小樽市議会 平成14年第2回定例会 2002年6月12日
(1)「小樽市民証」について/(2)社会教育施設・市民会館等の民間委託について/(3)市立病院への「もの忘れ外来」開設について/(4)児童生徒の国語力アップについて/(5)道路整備について/(6)北後志5自治体との市町村合併について
2002年6月12日、小樽市議会の一般質問で、見楚谷登志議員が「「小樽市民証」について」「社会教育施設・市民会館等の民間委託について」「市立病院への「もの忘れ外来」開設について」「児童生徒の国語力アップについて」「道路整備について」「北後志5自治体との市町村合併について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏が答弁しました。
- 質問者
- 見楚谷登志 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 見楚谷登志
平成14年第2回定例会におきまして、一般質問をさせていただきます。最初に、今年10月ころを目途に発行開始が予定をされております「小樽市民証」について、何点か質問をいたします。私は、この市民証に関しては、議員に当選した時点より取り組んでまいりました。市民カードとも言えるこの種のカードは、運転免許証や保険証などの身分を証明するものを持っていないお年寄りや家庭の主婦などの身分を確認する身分証明書がわりになるカードだからであります。私は、出雲市が発行している「出雲市民カード 、大津市が発行しております「安心カード 、米沢市が発行し」 」ている「元気カード」などを例に提示をいたしまして、代表質問や予算委員会の場にて、高齢化が進む小樽市でも、市民サービスの一環として、また、お年寄りの健康管理や緊急時の即時対応としての活用ができるカードであると力説をしてまいりました。この市民カードにも、一長一短があることも承知をしております。このたび、小樽市が小樽市民証の発行開始に踏み切ったことに、私は、やっとカード事業の第一歩が踏み出されたのだと評価をするものであります。そこで、お伺いをいたします。このたび発行される小樽市民証は、市民部職員の方の手づくりであることを伺っております。カード作成の材質と手順をお知らせください。また、当然ではありますが、住所、氏名を記載するわけであり、顔写真や緊急連絡先、健康管理に必要な記載はどうされるのか、さらに、交付対象者は何歳からか、お知らせください。最近では、これら市民カードの利用を促進するために、住民票や印鑑証明書などの交付を目的として市役所内やコンビニ等に自動交付機を設置している自治体が増えております。小樽市として、将来的には自動交付機の設置も視野に入れておられるのか、お知らせください。次に、セキュリティ対策の問題です。ICカード等の発行には安全性が求められており、最近では、大手企業の管理している個人情報が次々と流出する事例が報道をされております。個人情報の保護をどのように堅持するかは極めて重要なことであります。小樽市では、この安全対策をどのようにお考えなのか、お知らせください。市民カードに類した事業は、道内の各自治体でも取組が広まっておりますが、発行を受けた数は、各自治体平成 1 4年 第 2回 定 例会 本会 議 録とも残念ながら一、二%と低迷をしていると伺っております。小樽市としては、初年度の発行をどのくらいに見込んでいるのか、また、将来的には人口の何%くらいまでを想定しているのか、お知らせください。また、この市民カードの普及については、どのように市民の皆さんにお知らせをするのでしょうか。現在、70歳以上のお年寄りの配布をしておりますふれあいパスとの連動、つまり、市民証がパスを兼ねるのかを視野に入れての検討がなされたのか、お知らせください。この項の最後になりますが、21世紀プランの基本計画にあります創造プログラムの一翼を担っております情報広がりプログラムの情報化の推進であります。この種のカード発行と連動させ、小樽市内はもとより、市内の情報通信基地の整備を早急に実施し、例えば、市民カード1枚で保健、医療、福祉情報、教育情報などのサービスシステムをICチップに埋込み、安全で安心して暮らせる小樽のまちづくりの形成と、市民生活に密着したカード事業の推進を拡大させるための地域情報センターの立上げを早期に検討してはどうかと思いますが、市長の見解をお知らせください。また、8月には、全国共通の住民基本台帳ネットワークシステムが導入されるわけでありますが、今年発行される小樽市民証とは運用が異なるのかどうか、それもお知らせください。次に、広報おたるの5月号には 「市の台所は火の車、危機的状況を乗り切るために財政健全化緊急対策会議、を設置」と大見出しで緊急特集が組まれ、深刻な市の財政状況を市民へ訴えております。私へも大勢の市民の皆様より問合せが来ておりますが、市役所にも相当数のご意見や指摘等があると思われますので、どのようなご意見があるのか、まずお知らせください。このたび設置された緊急対策会議での今後の取組の中では、平成9年度より実施してきた行政改革実施計画を更にグレードアップして、すべての事務事業を徹底的に見直し、民間に委託できるものは民間に移行するとあります。私も事務事業の徹底見直しには大賛成ですので、数点についてお尋ねをいたします。市民会館と市民センターの管理運営を民間への委託業務として移行する。理由としては、民間活力を利用することにより、企画、宣伝を通じ、業績のアップが見込まれ、会館利用度の向上につながると思われる、またさらに、職員の削減につなげることもできることであります。社会教育施設の管理運営についても民間委託に移行する。図書館については、今年度、道からの補助金 3,650万円にて図書資料マーク化事業が図られ、貸出しなどの業務の簡素化をされるわけであります。博物館、青少年科学館、文学館、美術館においては、専門的知識が必要とされるわけであり、学校を退職された先生方の再就職先としての門戸も開かれるのではないかと思われます。特に、室内プールに至っては、先生方の再就職先の最たる事例があるわけであります。火葬場につきましては、北後志地区の広域連合の中でも管理運営が可能になれば移行をすべきと思います。学校給食に関しても、調理員の配置転換の問題はありますが、民間に業務を委託する。市立病院は、新病院建設に向かって、病院給食の民間への業務委託が可能か検討をされるそうでありますので、ぜひ実現するよう積極的に検討を重ねてもらいたいと思います。また、緊急対策会議が、今後の取組として適正な受益者負担について検討されるとありますので、多くの市民が関心を持たれているであろう2点についてお伺いをいたします。一つ目は、高齢者生きがい対策でありますふれあいパス事業費について。市長は、バス事業者から何らかのアクションがあって、初めて手数料等の受益者負担について検討されると議会答弁されております。平成 1 4年 第 2回 定 例会 本会 議 録病院の通院や友人宅への訪問、買い物等、大勢のお年寄りが外出の交通手段として利用しておりますふれあいパスであります。お年寄りの会などでも、現在、無料になっておりますふれあいパスについては、多少の負担をしてもよい、また、将来的にも無料化を続けてほしい、いろいろさまざまな意見が交錯をしております。市長としても慎重に検討しなくてはならないと思いますが、将来的には、利用料など受益者負担を対象においての検討がなされるのでしょうか、見解をお知らせください。二つ目は、一般家庭用ごみの有料化であります。この問題は、受益者負担の最たるものではないかと思います。全国的に見ても、各自治体では有料化が進んでおりますが、小樽市として、一般家庭ごみの有料化に向けての検討がなされているのでしょうか、見解をお知らせください。そのほかにも、受益者負担にかかわっての検討がなされているものがありましたらお知らせください。次に、近年、高齢化が急速に進展し、痴呆症患者の急増が危ぐをされております。専門家によりますと、痴呆症の半数近くはアルツハイマー病が占めているとのことであります。アルツハイマー病も、病状が早期段階であれば、投薬治療で病状の進行をある程度遅らせることが可能であり、道医療大心理科学科の中野教授は、50代のアルツハイマー病の患者さんが、早期投薬治療を受けて意識がはっきりし、娘さんの結婚式で立派にスピーチをしたという例を挙げて投薬治療の成果を発表し、一刻も早い病状の発見と治療開始の重要性を訴えております。また、東京都が、1995年に、家族が気づいた痴呆症の代表的な初期症状、こういうものを調査した結果、同じことを言ったり聞いたりする、物の名前が出てこなくなる、置き忘れやしまい忘れが目立つ、以前はあった関心や興味が失われた、この四つが代表的な初期症状として挙げられ、薬物療法による治療効果が期待されるのはこうした初期段階のアルツハイマー病の患者であるという新聞報道がなされております。仙台市内にある広南病院は、このたび高齢化が急増している中、物忘れに対して不安を持つ受診者が増えていることや、アルツハイマー型痴呆の治療薬が開発され、早期発見の必要性が高まってきたと判断して、神経内科に物忘れ外来を開設したそうです。この広南病院は、脳血管障害の治療では国内屈指の医療機関として高く評価をされている病院であります。院内に設置してあるMRIやSPECT(局部脳血流測定装置)など最先端の画像診断を駆使して、年齢相応の物忘れと痴呆の兆候を見分け、正確な治療につなげたいと高橋院長の談話が発表されております。道内でも、さきの中野教授が、毎週金曜日に札幌医大病院で物忘れ外来の治療に当たっておられます。日本老年精神医学会は、札幌医大病院のほかに、札幌の3か所、旭川2か所、函館、苫小牧、室蘭、網走にそれぞれ1か所の9施設を専門施設として認定をしております。以上、長々と説明をさせていただきましたが、私が提案したいのは、全国で開設要望が高まっております物忘れ外来を小樽市立病院内に開設することです。小樽市の高齢化率は24%以上で、道内の10万人以上都市の先端を行っております。ちょっとした物忘れも痴呆症ではないのかと心配する市民は多いと思います。痴呆の兆しなのか、それとも年相応の物忘れなのかを区別できれば、冷静な判断ができるわけであります。市立病院では、私の同期であり、信頼に足る森岡院長をはじめ、佐藤二病院長、精神内科の池田医師など優秀なスタッフがそろっております。市民も待ち望んでいると思われるこの物忘れ外来の開設を切望するものであります。市長の柔軟にして、かつ大胆な判断の中での明快な見解をお知らせください。今年度より、学校完全週5日制など、教育改革が行われ、新学習指導要領の導入で子どもの学力が低下する等、保護者の間では賛否両論が噴出をしております。公立高校では、補習と称して土曜日に授業を行ったり、平成 1 4年 第 2回 定 例会 本会 議 録学習塾と連携をとり、進学希望の生徒を学習塾に送り込み授業を行って学力のアップを図っているとあるメディアが放送するほど、深刻な事態になっているようです。当然のごとく、高校受験を控えた中学校においても、学力低下の問題については深刻な事態なのではないかと危ぐをしております。小樽市内の小中学校の保護者の皆さんはいかになっているのか、お知らせください。近年、我が国の児童・生徒の国語の読解力が低下していると聞き及んでおりますが、事実であればゆゆしき事態であります。と申しましても、私たち大人も、最近では漢字を書くことが少なくなり、文章のつながりもスムーズにできなくなってきていることは事実であると思っております。さきに提案をいたしましたアルツハイマーの初期のように、漢字を読むことはできても、いざ書くとなると、一時的な度忘れも手伝い、なかなかその漢字が出てこないということが時々あります。議員の皆さん方にも経験がおありではないかと思います。このような現象は、近年、目覚ましく普及しておりますワープロ、コンピュータで文章中の漢字を機器が簡単に変換してしまい、漢字を覚える必要がなくなってきているのが要因とされております。私のこの質問もパソコンで打ち込んでありますので、辞書を見ながら文書作成をしたわけではありません。本当に便利になったもので、だから漢字が覚えられないのだなというふうに思っております。子どもたちにも、私たちと同じようなことが言えるのではないでしょうか。低学年から持っている携帯電話、この携帯電話につきましては、問題もあり、いろいろ言いたいこともありますが、本筋とかけ離れますので意見は申しません。携帯電話やパソコンで簡単に漢字の変換ができるため、漢字の書取りに難色を示す子どもが多いとされております。そこで、私は、教育委員会に対し、ご提案を一つ申し上げたい。私は、小中学校の時分には、先生が出される10分間テストや漢字の読み書きテストが思い出されます。毎日でしたから大変でした。ご記憶の方もたくさんいらっしゃると思います。テストとなると、生徒諸君も先生も大変であろうと思いますので、授業が始まる前の10分から15分くらいを利用して、教科書や漫画雑誌以外の本をそれぞれが自由に選択をして先生も一緒に教室で読書をする読書の時間を設けてはいかがでしょうか。毎日とは言わないまでも、週2日ないし3日、全校生徒と、校長先生をはじめ、全教職員も自分の読みたい本を読む。学校内は静まり、この習慣を身につけさせることにより、本を読む魅力にとりつかれ、自然と子どもたちの国語の力を伸ばし、物事をじっくりと考えるようになるとは思わないでしょうか。教育委員会にて、ぜひ検討を重ね、校長会へ提案してはいかがでしょうか。私は、このような提案をするのは、さきに視察をさせていただきました塩竈市のある小学校で、読書を通して子どもたちの豊かな心を培うことを目的とした読書タイムを設け、本に親しむ活動を展開しており、地域住民も図書ボランティアとして本の整理や児童への本の読み聞かせなど、熱心な活動がなされていることであります。このような取組は、各学校の校長先生が率先して取り組むべきとは思いますが、市教委として大いに後押しすることも成果を上げる大きな要因ではないかと思い、検討をお願いをいたします。次に、今年は例年になく降雪量が少なく、春の雪解けも半月ほど早まり、まちのあちらこちらで水道、ガス、電話等の工事が盛んに行われております。年2回、年度始めと年度末に行われる年中行事ではありますが、小樽市も平成14年度の臨時市道整備事業を、21か所の道路改良を含めて、側溝整備58か所など、事業費約6億 6,000万で予定をされておりますが、市が行うこれらの工事以外には、上下水道工事を含め、民間企業より年間どのくらいの工事予定が報告されており、現在まで、何か所くらいの穴掘り工事が行われているのか、お知らせ平成 1 4年 第 2回 定 例会 本会 議 録ください。なぜ、この質問をするかと申しますのは、これらの土木工事に対して市民が不思議に思っていることであります。道路がきれいに整備、舗装され、住民は利用しやすくなったと市に感謝をします。半月もしないうちに、きれいに舗装された道路を掘り繰り返し工事が始まる。埋戻しをして部分舗装が施され、数年後には道路のその部分舗装した箇所から亀裂、陥没、パッチ当てが繰り返され、見るも無残なでこぼこ道路と化してしまう。小樽市は何を考えているのだ、庁内の縦横の連絡がないのか、民間の工事会社と連携がとれていないのかと不思議に思っているからであります。私は、現在、これら工事は、事業者と連絡を密にしているのではないかと確信をしておりますが、いかがなのか、お知らせください。今年度、工事予定にあります緑町の竹の葉通線の整備工事でありますが、緑町のいわゆる縦道は17から18本くらいあると思いますけれども、パッチの上にパッチが施され、ひどい状況になっておりますが、今後の整備予定をお知らせください。地元のことでまことに恐縮ではありますが、ご承知とおり、小樽市立病院付近には病院も多く、救急車で患者が運ばれてきますけれども、でこぼこが大変気になります。入退院される患者さんや、通院されている患者の皆さんも、バウンドが激しく、車を利用する方々が大変だと私は思います。早急な道路整備をお願いする次第でございますが、いかがでありましょうか。最後に、道路整備をする過程での優先順位のようなものがありましたら、どのようなものか、お知らせください。また、市内各所の道路状況は、安全性や快適性とは相当にかけ離れていると私は思うのでありますが、市長の見解をお知らせください。最後に、5月1日、市長の定例記者会見の中で、北後志5自治体との市町村合併について、市長が積極的立場へ転換したと報道されております。2000年に道が北後志地区の合併のいわゆるたたき台として示されたのは、小樽市と赤井川村との合併で1市1村案、さらに、余市、仁木、積丹、古平と赤井川の合併で4町1村案の二つの案が今後の検討のためのたたき台として示されておりますが、北後志の1市4町1村の合併案はなかったように私は記憶をしております。市長は、赤井川村との合併問題について、合併をするメリットが余り考えられないとして、まことに消極的な議会答弁をされておられましたが、今回6市町村の合併に積極的な方針に転換された真意をお知らせください。5月中に、市町村合併について課長クラスの検討会が開かれたようでありますが、北後志の5町村の意向はどのようなものなのか、お知らせください。赤井川村との合併にはメリットがなく、6市町村の合併ならメリットがあると判断されての検討会立上げと思われますので、そのメリットについてお知らせください。市幹部の談話として、広域連合のような方法も考えられるとありましたが、その真意についてもお知らせください。合併問題は、行財政全般の総合的な見直しがなされなければなりませんが、この点はいかが処理をされるのか、お知らせください。当然のこととして、6市町村はそれぞれの行政区域でさまざまな施策を実施して、まちおこしを独自的な手法にて行政を執行しているわけでありますので、合併が実現できた場合のデメリットについて、細かくお知ら平成 1 4年 第 2回 定 例会 本会 議 録せください。最後に、市長は、6市町村合併に向かっても、今後も積極的な検討を続けられるのか、見解をお知らせください。再質問を留保して、私の一般質問を終わらせていただきます (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
見楚谷議員のご質問にお答えいたします。初めに、小樽市民証について、何点かご質問がありました。市民証は、本年10月からの実施に向けて準備を進めておりますが、その受付や発行業務など詳細について現在検討を進めております。最初に、作成手順についてでありますが、戸籍住民課及び総合、銭函、塩谷の各サービスセンターで希望者の受付を行い、同時にデジタルカメラで顔写真を撮ります。記載事項は、表面に顔写真のほか、住所、氏名、性別、生年月日、発行番号、発行年月日、有効期限を、裏面には、希望によって緊急連絡先などを印字する予定です。また、市民証の材質は、ラミネートフィルムで加工し、小樽市のマークを刻印いたします。交付方法は、郵送で行いたいと考えております。次に、交付対象者についてでありますが、小樽市の住民基本台帳、又は外国人登録原票に登録されている市民を対象に考えており、初年度の発行見込み数は、全市民の1ないし2%を想定しております。また、将来の見込み数については、ほぼ同じ割合で推移するものと考えております。次に、市民周知についてですが、広報おたるや町内会回覧板のほか、町内会との連絡会議を通じて周知に努めてまいりたいと思っております。次に、ふれあいパスとのかかわりですが、庁内での検討では、ふれあいパスの対象が70歳以上であること、また、その有効期限が1年間であること、さらには、金券としての性格を持っていることなどから、市民証との兼用は難しいものと考えております。次に、市民証とICカードとの違いについてですが、市民証は身分証明事項を記載内容とするものであります。一方、ICカードについては、顔写真つきと顔写真がつかないものの2種類があり、顔写真つきは、市民証同様、身分を証明することができます。ICカードは、メモリーが内蔵されており、印鑑証明書などの交付ができる自動交付機の導入が可能となりますことから、今後、先進都市の事例調査を行い、費用対効果などを検討してまいりたいと考えております。次に、ICカードのセキュリティ対策についてでありますが、現在開発されているICカードについては、カードの内部に演算装置を持つことでカードに入力されている情報はすべて暗号化され、万が一、所有者が紛失し、第三者がそれを拾得してもカード内の情報を読み取ったり偽装や改ざんができない仕組みとなっています。また、カード本体のセキュリティに加え、システム運用にかかわる職員に対する教育研修を行い、情報の安全確保に努めるなど、ICカード発行に際しては市民の個人情報保護について万全の対策を図ってまいりたいと考えております。次に、カードの発行と連動させた情報通信基盤の整備や地域情報センターの設置についてでありますが、小平成 1 4年 第 2回 定 例会 本会 議 録樽市では今年度において、情報化推進のマスタープランであります小樽市地域情報化計画を策定することとしており、現在、庁内のIT推進本部や民間の委員による地域情報化計画策定懇話会などを立ち上げ、作業を進めております。情報通信基盤や地域情報センターにつきましては、地域の情報化を進めるための環境づくりとして大切なものと考えており、地域情報化計画を策定する中で検討してまいりたいと考えております。次に、広報おたる5月号に掲載しました本市の財政状況についての緊急特集に対する市民の皆さんからのご意見やご質問についてでありますが、財政健全化緊急対策会議による健全化の取組は始まったばかりで、今回の特集では、具体的な事務事業見直しの内容などは掲載しておりません。したがいまして、市民の皆さんから寄せられたご意見などはごく少数にとどまっておりますが、全国的な赤字自治体の状況や、地方財政悪化の制度的な要因についてのご質問、市職員の手当や旅費についてのご意見が寄せられております。今後は、事務事業見直しの状況など、広報を通じてお知らせしていくこととしておりますので、今後は増えてくるものと考えております。次に、市民会館、市民センターの民間委託でありますけれども、現在、清掃及び警備業務については全面委託を行っているほか、ボイラー、舞台技術業務についても一部委託しているところであります。管理委託は、地方自治法上の受皿となる公共的団体といった制約もあり、困難な状況にありますが、当面は、さらに可能な業務委託の拡大を進めてまいりたいと考えております。次に、火葬場の管理運営についてですが、北後志地域の広域連合の中で行ってはどうかというご提言ですけれども、現在、各市町村、それぞれ独自に火葬場を有しておりますことから、現状では難しいものと考えております。次に、病院給食の民間委託についてでありますが、病院給食は入院患者の疾病治療の一翼を担う治療食としての役割があるとともに、食事の楽しさを供するよう患者のニーズにこたえられる病院給食が求められているところであります。このようなことから、今後、新病院建設に向け、より一層、医療サービスの拡大と質の向上を図り、さらに効率的な病院経営の視点から、民間活力を導入することについて前向きに検討してまいりたいと考えております。次に、緊急対策会議における適正な受益者負担の検討についてでありますが、ふれあいパス事業につきましては、これまでは、バス事業者から来年度以降の増額要請があれば、制度を存続するために自己負担などを含めた検討をすることとしておりましたけれども、このたびの緊急対策会議において掲げている適正な受益者負担の観点を踏まえた検討も必要と考えております。次に、家庭系ごみの有料化についてでありますが、今年の4月から函館市が実施し、道内では既に8市が行っており、全国的にも年々有料化する自治体が増える傾向にあるものと承知しております。本市においては、平成12年7月から事業系ごみを有料化したことにより、事業者の排出抑制やリサイクル意識が高まり、ごみの減量化が進んでいる状況であります。家庭系ごみにおいても有料化の導入により、減量化が期待できるものと考えており、今後、検討していかなければならないものと思っております。次に、その他の受益者負担についてでありますが、まだ各部へ事務事業の見直しについて指示したばかりでありますので、現時点では特定の項目をお示しすることはできません。今後、健全化への取組をさらに強めていく必要がありますので、市民の皆さんにご協力をいただく場合も出てくることもあろうかと考えております。いずれにいたしましても、受益者負担の問題は大変大きな重要な問題であり、市の財政状況ともかかわる問題でもありますので、慎重に検討を進める必要があるものと思っております。平成 1 4年 第 2回 定 例会 本会 議 録次に、市立小樽病院の物忘れ外来の開設について、先進都市の事例などをご紹介いただき、ご提言がございました。現在、小樽病院では、週3回第二病院の医師による関連診療科目の外来を開設しており、物忘れが多くなったなどの症状を訴えられる患者さんもここで対応しているところであります。ご提言の物忘れ外来を標ぼうすることにつきましては、市民ニーズの高いものであると承知をしておりますが、医療法の規制等もあることから、専門医の意見を伺い、さらに先進地の実態等を調査し、開設方について検討してまいりたいと考えております。次に、道路整備について何点かお尋ねがありました。昨年度、市道における道路占用の届出があった件数は、北電が 185件、NTT 194件、北ガス関連が 204件、上下水道 375件となっており、合わせて 958件、本年4月から5月末までについては、北電38件、NTT25件、北ガス63件、上下水道87件、合わせて 213件となっており、ほぼ前年と同件数であります。また、舗装された後に繰り返し工事を行うというご指摘についてですが、道路占用を伴う工事については、年度当初において、庁内の部局や電気ガス会社などの関係機関から工事予定箇所や実施時期について報告を受け、同一箇所を掘り返すことのないよう指導し、調整を図っているところであります。しかしながら、緊急を要する工事や建物の新築、改築に伴う工事など、やむを得ないものがありますが、今後とも、さらに関係機関と連携を密にして、調整を図ってまいりたいと考えております。次に、緑地区における市道の整備についてでありますが、この緑地区は、ご承知のとおり緑第1大通と第2大通を縦につなぐ通称はしご通りと呼ばれている17本もの市道がありますが、竹の葉通については、昨年から凍上により路面の状況の悪いことから、今年度、整備をし、完成する予定となっております。残りの路線につきましては、路面の老朽度や交通量、通学状況等を勘案しながら、整備の緊急性の高い路線について年次計画を立てて進めてまいりたいと思っております。次に、市立小樽病院付近における市道の整備についてですが、病院が隣接する市道につきましては、救急車の走行や患者さんの通行に配慮をし、舗装の補修などの管理を行っているところであります。一部の路線において、路面のでこぼこや路肩の未整備な箇所があるとのご指摘でありますので、現地の調査を行い、地元町会とも協議をしながら、必要な措置について検討してまいりたいと考えております。次に、道路整備をする過程での優先順位でありますけれども、市道の整備に当たりましては、まず、交通量や公共施設の有無等を考慮し、路線の格付を行い、その中で道路や側溝の老朽度、整備の緊急性、各種プロジェクトとの連携、事業の効果等を総合的に判断しながら優先順位を付け、計画的に実施しているところであります。次に、市内の道路の整備状況についてでありますが、市内の道路は地形的条件から道幅が狭く急坂な道路が多いため、傷みも激しく、道路の改良や維持管理は非常に難しい状況にあります。また、道路の拡幅や歩道新設などの新たな事業には、古くからのまち並みであることから、多大な費用を要することになります。しかしながら、安全で円滑な道路交通の確保を図るため、歩車道の整備や局部改良など安全性の向上を目指すとともに、商店街や地域に親しまれるコミュニティ道路づくりにも取り組んでいるところであります。今後とも地域の声も聞き、歩道の新設や側溝整備による道路幅員の有効利用、さらには高齢者、障害者等の歩行者にも配慮しながら、安全で快適な道路整備に努めてまいりたいと考えております。次に、市町村合併について、何点かご質問がありました。平成 1 4年 第 2回 定 例会 本会 議 録初めに、北後志6市町村広域問題研究会の立上げについてでありますが、このきっかけといたしましては、4月に北後志の6首長が一堂で懇談する機会があり、その際、十分な議論も行わずに合併の是非を判断することにはならないとの意見の一致を見たことにより、北後志全体で、市町村合併問題を含めて、広域問題の調査、検討を進める研究会を立ち上げることにしました。しかし、この研究会は、北後志市町村が一緒になる市町村合併を前提としているわけではございません。私といたしましては、市町村合併により行政効果が生じるかどうかが重要なことと認識しておりますので、この観点から、メリット・デメリットなどの調査、検討を研究会の中で進めていかなければならないものと思っております。次に、他の町村の合併についての考え方でありますが、率直に申し上げますと、他町村の考えには、まちの生い立ち、歴史、文化それぞれ違いもあることから、五者五様の思いもあるように感じております。したがいまして、今後、それぞれの市町村が研究会の調査、検討結果を参考にしながら判断していくことになるのではないかと思っております。次に、広域連合についてでありますが、市町村合併は、広域問題を処理する手法の一つであり、現在進めている北しりべし廃棄物処理広域連合のような手法も広域問題を解決する一つの方法と考えております。研究会では、さまざまな角度から広域問題について検討してまいりたいと考えております。