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ニセコ町議会 令和元年第5回定例会 2019年6月21日

高齢者住宅の建設計画とモデル地区集合住宅建設計画の関係について

2019年6月21日、ニセコ町議会の一般質問で、高木直良議員が「高齢者住宅の建設計画とモデル地区集合住宅建設計画の関係について」質問し、町長 片山健也、建設課長 高瀬達矢が答弁しました。

質問者
高木直良 議員
答弁者
町長 片山健也、建設課長 高瀬達矢

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 8番 高木直良

3件目であります。高齢者住宅の建設計画とモデル地区集合住宅建設計画の関係について。平成24年の3月定例会で青羽議員が、それから27年の9月定例会では篠原議員が一般質問で高齢者住宅やサービスつき高齢者住宅に関しての質問をされております。私は、平成29年度、2017年度に策定されたニセコ町住生活基本計画、これに沿って質問をさせていただきます。住生活基本計画の根拠になっているのは、2006年度、平成18年度に国が定めた住生活基本法にございます。ここでは、全ての人が健康で文化的な生活を送ることができるよう、住宅から派生する住居サービス全体に着目すると。つまり戸数を賄うということから質のところに着目する。住居サービス全体に着目したということについて私は評価しております。ニセコ町住生活基本計画においては、ニセコに住みたい、住み続けたい人がゆとりを持って暮らせる持続可能な住生活の実現に向けてということで計画が書かれておりまして、決めるに際しましては住民あるいは事業者、さらには建築、住宅にかかわる従事者などからもアンケートをとっております。それから、町のその他の計画などいろいろ総合的に検討して、新たな住宅政策の方向性というのを取り上げてできた計画であります。非常に全体を網羅した総合的な計画であるというふうに評価いたします。そこで、この住生活基本計画における高齢者向け公営住宅の整備、これの具体化として本年度予算化されておりますのが新たな町営住宅を整備する基本計画の発注であります。委託発注です。一方、SDGsニセコ生活モデル地区事業においては、事業構想がありまして、その主な施策内容の中には町全体で高齢者転住や混住シミュレーションということをうたっております。そこで、この高齢者公営住宅とモデル地区の共同住宅建設との関連性について伺います。2番目に、町営住宅居住の高齢者世帯のうち、何世帯が今現在ミスマッチということになっているのか。平成24年の議会でのやりとりの中では71戸とされております。新たな基本計画において、高齢者公営住宅は全体で何世帯分を予定しているのでしょうか。3番目に、本年度の町政執行方針にありますサービスつき高齢者住宅は、これは文章を読む限りでは公営で建設すると理解しておりますけれども、それでよろしいか。そして、何世帯分を想定しているか。4番目に、モデル地区共同住宅の入居者を150人と推定するということがこれまでの文書に書かれておりまして、これは150人の高齢者の住みかえを想定したというふうに解釈してよろしいかどうか伺います。それから、5番目に、ミスマッチあるいは生活不安などを解消するための住みかえ促進と、そのためには専門の組織、人材が必要であると思いますが、いかがでしょうか。そして、これらの業務にかかわる業務量というのはどの程度を考えていらっしゃるか。実は、先ほど申し上げました住生活基本計画のまとめの中の34ページのところでは、ミスマッチ解消のため個別に対応し、これまで3件の移転を実施というふうに書いてあります。これは、先ほど紹介しました79件のミスマッチから見て移転というふうに成立したのは3件というふうに読めるのですけれども、それでよろしいかどうか。これらにかかわって担当された方はご苦労があったと思うのですけれども、業務量というものをどの程度見込んでいるかをお聞きします。それから、6番目には、長寿命化計画がありまして、この長寿命化のために改善工事が年次ごとに行われてまいりますけれども、その場合階段の手すりを利用した、よく家庭で高齢者で歩くのが不自由、腰が痛いという方のための椅子式昇降機というものがありますけれども、これを例えば改修、改良のときに設置するということは検討できないでしょうか。以上であります。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

それでは、ただいまの質問にお答え申し上げます。住宅建設に関してまず1点目でありますが、高齢者公営住宅とモデル地区の共同住宅の関連性ですが、新たな団地の整備につきましては、現在町営住宅に入居している方のミスマッチ対策として、3LDK及び3階以上にお住まいの単身高齢者と狭い居室、65平米以下に5人以上でお住まいの子育て世代に対する町営の福祉住宅という形で整備をする方針でございます。モデル地区での共同住宅は、省エネ性能の高い集合住宅を整備することとし、民間投資による住宅と町営住宅の混合した団地になることも想定をして計画をしているところでありまして、どちらにいたしましても連携して計画を進めていく所存でございます。次に、2点目のミスマッチ対象者でございますが、65平方メートル以上の3LDKにお住まいの単身高齢者が現在26世帯、3階以上、これは1階が車庫という場合もありますが、3階以上にお住まいの単身高齢者が6世帯、合わせて32世帯がミスマッチ対象ということで考えてございます。基本計画における世帯数につきましては、土地利用計画や居住面積など、計画策定委員会を設置し、多くの方のご意見をいただきながら整備計画をまとめたいと考えております。整備する戸数については、今後検討委員会で検討してまいるという考えでございます。3点目に質問されましたサービスつき高齢者住宅は、現在のところ町で建設する予定でございます。ただ、もし民間からのよい提案などあれば、官民連携など、そこは柔軟に対応していきたいというふうに考えているところでございます。世帯数は、先ほど答弁したとおり、今後の基本計画策定の中で整備世帯数というものを決めてまいりたいと考えております。4点目のモデル地区の入居者数につきましては、子育て世帯から高齢者までの入居を幅広く想定したものというふうに考えております。次に、5点目の住みかえ促進のための専門組織と人材でございますが、現行の町営住宅入居者選考委員会や福祉関係者などと協議をしながら、ミスマッチ解消に努めていきたいというふうに考えており、このための新たな組織というのは現在考えておりません。また、業務量につきましては、かなり大きいというふうに思っていますが、できるだけ民間の皆さんのお力、事業者の皆さんのお力や協力を得ながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。6点目の椅子式昇降機の設置でございますが、住宅環境の改善策として有効であるというふうに考えておりますが、安全性の確保、運用方法や設置に係る経費というのも大変多額になるなど課題も多いことから、当面は1階への住みかえ誘導策というのを検討して進めてまいりたいというように考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

答弁 建設課長 高瀬達矢

ただいまの高木議員のご質問にちょっと補足させていただきますが、先ほど平成二十何年でしたか、79戸のミスマッチというようなことで、今回32世帯ということで結構数に隔たりがあると思いますが、恐らく当時のものについては2LDK、3LDKにお住まいの単身世帯、直近で調べましたところ、2LDKに単身で35人、3LDKが46人で81名、単身である程度の部屋に住んでいる方がいらっしゃるということでございます。今回町長から答弁させていただいたのは、一定の3Lの面積も大きいところということで、3Lでも2Lでも面積が小さい方もいますので、その部分については5年前に作成した長寿命化計画の中で精査して、発表させていただいているところでございます。そのほか、ミスマッチとしては子育て世帯で現在のところ65平米未満の部屋にお住まいになっている方が直近の調べだと6世帯いらっしゃるというような形です。それから、2点目なのですけれども、住生活計画の中でミスマッチの3件ということで、それはそのとおりということで、私がこの業務に携わって2年たちまして、その中では1件だけミスマッチが解消されたということで、業務量といいますか、これについてはそこに入居したい人と出るタイミング、このタイミングが合わないとなかなか移動できないと。ニセコ町の場合、皆さんご承知のとおり公営住宅は常に満杯状況であるものですから、戦略的になかなかできないなということで、今回単身の専用の住宅がある程度の戸数できれば、あいたところに5人家族、4人家族の子育て世帯の方が住宅に入れるというようなことも今後は戦略的にもう少しいきたいなというふうに思っております。以上です。

議員の質問 8番 高木直良

今お話がありまして、ちょっとわかりにくいのは、課長からお話ありましたのは81世帯、町長からは32世帯というところがいまいちわからないところがございます。それで、私が思いますのは、いずれにしましても相当数の世帯がございます。先ほど今後新しい事業については委員会などを設けて広く意見を聴取しながら進めますということでありますが、その中には多世代にわたる世帯の方の住居を新しく町営住宅なり共同住宅で賄っていくというふうに思います。そういうふうに聞いたわけですけれども、住みかえとかミスマッチの解消というところに着目した場合に一体どういう方向で、全体像というのがよく見えないのです。あるいは、どういうステップでやっていくか。私この基本計画から実際に建設されて入居になるまでに、まだ3年ないし4年ぐらいはかかるのではないかというふうに思います。そういう意味では、全体の転居、今新しいものが建たない間も含めてミスマッチの解消という努力をされるのだと思いますけれども、1つは、先ほど町長のお答えの中で行政の中に新しく組織はできないというお話でしたけれども、先ほども紹介しました3件の実績しかないのです。課長からお話がありましたように、あかなければそちらに移行できないと、それは新築のものがない限りはそうですよね、そういうふうになければいけないと。そのためのいろんなお話し合いとか、今住んでいる方がもし移るとしたらといういろんな心配があるわけですけれども、それに対して行政が責任持ってかかわっていくと、そのためには相当の業務量に私はなると思うのです。先ほど言った80にしろ30にしろ、かなり大きな数だと思っています。だから、そこを民間のボランティア的なところに頼るというわけには私はまいらないと思います。専用窓口がきちっと人員を置いて、自分の仕事は年間を通してこれであるというぐらいに取り組まなければ、私は実現ができないのではないかと思っています。四、五年後に新しく移る先ができたと仮定しても、恐らく高齢者でかなり足腰が弱っている方を全てそちらに、新しいところに移すということが描けるかどうかです。描けない場合は、今住んでいる場所に対して先ほど私が最後に申し上げた椅子式昇降機などの設置の検討も必要になってくるのではないかというふうに思っています。ですから、そういうものはもう必要なくなるというプランがきちっと描けるのかどうか、今後高齢者がふえていく、新しくできた住宅に移ることによって現在の住宅にあきができるけれども、高齢者はふえていくと、あるいは低所得者はふえていくという中で、本当にうまくスムーズに全体が描けるのかどうかということを危惧しております。ですから、全体像ができるだけわかるような、町民に対しても入居者に対しても説明のつくわかりやすい資料なども必要ではないかというふうに考えます。基本計画をつくっていく過程でいろんなアンケートもされるというふうに言われておりますので、ぜひともいろんな方からの意見を聞くと。共同住宅のほうは、町営住宅に住んでいる方だけではなくて、いわゆる一般の市街地に住んでいる一軒家、かつてはお子さんたちがいて割と広い2階建ての住宅が今現在はお子さんたちも外へ出られて、高齢者夫婦だけで住んでいる、あるいは単身で住んでいるという、そういう町場のといいますか、市街地なり、そういうのを含めてですが、公営住宅でない方の不安を解消するための共同住宅でもあると思います。それらに対して丁寧にスムーズに安心に移行できるような、そういう意味でも専門スタッフが必要ではないかというふうに思いますので、ぜひご検討いただきたいと思います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいまのご質問にお答え申し上げます。実際の運用に当たっては、おっしゃるとおり専門スタッフが必要ではないかというのは、それは状況を見てまた判断してまいりたいと思っております。我が町の大きなご高齢の皆さんに対する課題としては、これまで特別養護老人ホームがあり、グループホームがありました。しかし、最近ご高齢の皆さんは、自分のことは自分でできるのだけれども、3食つくるのが大変苦痛だという方が多くおられまして、そういった方への段階的なフォローというのがこのサービスつき高齢者住宅をつくることによって一定程度解消できるのではないかということで、ふやしてまいりたいという考えを持っております。全体像からいえば、我が町今400の公営住宅、世帯分持っておりますけれども、当該自治体の総世帯数から見る公営住宅の占める割合というのは相当実は高いわけでありまして、そこはこれまでもできるだけ民間の皆さんにご協力いただいて、集合住宅を一定程度つくってほしいということでこれまできております。現在もまだまだ住宅が足りないという状況でありますので、今般の検討委員会の中ではこういった全体の将来的な世帯数も視野に入れつつ、どこまで公共として整備すべきかという点の戸数を洗い出して決めていきたいというふうに考えておりまして、それらのニセコ町全体の全体像というのは大変重要だと思っておりますので、今後の人口の伸び、世帯の状況、現在の開発に当たっての進出企業等の状況なども加味しつつ、見える形にしていきたいなというふうに考えております。あと、戸数等、先ほどで誤解等あったら困りますので、詳細は担当課長のほうからご説明申し上げます。

答弁 建設課長 高瀬達矢

ミスマッチの戸数の関係ですけれども、長寿命化計画、ことしまた見直しをするのですけれども、その中の定義では単に2LDKだから広いとかという定義でなくて、先ほど町長から答弁あったように、65平方メートル以上の3LDKを拾っていること、それから先ほど言ったように3階相当、1階が車庫の場合も含めるということで、3階相当の世帯数を含めているということで計画をまとめているところでございます。高木議員から出た79というのは、恐らく2LDK、3LDKにお住まいの単身高齢者を単純に人数として拾った数値をその時点で申し上げたのかなということでございますので、それを加味して定義的に町長からお話しさせてもらったのは65平米以上の3LDKにお住まい、これが26世帯、それから3階以上の高いところにお住まいの方が6世帯いるということで、32世帯ということで答弁したところでございます。以上です。

議員の質問 8番 高木直良

説明についてはわかりましたけれども、3階以上の高齢者ということなのですが、今お話ありましたように3階といっても、車庫がありますと実際の階段数というのは4階分なのです。大体四十七、八段の階段になります。ですから、3階に住んでいればもちろん大変ですけれども、2階でも1階でも場合によっては、症状によっては本当につらい思いをして毎日の生活で上りおりするという事態が生じております。確かに全体で住みかえがスムーズにいって、それらの方が平家の1階に移るということが全部できたら、先ほど私が提起したような昇降機などは要らないと思いますけれども、私はかなりの部分、かなりの期間そういう方が、1階といっても2階ですね、1階、2階、3階と、そういう部分に住まわれるケースがあると思うのです。ですから、その場合に対応する何かいい手はないかと思って、椅子式昇降機というものができるのではないかなと思いました。カタログなどを見ますと、一般家庭の直線部分の昇降機は40万円程度からできるというふうに書いてあります。今はらせん状に階段の手すりに沿って、2階に行く場合も直線だけではなくてカーブで行けるという器具もございます。それらも含めて、1カ所当たり仮に3階まで4階分行くとしても200万円から300万円ぐらいの間で可能ではないかと、これは私の推測ですけれども、そういうこともありますので、検討対象にぜひしていただきたいというふうに希望を申し上げます。

答弁 建設課長 高瀬達矢

ただいまの昇降機の関係でお答えしたいと思います。高木議員からご質問があって、うちの建築の担当の係長に即調査するようにという指示を出しました。その内容でございますけれども、いずれもうちの公営住宅の共同部分の階段の幅については、75センチ以上あれば建築基準法では設置できるということで、これについてはクリアしているのかなということでございます。ただ、実際に結構コンパクトなものをちょっと見てみたのですけれども、うちの階段1メーターくらいあるのですけれども、65センチぐらい設置にレールと装置でかかっているのですけれども、そうすると下から例えば3階まで上がるのに、スピードも決められておりまして、約4分から5分ぐらい上までかかるのかなと。そうすると、上にいる人が途中で交差することが非常に危険な状態なのかなと。直線部分ではまず交差、足の部分が出るものですから、できないかなと。踊り場のところのコーナー、コーナーでぎりぎりできるかもしれないけれども、安全性にはちょっと課題があるのかなということで今現在のところ見てございます。あと、運用面で自動的に常に1階に戻るというような設備もあるようなのですけれども、3階の人はそこからリモコンで呼ぶのですけれども、利用者全員に鍵とかリモコンとか、そのものを渡さないとできないような状況であります。あと最後に、経費部分で、これは実際に見積もったわけではございませんが、ある都会のほうの昇降機に関するワーキンググループが検討した報告書、2年くらい前のものですが、おおよそ3階、4階部分で400万円から500万円程度かかるのではという報告がありまして、それを見ますと経費的にも割とかかるものなのかなという印象で現在きているところで、当分もう少し今まで以上に1階があいた場合上の方に声をかけるとか、そういう戦略的なミスマッチの解消も必要なのかなということで今考えているところです。以上です。

出典:ニセコ町議会 令和元年第5回定例会 2019年6月21日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる