みんなの議会

小樽市議会 平成17年第1回定例会 2005年3月4日

(1)財政問題/(2)築港再開発事業について/(3)港湾問題/(4)小学校適正配置計画案について/(5)新年度予算案に関して

2005年3月4日、小樽市議会の一般質問で、北野義紀議員が「財政問題」「築港再開発事業について」「港湾問題」「小学校適正配置計画案について」「新年度予算案に関して」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲、教育委員会委員長職務代理者 鈴木美代子、港湾部長 山田厚、教育部長 中塚茂が答弁しました。

質問者
北野義紀 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 菊譲、教育委員会委員長職務代理者 鈴木美代子、港湾部長 山田厚、教育部長 中塚茂

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 22番 北野義紀

日本共産党を代表して質問します。初めは、財政問題についてです。2005年度予算編成と財政健全化の展望についてです。市長の2005年度予算案の説明では、財政健全化の取組などで22億7,000万円を生み出したとのことです。内訳は、人件費で7億6,000万円、歳出削減で11億3,000万円、歳入増で3億8,000万円とのことです。これは歳入増の大半がごみ有料化による市民への負担の押しつけですが、このほかにも保育料と放課後児童クラブ手数料の値上げ、各種施設使用料の値上げでの市民への負担増によるものです。また、歳出削減では、下水道事業への繰出金を除けば、医療費助成の見直し、減免制度の見直しなど、サービス切捨てでの市民への犠牲の転嫁、そして市職員犠牲の人件費の削減によるものばかりです。逆に、無駄な事業の削減は行っていません。市長自身も疑問を投げかけた港湾を二つも持っていること、つまり石狩湾新港への管理組合負担金4億5,000万円には手をつけず、逆に石狩開発株式会社の破たんで、本来同社が負担するはずであった簡易水道事業特別会計の超過負担分が本市の新たな負担としてかぶることとなり、05年度は約5,000万円の持ち出しとなっています。石狩湾新港地域開発事業の陸地の開発も港湾の建設もともに破たんしていることが浮き彫りとなっていますが、このしりぬぐいを市民の負担で賄うことになっています。財政難だからこそ、福祉の増進、住民サービスを守るという自治体本来の目的のため、石狩湾新港など不要不急の事業の見直し、無駄を削減することこそ、自治体らしさを守る改革の一番肝心なことではありませんか。市民の願いにこたえ、補正で除雪予算を追加したことは評価しますが、基本的には新年度予算案は市民に負担をかぶせ、無駄な事業への支出はこれまでどおりの編成となっています。財政難の折、これでよいと考えているのか、市長の見解を求めるものです。財政再建について尋ねます。04年度の決算見込みの赤字額は、専決処分された除雪費の追加補正を加えれば、16億2,000万円にも及び、05年度の空財源3億9,000万円を加えれば20億1,000万円、04年度の赤字予算額、いわゆる空財源19億1,000万円をはるかに超えるに至りました。19億円の空財源解消のためには、05年度の赤字予算と04年度の繰上充用予定の額の合計が19億1,000万円以下に抑えられれば、空財源の解消の展望が開かれるはずでありました。ところが、除雪費の追加補正で04年度の空財源の額を超えてしまい、財政再建の展望が見えてこない、この予算となっています。市長自身の思惑から見ても、最大の焦点は04年度の決算見込みと新年度の空財源の合計が19億円以下に抑えることで、財政健全化の展望を切り開くはずでした。ところが、この冬の積雪が23年ぶりに150センチを超え、2億円からの補正予算を組まざるをえなくなり、健全化の道筋が見えてこない、思惑が外れてしまったことに対し、市長の見解を求めるものです。次に、これと同じ質問の枠組みで伺いますが、2006年度予算の財源の見通しはどうなのかという問題です。05年度予算案の説明資料によれば、健全化計画の効果額は22億7,000万円とのことでした。ところが、06年度は財政健全化計画に照らせば、人件費の削減は一般会計で新たに2パーセント、約2億円が予定されていますが、歳出削減と歳入増は幾らとなるのか、見通しについてお聞かせください。三位一体改革の政府と与党の合意によれば、05年度と06年度に限っては、地方の必要とする一般財源の総額は確保するとのことですが、小樽市では市税、地方交付税、税源移譲で大きく増えるとは考えられません。これに加え、05年度の空財源と04年度の決算見込みの赤字額16億2,000万円の合計の繰上充用の財源手当が予想されます。06年度の予算編成を展望し、財源確保の見通しについて財政健全化計画の中心をなすものですから、健全化に取り組む市長の見通し、見解をお聞かせください。次に、小泉内閣の三位一体改革に対する見解を改めて伺います。三位一体改革が出されてきた背景は、経済不況で国の歳入が落ち込んできたこと、この原因は長年にわたる大企業奉仕を借金までして続けてきたツケが、現在公債費の償還として重くのしかかって、地方への支出の削減として打ち出されてきていることです。昨年11月の政府・与党の合意は、財務省が05年度と06年度で七、八兆円もの地方への支出を削減しようとしたことを回避し、この2年間に限っては、地方の必要とする一般財源の総額は確保すると公約しました。しかし、この合意は2年後の07年度には削減しますということが言外に含まれていると解釈するのが普通です。したがって、地方六団体を中心に、05年度予算編成に向けた地方への財源削減に反対する一大運動こそ削減を阻止した力であったように、今後とも小泉内閣、自民党、公明党の地方財政削減を許さない運動が引き続き求められています。04年度予算編成に向けては、政府の地方交付税、臨時財政対策債を含みますが、突然全国で2兆9,000億円近くも大幅な削減が行われ、小樽市はこの影響をもろに受け、12億円もの削減が行われ、19億円の空財源を組まなければならない羽目に陥ったではありませんか。だからこそ、19億円もの空財源を組んだとき、市長も国に対する責任に言及したのではなかったでしょうか。その折、石狩湾新港やマイカルにも言及しています。そうであるならば、05年度予算編成に当たって、この立場を少しでも踏み込んでの予算編成としなければならないのに、これがなされていません。昨年の2月以降、空財源に関しての市長の見解はいったい何であったのか、三位一体改革の見解とあわせて伺うものです。政府の地方財政対策は不変のものとして、市民と職員にだけ負担をかぶせるやり方は、自治体の長としてとるべき態度ではないと考えます。市長の見解を求めるものです。財政健全化計画に基づく本市のこの間の施策は、地方自治法でうたわれている地方公共団体の役割を発揮していないどころか、逆のことをやっていると言わざるをえません。地方自治法第1条の2では、地方公共団体は住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとすると定められています。また、市民生活にかつてない負担をかけ、福祉の後退を招いたことに、市長としてどういう見解を持っているか、感想をお聞かせください。経済不況は政府の責任ですが、市長も認めているように、歴代の市政が石狩湾新港やマイカルなど大企業優先の市政を続けてきた結果が、市財政の困難をもたらしている要因でもあります。それだけに、この間、幹部職員として市政執行の中心にいた山田市長に責任がないとは言えません。お答えください。財政再建にかかわって、最後に若干のことをお尋ねします。三位一体改革で政府与党の合意は平成17年度と18年度の2か年のみ、地方自治体が必要とする一般財源の総額を確保するとのことですが、それ以降の年度については保障されていません。こうしたもとで、再建のためには主な歳入の見通しについての基本的で正確な見通しがなければなりません。市税の今後の見込みをどのように見積もっているのか、お答えください。また、市民へのサービス切捨てや職員への人件費7パーセントカットをいつ回復するのか、見通しについて見解を求めるものです。また、これとの関係で、05年度三位一体改革が具体的にならなければ打ち出せないとしていた小樽市の新しい財政健全化計画は、議会開会中に示されるとのことですが、その基本についてお聞かせください。次に、市長も心を痛めている市税滞納、約10億円のマイカルの問題で伺います。まず、市長は築港再開発の現状をどのように認識し、どう打開されようとしているのか、見解を伺います。昨年の決算特別委員会に示された資料、築港駅周辺再開発関連事業に伴う収支状況の概算では、法人市民税は、圧倒的多くは入居テナントの法人市民税で、2002年度から2004年度までの合計は1億4,400万円です。加えて、小樽ベイシティ開発の固定資産税、都市計画税は、一定額を滞納したままです。小樽ベイシティ開発の法人市民税均等割が納入されているかどうかはもちろん不明です。一方、マイカル関連の市費負担、公債費を含む合計は、交付税で見られる額を差し引いたとしても、01年度1億2,900万円、02年度1億5,500万円、03年度1億9,600万円、2004年度2億2,000万円、合計で7億円にも及びます。この比較だけでも、築港再開発に限った市費負担が財政への圧迫となっていることは明らかではありませんか。市長の見解をお聞かせください。築港駅周辺再開発関連事業を計画するとき、当然小樽ベイシティ開発の法人市民税が開業してから何年後に幾ら納入されるか当てにしていたはずです。この予定していた額をお聞かせください。次に、民事再生法に基づく小樽ベイシティ開発再生計画の見通しについて尋ねます。小樽ベイシティ開発の再生計画では、そのポイントは一つは空き床スペースを埋めること、二つはエネルギーのコスト削減で、収益の改善を実現することにあります。それでは、小樽ベイシティ開発の空き床スペースはどうなっているでしょうか。今年2月末現在で、全館平均17パーセントもあいています。これは昨年8月の時点と比べても、さらに2パーセントも増えています。特に、シーブ棟の売り場面積の空きスペースはひどいもので、昨年8月時点と比べても4パーセントも増え、4階などは9,800平方メートル、98パーセントも空きスペースとなっています。再生計画案が裁判所で認められた以降もこの状態です。一方、エネルギーのコスト削減はどうでしょうか。これも再開発区域ではマンション・道営住宅の建設が具体的になりました。マンションはマイカルエネルギーからは電気は買いません。道営住宅はマイカルエネルギーからは一切買いません。計画が進展した区域でもこのありさまです。加えて、住宅地以外では未利用地の計画は見るべきものがありません。とてもエネルギーのコスト削減が図られるという保障はありません。これで小樽ベイシティ開発の再生計画が予定どおり進められていると判断しているのか、市長の見解をお聞かせください。マイカルの新たな出店によって既存商店街が大きな打撃を受け、店舗数の減少と売上げが落ち込み、市税収入も落ち込んでいます。加えて、従業員数も減っていることはご承知のとおりです。マイカルで働く市民は、1,700人もいると言いますが、多くは派遣労働、パートなど劣悪な労働条件の下です。これらの現実を総合的に判断して、市長はどのように考えているのでしょうか。築港再開発は小樽にとってプラスになったのか、改めて問われています。小樽ベイシティ開発の経営が軌道に乗れば、既存商店が現在よりもさらに大きな打撃を受ける。小樽ベイシティ開発が現在のまま推移するならば、市財政の重荷になる。どちらに転んでも小樽市にとってマイナス要素しかつくり出さないのが、この再開発の小樽への影響ではありませんか。そうなるのは、築港再開発自体が間違っていたことを意味しているのではないでしょうか。市長の見解を改めて求めるものです。次は、港湾問題についてです。初めは、石狩湾新港についてです。石狩湾新港はマイナス14メートル関連事業が終われば、港湾建設はとりあえず一段落します。しかし、新港にこれから新たな資金が投入されないかといえば、そうではありません。国土交通省の方針に従い、全国の重要港湾を二つに分け、石狩湾新港は取扱貨物量や船舶隻数の伸びが見込まれ、新規投資を続けられる高度利用推進港湾に位置づけられているではありませんか。いくら港湾建設が一段落したと言っても、これから先、新たな港湾建設や施設整備のため、新たな投資が出てくる可能性があります。この点について、市長はどのように考えておられるか、見解を求めるものです。石狩湾新港は税金の無駄遣いであるということを指摘いたします。港湾計画の改訂で防砂対策に無駄な税金が投入されています。東防砂堤に36億7,000万円、港内に流入した砂が漂砂となって漁船の航路、水深わずか3メートルを埋めるため、航路の水深確保として新たに5,600万円をかけて、漁船の航路護岸工事が行われていますが、この原因は何であると承知していますか。また、港湾計画の改訂と工事の追加がどのように行われてきたか、経過を説明してください。こうなるのも、石狩湾新港の当初計画の設計自体間違っていたことのあかしになるのではありませんか。お答えください。私は、この2月21日に開かれた新港管理組合議会での港湾の漂砂対策のため、航路護岸工事を行った港湾が全国にあるのかとただしましたが、ないとの答弁でした。市長はこういう無駄遣いが行われている石狩湾新港に今後とも市税を投入するのか、見解をお聞かせください。次は、マイナス14メートルバースでの将来の取扱貨物が160万トンと管理者が説明している問題についてです。市長はこの利用計画について、その内容をどのように承知しているか、まず説明を求めるものです。次に、王子製紙や北電に奉仕するこの計画に加担した市長の責任は、極めて重いと言わなければなりません。管理者の言うように、貨物は保証されるが、保証されるとしたら使用料・手数料収入はどのように推計しているのか。管理組合議会でこの問題をただしても、船の大きさや入港隻数など予想しがたいのでとの理由で、自主財源である使用料・手数料の見通しを明らかにしません。しかし、管理者はそれにもかかわらず、マイナス14メートルバース関連の事業の港湾建設だけはどんどんと進めるという態度です。財政難の折、こんなやり方で母体の一つである小樽市の財政を圧迫することが許されるのか。市長は自主財源である使用料・手数料が14メートルバースから幾ら入ってくると考えているのか、当てにしているのか、お聞かせください。次に、小樽港の整備について伺います。議案第2号で小樽港の整備については、第2号ふ頭の老朽化した上屋の撤去と荷さばき地の整備、第2号ふ頭と第3号ふ頭の給水設備の整備のみです。これとて財源は採算がとれるだろうということで、8,000万円全額借金で国からの補助はもちろん、交付税措置もありません。こうなるのも重要港湾である小樽港は、先ほど指摘した国土交通省の重要港湾を二つに振り分ける中の取扱貨物量や船舶隻数の伸びが見込まれ、新規投資を続けられる高度利用推進港湾に位置づけられているとは言っても、国の扱いは、事実上既存施設を活用しなさいという利用促進重点港湾扱いにされているのと同じことではありませんか。財政上、こんな不当な扱いを受けて、市長は怒りを感じないのですか。こうなるのは、市長は本港の整備の遅れを小樽市の財政難を理由にしていますが、実際は国の方針、国土交通省の全国の港湾を5年で100港程度減らし、重要港湾もさきに指摘したように二つに振り分けて、年間100億円から130億円の新規事業の抑制を図るという、港湾の整理・とうたとも言うべき方針から来ているのではありませんか。お答えください。それでなくても、小樽港の近代化が遅れている現状で、本港の整備が石狩湾新港に比べ、国の方針でこんなに差別させられては、貨物の確保どころか新港に小樽の貨物が移っていくことになるのではありませんか。市長の小樽港の活用の決意と、小樽港整備近代化の基本的方針をお聞かせください。学校適正配置計画案の質問に入る前に、教育委員会に一言申し上げます。初めに、教育委員長職務代理者の義理のお父さんが亡くなられて間もなく、たいへん取り込んでいるとき、本日の本会議に出席していただきました。改めてお悔やみ申し上げます。小学校4校を来年4月から廃校にするという適正配置計画案は、小樽の市政の熱い焦点となっています。この計画を進める教育委員会は、進んで本議会にみずからの計画案を理解してもらう姿勢で臨むのが当然のことでした。教育委員長は本会議の出席が原則として求められています。ところが、教育委員長はその責任者として進んで本日の本会議に臨む姿勢ではありません。私の代表質問は、昨日の正午まで議長に通告すればよいということになっています。しかし、そのときに教育委員長の出席を求めるという通告をしたのでは、非常勤の方だけに大変だろうということで、あらかじめ早くから今日4日の本会議で私は教育委員長に質問するということを、事前に親切に連絡をしておきました。ところが、それにもかかわらず、昨日、教育委員会の事務担当者が、本日の本会議に教育委員長は出席できないとの連絡をしてきました。この際、教育委員長の欠席とともに、職務代理者もいろいろ事情がありましてと、そういう理由で、2人とも欠席するということでありました。共産党は、最近、職務代理者に不幸があり、たいへん取り込んでいると聞いておりましたので、あえて職務代理者の出席は要求しませんでした。ところが、教育長が昨日、直接、職務代理者の自宅に出向き、本日の本会議への出席を強く求めたとのことです。私はこの話を聞いて、いったい温かい心があるのだろうかというふうに感じました。こんな無理なことをやるのであれば、早くから事前に教育委員長の出席を求めていたわけですから、最善の努力を尽くして、最高責任者である教育委員長に出席をするように力を注ぐべきことではなかったでしょうか。適正配置計画を進める教育委員会は、議会での議論を初めから避けている、逃げているとしか理解できません。そうでないというのなら、進んで議長に本会議のある日はわかっているわけですから、この日が都合が悪いということで、先に申し出ているのならまだしもです。逃げているとしか考えられません。今後の学校適正配置計画案の審議にもかかわりますので、一言申し上げて、適正配置計画案の質問に入ります。第1は、適正配置実施計画案は、大義も道理もないということであります。適正配置の目的は、実施計画案に基づいて、昨年11月から12月にかけて行われた説明会の内容を求めた第1回地域説明会の概要の2ページに初めて活字で書かれています。その内容に沿って尋ねます。まず、1学年2学級のよさがるる述べられていることに関してです。計画案どおり、平成18年4月に適正配置計画が実施されても、小学校の半分、8校で引き続き1学年1学級が残されたままです。これで保護者を納得させる大義があるというのか、見解をお聞かせください。また、仮に市教委の目的に照らし、1学年2学級の方がよいとしても、対象外とされた8校では1学年1学級ではそのよさを享受できないことになるではありませんか。こうした差別が生まれる、格差が生まれる問題についても説明してください。次は、新しい出会いの創出について2点述べていることに関してです。新しい出会いと言いますが、適正配置後、具体的にどんな新しい出会いが生まれるでしょうか。毎年、又は頻繁に学級が変わる児童が生まれます。平成17年の1年生は、18年度2年生になるとき、適正配置で別の学校へ回されます。19年度はこの学校で3年生を迎えるクラスがえ、21年度5年生になるときのクラスがえとなります。平成17年度の3年生は、18年度は4年で別な学校へ、19年度は5年生のクラスがえとなります。市教委の言う新しい出会いは、適正配置によって別な学校へ転校になり、新しい友人ができる。このことしか想定していないかのような説明です。さらに、そのメリットを誇大に強調しているだけです。しかし、目まぐるしく新しい出会いを強制される児童は、環境が頻繁に変わり、不登校、いじめの心配もしなければならない。このことの方が現実的に心配しなければならないことではありませんか。事実、高島小学校では適正配置後、6年生は3クラスになるための不安が出ています。そのため、赤岩1丁目から転入になる6人の児童は、高島に来ないで手宮西に入学してほしいとの声が公然と出ています。これがいじめの理由になる可能性が濃厚です。市教委は新しい出会いのメリットのみ強調するが、デメリットについては口をつぐんで語ろうとしません。見解を求めます。次に、学校運営などの充実について述べていることに関してです。特に、2人の学級担任になれば、わかりやすい授業がいっそう進むとしていますが、それも可能性の一つでしょう。しかし、今、日本の教育で国民的に心配されているのは、日本の子どもたちの学力が国際的に見て低下している問題です。OECD、経済開発協力機構の生徒の学習到達度調査、いわゆる国際学力コンテストで総合1位となったフィンランドでは、1学級20人、算数など難しい科目は2人の教師が授業に当たっています。日本における学力向上の基本的課題は、1学級の児童数、生徒数を少なくすることです。この方向を目指そうともしないで、2学級になればわかりやすい授業ができるかのように描くのは、本末転倒です。むしろ、1学級のままでも児童数が少なければ、わかりやすい授業が可能ではありませんか。お答えください。適正配置実施計画案には、その目的が書かれていません。これを読んで私はびっくりしました。昨年の11月、12月の説明会が終了してから、そこで出された意見をまとめ、保護者に配布した概要の中で、初めて保護者から指摘され、いったい何の目的で適正配置をやるのか。これに答える形で適正配置計画の目的が書かれるという、全く逆立ちした経過です。初めから目的を堂々と書くことができなかったからではありませんか。次は、1学年1学級の学校で、今回の適正配置の対象から複式を持つ学校を除いて9校も外したことに関してです。全市的に検討していたが、学校間の距離が接近していることから、三つの学校に児童を振り分けることの弊害をその理由に挙げています。しかし、三つであろうと、二つであろうと、振り分けられる児童の気持ちは同じではありませんか。手宮と中央及び南小樽地区に絞り込んだとの説明ですが、適正配置計画の目的に反し、9校も対象外としたことについては、この間の説明会では、保護者・地域関係者の理解を得るに至っていません。率直に伺いますが、対象外とした9校を含むすべての学校を対象に適正配置を行ったら、余剰人員、過員となる教員の数が多くて、後志管内で受け入れることができないから4校にとどめるように、後志教育局から言われたからではありませんか。次は、子どもたちにとって、よりよい教育環境の整備を図ることに関してです。端的に伺います。世界と日本の教育の流れとして、少人数学級が広がっているとき、逆に適正配置計画によって新たに40人学級が生まれることは、時代の流れに逆らう極めて重大なことと言わなければなりません。受入れ校である花園小学校は、18年度4年生が40人1クラスになり、これが6年生の卒業まで続きます。高島小学校では、18年度適正配置計画によって、5年生は80人2クラスで、これも引き続き6年の卒業までです。これについて何の対策もないのはどうしてでしょうか。適正配置計画の目的に全く反するではありませんか。せめて、適正配置後は1クラスの児童数が今よりも少なくなるというのならまだしも、教育条件の悪化を適正配置によってつくり出す言語道断なことと言わなければなりません。お答えください。次に、児童や保護者の間に不平等を新たにつくり出すことを行おうとしている問題です。適正配置受入れ校の1年生は、40人以下でも2クラスにするとしているのに対し、対象外の学校、緑小学校では19年度は新1年生は40人です。最上小学校は20年度新1年生は40人です。ところが、対象外の学校の新1年生は40人1クラスのままと保護者へ説明しているのです。これは憲法第26条国民の教育を受ける権利、受けさせる義務に関して、その条件に重大な差別を持ち込むもので、絶対許されない問題です。また、適正配置に伴うスクールバスの新たな運行についても、ルートでも問題を含んでおり、何よりも現行の通学バス代助成との関係で、大きな格差を新たに生むことになります。これらは適正配置を関連校の保護者や関係者に何が何でも受け入れさせるために、対象校に有利な教育条件、通学条件をちらつかせて、しゃにむに認めさせようという許すべからざる卑劣な手段と言わざるをえません。お答えください次に、適正配置によって学校規模が大きくなり、いじめ、不登校が増えるのではないかという問題です。市教委も承知しているように、小樽市内においても、学校の規模が大きくなればなるほど、いじめ、不登校の件数が多いのが事実ではありませんか。この現状を学校の名誉などと校名を伏せて、その実態を市民に明らかにしないまま、学校の規模を大きくし、あえていじめ、不登校を増やすような教育条件をつくり出すのか、その理由をわかるように説明してください。また、いじめ、不登校などを根絶する根本対策は、適正配置実施計画案には示されてもいません。お答えください。次に、1学年1学級でも立派な教育をしている問題です。適正配置計画案では、先ほど指摘した説明会のまとめの概要の中で、おくればせながら、その目的を学校の活性化を図ると言っています。それでは、廃校の対象になっている学校は、廃校にしてしまわなければならないほどに活性化する必要があると判断しているのか、見解を求めるものです。一連の説明会で、保護者などからのこの質問に市教委の説明は、それぞれの学校で特色ある教育をしているとの説明でした。それであれば、あえて適正配置を行う必要があるのかの根本的疑問が出てきます。適正配置計画の必要性を改めて、だれもが納得いくように説明することを求めるものです。以上、適正配置計画案は、どこから見ても大義もなければ道理もありません。指摘したことに関して、教育委員長の見解を求めるものです。次に、適正配置実施計画案を進める教育委員会の姿勢についてです。この間の説明会では、保護者や地域関係者、OBの方々から小樽の教育、とりわけ今回の適正配置実施計画案に対する貴重な意見が多数寄せられました。ところが、説明会に出席せざるをえない教育長を除く教育委員のだれ一人として、この間の説明会に参加をしていません。廃校になる関係者はもとより、関連校の保護者、地域の方々の学校を思う切々たる訴えや子を思う立場からの保護者の切実な声を直接聞いていません。この配置計画案を推進する教育委員会の事務方から各教育委員会は説明を受けているだけです。こんなことで教育委員として崇高な責任を全うすることができるのか。教育委員長の見解を伺います。適正配置計画の説明会に関して伺います。現在の問題点は、学校説明会で出された保護者やOB、地域関係者の意見をどのように受け止めているかです。2月24日の学校適正配置調査特別委員会の市教委の説明では、質問要望については回答する形式をとっていますが、適正配置実施計画案そのものの白紙撤回や関係者の合意をとってから実施すべき、また早すぎる、もっと時間をかけてなどの意見が大半を占めている。これについては全く無視して、計画案どおり進めると繰り返し表明し、これらの説明会での保護者、地域関係者の貴重な意見には一切耳をかしていない。こんな不そんな態度はあるのか。いったい何のための説明会だったのか。保護者への説明会の冒頭に、教育長は皆さんの意見・要望を伺いたいとあいさつで述べているではありませんか。聞かせてくれとお願いしておいて、意見・要望を出したら、これについては顧みもしない。こんなことでどうして意見を聞くための説明会と言えるのでしょうか。次は、11月と12月の2回の説明会で、適正配置実施計画案についての説明を主題としていたにもかかわらず、4校以外にも廃校にするかのような説明をし、実施計画案と違う説明をして父母の批判をかわし、難を逃れるというあるまじき対応をしました。これだけでも適正配置実施計画案は検討に値しないものであることは明らかです。うその説明をしていたことを我が党に指摘されて、その誤りを認めたにもかかわらず、説明不足で誤解を与えたと強弁する文書を保護者に配って終わりにする。これでけじめをつけたなどと言えるものではありません。昨年12月4日の量徳小学校の説明会で、保護者の皆さんから石田前教育長は最初の説明会で小学校の適正配置計画は四、五年かけて行うと説明していたのに、なぜ急いで18年4月から実施するのか。早めた理由を説明せよとの質問に、議会から早くやれと言われていると、我々議員が傍聴している前で公然とうそをつく。もはや教育委員会職員として、その資格が問われる問題です。私も傍聴していましたから、あえて発言し、うその説明は訂正させました。議員がいなかったら、平然とうそをついてみずからの責任、保護者・地域関係者に理解してもらうことをしようともしない無責任きわまる態度です。さらに、今度は2月26、27日の説明会では、適正配置実施計画案は議会で決めるものとの説明を始めるありさまです。ここでも責任回避です。みずからの責任で計画案を保護者・地域の関係者に理解させようとしないで、議会が議会がと言って責任逃れに終始する。これで説明責任を果たしたと言えるのか。一連の説明会を傍聴させていただいて、適正配置計画案は説明にも値しないものであり、撤回以外ありません。少なくとも、最大公約数として実施時期を延期して、関係者の合意を得ることが必要です。以上のことについて、教育委員長の見解を求めます。最後に、新年度予算案にかかわって二つのことを伺います。ごみ有料化で市民に多大な負担をかぶせる予算が提案されています。初めは、焼却炉建設にかかわって、プラスチックの処理について現在心配な事態が東京都で起こっていますので、質問します。市長もご存じのように、杉並区では不燃物の排気過程で、先例のない新しい型の化学物質暴露による健康被害が引き起こされ、不燃物のごみ中継所付近の住民が9年前の操業開始直後から疲労を感じやすくなった、鼻が詰まり鼻水が出るようになった、頭痛を感じる、いらいらして怒りっぽくなった、下痢がある、せきが出る、目の焦点が合わなくなった、物忘れがひどくなったなどの症状を訴え、東京都も巻き込んでの争いになっています。被害を受けている住民に科学者グループも加わり、原因の特定とその補償を求める運動に発展しています。原因はプラスチックを含む不燃物のごみ中継所で発生する化学物質による健康被害ということでは、東京都と科学者は一致しているようですが、原因物質は東京都や杉並区はプラスチックの圧縮過程で発生した硫化水素との見解です。ところが、硫化水素を原因として被害を受けた住民が損害賠償を申請したら、因果関係が証明されないとして、一人も賠償の対象とはされませんでした。このこともあり、科学者は原因は硫化水素ではないのではないか、さらなる原因究明に立ち上がっています。小樽では、現在プラスチックを処理する過程で圧縮する工程はないのか、杉並区のような心配はないのか、市長は現状をどのように把握しているのか、対策はどうとっているのか、お聞かせください。また、平成19年度以降、新しく建設されるリサイクルプラザでは、一般家庭からの廃プラスチックを処理しますし、事業系は引き続き民間業者が処理しますが、この心配に対する対策は大丈夫なのか、説明してください。ごみ有料化に伴って、減免制度は新生児のみ対象とする。先ほどの答弁では高齢者にも配慮とのことです。ところで、障害者、低所得者へはどう配慮するつもりですか、お答えください。最後に、消防署所及び職員の適正配置計画の中止を求める立場から質問します。消防の適正配置計画に基づく一環として、この4月から高島出張所を手宮出張所に統合し、手宮出張所を手宮支署に格上げし、現在の高島出張所を手宮支署高島支所と格下げするとのことです。昨年12月の消防本部の各党への説明では、消防体制は現在とほぼ同様な体制でありますとのことでした。しかし、この4月からは高島支所から消火活動に出動する消防車には、場合によっては隊員3人乗車が常態化することになります。消火活動の最前線に立つ放水の筒先を持つ隊員が、一人で放水する時間帯が圧倒的に増えることになり、これがまともな消火活動なのか。また、火災現場で命を危険にさらしながらホースの筒先を持つ隊員の身の安全を保障することになるのか。これは明らかに消火体制の後退であり、市民の命を守り、財産を守る上から重大な問題だと言わなければなりません。市長の見解を求めるものです。次に、消防適正配置計画そのものに関して尋ねます。一昨年、花園消防署の1車減車を皮切りに適正配置が進められ、これまで職員が10人減らされてきました。かつて消防自動車1台当たり乗車定員が7人であったのが5人に減らされ、さらに5年前の消防力の基準の改定で1車当たりの定員が場合によっては4名でいいというように追加され、さらに減らされました。ところが、小樽市の現状は減らされた消防力の基準をさらに下回る1車当たり4人、場合によっては3名となっています。ところが、先ほど指摘したとおり、今度は3人を常態化するというひどいものです。こういう適正配置計画が実行され消火活動をはじめとする消防活動に問題はなかったのか、改善を要する課題はなかったのかについて説明してください。また、適正配置計画に基づいて、今後、長橋出張所を廃止する計画ですが、その対象区域には古い住宅がたくさん残っており、廃止は市民の不安を著しく増大させるものです。市長の承認の下に、消防本部が今進めている適正配置計画は、命をかけて市民の安全と財産を守っている消防職員が余っている、遊んでいると言わんばかりに聞こえます。また、出火元の市民は、これからは消防車の到着は遅れるので、全焼は覚悟せよと言わんばかりに聞こえます。こういうようにとられる適正配置計画は直ちに中止することを求め、市長の見解を求めます。再質問を留保して、終わります。(拍手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

北野議員のご質問にお答えいたします。初めに、財政問題について何点かお尋ねがありました。まず、平成17年度予算の基本的な考え方でありますが、厳しい財政状況にあって、一昨年から取り組んでいる財政健全化の効果を着実に反映させるほか、徹底した経費の削減と事業の厳選を行い、平成16年度当初予算の赤字額19億円を増やさないとの姿勢で編成に当たりました。参画する一部事務組合の母体負担軽減や道などとの負担割合についても、精力的に協議を行ってまいりました。また、職員には給与の削減率の拡大を、市民の皆様には新たな負担をお願いいたしましたが、本市の財政の窮状はさまざまな機会をとらえて訴えてきておりますので、職員や市民の皆さんにもご理解いただけるものと考えています。次に、除雪費の補正で健全化の道筋が見えてこないというご指摘でありますが、平成17年度予算は16年度の赤字額約19億円を増やさないとの姿勢で編成いたしましたが、このたびの除雪費の補正予算は1月の降雪と低温による例年以上の積雪で、道路状況が悪化していたため、排雪作業を前倒しで行いましたが、その後も続いた降雪に対応するためのものであり、市民生活を第一に考えた結果の決断であります。次に、18年度予算についてでありますけれども、まずこれまでの財政健全化の取組では、職員給与の削減を引き続き行い、2億円程度の効果を見込んでいるほか、入湯税の見直しを関係事業者や市民の皆様のご理解をいただいた上で実施をし、5,000万円程度の増収を考えております。さらに、近くお示しする新しい財政健全化計画に基づき、健全化のさらなる取組を着実に実施していきたいと考えております。平成18年度の収支は、公債費は若干減少するものの、退職者の増や老人保健の公費負担率の引上げなどがあり、一般財源が伸びない中で厳しくなるものと考えております。次に、三位一体の改革でありますけれども、平成16年度は予算編成作業中の年末に、突然地方交付税と臨時財政対策債の大幅な削減が一方的に示され、本市のみならず、全国の自治体で予算編成に混乱を生じました。このように、地方財政に大きな影響を及ぼす一方的な削減となりましたので、それはとうてい容認できることではなく、率直な意見を表明したものであります。今後の地方財政計画の見通しと対応につきましては、本年1月21日閣議決定された「構造改革と経済財政の中期展望-2004年度改定」で政府は、「2010年代初頭における国・地方をあわせた基礎的財政収支の黒字化を目指し、平成19年度以降の財政収支改善努力に係る歳入歳出を一体とした改革の検討に着手し、重点強化期間内にその結論を得る」としています。そのため、平成19年度以降、地方に対してよりいっそうの歳出抑制が求められ、地方財政計画を通じた地方交付税の削減圧力が、国の財政当局から求められるものと認識しております。また、昨年11月26日の三位一体の改革についての政府・与党合意では、地方財政に関する予見可能性を向上させるための中期財政ビジョンの策定が明記されました。今後はその策定過程において、地方六団体が参画し、国と地方が率直に意見を交わし、今後増大する公債費やいわゆる団塊の世代の退職金問題、制度改正による社会保障費などの財政需要や地域間の格差のある税財源対策などについて、適正に算定され、地方財源の確保がなされるよう、さらに結束を固めて取り組む必要があると考えております。次に、財政健全化計画に基づく施策についてでありますけれども、市長就任以来、常に市民の皆様の福祉の向上を図ることを念頭に市政を遂行してまいりました。この基本姿勢は今日も変わっておりません。財政健全化につきましては、厳しい社会経済情勢の中でも、安定的に継続可能な行政運営をなしうる財政体質をつくることを目的に、すべての事務事業について聖域なく見直すとの姿勢で取り組んでいるところであります。この見直しに当たりましては、事業の必要性などを考慮し、国や道などの制度内容を上回っているものや道内他都市と比較して、高サービスや経費増になっているものについて検討を行ったところであります。現在、本市の置かれている厳しい財政状況を考えますと、これまで行政が負担をしていた費用の一部について利用者の方々に適正にご負担いただくことが、地方自治法の趣旨に反するとは考えておりません。なお、私はその時々の役割と責任に応じて、市民要望や行政上の必要性をじゅうぶん検討の上で判断をし、業務を進めてきたところであります。次に、市税の今後の見込みでありますけれども、このたびの三位一体の改革では、国から地方への税源移譲は所得税から個人住民税への移譲により行うものとし、その基本は個人住民税所得割の税率をフラット化することを基本とすることとされております。この改革を受けて、国・地方を通じた個人所得課税の抜本的見直しが行われるとのことでありますが、その内容も不明でありますことから、現時点で今後の市税の推移を正確に見積もることは困難でありますので、今定例会中にお示しをする新しい健全化計画におきましても、平成17年度市税収入見込額と同額で推計したいと考えております。次に、市民サービスや職員給与の回復の見通しでありますけれども、現在、市が提供している市民サービスにつきましては、その在り方や負担が公平で適正であるかについて今後とも検証を行い、見直しが必要なものについては随時見直してまいりたいと考えております。また、職員の給与につきましては、平成17年度は5パーセント、平成18年度は7パーセントの削減を考えておりますが、平成19年度以降の職員給与につきましては、現在平成17年度の人事院勧告で官民給与格差の是正を図ることも検討されておりますので、その推移を見ながら判断する必要があるものと考えております。次に、新しい財政健全化計画でありますが、地方がみずからの権限と責任において、安定的に自立した行財政運営を図ることが求められており、そのためには時代や住民ニーズに的確に対応できる弾力性のある財政構造とすることが不可欠であります。そのため、新しい財政健全化計画では、本市の人口規模などにふさわしい行財政運営を基本とし、組織・機構改革のいっそうの推進、これまでの健全化の取組を踏まえた事務事業のさらなる見直しと事業の検証、行政と民間の役割分担の明確化及び市民と協働の行政推進を基本方針としたいと考えております。次に、築港駅周辺再開発についてのお尋ねでありますけれども、まず再開発に係る市債の償還が市の財政を圧迫しているとのご指摘でありますけれども、確かに公債費は平成16年度、17年度がピークとなり、市財政の厳しさの一因となっておりますが、築港駅周辺再開発はそのときの判断として本市経済の活性化のために実施してきたものと思っております。また、OBCの法人市民税は幾ら予定したかということでありますけれども、法人の形態や企業収益など予測困難な要因があるため、個別には算出できませんので、そのような予定は立てておりません。次に、小樽ベイシティ開発の再生計画につきましては、再生債権の弁済や資本の増減資などは既に終了し、現在別除権者の協力を得ながら、収益構造の改善に努めているところであります。しかしながら、収益の改善の柱である新たなリーシングによる空き床の解消につきましては、これまで書店や家具店などの出店がありますが、一方では退店もあることから、予定どおりに進んでいない状況であると聞いております。また、エネルギーコストにつきましては、昨年エネルギー供給会社との調整の中で一定程度の縮減はなされましたが、抜本的な解決はこれからと伺っております。いずれにいたしましても、再生計画の下で収益改善に向け、懸命に努力を続けているところであると伺っております。次に、築港駅周辺再開発に対する判断でありますけれども、現在、築港駅周辺地区の商業施設では、2,400名を超える雇用があり、購買力の市外流出の防止にも一定の役割を果たしていると考えております。また、中高層住宅地区では、道営住宅と民間分譲マンションの建設が決まっており、将来的には約650戸の住宅街が形成され、これによって定住人口の確保も見込まれることから、地区の活性化に弾みがつくとともに、本市の人口減少にも歯どめがかけられるものと期待しております。しかしながら、JRなどが所有します3.8ヘクタールについては、未利用地となっていることから、土地利用を進めることが大きな課題となっており、庁内はもとより、地権者とも協議を進めているところであります。今後、この土地利用が進むことにより、ウイングベイ小樽などとの相乗効果を生み出すことができ、当該地区や本市の活性化が図られるものと期待しております。現時点での事業の評価については、難しいものと考えております。次に、港湾問題について何点かお尋ねがありました。初めに、石狩湾新港でありますが、まず新港建設に対する新たな投資についてということでありますが、このたび国土交通省が今後の重要港湾の整備の考え方として、新規投資に当たっては、事業評価のなおいっそうの厳密化やコスト縮減等の重点化を進めるとした高度利用推進港湾に、小樽港とともに石狩湾新港も区分されたところであります。この区分につきましては、直ちに新たな投資を促進するものではないと聞いておりますが、石狩湾新港につきましても新たな施設整備が必要な場合には、従来にも増して事業の緊急性や整備効果を検討し、その可否が判断されるものと考えております。次に、東地区の防砂対策でありますが、昭和47年の当初計画では、現地調査に基づき漂砂の卓越方向や発生水深を確認した上で、東防波堤の先端に漁港区の港口が計画されました。その後、東防波堤の厚田側に予想以上の漂砂のたい積が見られ、漁船の航行に支障が生ずるようになったため、平成9年の港湾計画の改訂において、港口を沖側に移設するとともに、既設の港口を閉鎖し、既設防波堤100メートルを活用した延長300メートルの防砂堤が計画されました。しかし、平成13年秋に例年にない高波が集中し、防砂堤の能力を超える砂のたい積が進み、再び漁船の航行に影響を及ぼす事態となったため、防砂堤をさらに200メートル延長し、500メートルとする港湾計画の変更が平成16年に行われたものであります。また、航路護岸工事につきましては、旧港口から港内に流入し、たい積した砂から航路を守るために航路しゅんせつとあわせて整備しているものと聞いております。いずれにいたしましても、これまでの対策は、その時点での最新の調査研究に基づきじゅうぶんに検討されたものと伺っておりますが、結果的に計画変更を重ねることになったことは残念なことであり、今後とも施設整備に当たっては慎重な検討を行った上で進めていただきたいと考えております。次に、石狩湾新港に今後とも市税を投入するかということでございますが、港湾整備に関する技術は確実に進歩しているとはいえ、自然界の現象につきましては、依然として予想困難なことが多いのも現実であります。石狩湾新港に限らず、港湾の機能の確保にはさまざまな課題を解決しつつ歩んでいかなければならないものと考えており、今後とも地域開発を推進するため、組織母体としての義務を果たしてまいりたいと考えております。次に、マイナス14メートルバースの利用計画と使用料・手数料の見通しでありますが、利用計画につきましては、チップ97万5,000トン、石炭41万トン、原木12万トン、水産品7万7,000トン、金属くず5万トンを見込んでいると伺っております。また、使用料・手数料の見込みについてですが、利用する船舶の船型や貨物の形態により、料金が異なることから想定は困難であると伺っております。いずれにいたしましても、管理組合に対しましては、利用の促進と収入の増加につきましては、最大限の努力をするよう、強く要請をしてまいります。次に、小樽港の整備でありますけれども、まず第2号ふ頭荷さばき地整備事業と第2号、第3号ふ頭給水施設整備事業でありますけれども、これらの整備は制度上港湾機能施設整備事業としての起債事業となっております。また、国の方針で新規事業が抑制されているのではというご指摘でありますけれども、平成17年度の港湾整備事業といたしましては、国直轄事業の北防波堤の改良や補助事業の小樽港縦貫線の整備、小樽運河の浄化対策事業を行うこととしており、国土交通省による今後の重要港湾の整備の考え方が小樽港の整備に大きな障害になっているとは考えておりません。次に、小樽港の活用と整備近代化の方針でありますけれども、小樽港につきましては、従来からの穀物輸入基地や日本海側のフェリー拠点港としての地位を確保するとともに、今後も伸展が見込まれる中国定期コンテナ航路の充実やロシアなどとの対岸貿易の活性化に努めてまいりたいと考えております。また、近代化の方針につきましては、これまで船舶の大型化への対応やコンテナ取扱施設の整備など、鋭意進めてまいりましたが、今後老朽化し、利用率の低下が見られる既存ストックの有効活用や近年要望の多い水辺環境の活用策など、小樽港の特徴を生かした整備を図ってまいりたいと考えております。次に、ごみ有料化に伴って何点かお話がありましたけれども、初めに東京都杉並区のごみ中継施設の周辺住民の健康被害に関連して、小樽では現状プラスチック処理する過程で圧縮する工程があるかどうかということでありますけれども、杉並区の場合はプラスチックを含む不燃ごみを圧縮し、中継する施設であり、杉並区と同様の施設は小樽市内にはありません。市内には、プラスチックのみを資源物として分別収集し、圧縮する中間処理施設としては、現在、天神のリサイクルセンターと民間の4施設があります。また、杉並区と同様の心配はないか、対策は大丈夫かということでありますけれども、類似の施設は全国に数多くあると思われますが、この事例は杉並区だけで起きており、他の施設ではそのような事例は聞いていないこと、市内の処理施設では取り扱う廃棄物の種類が違うこと、また分別収集後施設内で種類ごとに分けて洗浄などの上圧縮することから、処理方法が異なること、さらには圧縮処理を室内で行っており、現状では杉並区と同様の事例がないことから、現時点では特に問題はないものと思っております。しかしながら、資源物とはいえ、廃棄物を中間処理する施設であることから、周辺環境に影響を与えないよう、今後ともじゅうぶん指導してまいりたいと考えております。また、平成19年度から供用開始されるリサイクルプラザについては、プラットホーム、受入れホッパー、破砕・圧縮、選別の各工程でバグフィルターを通した上で排気を行い、粉じんなどの飛散を防止するとともに、工場排出については滞留することなく適正な排水処理を行うこととしております。次に、家庭ごみ減量化・有料化に関連しての高齢者を在宅で介護している家庭への指定ごみ袋の助成でありますが、在宅介護世帯につきましては、助成対象の範囲の特定や入院、退院、施設入所などの実態把握が難しい点もあり、これまで検討課題としてまいりました。しかしながら、在宅介護を受けている高齢者は紙おむつの使用量が多い実情にあり、指定ごみ袋の無料配布についての要望もありますので、他の助成制度も参考にしながら、実施に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。次に、障害者、低所得者についてでありますが、障害者で紙おむつなどを使用する方については、他の福祉施策との関連を考慮しながら、指定ごみ袋の無料配布について検討してまいりたいと思っております。また、低所得者については、今後の状況を見ながら検討をする予定であります。次に、消防の適正配置計画に基づく高島支所制でありますけれども、火災現場での消火活動は1車4名又は3名の乗車人員で、筒先担当者2名の放水を基本としております。これまでも状況によっては一時的に1名放水を行ってきたところであり、また隊員の安全管理については、日ごろからじゅうぶんに注意を喚起しているところであります。いずれにいたしましても、支所制になりましても、従前同様に行ってまいりますので、消火体制の後退にはならないものと考えております。次に、消防活動の問題はなかったかということでありますけれども、15年度から始まった適正配置計画の中で、これまで幾つかの施策を実施してきましたが、現時点では特に問題点や課題はなかったものと考えております。また、改善する課題についてでありますけれども、花園管内居住者によるポンプ車の編成については、他のポンプ車と同様、2次出動から3次出動時の招集について見直しを行ったところであります。最後に、適正配置を直ちに中止せよということでありますけれども、この計画は消防を取り巻く社会環境の変化に対応するため、平成15年度から平成24年度までの10年間を目途に段階的に幾つかの施策を実施していくものであります。今後とも計画が推進できる環境が整ったものから実施してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

平成17年第1回定例会の代表質問に当たりまして、北野議員から教育委員長の出席の要求がございました。小学校適正配置につきましては、重要な時期を迎えている中で、教育委員会として対応が遅くなり、委員長の日程調節をすることができず、本日、議会に出席することができません。このため、教育委員長代理として教育委員長職務代理者である鈴木委員が出席することになりました。議員から早い段階から要求されてございましたが、教育委員会として適切に対応できなかったことに対しまして、深くおわび申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育委員会委員長職務代理者 鈴木美代子

教育委員長にかわりましてお答えいたします。北野議員のご質問にお答えいたします。まず、適正配置後の学級数についてでありますが、今回の計画案は新1年生2学級を確保するため、通学距離、生活圏の状況などを総合的に配慮し、該当校を決めたものであり、平成22年度以降についても適正配置の目的を踏まえ、1学年2学級を確保するなど、全市的に見直しを図っていかなければならないものと考えます。次に、1学年1学級の学校についてでありますが、実施計画案から除かれた8校については、今後の児童数の推移を見極めながら、そのよさを享受できるよう、検討していくことになります。次に、新しい出会いについてでありますが、適正配置に伴い、これまで親しんできた学級が変わることによる保護者の皆さんの不安については、理解ができます。本来、子どもには進んで新しいものを求めようとしたり、思いやりの心を持って他人に親切にしたりするなど、好ましい人間関係をつくり上げようとするよさや可能性をも持っています。出会いの初めは、戸惑いや遠慮も見られるでしょうが、時間が経過するにつれてそれを乗り越え、切り開いていく力が子どもには備わっていると考えます。この考え方に立って、先生方には開かれた学級を目指して、学年の先生と力を合わせながら、よりよい学級づくりを進め、子ども一人一人が新しいことに興味や関心を持って挑戦したり、自分のよさや可能性を見出したりするなどしながら、大きな成果を上げてほしいと期待しています。次に、学級規模と学力についてでありますが、集団を通して進められる学校教育にとって、さまざまな集団をつくって学習することが大切な要素の一つとなります。学力の形成には、教員の指導力や子どものこれまでの経験、家庭環境などが複雑に絡み合うものです。学習活動では、子どもの実態によりそれぞれの教科のねらいや学習の内容に応じて、学習集団を小さく分けたり、学年全体で大きな集団にするなど、工夫改善を図ることが大切だと考えております。少人数によるきめ細かな指導は、1学年2学級規模の学校でも可能でありますし、先生が増えることにより、学習するための集団をいろいろ工夫することができ、集団による学びのよさがいっそう発揮できるものと思います。次に、適正配置の目的についてでありますが、実施計画案では具体的に述べておりませんが、平成11年2月26日制定の小樽市小中学校適正配置基本方針で目的を掲げており、このことを1回目の地域説明会で説明しました。また、今回、保護者からの質問がありましたことから、具体的に提示をしたものです。次に、全校児童又は全校児童を二分割したことについてでありますが、できるだけ多くの子どもたちがそろって同じ学校に通学できるよう配慮したものです。また、全市的に適正配置を行わなかった理由として、学校間距離や新1年生が2学級確保されること、通学区域が細分化されることなどが挙げられ、この適正配置計画は小樽市教育委員会としての考え方であります。次に、学級編制についてでありますが、実施計画案では適正配置後の新1年生において2学級を確保し、小樽の子どもたちにとって、よりよい教育環境の整備・充実を図ることを目的としています。また、受入れ校において、新1年生が40人以下となった場合は、北海道教育委員会と協議し、市費で採用することも含め、2学級を確保することとなっています。学年2学級を確保し、継続することで適正規模の学校がつくられていくものと考えます。なお、現行の学級編制基準は40人となっておりますが、ティーム・ティーチングや少人数指導を希望する場合には、加配措置を受けることができるよう申し出ることになっております。次に、対象外の学校についてでありますが、平成22年度以降、児童数の推移を見極めながら、適正配置について検討してまいります。なお、該当校については2学級を確保するため、特別な扱いとしたものです。次に、スクールバスの運行についてでありますが、実施計画案では通学距離が2.4キロメートルになる手宮3丁目地区の児童とガードレールなどの設置が困難な中野植物園付近の児童に対して、スクールバスを運行し、登下校の安全を確保するものです。現在、保護者の負担軽減のため、冬期間バス助成をしておりますが、適正配置におけるスクールバスとは目的が違いますので、格差があるものとは考えておりません。次に、学校規模といじめ、不登校の関係についてでありますが、いじめや不登校の発生につきましては、家庭の環境や友人関係などさまざまな理由が複雑に絡み合って発生していることが多く、学校の規模によりいじめや不登校が増加するとは受け止めておりません。学校ではさまざまな問題が指摘されておりますが、学級担任が一人で問題を抱え込むのではなく、それぞれの学級の独自性を尊重し合い、先生が互いに分担・協力し合って進める学習指導や生徒指導を充実することが大切だと考えております。また、適正配置の有無にかかわらず、いじめや不登校はどの学校でも起こりえるという思いを持って、校長を中心に学級担任はもとより、スクールカウンセラーを活用するなど、相談体制の充実を図ることが大切であると考えております。次に、学校の活性化についてでありますが、各学校では保護者や地域の皆さんのお力添えでそれぞれの持っている特色を生かした教育活動が行われています。また、適正配置を実施することにより、今まで以上に多様な意見が生まれ、学習内容の深まりや広がりが得られ、いっそう活力ある教育活動が行われるものと期待しています。さらに、クラスがえをすることにより、心機一転さまざまな友達をつくることができるよさもあると考えております。次に、適正配置の必要性についてでありますが、地域説明会においてパンフレットにも示しています「やる気・元気・みなぎる学習」「みがき合い・高め合う学校」「2学級で広がる学び」など、適正配置により得られる教育効果について理解を深めていただく努力をしてまいりました。今後もさらに理解を得るため、説明の場をつくってまいります。次に、地域説明会への出席についてでありますが、教育長は教育委員の中から選ばれた教育委員の一人であり、教育委員会は会議を通して意思決定をするところです。その教育委員の一人でもある教育長が出席をしており、その都度状況について説明を受けながら、地域や校下の方々の学校に寄せる思いを酌み取ろうと心がけております。教育委員としてさまざまな活動を通して、市民の方々から教育問題に関する意見を聞いておりますが、最近は適正配置にかかわることが多く寄せられております。その内容については、その都度、教育委員会定例会などで紹介されて話し合われております。次に、地域説明会についてでありますが、昨年11月から延べ26回開催し、関係する保護者、地域の方々に実施計画案を説明いたしました。これまで各会場で出された意見・要望を集約し、具体的な対応策を示してまいりましたが、今後とも皆さんの意見・要望を聞きながら進めていきたいと思っております。次に、説明会にかかわっての文書についてでありますが、適正配置の実施時期を早めたことの説明と、今回、提示した実施計画案は、4校で終わらないかのような説明の2点について参加者に誤解を招いたことのおわびをしたものであり、了解いただいたものと考えます。最後に、実施時期と議会とのかかわりについてでありますが、さまざまな意見の一つを皆さんにお話ししたものであります。また、計画案と議会とのかかわりについては、小樽市立学校設置条例の一部改正を議会にお諮りすることを説明し、理解を得たものと思っております。(「議長、22番」と呼ぶ者あり)

質問 22番 北野義紀

最初に、教育委員会にお尋ねします。今の職務代理者の答弁を丁寧に伺いました。まず、率直に言わせていただければ、職務代理者はこの間の説明会には一度も参加されておりません。今、職務代理者が答弁された圧倒的多くは、これまでの説明会で教育長以下幹部職員が、父母や地域関係者の質問に答える形で説明をされているのと同じ内容であります。私は、その上に立って、それまでの説明では納得がいかないと、こういう父母の皆さんが多いわけですから、そういう気持ちを代表して、皆さん方が説明会で行われたその説明をまとめて矛盾があるというふうに伺ったわけです。ところが、答弁は説明会で出されたことの繰り返しがほとんどです。こうなるのも、教育委員である方々が地域説明会に参加をして、父母や、あるいは地域関係者、OBの皆さんの意見を聞いていないから、そういうことになるのではないでしょうか。これが一番大きな問題点です。ですから、改めてポイントについてでけっこうですから、説明会に出ておられる教育長が、私の1回目の質問で私が整理して質問しているわけですから、それに沿ってお答えをいただきたい。職務代理者が説明会に参加しておられないから、無理からぬ点があると思いますので、あえて職務代理者には答弁を求めることはいたしません。その上に立って、二つ目の質問は学力向上の問題です。いろいろ言われますけれども、アメリカでも50年にわたって、子どもたちにどうしたら学力を向上させることができるかと研究がされている。日本でもそうです。いろいろな機関あるいは研究者、関係者が行っているわけです。その中で、最大の問題は、1クラスの児童数・生徒数を少なくすること、これが学力向上にとっての基本問題だということになっているのです。もちろん、部分的には先生方の教え方にも影響が出るということは否定はいたしません。しかし、基本について私は聞いているわけですから、こういう1クラスの生徒数を少なくする方向が世界でも日本でも主流になっているときに、適正配置計画でなぜ現行の児童数よりも多い40人学級をつくらなければならないのか。あるいは40人に満たなくても、現行の1クラスの人数より多い児童数にしなければならないのか、ここが父母の皆さんが納得のいかない一つの大きな問題点です。かみ合ってお答えください。次に、職務代理者の答弁の中で、適正配置実施計画案の目的が、最初に配られた去年10月の教育委員会で決めた実施計画案の中に目的が書かれていない。これをもって、目的が書かれていない計画案を説明会で配って説明したのです。こんなことはないのではないですかということを私は聞いたのです。そうしたら、基本計画に書かれてあるとの説明です。それでは教育長に伺いますが、今回の説明会に参加した父母の皆さん、関係者の皆さんで、基本計画を手にされて目的に目を通す、そういう条件のある方はおられたというふうに判断しているのか、この点について、三つ目にお伺いしたい。それから、適正配置計画の1回目の説明会の概要の中で、父母の質問に答える形で適正配置の目的が4行にわたって書かれている。その中身は3点です。これは質問で指摘をいたしました。そこで、活力あふれる教育活動の実現を目指すというけれども、質問で聞きましたけれども、答えていないのは、それでは廃校にする学校は活力がないから廃校にするのかということについてはどうですか。お答えがありません。それから、よりよい教育環境の整備・充実を図ると。言葉ではきれいに書いているけれども、実際はそうなのだろうかと。例えば、北手宮小学校と手宮小学校を手宮西小学校に統合して、ぎゅうぎゅう詰めの教育を行うのですよ。あるいは高島小、花園小でも新たに40人学級をつくるのでしょう。これが教育環境の整備・充実になるのですか。逆ではないですかということを具体的に言っているのです。皆さん方はきれいな言葉で言うけれども、具体的な事例をもって、私の心配は無用だというふうに答弁してください。具体的な事例を出さないで、小樽の学校の実態に即して答弁しないということは許されないことです。それから、学校の説明会で1学年1学級は活力がないかのように一方的に断定しています。ところが、量徳小学校の説明会で、父母の皆さんから一斉に出された教育委員会が高く評価した運動会についてはどうですか。量徳小学校の運動会は小樽一すばらしいというような表現で、父母の皆さんにもこれまで説明していたのです。一方、名前は言いませんが、大規模校、ここの運動会はおもしろくないということで、そこの関係者が量徳小学校に視察に来て、なぜ喜ばれる立派な運動会になっているのか、学んでいったのではなかったのですか。こういう小樽での具体的な事例があるにもかかわらず、あなた方は抽象的な言葉でしか説明会では言わない。だから、納得を得られないのです。こういうこともありますから、ぜひ教育長は学校説明会、すべて参加しているわけですから、抽象的でなくて具体的にお答えいただきたい。私をはじめ共産党の市議団は手分けして、11月から始まったすべての説明会に参加をさせていただいて、父母の皆さんの話に真剣に耳を傾けました。子どもを思う気持ち、学校を愛する気持ちは本当にすばらしいものです。ところが、あなた方の説明は場当たり的です。たくさんありますけれども、時間がないから二つだけ指摘をしておきます。それは、手宮西小学校の説明会で、パソコン室はどうなるかという1回目の説明会での質問に、教育委員会はオープンスペースがあると。オープンスペースでパソコン教室を行うかのような説明をしました。そこで、共産党議員団では改めて手宮西小学校を視察に行きました。オープンスペースですから、教室のスペースの横に廊下兼用のスペースがあるのです。これをオープンスペースと呼んでいるのです。廊下を広くしたようなものです。そこにさまざまな子どもの作品が展示されているのです。ここでどうしてパソコン教室を開けるのかという疑問をぶつけたら、今度は2回目の説明会をまとめた概要の中で、手宮西小学校、受入れ校になったら、パソコン室はどこにあるかといえば、現在、特別活動室と言われているところでパソコン室をやると。このことについては、この概要の説明のときに、参加者に何のコメントもないのですよ。あなた方が態度を豹変したことについて、さっぱり父母に説明していないではないですか。二つ目、スクールバスのルートについてです。1回目の概要、この中で手宮西小学校へスクールバスを出す手宮3丁目以下のルートが太い実線で示されています。ところが、2回目の説明会に入った段階で、北海道新聞の小樽版にハイヤーの運転手10人に聞きましたと。一番危険なところはどこかと言ったら、手宮のいわゆる薬師神社です。あそこの上へ上がっていく昔の清水交番に上がるあの坂が小樽で一番危険だということが写真入りで報道された。そうしたら、慌てて2回目の概要では、ルートを変更しているのです。それも質問があるまで言わないのです。こういう場当たり的なことをあなた方はやっているのです。だから、真剣にスクールバスの安全を考えて、交通量、その他を調査して、この図面を引いたとはとうてい考えられない。以上の点について、まず適正配置計画について教育委員会からお答えいただきたい。次に、市長に伺います。財政問題です。市長がおっしゃるとおり、私も質問で指摘しましたが、この大雪で23年ぶりの積雪深ということですから、市民の願いにこたえて2億円、財源用意は1億5,000万円ですが、私はこれを組んだことは評価しています。たまたま補正予算を組む前に、新年度予算の説明があったから、19億円の範囲内でこれが納まることになっていた。そういうふうに説明資料にも書いていたのです。しかし、大雪のために2億円の支出が出たために、19億円を超えるという不幸な事態になりました。除雪予算を組んだことを私は評価していますから、現象的には除雪予算を組んだから20億円を超えるようなことになったと。それはそうですけれども、しかし、現象はそうですけれども、小樽市の財政再建を考える場合に、こういう類のことはいろいろとこれから想定されるのです。ですから、除雪予算を組んだから財政の展望が見えてこないというのではなくて、そういう事態が起これば、財政健全化の展望が小樽市では持てない状況にあるということを私は心配しているのです。その点について、お答えをいただきたい。それから次は、サービスカット、人件費の削減の回復の問題ですが、これについて市長から答弁がありました。しかし、健全化計画ということは、これは安定した財源を基に計画を立てるというふうになるのです。私は大辞林という辞典を引っ張って、健全財政という項を見ました。安定した財源というふうに書いているのです。ところが、主人公である市民のサービスを削り、所得を減らし、購買力を落とし、税収を落ち込ませる。こういうマイナス要素をサービスカットでもたらしているわけです。人件費削減も同じことです。こういうマイナス要素をつくり出しておいて、健全化計画ということにはならないのではないか。私は健全化という表現を改めて、財政再建計画というふうにした方が言葉としてもふさわしいと。中身について答弁をしてください。次に、築港再開発について伺います。市長は答弁を避けています。築港再開発の問題について判断は避けられました。しかし、当初は小樽のためになるというふうにコメントしているだけです。これは答弁を回避したとしか思われません。再度お答えください。それから、小樽ベイシティ開発の床を借りてオープン時から商売しているテナントと、喜久屋書店のように後から入居し、商売をやっているテナントでは、入居の条件が大きく違うはずです。小樽ベイシティ開発に不利な条件でお願いします、お願いしますと、入居の条件を緩めて、そうして入居していただいていると。喜久屋書店が直接経営しているかどうかは私はわかりません。ですけれども、後から入ってきたテナントは、当初から入居しているテナントよりも有利な条件で入居しているはずです。こういうことを繰り返し繰り返しやっていたら、資金計画が成り立たなくなるのではないかと。いくらそういうテナントが入っても、出ていくとき何の心配もないから出ていきやすい。だから、出たり入ったりが続いているのではないですか。こういう状態をそのままにして、小樽ベイシティ開発の再建はあるのかという問題です。それから、エネルギーのコスト削減でありますけれども、マイカルエネルギーから電気・蒸気を引っ張っている方々は、単価が高いと、あんなところから買う必要がないということで敬遠されているのですよ。だから、マンションを今建設中です。電気は北電から買うと言っているのですよ。道営住宅はそういうことではないですか。道営住宅は、一切マイカルエネルギーから電気も蒸気も引っ張らないと言っているのです。だから、マイカルエネルギーは今エネルギー、電気を供給している、そういうテナントの価格を下げるというふうにはならないのではないですか。そうなると、小樽ベイシティ開発の再建の二つのポイント、エネルギーの価格のコストを下げること、二つは床面積を埋めること、どちらも成り立たないと。これで再建ができるのだろうかと心配するのが当然ではないですか。そこに踏み込んだ答弁をお願いします。それから、石狩湾新港の問題ですが、答弁を避けて残念だという表現ですが、石狩湾新港の一番最初の設計が間違っていたのではないですか。私は、管理組合の議会で聞きましたよ。砂浜に防波堤を沖に向かって突き出したら、そこに砂がくっついてきて陸地ができるのです。こんなことはだれもが知っている道理です。ところが、説明は留萌の方に砂が流れていくから心配ないということであの設計をしたのではないですか。ところが、実際は間違っていて被害が大きくなるものだから、途中で港湾計画を改訂して余計なお金、何十億円も使ったのではないですか。こういう無駄なことをやっているのではないですかと、だから、設計を間違っていたのでしょうと聞いているのです。間違っていたかいないかでいいですから、答えてください。それから、小樽の港町ふ頭の先端にも水深14メートルバースがあります。水路がまだ13メートルということですが、これを活用しないで、石狩湾新港に337億円もかけて13メートルバースをつくると。ここに北電の輸入石炭、王子製紙のチップ、その他が入るということです。計画が明らかになっているのは、チップだけではないですか。チップのフレートトンで86万トンで計算していただきましたら、昨年の管理組合の第2回定例会で港湾部長も出席していたはずですが、ここでチップだけの使用料の計算をして入港料と合わせて2,000万円いかないのですよ。17年度、今年ですが、西地区の直轄と補助事業の借金返済は、今年1億7,000万円、来年は2億3,000万円、再来年以降は毎年3億4,000万円ずつ金を返していかなければならない。チップだけでたった2,000万円にも満たない使用料だけで、どうやって借金を返していくのですか。けっきょく、小樽市が母体の一員に入っている6分の1の負担に応じて、引き続き現金で払っていくということになるではありませんか。だから、私は西地区全体の借金の償還に合わせて、幾ら入ってくるのか計算しているのですかと聞いているのです。ところが、そちらはわかりませんと。しかし、現実には今指摘したように小樽市は現金を持ち出して、借金払い、来年も再来年もずっとしていかなければならないと。こういうことでいいのですかと。港湾建設だけはどんどんやるけれども、貨物の見込みはないと、こんなことでいいのかということを聞いているのです。かみ合ってお答えください。それから、小樽港の問題ですが、市長は北防波堤のことも引用されて、小樽市にも国の資金が入っているとおっしゃるけれども、私の聞いているポイントは、小樽港が古い港だけに設備が遅れていると。整備が遅れていると。これを近代化して今の荷役体制に合わせていく必要があると。こういう比較でいったら、資金が導入されているのかということで考えてみれば、石狩湾新港に比べればお金がつぎ込まれていないと。既存のふ頭をもっと使えと、施設をもっと使えと、こういうことで、国からそういう扱いを受けているのではないですか。そうでないというのなら、わかるように答弁してください。

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

北野議員の再質問にお答えいたします。まず、一つ目でございますが、教育委員会事務局といたしまして、説明会の様子でありますとか、学校適正配置等調査特別委員会の様子につきましては、委員会以外に資料を持ってまいりましたりで、詳しく説明しているところでございますが、今、北野議員からのお話ではまだまだ不足のようでございますので、今後さらに説明を詳しくしていきたいということが一つと、もう一つは、現在、私どもは実施計画案について説明し、今後の対応をいろいろ工夫しているところで、プロセスの段階でございますので、学校適正配置等調査特別委員会の様子、さらには各会場からの様子を踏まえて、実施計画案を策定し、また皆さんに示すことになろうかと思いますので、情報だけは教育委員にじゅうぶん伝え、さらに今後の説明会もございますので、それらも踏まえて、どういうふうに教育委員会として対応していったらよいのか、考えてまいりたいと思っております。次、二つ目、学力向上につきまして北野議員の方から詳しく説明がございました。私どもは現行1クラス40人編制になってございますので、できるだけ国、道のレベルで一人でも減らしてくれたら、その分だけ子どもにも教える教員にも、父母にもいい状況になってくれるなという思いでございますが、なにぶん40人の学級編制の枠を崩すことができないので、少なくともその40人学級が一人でも編制の基準が減るように、今後も各機関に働きかけていきたいと思っております。なお、適正配置計画では、皆さんご承知のように、該当する学校は、1年生から順次2クラスにしていくということで、議員の指摘の、では、ほかのところはというご指摘もございますが、18年度の新1年生からは、少なくともそのような厳しい状況にならないようにという考えの下に、データをとって進めているところでございますので、ご理解いただきたいと思います。次、適正配置の目的でございますが、先ほど鈴木教育委員長職務代理者から答弁がございましたように、平成11年2月26日制定の基本方針で、目的、2項目だったでしょうか、3項目にきちんとうたわれてございますが、それが平成16年の説明会でそれぞれの親に伝わっているのか、わかるのかという話でございますが、実は15年の説明会のときにもそこの部分はじゅうぶん私ども説明したはずでございます。それでも漏れる親がございまして、16年の資料にも入れたのですが、恐らく100パーセントにはなっていないのかもしれません。ただ、ここのところは漏れた部分だけは、私どもとしてはパンフレットを通じて、又は口頭でいろいろと力強く説明しているところでございますので、もし目的についてふじゅうぶんな点がございましたら、今後さらに私どもの方で提示してまいりたいというふうに考えてございます。次、四つ目、適正配置の目的で活力あるうんぬんです。今でも活力があるのにという話でございますが、私どもの指導主事からも説明しましたように、それぞれの学校では複式であっても、大きい学校であっても、それぞれの学校が学校の教育目標の下に、全力で特色ある教育活動を進めているものと承知しております。ただ、私どものこの適正配置と申しますのは、いろいろな方からこれからも指摘を受けながら、直すべきところは直してまいりたいと思いますが、今の状況よりもさらによりよいというステップアップを考えて、先ほど鈴木教育委員長職務代理者から説明しましたように、さらにいっそう充実していきたいという思いでございますので、現状のすばらしさはじゅうぶん認識してございますが、それ以上に頑張っていただければというような思いで話しているところでございます。次、五つ目でございますが、よりよい教育環境の充実ということで、北野議員の方から北手宮小学校と高島小学校のかかわりがございました。私ども、親に直接これまではどちらに行きたいですかという希望を聞きたかったのですが、いろいろな面で抵抗があったら困るなと思って押さえていたのですが、先日の3回目の説明会のときに、実は北手宮の小学校で該当する赤岩地区の父兄がいなかったものですから、あえて皆さんの前で私どもの方で校長、教頭、議員もいらっしゃるところでアンケートを出して、子どもたち、親の希望を聞きたいということを言わせていただきました。それで、今その用紙ができましたので、これから学校を通じて、若しくは郵送で6人でしたか、7人でしたか、そういうので、もし希望があったら、本来でしたら高島小というのが案でございますが、全員がもし手宮西小に行くようでございましたら、もちろん案の中身を変えなければだめでございますし、そういうので、一応意向調査を出ている皆さんに確認しまして、反対いただかなかったものですので、私どもの方として意向調査をして、そして高島小学校の学級数が先ほどおっしゃっていますように、何かいろいろと子どもたちのいじめとか、そういうトラブルが決して起きないような、そういうような配慮をしていきたいというふうに考えてございます。最後は、量徳小学校の話が出ました。1学年1クラスで活力ある運動会だというのは、私はあれにつきましては私どもの指導室に量徳小学校に1年いたものですから、その様子をじゅうぶん、運動会、学芸会、それからマラソンの様子は話したところです。私どもの職員は私の話を聞いて、それを確かめたいということで実際見に行って、すばらしい中身でございました。ただ、私が今思っているのは、先ほど4点目だったでしょうか、3点目だったでしょうか、話しましたように、1学年2学級で今よりももっとすばらしい子どもたちになってほしいなという強い願いで、量徳小学校にもあの案を提示したところでございます。あと最後に、議員がおっしゃいました指摘につきましては指摘として、また私どもの方でさらに検討してまいりたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

北野議員の再質問にお答えいたします。初めに、財政健全化の展望が持てるのかというお話でございましたけれども、つくるときには一定の条件をつけてやりますので、その条件がずっと固定されていれば問題ないのですけれども、市税収入が右肩下がりで下がっていくとか、それから国のいろいろな制度が変わるとか、いろいろな条件の変化がありますので、今、展望を持ってやっても、このような雪のためにこういった状況に陥るわけですから、計画をすることが非常に難しいのですけれども、その中で最善を尽くして、今あるいろいろな情報を基につくっているわけですから、これからもそういうものになっていくだろうというふうに思っています。それから、健全化でなくて再建計画でないかということですけれども、今度新しくつくるものについては、財政再建プランという名称で行きたいというふうに思います。それから、築港の判断ですけれども、全体、今マンションなり道営住宅あるいはまたJRの跡地の利用計画、いろいろなものがまだこれからあるわけですから、現時点ではまだ判断は難しいのではないかというふうに言っているわけです。それから、OBCのテナントの関係ですけれども、細かいことは私どもからいろいろ口を出すというわけにもいきませんけれども、ただ今の商慣習といいますか、いろいろな中ではそういうこともあるのではないかと。そのことは、また逆にいいかどうかはまた別問題ですけれども、そういう実態はあるようには聞いております。ただ、今指摘がありましたように、エネルギーコストの問題と、それから床を埋めるということは私もそう思っていますので、ここをどうするかというのを、直接的に我々も手を出しませんけれども、側面的に応援もしていますし、何か情報があれば我々としても支援をしていきたい。ただ、あそこの問題は非常に大きい問題ですから、これからいろいろ関係の方々もいらっしゃいますから、従来とちょっと環境が変わりましたので、例えばDBJの関係からポスフールに移ったとか、そういった問題もありますので、そういったことも含めてこれからどう対応するか、関係者ともよく協議したいと思っています。それから、新港の設計の問題、当初間違っていたのではないかというお話がありましたけれども、先ほども答弁いたしましたけれども、設計当初と自然界のいろいろな状況というものは最初から把握できないのではないかと、そんなことで設計変更を余儀なくされたということでございますので、その点はご理解願いたいと思います。それから、13メートルバースの関係については、港湾部長からお答えいたします。それから、小樽港の整備ですけれども、国からの助成が得られないとかなんかということではなくて、17年度におきましては、先ほど申し上げた三つの事項について我々は国に要望しました。その他のものについては、今要望を出しておりませんので、これは当然予算はつきません。ただ、国の事業といっても、全部国が出してやってくれるわけではないです。もちろん、ご承知のとおり直轄事業にしても補助事業にしても、必ず地元負担があるわけです。全部国がやってくれるのであれば、それはどんどんお願いしますけれども、地元負担があるものですから、それはもうどの事業をやってどの事業をやらないかと。例えば、今北防波堤もやっていますけれども、国はもう100メートルも200メートルもすぐやれと言いますけれども、地元負担があるわけです。ですから、我々が負担できる範囲以内の事業を進めていると、こういうことでございますので、ご理解を願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 港湾部長 山田厚(港湾部長は2005年3月まで)

マイナス14メートル岸壁の収入等の関係についてのご質問でございますけれども、基本的な認識としては、港湾施設というのが長い年月をかけていろいろ整備をするわけで、その間いろいろな予測が難しいような経済情勢の中に入っていくというか、そういったこともあるわけで、そういう意味では広く可能性を探って、ある程度の先行投資ということを行っていくという性格でやむをえないのではないかという判断もしています。したがいまして、今、点のレベルでチップだけという議論で整備投資をする金と収入とのバランスということをご指摘いただいても、港湾全体の整備というのが相当長いスパンでそういったものを回収をしていくということも当然考えなければなりませんので、我々としては今チップ船を誘致して、それがうまくいったということで、着工を進めているということの現状でございますので、管理組合に対しましても、これから貨物の誘致等々に積極的に歩いてもらって、この港湾の使用料収入等々について上げてもらうという、こういった財政的な努力をしてもらうように、母体としては強く要請をしてまいりたいと、そういうふうに考えております。(「議長、22番」と呼ぶ者あり)

質問 22番 北野義紀

市長に伺いますが、港湾の問題で、小樽港の整備近代化の問題で、地元負担があるからということを盛んに強調されました。しかし、石狩湾新港だって直轄であろうと補助であろうと地元負担があるのです。その6分の1は小樽市がかぶっているのです。だから、同じことなのですよ。ところが、地元負担がある石狩湾新港の方は直轄も補助もどんどん進めると。小樽港の方は、北海道や石狩市は関係ないから、小樽市がかぶらなければならないからということでやらないつもりなのか。地元負担という点では同じだということですから、その上に立ってもう一度市長の考えをお聞かせいただきたい。それから、港湾部長が後段答弁されましたけれども、西地区の14メートルバースで扱われるチップのフレートトンで86万トンで計算して、2,000万円近くの入港料・使用料の手数料等が入ると。市長が冒頭お答えいただいたように、石炭とか鉄くずとか木材とかその他あるわけですから、チップの取扱量がわかって収入がわかるのですから、ほかの貨物も推計したら出るのではないですか。確かに、港湾部長のおっしゃるとおり、長期にわたる事業ですから、そう簡単ではないと思うのですよ。しかし、チップと同じ基準で考えて、料金の計算はできないのか。入港料その他はできないのか、この点が一つです。それから、西地区で鉄くずその他を扱うというのですが、本来これは小樽港で扱う貨物でなかったですか。ユニット化、コンテナの中に込みで詰め込まれてきて、いわゆる雑貨は小樽というふうにはなかなかなりがたいということで、みんな石狩湾新港にとられているのが現状ではないですか。だから、そういう貨物の機能分担というのが事実上崩れて、小樽港で扱われる貨物が減っていると、港湾労働者も減るということで、小樽のマイナスになっているのではないかというふうに思うのです。ですから、この点について、考えをお聞かせいただきたいと。なお、荷さばき地の事業は起債事業ですから、これは石狩湾新港と同じように国費の導入がないのは私もわかりますから、直轄補助を考えて近代化の整備ということになれば、直轄補助が主流になると思いますから、これをひとつ計算してやっていただきたい。それから、教育委員会にお尋ねしますが、先ほどの答弁で赤岩の6人だけアンケートやなんかをやるというのだけれども。対象になる学校の父母から自分の子どもはどこどこの学校に入れてほしいという要望が数多く出されたでしょう。全部否定していたでしょう、あなた方。特別、体の障害とか病気のある方は別扱いですけれども、なぜ赤岩だけこうやってやるのですか。私が、高島と赤岩のことを聞いたから、それに即して答えただけなのですか。もし赤岩でそういうことをやるのであれば、全市的にやらないと不平等になりますよ。これは堺小学校もみんな同じですよ。そういうことでわからない。それから、教育長は今までも立派な教育をやっていると。しかし、1学年2学級になればもっともっとできると言うのですけれども、そういう言葉だけは何遍も私も聞きました。その言葉の連続なのですよ、あなたは。けれども、父母の皆さんはそんなことでは納得いかないと。量徳小にしてもその他の学校にしても立派な教育だと。地域に根差して立派な教育をやっていると。そこをなぜ廃校にするのかという疑問なのです。しかし、あなたのおっしゃることは、2学級になればもっともっとできると、レコードの空回りみたいなようですよ。今レコードの空回りというのはあまり使いませんけれども。そういう抽象的なことで答弁しても父母の皆さんは納得していないと、そういう前提に立って私は言っているのですから、小樽の事例その他に照らして、もっと納得のできるようなお答えをいただかないと、今の本会議は3回答えればもう済むのだということで、同じことの繰り返しはやめていただきたいと、指摘を含めて言っておきます。お答えください。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

小樽港の近代化のお話ですけれども、小樽港で今進めなければならない問題としては、港町ふ頭と第2ふ頭との埋立工事ですよね。あれをやるとすると、相当な費用がかかりますし、それから今当面、船舶の需要といいますか、貨物の需要といいますか、そういったものが想定されませんので、事業を延ばしておりますけれども、そういった事業があると思います。ですから、これは時期を見て、港の状況、情勢を見ながら、事業については判断していかなければなというふうには思っております。確かに、北野議員が言うとおり、新港の方は船が入る予定なものですから、13メートル岸壁をやっていますけれども、それは負担としては小樽市も石狩湾新港も同じですので。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 港湾部長 山田厚(港湾部長は2005年3月まで)

先ほどの質問の部分でございますけれども、チップの場合は議員ご承知のように、今まで答弁申し上げたものも、苫小牧の実績を一つはベースにして、そしてフレートトンとそれから苫小牧に入ってきている船の大きさ、そういったものが現状として把握できますので、そういったことを前提にして入港料・係船料という数字がはじけたということでございます。その他港湾計画上で想定している木材とか石炭とか水産品等々いろいろありますけれども、そういったものの船型がどういうものが来るのか、一応想定される数量がわかってもどういう船が何回入ってくるのかという、計画論としては数量はわかりますけれども、具体の展開となってそのものがどんな船で入ってくるかが想定できませんので、係船料・入港料とのはじきが難しいということでございます。それから、鉄くず等の問題については、現状、石狩湾新港の方でリサイクルポート等々の特区をとって、いろいろなことをやっておりまして、そういう中で鉄くず自体が現状も石狩湾新港で扱っているというふうな認識を持っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)

再々質問にお答えをいたします。2点あったと思いますが、その1点の北手宮小と高島小のかかわりでございますが、私先ほど6という数字を話しましたが、新1年から6年生までの6の方が目に入ったものですから、新1年生から6年生までの赤岩のあの地区、皆さんの意見もありましたし、スクールバスを運用するというのも踏まえまして、1年生だけ残るとか、ほかは全部希望とか、私どもの職員そういうお答えをしたところですけれども、新1年生から6年生まで、あの地区全部含めて一応意向を聞いてみたいなというふうに考えて、今計画化しているところでございます。他校につきましては、そこの部分だけスクールバスとのかかわりもございますので、私ども考えております。それから、二つ目のことでございますが、いつも学力向上ということを話されているということでございますが、私は教育というのは、子育てというのは、永遠にいろいろな高まりとか、いろいろな課題を持って、そしていろいろな人がいろいろな思いを持って子どもを教育するのだなと思ってございます。私はそういう意味で、教育委員会としてより子どもたちが今以上にという言葉、その言葉がどういう言葉かと、抽象的だとおっしゃいますが、ともかく今以上にいい教育を子どもたちに受けさせたいなというのが、私はかねがね考えていることでございますので、またそこのところご理解いただければと思います。(「答弁漏れがありますよ。口から出任せでしょっちゅう変わっているということを2点指摘したことに対して何もないでしょう。どうして変えたのですか」と呼ぶ者あり)スクールバスについて。(「パソコン室」と呼ぶ者あり)あれ指摘だった思うのですが。(「指摘。何、指摘って」と呼ぶ者あり)最後に指摘2点と言ったものですから。(「いやいや違うよ」と呼ぶ者あり)パソコンにつきましては、教育部長の方からお答えさせていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育部長 中塚茂(教育部長は2005年3月まで)

北野議員のご質問にお答えさせていただきます。先ほど手宮西小学校のパソコン教室の関係、それとスクールバスのルートの関係、この2点ございました。これにつきましては、私ども1回目の説明会のときは、まだより具体的な説明、保護者の皆さんたちにしていなかったと、こういう状況があります。2回目のときに、そして今回もそうでございますけれども、より具体的に教室等の配置案、そしてもう一つはスクールバスの運行計画案を前回よりも新たに具体的に対応を示したものと、こういうことで保護者の方々に説明・提示させていただいたと、こういうことでございます。(「納得はできません」と呼ぶ者あり)

出典:小樽市議会 平成17年第1回定例会 2005年3月4日 議事録 PDF(38ページ) 間違いを知らせる