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ニセコ町議会 令和元年第6回定例会 2019年9月18日

全国学力テストにおける英語の結果分析について

2019年9月18日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「全国学力テストにおける英語の結果分析について」質問し、教育長 菊地博、副町長 林知己、町長 片山健也が答弁しました。

質問者
斉藤うめ子 議員
答弁者
教育長 菊地博、副町長 林知己、町長 片山健也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

2件目、全国学力テストにおける英語の結果分析について伺います。2019年度全国学力テストで中学3年生を対象に初めて英語の試験を実施し、聞く、読む、書く、話すの4つの技能を調査しました。その結果、書く、話すの平均回答率は50%を切り、特に話すは30%と際立って低く、また会話を聞いて即座に質問するといったやりとり型、いわゆるディスカッションでは10%にとどまっています。道内は、書く、話すの正答率が低かっただけでなく、無回答率が全国平均を大きく上回っているとあります。そこで、ニセコ中学校3年生の英語の回答結果から、その特徴と問題点について伺いたいと思います。そして、今後の英語教育の取り組みについてどのようなお考えか教育長に伺います。

答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)

それでは、ただいまの斉藤議員のご質問にお答えをいたします。全国学力テスト、正式には全国学力・学習状況調査といいますけれども、平成19年度から全国的に実施され、児童生徒の学力や学習状況を把握、分析し、学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善に役立てることを目的にしております。なお、英語につきましては、ことし初めての実施であります。全国学力・学習状況調査の結果につきましては、7月31日に集計データが公表されております。中学校英語につきましては、聞くことの平均正答率が68.3%、読むことの平均正答率が56.2%、書くことの平均正答率が46.4%となっております。なお、話すことにつきましては、一部の学校での実施ということで参考値として集計されており、30.8%となっております。この調査の結果の評価につきましては、話されたり書かれたりしている内容を聞き取ったり読み取ったりすることはおおむねできているとしておりますが、その内容を踏まえて目的、場面、状況に応じて相手に伝えたいことが要約できていないことや文法などの知識を活用することに課題があり、文章を相手に伝わるよう書けていないとしております。また、話すことにつきましては、特に即興でのやりとりに課題があるとしております。なお、本町の結果につきましては、現在整理、分析をしているところでありますので、12月定例議会にてその概要を報告する予定でありますので、よろしくお願いしたいと思います。また、ニセコ町では平成30年にニセコ町英語教育推進プランを策定し、独自に幼児から高校生まで連続性のある英語教育に取り組んでおります。幼児センター及び各学校にALTを配置し、年齢段階に応じた内容、時間数を定め、英語の学びを強化しております。ただ、語学の習得は大変時間がかかると思いますので、引き続き取り組みを積み重ねてまいりたいと考えております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

私は、ニセコ町の場合、この英語学習には恵まれているのではないかと思うのです、環境的に。というのは、外国人の方も多いですし、それから国際結婚で生まれたお子さんとか、そういう方たちがたくさんいらっしゃる中で、外国人だからとか、それから海外にいたからといって英語を教えられるわけではないのですけれども、今考えていることはニセコ町でそういう方たちの英語の指導者を養成する、何かそういう機会というのを設けてはいかがかなというふうに思っています。教員の経験者もたくさんいらっしゃいますし、それから聞くところ、子どもだけではなくて、大人も含めて英語を学習したいという方たちが非常に多いのです。ところが、そうはいっても改めて英語教室に通うとか、そういうことがなかなか難しいというところもあるかと思います。それで、何よりも英語をたくさん使うという機会を持つことが一番大切ではないかと思っています。子どもたちの英語なのですけれども、全国で英語の非常にすぐれた成績を出しているところは、やはり独自の取り組みをしているようなのです。先ほど教育長がおっしゃった英語教育推進プランというニセコ町の英語教育のプランがあるわけです。それは、その成果というのはまだあらわれていないのでしょうか。その点をお聞きしたいと思っています。前後して申しわけありません。ほかの例として、私が知る限りでは福井県とか外国語指導ALTの人たちを非常にふやすとか、それから授業以外の空き時間ごとにいろいろと英語を使う機会をふやすとか、それからここで私が知る限りさいたま市では小学校1年生から独自のカリキュラムを導入して、その時間をふやすとか、そういうことをやっているようなのです。それと、これは英語だけではないのですけれども、今全国で公営の塾ですね、自治体が創設する公営の塾というのが注目されているようなのです。私は、どれだけあるのかはわかりませんけれども、私の知る限りでは海士町の島前高校とか、それから白馬村にある国際学校なんかは公設の塾が開かれています。もちろん生徒はそれは選択で、無料ではないですけれども、非常に安い授業料で受けられるという組織があるわけです。それから、本当に偶然なのですけれども、数日前に利尻町でそういう公営塾を始めて、そして島には高校生が70人いるそうなのですけれども、1年生、2年生、3年生、毎日好きなだけ来ていいという塾だそうです。1年生は月3,000円、2年生は5,000円、高校3年生は7,000円という安い金額で、そして先生は非常に優秀な先生を迎え入れて、そしてまた東京大学に、ちょっと私メモを持ってこなかったので、済みません。そういう大学の課外のトレーニングというのがあって、それで東京大学から利尻島に3週間とか期間を区切って、そこで子どもたちに教える。そういう全国から非常に優秀な現役の学生さんに来ていただいて、直接授業を受けるとか、そういうことをやっているようなのです。ですから、ニセコ町という土地柄にぜひ来たいとか、そういう学生さんもいらっしゃるのではないかと思うのですけれども、そういう全国からここで教えたいという学生さんたちを集めて公営の塾、もちろん専門のちゃんとした常任の方も必要ですけれども、そういう方に来ていただいて学習する。それで、やはり子どもたちの教育力というのは本格的にきちっとやらなければ、なかなか伸びるものではないですから、そういう公営塾というのを検討されてはどうかなと思いますけれども、教育長、町長のご意見を伺いたいと思います。

答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)

それでは、私のほうからただいまの斉藤議員の再質問にお答えをしたいと思います。まず、ニセコ町が非常に環境に恵まれていると。それは、私もそう考えておりまして、そういう環境をぜひ生かしたいということで今教育に取り組んでいるところであります。特に英語学習に関して申しますと、まず先ほど申しましたようにニセコ町として独自の英語教育推進化を策定しているということで、これにつきましてきっかけになったのは小学校英語が来年度から本格実施されるということで、この移行期が2年間あったわけですけれども、この移行期に向けてやはり今までも幼児センターから英語に取り組んできたわけですけれども、なおさら連続性をしっかりつけようということで策定して今進めているところです。ですから、この移行期の2年間の検証というのを何らかの形でしたいというふうに考えておりますので、その検証の結果、成果と課題を洗い出しして来年度の本格実施に向けた、またプランの見直しもしてまいりたいというふうに考えております。なお、独自の取り組みでいいますと、ALTの話も先ほど出ましたけれども、本町にもALTが3名の方がおります。これは、なかなか町村単位ではないのかなというふうに考えておりますし、小学校には今英語専科教員の配置と。これは、文科省、道教委の支援を受けまして、英語の専科の先生が入っております。これもひとつ英語学習の充実のために今取り入れていることでありますし、それから先ほど斉藤議員からもありましたように地域人材の活用。例えば先日小学校6年生において英語でトライという活動を行いました。これを地域の方々4名、それからALT、それから役場のCIR、それぞれに検査員になっていただいて、子どもたちと英語でのコミュニケーションをそれぞれやってもらったわけですけれども、町独自でこの英語でトライを実施するということは、なかなかこれは道内ほかの町村見てもないことではないかなというふうに思っておりますので、ことし1回目だったわけですけれども、こういう子どもたちにネーティブの方だとか、英語が本当に堪能な方と直接教室から外へ出て会話する機会をこれからもふやしてまいりたいというふうに考えております。最後に公営塾についてでありますが、教育委員会でも検討を今しているところです。ただ、どういった狙いで、どんな内容でやるのかというあたりでいろいろ議論しているところですが、そのうちの一つ考えられることとしては、高校生がやはり先ほど申しましたように、世界に目を向けた高校生が実際に入学してきておりますので、やはり教育課程外でも英語の学びの充実につながるような、そういう取り組みができないかなというふうに今考えているところでありますので、もう少しお時間をいただければというふうに思っております。私からは以上です。

答弁 副町長 林知己(副町長は2020年11月まで)

私からも関連して1点回答させていただきたいというふうに思います。町民皆さんに対しての英語教育の推進につきましても、現在国際交流協議会、これは斉藤議員も会員として参加していただいておりますが、そこにおります国際交流員、CIR4名によりまして今英語教室が行われております。これは、初級から上級までのコースがありまして、多くの方が受講されて大変人気の講座というふうになっております。これについては、まさしくニセコ町のすばらしい特徴でないかなというふうに考えてございます。今後この部分につきましても、また積極的に授業を展開しながら活用していただければというふうに思っております。以上でございます。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

公営塾につきまして、1点だけご回答させていただきたいと思います。日本の中で今公営塾、一番盛んで本当に成果が上がっているのが大分県豊後高田市だというふうに承知をしておりまして、これまで教育長含めた教育委員に豊後高田市の視察をいただいております。公式の場で教育委員会にお願いできる総合教育会議においても、公営塾の検討を教育委員会にお願いしているということで、私も公営塾というのは今後必要であるという考え方でございます。以上でございます。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

もう一回お聞きしたいのですけれども、先ほど教育長が地域の人材を活用して英語でトライというのをされたとお聞きしたのですけれども、それを初めてされたのでしょうか。それと、私はここに住んでいて、ALTによる英語教室とか国際交流員の方がされているのは私も受けたことがありますけれども、私の印象としてはまだまだ足りないのではないかなという印象を受けています。そして、やはり英語でこういう機会というのですか、生かせる、話す機会というのは、やっぱり多ければ多いほど効果はあるわけですから、それで動機づけも大変大切なのですけれども、もう少し町民、子どもたちももちろんなのですけれども、児童生徒たちももちろんなのですけれども、町全体にそういう機会をもう少し発展というか、盛んにできないかなと思っています。それで、私はお答えしていただかなかったと思うのですけれども、この町内にいる英語の甲斐性のある方の指導養成ということは、少し養成すれば人に、誰でも教えられるものではないけれども、そういう養成の機会があればまたそういう人材もふえてくるのではないかなというふうに思っていますので、そういう点も検討していただきたいという希望がありますけれども、いかがでしょうか。

答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)

私のほうから答えられる部分についてお答えしたいというふうに思いますが、まず小学生の英語でトライ、これはやはり今小学校英語が移行期に入って、北海道としてもその前段に中学生があるわけですけれども、もっともっと実際に使える英語力をやはり子どもたちに身につけさせたいと。いわゆる教室英語から脱出をして社会で使える生きた英語という一つの手だてとして道教委が中学生にはEnglishトライアル、小学生には昨年からだと思いますが、英語でトライという活動が始まったということで、まだまだ全道的にもそんなに浸透はしていないわけですけれども、本町では今年度初めて行ったということであります。それから、ただ小学生に英語を学ばせる際に気をつけなければならないのは、英語嫌いをつくってはだめだというふうに思っていますので、できるだけ小学校のうちは楽しく英語を学べるような学習の工夫というのが必要ではないかなというふうに思っていますので、その辺これからも留意してまいりたいというふうに思っております。それから、英語の指導者養成についてでありますが、教育委員会では今のところそのようなことは考えておりませんが、むしろ先ほど言ったように地域人材の方々に指導者というよりもサポーターとして子どもたちにかかわってもらいたいと。やはり指導となると、これまた別な問題になりますので、特に子どもたちに英語を教える場合は教員免許が必要ですので、必ずしもみんな中心になって指導できるわけではないと。ただ、あくまでもサポーターだとか、いろんな方にご支援をいただくという面では地域の方々にこれからも協力してもらいたいというふうに思っております。私からは以上です。

出典:ニセコ町議会 令和元年第6回定例会 2019年9月18日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる