みんなの議会

ニセコ町議会 令和3年第6回定例会 2021年6月22日

「生理の貧困」について

2021年6月22日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が質問し、町長 片山健也、教育長 片岡辰三、学校教育課長 前原功治が答弁しました。

質問者
斉藤うめ子 議員
答弁者
町長 片山健也、教育長 片岡辰三、学校教育課長 前原功治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

通告に従いまして、3件一般質問をさせていただきます。1件目、「生理の貧困」について伺います。コロナ禍で貧困が広がる中、経済的理由で女性が生理用品の入手に苦しむ「生理の貧困」の実態が民間の調査で明らかになりました。これを受けて、日本各地の自治体で防災用に備蓄していた生理用品を配布する取組が広がっています。内閣府男女共同参画局が 2021 年 5 月 19 日時点で把握した情報によると、「生理の貧困」に関わる取組を実施している地方公共団体の数は 255 団体に及んでいます。今年 2021 年 3 月 24 日の道新朝刊によると、政府は 23 日に新型コロナウイルス感染拡大の影響で、孤独や貧困状態にある女性を支援するため、関連する交付金を拡充することを決めた。金銭的な理由で生理用品を買えない「生理の貧困」が問題になっていることを受け、交付金の使途として生理用品の無料配布を加えた。同日の閣議で 2020 年度の予備費から約 13 億 5,000 万円を充てることを決めた。拡充するのは内閣府の地域女性活躍推進交付金とあります。内閣府によると、生理用品や衛生用品については自治体の備蓄分を民間団体に委託して配ったり、新たに購入して公共施設に無12料で置いたりするケースに交付金を使えるとあります。ニセコ町はこの「生理の貧困」をどのように受け止め、どのような措置をとられているのか、町長に伺います。また、児童・生徒の「生理の貧困」は、教育の機会の不平等を引き起こすことと考えられます。様々な要因で十分な生理用品を入手できなかったり、経血が制服などに漏れることへの不安感から、学校を頻繁に休まなければならなかったりすることで、学習の機会に大きく影響する可能性もあります。学校で生理用品を無償提供することについて、教育長の見解を伺います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

生理の貧困とは、経済的理由などから生理用ナプキンなど生理用品を購入できない状況でありますが、ここ数年世界各国で生理の貧困を社会全体の問題ととらえて、解消に向けた取組が進められております。また、日本政府においては去る 6 月 16 日に 2021 年度の女性活躍と男女共同参画の重点方針を定め、その中で生理の貧困は女性の健康や尊厳に関わる重要な課題として位置づけ、内閣府男女共同参画局では地域女性活躍推進交付金のつながりサポート型事業において、地域実情に合わせた多様な手法、アウトリーチというようでありますが、この多様な手法の相談支援や交付金の上限や補助率を通常より引き上げるなどをしております。また、内閣府の子どもの貧困対策では地域子どもの未来応援交付金により支援を行うなど、この問題に対し取組を推進しているところでございます。ニセコ町としては貧困に直面する経済事情においては生理用品の支援をすべきであるというふうに考えており、生理の貧困の解消についてもどのような方策が妥当なものであるのか検討していきたいと考えております。なお、各学校には教育委員会を通じて町での支援は可能である旨を既にお伝えしているところでございます。現在、新庁舎の女性用トイレには生理用品を配置するよう準備を進めているところでありますので、よろしくお願いをいたします。

答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)

各学校には養護教諭等が配置されており、体調不良の場合だけでなく生理のようなことについても、保健室において個々に対応している状況でございます。そのため、今回各学校に聞き取りをしたところ、生理用品の配置について特に学校からの希望はございませんでした。本件については学校が個別に対応するのではなく、地域における方針にのっとって対応すべきものと考えており、学校において独自に生理用品を無償提供することは考えておりませんので、よろしくご理解いただければと思います。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

ただいま教育長が各学校においては独自、独自っていうか教育委員会を通して生理用品を置くということはしてないというお答えだったと思いますけれども、私はですね、学校にこそトイレットペーパーと同様に、必要なときに毎回保健室で、昔から必要なときは保健室へもらいに行くことができたようなんですけれども、そういうことをしなくても各トイレの中に必要なときに使えるような、そういう状況をつくっていただきたいなと思っています。それで、この生理というのはですね、毎月あるものなんですね。生理のある女性にとっては必要不可欠なものです。今、政府が大変前向きな対策をとられていることは伺いましたけれども、今後どういうふうに進められるのか、少し詳しく伺いたいと思っています。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

学校現場のことに関しましては教育長なり担当課長のほうからお答え申し上げます。ただ、これまで学校現場のほうで、現場として置くことについて前向きな回答はいただいていないということでありますので、やっぱり現場の皆さんご理解を得ながら、町としては全面支援をしていくということは言っておりますので、そこは進めたいと思います。ただこれまでも議論の中で何て言いますかね、多様な種類があったり、公共施設に置くといたずらされたりとか、いろいろなマイナスのご意見も現場からはたくさんいただいております。例えば購入券を配布させていただくとか、どんな方策があるか町全体のことも含めて検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

答弁 学校教育課長 前原功治(学校教育課長は2021年12月まで)

町長のほうから学校現場の意見のほうについても今ご答弁いただきましたけれども、我々のほうも各学校のほうともお話をさせてもらっている中で、やはりトイレに置くことに関しての管理上の問題という部分は、学校側では非常に気にされているというところがございます。いたずらをされるんじゃないのかとか、衛生上どうなんだ、要するにそこらも含めて全部管理が行き届くのかというところをやはり非常に心配をされています。現状といたしまして、先ほど議員も言われておりましたが、保健室のほうで先生が個別にきちっと対応していただいていると。その中で現状学校においては、特段課題というか何かそういうものがあるという状況ではないというふうにお聞きをしているとこでございます。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

町長からは全面的に支援をするという答弁をいただいたんですけれども、学校現場のやり方ですけれども、各自治体によって違うことはわかりますけれども、私はもう少し生徒を信頼してですね、先ほど申し上げたようにトイレで自由に使えるようにするとか、それから少なくとも小中高、女子生徒が直ちに無償で使えるようにしていただきたいというふうに思っています。ニセコ町の人口形態ちょっと町民生活課からいただいたんですけれども、5 月 30 日現在なんですけれども、生理が早い子は 10 歳ぐらいから始まって、14 歳までは 89 人、それから 15 歳から19 歳まで 83 人、小中高の生徒ですね、それ全部入れると 172 人、女子生徒がですね。これ 1 人 1か月間平均的にみて 1,000 円とすると 1 年間で 200 万円ほどになるんです。これ決して、この小さな自治体としてはそんなに金額は少なくはないと思うんですけれども、先ほど言ったように国が交付金をどんどん出すということを約束しているので、それを活用されるかと思いますけれども、私はまず学校現場でですね、それを直ちに実行していただきたい。新聞にも載っていると思いますけれども、先ほど申し上げたようにトイレットペーパーと同じように各トイレの中に自由に使えるように置いておくとか、そういうふうにしているところも写真つきで出ているんです。先ほど前原課長がいたずらされたりいろんなことっていうことは、まだしていませんのでね、実行されていないと思うので、どういうことが起こるかわかりませんけれども、最初からそういうことを前提に考えるのもちょっと残念だなという気がしました。それで、これは私の考え方ですけれども、年齢適齢 20 歳から 54 歳までの女性の数は 1,066 人、この方々全部に無料配布するということになると大変な額になりますので、本当に困窮して困っている方に要望というのがあれば、それを配るという、先ほど町長もちょっとおっしゃったかと思うんですけれども、そういうやり方で必要な方に配布していただくというやり方で進められてもいいのではないかなというふうに思っています。それぞれ生理用品もね、いろんな形があって、私も先14日ホーマックに行って生理用品のコーナーをいろいろ見てきたんですけれども、結構生理用品って高いんですよね。これ本当に倹約しているのは 500 円、全国のデータですけど 500 円から 3,000 円ぐらいまでってなっているんですけど、その真ん中をとって平均 1,000 円としているんですけれども、1 か月で 1,000 円でもぎりぎりかなっていう感じがしたんです。平均これはあくまでもナプキンの値段ですから、そのほかにそこに関わるですね、ショーツだとか頭痛だとかおなかが痛いとか、そういうことで関わる生理用品もたくさんありますので、その辺のところは生理用品といってもそういうことも、女性が活躍するのに関わってくることですから、その辺のところはどのように考えられているのか、再度伺いたいと思います。

答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)

学校のほうの配置ということにつきましては、先ほど町長のほうからの答弁にありますように、町として全面的な支援をするということでございます。ただ、前原課長からも説明がありましたけれども、やはり種類もいろいろありますし、学校としても学校にとって 1番対応としてありがたいというようなかたちになる方策を、学校と十分連携した上で対応を考えていきたいというふうに思っておりますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。

出典:ニセコ町議会 令和3年第6回定例会 2021年6月22日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる