小樽市議会 平成16年第4回定例会 2004年12月9日
(1)社会教育施設の人材育成について/(2)「新市立病院基本構想」の精査・検討結果について
2004年12月9日、小樽市議会の一般質問で、小前真智子議員が「社会教育施設の人材育成について」「「新市立病院基本構想」の精査・検討結果について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。
- 質問者
- 小前真智子 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 菊譲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 小前真智子
まず初めに、教育委員会にお伺いいたします。博物館は館長を含め4人の学芸員で運営しているとのことですが、文学館は現在学芸員が1人、美術館も女性の学芸員が1人だけです。文学館も美術館も学芸員の仕事は広範囲に及び、知識も専門的学識も不可欠のようです。その上に対外的な信頼関係が構築されていなければ、資料や作品の貸出しもままならないともお伺いしております。特に特別展においてはこの信頼関係が大切で、企画が成功するもしないも、この関係で決まるとお聞きしています。そこで、職員の熟練度が増した今こそ、後輩を育成するチャンスととらえます。退職間際では遅すぎます。2人の豊富な知識と経験を、新たな人材育成と信頼関係の構築に生かしてみてはいかがでしょうか。新たな人材の採用を含め、教育長のご所見をお伺いいたします。次に、新市立病院に関連してお伺いします。10月末に 新市立病院基本構想の精査・検討結果が提出されました 建設費70億円が削減され 総額194億、 。 、。 、 。円の事業計画案が示されました この削減額の主な内容は 43億5,000万円の建設工事費で占められています見直し前の総床面積は4万1,000平方メートルとなっており、この床面積はベッド数580床の病院に当てはまります 493床の病院で4万平方メートルも しかもそれが19億円の赤字予算を組んだ小樽市の新病院と聞い。 。て、病院経営に詳しい方には幻想・幻覚ではないかとやゆされているちまたの声は、市長の耳に届いているでしょうか。それほどに、新市立病院の構想自体が甘い甘い夢みたいな構想だと言われているみたいでなりません。構想見直しで適正面積になったとはいえ、200億円近い借金で建設しなければなりません。200億円、 、 、のうち100億円は病院会計収益から 45億円は交付税で 残り55億円が一般会計からの繰入れとのことですが三位一体改革で交付税の減額が心配される中、45億円の交付税は確保できるのでしょうか、疑問です。見通しについてお聞かせください。また 一般会計からの55億円の繰入れについても 2010年には本市の人口は13万5,000人と推測されており、 、ますことからも、極めて不審です。今でも高齢化率26パーセントを超えており、今後、ますます高齢化が進む本市にとりまして、税収増が見込めない中、市民負担が大きくなっていくことは心配です。そこで、精神病棟は現在地のまま残すことは考えられないでしょうか。合併症の患者が多いのなら、医師の方から出向くなど、工夫は考えられないでしょうか。この考え方は、一般病棟も精神病棟もお互いが経営しやすく、経費。 。 。節減につながると考えるからです この考え方に無理はあるでしょうか 市長のご所見をお聞かせください平成 16年第 4回定 例 会 本 会議 録統計に見ますと 小樽市民の年収は300万円以下の世帯が87パーセントを占めているとなっています 市民、 。負担のことを考えますとき、新市立病院は市内で不足している診療科目、民間が弱い科目、今以上に高めた、 、 、い科目に範囲を絞り 開設すべきと考えますが 私の考え方と市長のお考えとに差異はありますでしょうかお聞かせください。また、医師は79人体制で、現行より19人増える計画になっていますが、確保できるのでしょうか、医師会では不安視しています。両病院長は大丈夫ですと市立病院調査特別委員会でも答弁されていますが、市内のある病院では3年前から、呼吸器内科と小児科、産婦人科医を募集しているのに、いまだ応募者がいないと聞いていますので、両病院長のあまりにも楽観的なお考えが気にかかります。診療科はできたが医者がいないでは市民に説明がつきません。19人の医師確保の担保はあるのでしょうか、できるのでしょうか、再度お尋ねいたします。特に、小児科医の不足は全国でも問題化している今、現状の3人に加えて8名に増員する計画は、側聞している限り無理があると考えます。そのためにも1次救急は現状にとめることも視野に入れ、再考を図ることも必要と考えます。平成5年に市立病院が夜間救急を断り、済生会病院にお願いした経緯があります。市民の利便性を考えて場所の移転があったとしても、1次救急は民間へ任せ、公設公営での運営は医師確保と経営面からも抱え込まない方が得策と思いますが、いかがでしょうか。10月に視察に行った船橋市立病院は 人口56万人で 近隣を含めて230万人の人口を有しているにもかかわ、 、らず ベッド数は426床で 1次救急はしておりません この病院では 60人の開業医に消防署備えつけのド、 、 。 、クターカーに乗ってもらい、患者宅に向かう協力を取りつけており、医師は2か月に一度の割合で乗車しているとのことでありました。精神科はありませんでしたが、市内の開業医でじゅうぶん足りているので必要はありませんとの院長先生の説明でした。さらに、船橋市ではリハビリセンターを建設中で、この施設は開業医の方々の要請で建てられていることを考えますとき、開業医と行政との連携が良好との印象を受けたことをつけ加えさせていただきます。また、この船橋市立病院は38億円の黒字を出しており、剰余金が船橋市に貸付けされていました。その中から毎年元金3億円を返済してもらい、リハビリセンター建設の償還資金の原資に充てているとのこと、本市の市立病院とのあまりに大きく違う説明に、思わず苦笑してしまう一幕もありました。民間ができることは民間に任せています、その方が節約になりますからという事務局長のコメントもありました。ところで、第3回定例会で他党の質問に、市長は、地域周産期母子医療センターは協会病院が既に持っているのだから、少子化の現状を考えると複数必要な状況ではないと答弁されておられます。私も市長のお考えに賛成です。産婦人科の22床のベッドは、他の診療科目へ回すことを考えてみてはいかがでしょうか。現在、協会病院は、後志全体の産婦人科の周産期センターとして責務をじゅうぶん果たし、市民の期待にこたえられています。市長は、この現状と協会病院のあるべき将来について、私見でけっこうですから、お聞かせください。小樽では脳神経外科の病院が閉鎖になり、これまで以上に救急への対応が難しくなってきています。循環器科も不足している中、高齢化による心臓、血管の疾病への対応もふじゅうぶんです。今の脳外科50床でも不足していて、半分の患者は札幌に入院している現状下にあります。それなのに脳外科28床という構想は、市民ニーズにこたえられるのでしょうか。脳外科、心臓、血管外科、循環器科の病床数を倍増すべきと私は平成 16年第 4回定 例 会 本 会議 録考えますが、市長のご所見をお聞かせください。、 、 、 、また オープン病床28は確保すべきと考えており 側聞しますとき 採算も見合うと聞いておりますのでいま一度構想の10床をさらに増やすことはできないものでしょうか、あわせてお聞かせください。基本構想でも、今回の見直しでも、中身は明らかに1病院完結型医療です。総務省が出した自治体病院の再編と効率化に逆行するものです 一般病床371床であらゆる診療を網羅し 小刻みの病床配分になっており。 、ますが、今求められている医療は、機能分化と医療連携による地域完結型医療です。しかも、これを抜きに病院経営は成り立たなくなってきています。市長は、過去、本市の医院や医療機関が市民の医療負託にどのようにかかわり、期待にこたえられてきたのか、今後どうあるべきなのかを含め、把握されておられることでけっこうですから、ご認識をお聞かせください。また、市長は市内の医療機関の診療実態をご存じでしょうか。産婦人科、外科、整形外科などの手術数について、平成15年で市立小樽病院と比較してお示しください。狭い医療圏の中で、今こそ限られた物的、人的資源を有効に活用する必要があるのではないでしょうか。9月29日に、市立札幌病院が地方公営企業法の全部適用を検討していると新聞に載っていました。10億円の恒常的な赤字体質に陥っていると書かれていました 市立小樽病院も15年度3億7,000万円の黒字となってい。ますが これは一般会計からの繰入金 13億6,562万円が投入されての黒字であり 実質10億円の赤字決算で、 、 、す。13年度も13億7,000万円の繰入れ、14年度も14億2,200万円の繰入れとなっておりますことから、本市の市立病院も市立札幌病院と同じ恒常的な赤字体質に陥っていると言えないでしょうか。そこで、現状の小樽市の財政状況からして、このような多額の繰入金を一般会計に求め続けるのは無理があると考えますが、市長のご所見をお聞かせください。独立採算を保ち、病院経営の責任を明確にするためにも、新しい小樽の市立病院も地方公営企業法の全部適用をする必要があるのではないでしょうか。市長は、日経ビジネスに、今年と来年はバブル期につくった箱物の償還期間を迎えて苦しいのだと言った後、つくった箱物を無駄だとは言わないが、箱物行政のふろしきを広げすぎたという反省はあるとコメント。 。 、 、されておられます この病院も同じてつを踏む危険をじゅうぶんはらんでいます そこで 繰り返しますが市内にあるものはそれを生かし、不足しているもの、弱いもの、高めたいものに施設内容を絞るべきだと考えますが、市長のお考えを再度お聞かせください。このほかにもお願いしたいことがあります。一つ目、ささいなことであっても情報は公開してください。市民にとっては身近な課題・問題です。市民1人当たり一般会計からの負担額はどのぐらいになるのか、示してください。二つ目、今の病院の勘定科目を民間病院の勘定科目と同じにはできないものでしょうか。市立病院の勘定科目はわかりづらいと言われています。だれにでもわかるように透明性を高めるとともに、改善してください。三つ目、これからの医療機器は精巧・精密になってくるため、機器の高騰が大きな問題になってきます。しかも、患者は高度な医療を求めています。そこで、本市が購入する医療機器を他の医療機関が使用できる相互利用体制はとれないものでしょうか。四つ目、市立病院の勤務医も開業医も、同じ小樽市医師会の会員とお伺いしております。基本構想とその見直しに同会員の意見は反映され、活用されたのでしょうか。諸会議でそごを来している部分を含め、お聞かせください。平成 16年第 4回定 例 会 本 会議 録五つ目 構想に示されている人件費は開院時52億3,373万円で 10年後も29年後も同額となっておりますこ、 、とは、643人の病院職員は、医師を含めて給料は一切昇給しないことと理解してよろしいのでしょうか。六つ目、臨床検査技師はじゅうぶん民間委託で対応可能とお伺いしております。今回の見直しでは25人の職員が配置されることとなっていますが、将来にわたって民間委託は不可能なのでしょうか。七つ目、来春から病院給食が民間委託で賄われるとお聞きしています。13人の給食調理人はどこに配置転換されるのでしょうか。もし新光とオタモイの学校給食センターに配置され、現在の人員でじゅうぶん足りているのであれば問題です。これは私の提案ですが、余剰人員を福祉などの事業に充てることはできないでしょうか。民間でじゅうぶん対応できない事業などがあるはずです。例えば高齢者、独居老人、体調のすぐれない人など、希望者に夕食をつくり届けることなどです。需要を調査し、検討をお願いします。八つ目、病院債にミニ公募債の導入はできないものでしょうか。市民が病院債の引受人となることで、病院経営に参画することになると同時に、経営に関心を持ちます。金額は応分の引受けとしても、一考の価値はあると思いますが、いかがでしょうか。九つ目、質問も最後になりますが、新病院の経営責任はどなたが担われるのでしょうか。経営責任の明確化が求められています。お答えください。民間病院では、患者が来院して初めて職員の給料が支給されます。市立病院職員にはその心配がないことは承知をしておりますが、今後とも、院長をはじめ職員のよりいっそうの意識改革を求めます。再質問はいたしませんので、明快なご答弁を期待して、一般質問を終わります (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
小前議員のご質問にお答えをいたします。新市立病院について、さまざまな角度からお尋ねがございました。最初に、新病院建設に係る企業債償還に対する交付税措置の確保がされるかということでありますけれども、去る11月26日に、政府与党は三位一体の改革の全体像を決定し、その中で将来の地方の歳出削減の方向性も明記されましたので、地方交付税総額は今後削減の方向に向かうのではないかと危ぐいたしております。また、従前から、交付税で地方債の償還を補てんすることの是非も議論されており、交付税措置の継続は楽観できないものと認識しております。しかし、病院建設のように臨時的でかつ多額の財政負担を伴う事業については、交付税による財源措置がなければ、その負担を企業会計の収益や一般会計で賄うことは困難でありますので、国と地方との協議機関をはじめ、あらゆる機会をとらえて適切な措置が継続されるよう強く要望していきたいと考えております。次に、新病院の精神病棟の関係でありますけれども、市立病院の統合・新築の目的の一つに、市立病院が二つに分かれていることによる非効率を解消することとしております。精神病棟を残すことになりますと、単に病棟だけではなく、事務部門や放射線、検査、薬局、給食部門などを引き続き置くことになり。非効率は解消できないと考えています。また、精神病棟の建物が築後30年を経過しており、老朽化と狭あい化が顕著となっており、これらのことから新病院に併設して建設することにいたしたところであります。次に、新市立病院の診療科目でありますけれども、両病院の総合的診療機能と専門的診療機能を融合し、高度な専門性を備えた総合的医療、包括的医療の実現をさらに進めることにより、地域における医療の質の平成 16年第 4回定 例 会 本 会議 録向上が図られるものと考えております。また、小樽病院の入院患者の分析結果では、入院患者の83パーセントが院内の複数科受診を必要としており、そのような点からも、現在の診療科を維持することが必要ではないかと考えております。次に、医師の確保の問題ですが、今年から医師の臨床研修制度が始まったこともあり、ここ数年は医師の確保は厳しい状況が続くものと考えていますが、新病院では、医師確保のためには早いうちから大学等に要請するとともに、研修医の確保、全国公募など、これまでにないさまざまな手だても講じてまいらなければならないと考えております。次に、1次救急についてでありますけれども、新市立病院の救急医療体制については、1次から3次救急まで対応することを基本としておりましたけれども、このほど小樽市における救急医療体制の在り方などに、 、 、 、 ( )ついて検討するため 市長の諮問機関として小樽市医師会 公的病院 市立病院 保健所で構成する 仮称小樽市救急医療体制検討委員会を発足することになりましたので、この検討結果を踏まえて、小樽市の救急医療体制において新市立病院がどのような役割を果たしていくか、最終的に判断いたしたいと考えております。次に、産婦人科の病床数についてでありますけれども、現時点では、新市立病院では地域周産期母子医療センターの指定を受けることは考えておりませんが、周産期医療を実施することや市内の産婦人科の病床数の状況から、新病院の産婦人科の病床を全くなくすることはできないものと考えております。また、協会病院の周産期センターの現状は把握しておりませんが、小樽市における周産期医療、小児医療の在り方について、今後、協会病院も含め関係医療機関とじゅうぶん話し合ってまいりたいと考えております。次に、脳外科、心臓血管外科、循環器科の病床数についてでありますけれども、全体の病床数をほぼ半減したことから、病床数を大きく増やすことは困難でありますが、各診療科ごとの病床配分につきましては、基本設計の段階で改めて検討することとしております。次に、オープン病床でありますけれども、新市立病院においては全体の病床数をほぼ半減しており、これ以上の病床を確保することは困難でありますが、運営方法などについて、今後も医師会と協議しながら検討してまいります。次に、過去、本市の医院や医療機関が市民の医療負託にどのようにかかわり、今後どうあるべきかということでありますけれども、医療は患者の身近な地域で提供されることが望ましいとの観点から、医院がかかりつけ医として地域における第一線の医療機関であることは、過去も将来も変わらないものと考えております。一方、公的病院は、過去においては総合病院の制度の下で、主に施設・設備面から地域医療の充実を図ることがその役割でありましたが、平成10年度に地域医療支援病院の制度が設けられてからは、地域医療全体をレベルアップすることに重点が置かれております。他の医療機関から紹介された患者に対する医療の提供、施設・整備の共同利用及び医療従事者の研修などを行うことにより、よりいっそう地域医療の体制が整備されるものと考えております。次に、市内の医療機関の診療実態でありますけれども、民間病院の実態を知るための手術件数などの数値は公表されておりませんので、お示しすることはできません。、 、 、 、次に 一般会計から市立病院事業会計への繰入金でありますけれども 繰入金は主に救急医療 高度医療、 、 、結核及び精神病院運営など 経営上その収入をもって充てることが適当でない いわゆる不採算医療に対し一定の基準に基づき一般会計が負担しており、その約半分は地方交付税で措置されております。病院事業会平成 16年第 4回定 例 会 本 会議 録計の決算については、12年度以降は純利益を計上し、平成13年度からは資金収支においても黒字となっておりますが、今後とも適切な公費負担による独立採算性の確保に努めてまいりたいと考えております。次に、病院事業の全部適用でありますけれども、病院に事業管理者を置き、組織や職員の人事、勤務条件など、経営にかかわる権限と責任の明確化を図り、職員の意識改革の下に抜本的な経営改革を進める上で有効な手法と考えておりますので、新病院移行時の法の全部適用に向け、検討してまいりたいと思っております。次に、新病院の施設内容でありますけれども、新市立病院基本構想のベースとなっている考え方は、一つ目は市立病院に期待する市民のニーズにこたえる機能を備えていること、二つ目には他の医療機関で不足している機能を補完する機能を持つこと、三つ目は一公営企業体として一定の収入を確保していけることであります。したがいまして、これらを踏まえ、第二病院の高度専門的医療と小樽病院の総合的診療機能を融合することが必要と判断したところであります。しかし、新市立病院の建設は小樽市にとって多大な財政負担となることから、このたび基本構想の精査・検討を行い、総事業費の縮減を行ったものであります。次に、新病院への一般会計からの負担額でありますが、現時点での試算で申し上げますと、総事業費が約194億円となっておりますので、利子を含めた返済額は約262億円になり、このうち一般会計の負担額は約72億円であります。したがいまして、市民1人当たりの負担額は4万9,537円になります。次に、病院事業の勘定科目でありますけれども、病院事業会計で使用する勘定科目は地方公営企業法施行規則に基づくものでありますので、これに従った処理が求められております。また、民間病院におきましても、厚生労働省が定めた病院会計準則に基づき会計処理を行うこととされており、これと病院事業の使用する勘定科目と大きな差異はないと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。次に、本市が購入する精密医療機器を他の医療機関が使用できないかとのお尋ねでありますけれども、現在、小樽病院のオープン病棟登録医の先生方が使用されておりますし、他の医療機関からの患者も検査科や放射線科へ来院されております。今後も市立病院をご活用いただきたいと思います。次に、人件費についてでありますけれども、公務員の年間給与は人事院勧告により、平成15年度まで5年連続で引下げになっていることや、経済情勢の変化等も当然考えられることから、人件費の今後の予測は非常に困難な状況にありますので、基本構想及び精査・検討の過程では、平成13年度の人件費を基にベースアップは考慮しないこととし、定期昇給分については定期昇給をしないということではなくて、長期の推移の中では職員の新陳代謝もあることから、人件費総額には大きな影響はないものと考え、推計をしたところであります。いずれにいたしましても、一般の医療機関の人件費比率は50から55パーセントが損益分岐点と言われており、常にその数字を保てるように経営努力していかなければならないものと考えております。次に、臨床検査業務の民間委託でありますけれども、現在、外注が可能な検査項目についてはできる限り外注しておりますが、今後とも他都市の病院の民間委託等の状況についても調査してまいりたいと思っております。次に、医師会会員の意見反映でありますけれども、精査・検討の過程におきまして、4回にわたり医師会の医療福祉関係関連問題検討委員会と協議を行いましたが、大きな部分では救急医療体制、診療科目、オープン病床について意見の食い違いがあるものと認識しております。次に、民間委託に伴う給食調理員の配置転換でありますけれども、基本的に教育委員会の学校給食現場への異動を考えておりますが、職種変更の希望もありますので、学校給食現場を含め過員とならない職場への平成 16年第 4回定 例 会 本 会議 録配属を現在検討中であります。次に、ミニ公募債でありますけれども、ミニ公募債の導入により、病院経営に対する市民意識の高揚が図られるなどのメリットがあると考えられますが、引受機関や発行コスト、償還期間などの課題も多くありますので、導入の是非を含めて今後研究してまいりたいと思います。次に、新病院の経営責任者でありますけれども、新病院で地方公営企業法の全部適用をし、事業管理者を置いた場合で申し上げますと、事業管理者にほとんどの権限が移譲され、その事業管理者の責任の下で事業が運営されることになります。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
小前議員のご質問にお答えいたします。文学館及び美術館の学芸員の人材確保についてでありますが、それぞれの館長の指導の下、学芸員が中心となって、業務に精通した職員と創意工夫しながら特別展や企画展などを行っております。ご承知のように学芸員の業務は、資料等の調査・研究や、ほかの館との収蔵作品の情報交換、また文化芸術作品の展示についての企画立案など、幅広い専門性、幅広い専門知識が求められる職種であると考えてございます。現在それぞれ工夫しながら魅力ある施設づくりを進めているところでありますが、さらにより多くの市民や観光客に親しまれる施設とするために、今後、両館の施設管理体制でありますとか事業運営について、文学館審議会や美術館協議会とも協議していく中で、学芸員の配置の在り方も含めて検討する必要があるものと考えております。