小樽市議会 平成16年第4回定例会 2004年12月9日
(1)旧板谷邸、旧遠藤邸の現況と今後の保存の方向性について/(2)景観新法について/(3)学校通学自由選択について/(4)国際ホテルと第3ビル内商店について
2004年12月9日、小樽市議会の一般質問で、大橋一弘議員が「旧板谷邸、旧遠藤邸の現況と今後の保存の方向性について」「景観新法について」「学校通学自由選択について」「国際ホテルと第3ビル内商店について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。
- 質問者
- 大橋一弘 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 菊譲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 大橋一弘
まず、旧板谷邸についてお尋ねいたします。新所有者がマンション業者になりましたので、マンションができるという話が急浮上いたしました。保存すべきということで市民に動きがありましたが、市が旧板谷邸前面の土地所有者に強い働きかけをしたことが契機となりまして、保存の可能性も見えてきたとも聞いておりますが、マンションの可能性もまだ残っていると思います。この問題の経過、現状況、展望についてお尋ねいたします。平成 16年第 4回定 例 会 本 会議 録11月に旧銀行協会の建物が取り壊されました。そして、今、富岡の北電に隣接している旧遠藤邸も、2年以内に取り壊しの意向が聞こえてまいりました。旧遠藤邸は小樽の豪商の歴史を物語る数少なくなった建物でありますが 本州の感覚では 100年程度の建物では歴史的評価はしないとも聞いております 維持費がか、 、 。かるので壊したいとの話ですが、所有者が東京本部なだけに、小樽にとってどうして大切なのかという理解をいただく努力が必要と思います。市民団体からも要請はしていくそうですが、市の立場から保存要請を働きかけていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。次に、景観法が12月に施行されることについてお尋ねします。景観法のモデルともいえるイタリア風景法は1985年に制定され、地方行政に風景計画を義務づけたものであり、イタリア全土の広域都市計画は活発化。 、 、「 」しました 風景法の中では 景観保全地域の指定により 景観が無秩序に破壊されることを事前に予防することの大切さを説いております。小樽には日本一の景観条例があります。しかし、市全体の風景計画でないためもあり、近年、市中心部にマンション等高層建物の建設が目立っております。花園公園展望台の目の前のマンションで小樽の代表的な眺望が遮られました。市民の方から何とかできなかったのかと抗議もありました。景観法の施行で、景観地区指定で建物の高さ、デザイン、色の制限が可能となりますが、市としては景観法にどう対応していくのか、お考えを伺いたいと思います。、 。 、次に 小中学校選択制についてお尋ねします 入学時に学校を選ぶことのできる学校選択制につきまして道内はもとより、全国的にその実現への取組が活発化しております。以前、当市でも検討してほしいと質問しましたが、まず統廃合を行い、その後検討したいとの答弁をいただいております。今回、通学距離、バス等通学手段の問題、地域の学校の消滅の問題、希望する学校に行きたいことが浮上しております。学童の家、 、 。 、庭が自己の責任と利便性 学校評価を尺度として 学校を選ぶ権利を認める時代に入ったと考えます まず全市授業公開を行い、どの学校も自由に見て、市民による学校評価の一歩を踏み出すべきと思いますが、いかがでしょうか。そして、自由に選択できることから、隣接学校間の生徒数の流動が起きるとすれば、第2次統廃合は、より父母の意向に沿ったものになっていくものと考えます。昭和16年の国民学校令以来の学区制の枠を破ることが公教育における親の選択権を広げる意味を持つことを理解の上、学校選択制を早急に検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。次に、旧国際ホテルにつきまして、入札後、落札者の動き等不明のように思います。先日、都通りの商店主から経営者が出てきてよかったという話が出てきて、その程度の情報と認識なのかと驚きました。現在どのような状況になっているのでしょうか。そして、今後どのように展開いたしますか。それに関連して、サンビルプラザ商店街は客足も落ち、情報も少ない中、困り果てていると聞いております。特に、6月までは市も前向きに再開発を考えていると思っていたのに、急に方向転換があって、そのために今日の事態を迎えたのではないかと話す商店主もおります。6月までは再開発をどのように考えていたのか。また、ビル内商店の現況をどのようにとらえているのか。そして市としてサンビルプラザ商店街活性。 、 。( )へ何か方策は検討できないでしょうか 詳細につきましては 予算特別委員会でさせていただきます 拍手
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
大橋議員のご質問にお答えいたします。平成 16年第 4回定 例 会 本 会議 録初めに、旧板谷邸、旧遠藤邸の現況と今後の保存の方向性でありますけれども、初めに旧板谷邸でございますが、今年10月に新たな所有者が取得いたしました。建物の利用計画は、母屋に付随して増築された離れを解体しましたが、新たに温浴施設を設け、母屋をリニューアルした上で、商業施設として活用したいというふうに聞いております。次に、旧遠藤邸でありますが、所有者の方から、これまでも建物の保全について相談を受けているところでありますが、市といたしましては、今後とも建物の歴史性や重要性などを説明し、維持・保全についてさらに強く要望してまいりたいと考えております。次に、景観新法でありますけれども、本市では、平成4年に小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観条例を施行し、まち並み保全に努めてまいりました。今年6月に公布されました景観法は、景観計画区域、景観地区等における良好な景観の形成のための規制など、我が国初めての景観についての総合的な法律であり、景観地区等の条項を除いて12月中旬に施行されます。このため本市では、市中心部における高層マンシ、 、 、ョン建設に伴う景観の保全が困難になっている状況から まち並み保全の規制の在り方などについて 現在景観審議会の中にワーキンググループを立ち上げて検討を始めたところであります。次に、旧国際ホテルとサンビル内商店についてのお尋ねでありますけれども、初めに旧国際ホテルの落札後の状況でありますが、旧国際ホテルは、今年8月11日に札幌地方裁判所小樽支部により売却許可決定がなされ、株式会社小山グランドパレスホテルが旧国際ホテルの権利を取得いたしました。その後、小樽駅前ビル株式会社は、株式会社小山グランドパレスと同物件の活用方法及び先取特権の共益費の支払について協議を行っておりますが、現在、株式会社小山グランドパレスホテルから具体的な方向性は示されていないことから、小樽駅前ビル株式会社との協議を見守っているところでございます。次に、8月まで検討しておりました再開発事業でありますけれども、市は、小樽駅前ビル株式会社、駅前第3ビルの権利者代表、商工会議所及び本市の4団体で検討会議を設置し、新たな企業誘致も含めて、再開発事業導入について具体的な検討を行ってまいりましたが、株式会社小山グランドパレスが権利を取得したことから、検討していた計画については断念したところであります。次に、サンビルプラザ商店会の現況でありますけれども、商店会の状況につきましては、現在営業店舗が16店舗、空き店舗が5店舗となっており、ホテルの利用客を顧客としている商店が多く、ホテルの営業停止以降、売上げの減少等厳しい状況にあります。市といたしましても商店街活性化のために、当面はイベント支援事業や空き店舗対策支援事業のほか、国のアドバイザー事業を活用し、専門家を派遣するなど支援を行ってまいりますが、サンビルプラザ商店会の活性化のためには、キーテナントでありますホテルの営業再開が何よりも必要なことと認識しております。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
大橋議員のご質問にお答えいたします。小中学校の学校選択制についてでありますが、この制度は子どもや保護者が自由に学校を選択できますことから、学校運営の情報や授業風景などを保護者に公開するなど、より特色ある学校づくりが求められるものでございます。本市におきましては、現在、小学校の小規模化が進む中で、活力あふれる教育活動の実現を目指すことを目的としました適正配置実施計画(案)を策定し、多くの方々からご意見をいただいているところでございます。これまでの繰り返しになりますが、学校選択制の導入につきましては、そのよさなど平成 16年第 4回定 例 会 本 会議 録につきまして、他都市の実施状況などを参考に、さらに勉強してまいりたいと考えております。なお、地域への授業の公開につきましては、学校評議員や町内会の方々に積極的に公開するよう学校に努力をいただいておりますし、また、学校におけるさまざまな情報公開につきましても、学校だより等を通じまして、保護者でありますとか町内会に広く回覧しているところでございます。以上でございます。