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置戸町議会 平成31年第2回定例会 2019年3月10日

議事録に件名の記載なし

2019年3月10日、置戸町議会の一般質問で、髙谷勲議員が質問し、町長 井上が答弁しました。

質問者
髙谷勲 議員
答弁者
町長 井上

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 髙谷勲

それでは通告に従いまして町長に伺います。この質問については毎年3月議会において通告をして一般質問しておりますので、本議会においても質問をしたいというふうに思います。2月7日の置戸タイムスにおいて、平成30年度産本町の農業生産高が55億6,700万円ということで、置戸町の農業生産では過去2番目の好成績となっておりますが、中身について申し上げます。特に農産部門においては総じて前年対比マイナスとなっております。昨年の気象状況は春の融雪は早く、播種作業、移植作業は順調に進みました。6月の日照不足と長雨、その後の干ばつ状況により各作物において例年を下回る収穫状況となりました。55億円を上回る生産は酪農部門が、乳価が100円を超える高値状況と個体価格の高値状況が続いており、好調な時期が長く続いております。町長の執行方針でもおっしゃられておりましたけども、今後においては TPPイレブンが12月30日に発効となりました。さらに日本とEUのEPA交渉が2月1日発効となりました。今後日米FTA交渉など、今後の農業情勢に大きく影響を及ぼす不安要素があります。好調の時に足腰を強めながら今後に備える必要があると思います。置戸町における畑作は気象条件にかかわらず、総じて生産力が低下しております。これを上げていかなければ今後の国際競争には勝ち抜いて行くことはできません。置戸町として行政が取り組める増産対策にはどのようなものがあるのか町長にお考えを伺いま41す。また、拓実地区に進められております大型農業法人について、その運営方法と人材の確保の対策について伺います。この度法人の運営については少し姿が見えてまいりました。11戸の畑作農家の構成により、法人が営まれるということですが、現状では個人の経営を持ちながら法人の運営に関わることになります。昨年の12月8日に、国会において入管法が改正となりました。農業実習生としてではなく、就労目的で受け入れることが可能となりました。冬期間の雇用方法など多くの問題はありますが、検討してみる必要があると思います。また、3月1日の農業新聞においては地域おこし協力隊の農業との関わりについて書かれておりました。将来の新規就農につながる対策として、行政とJAが関わりを持つことで実現できないのか、その点についても町長にお考えをお聞きいたします。

答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)

置戸町の農業生産の現状を踏まえて今後の町としての支援と言いましょうか、対策ともう一点は拓実の農業法人の運営についてというご質問かと思います。はじめに昨年度の本町の農業収入について議員の方からもご紹介ありましたけれども、私の方からも少し申し上げたいと、このように思います。まず農産収入でありますが、玉ネギの生産量は昨年より減少したわけでありますけれども、まあ価格が良かったということもあって9,200万円ほど増えました。従いまして5億4,500万円ということになります。甜菜につきましては3,500万円ほど増えまして、2億4,400万円の収入と言いましょうか、出来高になってるということであります。また、馬鈴薯については加工用で生産量が大きく減少したわけでありますけれども、1億4,000万円ほど減りました。従いまして、出来高としては4億8,400万円ということになっております。これが主な農産収入でありまして、農産収入の全体では前年度と比べまして400万円ほど減りました。全体的には15億200万円ということになっております.次に畜産収入でありますが、酪農家の方はとても優秀な酪農家だったというふうに思いますが、残念ながら健康を害しまして2戸ほどリタイアするという形になりました。そのことが直接的に畜産収入の方に響いてきたというふうに言っても過言ではないかなというふうに思います。生乳については話がありましたように過去にあまりないように価格も上がりましたし、また個体も同時に上がったと、両方が値上げになるということは、過去にあんまりない、ここ数年はありましたけれども、ほとんど乳価が上がれば個体が下がる。逆に乳価が下がれば個体が上がるというような、そういうような酪農情勢だったわけでありますが、両方が上がるということにおいて、特に畜産酪農の関係については非常に良い年をここ数年続いてきたかなというふうに思います。まあ生乳については3,700万円ほど先程申し上げたことがあって減りましたけれども20億6,500万円。また個体の方では乳用牛、肉用牛ともに高値で取引をされたわけでありますが、乳用牛では1億8,300万円増の3億7,900万円、また肉用牛については3,900万円増の4億300万円ということになりまして、畜産収入全体では前年度比2億1,200万円増の30億6,100万円ということになっております。これらはいずれもJAきたみらいからのデータでありますけれども、こういうような状況であります。従いまして農業収入全体では前年より1億7,600万円ほど増えまして55億6,700万円と42いうことになりました。これは平成28年に次いで過去2番目に良い状況であったわけであります。これは議員からも話がありましたようにご案内のとおりであります。ここ数年畑作の関係でありますけれども、ここ数年農作物の生育あるいは品質これらに大きく影響を及ぼすような気象の変動が続いております。きたみらい農協では平成25年度の気象災害に、まあ気象災害に打ち勝つようなって言いましょうか、負けないような、そういうような農業を確立しなければいかんということで、いろいろとプロジェクトチームを作って5年間に及ぶこの取り組みについて行ってきたようであります。その資料も私いただきましたけれども、これからのある種自然との共存と言いましょうか、そういうような産業でありますから非常に厳しい状況も予想しながら経営をしていかなければならないというのが農業だろうというふうに思います。それだけにこの5年間取り組んできた、こうした問題についてはやはり大事な資料になっていくだろうというふうに思いますし、そのことがこれからの農業をやっていこうという、いわゆる後継者の方々にとっても一つの指針になるようなものになっていけばいいなというふうに思います。まあ、いくつか感想はありますけれども、冒頭そんなような感じがいたします。まあ行政としてのっていうようなお話もありましたけれども、農業経営者にとって、やはりその基本となるのは土づくりだというふうに思います。今までもこの基盤整備の重要性、またそのことによってのこの早期の播種あるいは定植、そして水処理の問題、これらについても申し上げてきたつもりでありますし、また輪作体系の確立といったこともぜひこの参考にしながらこれからやっていかなければならないことだろうというふうに思います。行政でっていう話がありますけれども、行政としての対策はなんなのかっていうことでありますけれども、まあ今少し申し上げましたけれども、長年この農業経営者をやって来られた方々ですから、今更私が議員に申し上げる必要もないんだっていうふうに思いますけれども、やはり今年度含めてでありますけれども、ここ数年来の気象の変化って言いましょうか、そのことによって圃場の格差っていうものが如実に現れたというふうに言っても決して過言ではないだろうっていうふうに思います。それだけに土づくりに投資をしていくということが大昔から言われていることでありますけれども、特に気象変動が激しいここ数年来のことを考えますと、そのこと自体が非常に重要であるというふうに認識せざるを得ないというふうに思います。まさに地力の差と言っても決して過言ではないというふうに思うわけであります。農業経営者にとって基本となる、こうした土地基盤整備については、これまで同様に農家の皆さんあるいは農協の方々、そして農業改良普及センターとも行政としては連携を取りながら、なお一層生産者に対してこの土づくり、土地基盤整備に対する投資と言いましょうか、そのことの重要性はこれからも言っていかなければならないというふうに思いますし、また行政としてもできるだけのそうしたことに対する支援はやっていきたいと、このように思っております。次に拓実地区における大型法人の運営と人材の確保ということでありますが、北海道はじめ関係機関との協議も順調に進んでおりまして、平成31年度から事業に着手できる見通しであります。31年、32年度は調査あるいは実施設計ということになろうかと思います。従いまして本工事の着手って言いましょうか、実質スタートして行くのは33年からということになろうかというふうに思います。そこで経営に当たる法人でありますが、3月1日に運営母体となる法人の設立準備委員会が設置されまして、4月に正式に発足の予定ということをお聞きしております。形態は出資型の農業法人でありまして、役員には拓実地区の酪農家2人を含めまして現役の農業経営者を中心に11名を予定さ43れているようであります。また従業員については農業経営者あるいは新規就農者なども含めまして現在選考中のようでございます。また、本年で設立3年を迎える勝山グリーンファームは議員もご承知のように経営も順調に推移しておりますし、本町農業における先進的取り組みとして大いに期待をしているわけであります。今回の拓実地区におけるこの取り組みと言ったことも高齢社会を迎えておりまして、農業分野でもこの後継者不足が懸念される中でありますので、持続可能な農業経営を目指すためにもこの二つ目の法人というものが、これからの置戸に限らず北海道全体にも言えることなんでしょうけれども、こういうような農業経営のやり方も今日の少子高齢社会における農業のやり方としてもおおいなる参考になる事例の一つ、二つであろうと、そのように思っております。

質問 3番 髙谷勲

二つに分けて質問をさせていただきました。まず一点目の平成30年産のですね、年末の組勘の整理状況について。一昨年です、29年末の生産状況については830万円。これ2軒の農家が年末、いわゆる見返りの財源を持ちながら農協からお金を借りて整理をしたという状況であります。これはあの生命共済であるとか、そういうものが財源となってるんですが、それらを見返りに整理をしました。平成30年度についてはおよそ1.5倍ですね、1,290万円。これを4戸の農家が年末の整理をして、そのうちの1軒は見返りになる財源もなくて、結果的に保証人を立てて証書を借りると、そういうような状況で整理をしたということであります。非常に町長も申されておりましたけども、畑作については全体的な生産力が落ち込んできていると。これはあの自然との共存というか、それの中で努力をしながら生産しても、なおそれにも太刀打ちできないような、そういうところがあると。それは個人差が非常に大きくなってきて、生産力のある農家とそうでない農家の差が大きく開いてきた結果がこのような数字になって現れているというふうに思います。それでこの辺ついては何とか地力向上対策についてね、まあ排水対策であるとか、あるいはその地力を上げるための堆肥の投入であるとか、そういうところに重きを置いてですね、生産力を上げる、自然災害に負けないような、そういう農地づくりというのをやっていかなければ、この数値が上がってこないなっていうふうに思いますので、その辺についてはぜひ農協と行政が一体となって取り組んですね、まあある意味では営農指導にも関わって、その辺についてやっていただきたいなというふうに思います。そこで町長からも数字いただきました、その各作物ごとなんですが、麦については、昨年は製品で8.6俵。一昨年は非常に悪かったもんですから、これを対比すると前年対比プラスにはなってますけども、3カ年の平均を言うとですね、619キロというのがここ3年間の。10.3俵というのがその3年間の平均でありますから、かなり落ち込んだ数字になってるなっていうふうに思います。それからビートについても前年対比は若干のプラスになってますね。3,500万円ぐらいのプラスにはなってるんですが、全体を見るとですね、非常に直播の率が高くなってきて、平均の収穫が全体で4.7トン、反収4.7トンぐらいということで、きたみらいの中でも下から2番目ぐらいの数字になってました。非常に生産量が落ち込んできている部分を何とか底上げしないと、この数字はなかなか帰ってこないなというふうに思いますので、その辺についてはぜひ力を注いでいただきたいというふうに思います。44それからもう一点、拓実の新しい法人については非常にあの漠然としてたんですけど、ここへ来てなんとなく姿が少し見えてきた。これも非常に全道的には注目されている事業でありまして、これから農業を辞められていく方のそのスピードに対抗していくにはこういう手法が必要なんだという意味では、大変注目の事業でありまして、11戸の出資型の法人ということですから、11戸の農家のうち酪農家が2戸ということで残りの9戸が畑作で、その経営をしながらこの法人に参画していくということで、その辺については理解いたしました。その人材の確保について先ほど町長からもお話ありましたように、新規就農を希望するそういう方を募ってやっていくというような話でありましたし、ぜひこの辺についてはですね、先ほど申し上げましたように地域おこし協力隊、全国的には非常に地域おこし協力隊は農業との関わりが強くてですね、8割ぐらいは農協が関与してくれればその農業との関わりを持つことができるということで、現状地域おこし協力隊については行政と農協の関わりというのは非常に希薄で薄い。その状況ではなかなか農業に関われないと。そんなような状況であるとすれば、今後についてはJAも連携を取りながらこの地域おこし協力隊の人材確保についても検討してはどうかなというふうに思います。もう1点は昨年の12月8日に国会で決議が採択されました入管法の関係。従来はその農業実習生ということで3年間という期限の中で、いわゆるその実習というような形でその農業に関わってきたわけでありますけども、今回あの前回いつか言ったことあると思うんですが、その国家戦略特区の中で農業就労を認めるような対策がとられたんですが、新たに今度今入管法では農業就労者っていうか、労働者として確保することができると。これについては5カ年いうことでありますけれども、この辺についても検討してはどうかなというふうに思います。ただ現状をこの法人の中では冬期間の雇用方法であるとか、通年を通して作業ができないということから、その辺を解決する方法をいろいろ検討しながら取り組んでみてはどうかなと、そのように思いますので、再度町長のお考えを伺いたいと思います。

答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)

ちょっと総花的な答弁になってしまうかもしれませんけれども、今最初に平成30年度のこの農業生産高、これに基づいての今後という部分で触れたいと思いますが、過去に何度ともなくお話してるのは、置戸にとってこの農業の重要性っていうことをその都度いろんな形でお話してきたつもりであります。町の発展にとって農業が発展なくして町の発展はないということを申し上げてきました。そのことは何ら変わりはありません。しかし、農業が今日いろいろとご紹介ありましたとおりいろんな問題から、この国内の農業だけではなく、北海道の中での農業だけじゃない。まさに国際社会の中での北海道農業であり、置戸の農業だというふうに言ってもいいと思います。それだけに人の問題、いわゆる後継者の問題だとか新規就農者の問題だとか、あるいは海外の労働者って言いましょうか、そうした人たちに頼らなければならないこの就農者の問題だとか、たくさん課題はあると思います。今議員からもお話があったように入管法の問題も大きく影響してくる、関係してくる問題だというふうに思います。そうした情勢をきちんと捉えながら、今の国の動き、そして世界のその農業関係での動き、そうしたことを注視していかなければならないという状況にあると思います。それだけに先程来申し上げているように、農協と行政のそれぞれのスタンスの違いはないとは言えませんけれども、情報を十分共有しながら置戸の農業のことをこれからも考えていかなければならない。そうした中で行政として支援できるものは積極的に支援していきたいと、そういう姿勢に何ら変わり45はありませんのでご理解いただきたいと、このように思います。また拓実の農業法人の運営のことでありますけれども、近々この役員の人たちが私のところに来て、どういうような法人を目指すのか、またどういうものを中心にしてやって行くのか、それにはどういう投資をしていくのか。また人の対応をどんなふうに考えているのか。そうしたことも話をされるんだろうと思います。まだ全くあの話と言いましょうか、組織の内容について伺っておりませんので、今議員からの質問に即答するということは避けたいというふうに思いますけれども、いずれにいたしましても先程来申し上げているように、今少子高齢社会そして農業者の中においては後継者が非常に不足しているということは明らかでありますから、そのためにもこうした勝山グリーンファームもそうですし、今スタートしようとしている拓実における法人もそうでありますけれども、置戸の農業にとっても大事な、またある種農業経営の一つの方向性みたいのがそこには出てくると思います。それだけに期待も大きいということになろうというふうに思います。行政としてもそうした法人が文字通り一本立ちして、置戸の農業の中心的なものになっていけるように行政としても出来る限りの応援はしたいと、そんなふうに思います。

質問 3番 髙谷勲

その新しくできる法人についてはまだ非常にあの形がきちっと見えてこない部分もありまして、その辺についてはこれからいろいろ協議していかなければならないというふうに思います。でもそんな中には先程言いました入管法の問題なんかもぜひ提案型としてとりあえず入れてもらえればどうかなというふうに思います。なかなか国会の議論の中でも非常にあのいろいろな問題点、特にそのなんて言うんですか、いなくなってしまうというような、それから給料の問題であったり、非常に厳しい条件の中で働かされているような、そういう外国人が多いと、その辺もあるので、いろんな問題、ハードルはありますけれども、高いハードルありますけれども何とか乗り越えられるように検討していただければなと、そのように思います。いつだかの時にも言いましたけれども、この先5年間でというような話をしました。13戸の方がもうすでに離農計画予定していると。その面積がその計画書の面積で380ヘクタールですから、実質は400町超えるようなものがこの先出てくるっていう話をしましたけれども、もうすでに平成31年度終了の時点で5戸から6戸、これはもう離農が決まっている農家なんですが、150ヘクタールを超えるような、そういう農地がもう既に出てくることが明らかになってます。そういう意味でもこのような法人の立ち上げをスピードを上げながらこの離れていく、離農をされる、そういう人たちとのバランスをできるだけ保ちながらやっていただければなと、そのように思いますので、まあこれはあの答弁いりませんけれども、まあそういうような情報もありますのでご承知置きをいただきたいなというふうに思います。

出典:置戸町議会 平成31年第2回定例会 2019年3月10日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる