小樽市議会 平成15年第3回定例会 2003年9月18日
(1)税の収納率向上対策について/(2)北朝鮮船籍の船の入港について/(3)人材登録制度について/(4)教育課程について/(5)国旗、国歌に関して
2003年9月18日、小樽市議会の一般質問で、佐々木茂議員が「税の収納率向上対策について」「北朝鮮船籍の船の入港について」「人材登録制度について」「教育課程について」「国旗、国歌に関して」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏が答弁しました。
- 質問者
- 佐々木茂 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 佐々木茂
先の統一地方選挙で市民の負託を受けてから、はや4か月あまりが過ぎようとしております。ここに、早くも先輩、関係理事者の深いご理解、ご指導の下、一般質問ができますことは、私の喜びとするところでございます。今後4年間の議員活動を、市政発展のため、皆様とともに歩んでまいりたいと思います。なにとぞよろしくお願いをいたします。各会派代表質問を終わり、一般質問も私は5人目ともなりますと、質問も重複してくるかと思われますが、観点も違いますので、通告どおり質問をさせていただきます。それでは、一般質問をさせていただきます。まず初めに、税の収納率向上についてお尋ねをいたします。平成14年度の決算説明書を読みますと、市税の滞納が非常に多いことが目につきました。このことは、長引く景気の低迷に伴う倒産・リストラなどによる市民の経済状況が反映されているものであり、市民の懐が苦しいことを物語っているとも言えるものであります。当然、滞納が多いということは、市の財政、懐にも影響を及ぼしていると考えるわけであります。自分の納めた税金は市の職員の給料になっているのだと認識している市民がいないわけではありません。そこで、納税意欲の向上として、市政だよりで、教育費に1人当たりいくら、道路橋りょう費にいくらという行政経費のコスト計算をする。例えば、保育料では園児1人当たりいくらかかっている。小中学校で児童・生徒1人当たりいくらかかっている。この原資はすべて税金ですよといったように、もっと理解をいただくように広報に掲載する方法はいかがでしょうか。また、市の基幹税目としては、所得に応じて課税する市民税、資産の価値に着目し、評価課税をする固定資産税があるわけですが、これらの税は地方税法及び条例などにのっとり、的確に課税されているものであります。納税は、憲法第30条に規定されておりますように、国民の義務であると私は思っておりますから、何らかの理由があるにせよ、税を滞納することは、市財政ばかりでなく、税負担の公平の見地からも許されないことであります。住民に対して滞納処分をする、このようなことは情において忍びないものがありますが、滞納処分の執行状況についてお知らせください。また、今後の税の収納率向上対策についてもお知らせください。平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録次に、北朝鮮貨物船の小樽港入港について伺います。今や、日本じゅう知らぬ者はいない北朝鮮と新潟港を結ぶ連絡船万景峰号でありますが 小樽で北朝鮮貨物船JIHYSAN ジヘイサン 号の船員がにせ札で逮捕さ、 ( )れ、クローズアップされました。しかしながら、日本の各地に北朝鮮の船が寄港していることは意外に知られていない。昨年、130隻、2001年、177隻、2000年、137隻。過去10年間で年間100隻の北朝鮮船が寄港しているのは、鳥取県境港、241隻、京都府舞鶴港が219隻。2001年、小樽港の寄港は、実績全国第3位であります。この3港だけであります。覚せい剤の密輸やにせ札の流通、日本人のら致や工作員の密入国、在日朝鮮人の不正送金問題が取りざたされております。日朝間の緊張の高まりを受けた政府は、北朝鮮船の入港規制、 。 。 、を検討しているが 実施には至っておりません そこで伺います 犯罪が表面化されていないと思いますが税関、警察、海上保安部、関係機関の調査状況について、知りうる範囲でお聞かせください。次に、人材登録制度についてお伺いいたします。人材登録制度の創設と活用について質問をさせていただきます。市民の中には、生活の知恵や技術、専門的な知識や経験を有する優れた人材がおります。一般の市民は教えを受けたいと思っても、どこにそういう人材がいるのかわかりません。また、優秀な識者も、どなたかに伝えたいと思っても、発表したり、伝授する場がありません。いわば需要と供給の求めがありながら、成立しないといったことがあります。そこで、有能な人材は、自分の得意とする分野について、教育委員会に登録をします。その分野は、生活伝承、文化・教養、学習など広範囲でもよく、例えば得意な料理でもよろしいでしょう。こうして供給体制を整備します。一方、こうしたことを知りたい、教えてほしいといった方々は、個人で、あるいはサークルで教育委員会に申込みをして、教育委員会で仲介をするといったことはいかがでしょうか。仲介するのが大変だということであれば、年に一度くらい広報誌でお知らせする方法もあるでしょう。得意分野、条件など掲載しておくと、希望者が申し込むことも可能でしょう。