みんなの議会

小樽市議会 平成13年第3回定例会 2001年9月14日

(1)平和問題/(2)景気・不況対策/(3)小樽市の財政問題(1「決算カード」にみる市財政の現状)/(4)小樽商工信用組合の破綻問題/(5)市職員の再任用制度/(6)市民・テナント・従業員不在の再建姿勢/(7)マイカル北海道は確実な債権保全措置/(8)日本共産党の見解

2001年9月14日、小樽市議会の一般質問で、古沢勝則議員が「平和問題」「景気・不況対策」「小樽市の財政問題(1「決算カード」にみる市財政の現状)」「小樽商工信用組合の破綻問題」「市職員の再任用制度」「市民・テナント・従業員不在の再建姿勢」「マイカル北海道は確実な債権保全措置」「日本共産党の見解」について質問し、市長 山田勝麿、港湾部長 兵藤公雄、総務部長 藤島豊、財政部長 鈴木忠昭が答弁しました。

質問者
古沢勝則 議員
答弁者
市長 山田勝麿、港湾部長 兵藤公雄、総務部長 藤島豊、財政部長 鈴木忠昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 古沢勝則

質問に先立ちまして、11日、米国において驚くべきテロ事件が発生しました。多数の人々を殺傷したこの事件は、史上全く例を見ない大規模なテロであります。強い怒りを込めて糾弾するとともに、その犠牲となった多数の人々とご家族に対し、心から哀悼の意を表するものであります。事件の真相解明とテロの根絶を目指し、決して軍事力による報復ではなく、法と理性に基づき問題の解決が図られるよう強く願うものであります。以下、日本共産党を代表して、質問をいたします。最初は、平和問題であります。ご承知のように、米第7艦隊所属の艦船が、去る8月28日、姫路、和歌山、名古屋、清水の四つの民間港に一斉入港しました。補給や給油を目的とした寄港だとしていますが、こうした同日一斉入港は極めて異例のことであります。姫路港にはビンセンスが寄港しました。小樽の港で海上運送法や市条例を無視したこの艦は、今度は、神戸の港の目と鼻の先で非核神戸方式に圧力をかけています。同艦で記者会見した在大阪神戸ルーダン米国総領事は、今度は神戸に入港したい、このように露骨に発言しています。1975年以来、兵庫県内に初めて入港したその意図は、余りにも明白であります。こうした一連の米艦船による民間港への寄港を、市長はどのように受けとめておられますか。米軍の引き起こす戦争への参加、民間港の軍事利用、自治体や民間の協力、これらガイドライン関連法の具体化にあると思われてなりません。いかがでしょうか。警察による情報提供の問題です。米艦船の寄港の際、警察が市民の反対運動について米側に報告をしていた、このように朝日新聞が報じています。市民が行うデモや集会の監視、情報収集すること自体、憲法が保障する集会・結社・表現の自由、これを侵害するものではないか。この点の市長見解をお聞かせください。インディペンデンス、キティホーク寄港の際も同様の事例があり、市民の中に大変大きな怒りを呼んでいます。本来、市民の命と安全を守る警察が、その入手した情報を米側に提供する、ここに至れば、もはや日本の主権にかかわる重大問題でもあります。小樽港を舞台にした問題でもありますから、こうした警察の情報提供の法的根拠は一体何か、お答えください。次に、自衛隊艦船の問題です。去る6月と8月、護衛艦いしかり、せとぎりが小樽港に入港しました。97年9月のインディペンデンス以来、この3年半で既に7隻もの外国軍艦船が小樽に寄港しています。今回の自衛艦入港もこれと同一線上のもの、つまり、小樽港の軍港化がねらいであります。両艦ともに、後方活動の一環として体験航海を実施しています。一般参加者とともに、多くの高校生が参加していたことは承知のとおりであります。一般船舶の場合は、人命の安全と堪航性を保持することが船舶安全法で規定されています。救命施設などの完備は当然ですが、その上に、乗組員以外を乗船させる場合、さらに厳重な検査が必要とされ、これに合格しなければ航行することができません。ところが、自衛隊法第 109条は、自衛隊艦船に同法は適用しないと規定しています。それでは、いしかりとせとぎりに乗り込んだ一般参加者、高校生の安全はどのように確保されていたのか。港湾部を通じて自衛隊に事前照会をしました。しかし、明確な回答が得られていません。そのよるべき基準等は何か、ぜひお答えください。市港湾条例第16条は、船舶が港湾区域内に入港又は出港するとき、市長に入出港届を提出しなければならないとしています。いかなる船であっても勝手な出入りは許されない。当然のことであります。しかし、6月に入港した護衛艦いしかりは、この入出港届の提出もなく、多数の民間人、高校生を乗せた体験航海を実施していました。この事実は、私が指摘するまで、つまり8月20日でありますが、市長、あなたは承知していなかったのではないでしょうか。港湾管理者として、その責任が問われる重大な問題であります。昨年10月のビンセンス、そして、今回のいしかりと、文字どおり、この小樽の港が無法地帯とされています。なぜこのようなことが繰り返し引き起こされるのか。責任ある答弁を求めます。法令無視や勝手放題は、この米軍や自衛隊だけに限ったことではありません。ロシアの密輸グループが夜陰に乗じて盗難車を密輸していたという問題、これも小樽港の管理体制が問われる問題であります。なぜ、犯罪の温床とまで言われるように、犯罪者にとっても使い勝手のいい港になってしまったのか。この点でも、市長の責任は重大であります。相次ぐ犯罪の続発について、なぜなのか、港湾管理者の立場から、その原因と今後の対策についてお聞かせください。景気・不況対策について伺います。小泉内閣の発足以来、各種の世論調査では、同内閣に期待する政策のトップは、常に景気・雇用対策であります。8月の月例経済報告は、景気の状況を、さらに悪化していると下方修正、7月は、伝えられているとおり、完全失業率5%、株価も連続して最安値を更新し、ついには1万円を大きく割り込みました。輸出生産が大幅減少、設備投資も頭打ちから減少であります。7月に実施された全国商工会議所のアンケート調査でも、7割を超える回答が景気回復の見込みなしと考えており、その原因として、個人消費の低迷が84%、大型倒産、雇用不安が72%でありました。にもかかわらず、目先のことをやっても仕方がない、改革なくして成長なしと、小泉首相は繰り返し、景気悪化には全くの打つ手なしであります。有権者、国民は、参議院選挙で、小泉流構造改革、これに決して白紙委任を与えたわけではありません。まず、この点での市長の認識、見解を伺います。民間調査会社の発表した今年上半期の全国企業倒産によれば、不況型倒産は 7,000件以上、倒産全体に占める構成比は74%にも上ります。小樽市内においても、今年度、既に14件が倒産、 100名を超える労働者が職を失っています。こうした不況の下で、小泉内閣は不良債権の早期最終処理を断行して、いわば国策でさらにこれに追い打ちをかけようとしています。小樽銀行協会によれば、平成12年度おける普通銀行の貸出金総額は、平成8年度のそれと比較をしてマイナス15%、貸渋りで大幅減となっているものの 1,811億 3,000万円、信金、信組では 736億 1,000万円であります。私どもの調査では、普通銀行、つまり北洋、道銀、札銀3行の貸出金に占めるリスク管理債権は、それぞれ単体で 5.0%、 8.3%、 6.7%、それに信金の全道平均は 6.5%、その上に経済常任委員会に報告のあった小樽信組の平成13年3月期数値、これによると信組のリスク債権は30.8%にもなっています。これらの数値から推計すれば、市内でどんなに少な目に見ても 250億円、これ以上が不良債権として処理されてしまうことになる、このことは必至だと思うのですが、いかがでしょうか。同時に、この不良債権処理が当市経済に与える影響について、企業倒産及び失業の増大についての予測、それに対する対策、どのようにお考えか、お聞かせください。雇用・失業問題です。雇用情勢は一段と悪化、完全失業率は過去最高の5%に達しました。有効求人倍率も0.60で、前月に比べて低下しています。これは全国情勢の数値でありますが、ハローワーク小樽の情報では、7月度の有効求人倍率は0.43倍、今年度累計で0.39倍、月間有効求職者 4,792人に対し、就職できた人はわずか 419人で 8.7%、特に55歳以上の求職者の場合は就職率 3.2%にしかすぎません。こうした雇用破壊状況を前に、小泉内閣は、有効な手を打たないばかりか、改革の苦しみ、失業者が増えるのはやむを得ないとして、構造改革論でリストラをあおり立てています。電気、自動車、通信など大手30数社で30万人近いリストラ、これを前にして、日経連の奥田会長でさえ、経営者のモラルハザード、便乗解雇の横行が心配だ、このように嘆かせる始末であります。しかも、今年の4月からは、失業給付予算が 6,000億円もカットされ、失業者の環境もこれまでになく悪化しています。そこで、伺いますが、まず何よりも第一に、現に失業している人を守ることであります。雇用保険法第27条は、失業状況が悪化した場合、厚生労働大臣は雇用保険の給付期間の延長を措置決定できる旨を規定しています。全国市長会などを通じて、また、市長単独においても、早速にこの実現に向けた行動を起こすべきと考えますが、いかがでしょうか。第2は、使用者側の勝手放題は許さないということであります。解雇規制のルール化を急ぎ、失業増加を政府の力で抑えていくことであります。第3は、地方自治体としても可能な雇用対策、雇用拡大であります。庁舎内外からサービス残業を根絶する、残業状態化になっている勤務実態を見直す、これらにより、雇用を分かち合うことが可能になります。また、消防など、職種によっては法定基準などに比べ職員数が不足している実態もあります。市が率先して公的部門での雇用を増やすなど、実効性の高い対策に踏み切っていくことが可能であります。いかがでしょうか。最も大事なことは、市政全体を家計応援型に転換していくことにあります。小泉改革は、今、経済界のみならず、政府部内からも強烈な異論が噴き出ています。例えば 「家計消費を活性化することが日本経済活性化の、かぎである 。これは、何も我が党の政策文章ではありません。産業構造審議会が7月に発表した中間取りまと」めの一節であります。小泉内閣の骨太方針は、日本経済の低迷の現況を供給構造の中にあるのだと説きますが、この中間取りまとめでは、バブル崩壊以降の90年代は、ほぼ一貫して需要不足の状況が続いた、本質的原因は、需要不足だと指摘します。骨太方針の見方を早計であるというふうに一蹴しています。さらに、不良債権やバランスシート問題を解決すれば日本経済は回復するという見方、これもまた、バランスを欠く、しかも、楽観的過ぎる。このように批判しつつ、需要不足による不況を原因とする企業倒産、この結果としての不良債権が増えつつあることが問題と。これまた、実に明快な指摘であります。と同時に、経済産業省が弁解にこれ努めているものの、小泉改革の経済理論がいかにお粗末かを示す文書として大変興味深いものでありました。当然、目にしていると思いますが、どのような感想をお持ちか、ぜひお聞かせください。以下、家計応援の市政実現に向け、具体的に何点か伺います。第1は、消費税の減税であります。消費税を3%に引き上げること。国民の所得を実質的には5兆円増やす効果を呼びます。国民の購買力を励ます政策へと転換することが、今、さきに引用した中間取りまとめではありませんが、何よりも大事だと考えますが、いかがでしょうか。あわせて、市の公共料金への消費税転嫁を3%にまず戻すこと。平成12年度試算で市民負担は約1億円軽減になりますが、どうでしょうか。第2に、乳幼児、高齢者の医療費助成の拡大、介護保険料、利用料の減免制度の拡充を国に求めること。市独自の介護保険料減免制度は充実させ、利用料減免制度も新たに設けること。ふれあいパスは今のままで継続すること。いかがですか。第3は、市民負担につながる新年度の予算編成の問題であります。国保料、上下水道料、保育料、家賃などの使用料・手数料、学校給食費など、いわゆる公共料金などについては値上げをしない。第4は、公共事業は生活優先型を徹底するということであります。低家賃の公営住宅の建設、生活道路の改良・改修、特養ホーム、保育所の新設、学校の大規模改修など、地元優先の事業で雇用も仕事も確保することができます。このように、市の予算編成や執行に当たり、家計応援型の姿勢を貫くように求めたいと思いますが、いかがでしょうか。次は、財政問題です。まず、平成12年度の決算カードから伺います。単年度収支6億 252億円、実質単年度収支においても1億 2,176万円の赤字であります。主なものは、財政力指数が前年 0.476から 0.465へと低下、経常収支比率も前年に比べて94.9と悪化しています。その大きな要因である公債費が、人件費、扶助費が下がっている中、ついに20.8と大台に突入したのが特徴であります。また、起債制限比率が13.3、公債費比率17.9と悪化、要注意ライン、危険ラインにあることを示しています。地方債現在高は 764億 4,500万円、前年と同水準で全会計分で合わせますと 1,400億円を超えています。加えて、国保会計に32億 4,700万円、病院会計に44億円の貸付金、土地開発公社や第三セクターの問題なども見過ごすわけにはいきません。以上、市財政の現状を主なもので概括しましたが、市長はどのように認識されているのか、あわせて、この点については、監査委員のご意見もお聞かせください。市長は、政府の景気対策 630兆円の公共投資基本計画があり、地方単独事業も拡大要請された。その財源は、国債と地方債に依存、事業執行による公債費の増加が市財政を圧迫していることも要因の一つ、各事業の執行は必要に応じて見直す、このように述べつつ、一方で、市民1人当たりの税収が他市に比べて低い、扶助費の増加などもその要因、我が党議員の質問に対してこのように答弁されてきました。が、税収も扶助費も、それは市民にとってはいわれなきもので、全くの責任転嫁であります。財政悪化の原因と責任についてどのように考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。市長自身も要因の一つと認めているように、財政悪化の最大の原因は、大型開発事業など無駄の多い公共事業を政府言いなりに進めてきたことにあります。12年度決算に明らかですが、経常一般財源のうち、借金返済に当たる公債費は、ついに20%を超えました。平成3年度で14.7ですから、この10年間、実に 6.1ポイント上昇であります。人件費が10年間の最大値44.5から36.8、マイナス 7.7ポイントであるのに比べ、市財政悪化の大きな要因であることがわかります。いかがですか。この10年来、普通建設事業費も大きく様変わりしました。平成3年度から普通建設事業費は、特別会計を含めると 100億円時代に入りました。中でも、平成5年度以降、その規模は一気に跳ね上がります。同時に、大きな特徴は、このときから単独事業が補助事業を上回るようになったこと。以後、市債によるこれら財源措置が、それまでの 1.5倍から2倍の水準を余儀なくされるに至ったことであります。この事業費は、同時に、市民が求める道路や公園整備など、これらの経費にもなるものでありますが、しかし、この間は、石狩湾新港や築港再開発、中央通区画整理事業等々、市民の願いと無縁の大型事業がその中心でありました。それは、大企業やゼネコン、大銀行に金をつぎ込めば、回り回って地域が潤う。こうして地方にも大型公共事業を押しつけてきた政府の経済対策、つまりは失政によってつくり出されてきたと思うのですが、市長はどのような見解をお持ちでしょうか。また、この政府いいなりのかじ取りをしてきた歴代市長にその責任はなかったのか。ぜひ率直な見解をお聞かせいただきたいと思います。12年度決算は、対前年比で市債残高は多少減少させています。その理由の一つに、普通建設事業費並びに財源措置である市債がともに大幅減であったことを挙げることができます。地方財政状況調査の地方債年度別償還状況によれば、市債償還の最大ピークは平成16年度であります。12年度決算における標準財政規模をベースにして、新たに市債発行を考慮しないと仮定した場合、公債費比率は幾らになるかをお答えください。私の試算では、ほぼ絶体絶命であります。この先、中心市街地の活性化事業、新病院建設、国幹道、新幹線、その上に先の全く見えない大型焼却炉建設などなど、文字どおりめじろ押しであります。財政難からPFIに飛びつくのでしょうか。それほど甘い話ではないと思いますが、いかがですか。あわせて、市民要求実現の立場から、今後の普通建設事業の見通しについてもお聞かせください。市財政再建に向けた取組の問題でありますが、まず、市債の繰上償還、低利への借り換えを国に認めさせること、これを急ぐ必要があります。市債残高のうち、政府資金及び公営企業金融公庫の占める割合、そして、借入金のうち、償還利率が5%を超えるものがどれぐらいあるのでしょうか。第2に、地方分権の時代、財源の地方移譲を早期に実現させるよう、積極的に国に要求することであります。そして、何よりも第3には、現在進行中、計画中を問わず、大型事業の凍結、中止を含めた見直しであります。市債充当事業は市民生活に必要なものにとどめる。市債の新たな積み増しはしない。見直しで浮かした財源を市民生活型事業に回すとともに、計画的に市債償還に充てていく。こうした市長の取組姿勢が今問われていると思いますが、いかがでしょうか。商工信組破綻問題について伺います。受皿金融機関に関してです。7月18日、鎌田商工会議所会頭と山田市長は、破綻した信組の整理管財人に対して、受皿金融機関として小樽信金を選定するように要請されました。市長は、その記者会見において、地元の事情に熟知しており、地域経済の安定化に十分貢献できると述べています。一方、金融整理管財人は、マスコミらの取材に対して、選定に当たっては、職員、店舗、貸出債権、これをより多く譲り受ける金融機関を重視する、こうした意向を明らかにしていました。信組の経営破綻は、市の経済にとっても、中小零細業者にとっても、大変大きな影響を及ぼすことは言うまでもありません。業者にとっては、枠組みや受皿を問わず、今すぐの金融対策、具体策が求められていました。金融整理管財人の業務になお一定の期間を要する、そのことを承知していながら、なぜいち早く小樽信金にと選定要請をされたのか。要請に至る経緯、検討された事柄についてお聞かせください。小樽・後志から信組の灯を消さないでほしい、これは、地元や同業信組業界からの声であります。信金と信組では、当然、適用法律も違う、融資などの取引対象者も大きく異なります。しかも、信組の融資対象者には信金から融資を断られた業者が多く、この先、融資の道が絶たれてしまうのではないか、市が新設した緊急安定資金も、結局は信金の審査ではじかれるのではないか、また、信金が受けた場合には、信組の店舗や職員が不要にされてしまうのではないか、こうした声が広がっています。何とか営業を続けたい、この小樽・後志に信組を残してほしい、具体的な対策を講じてほしい、こうした声に市長はどのようにこたえるのでしょうか。また、市長が選定要請を行ったこの時期、北海信金、道央信金、夕張信金の合併計画が進行していました。この動きに対抗するために、信金は良質の債権、つまりいいとこどりの基盤強化を図っている、こうした見方が各方面から聞こえてくることも承知のとおりであります。小樽信金は一体どのような範囲で事業を引き受けようとしているのか、これが何一つ見えてきません。市長は選定要請の当事者でありますので、ぜひお答えください。職員の再任用問題です。この制度は、定年退職後65歳までの間に年金の減額又は無支給期間が生じるために設けられた制度であります。その期間の所得を保証する、このことを目的とした制度自体、極めて当然であり、我が党は賛成であります。同時に、この制度は、職員及び嘱託等関連職員の要求にかなうとともに、何よりも市民からの支持、共感を得るものでなければなりません。まず、この点での市長の見解をお聞かせください。市内の民間企業における雇用延長、再雇用制度の制定状況は、必ずしも順調に進んでいません。平成12年度の労働実態調査では、制定状況は54%、道内主要都市の中でも遅れています。特に、小規模の事業所の遅れは顕著であります。制度化は当然とはいえ、こうしたまち場の状況と無縁に決められていいはずはありません。直近の制度化進捗状況、制度化推進に向けた市の取組についてお聞かせください。再任用に当たっては公正に行う、こうした国会附帯決議に即して何点か伺っておきます。まず、第1に、希望者全員が再任用されるのか。第2に、再任用職種は本人の意向が重視されるのか。第3に、短時間勤務職員も別途定員管理の対象とするとしているが、どういうことか。また、新規採用職員数を減らすことにつながらないか。第4に、再任用が臨時職員や嘱託職員の雇いどめ、削減につながらないか。第5は、市民サービスにつながる新たな仕事の創出は検討しているのか。第6は、退職後までの職階の格差―3段階に分けられておりますが、職階格差導入は必要がないなどなどであります。お答えください。なお、その他ですが、休憩時間に大変なニュースが飛び込んでまいりました。マイカルの問題であります。本日午後のニュースで、マイカルが自主再建を断念し、会社更生法などの法的整理を進めるとのことであります。これは、マイカルの事実上の倒産です。日経のインターネットではこのように流しています 「マイカル。法的整理へ。第一勧銀が支援打切り。経営再建中の大手スーパーマイカルは、14日、本日でありますが、自主再建を断念し、本日夕にも会社更生法など法的整理のための手続を申請する 。朝日新聞のインターネットでも」同様のニュースが流れています。小樽の活性化の起爆剤として税金を 156億円投入したその責任が、今問われようとしています。市の幹部職員としてマイカル誘致を進めてきた市長の責任と、同時に、これを推進してきた与党の皆さんの責任も、また、問われようとしています。マイカル誘致で小樽の活性化はないとしてきた我が党の正しさが、今、残念な結果で実証されています。マイカル小樽はどうなるかも含めて、この問題について市長の見解を求めます。以上、再質問を留保して、私の質問を終わります (拍手)。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

古沢議員のご質問にお答えいたします。平和問題について、何点かお尋ねがありました。まず初めに、米艦船の4港の一斉入港についてでありますが、入港状況など内容については承知しておりませんので、答弁は差し控えさせていただきます。次に、米艦船の民間港寄港に合わせて、警察が米軍に情報提供したということについてでありますけれども、新聞報道で承知しておりますが、こういった問題についてお答えする立場にありませんので、これはご理解願いたいと思います。次に、先般、入港しました自衛艦についてでありますが、まず、体験航海に関する安全上の基準につきましては、自衛隊札幌地方連絡部から回答が得られなかったところでありますが、乗船人員については通達により示されているとのことでありますので、現在、その詳細について防衛庁に照会をいたしております。次に、護衛艦いしかりの入出港届につきましては、6月21日の入港時に、いったんは提出されておりましたが、その後の書類精査により、記載上の誤りを発見したため、8月上旬に申請者に対して差し替えを求めたところであります。当初、入港届を受付した際の注意が欠けていたことも一因でありますので、今後、十分留意してまいりたいと考えております。次に、盗難車の密輸事件などに関連して、その原因と対策についてお尋ねがありましたが、不法入国を含めたこれらの事犯の増加は、全国的な傾向とも言われておりますが、本港の場合は、犯罪を防ぐという観点からすると、施設面で十分ではない面もあると考えております。これまで中央埠頭や第3埠頭などの基部にゲートを設けてまいりましたが、現在、その増設あるいはフェンスの設置、さらには通関手続のための中古車置き場などについて、税関や警察など関係機関と協議をし、具体的に検討を進めておりまして、順次、整備に努めてまいりたいと考えております。次に、景気・不況対策について、何点かお尋ねがありました。まず、国の経済政策についてでありますが、低迷する日本経済の再生を目指して、この間、数次にわたる財政出動や金融緩和を進めてきましたが、残念ながら、景気は自律的回復の兆しを見せず、大変厳しい状況が続いております。本年6月、国が今後の経済財政運営及び経済社会の構造改革に関する基本方針、いわゆる「骨太の方針」を公表し、中長期的な日本の経済、財政の方向を示しました。現在、各省庁別にそれぞれの分野で具体的な制度づくりが進められておりますが、我が国の経済の再生を考えれば、構造改革は必要なものと考えます。しかしながら、構造改革を進めることによってさまざまなマイナス面も生じてくることが想定されますので、一方において景気対策と雇用対策が大変重要になってくると認識しております。次に、市内金融機関の不良債権の額についてでありますが、小樽市内における金融機関の不良債権の額につきましては、各金融機関において個別に開示はできないとのことでありますので、その額については承知しておりません。また、不良債権処理に伴う影響については、主要銀行が破綻懸念先以下の不良債権を最終処理することに伴って大手企業の倒産があるとすれば、下請など中小企業にも影響が生じるものと思われます。これらの影響を緩和するため、国においては、地域経済に配慮する手立てを検討するということでありますので、市としては、それに期待するとともに、関係機関と連携を図り、新たな企業の創設や雇用の確保など、できる限りの取組を進めてまいりたいと考えております。次に、雇用・失業問題についてでありますが、雇用保険法第27条は、失業の状況が全国的に著しく悪化し、一定の基準に該当するに至った場合に受給資格者の給付日数を延長することができる規定で、厚生労働大臣が必要と認めるときに発動されますが、これまでに発動されたことはないと聞いております。現在のところ、若年者の自発的離職者の増加など、雇用状況は大変厳しいものと認識しておりますが、法第27条に該当する状況にあるのかどうか承知しておりませんので、いましばらく国の動向を見守ってまいりたいと考えておりますが、この問題につきましては、全道市長会には申し上げてまいりたいと思っております。次に、解雇を規制するルールづくりについてでありますが、基本的に、解雇については、労働基準法において解雇制限、解雇予告など一定のルールが定められ、遵守することになっております。また、整理解雇については、その必要性、回避のための努力、客観的・合理的基準の作成、労働者・労働組合との協議の四つの基準を満たすことが必要と、判例において基準が示されております。この基準の周知については、労働基準監督署においてその徹底を図っていると聞いておりますが、現在、大企業などで進められているリストラ等につきましては、希望退職者等を中心に企業それぞれの事情の中で行われているものと承知しており、一つの基準でのルール化は難しいのではないかと思っております。次に、地方自治体としての雇用拡大の取組についてでありますが、時間外勤務を解消しても、それを新たな雇用に結びつけることは困難でありますが、市におきましては、ハローワークなどと連携を図りながら、倒産やリストラなどによる失業者を可能な限り市の嘱託員や臨時職員として採用するよう努めてまいりたいと考えております。また、先日、関係機関から成る雇用対策連絡会議を設置し、情報交換をしながら既存の助成制度の活用を図るなど、官民が協力して新たな雇用創出を図るなど、雇用対策に努力しているところであります。次に、経済産業省の産業構造審議会が公表した中間取りまとめについてでありますが、この報告では、日本経済の成長軌道を回復するためには、不良債権の最終処理や企業部門の生産性の向上を目指した供給構造改革の必要性が不断に取り組むべき課題とされております。しかしながら、これだけでは日本経済の再生が進むこととはならず、消費が伸び悩み、投資機会が不足している経済環境にあって、新たな需要を喚起しつつ、供給構造の改革を一体的に行う必要があるとの考え方が示されております。私といたしましては、この報告の内容は、日本の経済の現状分析する一つの考え方であると理解しておりますが 「骨太の方針」につきましては、まだ構造改革の基本方針を示したにとどまっており、これから改革プロ、グラムの具体的政策が明らかにされることから、現時点で双方の目指す方向が異なるのかどうか、コメントできる状況にはありません。次に、消費税の引下げについてでありますが、消費税率の変更は国の施策により行うことですが、地方交付税だけでも3兆円近い金額が消費税から算入されており、引下げが実施された場合、その財源をどこに求めるかが大きな問題となりますので、消費税率の変更については、より慎重な検討が必要であると考えております。次に、本市の公共料金への消費税転嫁の率を3%にということですが、消費税につきましては、歳出における影響額もあることから、利用者に相応の負担をしていただくことが必要と考えており、市独自で引下げを行うつもりはありません。次に、医療費助成拡大等についてでありますが、乳幼児医療費助成並びに介護保険の低所得者対策については、既に全国市長会を通じ国へ要望しているところであります。また、高齢者医療費助成についてでありますが、国においては急速な高齢化に伴う医療費の増加が重要な課題として国民各層の意見を求めており、全国市長会としても医療保険制度全体の抜本的な改革を要請しているところでありますので、今後、その推移を見てまいりたいと考えております。次に、市独自の介護保険料及び利用料の減免についてでありますが、保険料の減免をこの10月から実施することとしたばかりであり、現在のところ、拡大は考えておりません。なお、利用料の減免については、次期保険料を引き上げる要素ともなりますので、今後の利用状況などの推移を見極める必要があると考えております。ふれあいパスについては、市としても継続する考えでありますが、実際の利用状況が当初の見込みより大きく上回っておりますので、今後、バス事業者から増額の要請があった場合には、自己負担などを含めて制度を存続するための方法を検討しなければならないと考えております。次に、新年度予算編成に際し、公共料金の値上げはしないようにということですが、まだ、新年度予算の編成作業に入っておりませんので、使用料・手数料等の問題につきましては、現時点でお答えできる段階ではございません。次に、公共事業の生活優先型の徹底と地元優先の発注についてでありますが、本市における公共事業は、市全体の活性化や市民ニーズの実現など、いずれも市民が快適に暮らせるまちづくりを目指して実施しております。保育所の建設や学校の改修なども進めてきており、今後も市民生活や福祉関連の事業が増加してくるとは思いますが、いずれにいたしましても、事業実施に際しましては、市民要望などを的確に把握し、事業の選択を行ってまいりたいと考えております。また、工事発注につきましては、従来から地元発注を基本としておりますので、今後とも地元業者中心に発注をしていきたいと考えます。次に、財政問題についてのお尋ねであります。まず、本市の財政状況についてでありますが、財政分析指標を見ましても、また、他都市との比較におきましても、本市の財政は極めて厳しい状況にあると考えております。財政構造を示す経常収支比率につきましては、平成6年度で99.1%であったものが、11年度からは95%を下回ってきており、若干の改善が見られておりますが、公債費につきましては、市債残高が年々減少しているものの、償還額は平成15年度までは増加していくと考えておりますし、繰出金の増加や病院事業や国民健康保険事業への貸付残高なども考慮しますと、本市の財政状況は依然として大変厳しい状況であると認識しております。次に、本市の財政の悪化の原因についてでありますが、財政状況の悪化にはさまざまな要因があると考えております。まず、本市におきましては、景気の低迷に加え、中小企業が多く、また、個人所得も低いことから、市税収入が伸びない状況にあり、そのため、事業実施に際しまして財源を起債に求めざるを得ないことから、公債費が増加してきております。また、人口構成において高齢者の割合が高いことなどによる扶助費の増加、さらには、地理的特性により消防費など行政経費が多くかかることなど、財政状況を厳しくしている要因であるとも考えております。次に、財政状況の悪化の要因についてでありますが、市税と一般財源が伸び悩む中で、公債費、扶助費等の義務的経費が増加したことが大きな要因と考えております。特に、公債費につきましては、事業実施のため借り入れたもののほか、減税に伴う減税補てん債や補助事業の補助率の引下げ分に対応する特例債などを借り入れたことにより増加したものでありまして、これも財政硬直化の一つの要因でもあります。次に、財政悪化の原因である公債費の増嵩は、政府の言いなりというご指摘でございますけれども、先ほど申し上げましたとおり、公共事業の財源を起債に求めたことによる公債費の増嵩が財政を圧迫する一つの要因であるとは思いますが、事業実施に際しましては、総合計画に基づいて、市民の皆さんや議会の意見もお聞きしながら、市の発展に必要な事業を選択してきたものであります。次に、歴代市長の責任ということですが、平成6年度から7年度にかけて単独事業が重なったこともあり、起債発行の多い時期がありますが、いずれも、行政上、必要性が高く市民要望の大きい事業を、議会のご意見も伺いながら判断し、実施してきたものであります。次に、平成16年度の公債費比率の試算についてですが、16年度には減税補てん債の借換えという特別の要素がありますので、その要素を除きますとピークは平成15年度となり、12年度の標準財政規模により試算しますと19.8%となります。次に、今後の普通建設事業の見通しとPFI導入についてでありますが、現時点では、21世紀プランの第2次実施計画に盛り込んだ事業を着実に実施していきたいと考えております。また、事業の実施に際しましては、PFIの導入なども検討していく場合もあろうかと考えております。次に、市債の繰上償還、低利の借換えを国に認めさせるべきだということでございますが、現在までに政府資金の繰上償還は一部措置されており、さらに弾力的な措置などにつきまして、従前から全国市長会などを通じて国に要望しており、今後とも引き続き要望してまいりたいと考えております。本市におきましては、平成12年度に公営企業金融公庫からの借入金で利息7%以上の普通会計債5億 4,400万円ほどの借換えを行ったところであります。次に、市債のうち、政府資金及び公営企業金融公庫資金の占める割合についてですが、普通会計ベースで、平成12年度末の市債残高のうち、政府資金及び公営企業金融公庫の占める割合は75%となっております。また、そのうち、償還金利が5%を超えるものは 19.25%で、約 110億 3,900万円となっております。次に、財源の地方移譲についてでありますが、平成12年度から、地方分権一括法の施行により本格的な分権時代を迎えている中で、税源移譲などによる地方財政基盤強化は緊急の課題と考えており、全国市長会などを通じて国に要望しているところであります。また、地方税などのあり方について、積極的に国に要求すべきとのことでありますが、国から地方への税源移譲や長期・低利の良質な地方債資金の安全的確保、また、地方交付税制度の堅持と充実などは、全国の自治体にとって共通の強い要望であり、全国市長会などを通じて国に対し要望してきておりますので、引き続き働きかけをしてまいりたいと考えております。次に、大型事業の凍結、見直しなどについてでありますが、本市の財政状況から、現在実施している事務事業の見直しや今後取り組む事業の選択は緊急に進めなければならない課題と考えており、限られた財源をより効果的に使用していきたいと考えております。また、市民生活に必要な事業も含め、事業の実施に当たっては、議会のご意見も聞きながら実施してきておりますし、一方、市債残高については、財政健全化計画の中でお示ししておりますように、新たな市債発行が市債残高を増加させることのないよう計画的な借入れを行っていきたいと考えております。次に、小樽商工信用組合の破綻についてご質問がありました。まず、受皿金融機関についてでありますが、信組破綻後、約2週間が経過し、信組の取引先中小企業者から資金調達の面で厳しい状況にあるとの声が多数寄せられ、将来の事業経営に対する不安感が高まっておりました。この状況が長引けば地域経済に支障を来すという懸念がありましたので、取引先中小企業者の不安感を払拭して資金手当が円滑に行くように、一日も早く譲渡先金融機関を決定することが必要と認識をしておりました。そのため、庁内金融対策連絡会議の中での議論を踏まえ、小樽商工会議所とも協議の上、小樽信用金庫を適当として金融整理管財人に要請したものであります。次に、小樽・後志に信組を残すことについてでありますが、信組業界としては、ここ数年、幾つかの信組の破綻があり、業界内部で事業譲渡を受けてきた経緯があります。そういう状況の中で、信組業界としての体力が厳しくなってきており、そうした判断の下に信組以外の金融機関が適当と考え、金融整理管財人に要請したものであります。なお、具体的な事項については、小樽信用金庫は9月10日に金融整理管財人に対し事業譲渡について検討する用意があると表明して間もない段階でもあり、今後、債権や店舗、職員について具体的な検討が行われるものと考えております。次に、再任用の制度化に当たっての見解についてであります。お話しにあったように、この再任用制度は、急速な少子高齢化が進展する中で、活力ある社会の実現に向け、高齢者の豊かな知識と経験の活用、また、雇用と年金の連携を図り、生活の安定のための官民共通の課題として導入されたものであります。しかしながら、市内の雇用情勢も大変厳しい状況にありますので、関係機関とも連携し、民間にも雇用延長や再雇用制度について市内の事業所に働きかけるとともに、制度の趣旨や助成制度の周知を行ってまいります。なお、再任用職員の給料等につきましては、市民の理解が得られるよう、適正な内容となるよう関係団体とも協議を進めてまいりたいと考えております。次に、市内民間企業における雇用延長、再雇用制度についてでありますが、平成13年度の制定状況につきましては、9月30日現在で調査することにいたしております。また、ハローワークにおきましては、市内事業所を対象に制度の趣旨や助成制度の周知を図るためのセミナーを開催しておりますが、市といたしましても、小樽市労働実態調査報告書により啓発を図っております。今後も、引き続き関係機関と連携しながら、市内の事業所へ働きかけてまいりたいと考えております。次に、希望者全員が再任用されるかについてでありますが、再任用に当たりましては、働く意欲と能力のある者の中から、従前の勤務実績等に基づく選考により採用することとしており、希望者全員の再任用を保障するものではないと考えております。次に、再任用の職種に関する本人の意向についてでありますが、再任用に当たりましては、基本的には退職時の職種とし、事前に配置可能な職場、職種を選定の上、指定することになります。なお、あらかじめ、本人の意向も聞いてまいりたいと考えております。次に、短時間勤務職員の定員管理上の扱いについてでありますが、国の指導によりますと、フルタイムの再任用職員は定数の対象となりますが、短時間勤務者は、2人を職員1名分として扱い、定数外として管理するという考え方であります。このことから、再任用制度は、新規採用者数に影響を与えることにはなりますが、毎年、一定の新規採用を行うよう努めてまいりたいと考えております。次に、再任用制度導入による臨時・嘱託職員の削減についてでありますが、本市では、再任用職員は正規職員の2分の1の短時間勤務者を基本と考えており、短時間勤務者2名で職員1名分とすることから、臨時職員や嘱託員を削減し再任用職員を当てることは、現時点では考えていないところであります。次に、市民サービスにつながる新たな仕事の創出についてでありますが、この制度は、職員として長年培ってきた知識と経験を下に、働く意欲と能力を持った定年退職者等を再任用するものであり、このようなことから、例えば公共施設の開館時間延長や休館日の開館あるいは各種相談業務の充実など、この制度を生かした新たな市民サービスの向上を目指してまいりたいと考えております。次に、再任用後の給与格差についてでありますが、再任用の在職時に培った知識、経験を生かす制度であり、在職時の職位もこれらに基づく評価の結果であることから、再任用時の給与に差がつくことはやむを得ないものと考えており、現在、関係団体とも協議を進めているところであります。最後に、マイカルの問題についてでありますが、先ほどの休憩時間に、本日、株式会社マイカルが自主再建を断念し、今晩にも法的整理のための手続を申請するとの報道がなされたことをお聞きしました。詳細につきましては承知しておりませんので、軽々にコメントは申し上げられませんが、マイカルグループが多額の連結有利子負債を抱えていること、現在進めております再建計画につきましてもなかなか目標どおりの成果を上げられずに期限を延長するなど、厳しい局面を迎えていることは承知をしておりました。大変残念な結果となりましたが、マイカル小樽は本市の築港地区再開発の中核施設として大変重要な施設と考えておりますので、当面、早急に情報収集に努め、適切な対応に努めたいと思っております。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「

質問 監査委員 木野下智哉

古沢議員のご質問にお答えいたします。平成12年度は、民需の低迷や雇用情勢の悪化など、国の財政状況が逼迫する中で、地方分権が行われ、自主的な行財政運営が求められました。決算の認識については意見書のとおりですが、新行政改革の実施により、人件費などの抑制はなされましたが、経常収支比率、財政力指数、公債費比率などの財政指標は悪化し、財源運用の硬直化や依存財源に負う率が高いことなど、財政状況は依然として厳しいものと思っております。決算では、単年度収支、実質単年度収支とも赤字となりましたが、介護保険事業などの繰出金の増加なども見られ、財政調整基金の積立てがなされており、減債基金が維持され、予算執行及び財政運営についてはおおむね良好であったと考えております。今後、国の構造改革の動向などで地方自治体の財源について変化することが想定されますので、一層、慎重な財政運営が必要と思っておるところであります。以上でございます。( 議長、12番」と呼ぶ者あり)「

再質問 12番 古沢勝則

何点かで再質問をさせていただきますが、その前に、大変申し訳ないことをしました。私の質問の中で、消費税を3%に下げなさいというところを、上げなさいと言ったそうであります。訂正させていただくよう、よろしくお願いいたします。まず、再質問の1点目は、いしかりの問題です。護衛艦いしかりの問題ですが、市長の答弁であったように、確かに、入出港届は最初は出たようです。きっと6月21日に入ってきて6月25日に出たという内容の入出港届だったのだと思うのですが、実は、改めて自衛隊側から再提出を求めた入出港届によりますと 「いしかり」そのものは、乗組員が93人、 1,250排水トンの護、衛艦ですけれども、6月21日に小樽港に入港、これらの乗組員を乗せて入港したわけです。そして、翌々日の6月23日に一般人 300人を乗せて1回目の体験航海を実施しています。翌日の6月24日に2回目の体験航海を実施している。同じく、 300人の一般人を乗船させています。そして、その翌日、6月25日に、海上自衛隊大湊地方総監幹部のある大湊港、ここに向けて出港しているわけです。そうしますと、せとぎりは、届出の行為で言えば問題なく入港した、それから、体験航海で出るときに出港した、体験航海から戻ってきたときに、また、入港した、最後に出るときに出港届というふうに、そういう流れできちんと出されています。ちなみに、せとぎりは、8月6日に体験航海を実施して、このときに高校生を含めた一般人 591人を乗せて航海を実施しています。せとぎり本体は、乗組員 198人、 3,550排水トンの護衛艦ですが、乗組員をはるかに上回る人数を乗せて、 591人のうち、報道によれば高校生は約 200人が全道から集まったそうであります。これがせとぎりです。いしかりは、実は、先ほど言ったような改めて出してきた届出でわかったわけですが、 300人、 300人の 600人を乗せて2回の体験航海を小樽の港を基地にして行っている、入出港届もきちんと出していない、こういう状況がなぜ起きるのかという問題なのです。これは、繰り返し、こういうことが起きるのです。ビンセンスのときもそうでありました。海上運送法違反、しかし、国が認めたから入れざるを得なかったと。港湾管理者の立場というのは一体どういうものなのかという疑問が膨らんでくるわけです。それで、具体的にお聞きしたいのですが、このように二つの艦で 1,200人近くの一般人、高校生が護衛艦に乗って体験航海をしているのですけれども、今回の答弁でもはっきりしているように、救命ボートだとか救命胴衣の装備状況、こういったものがいまだに市長答弁ではわからない状況なのです。こんなことがこの先も続いていいはずがないのです。ですから、今回の体験航海の際に、どのように装備されていたのか、なぜ聞き取れなかったのかということ、これはぜひお伺いしておきたいと思います。それから、二つ目です。不良債権の問題ですが、数字を挙げて質問させてもらいました。いずれも、平成12年度―普通銀行と信金に関しては12年度です。答弁があったように、単体のそれぞれの銀行ごとには情報が手に入らないのだそうですが、実は、北海道財務局金融監督第二課から、いろいろやって情報が若干出てまいりました。13年度で、小樽信金と小樽信組では、それぞれ貸出金が、質問のときに挙げた数値より約 100億円膨らんでおります。それから、普通銀行では、挙げた12年から13年の1年間で不良債権の処理額が、推計で―そもそも普通銀行の道内3行では、この1年間で、貸出金のうちに占める不良債権というのが約 600億円増えております。信金は全道全体で 570億円増えていますから、これらを推計しますと、 250億と言ったのは極めて極めて少なめなお金なのです。はるかに上回るのではないかというふうに心配しているのです。例えば、小樽市内のすべての飲食店が1年間で売り上げる金額は幾らだかご存じですか。 200億円なんかいかないですよ。青果卸売市場、水産卸売市場、それに市内の食料品店、飲食店すべての売上高、取扱高を足したのにほぼ匹敵するぐらいのお金が約 250億です。これをはるかに上回るという状況を見ておかないといけないものですから、どうしてもきちっとした対策を講じていく、市として何ができるか、そういう対策を講じていくということが必要だと考えているのです。ぜひ、改めて伺いたいと思います。雇用の問題ですが、マイカルにも関連しますが、市内の雇用状況では、平成11年度から従業員構成が大きく様変わりをします。それまで75%ラインを維持していた正規従業員というのが、平成11年、12年と一気に下がってきまして、60%前半台まで―平成13年度はまだ出ていませんからこれからのことになると思いますけれども、傾向からすればもっと下がるのだと思います。そうすると、パートその他の職種の人が35%以上、ひょっとしたら40%、そういう数値が報告されてくるのではないか。平成11年は、そういう意味でもマイカルの逆効果もあったのではないかと思うのです。こういう状況ですから、ぜひこの雇用・失業問題は、市として何をなすべきかということをきちっと分析する必要があるのではないかというふうに私は考えているわけです。残業の問題を答弁いただきました。ワークシェアリング、雇用の分かち合いとの関連ですが、実は、残業が常態化している問題について改めてお伺いしておきたいのです。北海道は、残業縮減指針で年間の目安時間を決めています。これは、人事院勧告の残業抑制報告があったその数値、時間数と一致しているのですが、これが年間 360時間です。そうであれば、市の職員の中の残業状況では、この 360時間を超える職員がいかほどいるかということを聞かせていただきました。平成12年度で52名の方が年間 360時間を超えている。これは正規に残業として処理された職員ですよ。52名を超えています。では、直近3カ年間では、例えば新行革計画では、平成10年以降、残業の抑制に努めるというふうにして具体的に数値目標を上げていません。そうであれば、平成10年から12年にかけてどういうふうに推移したかと見ましたら、1人当たりの残業時間数で言えば、平成10年 116時間、平成12年度に 117時間というふうに、わずかですが、抑制でなく増えているのです。こういう問題をきちっと本腰を入れて考えていこうではないかということでお伺いしたわけですから、この点についても改めて答弁をいただきたいと思います。それから、財政問題での税収と扶助費の問題です。僕には、極めて意図的に市税のみを対象にしているとしか思えません。市税1人当たり収入額を他市と比較をすると。しかし、市民1人当たりで財源的に考えた場合には、地方交付税や地方消費税交付金など、これらも含めた比較検討が極めて当然な姿勢だと思うのです。それで、小樽市の財政は、財政部で出しておりますが、このたび平成13年度の分がまとまったと思います。道内の実質平均に比べた場合、こうした交付税や消費税交付金などを含めた市民1人当たりの税収などで見た場合に、道内の実質平均に比べて、小樽市はそれでは低いのか高いのか、これが一つ。それから、扶助費です。最近5年間で決算カードをずっとめくって見ました。いろいろ要因はあるとは思いますが、経常収支比率の中での扶助費のポイントをずっと上げていってみましたら、この5年間、それではやはり扶助費というのは増加しているのか。経常収支の中で、他を圧迫するような形で扶助費が財政を悪化させる要因となっているのか。ここは両方を見ましたが、財政問題で言えば実質平均24万 7,863円、小樽市は25万855円上回っています。それから、扶助費で言えば、8年から11年までいずれも11ポイント台、12年度は介護保険の問題がありますから、10.5ポイントというふうに下がっておりますが、どう見たって増加した他を圧迫しているということにはならぬのではないか。そうやって考えた場合に、これは責任転嫁でないかというふうに私は見ざるを得なかったわけです。ぜひ、この点についてお答えをいただきたいと思います。それから、再質問はあと二つあります。商工信組問題です。なぜ信金かという問題にかかわって、この2年間で、全国で金融庁が所管している範囲のことですが、信用組合がどれほど破綻したかという数字があります。破綻信組数は、一昨年の7月以降、52あります。そのうち、事業譲渡先が確定しているのが33あります。ちょっと増えているかもしれません。事業譲渡先33のうち、信組が譲渡先になっているというのが27、約82%は、信組が破綻したら同業信組関係のところが受皿になっている。なぜ、こういう高い率でそうなるかというのは、先ほど質問しましたけれども、法律の適用も違えば、取引対象である業者も違う、そういう当然のことと言えば当然のことなのです。そこで、前田議員の質問でも出ておりましたけれども、緊急安定資金のうち、申請したけれども、受けられなかったという人がいるわけですね、現に。14件安定資金を申請したそうですが、融資はだめというふうになった業者が5件あります。この5件という問題が、私の質問とのかかわりで言えば、結局は信金に行っても相手にしてくれないのではないか。安定資金というのがあっても、二つの審査をくぐらなければいけない。市の審査と信金の審査、信金の審査ではじかれるのではないか。現実に起きているのではないですか。この点について改めてお伺いしたいと思います。再質問の最後ですが、マイカル問題です。もともと我が党は、基本フレームとして、雇用者数 3,000人、定住人口で 5,000人、こうしたフレームが実施されれば小樽市全体として活性化していくのだということで、極めて乱暴な言い方をすれば、そういうことから巨額の投資を行ってきたわけです。これは、私は委員会でちょっとお尋ねしましたが、しかし、こういうことを我々が議論していたそのさなかに、実は、マイカルの中でどういう議論をしていたのかということを質問していました。今は急な話ですから、ここでいろいろ議論はできないと思うのですが、ぜひ、市を挙げて、大変な問題ですから、市を挙げて情報収集に努めて、そして、私の質問にもあったように、当然、市長としての責任も問われてくることになるでしょうし、わずか2年間でこういう状況になったわけですから、それを押し上げてきた与党の皆さん方の責任問題も出てくるでしょうし、そういったことを恐れずにきちんと対応していただきたいと思うのですが、その点を改めて伺っておきたいと思います・以上です。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

