みんなの議会

置戸町議会 平成25年第7回定例会 2013年9月20日

町内に点在するベッシン作のモニュメントの今後の取り扱いについて

2013年9月20日、置戸町議会の一般質問で、岩藤孝一議員が「町内に点在するベッシン作のモニュメントの今後の取り扱いについて」質問し、町長 井上が答弁しました。

質問者
岩藤孝一 議員
答弁者
町長 井上

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 岩藤孝一

それでは通告にしたがいまして町長に一つ、それから教育長に二つ質問をしたいと思います。まず一つ目、町長に対する質問ですが、先程細川議員の方の質問とかなり重複する部分がございます。重なる部分は答弁の方はしなくても結構と言いますか、いいというふうに思いますので、まあ簡潔にお答えいただければというふうに思います。町内に点在するベッシン作のモニュメントの今後の取り扱いについてということで町長にお伺いいたします。先般の総務常任委員会にて説明がありました。公民館中庭に設置してあったものは平成17年に撤去、パークゴルフ場のものは去年撤去ということでございました。そしてまた町内各所に設置してあるものは、所管もはっきりしていないというような説明もありました。そんなことを踏まえ、ロベルト・ベッシン作のモニュメントについて、町として今後どのような位置づけで展示していくのか、どのような価値、物語を描いていくのかをお伺いします。という質問ですが、先程細川議員の答弁の方で、今後も価値を高めるよう進めていきたいというような答弁もございましたので、そのあたり重なるかと思いますが、町長の見解をお伺いしたいと思います。

答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)

ロベルト・ベッシン作のこのモニュメントの今後の取り扱いということでありますし、また細川議員のご質問に対しての答弁重複は避けて簡潔にというようなお話がありました。できるだけ重複しない形で申し上げたいと思いますが、先程も申し上げましたように、やはりその制作者の思いというのは率直にいって私どもでは計り知れない強いやっぱり思いというのがあっただろうというふうに思います。置戸の町で数年間生活をしてきて、町のことについてもかなり知っている方だったというふうに思います。それだけにこの場所にはこういうものを造りたいなという、やはり強い思いがあって、そのイメージを大事にしながら制作にあたってこられたんだろうなというふうに思います。ですから、先程も申し上げた現在保存をしている2つについての1つも中庭という場所についての一定程度の心配ということも彼は彼なりにあったんではないかなというふうに思います。なぜなら豪雪地帯と言いましょうか、雪が降る地域でありますし、また中庭でありますから雪の心配も少なからず彼なりにあったんじゃないかなというふうに思います。しかし、それとてやっぱりこの中に自分のそうした作品が設置されていることによって、あのまわりを歩く人たちに対して自分のそうした作品が一定程度やはりなにがしかのインパクトを与えるんじゃないかという思いの中で私は造られたんじゃないか、あるいは設置されたんじゃないかなというふうに少なからず思います。それだけに制作者のそうした思いや考えというものは、やはり基本的に大事にしなければならないというふうに思っております。そうしたことで言えば、先程もこれも申し上げましたけれども、特異な作品と言いましょうか、特徴的な作品だというふうに思ってますし、置戸の自然あるいはこの周辺の風景、それらとマッチすることによって今の作品が生きているというふうに思ってますので、そうした点を崩すことのないようなことをこれからも考えなければならないというふうに思ってますし、町のシンボルと言いましょうか、シンボルの象徴のひとつとしてしっかりと作品を守って後世にと言いましょうか、伝えていきたいなと、今そのように考えております。

質問 4番 岩藤孝一

町長の方から場所を移動するということに関しての答弁をいただいたわけですけれども、全く言われるとおり、例えばダムのところにあるモニュメントひとつにしてもやっぱり背景があるから作家本人はあそこにああいう形にあの規模のものを造ったんだというふうに思います。公民館中庭、先程の説明で町内に7体のモニュメントというようなこともありましたけども、それぞれがそれぞれの背景の中でどのように造れば一番栄えるのか、どのような思いが伝わるのかというようなことを想像してあのモニュメントができたんだというふうに思います。ですから簡単に作者の意向を無視して移動するだとかということは簡単にはできないのかなというふうにも思います。ただですね、町外から来た方によく聞かれるんですが、例えばモニュメントひとつを見たときに、どうしてこれって置戸にあるのって、誰が造ったのっていうふうに聞かれるんですよ最近。そのときにどうも答えようがないと。昔置戸にベッシンというアメリカ人がいてさとかっていう答え方はできるんですが、もう20年前というようなお話もありましたけれども、どうもロベルト・ベッシン自体の置戸町の町の中での価値と言いますか、先程質問でも言いましたけれども、物語と言いますか、そういったものが少し欠けちゃっているのかなというようなところがあると思います。ここ数年置戸にもベッシン自体が来るということもありませんし、当時山村留学という形で家族ぐるみで置戸に来てました。大通り商店街を作るときには、商店街の看板の支柱を作るというようなことで、町内の中にロベルト自身がかなり深く関わりながら溶け込んで、置戸の街づくりに参画してたのかなというふうにも思います。先程クラフトのデザインアドバイザーというようなことも町長の方から言われましたけれども、クラフトの関係者としてもそういう意味でロベルトの存在というのは大きかったのかなというふうに思います。そういう意味で先程細川議員の方からの答弁漏れと言いますか、質問にもあったんですが、もう一度置戸に来てもらう、招へいするというような考え方はないか、また来てもらってもう一度修復なりというものをしてもらいながら、また置戸の中の彫刻を新たに造るかどうかは分かりませんけれども、もう一度見直すという作業も必要ではないかというふうに思います。そのあたり町長いかがでしょうか。

答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)

先程の2つの作品について、今保管しているという状況だということを申し上げました。破損しているものもありますし、修復しなければならないということもあってのことでありますけれども、率直に申し上げまして単に溶接等で付けたからいいというものではないというふうに思います。もちろん小さな修復の部分であれば別でしょうけれども、作品の全体を考えたときにはそう簡単な修復作業ではないんだろうというふうに思います。そうした意味では制作をしてくれた制作者のロベルトそのものに、ご本人に修復をしてもらうということが一番いいことなんだろうというふうに思います。ただ、私もちょっと付き合いあったんですけれども、年数がだんだん経ってきますと距離も離れておりますので、最近はやりとりと言いましょうか、年賀状のやりとりも来なくなってしまったような状態があるんですが、アメリカ人なのはよく知っていると思います。ただ、今はどうもスイスの方で生活をしているんでないかというお話もありますので、彼のいろんな事情もその間あるんだろうというふうに思います。しかし、今議員からもお話がありましたし、私自身も修復にはやはり一番いいのは制作してくれたご本人に修復してもらうのが一番いいだろうというふうに思いますし、先程来のその設置の場所の問題も含めてでありますけれども、ご本人の意向を聞けるような、そういうものがあれば一番いいなとは思っています。来ていただくには制作者のロベルトの都合もありますから、いろんなやりとりをするなかでお互いがこうなんて言うんですか、協議が整えばの話ですけれども、来ていただくことも一つの方法と言いましょうか、やぶさかではないというふうには思います。

質問 4番 岩藤孝一

町長の方からロベルト自体がどこにいるかも分からないというようなこともありましたけれども、できる限り来ていただけることがベストだろうというような答弁をいただきましたけれども、先程も言いましたけれども、ただ単に置戸に来るとか、修復に来るとかそういうことだけじゃなくて、やっぱりロベルト自体が置戸に住んでああいったものを置戸に残してくれたというその物語と言いますか、そういうことがやっぱり根底にあるからこそロベルトのモニュメントが置戸で際立つというか、置戸に存在感があるというか、そういう価値を見出すということになるんだと思います。ですから来てもらうことが第一歩ということになるんでしょうけれども、でき得ればその後の今後のことも含めてですね、置戸の町としてロベルト自身あるいはロベルトのモニュメント自体をどのように位置づけていくかということをしっかり考えてやっぱり進めていくべきかなというふうに思います。

出典:置戸町議会 平成25年第7回定例会 2013年9月20日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる