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小樽市議会 平成16年第1回定例会 2004年3月2日

(1)財政問題について/(2)市民・職員犠牲でない真の財政再建/(3)平成15年度補正予算案について/(4)雇用・中小零細業者対策について/(5)感染症対策について

2004年3月2日、小樽市議会の一般質問で、古沢勝則議員が「財政問題について」「市民・職員犠牲でない真の財政再建」「平成15年度補正予算案について」「雇用・中小零細業者対策について」「感染症対策について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏、財政部長 磯谷揚一、港湾部長 中塚茂、経済部長 山崎範夫、社会教育部長 嶋田和男が答弁しました。

質問者
古沢勝則 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏、財政部長 磯谷揚一、港湾部長 中塚茂、経済部長 山崎範夫、社会教育部長 嶋田和男

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 21番 古沢勝則

日本共産党を代表して、質問いたします。早速、財政問題からです。新年度予算案の特徴について、まずお伺いいたします。事実上、破たんしている市の財政を、いったいどのように立て直していくのか、今、多くの市民が注目をしています。ところが、市長は我が党がこれまで指摘してきた石狩湾新港など無駄の多い大型公共事業には手をつけず、引き続き推進する立場を変えようとはしていません。その一方で、小樽市政上では例を見ない、市民と職員に対する犠牲の上に編成された予算案であります。定例会の初日に行った市長の提案説明においても、小泉内閣による一方的な歳出削減に、何一つ異議を唱えることもなく、その上、これまで積み重ねてきたみずからの失政についても言及しません。国と地方の財政困難の原因は何か、その責任についても、まるで人ごとのようであります。したがって、財政再建の展望も語れない施政方針でありました。市民と職員にだけ犠牲を強いる、そのことを最大の特徴とした予算案だと思うのですが、いかがでしょうか、見解をお聞かせください。次に、新年度予算編成に当たって、なぜ19億円ものカラ財源を組まなければならなかったのか、その大きな要因である三位一体改革について伺います。そもそも市長は、政府の地方交付税や国庫補助負担金の減額・一般財源化もそれに伴う税源移譲でとんとんになる、帳じりが合うと考えていたのではないでしょうか。本定例会を前に示すとしていた財政健全化計画も、そのことを前提に作業を進めていたところ、実は政府が三位一体改革を具体化すると、その期待が一遍に吹き飛んでしまった。12億円もの落ち込みであります。健全化計画も示しようがなくなった事情、これが偽らざるところだと思うのですが、いかがですか。つまり、あなたの三位一体改革に寄せた期待も、これが実は幻想でしかなかったわけであります。北の小樽、南の平良、このように言われているように、今、全国の自治体の多くが打つ手なしの状況に追い込まれています。沖縄県平良市の状況を伝える沖縄タイムスは、市当局がこの国の三位一体改革に対して、進め方が性急すぎる、地方の意見無視だ、三位ばらばら改革だと、このように嘆いている様子を伝えています。自治体関係者の期待を裏切った、三位一体改革に対する見解をお聞かせください。19億円のカラ財源です。諸収入の雑入に計上したその理由をお聞かせください。去る2月20日、衆議院予算委員会において、麻生総務大臣は当市の財政問題を取り上げた我が党の吉井英勝議員の質問に対して 「相談いただければ地域再生事業債、財政健全化債というものを柔軟に充てて対応さ、せていただく。率直に話をいただいて、妙に数字をごまかして、そこを乗り切ろうとするのは好ましくない」このような見解を示しました。地方交付税を1兆1,832億円、前年比で6.5パーセントの削り込み、臨時財政対策債は1兆6,791億円、同じく28.6パーセントも削減しておきながら、全く無責任きわまる麻生大臣の答弁であります。よくも言えたものだと、このように私は思うのですが、この答弁を市長はどのように受け止められているのか、見解をお聞かせいただきたいと思います。また、新年度予算案の編成後、道を通じて国に対しても小樽市の財政事情を訴えたと聞いておりますが、その際の政府の対応、見解はどうであったかもお聞かせください。カラ財源の後始末も深刻な問題であります。先ほどの横田議員も質問をしておりました。その解消はいったいどのようにつけるつもりでおられるのか、対応策もお尋ねしておきます。我が党は、新年度予算案に示された立場での財政再建は、たいへん難しい、大いに疑問である、このことを率直に申し上げておきます。市民サービスの切捨てとなった新たな負担増、あなた流に言えば、事務事業の見直しと歳入で20億円、加えて職員人件費の削減で20億円、これらを合わせて40億円の財政効果を生み出すが、しかし、赤字はなくならない。当座の赤字再建団体転落をとりあえず乗り切ろうというものであります。ところが、この財政健全化計画の土台となる歳入の見通しが、政府の三位一体改革によりとんざさせられてしまいました。市民と職員に犠牲を押しつけても、なお財政立て直しの展望が全く立たないというのが現状であります。負担を求める市民と職員に対して、この現状をどのように説明するつもりでおられるのか。また、さらなる負担を求めることにはならないのか、見解をお聞かせください。あわせて、先延ばしとされている財政健全化計画ですが、いつ議会に示すつもりでいるのかもお答えください。新年度に向けた政府の地方財政計画の抑制は、この先、しばらくは続くのではないか、それがいっそう市財政立て直しの道に、重くのしかかってくるのではないか、このように思わざるをえませんが、市長はどのように受け止めておられるでしょうか。先ほど指摘した地方交付税、臨時財政対策債の大幅な削減に加え、新年度は地方の歳出を減らすためにと、公共事業関係の地方単独事業を大幅に圧縮、1兆5,400億円の削減です。一方、歳入は地方税や新たな地方債などで1兆7,000億円程度の歳入増。その結果、対前年比では財源不足額が3兆2,000億円以上も圧縮されると政府は見込んでいます。これが地方交付税の落ち込みに反映されました。ところで、こうした地方財政計画の抑制を受けつつ、当市の新年度予算案では、市税収入が対前年比で2億1,325万円の落ち込み、石狩湾新港事業の母体である北海道も石狩市も、地方税は増収計上されています。政府の期待に反し、また、これらの自治体との関係において、なぜこうした違いが出てくるのか、お聞かせください。政策課題とした市民への負担増や職員人件費の削減、これらが市税収入を落ち込ますことになるのは必至であります。例えば、職員の人件費20億円削減が市税収入にどのような影響を及ぼすのか、その影響額についてもお尋ねしておきます。財政問題は最後です。詳しくは引き続き別項で伺いますが、石狩湾新港であります。まず、指摘しておかなければいけないのは、政府の新年度予算で公共事業の3.5パーセント削減を打ち出していますが、これらの多くはコスト縮減によるものです。都市再生の名の下で、大都市圏の空港や港湾などの大型事業には、引き続き重点的に予算が配分される。このようなしくみになっています。国土交通省の平成16年度予算のポイントによれば、港湾について次のように述べています。中枢・中核国際港以外の重要港湾については、効率的、効果的投資をさらに促進するために、小規模な施設について、耐震強化岸壁のような防災、安全上必要な施設など、特に重要なものを除き、新規採択を抑制する。市町村管理に係る補助の採択基準をさらに引き上げる。このことはつまり、特定重要港湾とこれに準ずる重要港湾以外は、置き去りにして構わないということであります。こうした方針の下に、石狩湾新港には重点的に予算が配分され、何が何でもまずはマイナス14メートルバース、これに関連する岸壁、航路、泊地、ふ頭用地などの整備を進め、平成16年度中には、供用を開始する。この国の方針が貫かれています。市財政圧迫の大きな要因である石狩湾新港は、各母体の財政難をよそに、こうして着々と建設、整備が進められていきますが、この方針の先には、いったい何があるのか。この方針に沿って、あくまでも石狩湾新港事業を続けていくつもりでおられるのか、財政問題との関連で最後に伺っておきます。では、次に、真の財政再建を目指す上で3項目に絞ってお尋ねしておきたいと思います。財政問題の大枠について、今伺いました。我が党は、肝心なところで聖域をつくっている、市民生活切捨てが第一だ、職員への犠牲転嫁で進めようとする、こうした財政再建の方向にはくみしません。市長が提案している議案は、そのいずれも市民の暮らしを守る上からも、それが自治体本来の役割であることからいっても譲れないものであります。最初に、石狩湾新港事業についてであります。ご承知のように、我が党はかねてから無駄な公共事業の一つとして、この事業は中止、これらを含めて大胆な見直しが必要であることを主張してきました。市財政を立て直していく上からも、また、市長が言うスリム化を進めていく上からも、その最も非効率の見本である15万都市に二つの大きな港、新港問題を避けては通れません。そこで伺いますが、まず、新港管理組合予算においては、例えば、補助事業や起債事業のうち、西地区の道路やふ頭用地の整備が、100パーセント削減・見直しであります。加えて言えば、これらに先立ち、同地区の荷役機械整備も本年度予算の執行がカット済みであります。こうした事業予算の見直し、カットの理由はいったい何か、そのほかの事業分を含めてお聞かせください。このように、新年度港湾関係事業については、大幅な削減、変更がされています。この見直しにおける市財政への効果についてもお尋ねしておきます。一方、国の直轄事業部分でありますが、これは一部の見直しにとどまっています。財政問題の項でも触れましたように、中でもマイナス14メートルバースに関連しては、航路も泊地も岸壁も港湾施設用地も、いずれも補助事業や起債事業の削減に比べて手が入っていません。お尋ねした西地区の削減・見直しと不即不離の関係にありながら、これはいったいなぜなのか。見直しをかけたとはいえ、なお管理者負担分の約7割が、直轄事業分によって占められているわけですから、この国の直轄事業こそ大幅に見直すべきだと考えますが、いかがでしょうか。新年度における新港管理組合の財政構造も、使用料手数料収入は歳入全体のわずか7.4パーセントでしかありません。あとは、管理組合負担金と組合債であります。中でも各母体の財政を圧迫している負担金は、歳入の72パーセントにも及んでいます。しかも、この負担金の80パーセント以上は公債費、つまり借金返済分であります。一家に例えれば、借金返済に追いまくられる。事実上、首が回らない。このように言っても過言ではない状態であります。この公債費の多くは、実は政府系資金であります。新港新年度予算における公債費の額、資金別内訳を明らかにしてください。あわせて、こうした資金の低利への借換え、返済の繰り延べなど、どのような対策を講じているのか、お尋ねをしておきます。市財政への効果を上げる上で、市長としてもここが引くに引けない問題だと思うのですが、いかがでしょうか。同じく、新年度予算の議会費に関連して伺っておきます。約2,100万円が計上されています。そのうち半分以上は海外事情調査だそうです。海外事情調査とはいったい何か。その内容、金額について説明を求めます。各母体が今、財政難で塗炭の苦しみの中にいますが、にもかかわらずであります。少なくとも、この予算の執行については停止をする。こうした構えがなくて、何をか言わんやであります。市長のき然たる態度表明をお聞かせください。二つ目は、ふれあいパス事業について伺っておきます。70歳以上の老人に対するバス料金の無料化、これを求める請願書が提出されたのは、今から27年前のことでありました。それ以来、20年間、同じ趣旨の請願が実に52件、陳情が3件提出されました。繰り返しこの議会で市民から提出されたこの請願・陳情、どんな議論がされたのか、どんな審議がされてきたのか、このことが今、改めて各会派に問いかけています。そのときにとったそれぞれの党派、会派が、自分たちの態度は実はどうであったのか、そのことが問われています。新谷市長が公約に掲げ、当時の敬老祝金や下水道料金の減免制度の見直し、これらを財源に振り向けながら、ようやく実現したのが、ふれあいパス事業でありました。平成9年実施、7年目になります。実現に当たって、当時の市議会は、以下のように全会一致で附帯決議を採択しています。本市福祉政策の後退の感を深くするものであり、福祉政策の見直しなどに関しては、慎重かつじゅうぶんに周知の上で提案すべきである。市民負担にじゅうぶんに配慮した施策を目指すように強く要望する。この附帯決議は、おわかりのように、このときふれあいパス事業の財源を生み出すために、その一方で敬老祝金や下水道料金の減免制度に手をかけた。そのことに対する市長への議会としての意思決定であります。そこで伺いますが、まず、どのようにして、今回、慎重かつじゅうぶんに周知の上で提案されたのか。また、一乗車100円程度、この負担、これが市民負担にじゅうぶんに配慮した結果なのか、この点について、まずお答えください。何よりも心配なことは、この有料化・負担増が高齢者の社会参加抑制、これにつながらないかということです。生きがい健康対策がこの制度の趣旨ですが、有料化はこの趣旨に逆行するものだと思うのですが、いかがでしょうか。こうした心配は、市が独自に行っている各種調査からも、容易に知ることができます。例えば、平成12年12月、ふれあいパス利用状況調。例えば、平成14年5月に実施した高齢者一般調査。さらには、本年1月にお手元に届いておりますでしょう経済部の来街者聞き取り調査などであります。高齢者一般調査からは、高齢者の置かれている生活実態が浮き上がってきます。単身を含めて、高齢者のみの世帯が約7割、この一般調査では約7割の高齢者が単身か、もしくは高齢者だけの世帯でありました 「収入は」と、この問いに対し。てお答えになっておりますが、圧倒的な方は、年金に頼っていて、しかもその年収は200万円未満が約6割であります。さらに、病気で通院をしていると答えた方は、実に約7割 「健康のためにどのように気をつけて。いますか」こういう問いに対して、約5割から7割の人がまず挙げたのが 「外出に心がける 「体を動か、 」す」という答えであります。年収額を考えただけでも、最低生活保障水準以下、あるいは上回ってもわずかでしかありません。こうした高齢者の実態を知りつつ、有料化で新たな負担を求めようとする。これが果たして住民の暮らし、福祉を守るべき自治体、その長のとるべき態度と言えるのか、見解を求めるものであります。来街、外出する目的は何か。利用状況調べからも来街者聞き取り調査からも見えてきます。多くの人が共通して答えているのは、病院と買物であります。生きがい健康対策がしっかりとこのまちを支えていることもわかります。みずからが行っている調査からも何一つ酌み取ろうとはせず、ただひたすらに有料化をお願いする。しかも、実態も何も関係ないと言わんばかりに、一律に網をかけてしまうやり方、極めて乱暴な提案であります。とうてい容認できません。撤回こそとるべき道ではないでしょうか、見解をお聞かせください。3点目は、保育費負担金の引上げと放課後児童クラブ手数料についてであります。議会の議決を受けることもなく、保育費の引上げが既に決定されました。そして今度は、これまで無料であった放課後児童クラブの有料化です。しかも、今回は条例事項であるからと、議会の議決を求めるというものであります。この扱いは、法令に照らせば当然の扱いということが言えるのでしょうが、市民の側、市民との関係においては、適切な扱いとは言えないと思います。保育費の引上げは、これまでその時々重要課題として、いつのときも議会で慎重審議を重ね、あるいは参考人招致を求める、そうしたこともしながら、市民の意見を求めながら、議会で議論を重ねて決定してきたはずであります。この保育費負担金の引上げ、市長決定の白紙撤回と、改めての議会における慎重審議を求めるものであります。放課後児童クラブ手数料、無料から一気に4,000円と有料化をする、その手数料条例の一部改正。これには反対であります。市長はさきの4定における手数料条例の一部改正案で、我が党の新谷とし議員の質問に対し、道内人口10万以上の都市の額との差にかい離が生じたことから、改定しようとするもの、これは住民票の交付手数料などについての一部改正でありました。加えて、私たち議員に対する公式の説明資料においても、例えば政策課題、財政健全化の視点として、歳入の見直しについては道内10万以上の都市の平均まで引き上げる、このように説明されてきました。今回、提案の有料化の額は、これらの答弁や、今、述べた視点に比べても、異常に高額の負担を求めるものであります。提案そのものに疑義が生じるのではないでしょうか。あなたの示した基準に沿えば、道内10万都市の実情平均額とはいったい幾らであったのか、ご報告いただきたいと思います。何よりも受け入れがたいのは、大問題だと思うのは、本件議案が議会に提出されていないにもかかわらず、教育委員会では議会の議決を前提にして、4月からの新入学児童に対するこの有料化の説明会を実施していることであります。議会軽視の域をはるかに逸脱したものであり、断じて認めるわけにはいきません。こうしたやり方を小樽市議会はこれまで容認してきたのでしょうか。議会の存立、使命にもかかわる行為であり、議会が今、問われている問題でもあります。議案提出者として、市長の責任ある答弁を求めます。これら一連の経過から見ても、この議案はとうてい審議に耐えるものではありません。撤回こそが適切な扱いだと思いますが、市長の見解をお聞かせください。次に、平成15年度補正予算について伺います。まず最初に、税収の減額補正についてであります。昨年の第2回定例会の代表質問において、我が党の北野議員が「歳入に固定資産税と都市計画税の滞納繰越分5億3,000万円を計上しているが、過大見積りではないか」このようにただしました。これに対して、あなたは「決算剰余金、公債費の不用額、税の滞納繰越分を見込んだことにより、約7億円が改善される」このように答弁されました。それからわずか8か月で見込み割れであります。第2回定例会の予算特別委員会では、私もこの点についてお尋ねしました。問題の2税、特に固定資産税の滞繰分調定を異常に押し上げているその特殊要因はいったい何か。増額補正を組むことにした法的根拠は何か。地方財政法は、あらゆる資料に基づいて正確にその財源を補そく、収入を算定せよと求めているなどなどであります。つまり、滞納分を押し上げているのは、マイカルOBCであり、そのOBCから確実に納税確保できる措置を講じているのか。この点をお尋ねしましたが、ついに明快な答弁はいただいていません。今回の補正は、平成15年度最終のものであります。財政、税務の世界では、およそ考えられないことでありますが、なぜ2定の補正で3億5,000万円、66パーセントもの見込み割れを生じたのか、招いたのか、正確にご説明ください。なお、残る1億8,000万円については、既に納付済みなのか、あるいは納税確保の措置が講じられているのか、この点についても具体的にお答えください。歳入の項で目を引くのは、普通交付税と臨時財政対策債であります。中でも普通交付税は4億2,217万円の増額補正でありますが、最近3か年間の減額補正の状況に比べ、一転して大幅な増額補正であります。その理由をお聞かせください。三つ目です。港湾保安対策施設整備事業、これについては大いに異議ありであります。港湾事業債で2億500万円を計上、土木費補助金として国から補助金が4億1,000万円、改正ソーラス条約に関する総額6億1,500万円のふ頭整備、港湾保安対策について伺います。2001年9月の米国同時多発テロ事件を直接的な契機としています。翌2002年12月、国際海事機構IMOにおいて、海上における人命の安全のための国際条約、これが採択されました。本年7月1日の条約発効日までに、国際航海に従事する500トン以上の貨物船や旅客船が寄港する港湾施設において、監視カメラ、フェンス、ゲート、出入り管理、保安職員の配置など、保安体制整備が求められています。そのための予算補正であります。そこで伺いますが、何よりもまず、この条約がIMOで改正された経緯であります。さきに述べた同時多発テロ事件以後、米国はIMOの協議を待つことなく、2002年11月、じゅうぶんな保安対策がとられていない港から出港したそれらの船舶に対し、米国内への入港拒否ができる、こうした内容の海事保安法、国内法を単独制定いたしました。これが実は、IMOでの条約改正を急がせることになったのではないか。いわば、我こそが国際法だといわんばかりのこうした米国の態度について、港湾管理者である市長の見解を伺っておきます。道内では、特定重要港湾と重要港湾、政令指定を受けた12港が対象になります。これらの港湾保安対策事業費の総額は約38億円、しかし国が3分の2、港湾管理者である地元自治体には、3分の1の負担を押しつけています。その結果が、小樽市では2億500万円の借金であります。テロ対策はすぐれて国の施策であります。国の施策である以上、全額国費負担が当然だと思うのですが、いかがでしょうか。また、この港湾事業債のうち、交付税措置が見込まれるのは幾らか、あわせてお答えください。次は、雇用の問題、中小零細業者対策の問題について伺います。市長は経済動向に関して、日本経済が着実に回復しているとの見方がありますが、地方ではまだまだそのような実感を持つに至らないと述べています。内閣府が発表した2月の月例経済報告書では、景気は設備投資と輸出に支えられ、着実に回復している。こうであります。この政府の景気回復宣言に対し、実感を伴っているのは、今、自動車メーカーや電気機械メーカー、こうした一部の大企業だけではないでしょうか。同時に、この政府報告は雇用についても、完全失業率が高水準で推移するなど、依然として厳しいものの、持ち直しの動きが見られる、このようにしています。また、企業倒産については、これまで減少が続いてきたが、このところ横ばいとなっている、こうであります。それで、まずこれら雇用や企業倒産について、小樽市の実態に即して、市長の実感するところをお聞かせいただきたいと思います。二つ目は、緊急地域雇用創出特別対策推進事業についてであります。我が党に対する予算説明の席上、市長はこの事業はフル稼働させたと胸を張っておられました。さて、その中身であります。今年度予算案に計上したこの事業について、一般枠、政策枠、推奨枠、中小企業枠、それぞれの事業費と新規雇用数を伺います。それらのうち、一般枠事業の中で、図書資料マーク化事業について、その事業内容、事業費総額、うち人件費は幾らか、合わせて、新規雇用者数とその人件費についてお答えください。現下の厳しい失業情勢にかんがみ、国からの緊急地域雇用創出特別交付金を財源として、現実的な雇用、就業機会の創出を図るという、そういった目的から照らして進めていくべきもの。実は、これは昨年の7月、経済常任委員会における理事者答弁であります。まさに、そのとおりだと思います。図書資料マーク化事業は、平成14年度で3,600万円、15年度で3,800万円、そして新年度16年度で4,000万円の計画で進められてきたものですが、ここに来て突然、この4,000万円を1,500万円と大幅に削り込まれました。その理由はいったい何であったのか。当初計画では、古文書解読員への人件費が、1日当たり20万円、100日間で人件費2,000万円の事業計画の中身でありました。さすがにこれでは、雇用創出事業になじまない。こうした判断が働いてのことと思いますが、念のためお聞かせいただきたいと思います。なお、この特別対策事業では、例えば交通弱者対象交差点段差解消事業、事業費は約350万円です。3団体で実施していますが、新規雇用者に対する人件費の割合は、どのように見られているのか、お聞かせいただきたいと思います。この二つの事業は、極めて対照的であります。つまり、新規雇用に関してその効果の大小がよくわかる事業であります。北海道の推進事業実施要領その1、その第1 「目的において緊急かつ臨時的な雇用、就業機、会の創出を図る」このようにいって、その第2で対象事業の内容として 「既存事業、実質的にそのように判、断されるものを含む。この振替と判断されるものは除く」このように示しています。この点から見ても、マーク化事業は大いに問題ありだと思うのですが、いかがでしょうか。文字どおり、フル稼働するためにも、このマーク化事業は、今年度をもって中断、その財源を真に雇用創出効果の上がる事業へと振り向けるよう求めるものであります。市長の見解を伺います。三つ目は、通年雇用安定給付金制度についてであります。いわゆる冬期援護制度であります。ご承知のように、政府は新年度予算において、この制度の見直しを行った上、大幅な減額をしようとしています。この結果、季節労働者の生活を直撃することはもちろん、市内中小業者や地域経済にも深刻な影響を与えるもので、これはとうてい認めることができません。そこでまず、通年雇用奨励金、冬期雇用安定奨励金、冬期技能講習助成給付金、それぞれについて、平成14年度の実績ではどのようになっていたのか伺います。制度は3年間延長になりました。しかし、例えば冬期技能講習は65歳以上の労働者が排除され、受講給付金も25パーセントのカットであります。これらによる影響がどの程度となるかお聞かせください。深刻なのは、季節労働者の生活であります。技能講習の受講者に対するアンケート調査の結果を見せていただいたところ、排除対象とされる64歳以上の労働者のうち、その3分の1が年金がない、あるいは国民年金のみでありました。受講資格を有する労働者の場合でも、冬期間は雇用保険と受講給付金だけの生活で、月平均にしますと4万円から5万円、これで冬場の一家の生計を維持しなければなりません。国に対して現行水準を維持するように強く求めていくとともに、道内各市の実施例にも学んで、小樽市独自の施策として、冬期の就労事業を実施、拡大していくこと、これが求められていると思いますが、いかがでしょうか。4点目、小規模修繕等の業者登録制度についてであります。3定で提案しました。小樽市経済をすそ野で支えている中小業者は、今なお仕事の激減や資金繰りの困難など、長期不況のあらしにさらされています。こうした中小企業、零細な事業者にも受注機会を広げていこう、これが提案した小規模修繕等登録制度であります。市内建設業では約8割、400を超えるこれらの事業者が、今日まで市の指名入札参加は言うまでもなく、随意契約の対象となる小規模工事修繕などからも外されてきました。提案に対して、庁内で検討中というのが市長のそのときの答弁でありました。仕事を求めている小規模事業者や従業員にとっては、今や待ったなしであります。検討内容と見通しについて、ぜひ前向きの答弁をいただきたいと思います。質問の最後です。感染症対策について伺っておきます。WHOが今年の冬の流行を心配しつつ、SARSの制圧宣言を発したのは去年の7月でありました。ここにきて今度は、病原性の高い鳥インフルエンザが発症しています。世界各国はもとより、日本国内でも鳥の大量感染死が相次いでいます。京都府丹波町では、数万羽の鳥が大量死、その上1万5,000羽が出荷されていたそうです。食肉処理場で加工されていた。それが消費者にまで回っていたというニュースは、今、全国を驚かせています。つい1週間前ほどのことであります。既に厚労省、農水省など、関係機関は、各都道府県に対して防疫対応を求めていますが、こうしたやさきの出来事であり、しかも大量死が公表も届出もされていない、出荷されていたというのでは、防疫体制の不徹底さが露呈した深刻な事態でありました。そこで市の対応、対策について伺っておきます。1点目、当市の場合、対応する組織体制はどのようになっているか、まず、これが一つ。2点目、養鶏業者や農家あるいは学校など、市内における実態把握の調査はどのようにされているか、これが2点目。3点目は、日常的な情報提供、市民啓発などはどのようにされているか。そして4点目、万一、この鳥インフルエンザと疑われる患者が発生した場合、その診療体制であります。どのようにされるのか。そしてもう一つ、日常的な予防衛生活動は、保健所、保健師の役割が極めて大きいと思います。こうしたとき、保健所における対応体制はどのようになっているか。以上、私の質問は5項目数十点にわたっておりますが、明快な答弁を求め、再質問を留保して終わらせていただきます (拍手)。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

古沢議員のご質問にお答えいたします。初めに、財政問題について何点かご質問がありました。まず、新年度予算案に対する見解でありますが、今日の財政の窮状の原因は、いわゆるバブル崩壊後、日本経済は長期にわたり停滞してまいりましたが、昨年来の各種経済統計では若干明るい数字も表れており、日本経済は着実に回復しているとの見方もありますが、北海道や小樽市においてはまだその実感を持つに至っておりません。小樽市の平成16年度予算編成においては、そのような状況下で、長引く景気の低迷と人口の減少などで、市税をはじめとした自主財源収入が減少し、依存財源も三位一体改革の影響で一部所得譲与税で税源移譲されたとはいえ、補助金の削減や交付税、臨時財政対策債の減収が大きく財政を圧迫することとなりました。加えて、いわゆるバブル崩壊後の経済対策に伴う市債償還や扶助費、急速な少子高齢化の進展に伴う保険事業や医療助成などの財政負担が増大してきており、昨年来、財政の健全化に向けて取り組み、一定の効果を出したものの、収入の減少を補いきれなかったものであり、やむをえず形式的に財源を計上せざるをえなかったのであります。なお、国の構造改革については、国と地方の長期債務が700兆円を超えると言われ、我が国も財政を再建させなければならないという難題に直面する中で、その必要性は認めますが、地方財政改革で求められている地方の自立のためには、地方の税財源が充実し、真の地方分権が推進されるような改革であることが必要であると思います。また、これまで進めてきた事業は、それぞれ本市経済の活性化や都市の社会資本整備のため実施してきたものであり、必要であったと考えておりますが、今日のようにたいへん厳しい財政状況の中では、既存事業であってもその推進に当たっては、財政負担も考慮しながら対応する必要があると考えております。次に、三位一体改革に対する見解でありますが、今回の三位一体改革は、結果として本市にとってたいへん厳しいものとなりました。全国的にも、三位一体改革が各自治体の予算編成に大きな影響を与えていることから、2月23日に全国市長会、北海道市長会が国に対し、三位一体改革に関する緊急要望を行ったところであります。私も先日上京した折りに、全国市長会事務総長、総務省の財政局長、財政課長、地方債課長、交付税課長などに小樽市の財政状況を説明し、そして支援を要請してきたところであります。国、地方ともにたいへん厳しい財政状況の中で、改革の必要性を否定するものではありませんが、改革に当たっては国庫補助負担金の廃止に伴う一般財源化に当たっては、基幹税により確実に税源移譲を行うこととあわせて、市町村の自由度の拡大が図られるよう、国の関与を廃止、縮減すること。地方交付税制度の果たす財源調整機能と財源保障機能が堅持された上で、個々の自治体の財政運営に支障がなく、改革が行われること。改革の内容の決定が遅く、また不透明な部分も多く、市町村の予算編成や財政計画に支障が生じることから、できるだけ早い段階で平成18年度に向けた改革の全体像、年度別内容、規模など、改革の行程表を提示すること。三位一体改革が単なる国の財政再建の手段としてではなく、真の地方財政の充実が図られるものとなることなどを、国や関係機関に強く働きかけていきたいと考えております。次に、財源不足を諸収入に形式計上した理由でありますが、確かに市税や交付税など既存の収入を多めに見積もり、予算を調整する手法はありますが、今回の財源不足額は19億円と多額であり、調整することが適当でないと判断したことに加え、財源調整のための減債基金なども底をつく中で、そのような手法で予算編成をしては小樽市の真の財政実態がわからなくなるため、あえて諸収入に形式計上し、市財政の窮状を形の上で示したものであります。また、衆議院予算特別委員会での政府見解につきましては、新聞報道の範囲内でしか承知しておりませんが、地域再生事業債の新設や財政健全化債の弾力運用などの対策が講じられたところでありますが、個々の自治体の実情にじゅうぶん配慮し、財政運営に支障が生じないよう、じゅうぶん配慮した対応を望むものであります。次に、小樽市の平成16年度予算案に対する政府の対応、見解でありますが、16年度予算編成作業で、多額の財源不足が生じる見通しとなったことから、北海道にも本市の財政事情等を説明してまいりました。その後、北海道としても本市の状況を総務省へ説明していただいており、今後は財政健全化債の弾力的運用やその他の財源措置について、具体的な協議を行っていきたいと考えております。次に、19億円を形式計上したことに対する今後の対応策でありますが、今回の形式計上した諸収入は、平成16年度の決算において歳入欠陥となるものであり、平成17年の出納整理期間内に臨時会を開催して、平成17年度予算からの繰上充用の措置をとる必要があります。19億円という金額は多額のため、平成16年度の赤字決算は避けられないと考えますが、この非常事態を踏まえて、平成16年度の予算執行に当たっては、これまで以上に徹底した経費削減に努めるとともに、税等の収納率向上対策も強化し、さらには国などに働きかけて、新たな財源も導入しながら赤字を少しでも減らすよう、最大限の努力をしてまいりたいと考えております。次に、財政健全化の展望でありますが、平成16年度は財政健全化が本市の最重要課題であり、安定的に継続可能な財政体質を構築するための第一歩の年であります。そのような中で、歳出削減や歳入増のための取組は、議会並びに市民の皆さんのご理解とご協力により、ぜひ達成したいと考えておりますし、これからもスリムな行政とスリムな組織をつくり上げるため、最大限の努力をしていく所存であります。また、いわゆる三位一体改革は、結果として本市にとってたいへん厳しい内容となりました。この三位一体改革が地方財政の充実につながり、真の地方分権を推進することとなるよう、国や関係機関にも強く働きかけていきまして、財政再建団体への転落回避のため、不退転の決意で臨みたいと考えております。なお、財政健全化の策定時期についてですが、新しい財政健全化計画は、今議会でお示しする予定でありましたが、国の三位一体改革の影響が非常に大きく、収入の見込みが当初考えていたものから大きく落ち込んだことや、三位一体改革の全体像が先送りされ、いまだに今後の影響が見えないことなどから、財政健全化計画をどのように組み立てるか、いま一度練り直す必要があることから、今議会への提出は見合わせることといたしましたが、財政健全化が本市の最重要課題であることから、三位一体改革の動向を把握した上で、できるだけ早い時期に新たな財政健全化計画を策定し、お示ししたいと考えております。次に、国の地方財政計画の抑制についての見解でありますが、国も地方もたいへん厳しい財政状況にあって、改革は必要であり、地方においても行財政改革を進め、いっそうの歳出削減に努めなければならないとの認識は持っております。しかし、地方財政計画は、マクロで地方財政をとらえ、地方のあるべき姿を想定して策定するもので、個々の自治体の状況を積み上げるものではないため、大都市圏と地方圏では、その計画に基づく地方財政対策の影響が大きく相違するものであると認識しております。いずれにいたしましても、地方財政計画の抑制は続くと思われますので、財政健全化への歩みを着実に進めるとともに、大都市圏と地方圏のいずれもが納得できる税源移譲と併せて、地方交付税の持つ財源保障と財源調整機能を堅持した対策がなされるよう望んでおります。次に、市税の落ち込みの原因でありますが、地方財政計画では、平成16年度の地方税制改正による増減収額と国の税制改正による増減収額を合わせて、225億円の増収を見込んでいるほか、景気回復などによる法人税や地方消費税などの増を見込み、地方税全体で1,506億円、0.5パーセントの増収を見込んでおりますが、このうち、都道府県税では1.9パーセントの増、市町村税は0.6パーセントの減を見込んでおります。北海道や石狩市の税の予算額は承知しておりませんが、小樽市の場合、個人市民税が納税義務者の減少による減収を見込んでいるほか、景気回復による法人市民税の増収は見込めないことから、対前年度減収と見込んでいるところであります。次に、人件費20億円削減による市税収入への影響についてでありますが、ご質問の削減額の20億円は、平成15年度を基準にして、平成18年度における削減効果であり、給料の7パーセント削減のほかに、退職者の不補充による効果や退職手当などの削減も含まれております。これらを単純に職員の収入が20億円落ちたものとして、平成15年度の平均税率4.8パーセントで試算しますと、平成19年度市税収入において、7,300万円の減収となります。次に、国の方針による石狩湾新港事業と財政問題についでありますが、厳しい財政状況にあって、国の事業であっても、特に地方の財政負担を伴うものについては、施策の必要性と調達コスト、世代間の負担の適正化など、広範に見直され、地方の意見が反映されなければならないと考えております。石狩湾新港の事業については、本市のみならず、北海道や石狩市の各母体においても、たいへん厳しい財政状況にあることから、従来にも増して、事業の必要性、緊急性を見極めるとともに、母体負担の抑制に努めていくことが必要であると考えており、今後さらにさまざまな機会をとらえ、母体負担の抑制を主張するとともに、抑制策を検討していく考えであります。次に、石狩湾新港に関連して何点か質問がありましたが、初めに新年度の港湾関連事業予算の見直しについてでありますが、先ほども申し上げましたとおり、本市はもとより、北海道、石狩市ともに厳しい財政状況にあることから、各母体共通認識の下、利用計画や企業動向、事業の緊急性などを考慮し、直轄事業や補助・起債事業、それぞれを見直し、縮小や先送りを行ったものであります。また、新年度予算の本市の負担金は、約4億4,000万円で、この事業見直しなどにおける効果につきましては、前年度比では約2,000万円の減となっております。次に、国直轄事業の見直しでありますが、先ほどもお答えいたしましたように、各母体の厳しい財政状況を踏まえ、16年度も大幅な事業の縮減を図ってきたところでありますが、今後も国直轄事業を含め、事業の厳選や平準化が図られるよう要請してまいります。次に、新年度予算の公債費でありますが、公債費は約24億1,000万円であり、借入先の内訳は、資金運用部資金から約17億円で、簡易保険から約4億8,000万円、公営企業金融公庫から約7,000万円、民間金融機関から約1億6,000万円となっております。また、国に対しては、全国市長会等を通して、政府系資金の公債費負担を軽減し、財政の健全化の確保を目的として償還年限の延長など、貸付条件を改善するよう要望しておりますが、今後も引き続き強く要望してまいりたいと考えております。次に、海外事情調査についてでありますが、石狩湾新港管理組合議会がオーストラリアの港湾を調査・視察するものであり、約1,100万円が計上されております。予算執行につきましては、各母体の厳しい財政状況を踏まえ、今後管理組合議会で慎重に審議されるものと期待いたしております。次に、ふれあいパスについてでありますが、慎重かつじゅうぶんに周知の上で提案されたかとのお尋ねでありますが、この制度は市が負担するとともに、バス事業者の協力による事業であり、平成9年度からの実施以来、年々交付対象者が増加し、市の負担額と利用実態に民間事業者が協力できる範囲を超えたかい離があり、バス事業者からは再三にわたり、地域の足としてバス事業を安定的に維持するためにも、利用実態に見合う市の負担の増額、予算の範囲内でのプリペイドカード方式導入等の検討を求められてきました。一方、市の厳しい財政状況から、市の負担の現状維持も困難な状況の中で、この制度を継続するためには、一部負担の導入を含めた制度の見直しの必要性について、議会の質問にお答えしてきたところであります。最近では、昨年の第2回定例会で受益者の負担が必要との考え方を、また、第4回定例会で半額程度の負担が必要との考え方を答弁させていただいたところであります。また、市民負担をじゅうぶんに配慮したかということのお尋ねでありますが、市長への手紙や小樽市老人クラブ連合会との懇談会などでも、一部負担をしてもいいから継続してほしいとの声が最も多く、市の財政状況も厳しいことから、バス事業者とも協議を重ねてきた結果、利用者に応分の負担をしていただいて、制度の存続を考えたところであります。次に、有料化は生きがい健康対策に逆行しないかとのことでありますが、一部利用者の中には、この短い距離でも利用され、健康保持になっていないのではないかとの意見も寄せられておりますが、市といたしましては、高齢者の積極的な社会参加が、健康保持や生きがい創出を目的としているこの制度を継続することが重要なことと考えております。次に、新たな負担への見解と提案の撤回でありますが、この制度は実施している市が必ずしも多くない中で、高齢者の社会参加を促進し、健康と生きがいの創出に資することを目的として、実施してきたところでありますが、制度を存続するためには、先ほどから申し上げておりますとおり、利用者の負担はやむをえないものと考えており、撤回は考えておりません。次に、保育料改定についてでありますが、今回の改定は平成元年度以降15年ぶりの改定であり、道内主要都市の平均的な水準としたものであります。市といたしましても、保育料改定は重要事項と認識しており、さきの第4回定例会において、関係資料を提出し、ご審議いただき、昨年12月29日に改正規則を公布したところであります。また、利用者のご理解をいただくため、利用者世帯に説明文書を配布し、広報おたるやホームページにも改定の経緯を掲載したところであります。現在、規則に基づく新年度の入所事務を進めており、撤回することは考えてございません。次に、放課後児童クラブの手数料にかかわって、議会軽視ではないかとのご指摘でありますが、行政改革の具体的事業名や内容について、1月の広報おたるに平成16年度から受益者負担を実施する予定の事業という記事や、15年4定の議会論議でのクラブ充実と受益者負担についても新聞に掲載された状況にある中で、新1年生の入学説明会の折に、放課後児童クラブの入会についても、併せて説明をしたと聞いております。児童クラブの入会申込み時期が、2月中旬から3月上旬ということもあり、説明責任を果たす意味でも、クラブ充実と受益者負担について、保護者への説明を行ったところであります。なお、この説明会資料の中で、第1回定例会に議案を提出し承認された場合は、という文章を加えております。また、この議案は撤回すべきとのことでありますが、今回の手数料条例の一部改正は、4月1日からの児童クラブの定員拡大や開設時間の1時間延長などにより、費用の増加が見込まれ、同時に厳しい財政状況から受益者負担をお願いするものであり、撤回することは考えておりません。次に、平成15年度補正予算について何点かお尋ねがありました。まず、市税の滞納繰越分を3億5,000万円減額した理由でありますが、平成15年第2回定例会では、厳しい財政状況の中、市税の滞納繰越分を財源として補正計上いたしました。この額はたいへん多額であり、職員一丸となってその収納確保に努力してまいりましたが、滞納繰越分の今年度の納期もあと1か月と迫り、幸い普通交付税と臨時財政対策債で増額補正できることもあり、これまでの納税交渉で一定程度の収納確保ができると判断した金額を除いた分を、減額することとしたものであります。次に、普通交付税の増額補正でありますが、普通交付税の予算見積りにつきましては、前年度の本市の交付実績、年末に国から示されます国の予算案における地方交付税総額や地方財政対策の伸び率などの数値を基本として、事業費補正など本市の特殊財政需要の推移などを考慮して積算しておりますが、毎年その実績とは差額が生じ、例年最終の議会で補正措置しているところであります。平成15年度の普通交付税額の実際の算定においては、福祉や保険関係の単位費用が多く見積もられたことなどにより、結果として当初予算より多く交付されることとなったものであります。次に、港湾保安対策施設整備事業についての質問でありますが、初めにソーラス条約改正における米国のかかわりについてでありますが、条約改正につきましては、確かに米国の同時多発テロ事件が契機になったものと考えております。その後、当事者である米国がテロ対策として厳重な出入国管理を行うことは、国民の安全確保の観点から必要なことと理解するところでありますが、このたびの条約改正に当たって、米国がどのように関与したのか、事情をよく承知しておりませんので、ご理解願いたいと思います。次に、港湾の保安対策施設整備事業の費用負担についてでありますが、当初、国からは港湾管理者が負担すべきとの考えが示されておりました。しかしながら、本事業はテロ対策として国が結んだ国際条約に沿ったものであることから、本市はもとより、全国の港湾管理者等が国に対し、さまざまな機会を通じて、国の財政支援を求めてきたものであり、その結果、国が3分の2、管理者が3分の1との負担割合となったものであります。また、本港の総事業費は6億1,500万円で、市負担分は2億500万円であり、全額起債が充当されます。そのうちの75パーセントが一般単独事業債であり、残りの25パーセントが財源対策債となります。財源対策債については、元利償還額の50パーセントに当たる約2,800万円が交付税措置される予定となっております。次に、雇用・中小零細業者対策について何点かお尋ねがありました。まず、市内の雇用・企業倒産についてでありますが、本年2月の日本銀行札幌支店の金融経済概況によりますと、公共投資、住宅投資とも減少しているほか、設備投資も低調に推移しており、また個人消費は大型小売店の売上高が前年を下回っているほか、家電販売や乗用車販売も低調であり、観光客の入込みも道外ツアー客の減少から前年を下回るなど、後志地方の景気は引き続き厳しい状況にあるとしております。また、管内における有効求人倍率は6か月連続で前年を上回ったものの、引き続き低水準で推移しており、雇用環境もまた、厳しい状況にあるとしております。さらに、市内企業倒産件数は、ここ二、三年は25件前後で推移しておりますが、昨年の1件当たりの負債金額は前年を上回っております。一方、設備投資においては、市内の民間非居住用の建築着工床面積で、大型着工案件が見られたことから、3か月ぶりに前年を上回ったなど明るい傾向もありますが、依然として個人消費の冷え込みや公共投資の減少などから、本市の景気はいまだ回復を実感できる状況には至っていないものと考えております。次に、平成16年度緊急地域雇用創出特別対策推進事業についてでありますが、一般枠につきましては、10件で6,224万2,000円の事業費で、新規雇用者は59人、政策枠は1件490万円の事業費で新規雇用者7人、推奨枠は1件900万円の事業費で、新規雇用者は10人、中小企業枠は1件632万円の事業費で新規雇用者は2人を予定しております。次に、交通弱者対象交差点段差解消事業の新規雇用者に対する人件費割合でありますが、事業費355万円のうち人件費として275万円を見込んでおりますので、77.6パーセントとなります。次に、図書資料マーク化事業を中断して、雇用創出効果の上がる事業に振り向けるべきとのことでありますが、図書館業務の電算化につきましては、長年にわたる本市の懸案の課題であり、多くの市民の皆さんから要請を受け、検討を進めてきましたが、事業費が大きく、財政的な事情から先送りしてきたものであります。しかしながら、平成13年度に緊急地域雇用特別対策事業として、北海道との協議の中で補助対象に該当することになったことから、電算化に伴う図書資料整備事業に着手し、その後、平成14年度から3か年の緊急地域雇用創出特別対策事業推進費で、図書資料マーク化事業を実施してきたところであります。ご質問にもありますように、必ずしも雇用・就業機会の創出効果が高い観点だけで選択した事業ではありませんが、当面する本市の行政課題解決のために、必要な事業として実施してきたものであり、16年度で終了する事業でもありますので、引き続き進めてまいりたいと考えております。次に、通年雇用安定給付金制度について、何点かお尋ねがありました。まず、平成14年度の実績でありますが、ハローワーク小樽管内では、通年雇用奨励金につきましては、38事業所、雇用数86人、金額は4,476万5,000円、冬期雇用安定奨励金は70事業所、雇用数294人、金額は6,957万1,000円、また冬期技能講習助成給付金につきましては、実施4団体に対し、1,012万9,000円、受講者805人に対し、9,010万5,000円が給付されていると聞いております。次に、冬期技能講習助成給付金の改正による影響額でありますが、ハローワーク小樽では現時点での把握は難しいとのことでありますが、平成14年度の実績数値に基づき試算したところ、対象受講者65歳以上では約200人の減で1,680万円、受講給付金の25パーセントのカットで約2,220万円、合計で約3,900万円の減と推計されます。次に、通年雇用安定給付金制度の存続についてでありますが、この制度は季節労働者の通年雇用化の進展と雇用の安定のみならず、地域経済の安定にも寄与するなど、重要なものと考えており、平成16年度以降も存続されるよう全道市長会を通じ、国に対し要望しているところであります。また、小樽市独自の施策として、冬期の就業事業を実施することはなかなか難しい状況にありますが、今回、北海道が新たな事業の創設を新年度予算に盛り込んでいると伺っており、それらを積極的に活用するなど、じゅうぶん連携しながら取り組んでまいりたいと考えております。次に、小規模修繕業者登録制度の検討内容と見通しでありますが、庁内の工事発注部局職員で構成するワーキンググループでの検討内容として、この制度は建設業の許可、技術資格などがない業者も登録することから、小規模な修繕や工事であっても安全・確実に施工されるのか、また、出来形など施工後のトラブルについても懸念されるなど、制度導入に当たって問題、課題があるとの意見が多く出ております。また、ここ数年市の修繕や工事の発注額が減少し、既存の指名登録業者自体の受注が減少している中で、この制度を導入することは、既存登録業者の経営に影響を与えることが危ぐされ、小規模修繕業者についても、登録をしたが仕事が来ないという不満が出ることが考えられます。導入済みの道外の各市でも、中小事業者の育成につながる半面、業者の対応能力が把握できなく、出来形が悪いものがあった。あるいはまた、発注件数が少ないなど、評価が分かれております。道内では、平成15年度中に旭川市、北見市など、3市が導入しておりますので、これらの市の実施状況などを含め、引き続き調査をしてまいりたいと考えております。次に、鳥インフルエンザの感染症対策についてでありますが、最初に本市の組織体制でありますが、鳥インフルエンザ対策は、家畜伝染予防や公衆衛生上の対応が必要なことから、保健所及び経済部が連携の下、進めることとしておりますが、現状は国や北海道からの指導等を受けながら、情報収集に努めているところであります。なお、養鶏農場や市民から通報があった場合は、北海道の家畜保健衛生所が取りまとめ機関となっていることから、市を通じて連絡することとなっております。次に、実態調査についてでありますが、現在、市内では4軒のニワトリ飼育農家があり、去る1月23日に道の家畜保健衛生所が本市で立入調査をし、異常のないことを確認しているところであります。さらに、2月27日、3月1日の両日、ニワトリの健康状態を確認したところ、いずれも異常がないということでありましたが、今後とも定期的に調査を続けていきたいと考えております。なお、市内の小中学校では、ニワトリの飼育はされておりません。次に、情報提供や市民啓発等についてでありますが、鳥インフルエンザに関する情報等については、市民の皆さんにお知らせすることは大切なことであり、北海道においては先月26日及び27日に新聞広告を掲載するとともに、さらにその内容をホームページで広く周知しております。また、28日から1か月間テレビを通じ情報提供することとなっております。市といたしましては、FMおたるを通じ、市民に情報提供を行っており、今後さらに広報おたるに掲載するなど、市民への周知に努めてまいりたいと考えております。次に、鳥インフルエンザと疑われる患者が発生した場合の診療対応でありますが、外来については市立小樽病院で、入院して経過観察が必要な患者については市立小樽第二病院で対応してまいりたいと考えております。次に、鳥インフルエンザと感染症に対する保健所の体制でありますが、昨年6月に市内の感染症専門医を委員として設置した小樽市感染症専門委員会の助言を得ながら、医療主幹及び感染症担当の保健師が中心となって情報収集を行い、各機関を通じて市民への普及啓発や健康相談に当たっております。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

古沢議員のご質問にお答えいたします。放課後児童クラブ手数料の道内10万都市の現状と平均額についてですが、財政健全化の観点として有料である事業の場合として、10万都市平均を参考にしておりますが、今回の児童クラブの場合は、無料から有料というものであるため、より広い視野から全道的な児童クラブの実態を参考にいたしました。有料の10万都市の平均は4,075円であり、全道的には640クラブの内の403クラブが有料で、平均月額料金で最も多かったのがおやつ代を含んで4,000円から6,000円というものであります。次に、緊急地域雇用創出特別対策推進事業の16年度図書資料のマーク化についてでありますが、事業内容は約2万4,000冊の郷土資料のうち、既に著作権がある図書は、図書館流通センター所蔵資料からダウンロードし、マークを抽出し、著作権がない図書については、新規入力により所蔵するすべての資料の内容をデータ化するものであります。この事業費の総額は1,500万円で、このうち人件費は1,181万4,000円、新規雇用者は9人で388万8,000円であります。また、事業費を当初計画から削り込んだ理由でありますが、事業費の半分を占める古文書の解読は、特別の専門的知識が必要なことから、地元雇用に直接つながらないものと判断し、事業費を見直したものであります。( 議長、21番」と呼ぶ者あり)「

再質問 21番 古沢勝則

絞って再質問をいたします。財政問題についてです。市長は、これまで進めてきた事業は本市のために必要なものであった。おおよそ、このように答弁されています。実は、市長が言うバブル崩壊後の問題ですけれども、バブル崩壊後というのは、それまでも実は大変でしたけれども、抱え込んでいた市債、借金が300億円台の時代です。それがわずか10年と少しで、これが一気に2倍に膨れ上がる。これがバブル後の市財政・市債の状況です。しかも、この財政健全化を検討、議論している。その中で示されている今年度、16年度、17年度、公債費の償還状況で見れば、各年度平均で80億円弱、そのうちの約6割から7割を占めるのが、実は平成5年から平成11年にかけてつくられた借金分です。つまり、国の景気対策だとか、いろいろなことをやりました。しかし、そうしたことを1回振り返って、実は無駄だと思われる、無駄だというような事業がなかったのか。国の言いなりになって、けっきょくやってきた。その結果、こういうように膨れ上がったというようなことを、きちんと見直しをかける。これは当然やっていると思うのです。やっているものをぜひ公表してほしい。市長の見解として市民の前に、そういうことを示す必要があるのではないか。これに一言も言及しない。私流に言えば、原因を明らかにして責任をはっきり述べなさいという言い方になるわけですが、このことに何ら触れない財政健全化計画というのは、全く市民不在である。犠牲を市民に押しつけるという内容のものでしかない、そういうふうにお尋ねしたわけです。改めてお伺いします。もう一つは、今後できるだけ早いうちに財政健全化計画を議会の側にも示すと言っていますが、私は質問の中で現時点でこういう大変な状況になっています。その中で、さらに市民に負担を求めるという方向が出されるのではないかというふうにお尋ねをしました。そのことについてはお答えになっていませんので、聞いておきます。それから、カラ財源に関連してですが、例えば我が党の吉井議員と麻生大臣のやりとりの中で、こういうものがあります。吉井議員の質問に対して、麻生大臣は、保育園の補助金カットなどについて触れて 「目端、のきく市長さん方は、昨年末から既に対応をしている」このように述べつつ、地方自治法の改正などアウトソーシングの幅も広がったわけですね。そして、コストも大幅に下げられるはずだと言いながら 「各首長さ、んの資質、才能、やり方が問われているのだ」こう言うわけですね。これらも含めて、とんでもないことを言うというふうに先ほど私は質問の中でも触れたわけですけれども、麻生大臣に言わせれば、どうやらあなたは目端のきかない市長にされてしまっているようですから、率直な見解を聞かせていただきたいと思います。 次は、財政健全化策の中で、何と言ってもふれあいパスの問題に触れたいと思います。市長も述べているように、この制度は高齢者の生きがい健康対策として始まったものです。この生きがい健康対策という点から言ったら、今、進めようとする点が大きく後退をする。そこで、具体的な例としてお尋ねするよと事務方に言っておりましたが、道新の記事の中でも出ておりましたね。稚内市は、有料化にして実際に乗車回数、乗車率が3割も減ったというふうに報道されていました。具体的にどういう内容だったのか、お示しいただきたい。二つ目に、低収入や低所得者の多い高齢者の暮らしを守るという点でどうなのかということです。先日、我が党の控室にご相談に見えられたご婦人がいらっしゃいます。79歳の方でした。ご主人は、2年前に脳出血で倒れて、現在は市内の病院に入院中だそうです。収入は、年金に生活保護を受けていらっしゃる。毎日、ご主人の介護、食事の世話のために、夕方5時ぐらいから7時過ぎまで病院に通っているそうです。お住まいから病院まで2路線、乗り継ぎで毎日通っている。そうしますと、4月からどうしたらいいかわからないというのです。私ごとですが、5年ほど前に父が倒れて、我が家の実家では母が毎日病院に通っていることがかぶさってきて、詰まってしまいますけれども、今、市長が提案しているのは、こうした高齢者の低収入世帯の実際の暮らしを破壊することにならないか。1万2,000円新たに出さなければいけないということになるわけです、現実の問題として。ですから、それでは病院に行きすぎではないかというお答えになるのか、これは具体的に二つ、2点目はこれですね。それから3点目は、こういう高齢者の皆さんが、そうはいっても、市の経済や商店街の支える大きな力になっていたのではないかと。そのことを裏づけるように、中心部の商店街の役員がおっしゃっている。高齢者は、何回も乗り継いで中心部まで買物に来てくれる。有料化になったら、その影響が心配だというふうに言っている。生きがい対策であると同時に、経済対策でもあるのですね。これは、来街者聞き取り調査の中からもはっきりしています。買物に行くというのが断トツで多い。何を買いますかとお尋ねしたら、食料品と答える人がこれまた断トツに多い。このように市内の経済、商店街を下から支えているわけです。これらの点から見て、今、やろうとしていることが本当に市民の暮らし、中でも高齢者の暮らし、本来守っていかなければいけない市長の提案手法として正しいのか。もう一度、検討し直す必要があるのではないかということを、重ねてお伺いしたいと思います。教育長にも学童クラブ、放課後児童クラブの問題でお尋ねしたいと思います。まずは市長にですが、いろいろ手続的に実は事前説明をやっているけれども、それは4月新入児童のこともあってやむをえないというか、認めるわけです。ではなぜ、12月の議会に手数料条例の一部改正を提案しておきながら、じゅうぶん時間も確保できる議会の審議を経て、そして利用者になる新入児童対象者にも説明できる期間を設けることができる、そういう12月に、まさにその条例案の改正を提案しておきながら、なぜ外したのですか、これをお答えいただきたい。それから、これは教育委員会、これは私達自身にも問われているのですが、提案前の説明会、これは特に問題ないという答弁でした。これまで、こんなことは特に問題ないということで、この種の取扱いというのはやってこられたのでしょうか。聞いたこともないですよ。議会に提案する前に、既に議会で決まったらこうなりますなんていうことをやったということは、おおよそ聞いた覚えはないですよ。これが大した問題でないような答弁を、堂々とこの場で、本会議場で行うわけですから、その感覚たるや恐れ入りました。改めて、そういう例が今まであったのかどうか、扱いとしては日常的だったのかどうか、これはお答えください。それと、補正予算の関係です。滞繰分の補正で66パーセントも見込み割れをした。大変な中身ですが、その説明と、それでは残った1億8,000万円どうなるのですかとお尋ねしましたが、具体的にお答えいただいていません。どうやらその後、この前ですが、道新にOBCの土地問題、売却問題、住宅問題が報道されていました。あれがその裏づけなのかどうか。それにしても、おおよそOBCは14年、15年と数え上げると10億円からの滞納でしょう。仮に、1億8,000万円のうちの大方がOBCの分から入ってくるとしても、大変な問題ですね。これらの納税確保の措置がどうやって講じられているのか、それをお答えください。ソーラス条約の関係、2億500万円の問題です。いろいろ経過があって3分の2を国が持つことになったと言いますが、経過からいうと、それは結果ではないですか。経過というのは、もともと国が100持つだろうと思っていた。それが昨年末突然、一部地方に持たせるというふうになったのが経過ではないですか。その中身ですが、2億500万円、一般単独事業債で75パーセント、これは交付税措置なしです。1億5,000万円超えます。財源対策債が25パーセント、5,000万円強のうち、交付税措置が半分なされると言いましたね。そうしますと、このソーラス関係、テロ対策で1億8,000万円から、また返していかなければいけない借金を増やすことになりますよね。仮に、3年据置きになったとしても、4年先からは公債費の中にソーラス分として、およそ元金だけで1,000万円を超える、15年償還だとすれば、1,200万円前後ぐらいになるでしょうか。そういう中身なのではないでしょうか、いかがですか。それから、雇用対策で伺っておきます。一般枠は、おおよそ6,000万円強ですね。マーク化事業ですが、当初計画は4,000万円だったのですよ。6,000万円ちょっとの予算枠のうち、マーク化事業で16年度、黙っていたら4,000万円充てられる予定だったのです。市長が答弁されていたように、3か年計画、実際は13年度から着手されているから予算では別になりますけれども、この推進事業、特別対策事業で言えば、14年度、15年度、16年度、3,600万円、3,800万円、4,000万円、13年度からの総額1億2,000万円ぐらいの計画として既に道と協議をして、よろしいだろうというふうに判をもらっていたのでしょう。それがここに来て、突然2,500万円カットになったのはなぜか。それで私は聞いたのです。1人1日働けば、20万円も払うような古文書解読員に対する人件費。実はよく考えてみたらひどすぎるのではないかというところが、落ち着いたところではないのですか。そのために2,000万円計画していたのですから。そういうことをきちんと答えてほしい。それからもう一つ、15年度完了すると、一般図書、児童図書は既にマーク化、ほぼ100パーセント終わりでしょう。4月1日から電算化をスタートできるのでしょう。それなら、なぜ16年度に1,500万円をさらに計画だからといって使うのですか。郷土資料関係なんて時間をかけて整理すればいいではないですか。今、大変な雇用問題に、その1,500万円を振り向けたらどうかという提案、なぜそういうふうに検討できないのでしょうか。不思議でしようがありません。お答えいただきたいと思います。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

