置戸町議会 令和元年第6回定例会 2019年9月12日
保育の無償化と町の独自支援策について
2019年9月12日、置戸町議会の一般質問で、佐藤勇治議員が「保育の無償化と町の独自支援策について」質問し、町長 井上が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤勇治 議員
- 答弁者
- 町長 井上
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 佐藤勇治
それでは先に通告しております幼児教育、保育の無償化と町の独自支援策について町長に伺います。国は10月から実施されます消費税の引き上げに伴い、この財源を活用し、3歳から5歳までのすべての子ども及び0歳から2歳までの住民税非課税世帯の子どもについての幼稚園、保育所、認定こども園などの保育料について無償化を実施することとしております。これに併せ、本町におきましても町の独自の支援措置を図ることとして、9月の定例町議会で所要の条例改正あるいは予算の追加補正を提案されたところであります。本町の単独事業の概要としては国の無償化の対象から外れる3歳から5歳までの副食費については置戸町の単独支援措置として無償化にすると。また、国の措置では0歳から2歳までの住民税課税世帯の子どもは保育料は有償でありますが、町の支援措置として無償化の対象としたということであります。これによりまして本町におきましては3歳から5歳までの子どもの主食の実費持参もしくは負担以外はすべて無償化になり、より踏み込んだ独自の支援施策を実施することとなりますが、この無償化にあたっての置戸町の背景や町長の思いを伺います。また、明年度にはどんぐりの内部改修や一部増築など、施設内の受け入れ体制の充実を図ることとしておりますが、併せて今後の置戸町の子ども子育て支援に対する展望について、町長の考えを伺います。36
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
幼児教育保育の無償化と町の独自支援策についてということでありますが、今更という感じもありますけれども、前段少し整理をさせていただきたいと思います。人口減少あるいは少子高齢化による家族構成、家族形態って言いましょうか、これらの変化、加えまして就労の多様化、こうしたことを含めてのことでありますけれども、そうしたことから子どもたちを取り巻く環境というのが著しく変化する社会の中で、子育て支援サービスに対するこのニーズの多様化というものがどんどん進んでいるわけであります。そのため、国をはじめとして地域をあげて社会全体で子どもや子育てを支援する仕組みを作っていこうじゃないかっていうのが国を問わずでありますが、喫緊の課題ということになっているわけであります。そのような中、本町では乳幼児の良質な教育環境あるいは保育環境の提供に資する子育て支援策として、道内でもいち早く認定こども園制度を採用いたしました。町内各保育所あったわけでありますが、この各保育所、それから幼稚園を統合いたしまして、認定こども園置戸町こどもセンターどんぐりを平成20年4月に開設し、12年目を迎えております。予想を上回る利用は、質の良い保育等の確保あるいは利用者負担額の軽減、施設整備などの効果っていうものが上がっているというふうに思っております。本年度準備を進めている施設の改修・増築では、定員を増加する0歳から2歳児の保育スペースの確保と充実をメインとして、加えて保育士等の労働環境整備を目指しております。また、地域における子育て支援として、地域子育て支援拠点事業として子どもセンターどんぐりの中にらっこルームの開設あるいは放課後児童クラブの運営、すこやか子育て応援事業としての医療費の助成ということになりますが、これらの事業による子育て世代の経済的な支援などなど、多くの子育て支援を展開しております。長年の検討になりました児童遊園地再編事業については、当初は7カ所を統廃合の対象として町民の皆様と意見交換をしてきたわけでありますが、町内4カ所として中央公民館広場の一角にあそびーばを整備いたしました。ご質問の10月から実施のこの消費税増税に併せて施行される国の幼児教育保育の無償化に合わせた本町での独自支援でありますけれども、内容は本会議で関連する条例の改正あるいは町独自の施策の実施に向けた補正予算について、先にご説明を申し上げたわけでありますが、率直に申し上げて、少しやり過ぎかなというふうに思わないわけではありません。ありませんけども、置戸のあるいは置戸における今の現状、そうしたことを考えた時に、少しでも未来を担う、また未来の置戸町を背負ってくれる今の親御さん、あるいはそのお子さん、そうした人たちがこの置戸の町の中で、いろんな課題はあると思いますけれども、その課題を乗り超えてもらう、そうした人材づくり、人づくりをしていかなければならないというふうに思っているから、少し思い切った独自政策を打ち出したわけであります。まぁ国が実施する保育料の無償化に加えて、議員もご承知のように、0歳児から2歳児の課税世帯における保育料の無償化。さらには3歳児から5歳児の食材費、副食と言われる部分ですけれども、この食材費の無償化について町独自の支援策として実施いたします。理由としては今申し上げたことがあるわけでありますが、まぁ少子化時代の中で地域をあげて子育てを支援していく、その必要性っていうのは今更議論することはないというふうに思っております。37また、園児全体が安心して保育が受けられるこの体制の確保、さらには町全体の労働力不足ということが現実あるわけでありまして、そうしたことを解消していかなければならないという側面も持っておりますので、そうしたことを合わせて、先程も申し上げましたけれども独自支援策を講ずるようにしたわけであります。ただ、3歳児から5歳児の主食につきましては、家庭での食事の大切さなど、食育という視点から園に来る時にご飯を持参することにいたしております。まぁここまで支援するんだから主食であるそのご飯についても園の中で作って食べてもらうようにしたらいいんじゃないかっていう考え方もあるだろうというふうに思います。思いますけれども、認定こども園を立ち上げた時に信愛会に経営を委ねているわけでありますが、そこの一つの方針として、こうした問題について園の中での旗印って言いましょうか、そんな思いでやって来られておりますので、町としてもそれについては基本的には尊重しようじゃないかとということで今日まで来ているわけでありますが、まぁそうした園の方針って言いましょうか、そんなことを受け止めてこれからも進めていこうじゃないかというふうに思っています。ただ、いろんなことでの時代も大きく変わってきておりますから、園の方とも十分協議はしていかなければならないというふうに思っておりますけれども、必ずしもこれに、まぁ食育の視点からとは言っても、まぁ主食であるご飯について違った方法を将来考えるということはあり得ることでしょうというふうに申し上げておきたいと思います。令和という新しい時代に入ってきたわけでありますが、まぁ子育て支援の新たなスタートとして、本年度オープンした児童遊園地あそびーば、こどもセンターどんぐりの増改築、さらに幼児教育保育料等のあるいは食材費、これらの完全無償化を本町における子育て支援の三本柱として、その他支援策も含めてでありますけれども、まぁかなりの部分についての支援強化っていうことを謳い込んでいるつもりでありますので、町全体の子育て支援の一つのパッケージとして総合的に推進をしていきたいと、そのように思っております。将来に向けてという部分でありますけれども、本年度は平成27年度から5年を1期として置戸町子ども子育て支援事業計画の今年で最終年度ということになります。次期計画の策定に向けたアンケートの実施ということも行いまして、それについては終わりました。まぁ置戸町子ども子育て会議の中で検討協議を進めているところでありますが、その中でこれまでの施策の評価等をいただきながら、今後の子育て支援策について協議を行って、一層の子育て支援をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います 。
質問 4番 佐藤勇治
るる町長の方から置戸町のいろんな子育ての環境、それから今までの取り組んできた施策等々いろいろ説明がありました。まぁあの形としては今後ともですね、これはですね、地域として子育てをしていくんだという、そういう思いそのものがですね、町長の口から伝わってきたところです。今回の条例改正や制度改正については、まぁ言ってみればその説明って言いますか、仕組みって言いますか、そのことだけはあの昨日の本会議で説明あったんで、それは形として担当の課長から説明があったんでそれはそれとして、今日は一般質問ということで町長の本音とする子ども子育て、そして今までのやってきた施策についての町長の考え方を伺ったところであります。38非常に突っ込んだ今回の支援措置だということを私どももですね、まぁ評価をしたいと思いますが、関連しますけど、若干具体的にお話を伺いたいと思います。あの主食についても町長からお話ありました。まぁそれも重なるかもしれませんが、あの本町においてはですね、人口3,000人を割った、まぁ言ってみれば人口減少対策と少子高齢化対策は喫緊の課題で、もう待ったなしのところに今現在来てると。そのことはまぁ共有できるかと思います。6月の定例議会で私の一般質問の答弁で、町長は人口減少化のスピードはなかなか食い止めることはできないが、6月の時点なんですが、現時点で0歳から14歳までの年少人口は、乳幼児や子ども子育て支援の成果により人口ビジョンの想定よりは上回ってると、そういった町長の答弁がありました。まさに今回の幼児教育、あるいは保育の無償化はこのことに連動した施策であると私は認識します。先程も主食のことが町長からお話ありましたが、まずその今後の課題として、今回は3歳から5歳までの主食は持参など保護者の負担となっていますが、早晩施設内での対応あるいは給食対応等が求められると思いますが、この主食の保護者負担について重なるかもしれませんが、今後どうお考えか、さらに前進的な考えがあれば伺いたいと思います。次に二つ目として、今回の措置は国を無償化により、従来の町の保育料支援措置の財源を充当しての施策ということでありますけど、保護者の経済的な負担の軽減は町の英断によるインパクトのあるものとして考えますし、また評価されるものと考えます。したがいまして3歳から5歳までの副食費の無償化や0歳から2歳までの保育料の無償化は他の市や町に先駆けての独自の施策であると私は考えますが、このことをしっかりとですね、町内町外に発信PRし、子ども子育て世代の定着や定住に結びつけることを強く私は望みたいと思います。この2点について再質問になりますが、重なったこともありますけど、この2点についての町長のお考えがありましたら伺いたいと思います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
お答えしたいというふうに思います。主食の関係については先程も少し触れましたけれども、平成20年の4月にこどもセンターどんぐりを開設した時に、当時というか、開設する前の信愛会の役員の方々ともご相談させてもらいました。その時に、やはり先程も少し申し上げましたけれども、主食の部分っていうのは極めて大切なものだと。そして食育ということも当然その食べるということだけじゃなくて、食育という部分も非常に重要なんだということがあって、先程も申し上げたように、ご飯については持ってきてくださいということを平成20年の4月に開設した当時からずっと今日まで続いてきているわけであります。これには先程も申し上げたように、まぁいろいろ社会環境って言いましょうか、そういうことも、また家庭環境っていうことも変わってきたと思います。したがって、こうした問題について今一度そのことを踏襲をして続けていくのが至当なのかどうかっていうことは園の中でも十分検討していただくということはやぶさかでないというふうに思ってますので、それによっては少し変わってくるのかなというふうに思います。それから、なかなか人口減少に歯止めがかからないというのは極めて残念なことなんですけれども、全体的なことで言えば、平成20年の4月にこのどんぐりを開設する時に、将来のこの子どもの数というものを検証したわけであります。その時から、その時の検討材料が甘かったって言えば甘かった39のかもしれません。今はその当時のことで言うと今増えているわけです。しかし、残念ながら人口が減ってるっていうのは、まぁこればかりの問題ではありませんけれども、やはり高齢化がやはり進んでいるということです。残念ながら亡くなってる方の年齢みますと、おおよそ90歳を超えている100歳に近いような方が亡くなってると、ある種致し方ないと言い方はできませんけれども、そういうような感じです。その亡くなってる方が、まぁ毎年生まれる子どもたちを超えるというような状況になっているわけであります。ですから当初このどんぐりを開設する時に想定をした数というものがそのまま来たとすれば、おそらくや、そんなにも大きな増築はする必要はなかったんだ、ないんだろうというふうに思います。もちろん、その0歳児だとか1歳児だとか、そういう部分をよりその保育環境を良くするというようなことでの視点ももちろんあるわけでありますけれども、まぁ今図面を書いたり、あるいはどれぐらいかかるのかっていうことを弾いているところでありますけれども、おそらく1億数千万円かかると思います。しかし、先程来申し上げたような将来にわたってのその意味合いって言いましょうか、そういうことからこれに着手するわけでありまして。まぁそういうことについて言えば、皆さんのご理解をいただけるんじゃないかなというふうに思っております。それと管内に先駆けてというようなお話もありましたけれども、あんまり私自身はこだわってるわけではありません。それぞれの町にはそれぞれの町の事情がありますから、その中で町としての判断なり方針を決めていけばいいことでありますけれども、置戸が今置かれている状況、それから将来に向けてどうあるべきかという判断の中で、こういうようなかなり思い切った打ち出し方をしたということでありますので、まぁ隣の町がこういうふうにやったら、その隣の町にもやっぱり同じようにやらなきゃならんというのが首長の立場かもしれませんけれども、私自身は特に隣の町がこうだからっていうこだわりはありません。あくまでも置戸の中におけるいろんな分野において、それが適切なものなのかどうかっていう判断のもとで町政を進めているわけであります。しかし、国もまぁ消費税増税のこれを一つの起点として、まぁいろんな無償化の問題含めてやろうとしている時代だという認識もしながら支援策を打ち出したと、こういうことであります。
質問 4番 佐藤勇治
今、町長がおっしゃられたこと、まぁ総じて今後ですね、新しいと言いますか、新たなまた子ども子育てが展開されて、そして置戸町が、若い人がですね、あの好んで住んでいただける、まぁそういうまちづくりにしていけばと思っています。最後の意見ということになるかもしれませんが、今後とも主食についてはいろいろどんぐり側とですね、施設の運営者側と検討していきたいということですので、まぁもちろんその保護者の意見もあると思いますので、まぁ町自体は運営してるわけじゃないんで、その辺は今後見定めていかなければならないと思います。まぁあの現在ですね、本町は高齢化率が44%を超えたと聞いております。今回の幼児教育保育の無償化が一つのきっかけとなりですね、まぁ一人でも多くの若い世代の人が安心して置戸町で暮らしていただける。そういうことができればですね、地域の活力にも大きな力になろうかと思います。そのことを期待いたしまして私の一般質問を終わりたいと思います。