こうした施策はあまり負担を伴わないで実現できることでありますので、実施すべきと思いますが、いかがお考えか、所信をお伺いいたします。次に、教育問題に関連してお伺いをいたします。教育課程に関することで、公教育として当然確立されていなければならない、特に改善を急がなければならないと思うことについて、まず質問をさせていただきます。学校から報告される教育課程に関して、教育委員会が改善を求めて差戻しした学校が何校かあるとお聞きしております。あるとすれば、小学校、中学校、各何校あるのか、また、どんな点について改善を求めたのか、お聞かせください。なお、公教育の観点から改善を求められたと思われますが、どのような問題があったのかを含め、詳細にお聞かせください。そして、改善を求められた学校は問題にどのように応じたのか、求められた改善はなされたのか、お聞かせください。改善に応じた学校はどう問題について改善されたと、教育長は認識されておられますか。改善に応じたのは校長先生だけで、一般の先生たちは応じていない、このような小中学校が多いのではないでしょうか。すなわち学校用、教育委員会提出用の二通りの書類が存在し、二重作成の感が否めません。その実態を詳細にお聞かせください。校長としては、訂正しなければ委員会は受理しない、校内で訂正を求めても先生たちは認めない。苦渋の選択をせざるをえない学校があると伺っておりますが、いかがでしょうか。今でも、道徳の時間の指導計画を先生たちは作成しない、また、協力しないので、校長、教頭間で作成していると伺っておりますが、その事実はいかがですか。承知をされていると思いますが、いかがでしょうか。また、年間の総授業時数、この問題では、教育課程編成の段階、計画平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録では学習指導要領どおりと思います。しかし、教育課程の実施上では問題があり、計画どおり進んでおりましょうか。各学校に計画どおりに実施されているかどうかも報告を求め、計画どおりでない場合、どんな問題が生じるのか、お知らせください。次に、国旗・国歌に関して伺います。指導計画の際に、道徳と同じように、先生たちは計画作成に参加しているのかどうかです。いまだに、他都市と比較して掲揚・斉唱率の低い小樽です。指導計画どおり、作成実施の学校名を明らかにしてください。質問も最後になりますが、管理規則にかかわってお尋ねをいたします。いまだに職員会議が校長の判断と違って運営されている学校が多いと伺っております。職員会議前に校長、教頭を外して会議を行い、校長、、 、 、 、教頭を説得 交渉の場にする こんな実態状況を改善されず あの管理規則の改正はどのようであったのか説明を求めます。そして、委員会は、管理規則が組織的な対応で軽視、又は無視された場合、どんな対応を。 、 、考えておられますか 校長会を指導して改善される問題ではないと思われますが その強い決意をお伺いし以上、再質問はいたしませんので、明確な回答をお願いし、私の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
佐々木茂議員のご質問にお答えいたします。最初に、税の収納率向上対策についてでございますが、まず、納税意欲向上のための広報についてでありますが、税の使い道を市民の皆様によく理解していただき、納税意欲の向上を図ることは、大切なことと考えております。これまでも各年度の決算状況を広報おたるでお知らせする際に、市民1人当たりの市税収入額や目的別歳出額などを掲載してまいりましたが、紙面の制約などから、その表現方法には限界もあり、じゅうぶんとは言えない面もありました。今年度は、9月1日号から、財政再建をテーマにシリーズでの掲載、 、 、を始めたところであり 市の財政状況や税の使い道などについても説明する予定でありますので その中で身近な事例の引用や視覚に訴える表現方法など、市民の皆様にもよりわかりやすくお知らせするための工夫をしてまいりたいと考えております。次に、滞納処分の執行状況についてでありますが、平成14年度に執行した滞納処分につきましては、差押えと参加差押えを合わせまして394件、滞納金額約10億750万円。交付要求は101件、滞納金額約4,200万円。合計495件、約10億4,950万円となっております。次に、今後の収納率向上対策でありますが、これまでも口座振替の啓発による納税の効率化や税を知る週間などの広報活動を通して、納期内納入のPRに努めてきたところでありますが、特に収納対策につきましては、増加傾向にあります滞納税額を抑制し、滞納整理を促進させることが重要と考え、平成14年度に納税課の体制を見直して、滞納処分等の強化を図ったところであります。今後とも滞納整理の進行管理を徹底するとともに、納めやすく利用しやすい納税窓口の拡大や、さらなる滞納整理の手法について研究しながら、いっそうの税収確保に努めてまいりたいと考えております。次に、北朝鮮貨物船の小樽港入港にかかわっての質問でありますが、小樽警察署や小樽海上保安部など関係機関からは、本年4月に北朝鮮貨物船の乗組員によりますにせのドル札を使用した事件を除いては、これ平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録まで問題となるような違法行為の事例はないものと聞いております。現在、税関や運輸局も含めて、北朝鮮貨物船に対する取締りをいっそう強化しているところであり、市といたしましても、港湾管理者として港の安全と秩序の維持を図るべく、引き続き、警察・海上保安など関係機関と緊密な連携を図りながら、必要な対応に努めてまいりたいと考えております。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)
佐々木茂議員のご質問にお答えします。まず、人材登録制度についてですが、この制度は平成4年度に、生活、スポーツ、文化、趣味、教養、救、 、 、 、急など 生涯ボランティア登録制度として発足し 平成15年度の登録者は個人192名 団体は21となっておりそれぞれ活動していただいております。利用方法については、生涯学習プラザ・レピオが窓口となってボランティアリーダーの方々を紹介しており、また、昨年度から、広報おたるにこの制度の趣旨を掲載しているところです。今後とも市民の方々に活用していただくため、周知に努めてまいります。次に、教育課程の改善を求めた学校についてですが、教育課程の編成主体は学校であり、校長の責任の下で全教職員により編成するものであります。また、校長は、学校管理規則に基づき編成した教育課程を教育委員会に届け出ることとなっております。届けられた教育課程については、点検の後、よりよいものを求めて、42小中学校すべてに対して指導、助言を行っております。指導、助言をした主なものは、中学校では第3学年における各教科等の授業時数の確保、小学校では社会科4年の選択教材や音楽の共通教材の適切な選択など、また、小中学校では学校行事を総合的な学習の時間に充てていることに留意することを求めたものなどであります。次に、教育課程の改善状況についてですが、教育委員会の指導、助言を踏まえて、各学校では、校長が中心となって指導時数や指導内容を見直すなどの検討を行い、順次、教育課程を提出しております。現在、小学校14校、中学校9校が見直しを終えており、改善が進んでいるものと受け止めております。未提出の学校についても、現在、早急に改善内容の報告を求めているところであります。、「 」 、 、 、次に 道徳の時間 の指導計画についてですが 充実した道徳教育を展開するためには 校長をはじめ全教員が協力して、道徳教育の全体計画と道徳の時間の年間指導計画を作成することが大切なことと受け止めております。ご指摘のとおり、教員には、道徳の授業に疑念を持ち、消極的な指導にとどまっていることもありますが、近年の小、中学生がトラブルを起こしたり、事件に巻き込まれたりすることが多くなっていることから 心の教育 を必要とする考えがようやく浸透し始めてきていること 保護者から道徳教育の要、「 」 、望が出ていることなどから、教育委員会として、学校に対してさらに道徳の指導計画の充実に努めてまいります。次に、年間総授業時数についてですが、平成14年度において総授業時数が標準に達しているのは、小学校27校、中学校10校となっております。標準に達していない学校の主な理由については、小学校1校が第6学年における流行性感冒による出席停止であり、中学校4校は、主に第3学年で行事に予定以上の時数を要したり、流行性感冒による出席停止があったりしたため不足したものであります。市教委といたしましては、各学校がゆとりをもって授業時数を確保できるよう、標準的な行事の内容や時数配分の見直しについて指導するとともに、授業時数の実施状況について報告を求め、改善に向けて指導してまいります。次に、国旗・国歌についてですが、社会科や音楽科の授業で行われることとなっており、指導計画は教科平 成 1 5 年 第 3 回 定 例 会 本 会 議 録担当教員が当たっております。平成14年度におけるそれぞれの指導状況についてですが、国旗については、。 、 、 、 、 、 、社会科ですべての小中学校が指導しております また 国歌については 音楽科で 忍路中央 塩谷 祝津、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、幸 長橋 北手宮 手宮西 色内 稲穂 堺 花園 緑 最上 入船 量徳 潮見台 望洋台 豊倉 朝里張碓 桂岡 銭函の22校 78.6パーセントの小学校が実施しております 今後も 100パーセントの実施を目、 、 、 。 、指して努力してまいります。次に、職員会議にかかわる管理規則の改正についてですが、国は平成12年4月の学校教育法施行規則につ、「 、 、 」いて 設置者の定めるところにより 校長の職務の円滑な執行に資するため 職員会議を置くことができる並びに「職員会議は校長が主宰する」と改正し、職員会議についての法的根拠を明確にいたしました。小樽市教育委員会は新しい学校教育法施行規則を受けて、小樽市立学校管理規則第8条で、校長はその職務の円滑な執行に資するため職員会議を置く、職員会議は校長が主宰する、としております。最後に、職員会議について、日常、教職員が組織的に職員会議を軽視、又は無視することはないと考えていますが、入学式・卒業式における国旗・国歌について、教職員組合の運動方針に基づき、反対抗議のため対抗戦術をとることがあり、校長の指導に従わず、実力行使に訴えた場合は、市教委として調査・報告を求め、厳正に対処しているところであります。