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小樽市議会 平成16年第2回定例会 2004年6月15日

(1)市民傍聴について/(2)知的財産を生かすために/(3)環境整備について/(4)IT教育について

2004年6月15日、小樽市議会の一般質問で、森井秀明議員が「市民傍聴について」「知的財産を生かすために」「環境整備について」「IT教育について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏が答弁しました。

質問者
森井秀明 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 森井秀明

早速質問に入らせていただきます。つい先日、住宅行政審議会において市民が傍聴できるよう規約ができ、公式に認められました。たいへんすばらしいことだと思います。市民に開かれた行政をと訴えている市長の下で、はや5年がたちます。私も開かれた行政をという意向に賛同しており、積極的に取り組んでいくべきだと思っております。そこで、率直に伺いますが、審議会を含め庁内で行われている会議において、市民の傍聴の可否について現状をお教えください。また、まだ公式に認められていないものについては、今後傍聴できるよう取り組むという考えでよろしいのでしょうか、市長の見解をお願いいたします。次に、財政状況が厳しい今、本市がこの危機を乗り越えるために必要なのは知的財産の活用であると思います。そして、まずその知的財産をフルに活用できるよう、アイデアや発想を出せる環境づくりが必要ではないでしょうか。そこで、お尋ねしますが、市職員がアイデアを出すことができる規定があると聞きますが、その名称、内容、活用状況をお教えください。また、これからの市職員は企画制作やプレゼンテーションをだれしも行えるようにならなければならないと考えます。それぞれの課や係で常々独自にアイデアや発想が出せるよう、この制度を利用して企画コンテストを行うことはできないでしょうか、市長の見解をお聞きします。また、知的財産は市民からも得ていくべきだとも考えます。市長は常々市民の声をと訴えております。市長への手紙などは、その気持ちが反映されたよい政策の一つかと思います。しかしながら、いまだに市政と自分との間に距離を感じられている市民が多いように見受けられます。そこでお尋ねします。市民がいつでも参加できる懇談会・懇話会的なものをつくっていくべきかと思いますが、いかがでしょうか。社会的地位、年齢、住まいなども関係なく、立場を超え、人数制限もなく、だれ。 、もが自由な発想の下で話すことのできる会合です もう既にそのような会が小樽市にもあるかと思いますが現状とこうした会合に対する市長の見解をお伺いいたします。環境整備について質問をします。本市にとって自然を守っていくことは、市民生活の向上や観光の発展などの面から欠かせないことと思います。洞爺湖の湖畔では環境整備のため、湖畔に入場する際に手数料を取っているところがあるそうですが、そのような形で何らかの料金を取っている湖や国定公園、海岸線などは全国にどれほどあり、どのような形で料金を徴収しているのでしょうか、お伺いいたします。最後に、今月1日、長崎県佐世保市において女児が同級生に殺害されるという非常に痛ましい事件が起きてしまいました。亡くなられた児童のめい福をお祈りするとともに、遺族の悲しみに心が痛みます。この事件の動機として、インターネット上のチャットにおけるトラブルが原因の一つと報道されています。現在、本市の学校現場においても、パソコン、インターネット等のIT教育が導入されてきておりますが、この事平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録件を受けた段階で、教育委員会の受け止め方と今後の対応についての見解をお聞かせください。また、インターネット上では、R18指定など、子どもたちが見ないように防ぐのがたいへん難しいと聞きますが、教育委員会ではどのように対応しているのでしょうか、あわせてお伺いいたします。再質問を留保し、質問を終わります (拍手)。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

森井議員のご質問にお答えいたします。まず、庁内で行われている会議の市民の傍聴についてでありますが、現在、住宅行政審議会のほか、都市。 、計画審議会などの一部の附属機関や教育委員会などで市民の傍聴が原則として可能となっております また附属機関などの性格により、非公開としてのものもありますが、現状としては、その他大多数のものは市民の傍聴を想定していないものと思われます。今後は審議会などにつきましては、市民の傍聴の可否について議論し、支障のない限り傍聴を可能とする方向での取組を指示したいと考えております。次に、市職員の提案に関する規定についてでありますが、平成10年に小樽市業務改善提案規程から、小樽市職員提案規程に改定をしております。規程の内容につきましては、市政全般について職員の自由な発想による提案を広く求めることを目的としております。提案が提出されますと、小樽市職員提案審査委員会を開催し、審査を行い、特に優秀と認める提案者を最高5万円相当の金品で褒賞することとなっております。また、活用状況は、現在までに4件の提案があり、うち1件が1万円相当の褒賞を受けております。平成13年度には職員へ規程内容を解説した文書を配布し、制度の周知を図ってきたところであります。次に、企画コンテストというご提言でございますが、アイデアや発想の多くは、それぞれの職場において日ごろの業務改善の場で出され、検討を重ね、実施されているものと考えております。また、職場を超えた議論や、提案を出しやすい場も必要であると考え、庁内LANに財政健全化ネット会議室を設けることや、私への直接の提案を受けるために、職員へ電子メールアドレスを公開しております。今後ともご提言の趣旨を踏まえ、提案制度の活用をさらに検討してまいりたいと考えております。次に、市民がいつでも参加できる懇談会・懇話会の創設でありますが、市政の推進に当たりましては、多くの市民のご意見を伺うために、審議会や委員会への市民委員公募や、地域別懇談会などの開催などを行っております。また、市民参加型の懇談会や会議等は、これまでも地場産業振興会議や地域経済活性化会議、さらには都市計画マスタープラン策定に係る地域懇談会など、各分野において開催されてきており、市民からさまざまなご意見やご提言をいただいてきているところであります。さらに、今年の3月には、国の都市再生モデル調査事業の一環として開催しましたまちづくり懇談会では 市民と企業と行政が協働により 美、 、「しいまちの再生」をテーマに、まちづくり戦略を話し合う場が設けられ、市民主体の都市再生への動きが始まったものと思っており、参加者からもまちづくり懇談会の継続要望が強いことから、今年度も開催に向けて検討中であります。今後も、このような市民・企業・行政が一体となった懇談会や懇話会の開催については、手法も含め、さらに検討していきたいと考えております。次に、海岸線などの環境資源を利用するものからの利用料などの徴収をし、環境整備を行っている事例でありますが、本市では現在のところ、全国の事例については把握しておりません。また、全道市長会に照会平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録しましたが、そのような事例調査は行っていないとのことであります。海岸線などは、基本的に国民の自由使用に公開されるもので、国民が自由に利用でき、利用を希望する者を排除できないという性質を持っており、不法投棄された廃棄物処理に要する費用負担を課すことについては、利用者の理解が得られにくいものと考えております。なお、洞爺湖の事例につきましては、観光振興を目的としたキャンプ地の維持管理費や、水上バイク利用者にあっては、管理小屋やブイなどの維持管理のために、洞爺村や観光協会で構成する洞爺村地区湖畔レジャー対策協議会が環境維持費として徴収しているとのことであります。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

森井議員のご質問にお答えします。佐世保市での事件についてですが、子どもが安心して生活する場であるはずの学校において、このような事件が発生したことはたいへん痛ましいことであり、まことに衝撃的なことでありました。家庭において子どもがネット上の会話、チャットを行うなど、インターネットが急速に普及し、モラルに関する問題が見られることから、学校を通して保護者に注意喚起をいたしたいと考え、6月9日の小学校長会議で指導いたしました。学校教育においては、情報社会で正しい行動がとれるようにするための情報モラルの育成が緊要な課題であり、インターネットへの書き込みや会話などの在り方をはじめ、情報モラルにかかわる教員研修等を充実させ、対処いたしてまいります。また、子どもがホームページを閲覧するに当たっては、制限を加えるフィルタリングソフトを採用しております。このソフトでは、戦争、暴力や性的な事柄などの有害情報のかなりの部分について閲覧制限ができますが、コンピュータ教室等における教師の指導に万全を期してまいります。( 議長、5番」と呼ぶ者あり)「

再質問 5番 森井秀明

幾つか再質問をさせていただきます。私は、学生をインターンで受け入れて、議員インターンシップという形で、議員がどのような仕事をしているのかということをお見せしたりとかするときがあるのですが、そのようなときに、審議会とか、そのようなところで傍聴を促すことがあるのですが、今までも傍聴させてくださいという話をすると、それぞれの会議で、まずちょっと待ってくださいという言葉が常々入ります。私は、審議会とは、市長の下で市民の方々が集まって話をする場であると考えているのですけれども、公募によって選ばれた方は審議の委員として中でお話しするのですが、選ばれない方は傍聴をするのに、まずその規約を先につくらなければいけないというのは、とても不思議だなと思っておりました。審議会というのはそういう性質を持っているものだと自分自身は思っているので、それぞれの審議会の中で傍聴を許可する、どうするというお話ではなくて、審議会そのものを小樽市としてすべて傍聴できるように考えていかなければならないのではないかと、私自身は考えているのですけれども、その点について市長の見解をお願いします。、 、 。また この質問において 審議会を含め庁内で行われている会議というような話もさせていただきました少し極端な話ではありますけれども、私は、市民が庁内をどこでも出入りして、市役所内でどこで会議がされてどんな話をしているのかとか、そういうのが見られてもいいぐらいではないかというふうに思っています。つまりは、市民に庁内がどんどん親しまれていくべきではないかというふうに考えております。これは平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録少し考えは極端ですけれども、それぐらい親しまれるべきではないかなと思っていますので、どの会議においてもある程度、非公開とか、まだ庁内で話ししている最中なので、表には出せませんということではなくて、そういう事前の原案とか、そのようなものでも、市民の方から要望がある場合は公開してもいいのではないかなと、私自身は考えております。これについてもあわせて見解をお願いします。また、先ほどの企画制作やプレゼンテーションは自分自身が行えなければならないと思うのですが、私のように言いたいことを言ったりとか、我の強いようなタイプですと、こういう企画、このような小樽市職員提案規程のようなものを利用してどんどん提案していくことをやっていこうと思うのですが、なかなかプレッシャーが強かったり、何と言われるかわからないとか、怖いとか、そのような方とかもいるのですが、そういう方でも能力の高い方というのはたくさんいらっしゃると思うのです。その方々がアイデアを出せるような場というものを定期的につくっていくことが大事ではないかなと思いましたので、コンテストという話をしました。これも先々考えてみたいというようなお答えをいただいているのですけれども、改めて見解をお願いしたいと思います。また、懇談会の話なのですけれども、昨日、山口議員より自治基本条例の制定についてというお話もしていましたが、私自身もその考えにたいへん賛同しております。あまりこういう細かい具体例を出したくはないのですが、今回、例えばごみの減量化に対する有料化に伴ってお話もされていますが、市長の方から諮問をして、審議会を通して答申が出ているのですけれども、諮問をした時点で、既に減量化に伴って有効な施策として有料化がどうだというような話から入っております。本来であれば、まず減量化というものは何があるのかということで、たくさんのアイデアを出すべきではないかと私自身は思っております。ですので、市長から何か提案される前に、市民からほかにどのようなものがあるのかということを聞き出すために懇談会、懇話会等があるのは、本来であればよろしいのではないかと思っております。現在、小樽のまちづくりの懇談会が都市再生モデル事業に伴って行われておりますけれども、このような会がもっともっと増えていくということが、市民の参加のしやすい行政であったりとかという形になっていくのではないかと思っております。これもぜひ改めて見解をお願いしたいと思います。環境整備についてなのですけれども、私、洞爺湖へ行ってお話を聞いてきましたけれども、洞爺湖ももちろん国定公園になっていて、もともとは市民というか人が自由に出入りできる場所であり、いろいろなところから出入りして規制するような場所ではもともとなかったところを、やはりそういう環境整備とか、又は水上バイクとかというようなお話もありましたが、騒音とかに対する対処ということでいろいろな機関に問いかけて、こういう形をとれないかということで出入り規制をして、それに対して環境整備の手数料を取っているというようなお話を聞きました。オタモイとか天狗山、赤岩の登山道もそうですし、蘭島、銭函等、これだけ環境背景に守られた小樽市だと私自身は思っていますので、先ほど不法投棄の話もありましたけれども、そういうことに対する対応方法として、なかなか全国でもまだまれに見る内容ではあるかもしれないのですが、小樽市独自で環境整備の手数料とか、そういう背景とかをつくっていくべきではないかなと思っておりますので、こちらも改めて見解をお伺いしたいと思います。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

最初に、審議会等の傍聴ですけれども、先ほどもお答えしましたように、たくさんの平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録審議会がありますので、すべて公開されているというわけではございません。あとは審議会の性格にもよりますけれども、先ほど申し上げましたように、市民の傍聴の可否について、じゅうぶん審議会で議論してくださいというふうに指示をしたいと思っています。それから、庁内で行われている会議の傍聴ですけれども、これも庁内で行われている会議というと、いろいろな種類があります。どの部分のことを言われているのかちょっとわかりませんけれども、庁内の単なる事務打合せの会議から始まりましていろいろな会議がありますから、これもすべて公開というのはなかなか難しいのではないかと。ですから、庁内で行われているどういう会議とある程度特定してもらわないと、庁内で行われている会議すべてということになりますと数限りないわけですから、その辺をどう傍聴制度ができるかどうか、どういう会議が適当なのか、それはこれから庁内で検討しなければならないというふうに思います。それから、職員の提案の関係ですけれども、私も職員研修の講師をしていますから、そういった折にはどんどんいろいろなアイデアなり政策提言をしてほしいというふうにお願いしています。先ほどもお答えしま、 、 、したように なかなか上がってきませんので つい先般ジェットプロジェクトが提案した勉強会をつくってその中で検討して、ああいう一つの提案になったわけですけれども、あれを一つのきっかけにしまして、今あれをベースに、また新たな小樽の発展のための施策というものを若い人方が一つ考えてくださいと、あれよりもっと一歩踏み込んだものを、少し時間をかけてみんなで検討してほしいというふうに話してありますので、これはまた広がっていくと思いますので、そういったことにまた期待もしていますし、さらに先ほど言いましたように、どういう場所が提案しやすいのか、なかなか難しいわけですけれども、できるだけたくさん意見が出るように持っていきたいというふうに思います。それから、ごみの審議会の諮問の仕方という話だろうと思いますけれども、どういう諮問をするかというのは今回の場合は明確でございまして、ごみの減量化という一つの大きな目標があるわけですから、その目標とこの有料化との関係ということで諮問したわけでして、すべてを、ごみの減量化どうですか、はいという審議会に丸投げといいますか、それもなかなか実際には難しいわけですけれども、一つのこういうテーマを挙げて、それについてご意見をいただくといいますか、ご審議をいただくというか、そういう方向でこれからも行きたいなというふうに思います。それから、環境整備の関係ですけれども、洞爺湖の事例がありまして、これは洞爺湖のある特定の地域だと思うのです。そういうところであれば、利用料金は徴収しやすい、管理しやすいのだろうと思いますけれども、やはり小樽のようにこれだけ海岸線が長い、さらにいろいろな観光地もある、こういう中で、ではどこをターゲットにして、そこの利用者から取るかというのは非常に難しい問題だと思いますので、その中のどこの地域を整備したり、環境美化に取り組むかというのは、全体の予算の中でやっていかざるをえないのかなと思いますので、これは今後の検討課題になっていくのかなというふうに思います。( 議長、5番」と呼ぶ者あり)「

再質問 5番 森井秀明

企画制作の話で一つだけ、質問というより聞いたお話がありまして、どうしてもちょっとこのことが気になって、今話させていただきたいなと思うのですけれども、行政の中での仕事の意欲というか、そういう意識を高めるために自分自身は必要だなと思っていることは、システムとかという問題ではなく、やはり上司側からの歩み寄りだと思っております。平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録なぜかというと、ある企業で、ある職員が企画を提出したときに、そんなことは常々考えているとか、又は今さらそんなことを言われてもとかというようなことで、上司から一しゅうされたりとか、そういうふうな状況になったりとかということがよくあると。それで、行政によっては上司と職員が声が届きやすいようにということで、わざわざシステムを変えて係長職の廃止とか、収入役とか助役の廃止とかをして、システムそのものをフラット化しているようなところもあるそうです。自分はそれはちょっとやりすぎではないかなというふうに思っているのですが、先々そういうふうに、小樽が今現状なっているかどうかというのは別にしても、そうではなくてもそれを怖くて言えない人とか、気の弱い人とかもたくさんいらっしゃると思うのです。そういう環境を常々整えてあげるためにも提案しやすいようなシステム、そういうことで先ほどコンテストという話をさせていただきました。なかなか規定とかがなくて、好きなときに出しなさいと言われても出せない現状があるのではないかなと私自身は思っておりますので、ぜひこういう職員提案規程のようなものをもっと利用していただけるように、もう既に平成10年から6年たっているわけです。にもかかわらず、まだ4件しか出されていないのです。ぜひこういうのをフル活用していただけるように背景をどんどんつくっていただけたらと思っております。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

やはり一つには、若い人が意見を言いやすい環境づくりをどうつくっていくかということだと思います。今までもそういったことでやっておりますし、市長へのメール、これも私のところへ何件か来ています。メールですから直接会わなくてもいいわけですから、どんどん来てほしいなと思いますけれども、常に私も、若い人の意見もじゅうぶん取り上げるようにと部長会議等で言っていますので、職場の環境をどうつくっていくか、言いやすい雰囲気をつくるという、そういう雰囲気づくりも必要だと思いますので、そういった面も意を用いながら、これからも取り組んでいきたいと思います。

出典:小樽市議会 平成16年第2回定例会 2004年6月15日 議事録 PDF(88ページ) 間違いを知らせる