次に、合併による総合的な行財政の見直しとデメリットとの関係についてでありますが、今回、立ち上げました研究会での議論を踏まえ、それぞれの自治体が合併について検討し、合併の是非など、進めるべき方向性を見いだしていかなければならないものと考えておりますけれども、現段階におきましては、各自治体の財政状況や住民への広報活動など、情報の共有にとどまっておりますので、今後、これらの資料をもとに、研究会の中で合併した場合のメリットやデメリットなども検討していくことにしております。最後に、6市町村の合併についてでありますが、初めに申し上げましたとおり、この研究会は北後志6市町村が一緒になる市町村合併を前提としているわけではなく、北海道が示した合併パターンにとらわれず、北後志全体で考えていこうという趣旨により、研究会を立ち上げたものであります。したがいまして、今後、研究会での調査、検討結果を市民の皆さんにお知らせするとともに、市としても合併の是非を考える上での判断材料にしたいと考えております。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)
見楚谷議員のご質問にお答えいたします。社会教育施設の管理運営の民間委託についてでありますが、管理委託につきましては、受託先が公共的団体等に限定されるなど、いわゆる受皿となる団体がありませんでしたけれども、今年の2月に小樽体育協会がNPOの法人格を取得したことから、今年度から総合体育館の月曜開館の実施に当たり、同協会に業務を委託しております。来年度は、管理運営の全面委託に向けて協議をしてまいりたいと考えております。また、文化施設につきましては、受皿となる団体がないというほか、それぞれの施設が生涯学習機関としての存在意義を十分に発揮するため、専門的知識や資格を持つ学芸員を配置して、特別展の開催など多様な自主事業を展開しており、総合体育館のような貸し館的な要素の強い施設と違い、管理委託になじむのかといった問題もありますので、今後の検討課題と考えております。平成 1 4年 第 2回 定 例会 本会 議 録次に、学校給食の民間への業務委託についてでありますが、現在、炊飯業務や給食配送業務を民間に委託しております。今後、オタモイ、新光調理場の委託や運営の在り方については、学校給食運営協議会等の意見を聞きながら検討してまいりたいと考えております。次に、保護者の学力低下に対する懸念でありますが、ご承知のように、この4月から、完全学校週5日制導入の下、新学習指導要領に基づく教育活動が各学校で進められております。しかしながら、大学関係者を中心に学力低下を心配する声が出され、各地における土曜補習の取組などが紹介されております。こうしたことから、小樽市においても各学校で学校だよりや、学年・学級だよりを発行し、昨年度末から4月中旬にかけての保護者懇談会の機会などを通して、学校週5日制や新学習指導要領をテーマに保護者の理解を得る努力をしております。教育委員会としても、完全学校週5日制の本旨に基づき、週5日の中で学校教育の成果が上がるよう、さらに指導に努めてまいります。最後に、国語力を高める読書の時間の促進についてですが、ご指摘のように、最近、子どもたちはメディアの多様化により本を読まない傾向にあります。こうしたことから、全国的に、朝の読書として、全校一斉朝読書や10分間読書などに取り組み、国語の力はもとより、情操面で効果を上げていると聞いております。市内の小中学校においてもこうした取組の広がりを見せており、保護者を中心とした読み聞かせの会も活動を広げております。朝の読書は、好きな本でよい、読む本は子どもたち自身の好きなものを選ばせる、自分の力で読めるもの、今、必要としているものを自由に選ぶことができる、好きこそ物の上手なれで、これは学び育つための基本であると、効果について説明しております。教育委員会といたしましても、図書館協議会や校長会、教頭会を通してこうした活動を紹介するなど、児童・生徒が一層読書に親しみ、日本の文化の理解が深まるよう努めてまいります。以上であります。( 議長、13番」と呼ぶ者あり)「
再質問 13番 見楚谷登志
再質問を留保しておりますけれども、あとは予算委員会の中で細かくやっていきたいと思いますので、本日は、これで終わります。