置戸町議会 平成28年第2回定例会 2016年3月13日
町の歴史について
2016年3月13日、置戸町議会の一般質問で、嘉藤均議員が「町の歴史について」質問し、教育長 平野が答弁しました。
- 質問者
- 嘉藤均 議員
- 答弁者
- 教育長 平野
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 嘉藤均
通告に従い教育長に質問させていただきます。置戸町文化財保護条例の現状と今後の課題、町の歴史についてということでお伺いをいたします。今年度は開町100周年ということで多くの事業が開催されました。まだ一部の事業が残ってはおりますが大変忙しい1年でした。町民の皆さんには大変お疲れになった節目の100年ではなかったかなというふうに感じているところであります。若者が企画して実施した、道東最大級の野外音楽コンサート、OGFや厳粛に執り行われた記念式典、出演者、スタッフ、観客合わせて1,000人以上の参加と、町民の3人に1人が携わった記念町民構成劇、他にも開町100周年の冠が付いた事業が目白押しでありました。なかでも町の歴史を繋いで上演された町民構成劇は、住人第1号の平村エレコーク、教育発祥の起統教授所、平野鈴太郎の話、秋田開拓史、戦後の社会教育の始まり、勝山森林鉄道、獅子舞や木遣り、人間ばん馬誕生など、会場にいた全ての人たちが置戸の歴史を再認識した感動の3時間でした。改めて関係者に感謝と敬意を表したいと思います。そこで、平成21年4月に条例化されました置戸町文化財保護条例ですが、私は歴代の教育長に条例をつくる教育長、実施する教育長と質問をした経緯があります。平野教育長は、私が議員になってから3人目の教育長であります。平成24年10月18日に、大矢ボッコと旧石器の藤川資料が町の文化財に指定をされました。その当時は、町民にも周知をされ展示をされておりましたが、今では貴重な資料ということから、なかなか人の目に触れることもなく開かずの部屋に収納されているのが現状と聞いております。私の訪れた道内の市町村では、郷土資料館はもとより役場のロビー等にも指定品を展示しており、来客者の関心を引いておりました。第1号指定がされてから3年半近くなる今も文化財の保護審議会や教育委員会でも議題に挙がって議論をされているものと思いますが、今後新たな指定展示の検討がなされているのか、以前に教育長にお聞きした、学校の副読本の改訂時の記載の検討は進んでいるのかをお聞きします。
答弁 教育長 平野
置戸町文化財保護条例の現状と今後の課題、町の歴史についてということですが、最初にこの場をお借りしまして、置戸町の郷土資料、それから文化財の保護にあたっては、置戸町の郷土史研究会の厚いご支援をいただいていますことを、この場をお借りしてお伝えさせていただきます。3点にわたっての質問ですが、最初に、平成24年10月18日に町の文化財指定となった大矢ボッコ靴と藤川コレクションについてですが、平成24年度町民文化祭において指定を記念しての中央公民館で特別展示を行いました。その後、文化財の展示は引き続き中央公民館で行うこととして、希望を受けての公開として現在に至っています。また、藤川コレクションの方ですが、研究紀要作成の66ために札幌学院大学に貸出中であります。それが返却されてからは、再度特別展示を行っていこうというふうに思っております。これら貴重な文化財の展示については、老朽化しています郷土資料館の移転を視野に入れて常設展示の方向で、その方法等について、文化財保護審議会、郷土資料館協議会、郷土史研究会と協議したり、また魅力ある展示を行っている資料館等の視察ですとか、また専門職員の話を伺いながら検討していきたいなというふうに考えています。2つ目の、新たな文化財の指定についてですが、現在、文化財保護審議会において検討いただいているのは、候補として11点を調査中であります。次に、学校の副読本についてです。平成28年度改訂の予定です。以前、嘉藤議員からご指摘のあった置戸町の歴史についての記載ですが、現行では歴史の表のみの記載となっていますので、100周年を迎えたこともありますので、文章化をしてもっとボリュームをアップして記載していきたいなというふうに考えています。最後に、構成劇を見ての感想、思いですが、話をし出せば長くなるほどとても感動しているところなんですが、この取り組みの中で、やはり世代を超えて新たな繋がりが生まれたというふうに思っています。そして、その活動の中でその絆は強さを増して広がったなというふうに感じています。また、構成劇の上演を通して、町民全員が置戸の歴史に敬意を表し、感謝し、そして幕が下りた時には、自らの町に誇りを持って置戸町の発展を願う力が結集したと強く感じました。多くの町民が置戸の大きな力を再確認し期待を持って101年目をスタートできると強く感じたのではないでしょうか。置戸100年物語、命の繋がり、最初企画を聞いた時には、本当にできるだろうかというふうに思いましたが、今は置戸町民だからできた、置戸町でなければできなかったという、そんな構成劇だったというふうに強く感じています。
質問 9番 嘉藤均
ただ今、教育長の方から答弁をいただきました。指定については今後の郷土資料館の絡みもあるということでありますけども、過去にといいますか、今回の教育方針の方にもありましたけども、札幌学院大学の鶴丸学長の方から、小さな博物館構想というのがありまして、それについても教育委員会の方でこれから検討してくれることとは思いますけれども、その辺の教育長の考えがあればお聞かせいただきたいと思います。
答弁 教育長 平野
どこの町でもそうだと思うんですけれども、郷土資料館については、なかなかもう一度見たいという気持ちにさせる資料館が少ない、いかにリピーターを増やすかっていうのが郷土資料館を持っている時に大きな課題となっているというふうに思います。ですので、郷土資料館を新たに組み立てていく時に、魅力ある郷土資料館の展示、リピーターをいかに増やすかっていうことをまず第一に考えていかなければならないなというふうに思いますし、また、嘉藤議員おっしゃっていましたが、子供たちに置戸の歴史を知ってもらいたいという思い、私もあります。それで、授業等でいかに使ってもらえるか、使って使いやすい資料館、そんな2点を重点的に考えていきたいなというふうに思います。また、そのためには専門職員の力も必要ではないかなというふうに考えているところです。そのリピーターを増やすという観点でいくと、鶴丸学長の小さな博物館があるまちづくり、これと連動して郷土資料館ができると、他の地域にはない魅力になるというふう67に思いますので、この部分については、この提案については、大切に考えながら十分その資料館と連動を考えながら進めていきたいなというふうに思っています。
質問 9番 嘉藤均
博物館構想については、今後の課題か検討ということになると思いますけども、ひとつよろしくお願いしたいと思います。また、文化財の保護条例ということで新たに11点ぐらいいろいろ検討されているという話がありました。私も郷土史研究会の会員ということでいろいろ郷土資料館あるいは置戸の歴史、文化ということで少しですけども研究をさせていただいております。中でも郷土資料館にあります、ちょっと珍しいと思いますけども、高師小僧という褐鉄鋼の鉱物なんですけども、そういうのが北光から出土したものが資料館に展示をされております。これについては大変貴重なものでして、昭和14年に名寄市においては、国の天然記念物に指定をされております。それから、置戸町にはもともと鉱山、水銀の鉱山あるいは春日の方に春富金山とかもありましたし、有形無形問わずに相当歴史があり、文化財が相当あるのかなというふうに感じております。また、森林鉄道ということでは、森林鉄道の跡のピュアなども春日の奥にはまだ残っておりますし、まだまだ展示だけじゃなく指定するということは、たくさんのものが置戸の町に財産として残っているというふうに感じておりますし、私初めに文化財の保護条例をとお願いしますということで質問した時には、やはり置戸の町から相当の石器、あるいは貴重な財産が他の町へ流出するということがありましたので、これを何としても防がなければならないという思いからの質問でしたし、今に至っては、それだけでなくて、去年の11月29日の構成劇ではありませんけど、本当に町民皆さんと歴史を共有して、それを前に進めていくのも、町、郷土史研究会の仕事かなというふうに考えております。そんな中で、もちろん郷土史研究会も町の歴史を繋いでいくということは、当然やっていくことではありますけども、もちろん町としては教育委員会が主導してやるべきではないかというふうに考えておりますけど、教育長のお考えをお聞かせください。
答弁 教育長 平野
今お話のあった高師小僧ですけれども、葦などが化石化したもので展示品として資料館にありますが、出土箇所など情報不足で調査中であります。また、今文化財の指定候補として11点ありますが、このように情報不足でその価値がまだしっかりと把握されていないものもあると思いますし、いろいろな方の話を聞きますと、こんな資料を持っておられるんだという、これは貴重ではないかっていう資料、今までたくさん話を聞かせていただきましたので、そこら辺も情報収集しながら、やはり情報が大事かなと思いますので、そこを重点にこれから判断していきたいなというふうに思っています。
質問 9番 嘉藤均
町の歴史を繋いでいくという意味での教育委員会の対応といいますか、仕事といいますか、その辺について教育長の考えがあればお聞かせをいただきたいと思います。
答弁 教育長 平野
私、学校現場上がりですので、これからこの町を支えていくのは今の子供たちだというふうに思っていますので、100周年で見えた置戸町の歴史の重さ、そして先人の偉大さなどをしっかりと伝えて、これからの置戸町の町づくりに誇りを持って望んでくるような、そんな子供68たちを育てていきたいというふうに強く思っております。
質問 9番 嘉藤均
今、誇りを持ってという言葉がありました。確か町民構成劇の最後の方でしたか、トドマツ爺さんが学校給食のふき取りを皆さんで行くような場面があり、ハンターを従えて山からたくさんトラックに積んで帰ってくるという話、こんな町は他にないぞというような言い方をしておりました。自分の町を自慢できることは、郷土の文化を愛し、歴史を守ることに繋がると思います。今後とも教育委員会の方でそういうことをやっていって頂きたいとお願い申し上げて質問を終わらせていただきます。