小樽市議会 平成17年第2回定例会 2005年6月21日
(1)丸井今井の報道より/(2)経営/(3)海岸活用/(4)小学校の適正配置に伴って
2005年6月21日、小樽市議会の一般質問で、森井秀明議員が「丸井今井の報道より」「経営」「海岸活用」「小学校の適正配置に伴って」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲、経済部長 山﨑範夫、港湾部長 本間達郎が答弁しました。
- 質問者
- 森井秀明 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 菊譲、経済部長 山﨑範夫、港湾部長 本間達郎
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 森井秀明
新会派、平成会となり初の質問をいたします。人生の先輩方に囲まれ、大変プレッシャーを感じておりますが、取り組んでまいりたいと思います。市長をはじめとした理事者の皆様、また議員の皆様に改めてこれまでと変わらぬご指導をお願い申し上げたいと思います。それでは、質問に入ります。既にたくさんの皆さんが丸井今井にかかわる質問をされていますが、自分の視点なりの質問ですので、通告どおり質問させていただきます。まずは、現状をお示しくださるようお願いいたします。また、今後の丸井今井側の動きはどのようになるだろうと推察されているのでしょうか。予測できることでけっこうですのでお示しください。さて、この状況を打開できるかどうかは、小樽中心地の将来性かと思われます。丸井今井という企業が撤退する可能性があるというお話ですが、しかしながら行政が1企業に対し、皆さんにそこで買うように取り組むわけにはいかないのは当然のことです。そう考えると行政として大切なのは中心地の活力低下を問題としてとらえ、その中心地としての可能性は何なのかを見いださなければならないことかと思います。私自身は、その可能性の一つは中心地への人の往来だと考えます。その往来を増やすことが、今、行政が率先して行わなければならない役割ではないでしょうか。そして、私は、人の往来を高めるためには中心地商業者の育成、中心地における道路の在り方、空きスペースの活用などが考えられるかと思います。まず、その中で一番重要なのが商業者の育成かと思います。今までは経済状況が低下し、商業者が苦しいと叫んだとき、行政として行った施策というものは、家賃補助やお金を貸すというような金銭的な支援が中心だったかと思います。この支援も大変重要なことなのですけれども、大切なのはその状況でも打破できるだけの商人魂が大切であり、その育成なしでの金銭的支援はその意欲、底力を失わせる部分もあったかのように思われます。昨年、視察に行った佐世保市では、郊外型の大規模店舗の商業施設を追い込むぐらいの取組がなされていました。その根底には商店街の方々のモチベーションを高め、商人魂を発揮できるよう、みずから変えようとする取組が常々行われていました。今の小樽にとってこの人を育てることこそが一番重要かと思いますが、いかが思われるでしょうか、見解をお願いいたします。次に、中心地における道路の役割についてです。これは以前にも質問させていただきましたが、道路の在り方は、車のためだけにあるという考え方から変わり始めていると考えます。旭川市の買い物公園でオープンカフェを行うこととなったとニュースで報じられたのはご存じのとおりですし、また国土交通省道路局でも、「くらしのみちゾーン」と題して歩行者等への優先道路への取組を推進しております。このように、これからは道路の新たな活用が求められていると考えます。特に中心地の発展はJRやバスの利用者に合わせての発展であるという自覚が、郊外型が進出し、その店舗が収益を上げる状況を知るたびに忘れ去られていると考えます。中心地においてはどれだけ公共の乗り物を利用した歩行者等が楽しめるか、また落ちつけるかが重要なファクターとなるかと思います。特に人力車や自転車におけるタクシーなど人力における乗り物が似合う小樽においては、このような道路活用を展開したいといろいろな局面で求めていくのではと推測します。市はそのニーズに対してフォローしていかなければならないと私は考えますけれども、見解をお願いします。次に、空きスペースの活用についてお聞きします。これからの商業の活性化は販売などの収益目的のものだけでなく、人が集まることを目的とした活用が求められてきています。平成会の代表質問で、大橋議員がコンパクトシティについての質問をしました。また、前回の定例会で、公明党佐藤議員よりパブリックスケートパークの質問があったときに、ウイングベイ内でできないか交渉中であるという市長側の答弁もありましたが、そのように収益だけではない、集客を目的とした、いわゆるにぎわいの創出が重要かと考えます。このことについての見解と、もし現在、中心地においてそのようなにぎわいの創出を行政として考えられていればお教えください。この項最後に、今までは私の方から幾つかの提案がありましたけれども、逆に市としてこの逆境を乗り越えるために考えられていることがあれば、あわせてお教えください。次に、今までに何度も質問させていただきました経営意識についての質問をさせていただきます。改めて経営というものを辞書で調べさせていただきましたが、経営とは方針を定め、組織を整え、目的を達成するよう持続的に事を行うことと書かれてあります。つまりは施策目標を定め、また成果を求め、仕事量が決まり、予算を決め、事を起こすということが本来の経営の順序かと思いますが、しかしながら現在の行政の施策の大半は、先に予算が決まり、仕事量を合わせ、成果はその後にやってみなければわからないという状況が一般的なように思われます。例えば手数料を変えるときのお話もありましたが、予想収入が先に組まれ、それに合わせ入場人員がどれぐらい減るだろうという人数の割合を求め、成果はふたをあけてみなければわからないというような政策のように思えます。ふれあいパスのときもそのように感じました。予算や手数料などの金額設定は、本来サービス内容により左右されるはずです。しかし、サービスは変わらず、金額だけが変更されるという異例の状況が、現在当たり前のようになっているように感じます。税というのは支払うことが義務ですから、市民は払い続けなければならないわけですが、行政サービスがその税に見合っていないと市民が考えれば、支払意欲は薄れ、未納者は増えていくと思います。大切なのは税を払いたいと市民が思えるような行政サービスを新たに考えていくことが重要かと思いますが、市長の見解はいかがでしょうか。続いて、経営品質について質問をいたします。行政としてこの経営の品質を高めることが、今後の大きな役割と考えます。今までも民間企業との職員の交換交流をすべきだと提案しておりますが、その一環として、民間企業で構成されている経営品質協議会などを通して民間経営をかいま見ることも重要かと思います。行政としての先駆者として知られている三重県であったり、岩手県などでは、その協議会の資格、セルフアセスメント、つまりは業務評価をできる資格等を取るよう職員に促しています。また、職員投票による昇進を全国で初めて取り入れた岩手県の滝沢村では、この資格保有を職員昇進の一つの条件としようとしています。小樽市としても行政の経営品質をさらに高めるときが来ていると思いますが、市長の見解をお願いいたします。あわせてこの項最後の質問ですが、市の広報やフィルムコミッションなどは一企業になれるほどの可能性があると考えます。先ほどの経営という視点でサービス内容をしっかり明確にし、金額を設定できれば、起業をすることができるぐらい可能性の高いものだと思われる業態だと思いますが、このことについて何かお考えがあればお教えください。次に、海岸活用について質問します。海水浴場関係者に対する説明会において、日本赤十字水上安全奉仕団の方から、蘭島における水上バイクの海水浴客への影響についてのご報告がありました。これは、近年、銭函周辺で起きていた出来事が広がりを見せている証拠かと思います。しかし、実際、水上バイクを乗れる場所という指定は海水浴場のようにはなく、その状況下の中で数少ないモラルのない乗り手たちによる悪影響が、良心的な水上バイクの乗り手すべてに対して迷惑を及ぼしているのではないでしょうか。このことから、今後は海水浴場とともに、水上バイクも含めて海岸線の在り方を主として示していくべきと考えますが、見解をお願いしたいと思います。特に現在、小樽市は小樽海保の呼びかけである石狩湾マリンレジャー安全対策連絡協議会に参加し、また、北海道の条例であるプレジャーボート等の事故防止条例の下にある水域利用調整区域検討会議にも名を連ねています。この状況を打破するために現状をしっかり伝え、この問題に取り組むよう働きかけていくべきと思われますが、いかがでしょうか。これらの安全管理に伴い、改めて考えていただきたいと思うことがあります。本来、海岸線は小樽にとっての観光の目玉であり、また、市民にとっても有意義かつ重要な要素だと思います。このことからも、海岸線は歴史的建造物や運河などと同じ扱いをされるべきと考えます。小樽ではもともと海岸線を観光資源と位置づけ、取り組んでいた時代があったかと思いますが、最近はあまりにその思いが薄いと感じます。石狩市においては海以外の観光要素が薄い分、海を観光資源と考える取組姿勢は高いものがありますが、それ以上に小樽は海の活用においては歴史があり、今でも常に先駆的な活動が必要であると私は考えますが、見解をお願いいたします。小学校適正配置に伴っての質問をさせていただきます。まず、4校の印象についてです。説明を始めたころから見て、それぞれの学校で考え方が変わってきており、違いが出てきていると考えます。改めてそれぞれの学校の印象をお答えください。次に、その変化・印象に対し、教育長がおっしゃるように市民協働という観点から考えると、4校を同じように組まれている今の案ではなく、それぞれの学校に合わせた案となっていくべきと考えますが、今後、教育委員会としてはどのようにとらえていくつもりなのかお教えください。また、廃校対象校に挙げられている学校の関係者との対話がいまだにすれ違っている感が否めません。それを改善するために今後どのように取り組むつもりなのか、お教えください。最後に、適正配置に対する市の考え方についても聞きたいと思います。学校適正配置にかかわる中で、まちそのものの存続を危ぐしていることがかいま見られます。主として手宮地区、南小樽地区をどのようにまちづくっていくお考えがあるのか、お教えください。また、量徳小学校や手宮小学校は歴史的建造物を観光資源と位置づけ、歴史を重んじる小樽にとっては一つの財産かと思いますが、市長はこの点についてはどのようにお考えでしょうか、お聞かせください。再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
森井議員の質問にお答えいたします。初めに、丸井今井の現状でありますけれども、4月23日に丸井今井の再建計画について新聞報道がありました。市といたしましても直ちに丸井今井本社に内容を確認したところ、丸井今井から正式に発表したものではなく、現在のところ決定されているものは何もないとのことでありました。その後、5月9日に丸井今井が伊勢丹に対して支援要請を行ったとの新聞報道について、市としては丸井今井本社に確認したところ、丸井今井柴田社長から伊勢丹の武藤社長に正式に支援要請を行ったとのことであり、現在、伊勢丹がスポンサー企業として支援内容を調整している状況にあると伺っています。次に、丸井今井店が今後どうなるのか、どう予測しているのかということでございますけれども、小樽店の今後でありますが、新聞報道などによりますと、丸井今井の再建は採算店と不採算店とに会社分割する方式とされており、現在、再建の支援要請を受けた伊勢丹が資産査定や財務内容を分析していると聞いております。私も何回か丸井今井本社へ行っておりますけれども、社長の話によりますと、金融団の支援、これがどうなるか、この点がまだはっきりしないので今の段階では何ともお答えできないというような状況であります。そのことはご理解を願いたいと思います。次に、商業者の意識改革でありますけれども、消費者ニーズの多様化や大型店の出店など商業環境が厳しさを増す中、商店街が活性化するには商店街の個々の経営者の方々の意欲が重要であると認識しております。市といたしましては、個々の経営者はもとより商業者の団体であります商店街や市場の皆さんの意欲を高めるためにも、これまでもアドバイザー派遣事業、国のシニアアドバイザーやタウンマネジャー事業を活用して、個店のリニューアル、商店街や市場の特色を生かした計画づくりなど商店街の活性化に取り組んでまいりました。今後ともこれらの制度を活用し、商店街と行政が連携しながら問題解決に取り組むことによって、商店街の意識改革が進むものと考えておりまして、一人でも多くの商店街の経営者の意欲を高めることが大切なことと考えております。次に、道路の活用でありますけれども、中心部の商店街におきましては歩行者が楽しめる空間づくりやにぎわいづくりを目的として、イベント実施の際に道路を活用して、商店街の集客を高めるための事業を行ってきております。市といたしましても、商店街等が道路を活用してイベントを行うときには、公安委員会との協議など、にぎわいづくりの取組の成功に向けて支援をしてまいりました。5月に行われました小樽さくら祭りにおきましても、道路を活用してブラスバンドパレードやストリートパフォーマンスなど祭りのにぎわいを演出する事業が実施されており、市といたしましても、このような取組が中心市街地の活性化にとって重要であると考えております。次に、中心商店街の空き店舗の活用でありますけれども、全国的に中心市街地の商店街は、商業環境が厳しさを増す中、商店街の空き店舗は増加しており、本市におきましても同様の傾向があります。このような状況下で、地方都市においては大型店が閉店した後の再活用として、にぎわいづくりのために商業者誘致のほか、コミュニティ機能を持ち合わせた複合施設として再開している事例は承知しており、コスト面等さまざまな課題はありますが、本市商業施設の空きスペースの活用方策についてさらに検討したいと思いますし、昨日の新聞のとおり、都通り商店街にデイサービスセンターが設置されるという報道がありましたが、そういった活用もじゅうぶんこれからも考えられますので、そういった面も含めて支援をしていきたいというふうに思っております。次に、中心商店街の状況でありますけれども、都通り商店街をはじめとして、ここ一、二年空き店舗が増加している状況にあります。市といたしましては商店街に対する支援として、これまでもハード整備に対する商店街近代化施設設置事業助成、空き店舗対策やイベント支援などのソフト事業に対する支援を行ってまいりました。今後の商店街の活性化にとって、特に地域コミュニティの場としての役割を果たすことは大切な方策と考えており、商店街の状況も踏まえて、国・道の支援策も活用しながら、中心部の商店街に対する支援に取り組んでまいりたいと思っております。次に、市政運営に経営感覚ということで何点かご質問がございましたが、まず経営意識についてのご質問に関連して、市民が税を義務的なものと感じないようにというお話がございましたが、そもそも租税とは、国及び地方公共団体がその経費に充てる目的を持って一般国民から強制的に徴収する財貨であります。その意味からも、税の機能は重要なものとして憲法第30条にもうたわれているとおりであります。したがいまして、納税義務者一人一人が適正に納税することによって行政サービスの向上につながっていくもので、納税と行政は最も強い相関関係で成り立っているものと認識しております。経営意識の問題でありますけれども、行政運営を経営ととらえ、継続的に改善・改革を進めることで行政経営の質を高めながら、市民から見て価値の高い行政サービスを提供するための活動は、まさしく経営意識以外の何物でもないと考えております。その意味からも、本市においても方針を定め、方針に沿って組織を構築し、市民が快適で安心して暮らせる活力あふれる地域社会の実現という大きな目的の達成のために、職員一丸となって持続的な施策の展開を進めているわけでありまして、今後とも経営意識を持って市政運営に努めてまいりたいと考えております。次に、民間経営手法の導入でありますけれども、地方分権の進展に伴って、指定管理者制度の導入や市民との協働など、これまでの自治体経営の手法とは異なる発想による経営方法が必要となってきております。また、自治体経営に関する職員の研修につきましても従前とは変化してきておりまして、さまざまな機関でいろいろな方法で行われております。今後の行財政運営には民間手法の導入が不可欠と考えておりますので、官庁、民間を問わず、効果的な内容の研修があれば取り入れてまいりたいと思っております。次に、市の広報も市から切り離して企業として運営したらどうかというご提言でありますけれども、市で行っている広報広聴業務は行政と市民をつなぎ、両者の間によりよい関係をつくるためのものと考えております。そのため現在は、広報につきましてはなかなか難しい問題でもありますので、現状のまま進めていきたいというふうに思っております。次に、フィルムコミッションの活用でありますけれども、小樽フィルムコミッションは平成15年3月に設立されまして、これまで数多くの映画やテレビドラマなどの撮影に携わってまいりました。また、市民を中心に250名以上の法人、個人会員の登録をいただき、フィルムコミッション活動への参加協力が行われております。NPOなどの民間団体への移行につきましては、設立当初より民間への移行という構想を持っておりまして、これまでも法人運営スタッフへの呼びかけや他地域での法人化の動きなどの調査を行ってまいりました。しかしながら、法人化へ向けては財源や人材確保など多くの課題がありまして、今後も引き続き移行実現に向けた環境づくりを進めてまいりたいと思っております。次に、海岸活用についてのお尋ねでありますけれども、まず海岸線の在り方についてでありますが、海水浴場については、本来プレジャーボート等の乗入れが禁止されている区域であります。市内海水浴場のうちドリームビーチとサンセットビーチにつきましては、北海道プレジャーボート等事故防止に関する条例に基づき、昨年度と同様に今年度におきましても水域利用調整区域に指定される予定であります。今後、この指定区域をさらに増設することの是非につきましては、利用実態を踏まえながら、北海道や関係機関などと協議をしてまいりたいと考えております。また、海岸線全体の在り方につきましては、市単独で水上バイクをはじめプレジャーボート等の航行を規制するものではありませんので、今後とも海岸線を所管する国や北海道と実態把握に努めながら、検討を進めてまいりたいと考えております。次に、水上バイクの現状に対する取組でありますけれども、今後開催されます石狩湾マリンレジャー安全対策連絡会議や北海道水域利用調整検討会議の中で、海水浴場関係者からお聞きしておりますプレジャーボート等の実態を報告してまいりたいと思います。今後とも関係者で構成しますこれらの会議の中で、事故防止等の問題解決に向けた方策について協議をしてまいりたいと考えております。次に、小樽観光における海の活用でありますが、約58キロメートルに及ぶ海岸線の中では夏場9か所の海水浴場が開設されており、また祝津海岸、オタモイ海岸はその自然景観の美しさから国定公園に指定されるなど、本市の海岸線は、古くから市民をはじめ多くの観光客の方々から高い評価をいただいております。近年、小樽運河や歴史的建造物が観光の中心的存在になっておりますが、海岸線の中でもとりわけ風光明びな地域やウォータフロント地区などは小樽観光の魅力を構成する大切な要素と考えますので、今後とも誘致宣伝活動を展開する中でそれらを有機的に活用しながら、より一層の集客が図れるよう努力してまいりたいと思っております。次に、小学校適正配置計画に関連しまして対象地域となったまちの今後の展望でありますが、まちづくりにつきましては、これまで小樽市総合計画21世紀プランに沿って施策の展開をしてきており、当該対象地域になった手宮地区、南小樽地区は市の中部地区と位置づけております。この中部地区は、言うまでもなく北海道開拓の玄関口として栄えた小樽の中でも中心的に発展してきた都市機能の集積した地域、また文化性、歴史性の高い地域と考えており、特に近年はその地域性を魅力に変え、先人の残した財産を資源として、観光都市小樽をけん引してきております。この手宮地区、南小樽地区の両地区は住商複合ゾーンとして、これまでも公営住宅・民営住宅の建設促進や商業施設の進出など、利便性の高い暮らしやすい地域として発展してきたエリアであると考えております。市といたしましても、さらに住商複合機能の充実を目指すとともに、今ある資源を活用するなど地域の魅力に磨きをかけながら、まちづくり施策を展開していかなければならないものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
森井議員のご質問にお答えいたします。まず、小学校適正配置計画案の説明会を終えての印象についてでありますが、対象校4校の説明会を、昨年11月からそれぞれ5回開催してまいりました。北手宮小学校及び手宮小学校の2校につきましては、当初より通学手段を含め通学路の安全確保についての意見要望が多く出され、その後、手宮地区から2校をなくさないでほしい、手宮小学校を存続してほしい、北手宮小学校からは実施の時期を延ばしてほしいとの要望が出されたと受け止めております。堺小学校では一部の学年で複式学級となったことから、今後、さらに小規模化となることを危ぐしている方が多いと受け止めております。量徳小学校におきましては、当初から対象校となったことに納得できないとの意見や、実施計画案の再検討という強い意見が出されたと受け止めております。次に、4校一括うんぬんというようなお話もございましたが、これまでも説明会の内容につきましては、教育委員会でそれぞれの4人の委員に説明してきたところでございますが、これからもそれぞれ四つには違いがございます。地形でありますとか、いろいろな思い、願いも違いますので、それぞれの学校一つ一つ、学校の様子だとかを委員みんなで話し合いながら、どうしようかという今後の方向性を考えてまいりたいというふうに考えてございます。もう一つ、関係者や住民との対話についてでありますが、このことは説明会を進める上で重要なことと認識しております。対象校4校における説明会は、町内会や校友会の皆さんを含めた形で特に回を重ねてまいりましたし、またPTAからのご要望にこたえる形で説明会も行ってきたところでございます。各会場では熱心なご論議をいただき、多くの方々から実にさまざまなご意見をいただきました。今後も、保護者や地域の皆さんと通学路の安全確保など課題があろうかと思いますので、その課題の解決に向け、話合いをしてまいりたいと考えております。(「議長、2番」と呼ぶ者あり)
再質問 2番 森井秀明
もう少し時間をいただければと思います。再質問させていただきます。どうしても海の方に思い入れがありますので、少し海のことについてまず聞きたいのですが、市長がおっしゃられるとおりだと思うのですけれども、自分自身、水上バイクが好きなのですけれども、例えば忍路湾とかオタモイとか、決して水上バイクが似合わないと思える地域というのはやはりあるのです。忍路においては、地元関係者とか地権者の方々が水上バイクが入らないようにというようなことで、自分たちで声をかけたりとかしているそうなのですけれども、残念ながらプレジャーボート事故防止条例が活用されて、それをうんぬんという話にはなったことがありませんし、また逆に新川の向こう側ですから、石狩湾新港側と言えばいいのでしょうか、あちらの側はシーカヤックとか、例えばそういうアウトドア的なものが似合うかというと、それも似合わないと思うのです。水上バイクの方がかなり似合うのではないかと思うのですが、それもそういう条例とかそういうものに伴って皆さんが遊ばれているわけではなくて、そういうルール等何もない状況の中で、言葉としては申しわけないですが、かってに乗られている。そういう現状が実際あると思います。2年前に塩谷において、水上バイク関係者と漁業関係者の方々が、乗る、乗らないについての調整の会議がありました。そのときは塩谷の方の代表として大竹議員もいらっしゃいましたし、市役所職員で水産課の、その当時は小田課長だったと思うのですが、参加されていまして、自分も水上バイクの乗り手の一人として参加させていただいたのですけれども、実際にその当時、プレジャーボート事故防止条例というものはなかったですから、本来はそういう間に行政が入って、調整というものをするべきだと自分自身は思うのですけれども、実際はできない現状だったと思います。しかしながら、北海道でその条例ができたわけですし、それを活用するというのはすごく重要なことだと思います。特に北海道に、自分自身この条例について総務部、あと海岸管理者ということで土木現業所の上役と言えばいいのでしょうか、建設部に直接行ってその話をさせてもらったところ、条例そのものは北海道の条例ではありますが、北海道は海岸線を全域所有しておりますので、市町村からの意見とか要望がない限りは動くことはないというお話が実際に出ています。ですから、条例そのものは北海道の条例とはいえ、やはり海岸活用の先駆者は小樽市ですから、こういう条例を肉づけしていくという意味でも、その条例の下でいろいろな形で小樽市はかかわっているわけですから、その海岸線の状況をしっかり北海道に伝えて、よりよい海岸利用を促していただきたいというふうに私自身は思っているのですけれども、少し難しい部分もありますが、改めて見解をお願いしたいと思います。それから、今、港湾内でマリンフェスタとかの水上バイクのイベントであったりとか、又は小型船舶の検定が行われるであるとか、そういうモーター的なもの、小型船舶的なものが港湾内でよく乗られるようになってきていると思います。また、今いろいろなお話が出ている中で、去年のマリンフェスタでもそうだったのですが、例えばヨットなり、ディンギーという乗り物であったり、カヌーであったりとか、またシーカヤックとか、そういう人力における乗り物も港湾内で乗り入れたりとか、乗りたいという要望があったりとかしています。この港湾内におけるこの動きというのもいわゆる海岸線における問題と同じで、実際乗り入れたときに港湾活用されている方々、商売されている方々との当然調整も必要になってきますし、またその人力の乗り物と水上バイク等の乗り物との調整も必要になってくるのではないかなというふうに思っています。今後、そのマリンレジャー的なものが港湾内で何か一つの要素になってくるのではないかというようなお話も先ほどありましたが、その中でそういう調整も自分は必要だというふうに思うのですけれども、それについての見解もお願いしたいと思います。あと小学校適正配置において何点か聞きたいのですけれども、教育長の方でのお話のあったとおり、今後考えて進めていただきたいというふうに思うのですが、この間、学校適正配置等調査特別委員会のときにもちょっと話をさせてもらったのですけれども、どうしても人口推移が減っていくと、子どもたちが減っていくのに合わせているように見てしまうのです。その推移が何千人の子どもたちに合わせて今適正配置を考えているのかというのが、いま一つはっきり見えてこないと思っています。先ほど教育委員長が、共産党からの質問のときに15万人規模でというような言葉をちょっと耳にしたような気がしたのですが、しかしながら今後、まだ適正配置計画はこれで終わらずに、次に次にというお話がある中で、将来的には小樽市として、小学生はどれぐらいの人数の規模として適正配置を考えるのか。自分は、人口推移は15万から18万は小樽として適正ではないかという話をさせていただきましたけれども、例えば16万で考えても1学年2,000人、それ掛ける6で1万2,000人なのです。1万2,000人で今学校の適正配置はできないと思うのですけれども、やはりある程度のそういう数値的なものも含めて、小樽市全域で適正配置というものもある程度考慮しなければいけないというふうに思うのですが、この点についてひとつ見解をいただきたいということ。もう一点、これは市長部局の方に伺いたいのですけれども、先ほど市の中部地区は文化性・歴史性の高い地域であって、今ある資源を活用していくべきであるというようなお話もありましたが、観光に歴史というものが今小樽市として要素が高いというのは、やはりその歴史が本物だからだと思うのです。モニュメントでもなくて、疑似的なものでもなく、本物だからこそ観光資源として成り立っているというふうに思います。その中で、現在、建物はもう新たなものに切り替わってしまっていますが、例えば量徳小学校というのは教育の発祥の地と、この適正配置にかかわってから耳にするようになったのですけれども、その教育の発祥の地という事実が、本来ならばその歴史によって観光を高めようと、本物であるということを証明する証拠にもなるのではないかというふうにも思いますし、自分自身本当に証拠がちゃんとそろって、北海道の教育の発祥の地が量徳小学校だったとしたならば、ある意味、北海道における無形文化財にもなりえるのではないかというふうに思えるぐらい効果のあるものだと思っています。特にその長い歴史がある中で、市長自身が適正配置を進めているわけではないのですけれども、この量徳小学校が今回のこの適正配置を機になくなったというような状況を考えたときに、市長自身はかかわっていないにしても、市長自身が市長であるときに量徳小学校がなくなったとか、そういうようなお話が将来的に山田市長の名に尾ひれとしてつくのではないかと、それを個人的に心配しているのです。教育の発祥の地というのはそれぐらい重たいものなのではないかと。かってな心配なのですけれども、どうにもやはりそういうところが気になる部分であると思いますので、その点について、適正配置そのものに対してうんぬんと市長側からおっしゃることはないと思いますが、その今お話があった歴史というものを重んじている小樽として、その中の市長である山田市長自身がどのように考えられているかということを、また改めて伺いたいというふうに思います。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
適正配置問題について、私の方からお答えいたします。今の教育の発祥の地として残すべきではないかというようなお話でございますけれども、私はやはり適正配置は必要だというふうに思っています。といいますのは、当時3万人も3万9,000人もいた小学生がどんどん減っているわけです。ですから、全体としてやはり将来を見越して、来年、再来年とかそういう短期の問題ではなくて、5年先、10年先を見据えて今していかないと、この少子化時代の中で、これから相当この環境が変わっていくのだろうというふうに思っています。昨年が800人ちょっとの子どもさんが生まれていますけれども、今年はその800人を切るのではないかという予測もできます。今の母子手帳の交付状況とか、5月までに生まれた子どもの数は月平均55人ぐらいです。これ12倍すると600人台ですよね。こういう状況を見ますと、本当にもう少子化というのは非常に恐ろしい感じがしまして、そういう観点からいっても、将来の子どもの数はどんどん減っていくのだろうという予測がされます。したがって、それは後から出た話ですけれども、どこをどういうふうにやるかは教育委員会の所管ですけれども、私は適正配置は必要だと。今の量徳小学校なり、手宮小学校なり、それぞれ先ほど言いましたように、小樽のまちづくりの中では住居、商業、こういう地域としてまちづくりを進めていきましょうという基本方針はあります。それは歴史を生かしたそういった地域にいろいろな資源がありますから、そういうものの磨きをかけてさらにいきましょうということは、先ほど申し上げたとおりでございますけれども、基本的には私が言ったように、学校が果たして、歴史的建造物ではありませんけれども、それをもって地域のシンボルとして成り立つものもあると思いますけれども、ただ学校もそういう面ではいろいろな地域にたくさんありますから、地域の核施設としてのものもありましょうし、またそうでない学校もあります。したがって、学校を一つのシンボルとして地域の活性化というのは、ちょっと私はなじまないのかなという感じはしております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
再質問にお答えいたします。今回、案をつくるに当たりましては、小樽の児童の平成22年度まで、どういうふうに子どもたちが推移するのかというのをまず見てみました。その結果、小樽の子どもたちがそれぞれいる学校が、どんな小学校がどんな人数構成になるのかというのをつぶさに見まして、そしてある程度私どもの考えています2学級編制にするために、どういう線引きをすることが子どもたちにとってよろしいのかという考え方に立ってこれまで考え、さらには説明したところでございます。ですから、最終的に、平成22年の小樽の人口というよりも、小樽の子どもたちがどういうふうに変遷していくかという観点から考えたところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 経済部長 山﨑範夫(経済部長は2006年3月まで)
海岸活用の再質問にお答えをいたします。一つは先ほど答弁しましたとおり、基本的には先ほどの海水浴場のお話はプレジャーボート等の乗入れが禁止されているところです。ですから、蘭島の海水浴場の方からあったお話なども含めて、今後やはり調整が必要だというふうには思っています。ただ、水上バイク、そういったものがやはりマリンスポーツとしてかなり急増しているということは伺っておりますし、ある意味では功罪両面あるというふうに聞いていますけれども、海を売り物にしている小樽にとっては、ある意味では否定すべきものということではなくて、じゅうぶん検討する余地はあるのかなと、そんな認識を持っています。そういう意味では水上バイクをご利用の皆さん、また、あるいは漁業者の方、それから海水浴の遊泳者の方、こういった方々が上手に全体の理解の中で共存していくというのですか、そういう形をできればとりたいと。そういう意味では、先ほどお話がありましたとおり、今こういった条例ができておりますので、北海道の方でも市からの話があれば前向きみたいなお話もありましたので、私どもとしても北海道とじゅうぶん連携しながら、こういった意見具申もしながら進めていきたいというふうに思っています。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 港湾部長 本間達郎(港湾部長は2005年12月まで)
マリンレジャーの関係で、港湾の利用のという再質問でございますけれども、港湾の利用につきましては、マリンフェスタとかそういうイベントの利用につきましては、関係機関の方と協議をしながら、港湾活動に支障のない範囲の中で協議をして、イベントに参加してございます。それから、小型船舶とか水上バイクの検定、講習等につきましても関係業界と協議をしながら、支障のない範囲で、そこの区域を認めてやってございます。特に水上バイクなどは一時港内に乗入れをして、ちょっと一般の船舶に対しても危険な状況があったものですから、今は閉鎖された区域ということで若竹の水面、貯木場の範囲、あそこに限定してそういうものを認めてございます。今後もそういういろいろなイベントだとかそういうものについては、港湾関係者なり、漁業者なり、関係機関の方と協議をしながら対応していきたいと、そのように考えております。