同様に館長相当職を配置している状況であります。次に、今回のアスベストはく離落下の処理経過についてでありますが、7月 31 日午後8時ごろ、委託先の職員が館内巡回の際、観覧席通路で落下物を発見し、上司に報告、上司は落下物をビニール袋に入れて保管しました。翌日8月1日午後1時過ぎ、委託先の職員から教育委員会に報告があり、教育委員会職員による現地確認と落下物の回収を行い、午後3時に部内での報告を受け、午後4時半に市長部局へ報告、当日の午後6時から臨時休館を決めたものであります。なお、回収した落下物については、検査機関に検査を依頼したところであります。次に、8月1日、当日の利用状況についてでありますが、午前の部は個人使用が 31 人、専用使用が42 人の合計 73 人で、午後の部は個人使用の 48 人のみで、当日の利用者総数は 121 名でありました。教育委員会としましては利用者に連絡することができませんでしたので、後日、健康相談窓口を広報おたるで周知したところであります。次に、教育委員会の1部制について、何点か御質問がございました。まず、平成 16 年度から実施された学校教育部と社会教育部の統合の目的についてでありますが、学校教育と社会教育のそれぞれを相互に関連づけ、統合することにより、組織のスリム化を図り、生涯学習社会を展望した総合的な教育行政の推進を目的としております。次に、統合による機能の評価の結果についてでありますが、部を統合したことにより、土曜日の午前中などに開設しているボランティアスタッフによる子供の居場所づくり推進事業の導入や、利用団体の自主管理方式への移行による学校開放事業の運営などスムーズに行われ、学社連携による地域に開かれた学校が可能になり、事業の円滑化や効率化などの面で成果が上がっているものと考えております。次に、統合による支障についてでありますが、部の統合により、学校教育部門と社会教育部門を担当する次長をそれぞれ配置し、体制や業務の見直しを行っていますことから、事務執行上、特に支障を出すようなケースはこれまで生じておりません。次に、2部制の検討についてでありますが、先ほど申し上げましたように、生涯学習社会を展望した教育行政を進めていく上で、1部制は効率性の高いシステムであると考えております。また、現在、中央教育審議会の義務教育特別部会において教育委員会の所掌事務のうち、文化、スポーツ、生涯学習支援に関する事務などについて、自治体の判断により市長部局と教育委員会が担当する分野を選択できるような検討をしております。今後、市長部局との密接な関係の下、中教審の結論を見守ってまいりたいと思います。次に、花園小学校放課後児童クラブの開設を決定した経緯でありますが、現在、市民部所管の勤労女性センターでは、花園小学校を含め3校の児童クラブを開設しております。しかしながら、小学校適正配置実施計画(案)を策定した段階で、量徳小学校と堺小学校の児童が花園小学校に編入することにより、定員をオーバーしている勤労女性センターに受入れが困難となるため、庁内の関係課による連絡会議において対応策を検討し、花園小学校と開設に向けて協議してきたものであります。次に、放課後児童クラブの開設についてでありますが、先ほど答弁いたしましたように、勤労女性センターの定員超過の状況を解消するため、平成 18 年4月から花園小学校に新規開設することを考えております。次に、株式会社交通記念館についてでありますが、これまで集客への取組や経費削減に向けた経営努力に努めてきましたが、入館者の伸び悩みにより累積損失がかさみ、経営も依然として厳しい状況にあります。このことから、会社側では平成 15 年度に経営改革検討会議を設け、今後の運営のあり方について協議を進めてきたところであります。検討会議において抜本的な改善策を市に求める意見もあることから、交通記念館のさらなる有効活用を図る上で、老朽化や広さなどに課題を持つ社会教育施設との統合も視野に入れた検討が必要であるとの考えに立ち、市長部局とも相談の上、庁内関係部による協議を行うこととしたものであります。次に、検討内容と進ちょく状況についてでありますが、関係部長会議の下に関係課長職からなるワーキンググループ会議を設け、社会教育施設の機能の充実や効率的な運営、施設の望ましいあり方など検討しているところであります。また、社会教育委員会、博物館協議会や青少年科学技術館運営委員会などの意見も伺っているところであります。今後、年内には基本的な計画案を取りまとめていきたいと考えております。次に、総合体育館にかかわっての小樽市と委託業者との契約についてでありますが、委託業者は委託業務実施要領に基づき、誠実かつ効果的に業務を遂行することになり、業務報告については緊急時も含め教育委員会に報告し、調整を行うこととしております。次に、委託業者の業務体制などについてでありますが、委託先では総括責任者として館長を配置し、管理運営に当たり、館長の指揮監督の下に事務長、係員を配置し、種々の業務分担を定め、業務を遂行することになっており、指揮命令系統は整えられております。最後に、委託先の連絡体制についてでありますが、地震や火災発生時などの対応マニュアルを作成し、職員に周知しているところでありますが、このたびの件では、委託先の指示系統が残念ながら不十分であったことから、連絡が遅れたものであります。今後は緊急時の対応について周知徹底するよう、より一層指導の強化に努めてまいりたいと考えております。(「議長、16 番」と呼ぶ者あり)

質問 16番 斎藤博行

まず、市長の答弁にあった広島に子供を送るという事業の部分なのですが、あっさり難しいというふうにくくられてお答えいただいたわけなのですけれども、今年やった意義については、先ほど市長もるるお話しいただいて、私も同感だというふうに思っています。やはり8月6日の朝の8時 15 分に広島の爆心地に立つというのは、結構それなりの意味があるのだなということを感じていますので、意義についてはもう市長も否定しないと思いますので、何とか難しいと、来年は難しいと、あっさりばっさり言わないで、例えばお金があればできるのかとか、実行主体が今回は尾道と一緒に行くというようなことであったので、単独でなかったと思うのですけれども、例えば実施主体なりが整備されると可能なのか。例えば市民の皆さんが必要な経費をカンパか何かで集めてくると可能なのか。逆に言うと、そういう見通しがないから難しいというふうにおっしゃっているのか、もう少し教えていただきたいというふうに思います。それから、教育委員会にお尋ねしますが、先ほど教育長も今回のはく離落下の連絡が遅れたことについては残念だというふうにおっしゃっていますので、それなりの認識はお持ちだというふうに思っています。改めてやはり私は先ほどの報告の中で、夜の8時に落下が確認されていて、要は次の日の午後1時までそのことが報告されなかったということ自体を、結果としては仕方がなかったのかもしれませんけれども、非常に理解できないでいたわけであります。要はアスベストが落ちて、今、何回目かのはく離落下が起きたのだということを理解できない業者と言っていいのか、そういうところが体育館の管理運営をやっていることについて非常に危ぐを感じているわけであります。改めてちょっと嫌みったらしい言い方で恐縮なのですけれども、やはり今回の7月 31 日の体育館のアスベストのはく離落下については、重大な事故、事象だったのだという認識を、改めてきちんとどういう認識なのかということも含めてお話しいただきたいというふうに思います。それからもう一つは、先ほど午前、午後で人数、個人と団体に分けて、121 名の方がはく離落下後も利用しているというようなことでお話がありました。聞くところによると、入場券みたいなものを買って入ってくるだけなので、個々の利用者の住所・氏名の把握はできないのだというようなことなのだというふうに理解をしているわけなのですけれども、やはり事今こういう状況の中で、121 名の方がその前の日アスベストが落ちてきた体育館を利用していたということについて、もう少し緊張感なりを持つべきであって、将来を考えたときに、今まだ3か月ぐらいしかたっていませんから、行った子供なり行かせた親も、まだ記憶が鮮明だと思うのです。どうこうせいというのはないのですけれども、いわゆる121 名の把握もしておくべきではないのかなと、そういうふうに私は思っているわけなのですけれども、そこら辺について教育委員会としてやっていないと思いますから、やらない理由なりをお聞かせいただきたいと思います。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

広島への派遣の問題ですけれども、実は全国の知恵のまちづくりフォーラムという会合の中で尾道の人といろいろ話合いをしまして、小樽と尾道もいずれも類似したまちだと、港まちであり、坂のまちであるということで、これから姉妹都市とかなんかという、そういうかたいことではなくて、もう少しフランクにお互いに交流しましょうということで実は合意したといいますか、そういう経過があります。そのことで都市間交流事業というふうに位置づけて、今年は小樽から尾道へ派遣しようという、そういう中で、たまたま終戦 60 年ということにぶつかったものですから、ではせっかく尾道に行くのであれば、広島にもというお話であったのですけれども、実はこれから毎年相互に交換しようというお話になっています。今年も、尾道からも直接小樽へ来たのではなくて、余市に来た例があったものですから、その余市へ来る尾道の女性団体が市長のところへ行ったら、「いやいや、もう余市へ行くなら小樽へ行け」と言われたというので、女性 10 人ぐらいの団体が小樽へ来まして、私も懇談しましたけれども、そんなことでいろいろな交流をしようということで、子供たちばかりではなくて、大人も含めていろいろな団体との交流をしようという話になっています。たぶん隔年ぐらいになるかと思いますけれども、そういう中に子供も含めて、今後どういう尾道との話合いになるかわかりませんけれども、たぶん来年は尾道から子供たちが来るだろうと思っていますけれども、その中で子供の交流ということもこれからあるだろうと思いますので、毎年継続というふうにはなかなかいかないとは思いますけれども、こういう交流を通じてそれが継続的に発展していけば、広島にも行けるのかなと思っていますので、広島だけを特定して毎年継続というのはなかなか難しいのかなというふうには思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

再質問にお答えいたします。午前と午後の勤務の関係もありまして、私どもとしては大変その引継ぎ、勤務体制のあり方について反省していかなければならないと思ってございますし、また教育委員会としても、危機管理の面から重く今回の件については受け止めてございます。今後このようなことのないように、職員一同、このアスベストだけでなくて真剣に取り組んでまいりたいというふうに考えます。二つ目についてでございますが、今までは、団体利用につきましては団体名とか、そういう面のことについては全部私どもは掌握しているのですが、個人は不特定多数で、その日その日来る方によって掌握しきれない部分もありましたので、今後、団体は今まで同様に承知してございますが、個人につきましてはどのようにして名前を把握していくかということについて、検討してまいりたいというふうに考えてございます。

出典:小樽市議会 平成17年第3回定例会 2005年10月5日 議事録 PDF(99ページ) 間違いを知らせる