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ニセコ町議会 令和5年第2回定例会 2023年3月14日

除雪に関する諸問題について

2023年3月14日、ニセコ町議会の一般質問で、高木直良議員が「除雪に関する諸問題について」質問し、町長 片山健也、保健福祉課長 桜井幸則、都市建設課長 黒瀧敏雄が答弁しました。

質問者
高木直良 議員
答弁者
町長 片山健也、保健福祉課長 桜井幸則、都市建設課長 黒瀧敏雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 8番 高木直良

次の質問。続いて、2問目です。除雪に関する諸問題について。今年の冬の積雪状況は、初期の予想を超えて連日の降雪により事業者による早朝よりの公道の除排雪のみならず、住民も1日二、三回の自宅敷地などの除雪に追われる日も続きました。除雪事業者のオペレーター確保や技術水準維持の努力、住民の高齢化による支援体制の充実が課題として深刻になっていると思われます。冬期間の日常生活の安全と利便性向上のために除雪に関して以下の課題を問いたいと思います。1つ、町道の除排雪水準の維持、向上に向けた契約事業者からの要望を反映した委託積算額の適正化など、これまでの取組の内容及び課題をどのように評価しているでしょうか。例えば積雪量測定箇所を増やすべき、現在1か所しかありませんけれども、これを状況によって2か所に増やすなど必要ではないかという見解がありますが、どのように考えているでしょうか。2点目、自宅周辺や私道など民有地除雪作業を町内事業者に委託契約することが増えています。民民の契約であり、役場が介入することはできませんけれども、一定の条件の下での標準的な価格の目安、これを参考表示することなどは住民の安心につながると思いますので、いかがでしょうか。3点目、町営住宅で平家や地形上の条件で屋根落雪による窓の閉塞などの生活不便を生じている場合があります。住民の共同負担による重機での除雪や手作業での除雪を苦労して現在行っておりますけれども、公費による除雪も検討してはいかがでしょうか。以上、伺います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

それでは、ただいまのご質問にお答えいたします。1点目の町道の除排雪につきましては、過去5年間に降った雪の降雪の状況を見ますと、平成30年度と令和元年度の平均降雪量が6メートル程度となっており、2年連続で雪が少ない年が続いた後、令和2年から令和4年度の3年間は降雪量が9メートルを超えるという大雪が続いており、除雪事業者の皆様には毎年激務の中、誠意を持って除排雪に取り組んでいただいており、大変感謝をしているところでございます。この除排雪の委託経費につきましては、北海道積算基準を用いて積算をしており、除雪回数については過去の出動回数の実績により算出をしているので、積算や契約における評価としては妥当なものであるというふうに考えているところであります。次に、2点目の民間相互の契約における除雪価格の参考表示に関しましては、高木議員のご指摘のとおり行政機関たる役場がこういった民民の契約に介入するということは避けるべきであるというふうに考えているところであります。次に、3点目の町営住宅の除雪の対応につきましては、原則中央団地5号棟、6号棟や望羊団地など高所からの落雪による危険な箇所については除雪等の支援をしております。しかしながら、平家など低層住宅については特別な事情がある団地を除き、これまで同様入居者の皆さんがそれぞれ高齢者事業団や近隣住民などの協力の下で除排雪を行っていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

議員の質問 8番 高木直良

確かにこの間公道、町道に対する事業者さんへの契約額、これについていろいろ改善もされてきていると思います。今おっしゃったように、道の基準がありますので、それに基づいている、あるいは近年の燃料の高騰なども反映しているとは思います。その上でですけれども、問題は住民といいますか、民間でお願いする場合の価格についてなかなか標準がどこにあるのかということが分かりにくいという状況もあるというふうに思います。その上で先ほどもちょっと話題になりました独居世帯、あるいは高齢者のみの世帯に対して福祉的な措置であります老人世帯の私道除雪、あるいは住宅の周辺の除雪、これが実際制度としてあるわけですけれども、ここの単価の改善についてはどのように考えられているでしょうか。お尋ねします。

答弁 保健福祉課長 桜井幸則(保健福祉課長は2024年12月まで)

ただいまの高木議員のご質問にお答えしたいと思います。福祉サイドのほうで現在高齢者等を中心に3つの制度を用いて除雪のサービスを行っているところでございます。その中で、単価という点についてのご質問かと思うのですけれども、特に町のほうで単価の設定とかはしていないので、市場の価格に合わせて実際の契約を行っている。また、個人の負担金についても随時見直しはしていくところでございますが、高齢者または障害者等となりますとなかなか収入の面で制約、無理があるのかなというところで、そこを極端に市場単価に合わせるというようなことではなく、状況に応じた、市場に応じた対応していくのが一番重要なのかなというふうに考えているところでございます。以上です。

