置戸町議会 平成27年第4回定例会 2015年6月15日
学力テストの結果公表について
2015年6月15日、置戸町議会の一般質問で、佐藤勇治議員が「学力テストの結果公表について」質問し、教育長 平野が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤勇治 議員
- 答弁者
- 教育長 平野
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 佐藤勇治
次の質問に移りたいと思います。学力テストの結果公表についてですね、それに対する町の教育委員会の考え方について確認したのが4月21日だと思いますけど、全国学力学習状況調査が実施されました。それで、学校別の調査結果の公表につきましては、昨年度より市町村教委の判断に委ねられるということになっておりますが、昨年度は北海道内の多くの市町村教委では、学校別の公表は学校間の序列化に繋がるとか、いろいろ教育上の配慮から公表を懸念し、公表は控えたところがほとんどだと認識しております。オホーツク管内におきましても、学校別の公表はなかったということですが、自治体単位の公表が3自治体で、それぞれ公表したと。それから、その他に正答率の傾向や概要で広く広報誌やホームページで公表したのが7自治体あったということを聞いております。公表を未実施については、本町も含めて8団体ということでございました。当然、今年も学力テストを実施されたわけですから、新聞によりますと大体8月下旬から9月にかけて、それぞれ文科省あるいは都道府県教委で、それぞれ所管するところの公表がされていくのではないかと思われます。32北海道においては、当然、北海道内の学力、それから管内別、それらが道教委から公表されていくのではないかと思いますが、この27年度の調査結果の公表について、町教委としてどのような考えをお持ちか、お聞かせいただきたいと思います。
答弁 教育長 平野
全国学力学習状況調査における結果の公表についてですが、平成19年度から開始されました全国学力学習状況調査の結果の公表については、学校間の序列化や過度の競争、また、学力テスト対策に授業が偏るなどの懸念から、市町村教育委員会では、学校名を明らかにした公表はできないというふうにされていましたが、平成26年度調査から、市町村教育委員会では、条件付きで学校名を明らかにした調査結果の公表を行うことができるとされました。その公表については、教育上の影響等を踏まえ、必要性について慎重に判断した上で、平均正答数や平均正答率だけではなく、分析結果に基づいた今後の改善方策についても示すこととされました。更に全国学力学習状況調査については、小学6年生、中学3年生の限られた学年が実施母体であり、教科についても国語と算数、数学に限られ、なおかつ出題は各教科の限られた分野であることから、この調査によって測定できるのは、学力の特定の一部分に過ぎず、児童生徒にとって大切なものがこの一部分の点数により評価されることがないよう、また、数値だけが独り歩きすることのないよう理解を得ることとされています。また、児童生徒個人の結果が特定される恐れがある場合は、従前通り、個人情報の保護の観点から公表はしないこととされております。そこで、今年度の置戸教育委員会としての公表の考え方ですが、最終的には教育委員会議の中で決定していくことになります。ですが、本町の場合ですが、小中学校それぞれ1校しかありません。また、児童生徒数も少人数、今20人前後ですが更に少なくなっていくというふうに思われます。その少人数であることから、個人が特定されやすい、そのことは児童生徒に与える影響が大きいと考えてますし、更に個人情報の保護の観点から、教育委員会としての公表については、現在のところ考えておりません。なお、この調査結果ですが、小中学校とも詳細な分析を行い、職員一丸となって授業改善に臨んでいただいておりまして、その成果は表れているところです。また、その結果については、議員もご覧になっているというふうに思いますが、学校便りによって保護者、地域に公表しています。教育委員会としても、調査結果を各学校と共有し、学校、家庭、地域が一体となり教育施策及び児童生徒の学習状況の改善に繋げ、本町児童生徒の生きる力をしっかりと育んでいきたいというふうに考えています。
質問 4番 佐藤勇治
基本的には、教育委員会議の中で、教育委員会は合議制ですんで、その中で今年度の公表についての方針は示すという今の発言でございました。それで、学校ごとの公表できない理由としては、小規模校で個人の特定に繋がりやすいとか、個人保護の観点からとかいろいろ言われております。それから、逆に公表すべきではないかという一つの意見としては、教育行政として地域住民達と一定程度の説明責任、そういったことも必要ではないかという一方では意見がございます。それから、父兄の方はそれぞれいろんな形で学校からの通信だとか連絡があって、その現状を知ることができるのかもしれませんが、一般町民においては、中々町立の小学校、中学校の学力水準がどの程度なのかっていうそういったとこが、中々知る余地がないというか、そういったことも33あろうかと思います。それで、今、教育長がおっしゃられた通り置戸中学校におきましては、この中学校便りで、昨年、学力の結果をグラフに表したものを各戸配付ではなく、各自治会を通して回覧ということでいただいております。若干この表では、中々見づらいというか、数字が細かくてとかそういうものがあります。ただ、学校でこれだけ公表しているということは、一定程度、教育委員会としての数値を明らかにするということじゃなくて、概要ですね、全体的に見て町内の子供達が小学校、中学校、6年生と3年生ですけど、全道平均や全国平均と比較した場合に、やや上回るとか、同程度だとか下回る、そういったこととか、あるいは学習の生活看取ですね、その実態が町内の子供達はどういったことにあるのかということをある程度は何らかの形で知らせてもらうことによって、町内の一般町民も自分たちの学校の子供達がどういう教育水準にあるっていうことを、ある程度理解できるんでないかと思います。そんなことで、これから公表に向けては委員会の中でいろいろ議論あることだと思いますが、そういったことを努めて地域の実情に合った置戸の小規模校の、しかも小学校1校、中学校1校という、こういった特定されやすい規模の学校の中での公表のあり方をぜひ検討していただきたいと思います。それで、非常に関心を持ってたのは、以前から国語と算数という限られた教科ですけど、置戸の特に中学生は、かなり水準が高いっていうことをいろいろ聞いてました。ただ具体的に、どの程度高いのか、それが毎年のものなのか、その年によっていろいろ変動するのか、その辺のことはよくわかりませんけど、やはり高い水準で教育がなされてるってことは、地域にとっても非常に喜ばしいことっていうか、先生方の努力もあると思いますけど、そういったことがあれば、一定程度の発信も良いのではないか、個人の特定に繋がったり、教育上の観点からいろんな懸念を除けばプラスになる部分については一定程度、町民にある程度の概要を工夫して知らせてくれれば町民も、ああ、そういうことなんだってことで地域の学校をより身近に考えるということになるんではないかと思いますんで、これからの議論になると思いますけども、その考え方についてありましたら答弁いただきたいと思います。
答弁 教育長 平野
学力テストの点数を更に高いものに勉強を教えるというのは学校の使命で、そのために授業改善に何よりも力を入れていかなきゃならないというのは、何の依存もありませんし、置戸町の小学校、中学校の学力テストの結果ですが、中学校では例年全国よりもかなり高い、全国平均よりもかなり高い点数をとってますし、小学校も前年度は一教科が全国平均程度、他3つについては、全国平均より上回っているということで、学力テストの点数を上げるっていうのは、必要なことだなというふうに僕自身強く思っていますが、ただ、この学力テストが行われる時に懸念していたことが少しずつ私の中で膨らんでいます。例えばですね、学校の序列化や過度の競争に陥らないようにというふうにありますが、議員も承知と思いますが、静岡で校長先生の名前を公表しています。それは得点の良い学校上位10名を公表してます。その理由が、その学校の校長先生、そして先生方の頑張りを認めてあげたいということで公表しているんですが、言い換えると点数のとれていない学校の校長先生、そして職員は頑張ってないのかというふうにとれるんですが、私は決してそうではなくて生徒指導あるいは家庭での状況、また、授業等で頑張っている確実にその上位10校よりも頑張っている学校があると。いろんな面で必死に34対応している職員が少なくないというふうに考えてます。そして次の年、校長が自分の名前もというふうに、そのことを重点として学校経営が成された時に、子供達にとって良い学習環境になるのかというと、とても不安になります。まだそれは学校単位ではなくて、今は都道府県単位の競争が現に生まれているなというふうに思ってます。北海道は低い位置にあるというのでチャレンジテストの取り組みということが行われてますが、当初、利用できるところ、時間に余裕のあるところは取り組んでくださいというふうになってましたが、今は教育課程に組み込んでというような方針に変わってきてます。学力テストの対策に授業が偏る懸念があるというふうに言われていたことは現実になっているなというふうに思ってますし、更に高校入試の問題にも類似問題を出題するというような状況になってます。測定できるのは学力の一部、その点数で子供達を評価しないことと言いながら、最近はそうではなくなってきているなというふうに感じてます。学習内容を5分で理解できる子もいれば1時間、2時間かけなければ理解できない子供もいます。学校現場では、できたできないというのではなくて、僕はやはりその子供が、努力した時間を何よりも評価してあげることが必要なのではないかなというふうに思って、現場にいた時はその信念でやってました。今も学校教育では、そうでなければならないというふう思っているところです。他にも、疑問を持って不安に感じていることは多くあります。公表については、今、議員がおっしゃられた公表の必要性というのもしっかりと踏まえて、教育委員会議の中で慎重に判断をしていきたいというふうに考えています。
質問 4番 佐藤勇治
慎重にということで、当然その通りだと思います。ぜひ教育委員会の中で十分に議論していただいて、できればわかりやすい結果について公表していただければと思います。それで若干、話変わるんですけど、学校評価というのが小学校も中学校もやってるわけですね。この評価について、各自治会を通してこられているのですけど、そういった中にも、必ずしも教育長がいった競争感だとか点数とるための教育とか、そういったことじゃなくて、一般的な義務教育としての教育の在り方ということで、学校なりに地域に評価してくださいということですので、こういったことも含めて、ぜひ今後必ずしも学力テストが全てではなくて、学校全体の教育内容ということが評価されていくと思いますんで、そういったことも含めて、今後、地域に対して発信していただければと思います。以上で私の質問を終わります。