みんなの議会

小樽市議会 平成14年第1回定例会 2002年3月6日

(1)情報化推進について/(2)建設リサイクルについて/(3)コレクティブハウジングについて/(4)教員のIT指導力について

2002年3月6日、小樽市議会の一般質問で、高橋克幸議員が「情報化推進について」「建設リサイクルについて」「コレクティブハウジングについて」「教員のIT指導力について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏が答弁しました。

質問者
高橋克幸 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 32番 高橋克幸

一般質問を行います。初めに、情報化推進について質問します。最初に、情報化計画についてであります。昨今、情報化の進展により、通信販売やホームショッピング、金融サービスなど、個人や少人数世帯での生活を容易にする環境が整いつつあります。さらに、インターネットは、単に情報通信の分野を拡大しただけではなく、これまで不可能だった個人による世界への情報発信を可能にしました。そうした中で、本格的な地方分権時代を迎え、市民の利便性の向上や、多様化する市民ニーズに対応した行政サービスを提供するため、より高度化、効率化した運営の確立が求められています。また、市民と行政のパートナーシップを構築し、市民に開かれた親しまれる行政を実現するため、庁内各課が保有する市民に必要な情報について積極的かつタイムリーな提供を行い、市民との情報の共有化を推進することが必要不可欠となっています。そのため、行政内部のネットワークの構築、インターネット利用環境の整備、行政が保有する情報処理システムの相互連携、行政情報の電子化及びデータベース化の推進、また、国や道と連携した広域ネットワークの構築など、総合行政ネットワークの整備が迅速に必要な時代と考えますが、まず、これらについての市長の認識を伺います。さて、推進する上で必要になってくるものが、目指すべき方向性や、具体的に情報化を実現するための情報化計画であります。この情報化計画について、本市として、どのように検討されているのか、いつまでに計画されるのか、主な内容も含めてお答えください。また、庁内LANの運用について、さまざまな検討をされていることとと思いますが、稼働システムはどのようなものを考えているのか、セキュリティーの対策についての考え方など、ハード面、ソフト面での事業推進状況についてお示しください。次に、システムの中で注目されているのがGISであります。このGISとは、地理情報システムのことであり、土地利用、資源、環境、交通、都市施設、その他行政に必要な案件の計画や管理にかかわる意志決定を支援する目的で、地理的に関連するデータの入力、格納、検索、計算、分析及び表示を行う情報システムであります。行政として、地図を使用する業務の中で、道路計画や道路管理、河川台帳、上下水道管の管理、固定資産の管理や防災計画など、地図の占める割合は大きなものであり、大変重要なデータとなっております。IT化に当たっての問題点として、これまでの長い年月の間に蓄積された地図のデータをどのように利用、平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録活用していくかという点があります。つまり、蓄積されたアナログデータをデジタルデータに変換し、一元的に管理することができれば、ふくそうしていたデータの管理や、煩わしい台帳の管理などをスムーズに行うことが可能になります。また、業務上の効率化とともに、市民ニーズの迅速な対応にもつながり、ワンストップサービスを考えていく中で、利用度、活用度の大きなシステムであると思います。他都市においても研究が進んでいるところもあり、また既に、このシステムを取り入れているところも増加しているようであります。本市として、個別的にデータのデジタル化が進んでいることと思いますが、このGISへの取組についてはどのように考えられているのか、市長の見解を伺います。また、これらのIT化については、より一層のスピード化が求められる時代であり、速やかに検討、計画、実行へと進めるべきと提案いたしますが、併せてお答えください。さらに地図にかかわる業務について、IT化への推進状況はどのようになっているのか、お示しください。次に、公共工事などのIT化、建設CALS/ECについて質問します。昨今、公共事業においても、その根本的な在り方が問われております。国土交通省では、よりよい社会資本を、より安く、迅速につくることはもとより、社会資本のストックをより長く、より幅広く使うことを追求しており、公共工事の入札及び契約適正化の促進に関する法律の制定など、公共事業プロセスの改善に向けた施策を進めているところであります。各分野でIT化が進展する中で、平成13年5月に国土交通省CALS/EC推進本部が設置されるとともに、公共事業全体へのCALS/ECの普及を目指して、地方公共団体の主体的な取組を促すための枠組みと、技術的支援措置を盛り込んだ「地方展開アクションプログラム」を策定いたしました。いよいよ建設業界にもITの波が押し寄せ始めたようであります。この建設CALS/ECの一環として大きな柱が二つあるようです。一つに電子入札、もう一つに電子納品であります。国土交通省では、平成13年度から3億円以上の工事で電子納品を原則とし、2004年度には完全移行の計画となっております。また、都道府県や市町村も含めて、2010年にはすべてを電子化していくという目標が掲げられております。本市として、これらについて、今後どのような取組を考えているのか、市長の見解を伺います。電子入札については、公共工事だけではなく、入札全般にかかわるため、他都市においても取組が始まっております。インターネットを用いて、競争参加資格の確認申請、確認結果の受理、応札、応札結果の受理、再入札までの一連作業を行うことの出来るシステムとして注目されているところであります。本市の入札における現状や課題、IT化の今後の計画についてお答えください。最近の工事では、設計、積算、構造計算、図面作成など多くの部分でIT化が進み、CADシステムなどを利用しながら業務が行われております。また、工事写真についても、電子アルバムとして、製作の要求により、それらの業務用ソフトの充実やデジタルカメラの普及などIT環境の整備も進んでいるところであります。本市の公共工事における電子納品についての今後の取組や、さらに、現状や課題などについてお示しください。次に、建設リサイクルについて質問いたします。近年、建設工事から発生する建設廃棄物は、国内の全産業から発生する廃棄物の排出量で2割に達し、最終処分場では4割を占めており、また、工事から発生する土砂は、年間4億 4,600万立方メートルであり、これは、東京ドーム 360個分に相当し、膨大な量となっており、建設廃棄物の発生量の増大による最終処分場のひっ迫及び不法投棄など、建設廃棄物をめぐる問題が深刻化しております。平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録そこで、持続可能な循環型社会を目指す考えに立ち、資源の有効な利用を確保する観点から、建設廃棄物について再資源化を行い、再び資源として利用していくことが強く求められるという背景から、建設リサイクル法が立法化され、平成14年5月30日より施行の予定となっております。この建設リサイクルを推進するため、先導的な役割を担う公共工事の取組をどのように考えられているのか、市長の見解を伺います。また、建設リサイクルに関する周知方法として、講習会や広報活動、情報の提供などの現状はどのようになっているのか、お答えください。分別解体に伴って生じた廃コンクリート、廃アスファルト、廃木材は再資源化が義務付けされていますが、この解体された特定建設資材を受け入れる施設は本市にあるのでしょうか。また、他都市の現状や施設の整備状況はどのようになっているのか、また、今後の本市の課題について、それぞれ資材ごとにお示しください。この再資源化により得られた資材の利用促進の問題点として、品質の確保、安全性、コスト、施工性など多くの課題があると思いますが、これらについてどのように考えられているのか、お答えください。この法律の施行後、最も懸念されるのが不法投棄問題であります。解体工事の重層下請構造の中で不適切な処理が実施された例もあり、具体的な防止対策とともに、不法投棄に対する方策の検討や、悪質な不法投棄に対して迅速な情報収集の在り方など、多くの問題点があると思われます。これらについて、今後どのように考えられているのか、現状や課題も含めて見解を伺います。次に、コレクティブハウジングについて質問いたします。阪神大震災から、公営の復興住宅の一部に採用されたコレクティブハウジングが、超高齢化社会を先取りする住居として全国から注目を集めております。コレクティブハウジングとは、入居者それぞれが個人のプライバシーを確保出来る住宅を持ちつつ、同時に、生活空間の一部を共有し、触れ合い、支え合う集合住宅であります。神戸にあるこの公営住宅は、6階建てで、高齢者の単身世帯向け住宅1DKが32戸、高齢者2人世帯向け住宅2DKが12戸、合計44戸から成り立っており、また、この棟全体で親密なコミュニティを形成していることが大きな特徴となっております。入居者50人の平均年齢は72歳、最少年齢60歳から最高齢90歳までの元気な高齢者が自立した生活を営んでおります。入居者は、それぞれ完結した生活が出来る住居を持ち、家賃や入居資格も一般の公営住宅と同じになっております。異なる点としては、各戸の玄関に加え、棟全体の共通の玄関があり、建物の中に入居者同士で食事や団らんなどが自由に出来る「ふれあい空間」を配置しているところであります。スウェーデンやデンマークなど北欧生まれのコレクティブハウジングは、単身あるいは夫婦のみの高齢者世帯が急速に増加する中で、たとえ一人になったとしても孤独感や孤立感をいやし、精神的にも身体的にも支え合い、安心して生活出来る在り方とともに、バリアフリー仕様、緊急通報システム、さらに、生活援助員の相談機能を持つ公営住宅が全国からの関心を集めております。本市も、同様の急速な高齢化の状況を考えたときに、市営住宅の今後の在り方や、設計プロセスの新たなる考え方の検討、さらに、必要不可欠な福祉としての具体的な施策も含めて総合的に十分検討すべき重要なことと思いますが、早急に取り組む事項や、これからの住宅計画の見直しや、関連する福祉政策の充実などについてどのように考えられているのか、市長の見解を伺います。次に、教員のIT指導力について質問いたします。平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録教育現場のIT化の基盤整備が進む中で、ハード面での推進が本市においても着実に展開されている現状にあると思います。平成14年度から実施される新学習指導要領では、各教科や総合的な学習の時間において、コンピュータやインターネットを利用するなど、情報教育の充実が求められています。この点について、本市の現状や情報教育の重要性、影響力について、教育長の見解を伺います。そこで、緊急な課題として問題になってくるのが、教員のIT指導力の向上であります。実際に、コンピュータを学習活動に役立てることが出来る教員の割合は、平成12年3月現在、全国で33.9%、全道では24.2%、本市では、平成13年5月現在17.4%となっており、大変低い数字となっております。その対策として、市教委では、昨年8月に「教師のためのITセミナー」を開催するなど、今日までさまざまなことを検討し実施されてきたことと思いますが、昨年5月の状況と比較してどのように改善されたのか、その現状や、今までの経緯も含めてお答えください。また、今後の方向性や、具体的な教師のIT研修計画などについて、どのように考えられているのか、教育長の見解を伺います。次に、インターネットの教育利用の在り方の中で重要な点として、情報モラル 「ネチケット」の指導があり、ます。インターネットを教育の場において利用しようと考えるとき、単純に、コンピュータがインターネットにアクセス出来る状態であればよいということではありません。インターネットは、従来の教材・教具とは違い、学校という場のみで閉じられているものではありません。ダイレクトに外部の世界とやり取り出来るのがインターネットであります。今、情報化社会の中で問題になっているのが情報モラルの問題であり、インターネットの利用においても、守らなければならない「ネチケット」というルールが存在します 「ネチケット」とは、インターネットとエチ。ケットの造語であります。それは、うそなどによって他者に害を与えないものから、著作権を守るというものまで含まれています。今後のインターネットの教育利用を考えるとき、情報手段を適切に活用するなど情報活用の実践力だけではなく、モラルや情報に対する責任などについて、望ましい情報社会の創造に参画しようという姿勢を育成することが大切であると思います。ゆえに、情報モラル 「ネチケット」も含めて、指導すべき事項であると思いますが、これらについてどのよ、うに考えられているのか、教育長の見解を伺います。以上、再質問はいたしませんので、明確なるご答弁をお願いします (拍手)。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

高橋議員のご質問にお答えいたします。情報化推進について、何点かお尋ねがありました。まず、情報化推進に対する認識についてでありますが、インターネットや携帯電話などに代表される情報通信技術の急速な普及は、時間や空間の制約を超えた活動が可能となり、これまでの生活スタイルや社会経済の枠組みを大きく変えつつあります。市民の情報通信技術の利用形態が多様化するととともに、行政が対応すべ平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録き問題の幅も広がってくるものと思われます。市民ニーズに応じたサービスの向上や情報公開の徹底、市民だれもが利用出来る情報環境づくり、また庁内LANや国、道とのネットワーク整備などの諸課題について、一つ一つ取り組みながら、来るべき情報化社会の将来を見据えた地域づくりを進めていく必要があると思っております。次に、情報化計画についてでありますが、現在、庁内の検討委員会において、各課かいで行政の情報化を進める上での課題や問題点について洗い出し作業をしているところであります。4月にはIT推進本部を立ち上げ、また、民間の委員による地域情報化計画策定懇話会や、庁内職員による行政情報化推進委員会を設置するとともに、市民や事業所へのアンケート調査を実施しながら、平成14年度中に地域情報化計画を策定してまいりたいと考えております。なお、懇話会には、公募による市民にも委員として参加していただくほか、インターネットによる市民参加も実施したいと思っております。計画の主な内容につきましては、庁内LANの活用や文書管理など庁内の行政情報化と、地域のネットワークや申請、届出など、市民がかかわる地域情報化の二つの柱が中心になるものと考えております。なお、計画の詳細につきましては、これから実施するアンケート調査や、各会議における委員からの提言を踏まえながらまとめていきたいと思っております。次に、庁内LANの事業推進状況についてでありますが、まず、ハード面で、本庁本館及び別館においてLAN回線とサーバーを増強し、インターネットとの接続を行いました。また、保健所ほか6か所の庁外の施設と庁内LANとの接続を行い、本庁と同じ情報を共有することが可能となったところであります。ソフト面では、メール機能、ホームページ機能、ファイル共有機能の三つの柱を中心に整備を進め、庁内向けホームページでは、会議室予約確認、例規文書データベース検索などを実施しております。なお、セキュリティーについては最善の対策を講ずることとし、インターネットとの接続には、外部からの進入に備え「ファイアウォール」と呼ばれるサーバーを設置いたしました。また、外からのメールへの感染、中からのパソコンへの感染を防ぐ内外両建てのウイルス対策も講じております。今後とも、LANシステムの着実な整備を図り、庁内の情報化推進に努めてまいりたいと考えております。次に、GIS、地理情報システムについてでありますが、GISは、空間の位置を示す地図と物件のデータを合わせて管理、分析出来るものとして、近年、企業活動や行政サービスに広く活用されつつあり、本市としても重要な研究課題の一つであると認識しております。現在、市では、都市計画現況図、縮尺 2,500分の1についてデジタルデータ化を行っており、間もなく完成いたします。これまでにも、庁内各部局が保有、使用する図面について、共通化や統一について何回か話合いをしてきましたが、このたびのデジタル地図について、どのような方法で他に活用していけるのか、さらに関係する部局で研究を進め、出来るところから速やかに実現に向けて取り組みたいと考えております。また、地図にかかわる業務のIT化についてでありますが、今回、都市計画課にパソコンやプリンタ地図属性ソフトなど必要な機器類の整備をしましたが、今後は、地図の活用状況を見ながら業務のIT化を進めてまいりたいと考えております。次に、建設CALS/ECについてのご質問でありますが、まず、その取組につきましては、北海道開発局では、本年10月から約60件を目標に電子入札をする予定となっております。また、昨年11月に北海道、札幌市などで設立した北海道地方CALS/EC推進協議会は、平成14年度の取平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録組として、CALS/ECの啓発普及、電子入札、電子納品などCALS/ECの関連項目の研修を行うこととしており、当推進協議会が策定予定の「アクションプログラムの北海道版」は、来年度に策定される見通しとなっております。CALS/ECは、公共工事の透明性、競争性の向上、業務の効率化に寄与するものと認識しておりますが、電子入札の導入につきましては、市における発注事務体制や、システム環境の整備、市内業者の対応の可能性などの課題がありますので、北海道地方CALS/EC推進協議会などが開催する研修会等に参加し、検討してまいりたいと考えております。また、電子納品につきましては、建築設計において図面などを一部、電子媒体で納品させておりますが、全体的に行うとすれば、ソフトの標準化やシステムの統一などの課題もありますので、国における実施内容や、北海道などの取組を参考にして検討してまいりたいと考えております。次に、建設リサイクルについて何点かご質問がありました。初めに、公共工事の取組についてでありますが、建設リサイクル法では、発注者の責務として 「発注する建、設工事について、分別解体等に要する費用の適正な負担、建設資材廃棄物により得られた資材の使用等により、廃棄物の再資源化等の促進に努めなければならない」ということになっておりますので、市の発注する工事につきましては、工事に伴い発生する建設廃棄物の処理について、廃棄物の種類等に応じて処理業者に委託するなど、法を順守し、適正に処理させることにしております。次に、建設リサイクルに関する周知方法についてでありますが、建設業関連団体等には、5月30日から施行される建設リサイクル法のパンフレットを昨年11月に送付し、また、本年2月に、市内で開催された後志地域建設副産物対策連絡協議会や、北海道主催の建設リサイクル法の講習会には、市内の建設業関連事業者に同講習会への参加の呼びかけを行ったところであります。また、市民の皆さんには、本年2月1日発行のごみゼロ広報に、建設物を解体する場合には、木くずやコンクリート廃材などの分別解体、再資源化が義務付けられることを周知したところであります。次に、解体された特定建設資材の市内での受け入れ施設についてでありますが、現在、コンクリート、アスファルト廃材の破砕施設については5か所、木くずの堆肥化施設が1か所という状況であり、その他、伐木、伐根の移動式破砕処理による処分を業とするものが2社であります。次に、他都市の状況についてでありますが、コンクリート、アスファルトの処理施設については、後志管内には22か所、札幌市には5か所、石狩市では3か所であり、また、木くず処理施設については、選別、破砕合わせて後志管内には7か所、札幌市には2か所、石狩市では16か所が設置されているところであります。次に、今後の本市の課題についてでありますが、コンクリート、アスファルト廃材の処理施設については、現在のところ円滑に処理されるものと考えておりますが、木くずについては、市内における処理施設の整備が不十分なことから、再資源化施設の設置の促進を図っていかなければならないものと考えております。なお、木くずの再資源化施設については、現在、民間業者において、施設設置に向けて準備中と聞いております。市といたしましては、特定建設資材にとどまらず、解体に伴って発生する蛍光管、金属くず等についても現場で分別リサイクルすることとしております。次に、再資源化により得られた資材の利用促進についてでありますが、現在、コンクリート廃材については道路等の路盤材に、再生アスファルトについては舗装材に、また、建設木くずについては、チップ化し、のり平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録面の雑草防止材、家畜の敷きわら、堆肥等の原材料として利用されております。品質の確保や安全性については、具体的にどのように利用するかによって環境に対する安全性を配慮する必要があることから、用途によっては再資源化施設での処理方法が異なりますが、特に木くずにつきましては、事前選別を重視した上で再資源化処理をすることになるものと考えております。また、分別解体等に要する費用や施工性については、今までの機械によるミンチ解体から、今後は、手作業及び機械作業の併用による手段を採用しての解体となりますので、手間がかかり、工事期間も長くなることが予想され、全体の解体コストに影響を及ぼすものと思われます。今後とも、持続可能な循環型社会を目指すために、関係団体の協力を得ながら、再資源化資材の利用促進に努めてまいりたいと考えております。次に、不法投棄問題についてでありますが、不法投棄されている主なものは、引っ越しごみや、粗大ごみ、廃タイヤなどでありましたが、昨年の家電リサイクル法の施行の影響を受け、廃家電も多くなってきているところであります。建設リサイクル法が、本年5月30日から本格的に施行となることにより、建設系廃棄物の不法投棄の増大が懸念されるところでありますので、市内の関連業者を対象として、分別解体の徹底や、再資源化への促進について啓発に努めてきているところであります。今後、さらに不法投棄の未然防止対策に取り組んでまいりたいと考えております。なお、新年度からは、不法投棄監視員を1名増員し、監視体制の強化を図るとともに、取り締まりに向けては、関係機関と連携を取りながら、法令の厳格な運用に努め、生活環境の保全を図ってまいりたいと考えております。次に、コレクティブハウジングについてでありますが、高齢化社会が進む中で、入居者個人のプライバシーを確保しながら、同時に、食事や団らんが出来る生活スペースを併設するという新たな共同住宅の形態として建設されてきていることは承知いたしましております。本市におきましては、これまで、高齢者用住宅対策として、市営住宅のバリアフリー化や集会室、屋外での共同家庭菜園などの共用スペースの確保に努めるとともに、新光E住宅のシルバーハウジングや入船住宅の単身、高齢者向け住宅などの建設を進めてきたところであります。今後、平成17年度までの現行住宅マスタープランの策定更新の段階で、ご提言のコレクティブハウジングなど新たな住宅ニーズや手法も踏まえ、福祉的な見地や人口対策、民間との役割分担などを見極め、住宅対策について総合的に検討していく必要があるものと考えております。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

高橋議員のご質問にお答えします。まず、IT化の基盤整備の現状についてですが、平成14年度から、新学習指導要領、中学校の技術家庭科で「情報とコンピュータ」が必修科目となることから、今年度、市内全中学校にインターネットの出来る機種に更新を図ったところであります。現在、各学校の設置作業は終了し、3学期からテストを含め供用開始したところであり、新学期から情報教育の充実が一層進むものと考えております。次に、情報教育の重要性、影響力についてですが、コンピュータやインターネットなどの特性を生かすことにより、児童・生徒の理解が深まるとともに、学習への興味、関心が高まり、学力の増進が可能となります。平成 14 年第 1 回定 例会 本 会議 録また、児童・生徒がインターネットを使って調べたり、コンピュータを用いて自分の考えをまとめ、発表、発信したり、さらに他の学校の子どもたちとの共同学習を行うことが出来るなど、学習活動に大きな広がりをもたらすものと考えております。次に、教員のIT指導力の向上についてですが、昨年の5月以降、小樽市教育委員会が主催した講習会が2回、また、後志教育局や研修センター主催の講習会も開催されており、延べ 130名ほどの教職員が講習を受けております。ほかにパソコン教育研究会や、映像教育研究会など、各研究団体が企画した講習会においても約40名ほどが研修を重ね、指導力の向上に努めてきたところであります。結果、市内においてコンピュータで指導出来る教員の割合は、昨年17.4%であったものが23.6%に、操作出来る教員は56.8%になってきております。今後、教育委員会として、中級、上級の講習会も計画し、教員1人ひとりのIT指導力の向上を図ってまいりたいと考えております。最後に、情報モラル 「ネチケット」についてですが、教育委員会におきましては、本年1月に、小中学校に、おけるインターネットの適正な利用を行うため 「小中学校におけるインターネット利用に関するガイドライ、ン」を作成しました。その中で、著作権や知的所有権、肖像権に配慮することなど、インターネット利用におけるモラルやマナー、いわゆる「ネチケット」について十分指導し、情報を受発信する自覚と責任について児童・生徒が正しく理解出来るよう努めることを示しております。各学校が、このガイドラインを踏まえた適切な教育活動が行われるよう指導してまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 平成14年第1回定例会 2002年3月6日 議事録 PDF(137ページ) 間違いを知らせる