小樽市議会 平成14年第3回定例会 2002年9月13日
(1)財政問題について2 21世紀プランについて/(2)情報化の推進について/(3)港湾問題について/(4)環境問題について/(5)中心市街地の住環境について/(6)教育問題について
2002年9月13日、小樽市議会の一般質問で、高橋克幸議員が「財政問題について2 21世紀プランについて」「情報化の推進について」「港湾問題について」「環境問題について」「中心市街地の住環境について」「教育問題について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏が答弁しました。
- 質問者
- 高橋克幸 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 32番 高橋克幸
平成14年度第3回定例会において、公明党を代表し、質問いたします。初めに、財政問題について質問します。本市の財政状況は、依然として大変厳しい状況が続いています。平成13年度の決算では、一般会計において実質収支は5億 1,138万 8,000円の黒字であり、また、単年度収支は1億 6,220万 8,000円の黒字となりました。しかし、財政調整基金6億 6,100万 4,000円を取崩しており、実質単年度収支は3億 1,855万 2,000円の赤字となりました。財政構造について、最近の各指標を見ますと、財政力指数は、平成10年度 0.497、平成11年度 0.476、平成12年度 0.465、平成13年度 0.460となっています。公債費比率は、平成10年度17.3%、平成11年度17.8%、平成12年度17.9%、平成13年度18.9%となっています。経常収支比率は、平成13年度99.8%となり、いずれの数値も近年で最悪の状態を示しており、財政構造はますます硬直化した状態であります。これらの決算内容についてどのように認識をされているのか、市長の見解を伺います。また、このように厳しさを増す財政上の背景とその要因について、更に、今後の財政運営の基本的な考え方についても、併せてお答えください。次に、収入未済額及び不納欠損額についてであります。まず、収入未済額ですが、一般会計では、平成13年度20億 5,887万 1,000円となり、特別会計では9億 500万 7,000円となっています。また、未収金は、企業会計の27億 676万 8,000円となっており、いずれの会計においても前年度と比較して増加をしております。不納欠損額においては、一般会計で1億 7,058万 2,000円となり、特別会計では2億 6,921万 7,000円となり、企業会計では 1,611万 3,000円となっています。各会計の合計金額では、前年度と比較して減少はしているものの、決して小さな金額ではありません。この収入未済金及び不納欠損金の主な内容と要因、そして、これらの発生抑制や早期回収についてどのように検討されているのか、見解を伺います。これからの財政再建を考えるとき、現在の大変厳しい財政状況において、行政本体の意識改革の推進や、市民の理解を得られるような考え方、システムづくりが求められています。抜本的に本市の財政を検討し、5年先、10年先、そして将来の財政を見据えた上で、今後の構想や中長期の計画に具体的に取り組むことを目的に、各部から選抜の専門チーム、財政再建のためのプロジェクトチームを設置すべきと考えますが、市長の見解を伺います。また、このような観点から、組織機構の見直し、人材配置の検討、事務事業の見直しなどあらゆる面で根本的な行政改革の考え方も、併せて、このチームの中で思考することも必要であると思いますが、これらも含めてお答えください。次に、21世紀プランについて質問します。近年、急速な少子高齢化、目覚ましい情報化や国際化の進展、そして、我が国の安定した発展を支えてきた経済社会システムは大きな転換期を迎え、さまざまな変革が求められてきました。このような状況の中、これらの変化に対処し、21世紀における本市の発展と市民福祉の向上を図るため、現、 。状認識と将来展望に立った新たなる目標として 「市民と歩む 21世紀プラン」が平成10年に策定されました基本計画の中で、期間の設定は1998年度から2007年度までの10年間とされており、2002年度は、ちょうど中間点である5年目を終了する年度であります。この21世紀プランの中に施策大綱が掲げられておりますが、これは 「はくぐみ 文化・創造プラン 「ふれ、 」あい 福祉・安心プラン 「うるおい 生活・快適プラン 「ゆたかさ 産業・活力プラン 「にぎわい 都市」 」 」・形成プラン」の五つであります。計画期間の前半を終了する年度の総括として、このそれぞれのプランの達成率と進捗状況、特徴的な事例などがありましたら、お示しください。また、2007年度までの後半5年間の計画予定や、現在の硬直化した財政状況の中において、見直し、再検討などについてどのように考えられているのか、市長の見解を伺います。次に、情報化の推進について質問します。今日、我が国は情報化という大きな時流の中にあり、こうした中、政府は、高度情報通信ネットワーク社会形成基本法、いわゆるIT基本法を策定し、これに基づき、官民挙げてIT施策を推進している状況であります。我が国のインターネットの利用者数は、平成13年度で 4,800万人となり、これは全人口の3分の1に当たります。また、インターネットの世帯普及率は44.7%となり、前年同月期に比べ14ポイントの伸びとなっています。更に、利用機種別で見ますと、パソコンによる利用者は約 3,300万人であり、携帯電話による利用者は約1,800万人となっており、急速な伸びを示しております。また、情報通信の高速化に伴い、ブロードバンドユーザーの占める割合は全体の3割を超えており、人口換算では 1,100万人を超える状況であります。このような状況の中で、本市として、今年度、IT推進本部を立ち上げ、本格的な推進のスタートを切ったわけですが、急速に伸びている情報化に対する今後の本市の方向性や考え方について、市長の見解を伺います。次に、行政の情報化と地域情報化計画についてであります。IT推進を考える上で、二つの視点があると思います。一つは、行政本体の情報化であり、もう一つは、地域に関連してリンクする地域の情報化であります。初めに、行政の情報化でありますが、庁内LANなどハード面での機器整備は徐々に進んでいると思われますが、現在の整備状況はどのようになっているのか、また、ソフト面での整備状況はどのように整備されているのか、お示しください。また、今後のハード面での整備計画やソフト面での整備計画として、例えばファイリングシステム、電子入札、電子決済、GIS地理情報システムなどさまざまなシステムがあるわけですが、本市の電子自治体に向けてどのように考えられているのか、更に、市民がIT化のメリットとして考えられるワンストップサービスについてどのように検討されているのか、お答えください。IT推進に伴って、個人情報保護の観点からセキュリティ対策の重要性、確実性が求められています。外部からハッカーなどの悪質なアクセスを阻止するため、ファイアウォールの設置やウイルス検索、ワクチンソフトなど、セキュリティ対策はどのように考えられているのか。また、内部の対策として、個人情報保護に対する認識を高めるとともに、情報のモラルや情報管理の責任ある対応など、徹底した研修を行うことも必要と思いますが、いかがでしょうか。更に、情報が漏えいできないようなシステムの検討も重要であり、今後の課題であると考えますが、どのように認識をされているのか、市長の見解を伺います。次に、地域情報化計画ですが、本年に入り具体的な計画の取組がスタートしました。IT推進に向けて必要不可欠な計画ですが、この計画の目的、位置づけや主な内容、現在の進捗状況、今後のスケジュールなどについてお示しください。また、21世紀プランにある情報化社会に対応したサービスシステムづくりとして掲げてあります保健・医療・福祉情報、教育文化情報、防災・気象情報、産業・観光情報などのシステムはどのように考えられているのか、地域情報化計画の中ではどのように検討されているのか、お答えください。この地域情報化計画において、市民の意見を集約するためにアンケート調査を最近実施されたと伺いましたが、この調査の目的、対象件数、配布数、回収数、回収率についてお答えください。また、調査の結果として、どのような意見があったのか、どのような傾向性が見られたのか、市民の要望しているものはどのようなことなのか、主なものについてお答えください。次に、教育に関連してでありますが、本市の小中学校のIT推進の整備状況とインターネットを利用しての具体的な活用状況、授業の内容、そして、今後の整備計画やハード・ソフト両面の考え方についてお答えください。文部科学省の調査によると、2001年度、小学校から高校までの教員でコンピュータを使って授業のできる教員は47.4%となっており、2005年度までに 100%を目標としています。本市での教員の現状については、昨年度と比較してどのような状況なのか、また、他都市での現況や教員のIT研修についてどのような対策を実施したのか、その結果についてと今後の目標についてもお答えください。次に、港湾問題について質問いたします。外国船入港状況と中国航路についてであります。水産庁が、本年4月から、密漁カニの輸入に対する取締りを強化した影響で、外国船の入港隻数は大幅に減少し、過去9年間で最低の数字となりました。また、外国船の入港数は4か月連続で下回っています。特に影響の大きい外国船として、ロシア船の入港状況は激減しているようでありますが、前年度4月から7月の隻数と本年同月の対比をするとどのような状況なのか、主な品目の内容も含めてお答えください。また、本年4月から、このような外国船入港状況で、小樽の経済にどのような影響があらわれているのか、本市としてはどのように対応されてきたのか、更に、道内他港の状況や関連なども含め、今後の対策をどのように考えられているのか、市長の見解を伺います。次に、コンテナ船の中国航路についてですが、いよいよ9月17日よりスタートするということで、小樽港にとっては明るいニュースであり、期待をされている方も多いと思います。この中国航路開設に当たり、市長をはじめ、関係者のご努力の成果と思いますが、これはどのように開設されてきたのか、経緯、経過についてお示しください。この中国航路により、物流の拡充が考えられるところですが、具体的にはどのようなものが輸出入される予定なのか、また、規模や量についても伺います。更に、中国航路開設による経済効果についての見通しと、今後の構想や人的交流についてどのように考えられているのか、また、この航路の開設に当たっての課題とその対策についても、併せて市長の見解を伺います。小樽港の管理体制についてであります。近年、マスコミで報道されていますが、小樽港での盗難車密輸問題や、銃器、麻薬、売春などの問題が表面化しており、小樽港のマイナスイメージとして、また、市民からは犯罪の増加が懸念されているところであります。まず、これらの問題についてどのように認識をされているのか、市長の見解を伺います。1年前にこの問題の質問をさせていただきましたが、さまざまな検討をされ、対応策を講じてきたのではないかと思います。そこで、伺いますが、この1年間でどのような対策を考え、実行されてきたのか、現在の状況も含めてお示しください。また、犯罪の状況は、対策が実施されてからどのような効果があったのか、以前との対比も含め、お答えください。市民からの要望として、小樽港の管理体制や実行されている対策がよくわからないというものがあります。マイナスイメージを改善するためにも、市民の懸念を少なくするためにも、管理体制の具体的な対策についてハード・ソフト両面での取組状況や関係官庁との関連も含め、市民にわかりやすい広報活動も大切な点であると思いますが、どのように考えられているのか、見解を伺います。次に、小樽港の第10次7か年計画であります。国土交通省は、同省が所管する公共工事7か年計画10本を国土交通省社会資本整備重点化計画として一本化する方針を固めました。これは、港湾、空港、道路など旧運輸省、旧建設省の時代に策定されたもので、本年度で期限切れになる7か年計画8本と、平成15年度が最終年次となる治水と住宅建設の2本を加えた10本の計画であります。小樽港の第9次7か年計画については、本年度に終了するわけですが、計画終了の前から次の第10次7か年計画の準備作業に取り組んでいるのではないかと推察するわけですが、今後、このような国の方針によって小樽港の第10次7か年計画についてどのような影響が考えられるのか、また、どのような方向性で計画されていくのかなど、現在把握されているものがありましたら、お答えください。次に、特区構想と今後のビジョンについてであります。近年、経済のグローバル化の進展により港湾を取り巻く経済社会情勢や港湾行政に対する要望が大きく変化している中で、港湾が競争力を備え、活力ある経済に進んでいくためには、新たな港湾行政の考え方が必要とされています。このような時代背景の中で、現在求められている小樽港の姿、在り方についてどのように認識をされているのか、市長の見解を伺います。これからの港湾を考えるとき、本市の将来を形成する港湾以外の諸要素と関連を有機的に、客観的に把握をし、検討していかなければならないと思います。そこで、これに関連して、本市で提案されている特区構想について伺います。これは、小樽港の第3ふ頭を、物流だけでなく、観光目的にも使えるようにする国際観光交流特区として、政府の構造改革特区推進室に提案をし、港湾物流と観光開発を両立させるため、関税法などの規制緩和を求めているものであります。この特区構想については、いつごろを目標としているのか、また、施設整備計画などのハード面や具体的なソフト面での考え方、更に、規制緩和による経済活性化の影響や効果についてどのように考えられているのか、お答えください。港湾問題の最後に、歴史ある小樽港でありますが、視点を10年先、20年先、そして未来へ向けたときに、本市の小樽港のビジョンについてどのように考えられているのか、市長の見解を伺います。次に、地球温暖化問題について質問します。小樽市において、昨年6月、小樽市温暖化対策推進実行計画が策定され、ようやく地球温暖化問題に対して本格的に取組が始まり、大きな目標に向かってスタートしました。地球温暖化の対象ガスは、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素など6種類とされています。これらの温暖化への寄与割合から見ますと、おおよそ二酸化炭素60%、メタン15%、フロン10%、亜酸化窒素5%、その他10%という割合であります。また、排出割合で見ますと、その90%が二酸化炭素となっており、いかにこれを削減できるかによって今後の温暖化に影響が出てくるわけであります。また、二酸化炭素排出の約半数は家庭系に寄与しており、このことを考えるとき、小樽市が行政として率先実行に取り組むことは、これからの温暖化防止に対し大きな役割を果たすものと思っています。そこで、小樽市の事務事業にかかわるこれらの排出の現状と温暖化に対する影響についてどのように認識をされているのか、市長の見解を伺いたいと思います。実行計画が策定されて1年以上経過しましたが、どのような結果となったのか、各部、各課の協力体制や状況はどのようなものだったのか、今後の取組についても併せてお答えください。また、市民への結果の公開や温暖化の啓発についてどのように検討されているのか、お答えください。この実行計画の目的の中に、市の率先実行により積極的に行動を促進する市職員一人一人が日常業務の中で実践するとあるように、個々の具体的な取組なくして目標達成はあり得ないと思います。そこで、まず初めに、地球温暖化問題の基本的な認識に立った職員一人一人の意識改革を進めることが重要であります。ゆえに、環境部の役割は大きく、推進のかなめであることは言うまでもありません。現在、環境部として専門的な研究や他の職員に対する広報・啓発活動や研修の実施についてどのような取組を考えているのか、伺います。次に、環境マネジメントシステム、ISO14001 であります。このISO14000 シリーズの中核を成すISO14001 は、企業や団体などの組織が環境に対する負荷を軽減したり、汚染、事故などを未然に防止したりする活動を継続的に実施するための環境管理システムを規定するものであり、別名、環境ISOと呼ばれています。最近の環境問題が深刻さを増す中、企業だけではなく、地方自治体も認証取得を目指す動きが勢いを増しつつあります。平成14年7月現在の認証取得件数は、全国で 8,112件で、北海道内では 167件となっており、そのうち地方自治体の取得数は、道庁、帯広市など11件であります。小樽市内でのISOの取得状況ですが、ISO9000の取得は10社であり、そのうち建設業者が3社であります。また、ISO14001 の取得は2社であります。北海道の特徴としても、建設業の割合は多くなっているようであります。このような動向について、どのように認識をされているのか、見解を伺います。自治体が環境ISOの取得に取り組むことは、地域レベルの環境問題の早期改善や環境に配慮したまちづくりに向けて大きなばねとなるだけではなく、行政サービス全体の改善という点でも意義があると思われます。環境ISOについては、できるだけ速やかに具体的な取組を実行すべきと考えますが、市長の見解を伺います。環境問題の最後に、21世紀を実質的に担っていく小中学校の子どもたちの学習の中で、この地球温暖化問題を中心として環境問題をぜひ学習していただきたいと思いますが、子どもたちや教員の認識はどのような現状なのか、総合的学習の時間で環境問題を学習しているところはどの程度あるのか、お示しください。次に、中心市街地の住環境について質問します。本市の人口は減少傾向にあり、特に中心市街地では顕著でありました。しかし、近年、集合住宅として、マンション建設は毎年減少することなく建設され、平成4年以降、10年間に中心市街地で階数3以上の非木造共同住宅、いわゆるマンションとして建設されたものは38棟、 930戸になっています。このうち10階以上の中高層住宅は15棟となり、全体の40%になっており、高層化の傾向が見受けられます。現在においても、そのようなマンションは、中心市街地を中心に建設されている状況であります。小樽市の人口指数を見ますと、昭和55年を 100とすると、平成7年では91.6であり、中心市街地では70.5と減少をしていました。平成14年の状況を考えるとき、平成7年から7年を経過しており、近年のマンション建設により幾分なりとも改善されているのではないかと思います。そこで、伺いますが、中心市街地の全体の人口数、年齢別の人口数、世帯数の推移の状況をお示しください。昔のまち並みとは変わり、マンションなどの集合住宅による住環境の変化によって、町内でのまちづくりやコミュニケーションの在り方など、以前と違った課題があると思いますが、どのように把握されているのか、また認識をされているのか、見解を伺います。更に、行政として、これらのサポートなどの側面的な支援についてどのように考えられているのか、併せてお答えください。高層化に伴う問題点として、消防の消火活動の問題があります。火災については、近年、減少傾向にありますが、高所での火災は、地上の火災とは違い、大きな制約を受け、困難な状況も多いようであります。本市の消防行政として、この高層化に対してのハード面、ソフト面での現状と課題、その対策についてどのように検討されているのか、見解を伺います。もう1点、分譲マンションなどのマンション問題で最近問題になっているのが、古くなってきた建物の管理や改修であります。本市では、これらの問題は余り聞かれませんが、今後、懸念されるところであります。この問題についてどのように認識をされているのか、見解を伺います。次に、小中学校の敷地内の禁煙の考え方についてであります。近年、公共施設では分煙区分が進んでおり、また、禁煙運動も着実に広がってきているようであります。東京都千代田区では、モラルに期待するのは限界との思いから、歩きたばこ禁止条例が6月に可決され、世論の注目を浴びたところであります。また、たばこ問題に対し、たばこのポイ捨て禁止条例について取り組む自治体も増加の傾向を見せているようであります。さて、子どもたちを取り巻く環境として、先進的な取組を実施したのが和歌山県であります。それは、県内のすべての公立学校敷地内を全面禁煙とし、本年4月よりスタートさせております。しかし、この取組が決定するまでにはさまざまな議論が交わされ、多くの意見が出されていたようであります。その代表的なものとしては、教師や保護者から、学校でたばこの煙が漂っているのはおかしいのではないか。電車やレストランでも禁煙のところが多いのに、なぜ学校ではできないのか。また、麻薬や覚せい剤などの薬物乱用防止教育をやっているが、まず、たばこ問題に取り組むべきではないのか。更には、たばこの有害性を教えている教師が学校内でたばこを吸っているのは説得性がないし、矛盾しているのではないかなどであります。このような意見や思いを持っている教師や保護者、地域の方も多いと思いますし、私も同感であります。そこで、何点か伺いますが、本市の小中学校でたばこに対しての教育内容や時間数についてはどのような状況なのか、教える側である教師の認識について同一の学校内での格差や学校別の格差についてどのようになっているのか、また、授業を受けている子どもたちの反応はどのようなものなのか、効果についてはどのようにとらえているのか、お示しください。次に、小中学校内での教員や関係者の喫煙率はどのような状況であるのか、職員室の喫煙状況や職員会議での禁煙率についてもお答えください。更に、学校関係者の具体的な意見の集約としてアンケート調査などを検討することを提案いたしますが、いかがでしょうか。諸外国の状況としては、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ各国、オーストラリア、香港、タイ、シンガポールなどでは、学校や病院はすべて禁煙となっています。本市の小中学校敷地内での禁煙の方向性を見据えつつ、分煙も含め、できる限り早く検討すべきと提案いたしますが、教育長の見解を伺います。次に、学校トイレ問題について質問します。この学校トイレの問題につきましては、これまでに何回か質問させていただきましたが、これは全国的にも話題となっており、教育問題の重要なものの一つと言えるのではないかというふうに考えております。小学校では、古くなっている校舎のトイレと自宅のトイレを比較して、汚い、不潔感のある、におう学校のトイレを嫌う傾向が多く、帰宅するまで我慢をしてしまう子どももいるようであります。また、他都市の例ですが、市内全校を対象にして行った調査結果によりますと、学校のトイレの改善点のトップ項目は、においの解消となっています。その内訳として、小学校68%、中学校60%となっており、また、多くの生徒が使用する学校では特ににおいが消えにくく、トイレのイメージをさらに悪くしていることがわかり、その対策の検討を始めたようであります。さて、本市で行われた学校トイレのアンケートについてですが、実施より1年以上経過しており、さまざまな角度から検討され、多くの事例がデータとして蓄積され、分析されてきたことと思いますが、結果としてどのような傾向や問題点があるのか、改善点のポイント、あるいは、アンケートに答えた子どもたちがトイレについてどのようにとらえているのか、また、意見、要望はどのようなものがあったのか、お示しください。更に、学校トイレにおける問題について、教育長はどのように考えられているのか、見解を伺います。今後の具体的な改善計画などがありましたら、お聞かせください。次に、もう一点の観点から見た問題点として、学校トイレのバリアフリー化があります。子どもたちのだれもが、一時的に車いすや松葉づえを使わなければならない場合が少なからず生ずることを考えるときに、障害を持った子どもに限らず、だれでも使えるトイレとして意識を変えていくことも大切な点であると思います。また、開かれた学校づくりの観点から、PTA、地域住民が使用する機会も多くなってくると思われます。新しい学校では車いす用トイレが設置されているところが多いかと思いますが、これからの地域とのかかわりを考えるときに、バリアフリーの考え方が重要になるものと思いますが、教育長の見解を伺います。次に、学校給食の安全性について質問します。近年、食品添加物や遺伝組換え食品の問題がクローズアップされたり、また、牛肉のBSE問題や輸入冷凍野菜から基準値以上の残留農薬が検出され、大きな問題となりました。更に、食材の産地偽装事件が発覚し、食の安全性の確保が厳しい時代となりました。まことに残念なことであります。大人より抵抗力の少ない子どもたちへの影響を考えるとき、小中学校で安心して食べられる学校給食への関心度は、親だけではなく、社会全体の共通した認識であると思います。文部科学省では、安全な食材の調達方法の調査研究を2003年度から実施し、モデル事業として取り組む予定であります。最近の食の問題や安全な学校給食についてどのように認識をされているのか、教育長の見解を伺います。また、本市の学校給食の安全性を確保するためにどのような対策を実施しているのか、情報収集の方法や安全管理システムについても併せてお答えください。最後に、以前、提案いたしました食中毒に関するマニュアルですが、その後の活用状況、事後のシミュレーションなど、具体的な危機管理の実施状況についてお答えください。以上、再質問はいたしませんので、明確なる答弁をお願いいたします (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
高橋議員のご質問にお答えいたします。財政問題で幾つかお尋ねがありました。まず、平成13年度決算についてでありますが、平成13年度は、平成12年11月に策定いたしました財政健全化計画の初年度に当たり、計画に沿った取組を行い、健全財政の維持に努めてきたところでありますが、市税収入の落込みなどにより実質単年度収支で約3億 1,800万円の赤字となったことに加え、平成13年度1か年で減債基金から約15億 8,400万円の繰入れを行っていることも考えますと、極めて深刻な状況であると考えております。次に、厳しい財政上の背景とその要因でありますが、まず、全国的な厳しい経済情勢を反映し、市税収入が前年度と比較して約5億 1,000万円、また地方消費税交付金も約 5,900万円減少するなど、一般財源収入が大きく減少した中で、扶助費や公債費など経常的経費に充当する一般財源が増大したことが主な要因であります。また、本市の場合、歳出における義務的経費の占める割合が高く、施策的に削減できる経費の幅が小さく、市税など一般財源の影響を強く受けるといった財政構造上の要因もあります。次に、今後の財政運営の基本的な考え方でありますが、市の歳入の根幹であります市税収入と地方交付税につきましては、景気の動向、国の地方財政の見直しなどを考慮しますと、当面の伸びは期待できないことから、歳入に見合った行政を行うことを基本と考えており、そのための組織のスリム化、給与・手当の適正化、事務事業の見直しなど、なお一層の取組に努めていきたいと考えております。次に、収入未済と不納欠損処分の主な要因でありますが、会計や収入金の種類により、それぞれ内容や要因も異なっておりますが、全体として収入未済となっているものにつきましては、経済不況の影響もあり、苦しいやりくりの中で市税の支払金が後回しになるといったケースが大半ではないかと考えております。また、収入未済の増加は、不納欠損処分の増加につながってまいりますが、不納欠損処分は時効によるものが大半で、その要因といたしましては、無財産や生活困窮が主な要因となっています。次に、発生抑制や早期回収についてでありますが、まず、納入者の理解と協力を得ることが基本と考えております。納入者への説明の徹底のほか、広報などを通じた意識啓発も必要ですし、未納額が増えてきますと支払い意欲も低下しますことから、早期に催告を行うなど、未納者との接触を密にし、必要であれば分割納付など、支払いやすい条件を整えていくことも必要であると考えております。また、理解を得られない場合には、負担の公平性の見地から、法的な措置も含めて適正な対応をすることにより、収入未済や不納欠損処分の発生の抑制や早期回収につながるものと考えております。収納率の向上につきましては、新行政改革実施計画や財政健全化計画におきましても実施項目に掲げており、健全化の見地からも重要であると考えておりますので、収入未済発生の抑制や早期回収に努めてまいりたいと考えております。次に、財政再建のためのプロジェクトチームについてでありますが、平成13年度の市税収入が大きく減収となるなど、財政状況が大きく悪化し、また、今後、平成15年度から17年度までの3か年の間に、 150億円という膨大な収支不足が見込まれたため、この2月に三役と各部長職で構成する財政健全化緊急対策会議を立ち上げ、また、本年度から行財政健全化担当主幹を配置するなど、財政健全化の取組の体制づくりも行ってきたところであります。緊急対策会議では、当面の平成15年度予算編成に向けての事務事業の見直し等に取り組む一方で、中・長期的に取り組むべき課題を整理し、総体として計画を立てて取り組んでいくこととしておりますので、当面はこの体制で進めていきたいと考えております。次に、根本的な行政改革の考え方もそのプロジェクトチームで検討すべきではないかというご提案でありますが、行財政改革の根本的な考え方につきましては、総括的には財政健全化緊急対策会議で検討しており、今後も引き続き検討していくこととなります。また、実際の取組を行うに当たりましては、事務事業全般の見直しにつきましては、財政健全化緊急対策会議において基本的な考え方や方法も協議し、各部に示しながら取り組んでおりますが、組織機構の見直しや人員配置の検討につきましては、行政改革推進本部を中心に集中的な取組を行うなど、機能分担も行っております。また、各部に財政健全化に向けた検討組織も設置しておりますので、広く職員の意見も取り入れながら、関係部局間の横断的な検討も加えるなど機動的な取組を行っております。次に、21世紀プランについてでありますが、施策の大綱に掲げられているプランの事業費ベースの達成率は、平成10年度から平成15年度までの計画に対しまして、平成14年度予算までの実績で見ますと 「はぐくみ 文、化・創造プラン」では77% 「ふれあい 福祉・安心プラン」では80% 「うるおい 生活・快適プラン」では、 、85% 「ゆたかさ 産業・活力プラン」では70% 「にぎわい 都市・形成プラン」では87%となっており、第、 、2次実施計画をあと1年残す中で、おおむね着実な進捗状況にあると考えております。また、特徴的なことは、いなきたコミュニティセンターの建設、ごみの最終処分場の整備、中央通地区土地区画整理事業など、比較的大型のプロジェクトを推進してきたことや、学校校舎の整備など教育環境の充実、市民がスポーツ・レクリエーションに親しむための体育施設整備、更には、急速な情報化の流れに対応するため、IT関連の事業を多く盛り込んだことなどが大きな特徴ではないかと思っております。次に、再検討などについてでありますが、我が国の社会経済情勢の急激な変化の中で、本市の状況は、計画策定時から人口の減少、少子高齢化が一層進み、また、極めて厳しい財政状況の中で、現状の計画について行政評価などの手法を導入しながら21世紀プランの中間点検を行う必要があると考えており、これらを踏まえて、第3次実施計画の策定に反映させていきたいと考えております。次に、情報化の推進について何点かお尋ねがありました。まず、情報化に対する今後の本市の方向性や考え方についてでありますが、情報通信技術やインターネットの急速な進展と普及が進む情報化社会に対応するため、国においては、e-Japan戦略構想の推進により電子政府や電子自治体の実現を目指してそれぞれ取組を進めているところです。本市においても、21世紀プランの中で情報化推進を重要な施策と位置づけ、これまで情報化について、IT講習会の開催や庁内LANの整備などの取組を進めてきましたが、今年度は、視覚に障害のある方を対象としたIT講習会を昨年度に引き続き実施しております。また、小樽まち育て情報センターにおいて、産学官が連携して市民を対象としたインターネットやメールの活用、さらには、ホームページの作成などに関する研修会を開催しております。そのほか、入居企業が市民20人を対象に地図データ入力などに関するSOHO事業者の養成講座を実施しており、現在、この受講者のうち6名の方々でSOHO事業を主とする企業組合の設立に向けた取組を進めているところであります。今後、本格的な情報化社会の到来を迎えるに当たって、市民だれもが利用できる情報環境づくり、国や道とのネットワーク整備など、多くの諸課題の解決に向けて一つ一つ取組を推進し、来るべき情報化社会を見据えた地域づくりを進めていく必要があると思っております。次に、行政の情報化についてでありますが、ハード面では、今月初めに、保健所ほか4か所の接続回線を従来の 100倍の容量がある広帯域なサービスに変更するとともに、戸籍住民課などに設置のホストコンピュータ端末29台をパソコン型の共用端末に更新したところであります。この結果、現在、庁内LANで利用できる端末は、共用端末、パソコン合わせて約 650台となりました。ソフト面では、ホストコンピュータからのプリントを電子化する電子帳票システムを導入し、また、固定資産税土地評価調書の電子帳票化を行いました。今後、更に、市民税課や保険年金課などの各業務の帳票の電子化を実施してまいります。一方、電子自治体へ向けては、平成15年度に国と地方自治体を結ぶネットワークLGWANへの接続をしたいと考えております。今後、国としては、電子入札システムなど、ASP方式でLGWAN上のシステムとして実施し、各自治体が利用する方式を研究しており、市としても計画が明らかになった段階で、独自システムと併せて検討してまいりたいと考えております。また、市民がネットワークを通じて自宅等で行政サービスを利用できるワンストップサービスについてですが、現在、小樽市行政情報化検討委員会において、個人認証が必要で環境整備が整わないと実施できないものと、市のホームページを利用して早い段階で実施可能なものとに分けて検討しており、今後、小樽市地域情報化計画に中でその方向性を示していきたいと考えております。次に、庁内ネットワークのセキュリティ対策としては、ファイアウォールの設置、二重のウイルス対策など万全の対策を講じております。しかし。その対策をより一層有効なものとするには、ウイルスに対する知識など、システムを利用する職員の理解が必要でありますので、行政情報の多くが市民の個人情報であることを再確認し、個人情報保護に対する意識を高めるよう職員を啓発してまいります。更に、情報を漏えいさせない安全で心配のないシステムをつくり上げていくために、職員の意識を高め、モラルを維持し、向上していくことが基本になるものと考えております。次に、地域情報化計画についてで何点かお尋ねがありましたが、初めに、計画の目的についてですが、近年の本格的な情報化社会の到来に対応するため、本市における今後の情報化推進施策について基本的な考え方と具体的な施策についてまとめるものであります。また、計画の位置づけは、21世紀プランを上位計画し、基本計画に示される情報ひろがりプログラムの実施計画として策定するものであります。計画の主な内容についてですが、庁内LANの活用や文書管理など、行政の情報化と地域のネットワークづくりや電子会議室の設置など、市民がかかわる地域の情報化の二つの柱が主な内容となります。現在の進捗状況についてですが、IT推進本部や地域情報化計画策定懇話会、行政情報化計画推進委員会など、計画を策定するために必要な組織を立ち上げ、協議を進めており、6月にはアンケート調査を実施いたしました。また、行政として情報化を推進するに当たり、ホームページや電子入札などについては、関係部局による個別部会を設置し、問題点や今後の取組方などについて検討を進めているところであります。今後のスケジュールでありますが、懇話会につきましては近々に提言内容をまとめていただき、更には個別部会での検討内を踏まえながら、来年3月には計画をまとめたいと考えております。次に、21世紀プランにある情報化社会に対応した保健・医療・福祉情報などのサービスシステムについてでありますが、地域情報化を進めるに当たっては、いずれのサービスシステムについても取組を進めなければならない大切な課題であると考えております。現在、それぞれ関係する部局の中で個別部会を設けて、他都市での事例などを参考にしながら検討しているところでありますが、今年度の具体的な事例といたしましては、国土交通省のモデル実験事業として、携帯電話やカーナビなどによる後志の広域ドライブ観光に関する総合的道案内システム事業について取組をしているところであります。今後、個別部会の中で、保健・医療・福祉情報をはじめとする各サービスを実施する上での問題点や課題などを整理し、本市としてどのような内容や方法で実施できるか検討したものを計画に反映していきたいと考えております。次に、アンケート調査についてですが、この調査の目的は、市民や事業所の情報通信機器やインターネットなどの利用や行政情報の入手方法又は必要とする情報は何かなどについて実態を把握し、地域情報化計画を策定する上での基礎データとするために行ったものであります。対象は、20歳以上の市民 1,000人と市内 300の事業所に郵送で調査をお願いし、回収数と回収率は、それぞれ市民が 347通で34.7%、事業所は 216通で72%であります。調査結果の主な傾向についてでありますが、インターネットの利用については、市民で約30%、事業所では約80%という結果が出ており、全国平均と比べて、市民ではやや低く、事業所では高い利用率の傾向となっております。しかし、現在はインターネットを利用していないが、機器の操作方法の習得や通信費が高いことなどの問題が解決すれば今後利用したいという市民は約47%で、現在の利用者と合わせると6割を超えることになり、本市においても、今後は更にインターネットの普及が進むものと考えられます。また、行政への意見、要望の主なものといたしましては、IT講習会を昨年度実施しましたが、初心者コース、更に中・上級コースについての講習会開催希望が多く寄せられているほか、個人情報保護への配慮についての意見、また、ホームページに関しては、わかりやすく、内容の充実を求める意見とともに、今後の行政情報の入手手段として高い期待が寄せられております。次に、外国船入港状況と中国航路についてでありますが、まず、本年4月から、ロシア漁船の入港規制が実施されたことに伴うロシア船の入港状況につきましては、4月から7月までの入港実績で申し上げますと、平成13年が 526隻、本年は 229隻となっており、水産物輸入船を中心に前年比で56%の減少となっております。水産物の中でも、特にカニ輸入船については 200隻から16隻と前年の8%、また、エビ輸入船が66隻から10隻と前年の15%に大幅に減少しており、全体数を押し下げる形となっております。次に、ロシア漁船の入港規制による本市経済への影響と対応でありますが、ただいま申し上げましたとおり、小樽港へのロシアからの水産物輸入船の入港が著しく減少し、これに伴い、水産物輸入加工業者、船舶代理店、港湾荷役業者、冷蔵庫業者はもとより、飲食店や土産品販売などの観光関連業者など、さまざまな業種の地元企業に大きな影響が生じています。市といたしましても、深刻な問題と受け止め、関係団体、業界、更には、稚内、根室など関係市とも緊密な連携を図りながら、事態の打開に向けて必要な取組を進めてまいりました。5月24日には、私と市議会議長、商工会議所会頭が水産庁を訪問し、水産庁長官に地域経済に配慮した対応について要請してまいりました。また、7月11日には、稚内市長、根室市長とともに、農林水産大臣と面会し、改めて地域経済の窮状を訴えるとともに、外国人漁業の規制に関する法律の適用の見直しなどについて要望してまいりました。このほか、北海道水産林務部が開催したロシア漁船による水産物輸入適正化に係る説明会には、港湾部職員と市内関係業界の代表が多数出席するなど、その都度、水産庁などに入港規制の見直しなどについて要望してまいりました。水産庁は、ロシア政府からの密漁・密輸防止と、水産資源保護の協力要請を受け、基本的に、今後とも入港規制を継続していく考えであることから、市といたしましては、本市と同様の状況にあります稚内市や根室市などと連携を図りながら、今後とも、水産庁に対し、引き続き、法令の運用等について必要な要望を続けていくとともに、資源保護の観点から適正にロシア船入港が回復する方策について、関係団体、業界と連携を図りながら、必要な対応に努めてまいりたいと考えております。次に、中国定期コンテナ航路開設の経緯、経過についてでありますが、このたびの中国定期コンテナ航路の開設につきましては、ポートセールス活動を進める中で、神原汽船が日本海航路の拡張を検討しているとの情報を得て、平成12年1月、同社を訪問したことが始まりであります。その際、中国と日本海諸港を結ぶコンテナ航路の寄港地として、小樽港についても選択肢の一つとして検討されているとのお話をお聞きし、何とか念願のコンテナ航路を実現したいものと、それ以降、当該船社と頻繁に接触を図り、官民一体となって航路の誘致を進めてまいりました。その間、市と港湾業界による中国航路開設検討会議を設置し、航路の受入体制について検討を進めるとともに、平成12年10月には、市、商工会議所、港湾業界の代表者が中国各地を視察し、中国との貿易の可能性を探るなど、必要な取組を進めてまいりました。こうした経緯を経て、本年7月2日、広島県にある神原汽船本社において、小樽港寄港についての覚書に調印し、今月17日の第1船寄港実現に至ったものであります。次に、取扱貨物についてでありますが、現在までの集荷活動の中では、輸入品では石材、製材、生活雑貨、野菜、水産加工品など、輸出品では魚介類などの水産品、鉄などのスクラップ、木材などを想定しております。数量的なことにつきましては、今後の集荷活動にかかわっており、現時点で明確に申し上げることはできませんが、できるだけ多くの貨物を確保できるよう努力してまいりたいと考えております。次に、航路開設による経済効果並びに課題とその対策についてでありますが、経済効果につきましては、小樽港を拠点とする新たな物流が発生することにより、港湾荷役業者、運送業者、倉庫業者など港湾関係業者をはじめ、市内経済にも相当の波及効果があるものと考えておりますし、地域における中国ビジネスへの参入が促進されることも期待されます。また、当面の最も重要な課題は、航路の安定・確立に向けた集荷活動であります。このため、現在、運航船社並びに船舶代理店と緊密な連携の下に、航路の周知を図り、中国貿易関連企業について情報収集を進めるとともに、積極的に企業訪問を行い、早期により多くの貨物を確保すべく鋭意取り組んでいるところであります。今後とも、新たな貨物の開拓に努め、小樽港貿易振興協議会など関係団体とも一体となって、週1便運航から週2便体制への増便を目指して努力していきたいと考えております。次に、小樽港の管理体制でありますが、まず、小樽港における近年の犯罪についてでありますが、小樽税関支署の話によりますと、密輸入や密輸出といったいわゆる関税法違反事件は、総体としては、残念ながら増加傾向にあるとのことであり、港湾を管理する者といたしましても、憂慮すべき状況にあると考えております。これまでも申し上げておりますとおり、本港の構造上、ふ頭内への立入りを完全に規制するのが難しいという事情も背景にはありますが、近年、それらの犯罪も巧妙化しており、施設面の整備だけではなかなか解決できない状況にもあります。しかしながら、市民の皆さんに安心して利用していただくためには治安の維持が不可欠でありますので、市といたしましても、今後とも、税関や警察など関係機関との協議を深め、それらの取締り等に対して積極的に協力することにより、ふ頭内の治安の改善に更に努めてまいりたいと考えております。次に、この1年間の対策でありますが、ただいま申し上げましたとおり、昨年の初めから盗難車等の密輸出が相次いだため、その対策として、昨年の第4回定例会で関連予算の議決をいただき、勝納ふ頭と中央ふ頭にゲートとガードレールを増設いたしております。また、今年の4月からは、既設のゲートを含め、基本的には夜の7時から翌朝の6時まで各ゲートを施錠するとともに、そのかぎの管理も厳正に行っており、税関等によりますと、車両の密輸出について言えば、今年に入ってまだ1件の摘発もないとのことでありますので、この面につきましては、期待どおりの効果があったものと考えております。次に、港湾の管理状況に関する市民への広報でありますが、市としての対応策やそこに至るまでの経過などを理解していただくためには、ご提言にありますような広報活動も大切なことと考えております。残念ながら、現在でも密輸等の犯罪がなかなか減らない状況の中で、これまで港湾の管理に関する取組について積極的にお知らせはしておりませんが、今後はどのような方法でお知らせするのがよいか、税関等のご意見も伺いながら、検討してみたいと考えております。次に、小樽港の第10次7か年計画でありますが、現在の第9次港湾整備7か年計画は、港湾整備緊急措置法に基づき、港湾整備事業の実施目標とその量を定めるもので、運輸大臣が作成し、閣議の決定を受けたものであります。次の第10次港湾整備計画に関する国の方針では、公共事業硬直化の原因と指摘されてきた事業費総額の明示は原則しないとされており、こうした国の方針の変化による影響は現時点でははっきりしませんが、国土交通省が所管する10本の公共事業計画を一本化することにより、港湾につながる道路整備や港湾に隣接する河川整備など、各事業の横断的な連携が更に期待できると思われますので、整備計画の策定に当たりましては、今後とも国の動向を見極めながら検討してまいりたいと考えております。次に、小樽港の今後のビジョンでありますが、小樽港は道央圏の日本海側の物流拠点としての役割を担うべく港湾機能の充実を図り、サハリンとの日ロ定期航路や中国との定期コンテナ航路などの実現に努めてまいりました。日本経済が低迷を続ける中で、これからの港湾には、地域の活性化を図る上でさまざまな取組が求められており、港湾を核とした地域振興が従来にも増して必要になると認識しております。今後も、物流機能を十分発揮するため、対岸貿易の促進、国内フェリー機能の維持拡大、穀物基地機能の維持に努めるとともに、既存ふ頭の有効活用を図り、第3ふ頭周辺における国際観光交流特区構想や、ウォーターフロントを生かした親水空間の確保など、小樽港の物流拠点としての役割の充実はもちろんでありますが、港湾機能と親水機能の調和が図られた小樽港の発展に向け努力してまいりたいと考えております。一方では、小樽港の今後の在り方として、石狩湾新港を含めた検討も必要であると考えており、改めて両港の今後の在り方について、関係者のご意見を踏まえ、早急に検討していかなければならないものと考えております。次に、このたび提案いたしました国際観光交流特区についてでありますが、国からの説明によりますと、今回の提案受付は、あくまでも秋の臨時国会へ関連法案を提出するに当たっての参考とするものであると聞いております。したがいまして、私どもの提案も、目標年次や施設の整備計画など、具体的な内容につきましてはまだ未定であり、今後法律が整備され、改めて申請が求められた段階で、それらにつきましては慎重に検討してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、本市経済の活性化につなげるため、関係機関の協力を得ながら、この構想の実現に向けて努力してまいりたいと考えております。次に、環境問題について何点かお尋ねがありましたが、初めに、小樽市の事務事業に係る温室効果ガスの排出の現状についてでありますが、基準年度である平成11年度二酸化炭素換算での排出量は約3万 9,000トンであり、北海道の事務事業に係る排出量約29万トンと比較しても、温暖化に与える影響は少なくないものと認識しております。本市の気候や地形の特性などから、エネルギー効率がよくないことがその原因と考えられますが、市民サービスを低下させることなく、省エネルギーや環境配慮に努めてまいりたいと考えております。次に、平成13年度の実行計画の進捗状況でありますが、温室効果ガス総排出量で3万 5,892トンと、平成11年度比で 8.8%削減され、平成17年度目標の2%以上削減を大きく上回っておりますが、今年の暖冬などの要因を考慮しますと、目標値の見直しまで至るものではないと判断しております。各部の協力体制につきましては、職員の率先行動や実績報告が計画の趣旨に沿って実行されたものと認識しております。今後とも、職員周知のための情報提供に努め、策定会議幹事会を通じて率先行動の徹底を図ってまいりたいと考えております。次に、実行計画の結果の公表でありますが、第2回定例会厚生常任委員会でご報告をし、新聞報道されたところでありますが、市民への結果の公開と温暖化の啓発記事を、広報おたる9月15日号に掲載をいたします。また、普及啓発手法としては、4月から配布しております環境家計簿小樽版に加えて、10月からは省エネナビという消費電力表示器のモニター募集のほか、市民ルール推進員会議の主催による講演会を開催するなど、さまざまな場面で温暖化対策の普及啓発に努めてまいりたいと考えております。次に、温暖化対策の研究や職員に対する広報及び啓発、研修についてでありますが、環境部では、実行計画策定会議事務局として、北海道や環境サポートセンターの指導を受けて、環境マネジメントシステムや国内外の温暖化対策についての検討を続けており、職員への広報・啓発については、省資源の観点から、主に庁内LANにより実施しております。また、研修についても、効果的なプログラムを選定して実施してまいりたいと考えております。次に、環境マネジメントISO14001 について、北海道では建設業の割合が高いことについてでありますが、近年、公共、民間を問わず、建設工事や事業の発注者が住民合意形成の過程で環境配慮を求める傾向が強いことから、企業の認証取得意欲が高まっているものと認識しております。次に、ISO14001 の認証取得に向けての取組でありますが、実行計画の中で環境マネジメントシステムを構築し、進行管理を進めておりますが、ISOの準用を実施している後志支庁など、北海道の出先機関の取組を参考にして検討してまいりたいと考えております。次に、中心市街地の住環境についてのご質問でありますが、初めに、中心市街地の人口等でありますが、平成7年3月末と平成14年3月末現在の住民基本台帳人口の比較では、人口は平成7年2万 8,928人、平成14年2万 5,771人、年齢別では、ゼロ歳から14歳が、平成7年 3,013人、平成14年 2,125人、15歳から64歳、平成7年1万 9,186人、平成14年1万 6,085人、65歳以上、平成7年 6,729人、平成14年 7,561人、世帯数、平成7年1万 3,195世帯、平成14年1万 3,144世帯となっております。次に、町内会での新たな課題の把握についてでありますが、中心市街地を特定した把握はしておりませんが、お話のとおり、近年、マンションなど高層集合住宅が建設され、独立性、機密性が高まり周囲との交流機会が少なくなったこと、更には、少子高齢化や核家族化の傾向が強まったことなどにより、隣同士や地域との連帯意識が以前より希薄になっているのではないかと考えております。また、これからは、地域において子どもをはぐくみ、高齢者を支えていくことも求められており、地域による助け合いや連帯意識がますます大切になると考えております。次に、行政の支援についてでありますが、これまでも、いなきたコミュニティセンターの開放、町内会館の建設助成、街路灯の設置助成などを行ってきておりますし、また、最近、町内会役員が高齢化し、町内会活動が難しくなってきているとお聞きしておりますので、次代を担うコミュニティリーダー養成のための研修会を開催するなど、若手指導者の育成に努めているところであります。今後とも、これらの課題を踏まえ、総連合町会や各町内会などと連携を深めながら、地域や町内会活動などについて積極的に支援してまいりたいと考えております。次に、高層マンション火災の対策でありますが、はしご車で対応できる高さについては限界もありますことから、消防隊が使用する連結送水管などの設備が義務づけられ、消火活動を容易にしているものでありますし、また、消防隊は、事前にはしご車の停車位置、消防隊の侵入口などを把握し、それぞれのマンションの火災防御活動を定めた計画を作成しております。入居者に対する防火指導については、廊下や階段に支障となるものを置かないことや、初期消火訓練、避難訓練を積極的に行うよう指導しているところであります。次に、分譲マンション問題についてでありますが、全国的に建物の老朽化の進行と大規模改修の立ち遅れ、所有者の高齢化、更には管理委託業者とのトラブルなど、大きな問題となってきております。本市では、これらの問題による相談等については今のところ受けておりませんが、平成13年にマンション管理の適正化の推進に関する法律も施行されていることから、これらの情報収集に努めるとともに、具体的な相談については、今後とも北海道と連携をとりながら対応してまいりたいと考えております。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)
高橋議員のご質問にお答えします。まず、小中学校のIT推進の整備状況などについてですが、中学校においては、昨年度にコンピュータを導入し、インターネットが可能な整備を行っており、主に社会科、技術・家庭科、総合的な学習の時間における調べ学習に活用しております。今後、小学校においても、各教科や総合的な学習の時間にコンピュータを導入した授業やインターネットの利用が必要になることから、整備に努めてまいりたいと考えております。次に、教員のコンピュータ活用の現状と教員のIT研修についてですが、市内の中学校においては、コンピュータを操作できる教員の割合は、5月1日現在、昨年同期に比べ約10%増加し、68.7%となっております。また、指導できる教員の割合も12%増加し、32.6%となっておりますが、全国では41.5%、全道が42.9%となっており、授業でのより積極的な活用を図るよう指導に努めてまいります。小学校においては、操作できる教員の割合は53.0%にとどまっておりますことから、機器の整備と操作できる教員の割合を高めていくことが急務であります。研修については、この8月に管理職対象のITセミナーを実施しておりますが、引き続き、教員を対象にした講習会を実施し、コンピュータの操作技術の向上に努めてまいりたいと考えております。次に、環境教育についてですが、市内の小中学校では、従前より、特別活動などにおいて地域の環境保全に取り組むなど特色ある教育活動が定着してきたところであります。地球温暖化問題をはじめとして、環境問題を子どもたちに学習させることが大切なことであると認識しており、各学校におきましても、各教科をはじめ、あらゆる場面を想定し、計画的な取組を進める必要があります。現在、総合的な学習の時間においては、環境問題を自校のテーマとして取り上げている学校が市内で半数を超えており、子どもたちや教職員の関心の高さと深まりを感じております。次に、たばこに対する教育内容についてですが、小中学校においては、保健の時間で扱われますが、薬物乱用防止の内容を含めて、喫煙問題について、小学校では5年、6年生で5時間、中学校では3年生で5時間、指導することとなっており、市内のすべての学校で学習されております。授業では、発育期には強い悪影響があらわれることなど、喫煙の健康に与える影響などを学習しますが 「どうして大人は健康に悪いのにたばこ、を吸うのだろうか 「こんなにたばこを深く考えたことがなかった」という感想が多いことから、今後とも、」薬物乱用防止の内容を含め、健康とたばこに対する指導を一層充実してまいります。次に、小中学校内の教員や関係者の喫煙状況についてですが、本年の調査によりますと、市費職員については、 128名中43名が喫煙しており、喫煙率は34%となっております。喫煙場所については、指定している学校が42校中27校あり、主な喫煙場所としては、用務員室18校をはじめ、印刷、事務、休憩、会議、職員室及び校長室となっております。なお、職員室での喫煙については、児童・生徒を含めた非喫煙者に配慮し、何らかの分煙対策をとっている状況にあります。教員については調査しておりませんので、詳細は把握しておりませんが、これまでも、校長会議などにおいて、校内では児童・生徒の健康に考慮して分煙対策などを指導しているところであります。いずれにいたしましても、学校における教職員の喫煙状況の把握とその対策は必要なことと考えており、ご提案の調査を早急に実施してまいります。次に、学校トイレのアンケート結果についてですが、小中学校とも、ご指摘のにおいの問題が約80%を占めております。その他、小学校では、汚いが67%、古いが32%、中学校では、汚いが72%となっております。この結果から、多くの子どもたちは、学校トイレに対し、臭い、汚いとの不満を抱いていると思われます。また、学校トイレに望むこととして、小学校では、きれいなトイレが35%、におわないトイレが18%、中学校では、きれいなトイレが30%、におわないトイレが13%となっております。その他、小中学校とも、明るいトイレ、広いトイレ、洋式トイレを多くして欲しいとの要望がなされており、これらの意見、要望に即した施設設備の改善が必要であると考えています。次に、学校トイレにおける問題でありますが、学校は、児童・生徒にとって教育の場であるとともに、生活の場でもあり、特に学校トイレの改善は、子どもたちが心身とも快適に過ごすことができるようになることが必要であると考えております。今後の改善計画については、国において、トイレ等補助の基準が見直しされてきていること、また、現在の学校施設は老朽化や耐震化などの問題を抱えていることから、これらの改修・改築計画に合わせて学校トイレの整備に努めてまいりたいと考えております。次に、学校トイレとバリアフリーの考え方についてでありますが、障害を持つ児童・生徒の学習環境を改善することや地域コミュニティの拠点としての学校のかかわりなどから、学校トイレのバリアフリー対策は必要なものと認識しており、今後検討してまいります。次に、食の問題についてでありますが、ご承知のように、学校給食は、子どもたちの心身の健全な発達や望ましい食習慣を形成する上で大きな役割を担っております。しかしながら、近年、BSEや生活習慣病の低年齢化などさまざまな問題が生じておりますことから、学校で安全で栄養バランスに配慮した給食の提供と食生活に対する指導を徹底することは必要不可欠であると考えます。市教委としては、学校給食運営協議会や教職員、保護者の意見をじゅうぶん聞きながら、学校給食の一層の充実を図ってまいります。次に、学校給食の安全性の確保についてでありますが、食材の選定に当たりましては、無農薬や減農薬野菜、不必要な添加物の使用がされていない食品、遺伝子組換えのない国産品や道産品など、良質で安全な食品の使用に心がけております。また、学校給食衛生管理マニュアルに基づき、施設・設備の点検、食材の検収から保存食に至るまでの全工程において安全チェック体制をとっております。今後も、学校給食の安全衛生管理の徹底や強化に努めてまいります。最後に、食中毒に関するマニュアルについてでありますが、平成12年3月に文部省や道の基準に基づき、当市の現状を踏まえ策定されたもので、このマニュアルに従い、共同調理場や単独校において食材や調理作業の安全衛生管理を行っております。また、日常的に食中毒が発生した場合を想定し、保健所、学校、教育委員会等、関係機関との連絡体制の確認や保護者への正確な情報提供の在り方を職員に指導するとともに、衛生管理マニュアルの周知・点検など、危機管理の徹底に努めております。以上であります。