みんなの議会

小樽市議会 平成15年第2回定例会 2003年6月26日

(1)常設の住民投票条例制定について/(2)環境

2003年6月26日、小樽市議会の一般質問で、大橋一弘議員が「常設の住民投票条例制定について」「環境」について質問し、市長 山田勝麿が答弁しました。

質問者
大橋一弘 議員
答弁者
市長 山田勝麿

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 大橋一弘

4年ぶりということで気がはやっていたようで、成田議員にはたいへんご迷惑をおかけいたしました。れいめいの会の立場で、初めての発言をさせていただきます。れいめいとは、明け方、夜明け、物事の始まり、輝かしい次の時代への始まりなどを意味しております。私にはれいめいの漢字は書けませんので、平仮名で表記いたしまして、括弧書きで漢字として会派名としております。常設の住民投票条例の制定についてお尋ねします。過去30年の間に、市民を二分する論争と政策決定がなされました。運河問題と築港ヤード・マイカル問題であります。市長は、自分の職務に直接かかわりがあったかどうかは別にして、市職員としてどのような思いを持ってその二つの問題を見詰めてこられたか、お考えをお伺いしたいと思います。運河のときには国会にまで取り上げられ、市民の署名運動が行われました。署名運動の中心リーダーが議席番号17番山口議員であったことを思いますと、感慨深いものがございます。また、マイカルのときには商店街の反対運動があり、電話やファクスで抗議をするべき議員の氏名が都通りに張り出され、私の名前もありました。その時々の市民には、自分たちの意見、意思が議会に届かない、行政に反映しないと感じた人々も多数いたと思います。昨日の武井議員の発言の中に、市町村合併を問う住民投票が行われているということがありました。個別の事案が発生してから問う住民投票条例とは異なり、常設の住民投票条例が、愛知県高浜市において平成13年4月1日より、全国で初めて制定されました。第16次地方制度調査会では、一つ、地方自治体の配置分合、二つ、特定の重大な施策を実施するために必要となる経費にかかわる住民の特別負担、三つ、議会とまちとの意見が対立している重大な事件について、住民投票条例を導入することの検討を示唆しております。また、高知県の橋本大二郎知事は、多くの人々が政治への関心を失ってきた原因の一つは、住民から見れば、自分が政治に対して何ができるのか手ごたえがつかみづらくなっている。その点、住民投票には失われた手ごたえを取り戻す魅力がある。住民が主人公で、政治家や行政は奉仕する立場を再認識する意識改革の手段として、日本の民主主義を変えていく可能性を持っていると言っています。私は市民、議会、市長、いずれからの要求、発議をもっても実行できる常設の住民投票条例の制定について、これからの4年間努力していきたいと思っておりますが、市長は住民投票についてどのような認識を持っておられるか。常設の住民投票条例制度について検討する考えをお持ちか、お尋ねをいたします。次に、家庭ごみ有料化についてお尋ねします。横浜市では、ごみ排出量を2010年までに30パーセント削減する「G30プラン」を発表し、家庭ごみ有料化も検討しております。前定例会で見楚谷議員からも発言がありましたが、家庭ごみ有料化については、環境問題に関心を持つ市民の中からも、今はごみを減らす努力を一部の人が熱心にしている状態で、有料化することにより市民全体がごみの減量に真剣に取り組むことになり、そこからごみ減量へ向けて新たな政策を打ち出していけるとの意見が出ています。また、減量化、リサイクル、資源化、無害化、いずれも膨大な資金がかかります。有料化実現への見通しと、ごみ政策への取組をお聞きいたします。平成 15年第 2 回定 例 会 本 会議 録再質問につきましては、長く取り組んでいくテーマと思っておりますので、再質問はいたしません (拍。手)

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

大橋議員のご質問にお答えいたします。住民投票条例について何点かご質問がありましたが、まず、運河問題や築港地区再開発についてでありますが、運河問題につきましては、道道臨港線の建設に当たり、小樽運河の一部を埋立てか保存か、全国的な論争となり、これを契機に小樽市のまち並み景観の価値が改めて見直されることになりました。また、築港地区の再開発につきましては、ウォーターフロントとしての地理的優位性を生かしながら、雇用の確保や定住人口の増、さらには購買力流出の歯止めなどを目的として、複合的な施策の展開を図ったものであります。私は、この二つの問題は、本市のまちづくりや本市の個性や特徴を語る上でも非常に大きな事業であったと考えており、これらの問題を通して市民相互あるいは市民と行政との対話の歴史が築かれ、そして今も市民の皆さんの中に脈々とその精神が受け継がれているものと思っております。次に、住民投票についてでありますが、住民投票は、住民にかかわりが多く、かつ重要な事項について、より広く住民の意見を把握するため行われており、議会や首長は住民投票の結果を尊重し、的確な政策決定を行うよう努めることから、間接民主制を補完する制度であると認識しております。また、住民投票条例につきましては、現行の地方自治制度としては、住民意思を反映すべく首長と議会の直接選挙制がとられていることや、一つの大きな感情に流されるのではないかという懐疑的な見方もあることから、今後全国的な動向も見ながら研究していくべき課題であると認識しております。次に、家庭ごみの有料化についてでありますが、ごみを減量するためにはリサイクルなどを進めることも重要でありますが、さらに排出抑制を推進する上で、家庭ごみの有料化も効果的な施策の一つと考えております。このため、今年度、環境部に担当主幹を新たに配置し、現在、他都市の先進事例や実態調査をするとともに、有料化についての課題や問題点の整理を進めているところであります。また、今後の減量施策としましては、家庭における減量方法や分別の周知徹底を図るとともに、資源物収集回数の増加など、市民要望を取り入れた施策の取組が必要と考えております。以上です。

出典:小樽市議会 平成15年第2回定例会 2003年6月26日 議事録 PDF(131ページ) 間違いを知らせる