小樽市議会 平成14年第3回定例会 2002年9月13日
(1)財政問題について/(2)行政改革について/(3)構造改革特区について/(4)小樽港の今後の在り方について/(5)中国定期コンテナ航路について/(6)分区条例について/(7)中小企業対策及びTMO構想について/(8)市営住宅について/(9)子育て支援と福祉事業についてその他10
2002年9月13日、小樽市議会の一般質問で、成田晃司議員が「財政問題について」「行政改革について」「構造改革特区について」「小樽港の今後の在り方について」「中国定期コンテナ航路について」「分区条例について」「中小企業対策及びTMO構想について」「市営住宅について」「子育て支援と福祉事業についてその他10」について質問し、市長 山田勝麿が答弁しました。
- 質問者
- 成田晃司 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 成田晃司
平成14年第3回定例会に当たり、自由民主党を代表し、市民の目線に立って、山田市長並びに関係理事者の皆さんに質問させていただきます。最初に、財政問題について何点かお伺いします。我が国の経済動向を見ますと、景気低迷が続き、平成13年度はマイナス成長となり、完全失業率も5%台と高い数値で推移しました。この厳しい状況が続いている雇用情勢は、個人消費に大きな影響を与え、将来に対する不安が広がり、景気回復を遅らせている要因の一つであると思われています。本市においても、景気低迷の影響を顕著に受け止めていると思われます。まず、平成13年度の決算についてですが、詳しくは決算特別委員会で伺うこととしまして、ここでは概要について伺います。市長は、平成13年度の主な事業としまして、福祉関係では、赤岩保育所の建設、子育て支援センターの開設、延長保育の実施など、教育関係では、菁園中学校の増改築や中学校でのコンピュータの整備を、その他、小樽まち育て情報センターへの助成や旧手宮線跡地は、オープンスペースを利用した地域住民と協働による花壇づくりなど、市民の利用度の高い施設として整備されました。この厳しい財政状況の下で、事業を厳選しつつ着実に進められたご努力に敬意を表する次第です。しかし、今回提出されました平成13年度決算を見ますと、実質収支では約5億 1,100万円の黒字となりましたが、実質単年度収支では約3億 1,900万円の赤字となっており、減債基金も大幅に取り崩しております。平成12年度は、財政調整基金も減債基金も取り崩さずに黒字決算となったことから見ましても、一気に財政状況が悪化したとの印象を持ちますが、その要因をどうとらえているのか、お聞かせください。次に、財政分析指標を見てみますと、決算審査意見書にもありますとおり、経常収支比率、財政力指数、公債費比率、いずれも悪化し、財政硬直化が進んでいると思われます。特に、経常収支比率は、平成9年度98.9%から若干改善の傾向にありましたが、平成13年度は99.8%と極めて 100%に近い数値となっております。その主な要因は何か、お示しください。次に、基金の状況ですが、さきの第2回定例会での補正後の減債基金は約2億円と、ほとんど底をついた状況でしたが、今回、平成13年度の決算で剰余金が出て、財政調整基金への積立ても行うようですが、本定例会補正後の財政調整基金と減債基金の額はどうなるのでしょうか。また、今年度の個人市民税や普通交付税の動向もある程度見えてきていると思いますので、平成14年度の収支見通しもお示しください。次に、財政健全化との関連ですが、財政健全化計画は、本年3月に見直しをされ、今後の収支見通しを出されていますが、それによりますと、財政調整基金及び減債基金の取崩しを考慮しないで、平成13年度では約22億 4,500万円の収支が不足する見込みとなっております。平成13年度決算は、それとの比較ではどうだったのか、伺います。財政問題では最後になりますが、地方税財源についてお伺いします。財政の健全化を中長期的に見ますと、地方分権を支える財政基盤の確立の面からも、地方税財源をいかに確保していくかが大きな課題となると考えますが、一方では、国の構造改革の一環として補助金や地方交付税などの見直しが行われており、地方財政はますます厳しい状況になっていくことが予想されるものであります。市長は、自主・自律と自己責任の中で、どのように税財源を確保していかれるお考えなのか、お聞かせください。次に、行政改革についてお伺いします。決算説明書でも述べておりますが、各自治体とも厳しい財政状況の中で、これまで以上に徹底した行政改革が求められております。本市の行政改革につきましては、これまでも真剣な取組がなされてきており、成果も上げてきましたが、さらに踏み込んだ改革をしなければ、この危機的とも言える財政状況を乗り切ることはできないのではないでしょうか。市税収入や地方交付税が減少する傾向にある中で、経常収支比率が 100%に近い現状では、経常的な経費を削減しない限り財政の健全化はありえないわけですが、本市の場合、削減可能な経常的経費は人件費と扶助費ぐらいではないでしょうか。しかし、扶助費は、削減しようとすれば市民に与える影響が大きいこと、その前に、市の内部でもっとやるべきものがないかと市民の多くの声が批判となって出てきて、市民の理解が得られることが相当困難を伴うことになるものと予想されます。このようなことを考えますと、やはり、人件費の削減により財政の健全化を図らなければならないという結論になるものと思われます。職員数の削減につきましては、新行政改革の実施計画に基づいて、これまでも相当な数を削減したことは承知しておりますが、業務委託を更に進めれば、まだ職員を減らすことは可能ではないでしょうか。そこでまず、公園維持管理の業務委託についてお伺いします。公園維持管理につきましては、中には民間に委託しているものもありますが、いまだに市が臨時職員や嘱託職員を採用して直営で維持管理をしているものもあります。公園の維持管理については、直営をやめ、民間に委託することにより、雇用の拡大と、民間活力の活用や市民サービスの向上に結びつけることができると思いますが、今後の取組と考え方をお聞かせください。また、公園維持管理だけでなく、その他の業務についても民間への業務委託を更に推進して、市民サービスを低下させることなく、人件費の削減を図っていくべきではないかと考えます。特に、引き船業務や学校給食業務など現業部門では、委託可能な業務もまだまだあるのではないかと思われますが、現業部門の業務委託についてどのように考えているのか、今後の現業部門の在り方などを含め、市長のお考えをお聞かせください。更に、業務の民間委託だけでなく、組織や体制の見直しも必要と思われます。しかし、職員を削減することにより、市民サービスが低下するようなことがあってはなりません。特に、消防については、市民の安全を守るという重要な任務を負っていますので、この点にじゅうぶん留意する必要があると考えます。昨年1年間の救急車の出動件数は 5,342件であり、消防車の火災出動件数は 131件であります。本市は、道内他都市に比べて高齢化が進んでいることから、消防の重要性は今後ますます増加してくことになると考えます。新行政改革実施計画では、消防出張所及び職員の適正配置計画を策定するとなっており、既に消防本部内に検討委員会も設置されて検討が進められていると聞いております。検討委員会の中ではさまざまなことが議論されているものと思われますが、消防出張所及び職員の適正配置計画の策定については、現在までにどのような取組がなされているか、お聞かせください。市民の生命、財産をあらゆる災害から守るため、消防力を維持し、さらに高めていくには、消防団との連携を一層高めていくことはもとより、消防OBなどの一般市民を含めた、いわば消防人による協力体制づくりも必要になるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。行政改革の最後に、再任用制度についてお伺いします。今年度から導入した職員の再任用制度につきましては、市税や地方交付税の予想を上回る減収など急激な財政状況の悪化や、今後予想される国庫補助金、交付金などの動向を考えますと、制度の趣旨は理解できるものの、市の財政が危機的な状態にあるということを考えれば、当分の間、再任用は凍結すべきと考えます。先般、市長は、再任用凍結の方針を示されましたが、凍結の理由など、基本的な考え方をお聞かせください。次に、国の構造改革特区構想についてお伺いします。さきに、政府において経済の活性化を進めていく施策の一環として、規制改革を地域の自発性を最大限尊重する形で進めるため、地域活性化の切り札として特定の地域に限り規制を外す構造改革特区の提案が募集され、全国で約 250余りの自治体や民間団体から 426件の構想が提案されたと新聞報道により知りました。この 426件の構想のうち、2件は小樽市が提案したものであり、地域経済の活性化に向けた取組として提案したものと理解いたしておりますが、国際観光交流特区と新エネルギー特区のそれぞれの目的をお聞かせください。小樽の知名度や地域特性を勘案した場合、これ以外にも考えられると思いますが、なぜこの2地区の提案になったのか、お聞かせください。また、規制改革特区と言われておりますが、提案された構想に対して、各省庁が慎重姿勢を示しているとの報道もされていますが、提案した特区についての期待される効果についてお聞かせください。また、本構想の推進に向けた市長の今後の取組について、意気込みをお聞かせください。次に、小樽港の今後の在り方について伺います。北海道における経済を支えている農業、水産業、食品工業、製造業などに代表される基幹産業の物流は、海外へは海上輸送がほとんどで、本州との国内輸送でも90%以上を海上輸送に依存しており、この拠点である港湾の役割は大変大きなものがあります。かつて小樽港も道内の主要港湾として栄えてきましたが、時代の変遷とともに、石狩湾新港が開港し、石狩湾の中に二つの重要港湾が存在することになりました。また、太平洋側には苫小牧港が工業港として開港し、その後、商業物流港に用途変更され、物流が大きく変化しました。その結果、港湾物流輸送企業が安価で地理的にも条件のよい港に移るのは、企業論理としては当然でありますが、市長を先頭に要請活動したにもかかわらず、新日本海フェリーの敦賀便が苫小牧にシフトされたことは、いかにも残念なことであります。石狩湾新港や苫小牧港は北海道が管理組合に参加していることから、これ以上、太平洋側に物流が過剰にならないように調整をしていただきたいと日ごろから思っているところであります。また、近年の海上輸送は、大量輸送、高速化、ユニット化と進んでおり、小樽港としても大変厳しい状況になっておりますが、私は、国内のみならず、東アジア圏の経済情勢をじゅうぶん踏まえた上で、小樽港を取り巻く環境整備と商業港としての確立を含め、これからの小樽港の在り方について考えることが必要と思いますが、どのような見通しを持って取組をなされるのか、お聞かせください。次に、中国コンテナ航路についてお伺いします。このたび、小樽港にとりまして初めての外貿コンテナ航路となる中国との定期コンテナ航路が開設されましたことは、本市におきましても、厳しい経済状況が続く中、久々に明るい話題として大変喜ばしく感じますと同時に、市長を先頭に、官民一体となって航路の誘致に当たってこられました関係者の方々のご努力に対し、厚く敬意を表するところであります。いよいよ今月17日には記念すべき第一船が入港し、運航が開始されるものとお聞きしておりますが、この航路の開設を契機に、今後、物流港湾として小樽港に新たな展開が広がっていくものと大いに期待しているところであります。航路開設の決定に至るまでは、運航船社であります神原汽船側とさまざまなお話をされてきたものと思いますが、このたびの小樽への寄港について、神原汽船はどのような考え方を持って決定されたのか、まず、お伺いいたします。中国は、将来的に有望な巨大マーケットを擁し、また、豊富な労働力と低い賃金コストという優位性から、現在では、日本をはじめ、先進諸国からも多くの企業が進出し、世界の生産拠点並びに物流拠点としてその地位を高めてきております。今回の航路は、北海道では、唯一、中国と直結するコンテナ航路であり、道央圏のみならず、北海道において中国とのかかわりの中で事業を行っている企業の方々には高い利便性があるものと思われますし、また、これから中国ビジネスへ参入を検討している方には大きな可能性が提供されるものと考えております。ここで、中国との貿易航路についてお伺いいたしますが、現在、北海道と中国の間では主にどのような貨物が動いているのか、また、今回のコンテナ航路ではどのよう貨物が想定されるのか、お聞かせください。このたびの中国コンテナ航路は、小樽港の発展を図る上で非常に重要な役割を持つものでありますが、今後、航路の安定的な発展を確立していくためには、何と申しましても、この航路に向け、いかに多くの貨物を集めることができるかと考えます。そのような意味から、市は現在どのような集荷活動を進められているのか、お聞かせください。北海道におきましても、集荷にかかわる各港湾の間の競争は大変激しいものがあるとお聞きしております。市長を先頭に、私たちも含めて関係者が一体となり、中国定期コンテナ航路の安定確立に向け努力していかなければならないと思っております。次に、いわゆる分区条例の緩和についてお伺いします。今まさに国を上げて構造改革と規制緩和の議論がなされておりますが、構造改革特区につきましても、その流れの一環であろうと考えられます。経済の活性化を進めるために、民間企業が活躍しやすい環境をもっとつくることが必要であり、そのためには、国も地方も知恵を絞り、新たな投資を伴わずにできることがないかと、さらに広く検討すべきではないかと思います。さて、本市におきましては、平成8年11月から、条例により臨港地区において分区がなされ、それに基づいて規制がなされております。商工港湾都市としての発展を期すため、貴重な小樽の臨港地区を港湾関係の企業に何とか使っていただきたいのですが、近年の厳しい本市の経済状況などを考えますと、そこに若干の緩和ができないものかと思います。本来は港湾企業でありながら、新たな事業を展開したいと思っている者や、新たにこの臨港地区に、現在は規制されているような商売をしたいと思っている者に対して、門戸を開くことは可能でしょうか。今後の展望と取組について、市長のお考えをお聞かせください。次に、中小企業対策について何点かお伺いします。昨年の中小企業の動向は、デフレの影響が進行し、製造業の海外進出による空洞化が進み、金融機関の貸渋りなどから資金調達が困難を窮めるなど厳しい状況にありました。本年も、こうした影響に改善が見られず、一層厳しい状況が続くと考えられます。市内企業におきましても例外でなく、資金繰りに苦労しており、更に、受注量の減少や競争激化による価格の低下、収益の減少など、依然として厳しい状況にあります。このような中、昨年は全国的に企業倒産が高水準で推移し、史上3番目に達したとのことでありますが、同様に、市内企業の倒産も増えていると思います。そこで、過去3年間の倒産件数と倒産原因についてお伺いします。次に、本市の経済活動の活力をつけるには、地場産業が元気になり活力をつけることが最重要であり、かつ、雇用の創出、新製品の導入、新たな市場の開拓、経営改善などが重要となります。そのためにも、地場企業の経営革新を支援することが急務と考えますが、ご所見をお聞かせください。次に、中小企業を取り巻く現下の厳しい経営環境を考えたとき、中小企業が危機を打開し、事業継続が可能となるような経営基盤の確立のために、適切な支援体制をとることが大切な課題と思いますが、そうした支援対策の一つとして、本年5月より、新たな取組として、従来からの相談窓口に加え、外部の専門家による経営相談窓口を開設されておりますが、その利用状況や相談内容を具体的にお示しください。次に、中心市街地商業活性化事業、いわゆるTMOについてお伺いします。本市の小売商業を取り巻く環境は、人口の減少、購買力の流出、消費者ニーズの多様化、大型店の出店など、大変厳しい状況にあります。こうした中で、市は、平成13年8月に、小樽商工会議所が策定した小樽市タウンマネジメント構想をTMO構想として正式に確定したところであります。同構想に基づく中心市街地の商業振興に大いに期待するわけでありますが、この構想の中で、平成14年度事業実施として位置づけられている都通り商店街環境整備事業及び花園銀座商店街環境整備事業についてお伺いします。財政状況が大変厳しい中で、市は、これからの事業を支援するために、今年度当初予算において商店街近代化施設設置事業助成費 3,600万円を計上されましたが、既存商店街に対する積極的な支援であり、高く評価するものであります。既に、一部工事は開始しているところもあるようですが、リニューアルによって集客が期待されます。しかし、集客効果を高めるには、こうしたハード事業だけでなく、ソフト事業も重要と考えますが、現在、それぞれの商店街で計画されているものがあれば、その内容についてお伺いします。更に、こうした両商店街の動きに刺激を受け、近隣の商店街で新たな動きが出れば、中心商店街全体の活性化に弾みがつくと思いますが、情報を把握していればお示しください。次に、市営住宅施策について伺います。本市では、人口の高齢化に伴い、単身高齢者や高齢夫婦世帯が増加するとともに、低迷する経済情勢の下でのリストラによる失業者は増嵩の一途をたどっております。このような状況の下で、民間共同住宅においては、高齢を理由に入居を拒否されたり、失業によって家賃が払えないなどによって公営住宅への入居希望者が多いと思われます。本市におきましては、平成9年度に、小樽市公共賃貸住宅再生マスタープランを策定し、市内の老朽化した市営住宅の建替えを中心に建設が進められております。この施策の方針によれば、居住水準の向上、高齢化社会に対応した住宅の供給、住環境の向上など、住宅の広さやバリアフリー化、生活利便性に配慮した立地場所などを示すとともに、地域のまちづくりや活性化への寄与について述べております。しかし一方では、現地建替えが、地形などの条件によって効率の悪い住宅については、住宅の用途廃止を挙げております。市は、この計画に基づいて、これまで高齢単身者向けの入船住宅の建設や、稲北地区再開発事業に伴う稲穂北住宅の買取りや、築港地区の元国鉄官舎跡地に勝納住宅の1号棟を建設し、オタモイ地区も平成16年度を目途に建設の準備に取りかかっていると伺っております。そこで、お尋ねしますが、この再生マスタープランによる市営住宅の建設については、現在の入居者の住替え住宅を中心として建設されていると伺っていますが、市営住宅の入居希望者が多い現状から、一般市民にも門戸を拡大して公募するなど、住宅に困っている人にも入居の機会を与えてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。また、再生マスタープランによれば、地形的に悪いところの老朽化した市営住宅については、現地の建替えを行わないで、入居者を住み替えさせて、その住宅を用途廃止に位置づけして除去を行い、借地については地主に返却することになっていると伺っています。しかし、現在、住宅を建設した当時と大きくさま変わりをし、何十年もの間、借地として市の意向に沿って協力してもらった経緯から、地主の意向をじゅうぶん聞く必要があると思いますが、市としてはどのような考えがあるのか、お伺いします。次に、現在、住宅マスタープランや再生マスタープランに基づいて、市は、公営住宅の建設を進めるとともに、今年度からは、若年定住促進のための家賃補助や高齢者優良賃貸住宅の促進など、民間共同住宅の支援施策を行っております。このことが既存民間共同住宅経営の圧迫につながるのではないかと危ぐしているところでありますが、市は、今後の住宅施策はどのような方針で進めようと考えておられるのか、お伺いしたいと思います。次に、子育て支援についてお伺いします。小樽市の住民基本台帳における人口を見ますと、本年8月では、総人口14万 8,982人に対し、老年人口が3万 6,754人と、構成比で 24.67%となっている状況で、4人に1人が老年者となっているところであります。私は、本年1定の一般質問において、少子化対策にかかわる保育行政についてお伺いしました。現状では、保育所の入所希望者が多く、枠外入所で対応していくとのことでしたが、先日の新聞では、子育てボランティア育成講座の受講者の募集記事が出ておりました。社会機能が変化する中で、育児に自信を持てない親や身近に子育ての悩みを相談する相手がいない母親が増えています。ここで、家族や地域によって支えられてきた子育てを、これからは社会で支援していくことが重要であると思います。核家族化の進展により、祖父母と同居する世帯が減っていることや、地域のコミュニティの希薄化により、子育ての環境の変化の中で、親の子育てに対する意識と必要性を感じさせることが大事なことと思います。子育てに自信を持てない親、家庭内で孤立している親が増えていることや、児童虐待の増加が著しいこと、子育てに未熟な親が多いことなど、このように不安を持った親は、子育てに自信をつけることができる機会が必要であり、また、このような場をつくり、親を対象にした子育て支援を積極的に行っていく必要があると思いますが、市長のご所見をお聞かせください。次に、自主的な取組とボランティアについてお伺いします。子育てを社会で支えていくには、保育所の拡充など公的支援の充実に加え、地域みずからがコミュニティを活発にしていくことが重要であり、子育てや子どもの健全育成に地域で取り組み、自主的に子育てサークルづくりをしたり、子育て支援のNPO活動として地域の活動範囲を広げ、社会全体で子育てを支援していくことが大切と考えますが、いかがでしょうか。次に、福祉事業の措置制度から支援費制度の移行についてお伺いします。平成12年度から介護保険がスタートし、ほぼ2年半を経過するわけでありますが、介護保険は、高齢者の介護などの福祉サービスの分野で大きな柱であります。本市におきましても、保険者として、介護保険事業の円滑な運営に最大限の努力をし、市民ニーズに的確に対応した施策を展開してきていると考えております。さて、介護保険は、社会保障をめぐる国の動きの大きな改革であろうと思いますが、障害者福祉についても施策の改革が進められ、社会福祉基礎構造改革により、平成15年4月から、障害者福祉については、現行の措置制度から、新たな利用の仕組みである支援費制度に移行するとお聞きしているところであります。また、支援費制度は、障害者の自己決定を尊重し、利用者本位のサービスの提供を基本とするものであること、事業者などと対等な関係に基づき、障害者みずからがサービスを選択するものであること、事業者などはサービス提供の主体として利用者の選択にじゅうぶんこたえることができるよう、サービスの質の向上を図ることが求められるものであることなどと言われております。そこで、この支援費制度について何点かお伺いします。現行の措置制度と新制度の違いはどのような内容なのか、また、支援費制度に変わる理由について、基本的なところをお示しください。次に、障害者福祉サービスのうち、具体的にどのようなサービスが支援費制度の中で提供されることになるのか、また、それぞれのサービスの対象者数を市内でどのぐらいと見込んでいるのか、お答えください。次に、支援費制度の下で、市が申請により受給者証を交付することになり、利用者はこの受給者証によって各種の福祉サービスを受けることになると聞いていますが、この受給者証にはどのような項目が記載されているのか、また、交付の申請はいつから受付を開始し、そのPR、周知についてはどのような方法を考えているのか、お答えください。次に、各サービスの支給の単価と利用者負担金の考え方は、どのような考え方なのか。また、小樽市で新年度より計上しなければならない予算規模はどれぐらいになるのか、お示しください。次に、支援費制度についての質問項目の最後になりますが、平成15年度のスタートまでの市の業務の大きなスケジュールについてお答えください。支援費制度について何点かお伺いしましたが、いずれにしましても、障害者の福祉サービスの充実・向上につながるように円滑に移行されることを期待するものであります。以上、何点かお伺いしましたが、再質問をいたしませんので、理事者の皆様の誠意ある答弁を期待し、自由民主党を代表しての私の質問とさせていただきます (拍手)、
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
成田議員の質問にお答えいたします。財政問題で幾つかお尋ねがありました。まず、財政状況の急速な悪化の要因についてでありますが、一番大きな要因は、景気低迷の影響を受けて、市税が前年度に比べて約5億 1,000万円、当初予算に比べて約8億 400万円と大きく減収となったことによるものです。また、消費低迷の影響で、地方消費税交付金も前年度に比べ約 5,900万円減少するなど、一般財源の落込みが顕著に現れております。また、市税収入の減少などの補完的な役割を持つ地方交付税も前年度に比べ約5億 1,400万円減少し、一方、歳出におきまして、義務的経費は約2億 3,600万円の増となるなど、収支のバランスが大きく崩れ、財政状況が急速に悪化したものであります。次に、経常収支比率の悪化についてでありますが、ご承知のとおり、経常収支比率は、市税や地方交付税など経常的に収入される一般財源のうち、どのくらいの割合が人件費や扶助費、公債費といった経常的な経費に費やされたかを示す指数であります。まず、さきほどもご答弁申し上げましたが、市税や地方交付税など経常的な収入が大きく減少となったことに加え、扶助費や公債費などの経常的な経費が増加したことにより、大きく悪化したものであります。次に、財政調整基金と減債基金の残額についてでありますが、本定例会では、平成13年度決算で剰余金が生じたことに伴い、平成14年度へ繰越しを行いましたが、地方財政法の規定により、剰余金の2分の1を下らない額として2億 6,000万円を財政調整基金に積み立て、残額を補正予算の財源との調整を行った後に、減債基金の取崩し額の減額を行っております。その結果、財政調整基金と減債基金の予算上の残額は、本定例会の補正後では、第2回定例会補正後と比較しますと、約6億 3,800万円ほど増え、約8億 3,700万円となります。また、平成14年度の収支見通しについてでありますが、現時点ではまだ全体的な見通しは立ちませんが、個人市民税と普通交付税では、予算に比べそれぞれ2億円を超える減収が見込まれます。今後、法人市民税などにおきましても、景気低迷の影響が危ぐされますので、大変厳しい状況が予想されます。そのため、今年度の予算執行についても再度見直し、歳出予算を極力保留するよう指示したところであります。次に、平成13年度決算と財政健全化計画との比較についてでありますが、平成13年度決算では、財政調整基金と減債基金の繰入れを考慮しなければ約17億 3,400万円の赤字となりますので、財政健全化計画との比較では約5億 1,100万円、収支が改善されております。計画上の収支見通しは予算をベースにしておりますので、改善の主な要因としましては、歳入におきまして、市税で約2億 9,000万円減収となりましたが、歳出におきまして、人件費で約 7,300万円、扶助費で約2億 7,600万円など、それぞれの経費で不用額を生じたことによるものであります。次に、税財源の確保についてでありますが、地方分権を推進していくためには、その裏づけとなる財政基盤の確立が必要不可欠であります。そのためには、国から地方への税財源の移譲がぜひとも必要と考えており、要請活動を行っております。一方、地方交付税につきましても、地方団体間の財源の不均衡を調整する制度として、なくてはならないものと考えており、所要総額の確保を要請しているところであります。今後は、現在、国におきまして国庫補助金等の削減、税源移譲、地方交付税の見直しが三位一体で議論されておりますので、その推移を注意深く見守りながら、地方財政に深刻な影響を及ぼすことのないよう、全国市長会等を通じ、必要な要請活動を行っていきたいと考えております。また、一方、本市の財政運営におきましても、財政健全化の一環といたしまして、市税等の収納率の向上や適正な受益者負担の設定、また、市税制の在り方等の研究も行いながら、税財源の確保に努めてまいりたいと考えております。次に、行政改革について何点かお尋ねがありました。まず、公園維持管理の業務委託についてでありますが、公園維持管理の業務としては、フェンス、階段、遊具などの補修、草刈りや樹木の手入れ、ごみの清掃などがあります。現在も朝里川公園や色内埠頭公園などの草刈りやごみ清掃を民間に委託して対応しておりますが、市内には多数の公園があり、業務期間が集中することなどから、民間業者の受入れ体制、費用や効果などを考慮し、今後もできるものから民間委託を進めてまいりたいと考えております。次に、その他の業務委託についてでありますが、まず、基本的には、事務事業そのものの必要性をじゅうぶん検討し、実施に当たっては、民間委託や嘱託化などの方法も含め、費用対効果をじゅうぶんに考慮して効率的に執行するべきものと考えております。これまでも、廃棄物最終処分場の管理業務委託や市民会館、市民センターの業務委託など、現業部門を中心に民間委託を進めてまいりましたが、現在、引き船業務について、平成15年度実施に向け、鋭意協議を進めているところであります。今後も、ごみ収集運搬業務委託の拡大をはじめ、事務事業の全体的な見直しを進め、民間委託や嘱託化などにより、更に効率的な行政運営を進めてまいりたいと考えております。次に、消防出張所の適正配置についての取組でありますが、現在、検討委員会において、今年度中に策定すべく鋭意検討しているところでありますが、高齢化が進み、救急需要が年々増加している状況にあって、これらの業務にどう対応することができるかが大きな課題であります。そのためには、他都市で実施している火災や救急の発生に応じて、隊員がポンプ自動車と救急車を乗り換えるいわゆる車両の乗換え運用や、予防活動や火災現場の警戒活動を行っている消防団員がみずからポンプ自動車を管理し運用することができるのか、また、予防課などの本部職員による出動態勢がとれるかどうかについて議論しているところであります。また、消防職団員のOBの協力体制については、他都市の実態を調査し、検討してまいりたいと考えております。次に、再任用制度についてでありますが、年金制度の改正により、小樽市としても退職者が年金を満額受給できるまでの補完措置として再任用制度を条例化し、本年4月から実施いたしました。しかしながら、平成13年度決算において、小樽市の財政状況は、市税や交付税の大幅な減収等により急速に悪化し、来年度の予算編成においては約40億円の財源不足が見込まれ、ここ数年は厳しい財政状況が続くものと考えております。このため、現在、財政健全化に向けてさまざまな取組を実施しており、職員の人件費削減においても調整手当3%を廃止する考えであります。この厳しい財政状況を踏まえ、退職者に対しても人件費の総額抑制の一環として、平成15年度から当分の間、再任用制度を凍結することとしたものであります。次に、構造改革特区について何点かご質問がありました。初めに、その目的についてでありますが、国際観光交流特区構想につきましては、小樽港第3号ふ頭の指定保税地域を存置しつつ、寄港する外国人観光客等へのサービス機能の導入など、国際観光交流機能をあわせ持った北海道観光の国際的な海の玄関口として、魅力ある地域を創造し、地域経済の活性化を目的とするものであります。また、新エネルギー特区構想につきましては、道央中核都市圏で最大の工業団地である石狩湾新港地域に、風力発電や水素ガス等を利用した新エネルギーの開発導入を図り、札幌市に隣接している地理的条件からも、今後、新エネルギーの供給需要が見込まれることから、当該地区を北海道の研究開発及び安定供給基地とすることを目的として提案したものであります。次に、特区地区の選定についてでありますが、庁内関係部において、規制を緩和することによる効果、また、隣接地域や市内に及ぼす影響などについてさまざまな検討を行ってまいりました。検討に当たっては、新たな産業の創出等により市内全体に経済効果が見込まれることや、規制を緩和することによってまち並み景観や生活環境に悪影響を及ぼさないなどを重視し、一定のエリア内での効果がじゅうぶん期待できる小樽港第3号ふ頭地区と石狩湾新港地域の2地区を提案したものであります。次に、特区に期待される効果についてでありますが、国際観光交流特区構想では、第3号ふ頭の港湾物流機能を確保しつつ、関税法等の規制緩和を行うことで、港湾関連企業の観光産業への参入や事業展開等による地域経済の活性化、また、新エネルギー特区構想では、高圧ガス保安基準等の規制緩和により、新エネルギーの開発研究施設の立地誘導による研究開発関連企業の進出や土地利用の促進が図られ、地域経済の活性化につながることを期待し、提案したものであります。今後、国の法整備に関する動向につきまして注視していかなければなりませんが、私といたしましては、関係機関の協力を得ながら、提案した特区構想の実現に向け努力してまいりたいと考えております。次に、今後の小樽港の在り方についてでありますが、21世紀を迎えた今日、日本をめぐる経済社会構造は大きな変革の時代にあります。港湾の分野におきましても、構造改革や規制緩和の流れの中で、港湾間の貨物獲得競争も一層激しさを増してきております。こうした中で、小樽港は、道央圏の日本海側の物流拠点としての役割を担うべく港湾機能の充実を図り、サハリンとの日ロ定期フェリー航路や中国との定期コンテナ航路などの実現に努めてまいりました。今後も、物流機能をじゅうぶん発揮するため、対岸貿易の促進、国内フェリー機能の維持・拡大、穀物基地機能の維持に努めるとともに、既存ふ頭の有効活用を図り、第3ふ頭周辺における国際観光交流特区構想や、ウォーターフロントを活用した親水空間の確保など、小樽港の物流拠点としての役割はもちろんのこと、港湾機能と親水機能の調和が図られた小樽港の発展に向け努力してまいりたいと考えております。一方では、小樽港の今後の在り方として、石狩湾新港を含めた検討も必要であると考えており、改めて両港の今後の在り方について、関係者のご意見も踏まえ、早急に検討していかなければならないものと考えております。次に、中国定期コンテナ航路についてでありますが、まず、神原汽船の小樽港への寄港決定の考え方でありますが、当該船社は、企業戦略として瀬戸内海や日本海において地方港中心の航路展開を図っておりますが、中国と日本海諸港を結ぶコンテナ航路の寄港地として、小樽港につきましても選択肢の一つとして検討されているとの情報をお聞きし、何とか念願のコンテナ航路を実現したいものと、官民一体となって航路の誘致を進めてまいりました。今回の寄港決定に当たりましては、航路開設に向けた本市の熱意を十分ご理解いただいたものと考えております。また、小樽港には、税関などのCIQ機関が完備され、本船の円滑な接岸や迅速な荷役体制が確保されるなど、質の高い港湾サービスが提供されるとともに、国道5号の4車線化により札幌圏への交通アクセスが格段に向上したことなどもあわせて総合的に判断されれたものと考えております。次に、北海道と中国との間の貨物についてでありますが、北海道全体で申し上げますと、輸入品では、石炭、石油などのバルク貨物が多く、コンテナ貨物としては石材、製材、水産加工品、生活雑貨品などとなっております。一方、輸出品では、紙、水産品、鉄スクラップ、電子部品などのコンテナ貨物が主な品目となっており、輸入が輸出を大きく上回っております。また、今回のコンテナ航路の取扱貨物につきましては、現在までの集荷活動の中では、輸入品では石材、製材、生活雑貨、野菜、水産加工品など、輸出品では魚介類などの水産品、鉄などのスクラップ、木材などを想定しております。次に、集荷活動についてでありますが、コンテナ航路の安定、確立を図るため、貨物の集荷は最も重要な課題であります。市といたしましては、現在、運航船社並びに船舶代理店と緊密な連携の下で、開設された航路の周知を図り、中国との取引を行っている企業の情報収集を進めるとともに、積極的に企業訪問を行い、早期により多くの貨物を確保すべく、鋭意取り組んでいるところであります。また、中国におけるポートセールスを効率的に進めるため、小樽港及び小樽市を紹介する中国語版リーフレットを既に作成しているところであり、今後とも、新たな貨物の開拓に向け、小樽港貿易振興協議会など関係団体とも一体となって、引き続き、精力的な集荷活動に取り組んでまいりたいと考えております。次に、いわゆる分区条例の緩和についてでありますが、市といたしましても、臨港地区の一層の振興を図る観点から、検討しなければならない重要課題であると認識しております。特に、運河周辺などにつきましては、今後、更にさまざまな要望が寄せられることも予想されますので、当面の対応策として、分区条例自体を変えることなく、どの程度までの緩和が可能か、現在、庁内で検討いたしております。その内容によっては、地方港湾審議会にお諮りをし、ご意見を伺うことも必要でありますが、いずれにいたしましても、港湾活動に支障にならない範囲で、更に有効な土地利用が図られるよう、なるべく早く一定の方針をまとめてまいりたいと考えております。次に、中小企業対策及びTMO構想について何点かお尋ねがありました。まず、小樽市内における過去3年間の倒産件数でありますが、帝国データバンクの調査によりますと、負債額 1,000万円以上のものといたしましては、平成11年が20件、平成12年が27件、平成13年が25件となっており、倒産の原因といたしましては、需要減少による販売不振を理由とする不況型倒産が最も多くなっております。次に、地場企業の経営革新に関する支援でありますが、企業を取り巻く環境が大変厳しい中で、経営基盤を確立するためには、新たな取組による経営の向上、消費者ニーズに合致した新商品の開発や生産、新サービスの開発や提供などの経営革新がますます重要となってきております。このような認識の下で、これまでも新商品の開発や新たな生産方式の導入などについて、実例に基づいた研修会を開催し、異業種交流グループによる福祉機器開発を支援するなど、企業の経営革新を促しておりますが、何といいましても、企業経営者みずからが経営基盤の確立のための目標を設定し、その達成に向けて努力をすることが必要でありますので、国、道などの関係機関と連携しながら、情報提供やアドバイザーの派遣など、フォローアップに努めてまいりたいと考えております。次に、経営相談窓口についてでありますが、従来、経営相談につきましては、市職員により対応してまいりましたが、経営環境が急激に変化する中での対応には限界がありますので、中小企業総合事業団など関係機関の協力を得て、外部の専門家による経営相談窓口を開設することにいたしたところであります。この経営相談窓口は、本年5月から毎月1回をめどに開設し、企業ニーズに応じて金融、税務、経営、経理、製品開発などについて個別に相談を受け、専門家から的確なアドバイスをいただくことにしております。5月から8月までに40社からの申込みがあり、公認会計士、税理士、中小企業診断士などの専門家が、金融、経理、販売、取引関連や創業などに関しての相談に応じております。なお、必要に応じて専門家が直接企業を訪問して指導をしたり、数回にわたって相談窓口を利用いただくなど、アフターフォローに努めていただいております。次に、TMO構想に基づき、都通り商店街、花園銀座商店街で計画されておりますソフト事業でありますが、今年度、両商店街ともTMO構想に基づく商店街環境整備事業に取り組んでおりますが、ハード整備事業による施設完成後に、地域コミュニティの場として集客効果を高め、リニューアルされた商店街を広くアピールするために、幾つかのソフト事業の実施が計画されております。まず、都通り商店街では、リニューアルセレモニーの開催や商店街カレンダー作成事業のほか、垂れ幕の作成やインフォメーションボードの設置などを行う予定であります。また、花園銀座商店街では、同じくリニューアルセレモニーの開催や商店街ヒストリーマップ作成事業のほか、歩道の部分に桜の植樹などを予定しております。市といたしましては、これら事業が商店街活性化のために効果的なものであると判断し、国とともに積極的に支援を行うことにいたしております。次に、近隣商店街の活性化に向けた動きでありますが、サンモール一番街商店街においては、アーケード設置後、十数年が経過し、外観の汚れや劣化が目立つため、年内に美観維持のための清掃作業やアーケード入口の部分的な改修工事を行うほか、近い将来、開閉式の天がいの改修工事等を行う計画があると聞いております。また、都通り梁川商店街においても、中央市場と密接な連携を図りながら、10月に実施予定である中央市場設立50周年記念感謝祭において写真展を開催するなど、集客とにぎわいを取り戻すためのさまざまな方策について、知恵を出し合い、検討していると聞いております。今後とも、それぞれの商店街団体等が互いに創意工夫を凝らす中で、競い合い、刺激し合って相乗効果を発揮することで集客力を高めていくことが期待されております。次に、市営住宅について何点かお尋ねがありましたが、まず、建替え住宅での一般公募についてでありますが、現在、再生マスタープランに基づいて老朽化した住宅の用途廃止や、建替え住宅の入居者の住替えを円滑にするため、対象入居者の意向調査を踏まえながら移転を進めているところであります。具体的な移転に当たりましては、建替え住宅のほか、既存住宅の空き住戸への住替えも含めて移転先を確保することによって、建替え住宅への一般公募枠につきましてもできるだけ確保するよう努めているところであります。次に、用途廃止に伴う借地の返却でありますが、住宅の敷地の形状、規模、土地利用上の規制などにより、住宅の配置や取付道路の確保が困難な地域にある住宅については除去し、民間借地については除去に合わせて解消を図っていくこととしております。民間借地の地主の方々に対しましては、二、三年前より返却することを説明しておりますが、今後とも、地主の方々の意向を聞きながら、土地利用方法などについて相談に応じてまいりたいと考えております。次に、今後の住宅施策についてでありますが、現在、市では、住宅マスタープランなどに基づき、良好な住環境実現のための各施策の推進に努めているところであります。公営住宅におきましては、老朽化した住宅の統廃合を含めた建替え整備を推進する一方、民間住宅におきましても、居住水準の向上を図るためのバリアフリー等改造資金の融資などを行うとともに、今年度からは、新たに若年者定住促進のための入居者への家賃補助や、家主への建設費の一部を支援する制度を立ち上げ、良質な住宅の確保を図っているところであります。今後とも、民間住宅の供給動向などを見極めながら、多様化する住宅ニーズに対応できるよう、民間活力の導入も視野に入れた良質な民間住宅建設の誘導策や公営住宅の建替えを進め、安全で快適な住環境の整備に努めてまいりたいと考えております。次に、子育て支援と福祉事業について何点かお尋ねがありました。まず、子育て支援についてでありますが、近年の児童虐待の増加や核家族化の進行に伴う育児不安の解消を図るため、昨年度、奥沢保育所に子育て支援センターを設置し、引き続き、今年度は赤岩保育所に設置したところであります。支援センターの活動は大変好評であり、育児相談をはじめ、親子で楽しく遊ぶ手遊びやお母さん方の仲間づくりのお手伝いをするなど、育児不安の解消に向けた取組を積極的に展開してきているところであります。今後とも、子どもを産み育てやすい環境づくりに努めてまいりたいと考えております。次に、社会全体での子育て支援についてでありますが、地域のコミュニティが希薄化している現状を考えますと、社会全体で子育て支援できるような組織をつくっていく必要があると認識しております。そのため、今年度は、保育士による子育てサークルへの親子遊びや子育て相談等の出前指導、更には、子育て支援ボランティア育成講座の実施など、新たな取組を行っているところであります。今後は、これらのサークルやボランティアが地域で交流し、連携が図られるよう取組を進めてまいりたいと考えております。次に、支援費制度について何点かお尋ねがありました。初めに、措置制度と支援費制度との違いでありますが、措置制度においては、障害者からの申請に基づいて、市がサービス利用の可否を決定し、事業者や施設にサービスの提供を委託しているのに対し、支援費制度におきましては、障害者からの申請に基づき、市が支援費支給について決定し、障害者みずからが事業者や施設を選択し、契約によりサービスを利用することなどが挙げられます。したがいまして、新制度におきましては、市は、障害者がサービスを選択し利用するために必要な情報提供を行うことなどが求められております。また、支援費制度に変わる理由でありますが、障害者みずからが福祉サービスを選択することで障害者の権利が守られることや、サービスを提供する側の質の向上が図られることなどが挙げられております。次に、支援費制度の対象となるサービスについてでありますが、身体障害者授産施設や知的障害者更生施設など、入所・通所施設サービスとホームヘルプサービス、デイサービス、ショートステイ、グループホームのいわゆる在宅サービスが対象となります。また、サービスを利用する対象者数につきましては、現行の措置制度での利用者数とほぼ同程度と考えております。現在、身体障害者の施設サービスは70名、知的障害者の施設サービスは 410名となっております。在宅サービスにつきましては、身体障害者が60名、知的障害者が 230名、児童が60名であります。したがいまして、施設サービス、在宅サービスを合わせて 800から 900名程度と見込んでおります。次に、受給者証についてでありますが、施設サービスと在宅サービスで内容が若干異なりますが、受給者や扶養義務者の住所と氏名のほか、各サービスの支給期間、障害の程度、支給量、利用者負担額等が記載されることになっております。また、受給者証の交付申請は11月1日から開始すべく準備をしていますが、利用者への周知につきましては、福祉施設と連携を図るとともに、市の広報に掲載するほか、パンフレットを作成し配布したいと考えております。次に、支援費支給の単価と利用者負担についてでありますが、現在のところ、国からは単価などは示されておりませんが、現行の措置費と同程度と聞いております。また、15年度の支援費関係予算についてでありますが、単価や利用者数が現行と変わらないと仮定した場合、総体で約16億円になろうかと考えております。次に、支援費制度スタートまでのスケジュールについてでありますが、新制度に関する情報提供のため、10月をめどにパンフレットを作成し配布するとともに、受給者証などの印刷を終えて、11月の申請受付に備えたいと考えております。また、国の支援費単価が年明けに決まることから、その後、受給者の支援費支給を決定し、3月には受給者証を交付したいと考えております。なお、新制度の全体像が明らかになっておりませんが、4月からの制度移行が円滑に進むように努めてまいりたいと考えております。以上です。