再質問にお答えいたします。初めに、公債費の問題ですけれども、確かに平成5年以降、建設事業費も大きく膨れておりますし、そのときの市債の償還が現在の公債費の増につながっているということは事実だと思います。景気対策として、いろいろ取り組んだものもありますから、その中に、国の言いなりというか、そうではなくて、小樽市はそれほど余裕がないものですから、計画していた事業を前倒しして、例えば、下水道もどんどんやってきましたから、そういった関係では普及率も90パーセントを超えているという、他に例のないような事業の推進状況でもあることから、そんな時々の状況に応じて、事業を進めてきたという結果だというふうに思っております。それから、これからも市民負担を求めるかということでございますけれども、今、第3次の実施計画をつくろうということで、行革の実施計画の取組をしています。どの部分をこれから進めていくかということは、まだ決めておりませんので、はっきりしたことは申し上げられませんけれども、場合によってはこういう部分も出てくるかもしれません。まだ明言できませんけれども、これから検討に入る予定でございます。それから、3番目の麻生大臣の発言でございますけれども、資質がないというふうに言われれば、そうかもしれない。自信を持ってそうではないとは、反論はいたしません。向こうがそう思うのであれば、そのように解釈してくださいと。私からも言わせてもらいます。向こうも資質あるのですかと言いたい。それから、ふれあいパスで稚内市の件ですけれども、稚内市の調査では平成10年度に40万8,000人でございました。これが、100円負担を導入した平成14年度、30万6,000人になりまして、調査結果では約25パーセントの利用者の減というふうな数字を聞いております。それから、低所得者対策でございますけれども、確かに、いろいろな事情の方がいると思います。それで、先ほども申し上げましたけれども、個人負担なしで、もし市の負担だけでやりますと、プリペイドカード方式といいますか、中央バスはそこまで言っているのです。場合によっては、この事業をもうやめてくれというような話もありまして、しかし、生きがい対策という問題もありますから、ぜひこれは継続していきたいという私どもの願いを、何とか聞き入れてもらうためには、やはりどうしても100円の負担はしようがないだろうということで踏み切ったわけでございまして。ただ、先ほども言いましたけれども、1区間乗っておりる人が相当いらっしゃるという話を聞いていますから、そういう方はたぶん利用しなくなるので、利用率が落ちるとは思いますけれども。それとその経済対策の問題では、前にもお答えしましたけれども、ある周辺の商店街の人は泣いているわけです。バスに乗ってみんな中央に行ってしまうという話で、商店街で物を買ってくれないという人も逆にいるわけです。ですから、それは中心街ではそういう人がいますけれども、周辺の商店街はそういうふうに言っている人もいるわけですから、( 周辺に商店街ない」と呼ぶ者あり)「いや、あるんですって、たくさんありますから。それはもう現場の声として私聞いているわけですから、それは一つ中心部だけは、確かにそういうことはあるかもしれませんけれども、今まで周辺の人はたいへん困っていたという状況もありますので、そういう面はひとつご理解をいただきたいと思います。それから、放課後児童クラブの有料化で、12月の議会で提案しなかったのは問題だというふうに言っていますけれども、まだその時点で最終的な決断ができてなかったので、遅れたわけですけれども、今後はそういうことのないように、しっかり提案をしていきたいと思います。ただ、今まで例があったかどうかということは、ちょっと記憶にありませんので、申し上げられません。補正予算、ソーラス、それからマーク化事業についてはそれぞれ担当部長からお答えいたします。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 財政部長 磯谷揚一(財政部長は2007年3月まで)

補正予算の関係での再質問にお答えさせていただきます。今回の税の関係で今、市長も答弁させていただきましたけれども、15年2定の財源対策のために、5億3,000万円をやらせていただきました。その間、市職員がたいへん一生懸命になりまして、関係の相手先ともるる交渉させていただいて、その部分については一定程度のめどが立ったということもございます。ただ、滞納繰越分については、3月31日がその期限ということになっているものですから、この時期、あと1か月残すか残さないという、この時期の中で一定程度のめどということで、補正した分のうちの3億5,000万円程度については、難しいという判断がありまして、それに応じた補正をさせていただこうということになったわけでございます。それで、OBCうんぬんというお話がいろいろございましたけれども、具体的な相手は特定することはもちろんできないわけですけれども、通常私ども、そういった関係者の方々とは随時お話をさせていただいて、そして交渉の結果、滞納の処分をすべきものはすると。いろいろな形でさせていただいておりますので、直接の答えにはなりませんけれども、しかるべき形での交渉もし、しかるべき形の処置もさせていただくような格好では進めさせていただいているし、今後もそうさせていただくと、こういう考えでございます。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 港湾部長 中塚茂(港湾部長は2004年3月まで)

改正ソーラス条約の港湾の保安対策施設整備について、再質問にお答えさせていただきます。まず1点目、これまでの経過についてでございますけれども、先ほど市長から答弁申し上げましたように、当初、ちょうど1年前、国からは港湾管理者が負担すべきものと一定の考えが示されたと。その後、政府レベルのお話の中で、一定程度直轄事業あるいは補助事業と、いろいろな話がふくそうしてまいりました。ところが、各港湾管理者あるいは関係団体といたしましても、相当の金額がかかるという観点から、国の財政支援措置を昨年末あたり、相当求めてまいりました。最終的には国の方の考え方が当初と若干変わりまして、今回の保安施設につきましては、港湾の維持・管理的な性格を有するという観点に立ちまして、港湾管理者が最終的に3分の1の負担をすると、こういう経過に至ったわけでございます。それから、もう一点の市負担分の2億500万円の財源内訳の関係でございます。この2億500万円は全額起債が充当されるわけでございますけれども、そのうち75パーセントが一般単独事業債でおよそ1億5,000万円、これは交付税措置がなされない。それから、残りの25パーセントの約5,000万円余りにつきましては交付税措置が通常2分の1、50パーセントが措置されて、2,500万円余りとなるわけでございます。そうしますと、先ほど古沢議員のお話にもありましたけれども、小樽市の負担ということは、約1億8,000万円ぐらいになるということでございまして、通常、3年据置きで、15年償還という原則に立ちますと、年間当たり元金約1,200万円余りの返済を要する状況になろうかと思います。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 経済部長 山崎範夫(経済部長は2006年3月まで)

緊急地域雇用創出対策事業についてお答えをいたします。図書資料マーク化事業の関係でございますが、当初4,000万円程度の事業費ということで計画ができておりまして、ご質問にもございましたとおり、そのうちの約半分の2,000万円ぐらいが古文書の解読という、たいへん専門的な業務ということになっておりました。私どもと交付金事業の窓口であります北海道、さらには教育委員会を含めて協議する中で、先ほど教育長から答弁がありましたとおり、専門的知識ということからすれば、なかなか地元雇用に直接つながらないという判断の中で事業費を見直したものであります。そういった形で1,500万円程度の事業費になりました。さらにこの1,500万円についても、雇用効果が低いので見直すべきだというお話でございましたけれども、これまで進めてきました緊急雇用事業については、確かに新規雇用の率というのはそれぞれ違いがありまして、70パーセントほど占めるものもありますけれども、5割を切るものもあります。それぞれの事業で差はありますけれども、私どもとしては一義的には当然雇用効果もねらいながら、しかし一方では、本市が現在持っております行政課題を解決していくといった側面も大切にしながら、これまで事業の選択をしてまいりましたので、これらの事業については、このまま継続してまいりたいというふうに考えてございます。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

図書マーク事業化の関連につきまして、社会教育部長から答えさせます。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 社会教育部長 嶋田和男

古沢議員の再質問にお答えします。マーク化事業は図書館業務の電算化4か年計画の重要事業という位置づけの中で、平成14年度は9万冊、15年度には9万7,000冊、最終年の16年度は郷土資料の2万4,000冊を残すのみというところまで進んでございます。郷土資料は時間をかけてゆっくりというお話が先ほど議員からありましたけれども、まさに郷土資料こそ、小樽市立図書館にのみある資料ですので、これを検索できるような状況にするのが、市民にとって有意義であろうということもあって、確かに地元雇用の部分においては議論ありますけれども、計画したとおり、実施させていただきたいということでございます。( 議長、21番」と呼ぶ者あり)「

再質問 21番 古沢勝則

今の問題から簡単にいきます。今、新交付金事業をいっていますけれども、13年度まで行っていた事業があります。新規雇用は12年度、13年度と年間の事業を進めて、200人超で新規雇用実績を上げています。新交付金事業になって14年度、15年度に新規雇用数が一気に減るわけです。この14年度、15年度は何が入ったかといったら、今の図書資料マーク化事業です。この対策事業の趣旨からいっても、本来はここで進める事業ではなかったのではないかという意味合いのことは、私最初の質問のところで聞きました。おおよそ、これを否定する人はいないと思うのです。ですから、14年度、15年度のことは立ち入って聞かなかったのですが、15年度、16年度を何とかしたいということは、事務方ともそうやったらどうなのかという話をしていたのです。人件費の問題でいえば、古文書解読員だけではないですよ。14年度、15年度だって番号合わせやっているでしょう。既存の部分の人に1日4万円、1日7万円という人件費を払ったようにして、実際に小樽で雇用される新規の雇用者には、1日4,800円しか支給できない、こういうやり方は14年度、15年度とやっているでしょう。だから、古文書解読員の人件費に共通するようなやり方をやっているのです。けれども、市長から答弁いただいた範囲を、私自身も出ないようにするとすれば、それはそれで一般図書、児童図書の作業は15年度でまもなく終わるでしょうと。16年4月1日からは電算化に移行できるのだから、ここは一番雇用効果の上がる事業を本来の趣旨に戻してやったらどうでしょうかというふうにお尋ねしているのです。それを何としても譲らないというのですから、これは改めて聞きたいと思います。平成14年度の実績で見ましたら、既存労働者の図書館流通センターの職員4人に対して2,200万円を払ったことになっているのです。小樽で雇用された新規労働者14人には680万円しか払っていないのです。これを雇用促進創出の事業と言えますかということを、私は言ったのです。それから、放課後児童クラブですけれども、答弁を聞くほどに何となく、事の進め方、手続的にかしあるものと思わざるをえなくなってくるのですが、どうでしょうか。9月に実際に始まるのですから、確かに周知期間なんかも考えれば、そういう時間もとれたでしょう。何もあわてて、新入学児童に合わせて説明会を強引にやる必要はなかった。それは親心といいますか、入って学童クラブを利用した、秋になったら、実は料金を上げるということを知らん顔はできませんということで、説明されたのだと善意には思いますけれども、議会との関係ではそれは成立しないのです。そういうことをやられたら困るのです。今までだって、そのような例はないはずだと思うのです。いかがか。これは撤回すべきだと思いますから、そのことも含めて聞きます。最後ですが、ふれあいパスです。先ほど、共産党控室に実情を訴えながら相談に見えた方の話をしました。この方に夫の病院へなぜ毎日行くのかと聞いたのです。そうすると、病院に介護する職員もいるのだけれども、夕方から職員が少なくなるのだそうです。それと、私もわかりますけれども、奥さんなら落ち着いて食事をするのだけれども、ほかの職員がやったらなかなか落ち着いて食べられない、そういうのはよくわかるのです。それで、毎日通うようになっているのです。その79歳の奥さんに、4月から1万2,000円出していただきたいという提案をするわけです。収入は年金と生活保護です。そういう提案をされるのだけれども、いわゆる一律に網をかけるというやり方は、いかがですかと。所得の低い、収入の低い高齢者世帯が小樽の場合、非常に多いわけです。そういう生活を守るというより破壊していくことにつながるという面を、やはり真剣に考えなければいけないのではないかと思うのです。市の財政事情というよりは、市民の暮らしが立ち行かなくなるのです、その奥さんのところでは。どうですか。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

私からふれあいパスの問題だけ、お答えさせてもらいます。確かに個々の事情でいろいろな方がいらっしゃると思います。そういった方々を把握して、個別に配布できるかというと、現実問題として不可能ですよね。私どもも、これをやる前に、いろいろ所得制限の問題とかいろいろ案を考えました。しかし、所得制限をかけても、今度、所得証明を全員から提出させるとか、そこまでいったらすごい膨大な作業になるわけです。ですから、100円を負担するということは、一番利用する人は一番負担をしてもらうということも必要ではないか。確かにそういう所得格差の問題があって、これをよしとはしませんけれども、100円負担が、我々としては進める中で一番合理的でないかという判断に立ったわけです。非常に難しい問題でして、札幌市でもいろいろと新聞報道されていますけれども、どの手法を選択するか、非常に面倒だと思います。ですから、所得制限をするのが一番公平なのかもしれませんけれども、これが先ほど言ったように非常に難しい問題が絡んでいるので、安易といったら失礼ですけれども、一番公平というか、回数をたくさん乗る方にはそれなりの負担をしていただくしか、今の段階では方法が見つからないということで、今回、そういうふうになったわけです。確かに、今言われた例の方については、たいへん申しわけないと思いますけれども、しかし、特別な扱いも個々にできないような状況でございますので、ご理解願いたいと思います。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

図書資料のマーク化と放課後児童クラブについては、社会教育部長に答弁させます。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 社会教育部長 嶋田和男

古沢議員の再々質問にお答えします。まず、図書館のマーク化の話でございますけれども、必要性については先ほどお話ししたとおり、郷土資料はまさに小樽市立図書館にある独自のものです。これは、一般に公開することが重要なことだろうと思っていますので、その意味はご理解いただきたいと思います。今回の雇用については、4,800円という単価でございますが、これは時給800円を6時間で計算をしたもので、1,500万円のうち約390万円弱の新規雇用が見込めることもあって、何とか継続させてほしいというお願いでございます。次に、クラブの関係でございますけれども、これまで前例があるかないかというお話ですけれども、私どもは説明責任という観点から、このような処置をとりました。若干長くなりますけれども、まず、保護者の方からの入会申込みは2月中旬からです。それに対して自分たちはいろいろと市に要請をしたと。例えば、定員枠を増やして待機児童が発生しないようにと頼んだけれども、どうしたとか。さらには、5時ごろまで勤務があるので、もう少し延ばしてもらえれば安心して勤められると、それはどうしたらいいだろうと。さらには、新1年生は他の施設で3月いっぱいは預かってもらえるのだけれども、今のままだったら、4月1日から入学式まで、自宅で新1年生が留守番をするという問題があるというようなことがあって、どうしたものかという話。さらには、広報おたるで16年度に受益者負担ということを明示しているけれども、実際はどうなっているのだろうと。新聞報道では5,000円または6,000円という報道があっただろうと。その実態を知りたいということがクラブ指導員の耳を通し、またはその社会教育委員からの議論の中に出たと、そういう状況なものですから、事前に各会派の代表の方に私どもがお伺いをして、説明をしなければ説明責任がならないと。だから、確かに前例あるとかないという議論よりも、説明をする必要があるということで、ご了解を得た中でしたいと。きちんと説明文の中には、一定の議論の中で成立した場合にお願いをするのです。充実も、受益者負担もということを、市の職員が出向いて説明をしたということでございますので、決して議会軽視をしたということではなくて、実態をご理解いただきたいというお願いでございます。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 経済部長 山崎範夫(経済部長は2006年3月まで)

緊急雇用の関係でありますけれども、先ほどもお答えしましたとおり、これまで進めてきた事業につきましては、新規雇用者の率というのは、かなりバランス的には5割を切っているものも、専門的知識を有する事業の中にはあるわけです。そういった中で、政策を決めるときには、時々の市が抱える課題というのですか、懸案事項についても、そういう意味では選択をしていくという、そういう立場の中で図書館の電算化については選択をしたということでございますので、確かに、雇用効果のみを見れば、新規雇用が30パーセントを切っておりますので、低い方でありますけれども、また一方での政策要望が強い事業ということで選択をしてきたと、そういう立場で進めてきたということをご理解いただきたいと思います。

出典:小樽市議会 平成16年第1回定例会 2004年3月2日 議事録 PDF(43ページ) 間違いを知らせる