自衛艦の関係ですけれども、入港届が不備なものを受けたということについては、大変申し訳ないと思っております。救命ボート等の関係につきましては、港湾部長からお答えいたします。それから、不良債権の処理に伴っての市の対策ということですけれども、どういった対策がとれるのか非常に難しい問題でありますので、また、その処理の仕方がどうなるのか、そういった状況も見極めなければ今すぐ答えられませんので、少し推移を見ながら、また、その時点で適切な対応をすることになろうかと思います。それから、市としての雇用対策の問題ですが、市としてはそれなりにやっていきたいと思いますけれども、市だけでできる問題でもありませんので、先ほど申し上げました緊急雇用連絡会議というものを、つい二、三日前に立ち上げまして、関係者といろいろ情報交換をしながら対応していきたいということでございます。雇用のミスマッチの解消とか、あるいはまた、離職者の職業訓練とかいろいろありますので、そういったものに取り組みながら対応していきたいと思っています。それから、時間外の問題については総務部長から答えさせてもらいます。それから、財政問題でございましたけれども、1人当たりの税収が非常に低いという状況でございまして、これは、数字的に非常に低いのははっきりしております。平成12年度では、小樽市の場合でいきますと、市税1人当たりが11万 369円です。10市の平均が12万 5,487円、類似都市でいくと14万 9,000円ということですから、税としては非常に低いわけです。先ほど古沢議員の理論は財源でやっていますが、税収が少ないと交付税が上がるわけですから、それでいくと大体並びというか、そうなるのでしょうけれども、市税でいきますとこういった状況でございますので、その辺はご理解を願いたいと思います。それから、信金の問題ですけれども、いろいろ申請といいますか、相談に来られまして、その段階では申込書を持たせてお帰りになっていただいております。実際に、市の窓口でお断りをしておりませんので、一応、申請書をお持ちになっていただいていまして、その後、ご本人の意思によって申請に行ったり行かなかったりと、両方の方がいらっしゃいます。しかし、中を見ますと、債務超過の会社があったり、そういった将来の返済が難しいという会社も中にはやっぱりあるわけですから、貸し出す方もそこまでは、返済見込みのない方に最初から貸すというのは、そこは金融機関としてもリスクをしょっているわけですから、非常に難しいのかなと。しかし、保証協会なり国金なり、最大限の対応はお願いしておりますので、そういった状況も見ながら、また、できる対応があればしていきたいと思います。それから、マイカルの関連ですけれども、実は、いろいろ以前からのうわさといいますか、それは私どもも聞いておりました。OBCの方にも、こういった情報があるけれども、本当かということは再三聞いておりましたが、本社の方からそういった情報はないというようなことで聞いておりました。当然、庁内では既にマイカル問題の調査委員会みたいなものはつくって対応してきましたけれども、これからも、今お話があったように、情報収集なり、そういったことをしながらいろいろな対応について進めてまいりたい、こう思っています。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 港湾部長 兵藤公雄(港湾部長は2001年12月まで)

古沢議員の再質問にお答えします。自衛隊艦船による体験航海における安全装備の件でございますけれども、これにつきましては、先ほど市長の方からもちょっと答弁させていただきましたが、自衛隊札幌地方連絡部からは回答を得られなかったということでございます。私どもといたしましては、乗船人員の通達が出されているということでもございますので、装備状況につきましても照会をしてみたい、このように考えているところでございます。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 総務部長 藤島豊(総務部長は2001年12月まで)

古沢議員の再質問にお答え申し上げます。時間外勤務の関係でございますけれども、今お話がありましたとおり、年間 360時間を上限とするという指導があることは承知しております。ただ、ご指摘がありましたとおり、確かに人数的に五十数名が超えているという実態はありまして、我々がその中を分析いたしますと、特に内容としましては、例えば小樽病院の検査だとか保健所の検査だとか、そういう技術系のところに集中しているのが多うございました。そういう実態にありますので、今後とも、そういう職場とのいろいろな連携を図りながら、やはり職員の仕事の効率にも影響しますし、また、健康上のこともありますので、いろいろ協議しながら指導してまいりたいと思っております。時間外勤務そのものについては、短期間に集中するとか、どうしても行事だとかそういう突発的なことにかかわる時間が多いものですから、例えば、職員の専門性だとか、あるいは仕事に熟知しているということの効果を求める仕事の内容になってまいりますので、これについては新規の職員で対応していくということはなかなか難しいような状況になっているということでございます。以上でございます。( 議長、答弁漏れがあります」と呼ぶ者あり)「

答弁 財政部長 鈴木忠昭(財政部長は2001年12月まで)

扶助費が高いことが財政悪化の影響だということでのご指摘でございますけれども、確かに、数値の比率で見ますと近年は落ちてきているのが実態でございます。しかし、ベース上から言えば、他都市に比較しましても、全道10万以上の都市というと、函館、釧路、小樽という形で扶助費が高いわけです。ですから、そういう中で、特に12年度は介護保険の移行の中で10.5に落ちたということですけれども、これはやはり財政悪化の原因であるというふうに私どもは認識してございます。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

「いしかり」の問題ですけれども、これにつきましては、安全対策の問題も含めて自衛隊側に申し入れるべきことは申し入れていきたい、こういうふうに思います。それから、扶助費の関係で、市の財政悪化の要因ですけれども、従来から、扶助費、公債費、人件費と三つセットで言っているものですから (発言する者あり)どれか一つではなくて、この三つが市の財政悪化の大き、な原因だと (発言する者あり)それと、市税収入の伸び悩みと、こういうことで従来から申し上げております。ので、その辺はまた (発言する者あり)。それから、マイカルですけれども、マイカルの問題については、先ほども申し上げましたとおり、私どもも確実な情報かどうかわからなかったのですが、そういった情報は8月段階から入っておりました。ですから、庁内で検討会議をつくって、今後の対応についていろいろ協議をしてきたし、OBCにも、こういった情報についてどうなのだという確認もしてまいりました。いろいろ風評被害があって大変だというような回答しかなかったのですけれども、我々としては、そういった点で十分注意しながら見守ってきましたので、これからも引き続き情報収集を図っていきたいと思っています。

出典:小樽市議会 平成13年第3回定例会 2001年9月14日 議事録 PDF(44ページ) 間違いを知らせる