置戸町議会 平成30年第6回定例会 2018年9月13日
議事録に件名の記載なし
2018年9月13日、置戸町議会の一般質問で、佐藤勇治議員が質問し、町長 井上が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤勇治 議員
- 答弁者
- 町長 井上
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 佐藤勇治
それでは町長に一般質問をいたします。昨年度、参議院の厚生労働委員会の質問を受け、文部科学省は全国の各自治体教育委員会における学校給食費の無償化等の実施状況を初めて調査し、本年7月27日付けでその調査結果を公表しました。同じくこの調査の公表の内容につきましては新聞でも報道されたところであります。この調査結果によりますと、北海道内においては全179自治体のうち、小学校中学校ともに無償化を実施しているところは15の自治体。それから小学校のみの自治体が三笠市1自治体。中学校のみはありませんでした。その他一部無償化、または一部補助を行ってる自治体が道内では43自治体24があり、合わせますと全道で59の自治体が実施しており、道内全体自治体の1/3の自治体が何らかの方策で学校給食費の支援を行っていることが判明いたしました。全国的に見ますと、無償化を実施している自治体の規模ですが、実施している93%の自治体が町村で、これらの町村の人口がすべて人口3万人未満ということであります。このうち1万人未満の自治体が73%を占めているのがわかりました。要するに小規模自治体、つまり人口が少なく、児童生徒数の少ない自治体においては実施率が高いことがわかりました。ちなみにオホーツク管内においては15ある町村中ですね、平成27年度に小清水町が、同じく平成28年度に西興部村と大空町が、そして平成29年度に清里町と雄武町の合わせて5町村、管内の1/3が実施するということであります。また、隣の十勝管内の陸別町、足寄町においても平成27年度から実施していることがわかりました。給食費の無償化などの実施の理由は言うまでもなく父兄、保護者の経済的な負担の軽減と児童生徒がいる家庭の支援ということは当然でありますが、一方で地域や自治体の少子化対策、あるいは地方創生総合戦略に伴う定住転入促進など、人口減対策によるものも挙げられております。このような全国的、全道的な潮流や動きの中で、本町においても保護者父兄に対する義務教育費の負担軽減はもとより、人口3,000人を切った今、一人でも多くの人が本町に定住されることを含め、実施に向け、今後前向きに検討すべき事案だと思いますが、町長の考えを伺います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
学校給食費の無償化と保護者の負担軽減についてということでありますが、議員の方から管内の状況、また道内の無償化しているところ、あるいは一部無償化なり補助しているところ、お話がありました。そのことについては特に重複を避けたいというふうに思っておりますが、文部科学省が平成29年度に学校給食費の無償化等の実施状況及び完全給食の実施状況調査っていうのを行いました。これによりますと、今議員の方からお話がありましたように、道内では小学校、中学校とも無償化っていうのが15の自治体。また、一部無償化、または一部補助っていうのが43自治体。小学校のみの無償化が1自治体ということでありまして、合わせますと59の自治体が保護者負担の軽減を図るということから実施していることが本年7月に発表されたわけであります。ご承知のように、学校給食法によりますと、学校給食費は給食センターの運営費及び施設管理費を除いた金額、つまり食材費とそれにかかる経費を保護者が負担するということになっているわけであります。本町の給食はご承知のように地産地消を基本にした食材、あるいは添加物を使わない調味料を用意して使うと。そして発育に適した栄養バランスの良い美味しい給食をずっと目指しているわけであります。一食あたりの給食費は小学生が248円、中学生が282円と決めておりまして、平成26年度に値上げして以来5年間据え置いております。保護者の方からはこの金額でこれだけ質の良い給食が食べられるということについて大変喜ばれております。しかしながら、ご承知のように近年原材料の高騰あるいは輸送費の増加分が食品に転嫁されているわけでありますが、寄付をしてくれている食材の活用だとか、あるいは予算の効果的な執行に努めて、これらはできるだけ解消をしようということで努力をしているところであります。ここで就学児童に対する町の支援ということでありますが、経済的に負担が困難な世帯には就学援25助費として給食費を援助しております。また、義務教育費では小学校、中学校への教材予算を他の自治体と比べて手厚くしているというふうに思っております。学習支援員あるいは特別支援員の配置によって、学力向上や学習の環境と言いますか、学習環境の向上への支援も他の自治体と比較しまして置戸についてはかなり充実した内容のものであるというふうに自負をしているところでもあります。また、放課後対策では放課後児童クラブの支援員を増員するなどいたしまして、受け入れ体制を充実させ、学習あるいは生活面に対しての支援を行っているところであります。ご質問の給食費の無償化についてでありますが、無償化によって当然ながら新たな財源確保が必要であることや、そのことによる食育への関心の低下に繋がっていくんじゃないかと、無償化を当然とする意識の高まり、そうしたことも懸念材料としてあるであろうというふうに思います。確かにおっしゃるように保護者の負担ということで言えば、議員がおっしゃられることもそのとおりであるというふうに思いますが、もう一面では、今申し上げたようなことにも繋がっているということを認識しておく必要があるだろうと、こういうふうに思っているわけであります。現時点ではこれまで同様に食材費の実費程度のご負担をいただきながら運営していくことが至当と思っております。これまで以上に食育の充実とともに、児童生徒の学習環境の一層の充実に今後とも努めてまいりたいと思っておりますので、そうしたことも併せてご賢察のほどいただきたいと、このように思います。
質問 4番 佐藤勇治
総体的に、置戸町の義務教育に対する支援と言いますか、そういったものについては、他と比較して大きなものがあるということと、実費程度の負担は今後とも願いたいっていうような町長の回答だったと思います。もちろん財源の問題がないわけではないですし、そういうこともですね、一つの材料になってるということも事実でありましょうが、現実的にですね、本町の学校給食の現状を若干ちょっと振り返ってみますと、給食費で小学生でも年額ですけど49,600円、中学生で56,400円、3年生が若干授業日数の関係で少ないんですけど、そういう年間の給食費になっております。そんな中でですね、児童生徒、家庭にですね、児童生徒がですね、2人ですとおよそ年間10万円。3名ですと15万円程度のですね、家庭の負担があるということが事実であります。そんな中でですね、あの今後ですね、少子化対策だとか、あるいは子供の出生率を高めるとか、いろんなことがですね、国あるいは自治体でも取り組んでいるわけですが、これらのことを着眼していきますとですね、今の財源対策の話もありましたけど、この無償にした場合のですね、町の収入源がいったいどうなるんだっていうことを若干私の範疇で試算しておりました。本年度の一般会計の歳入の給食費の収入の予算はおおよそ1,440万円見込んでおります。これは当然あの置戸高校の生徒の分、あるいは小中学校の教職員の分も含めてですね、児童生徒の分も含めて総額1,440万円の収入を見込んでいるわけですが、これは全部ゼロになるということではなくて、あくまでも今言ったように、高校生だとか教職員の分は除いた部分でですね、小学生、中学生を試算していきますとですね、これは5月1日現在の学級編制の見込み数ということで30年度の予算資料に載ってる数字で試算してみました。小学生が108名、現在は若干増減があると思います。26中学生が48名、合計156名となっております。この小学生の108名分の年間49,600円を乗じますと535万数千円ということで、中学生で48名の年間56,400円を乗じますと270万円ちょっとということでございます。合わせますと800万円強ということになっています。あの財源の問題からいきますとですね、あるいは教育費全体、それから一般会計全体の支出の中から見た中ではですね、まぁそれほど大きな財政負担にはならないのではないかと、そんな見方ができるのではないかと思っております。ただ、あの限りなくですね、まぁなんでもかんでも無償にすればいいっていうことではないと思いますし、あの父兄負担っていうもののあるべき姿だとか、いろんな議論することはあると思うんですが、ただやはり今後ですね、2人、3人あるいは4人の子供さんがいる家庭もあるかもしれませんが、そういったことを含めると、やはりこの給食費の負担っていうのは何らかの形でですね、一定程度の踏み込んだ軽減措置と言いますか、町の支援というのが必要ではないか、そういうふうに私は思っております。もちろん他の事務事業等の見直しとか、あるいは緊急性だとか、そういったものを勘案しますと、義務教育っていうのはまあ市町村のですね、今やらなくてもなんないってそう言ったことですので、ぜひこの辺についてはですね、もう一歩踏み込んでですね、町長の見解をお聞きしたいと思います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
先程もちょっと申し上げましたけれども、保育環境あるいは教育環境っていうのは、あの置戸町は相当なレベルに私はあるというふうに思っております。それは総合的な話ですけれどもそう思ってます。今の給食費のことについての負担って言いましょうか、お話がありました。800万円強というお話でしたけども、私も今頭の中でいろいろやって840万円ぐらいかなと思ってましたんで、佐藤議員の800万円情報がより精度が高いというふうに思いますので、まぁ、そんなとこだと思います。金額だけのことを言えば、あのそれほどの負担感というものではないというふうに思います。ただ無償化っていうふうについて言えば、やはりスタートさせれば、やはりそれは続くというふうに思っていなきゃならんと思います。それが行政としての継続性であり、責任だっていうふうに思います。それだけに無償化にするということは制度設計もきちんとしなければならないということが言えると思います。当然アレルギーを持っているがゆえに弁当を持たせているという家庭も多分あると思います。そうしたことも含めて考える必要が当然出てくると思います。それと先程申し上げましたように、無償化することによっての懸念材料って言いますか、そういうことも申し上げたわけでありますが、重複は避けたいと思います。そんなことを考えていった場合に、その義務教育に対する町としての姿勢っていうのは当然ながらあると思います。限りなく負担は、親御さんの負担というのが極力小さなものになっていくように行政としてもその努力をしなきゃならないというふうに思ってますが、先程来申し上げているように、いろんな形で支援してるという内容についてやはりきちっと整理をし、それでなおかつ給食費の問題についていかがなものかということになれば、これまた議論する、検討する余地はあるんだろうというふうに思います。しかし、多くの全国的に言えば、また道内の中でいっても、なかなかこの無償化に慎重にならざるを得ないというか、そういうような自治体もたくさんあるということも合わせて考27えていく必要があるだろうと、そんなふうに認識しています。
質問 4番 佐藤勇治
町長が今言われたとおりですね、総合的な判断と各町各町がですね、自治体それぞれのですね、いろんな温度差と言いますか、教育に対する支援はそれぞれ個々にあるということで、置戸町は置戸町の精一杯の義務教育に対する予算と言いますか、公費を注ぎ込んでるんだ、費やしているんだというそのことも十分に承知してます。それで一度にですね、小学生、中学生100数人を無償化するっていうことは、それは父母にとっては大変ありがたいことではあると思うんですが、先程紹介しましたけども、この調査の中にありましたけれど、一度にそういったことが無償化できなければですね、別の方向として段階的なですね、方法も選択肢の一つにはないかということであります。この文科省の調査の中身はですね、無償化と並行してですね、一部無償化、一部ですね、全部でなくって一部。これがですね、全国で119の自治体が取り組んでいます。この中身はどんなことかと言いますと、まぁ第2子以降は子供さんが2人いてですね、まぁ2人、3人いて、まぁ2子以降ですね。だから2番目、3番目の子供さんは無償にするとか、上の1番目の方は有償、そんな取り組みの自治体がですね、第2子以降は無償もしくは第 3 子以降は無償という、そういう一部無償化を取り込んでる自治体も中にあるということと、例えばひとり親家庭の児童生徒ですね、そんな子供さんには無償にしてるという、そういう取り組みの事例もあります。それから一部補助と言いますと、どんなことかと言いますと、児童生徒に対してですね、全児童生徒に対して一部の補助ですから。5割補助だとか3割補助だとか、あるいは多い場合はその7割補助だとか、いろいろ補助率にはあると思うんですが。そう言った部分的な補助ですね、一部補助、あるいはそれに基づいてですね、補助対象者をですね、第2子以降の子供にするとか、あるいは第3子以降の子供に適応するとか、そういった一部補助のですね、自治体が全国で311あるということでありました。もうそんなことを考えますとですね、まぁこれはいろいろあの現場の方、教育委員会の方でも議論する課題だと思うんですが、そういった取り組みに対してですね、全国の動きに対してですね、わが町はどんな方策がいいかということをですね、まず議論していただきたいなって、そういう思いでおります。いっぺんにですね、急に来年からですね、すぐにやれということではなくて、そういった方向に向けてですね、一つの議論と言いますか、検討と言いますか、そういうことをぜひやっていただきたいなと思っております。あのこれは先程申しましたように、全国的には単純にその何て言いますか、父母の負担を軽減するということだけではなくて、平成27年度から入りましたまち・ひと・しごとですか、地方創生総合戦略の中にですね、どうやってその人口減対策をとるかと。そういったことを考えた時に一つの方策って言いますか、アイディアとして、こういったことも生まれたんではないかと思うんですね。まぁ隣の町との差別化において、いやいや置戸町の学校、小中学校に通えばですね、給食費などは手厚い支援があるから、その間でも置戸に移り住んでですね、ここで子供を教育させようかとかね、いろんな方策があると思うんです、考え方が。そんなことですね、ぜひですね、総合的な食育っていう教育の重要な一環でもあるんですが、そういったことを総合的に判断してですね、教育委員会制度も若干28変わりましたんですけれども、町長も意見を言える立場、意見を言えるというか、委員会の上に町長が言う立場に、制度も変わってきましたんで、ぜひその辺のことをですね、議論していただいてですね、あのできるだけですね、あの父母の負担をですね、軽減するような方策をですね、今後検討していただきたいと思いますが、その辺の考え方を、見解を伺いたいと思います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
無償化にしようという立場に立って論点整理をすると、佐藤議員おっしゃられることになっていくんだろうというふうに思います。ただですね、小学校の改築って言いましょうか、新築する時に、給食センターをどうするかっていう議論をしたんですよね。確か、4億円近くかかったと思うんですよ。その時にやっぱり学校給食っていうのは非常に重要なことだと、大切な要素としてあるということに落ち着きましてね。いろいろ議論していく中で。それで、どうせ学校給食を児童生徒に提供するんだから、まぁ自信をもって、その給食を提供しているんだっていうような施設も含めて作ろうじゃないかということで、関係者の人たちのいろんな努力もあって、本当に学校給食の質って言いましょうか、そういうことからすると置戸は立派なものだというふうに言われてると思います。それはいろんな検討した成果としてそこに落ち着いたっていうふうに思います。ただ、一方ではですね、今申し上げたように、スタートさせる時にそういう議論があって、そして立派な給食施設を作ろうということもやりました。今確かにあの保護者の方からはいただいてるお金っていうのは1,410万円ぐらいでしたでしょうか。ただ、学校給食費にかかるという部分、いわゆる算出の部分でいうと、ご承知のように4,500〜600万円かかってると思います。給食費の1,410万円でも、実は今少なからず数十万円の赤字があります。これらも吸収してるというのが現実の問題として一方ではあるということです。そうしたことも考えますと、まぁ保護者の方も、よりその無償に近いものを期待するのかも知れませんが、実情としてはそういうこともあるんだということでご理解いただければなというふうに思います。また、少子化対策だとか人口減対策だとかの問題については、それも一つの要素としては否定しませんけれども、全体的な、総合的な議論の中で検討する必要があるだろうというふうに思います。
質問 4番 佐藤勇治
あの台所って言いますか、いろんな置戸町は置戸町の事情があるんだっていうお話でした。そして、限りなく置戸の学校給食はその高いもので、それなりにお金を投じてるっていう、そういう話も理解いたします。最後になりますけど、もうこの話がですね、いつまでしても平行線と言いますか、今すぐ結論出る問題がないと思ってますし、非常にこれは高度な政治的な判断と言いますか、町長のそういう判断にもなろうかと思いますし、教育委員会の議論も十二分にする必要があろうかと思いますが、あの基本的にはですね、やはりあの教育を受ける権利あるいは教育を受ける義務、そういったものをわれわれ国民は持ってるわけですね。それで憲法のですね、趣旨でいうとですね、義務教育はこれを無償とすると。これはあくまでも理念で現実にはそうはなっていません。そういうことについてはですね、いろいろ議論あるわけですが、あの学校給食もですね、食育という観点からするとですね、先程も言われたとおり、教育という非常に大きな責任を持ってるんだということも町長の方からもお話がありましたし、それにはたくさんの町費を費やしてることを理解します。ただですね、やはり私どもと言い29ますか、父兄はですね、やっぱり限りなくその無償化と言いますか、義務教育費の負担軽減ですね、努めてほしいと、そういったことですね、あの町の行政側に対してですね、お願いしたいというのが父母の気持ちではないかと思います。そんなことでですね、これからも教育委員会委員さんがたの理論だとか、あるいは管内の動きだとか、全国的な動きも含めてですね、この義務教育の負担軽減についてですね、十分議論していただくことをですね、お願い申し上げて私の質問はこれで締めたいと思いますが、それに対して町長のなにか所見がありましたらお願いしたいと思います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
議員と基本的な部分は同じだと思います。ただ、なんて言いましょうかね、どこまでその負担をする、あるいはそれを求めていくかということに尽きるんだと思います。まああの教育のことになりますと、これもう終わりがないって言った方がいいんでしょうか、ゴールがないって言った方がいいんでしょうか。もうここまでやったからこれでもう100%オッケーなんだっていうものではないというふうに思います。いろんな形で、またいろんなご意見もあろうかというふうに思いますので、今後ともお聞かせいただければなというふうに思います。
質問 4番 佐藤勇治
私の質問は終わります。