議員の質問 8番 高木直良

確かに直接市場価格に応じて補助しているわけではないのです。ただ、実際に頼む方は当然市場に沿った価格を、例えば年間15万円とか、それに対して補助が、最高限度額が5万円です。この5万円の限度額がこれでずっと二十数年据置きでいいのかという趣旨の質問です。というのは、もともと依頼したときに昔10万円でできたのが今現在15万円出さないとできないという状況になっているわけです。ですから、先ほども公道についての道の基準も上がってきていると。同様に福祉政策の基になっているご本人が業者さんにお願いする場合の価格が上がっていっているわけです。そのときに補助が最高限度5万円であるとか、あるいは私道については公道から30メートルという条件、それからいろんな要素、要件を点数化して、7点以上でないと補助しませんとか、そういったかなりハードルの高い水準、条件が設定されているのです。これについて見直しをして、少なくとも限度額を今20年ぐらい据え置いている。都市建設課のほうでやっている私道に対する補助額は今年12月ですか、補正予算で5割増しになっているわけです。ですから、そういった意味でのバランス、これが必要かと思いますので、その点についての改善策が検討されないのかという趣旨でお尋ねいたしました。よろしくお願いします。

答弁 保健福祉課長 桜井幸則(保健福祉課長は2024年12月まで)

ただいまのご質問、お答えしたいと思います。すみません。私の認識がちょっとずれていたようで、申し訳ございませんでした。まず、先ほど申し上げた3本の高齢者等に対する除雪のサービスということで、高齢者の私道除雪サービスというものにつきましては、この事業単価は確かに業者のほうで決めているもので、町が入札を行って、事業実施しているのですけれども、これの個人の負担金については5万円を限度にということで、いわゆる5万円を超えた部分については全額町のほうの負担というふうになってございますので、ここの部分、個人の負担金が今の状況に応じて増えているというようなことはないということが1つです。それと、2つ目の事業といたしましては、介護予防における住宅前の、住宅周りのサービスでございますが、こちらは基本高齢者事業団のほうに手での、例えば窓が埋まってしまったりで窓を掘り出すとか、あと家の周りのいわゆる高くなったところの雪をちょっと落とすとかというような手でやる作業を基本としておりまして、これについては今回条例改正のほうでも出させていただいておりますが、昔は1,000円ぐらいで1時間、1人1,000円ぐらいの単価で高齢者事業団にお願いしておりましたが、ここの部分が上がっているということで、これに対応して個人の負担金も段階的に上げていくというようなことで対応しておりまして、ここの部分につきましては確かに高齢者等の負担が増えるというふうにはなりますが、今まで100円でできていたものが200円になるということで、ここの部分ご理解をいただきながら市場に合わせた対応していくというような見直しをしていくということでございます。3つ目の高齢者宅前通路の除雪扶助という、ここの部分が個人の方が個人あるいは業者のほうに委託をするということで、家の前の除雪、通路前までの除雪が今まで5万円でできたのが今なら10万円、15万円かかっているというところもあるということで、ここの部分については確かに個人負担金の考え方としては5万円を超えた部分の3分の2を支援する。ただし、支援する額も5万円を上限とするとなっているので、確かにここの部分についての見直し、検討が必要かとは思いますが、いかんせんまず除雪の問題、総体的に検討する必要もあると思いますので、今言ったこの3つの事業合わせて今の実情に合っているのかというのを検討させていただくようなことでお時間いただきたいなというようなところが現状でございます。以上です。

議員の質問 8番 高木直良

2項目めのところに移ります。今課長からもお話ありましたけれども、除雪の総合的な対策ということの一つになるかと思うのです。例えば今まで自分の持っている小型除雪機で家の周りをやるとか、あるいは手押しのママさんダンプを使って人力でやっていると。これは元気なうちといいますか、自分が体力があるうちはやっていますよという方は大勢いらっしゃいます。ただ、だんだん年を取ると小型機械であろうとやはりちょっと危険を伴う。現に北海道、いろいろ事故が報道されております。あるいは、手で作業するのは余計また大変だということで、これは業者さんにお願いするしかないなということで、今まで自分でやっていたのを業者さんにお願いするという方が増えてきていると思うのです。そういった状況の下で、例えば業者さんというのはどなたに、どこにお願いしたらいいのかという場合、もちろんご近所の情報など、そこから情報が入る場合もあります。それから、どの程度のお金がかかるかという情報も事例を見聞きして、情報として得るということがあると思うのですが、ただそういう情報にあまり接していない方が切り替えようというときに例えばこれに関する相談の窓口を町として持つとか、あるいはごく本当に標準、例えばこういう条件だったらどの程度かかりますよとか、そのようなことの情報を提供するという趣旨でいうと、先ほど町長がお答えになった民民に介入するということではなくて、住民のやっぱり生活の安心のための情報ということを町が提供していくということは必要になるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

高木議員おっしゃることよく分かります。ただ、個別具体あれば町でもそこはこういう業者さんがちょうど除雪しているので、ここに声かけたらどうですかみたいな、そういったご案内といいますか、そういう相談にはこれまでも随時乗ってきておりますが、除雪に関しては事業者さんがそれぞれ地域との関係で本当に格安でやられているところもあれば、割とルール的にやられているところもあって、まちまちなのです。それを役場が例えばといって表示してしまうと、やっぱり今までのいろんなことが、その価格に誘導してしまうようなこともいっぱいあるというふうに思います。なかなか難しい、相当難しい課題ではないかと思います。人間関係の中で料金決められているところもそれは当然それぞれの地域であると思いますので、本当に難しいと思いますので、何かいい知恵があれば逆に教えていただければありがたいなと思います。ただ、趣旨はよく分かりますので、その辺また役場内部でも協議して、何かベストな案があるかどうか調査させていただきたいなと思います。よろしくお願いします。

議員の質問 8番 高木直良

確かにいろんな地域の関係、あるいは人間の関係、あるいは土地の状況とか、いろいろ状況がありますので、一律というのは参考とはいっても難しいのだというお答えは分かります。ただ、その上でやはりそういう自力でできない状況の方が増えていくのではないかということについてはぜひ配慮をいただきたいなというふうに思います。ですから、個別であっても相談があれば相談には応じるぐらいの体制はぜひ持っていただきたいというふうに思います。3点目に……よろしいですか、議長。3項目め入ります。3階、4階の高いところの屋根からの落雪には対応をしていますと。ただ、平家の場合は難しいようなお話でしたけれども、状況については同じなのです、起きる現象は。1階の、平家は1階しかありませんけれども、実際に住んでいる、リビングならリビングの目の前の窓、これが塞がってしまうわけです。真っ暗になってしまいます。それから、場合によっては排気筒に、排気筒の位置が悪いためにそこに雪が当たって、排気筒が壊れたという事例も見ております。そういう状況の中でもちろん生活、すぐ明るくしたいから、自分が勤務の後夜になって、暗がりの中で一生懸命スコップでやっているという事例もあるのです。それぞれ努力しているのは間違いありません。それから、お金を出し合って、年1回か2回ですけれども、大型重機が入って、平家の後ろ側にたまった雪を排雪していると、除雪しているという事例も見ています。ただ、それであってもやはり高所からの落ちた雪については町が何らか対応するけれども、平家については対応できないという、その区別というのはよく理解できません。やはり私は全面的に町負担にしてくれということではなくて、例えば年1回であってもやっていただければ非常に住民の方にとってはありがたいのではないかと思いますので、その趣旨でお聞きしておりますが、再度お答えいただきたいと思います。

答弁 都市建設課長 黒瀧敏雄(都市建設課長は2023年3月まで)

高木議員のご質問にお答えしたいと思います。これまでも何度か同じような質問を受けたことはあります。そのときも同じような回答をちょっとさせてはいただいております。先ほどもあったように、特別な事情のある団地、例えば有島団地であったり、あと中央団地のちょっとすり鉢になった地形のところとか、あと西富団地4号棟、あれも雪止めを設けて、ちょっと重みで扉が開かないとか、そういう特別な事情の部分のある団地においては年に1回から2回除雪、排雪させていただいております。確かに高木議員のおっしゃったように、片流れで一挙に雪が落ちてしまうと排気筒が詰まったり、窓が暗くなったりすることも我々担当課としては見ております。ただ、団地の中では個人差はあるのですけれども、常にまめにやっている方もいたり、全くやらない人がいたり、そういう中で行政が全部やってしまうのはどうかなというところで、我々はそういう判断をさせていただいています。ただ、大きな事故とか、あと災害的なことに結びつくようなことがあれば、そのときは必要において経費を補正なり何かさせていただいて、除雪、排雪していきたいというふうに考えておりますので、まずはそこから町は考えたいというふうに思っておりますので、ご理解いただければなというふうに思っております。以上です。

議員の質問 8番 高木直良

特別な事情については配慮して、現行でもやっていらっしゃるということなのですけれども、それでも私の近隣においてはもともとの住宅の構造をそのまま生かして改修した町営住宅ということで、それやっぱり建物の構造自体、町営住宅の構造自体に片流れをずっとそのまま生かしているということによって生じている問題だと思います。そういう意味では、個人の責任ということではなくて、町営住宅の建築的な構造によって生じている問題だということをぜひ配慮していただきたいというふうに思います。

答弁 都市建設課長 黒瀧敏雄(都市建設課長は2023年3月まで)

高木議員の再々質問については、うまくお答えできるかどうか分かりませんけれども、状況を見ながら今後検討していきたいと思っておりますし、あと排気筒の部分については重大な事故につながると思いますので、まずはそういうところから改善するようなことから町としては考えていきたいというふうに思っておりますので、ご理解いただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。

出典:ニセコ町議会 令和5年第2回定例会 2023年3月14日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる